JPH0498883A - シリコンを用いたサーモパイル装置 - Google Patents

シリコンを用いたサーモパイル装置

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JPH0498883A
JPH0498883A JP2216422A JP21642290A JPH0498883A JP H0498883 A JPH0498883 A JP H0498883A JP 2216422 A JP2216422 A JP 2216422A JP 21642290 A JP21642290 A JP 21642290A JP H0498883 A JPH0498883 A JP H0498883A
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thermopile
silicon
radius
electromagnetic wave
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JP2216422A
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Mitsuhiko Goto
光彦 後藤
Tomoshi Kanazawa
金沢 智志
Hikari Sakamoto
光 坂本
Kazuhiko Kawamura
和彦 河村
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Nippon Steel Corp
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば赤外線等のセンサとして用いて好適な
、シリコンを用いたサーモパイル装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、単結晶シリコンを用いたサーモパイルとしては、
p型シリコンストリップとアルミニウムストリップとを
用いたものが報告されている(G。
D、 N1eveld、 ”Thermopiles 
Fabricated Using 5i1icon 
 Planar  Technology  、  5
ensors  and  Actuators、 V
ol、3. (1982/83) pGl、179−1
83)。このサーモパイルは、n型単結晶シリコン内に
形成された10[μm)Xl、5(■] (マスク寸法
)の形状を持つp型シリコンストリップと、その上部に
形成された酸化シリコン膜でこのP型シリコンストリッ
プから絶縁されたアルミニウムストリップとを直列に接
続してなる熱電対を多数用いた構造である。比抵抗が5
X10−”(Ω口〕のP型シリコンストリップを持つこ
のサーモパイルの熱起電力は、熱電対を152対直列に
接続したもので76(mV/K)得られ、内部抵抗値は
250(kΩ〕である。
このように、サーモパイルの熱電対としてp型シリコン
ストリップとアルミニウムストリップとを使用した場合
、サーモパイルの出力である熱起電力への双方の材料の
寄与を比較すると、P型車結晶シリコンのゼーベック係
数は、そのドーピング濃度にも依存するが、その値はほ
ぼ450〜1600〔μV/K)をとるのに対し、アル
ミニウムは−1,7〔μV/K)程度となり、熱電対の
出力感度に対するアルミニウムの寄与は相対的に極めて
小さい。従って、サーモパイルの出力を大きくするには
、アルミニウムを大きなゼーベック係数を持つ別の材料
に代える必要がある。
アルミニウムに代わる他の材料の候補としては、上述の
大きなゼーベック係数を持つ単結晶シリコンが挙げられ
る。熱電対としての条件は異種金属であることであるが
、これは単結晶シリコンの導電型を逆にすることで満足
させることができる。
単結晶シリコン基板を利用した従来のシリコンサーモパ
イルの概要を第6図に示す。同図において、11は例え
ばp型の単結晶シリコン基板、12はこの単結晶シリコ
ン基板11上に成長させた本例ではn型のシリコンエピ
タキシャル層、13はこのシリコンエピタキシャル層1
2の表面に形成された二酸化シリコン等の絶縁層である
。14はシリコンエピタキシャル層12中に形成したp
型拡散層からなる第1導体層、16は絶縁層13上に形
成したn゛型拡散層からなる第2導体層である。第1及
び第2導体層14及び16は各々複数本あり、各々の一
端同士及び他端同士がアルミニウム等の金属層17によ
り接続されている。これによって、これらの直列接続さ
れた第1及び第2導体層14及び16からなる熱電対が
複数個ジグザグ状に直列接続されたサーモパイルが構成
されている。
第7図はこのサーモパイルにおける第1及び第2導体層
14及び16のジグザグ状直列接続状態を模式的に示し
たものである。これらの第1及び第2導体層14及び1
6の一端は温接点、他端は冷接点となり、温接点側に二
酸化シリコン等の絶縁層18を介して、例えば合焦であ
る電磁波吸収体層19が形成されている。
第2導体層16はシリコン、それも単結晶シリコンであ
