JPH0499204A - アルミニウム合金製回転ギヤポンプ用部品の製造法 - Google Patents

アルミニウム合金製回転ギヤポンプ用部品の製造法

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JPH0499204A
JPH0499204A JP21082390A JP21082390A JPH0499204A JP H0499204 A JPH0499204 A JP H0499204A JP 21082390 A JP21082390 A JP 21082390A JP 21082390 A JP21082390 A JP 21082390A JP H0499204 A JPH0499204 A JP H0499204A
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JP
Japan
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aluminum alloy
powder
gear pump
rotary gear
parts
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Application number
JP21082390A
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English (en)
Inventor
Kiyoaki Akechi
明智 清明
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Sumitomo Electric Industries Ltd
Original Assignee
Sumitomo Electric Industries Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野) この発明は、加熱され、急冷凝固されたアルミニウム合
金粉末を直接金型に充填して熱間鍛造するアルミニウム
合金製回転ギヤポンプ用部品の製造法に関するものであ
る。
(従来の技術〉 従来2回転ギヤポンプ用部品であるドリブンギヤやドラ
イブギヤはともに同種の鉄系材料よりなるものが多く用
いられている。
しかしながら、これら鉄系材料よりなる部品を用いた回
転ギヤポンプでは運転時における騒音及び動力損失の大
きいことが難点であった。
そこで本出願人は、さきに上記した騒音及び動力損失を
低減させるために、アルミニウム合金等の軽合金を用い
た回転ギヤポンプ用部品について提案しく特開昭60−
428983号)、またアルミニウム合金を用いた部品
の場合に、軽金属製ポンプケースとの摺動特性を良好に
するために、急冷凝固されたアルミニウム合金粉末の押
出材や粉末成形体を熱間で鍛造する、いわゆる粉末鍛造
材を用いた回転ギヤポンプ用部品について提案した(特
開平2−169881号)。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかしながら、上記したようにこれまでの粉末押出法で
はニアネットシェイブ押出しができ、特性的に満足でき
ても、押出法であるために歩留りが低いというコスト上
の問題があった。即ち、粉末押出法では1ビレツトから
押出材を作製するとき、その頭部は密度上昇が不足し、
残留気孔があるために、除去しなければならず、またデ
イスカートと呼ばれる押しカスが生じるため、押出材の
歩留りは最大でも90%どまりである。
しかも、得られた長尺の押出材を所定のギア厚さに切断
すると、切粉が発生し、ここでも歩留りが約10%悪化
する。
更に、中空押出しは技術的に難しく、また外径精度は長
尺押出材の頭部と厚部を一定とすることが難しく、後の
加工しろを小さくすることが困難である。
又、粉末鍛造法の場合には、室温での粉末成形時にギヤ
のような形状のものを得る場合、ダイス壁との摩擦が大
きいので、ワックスを粉末に混合してダイスとの焼付防
止や成形性の向上を図っている。
しかし、脱ワツクスの雰囲気調整が難しいこと、混合工
程、脱ワツクス工程でコストが高くなるという問題があ
る。
〈課題を解決するための手段〉 本発明者は上記に鑑みて、精度よく、しかも低コストで
歩留りのよいアルミニウム合金製回転ギヤポンプ用部品
を得るべく、その製造法について検討した結果、この発
明に至ったものである。
即ち、この発明は加熱したアルミニウム合金粉末を直接
金型に充填して熱間鍛造することを特徴とするアルミニ
ウム合金製回転ギヤポンプ用部品の製造法を提供するも
のである。
〈作用〉 以下、この発明の詳細な説明する。
第1図は回転ギヤポンプの一例として内接型トロコイド
歯形ポンプの平面図を示したものである。
この回転ギヤポンプはドライブシャフト1によりドライ
ブギヤ(インナーローター)2が駆動され、その駆動に
つれてドリブンギヤ(アウターロークー)3が駆動する
のである。
このドリブンギヤ3はポンプケース4内に作られたスペ
ースに入っており、ドライブギヤ2、ドリブンギヤ3の
回転により流体が吸込口(図示せず)から吸い込まれ、
吐出口より吐出される。
先ず、アルミニウム合金粉末は表面に酸化皮膜が存在す
る。これはH2やGOなどのガスによっては還元するこ
とができない。しかも、その表面酸化皮膜は大気中の水
蒸気と反応して水酸化アルミニウムになったりして結晶
水を含んだり、吸着水を有している。
従って、粉末の加熱に際しては雰囲気の調整、特に水蒸
気量、即ち露点の管理が重要である。
露点の高い雰囲気で加熱したものの強度は低い。
又、酸素による酸化の影響も無視できないので加熱雰囲
気としては酸素のないN2、Ar、 Heなどの不活性
ガスで一10℃以下の露点の雰囲気が望ましい。
粉末の加熱は粉末の塑性変形のし易さ、またそれに伴う
酸化皮膜の破壊と粉末同士の結合の強さに関係している
ので、300℃以上、望ましくは400〜530℃での
加熱温度が必要である。
Si、 Cu、 MgなどMの液相線温度を下げる元素
が入っているので、それ以上の温度での粉末の鍛造も不
可能ではないが、鍛造時に溶けた液滴が噴出したりする
ので、安全上問題がある。
また、300℃以下では粉末は結合しにくい。
粉末の加熱は試作的には一定量の粉末をアルミニウム缶
に入れて雰囲気調整された加熱炉で加熱する。次いで、
この加熱粉末5をアルミニウム缶から第2図の鍛造金型
6内へ充填する方法がある。またロータリーキルンのよ
うな方式で連続的に加熱して鉄の粉末成形の自動給粉と
同じ方式により金型に充填する方法がある。
アルミニウムの場合、鉄に比べると温度が低いので使用
する管などのステンレスも十分使用に耐えることができ
る。
ただ、アルミニウム粉は粉塵爆発の恐れがあるのでアー
スをとるとか、防爆構造にするとかの安全上の配慮は必
要である。
第2図の製造工程における金型6はその内面に黒鉛、M
o5t、BNなどの離型剤の1種を塗布してお(ことが
好ましい。また金型6の加熱温度は150℃以下では鍛
造品の表層部に気孔が残り、500″C以上では焼付き
が激しいので150〜500℃の範囲が適当である。鍛
造時の圧力としては4ton/Cm”以上が必要である
。第2図中、7.8.9は鍛造プレスにおける上パンチ
、下パンチおよびコアロッドである。
この発明で使用するアルミニウム合金粉末としては10
0℃/sec以上の冷却速度で急冷凝固した粉末、−4
2メツシユより細かいアトマイズ粉末、機械的合金化法
(メカニカルアロイング)で得た粉末を用いることがで
きる。
又、アルミニウム合金粉末の組成としては、■ Si 
8〜42%、Fe、  Co、Ni、  Mn、 Cr
、  Moのうちの1種以上が0.5〜10%、残部M
■ Sl 8〜42%、Cu、0.5〜5%、Mg0.
2〜2%、残部静 ■ Si 8〜42%、CuO,5〜5%、Mg0.2
〜2%、Fe、 Co、 Ni、 Mn、 Cr、 M
oのうちの1種以上が0.5〜10%、残部層 などがあるが、これらの限定されるものではない。
〈実施例〉 以下、この発明を実施例により詳細に説明する。
一42メツシュの空気アトマイズ合金粉末(A1−17
%Si −5%Fe−2%Ni) 75gを加熱装置(
図示せず)中のM缶に入れ、第1表に示す各種雰囲気中
で450℃、2時間の加熱を行なった。その後得られた
加熱粉末5を第2図に示すMoS2離型剤を塗った20
0℃の金型6内に装入し、油圧プレスにて30mm/s
ecの速度で圧力6t/cm2にて外径80φ、内接円
60φ、高さ15mmの第1図の3に示すようなドリブ
ンギヤ形状に鍛造した。
尚、上記において、離型剤を用いない場合や離型剤が不
十分な時には表面に焼付きが生じた。
又、第1表に示す何れのガス雰囲気でもドリブンギヤ形
状の鍛造は可能で真密度に達しており、径方向の寸法は
±0.05に納まっていた。
しかし、露点が高いと鍛造材の抗折力は低下した°  
     第 1 表 (発明の効果) 以上説明したように、この発明の製造方法は工程が単純
であるため、ドリブンギヤやドライブギヤ、さらにはケ
ース、カバーなどの回転ギヤポンプ用部品の製造方法と
して最適であり、粉末の自動秤量ロボットによる装置い
取出し等を組み合わせることにより省力化が計れると共
に、高さ方向の寸法バラツキも減り、サイジングにより
径方向の精度をもっと高めることもできるし、後の仕上
げの機械加工の加工代も低下し、材料歩留りが飛躍的に
向上し、通常の鉄系焼結部品と同等の性能を備えている
のである。
【図面の簡単な説明】
第1図は内接型トロコイド歯形ポンプの平面図、第2図
はこの発明の回転ギヤポンプ用部品の製造に用いる鍛造
金型の断面図である。 1・・・ドライブシャフト  2・・・ドライブギヤ3
・・・ドリブンギヤ    4・・・ポンプケース5・
・・加熱粉末      6・・・金型7・・・上パン
チ      8・・・下バンチ9・・・コアロッド

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)加熱したアルミウム合金粉末を直接金型に充填し
    て熱間鍛造することを特徴とするアルミニウム合金製回
    転ギヤポンプ用部品の製造法。
  2. (2)アルミニウム合金粉末が100℃/sec以上の
    冷却速度で急冷凝固した粉末である請求項(1)記載の
    アルミニウム合金製回転ギヤポンプ用部品の製造法。
  3. (3)アルミニウム合金粉末が−42メッシュより細か
    いアトマイズ粉末である請求項(1)記載のアルミニウ
    ム合金製回転ギヤポンプ用部品の製造法。
  4. (4)アルミニウム合金粉末が機械的合金化法によって
    得た粉末である請求項(1)記載のアルミニウム合金製
    回転ギヤポンプ用部品の製造法。
  5. (5)回転ギヤポンプ用部品がドリブンギヤ、ドライブ
    ギヤである請求項(1)〜(4)記載のアルミニウム合
    金製回転ギヤポンプ用部品の製造法。
JP21082390A 1990-08-08 1990-08-08 アルミニウム合金製回転ギヤポンプ用部品の製造法 Pending JPH0499204A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0907023A1 (en) 1997-10-03 1999-04-07 Sumitomo Electric Industries, Ltd. Sliding member made of sintered aluminum alloy and oil pump
JP2012092381A (ja) * 2010-10-26 2012-05-17 Sumitomo Electric Sintered Alloy Ltd 焼結部品のサイジング方法
US10765978B2 (en) 2015-05-15 2020-09-08 Jnc Corporation Filter

Cited By (4)

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