るのが熱起電力の点では好ましいが、それに限られるも
のではなく、製造上の容易さからは多結晶シリコン又は
アモルファスシリコンでもよく、更に簡単には、金属層
17と同じ例えばアルミニウムでもよい(但し、この場
合は熱起電力はほぼ半減する)。
このサーモパイルにおいては、電磁波吸収体層19に電
磁波、例えば赤外線を投射すると、この電磁波吸収体層
19はそれを吸収して昇温し、サーモパイルの温接点側
温度が上昇する。これによって冷接点側との間に温度差
が生じ、熱起電力を生じる。
第1及び第2導体層14及び16の配列形状は、例えば
第8図や第9図に示すようなものであってよい。第8図
は第1及び第2導体層14及び16を放射状に配置した
例を示す。この場合、中心側が温接点、周辺側が冷接点
で、中心に電磁波吸収体層19が配設される。20.2
1はこのサーモパイルの引出線端子である。第9図は第
1及び第2導体層14と16を互いに平行に、そして全
体としては十字形に配置し、その中央に方形の電磁波吸
収体層19を設けたサーモパイルを示す。なお、第8図
及び第9図において、22はアイソレーション用の拡散
層である。
また、シリコン以外の材料を用いた例として、インジウ
ムアンチモンとテルルを2つの導体層として用い、熱伝
導率の低い絶縁膜上に放射状にジグザグ直列接続し、中
心に電磁波吸収体層として円形の全黒を配設した円形サ
ーモパイル(久森文詞、宿谷正典、「サーモパイル」、
センサ技術、Vol、7 (1987) pp、75−
79)や、2つの導体層を互いに平行にそして全体とし
ては十字形に配置し、その中央に電磁波吸収体層として
方形の全黒を配設した正方形サーモパイル(三上勝弘、
木村親夫、関向修−「サーモパイル赤外線センサ」、電
子材料、Vol、19 (1980) pp、9B−1
02)も報告されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
光・赤外線センサの重要な特性の一つに検出能(D”で
表す)があり、検出器面積の平方根と感度の積を雑音密
度で除したもので表される。この検出能は、どのくらい
弱い光・赤外線パワーをセンサが検出できるか、言い換
えれば、センサの入射パワーに対するS/N比(信号雑
音比)や分解能を表すものであり、ひいては、これらの
センサを用いた、例えば、放射温度計や熱赤外画像撮影
装置などの応用機器システムの温度分解能や測定温度範
囲を決める重要な特性であり、この値は大きいほどよい
。この検出能の値を大きくするには、大きなチップのサ
ーモパイル装置を作ればよいが、大きなチップの素子を
作ると、結晶欠陥などの発生確率が高くなり、歩留が低
下し、ひいては、価格が高くなることにつながる。従っ
て、チップを大きくせずに、検出能の値を大きくする必
要がある。しかしながら、従来のサーモパイル装置では
、限られた大きさのチップの中で検出能を大きくするた
めの考慮がなされていなかった。
本発明は、チップの大きさを与えられた条件下で最大限
の検出能を持つサーモパイル装置を提供しようとするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の請求項1に記載した発明は、シリコンを用いた
サーモパイル装置において、 シリコン基板上に形成された第1導電型のシリコンエピ
タキシャル層中に形成された第2導電型の第1導体層と
この第1導体層上に第1絶縁層を介して形成された第2
導体層とを直列接続してなる複数の熱電対が交互に折れ
曲がって温接点側の所定の中心のまわりに放射状に直列
接続され、上記中心上に第2絶縁層を介して電磁波吸収
体層が設けられているサーモパイルであって、上記複数
の熱電対の温接点が形成する円の半径が、冷接点が形成
する円の半径の0.46〜0674倍であることを特徴
とするものである。
また、本発明の請求項2に記載した発明は、シリコンを
用いたサーモパイル装置において、シリコン基板上に形
成された第1導電型のシリコンエピタキシャル層中に形
成された第2導電型の第1導体層とこの第1導体層上に
第1絶縁層を介して形成された第2導体層とを直列接続
してなる複数の熱電対が交互に折れ曲がって温接点側の
所定の中心のまわりに互いに平行に且つ全体として十字
形に直列接続され、上記中心上に第2絶縁層を介して電
磁波吸収体層が設けられているサーモパイルであって、 上記複数の熱電対の温接点が形成する方形の一辺の長さ
が、冷接点が形成する方形の一辺の長さの0.54〜0
.79倍であることを特徴とするものである。
上記請求項1及び請求項2の発明において、上記第1導
体層が第2導電型の単結晶シリコン層であり、上記第2
導体層が第1導電型の単結晶シリコン層であることが好
ましい。
〔作用〕
第1図を用い、熱電対を放射状に配置した円形サーモパ
イルの場合について、本発明の説明をする。
検出能D°は検出器面積の平方根ffと感度Resに比
例し、雑音電圧密度V、/rτ丁に反比例する。冷接点
が形成する外円の半径をR1温接点が形成する内円の半
径をRo、熱電対数をNとすると、次の式が成り立つ。
fワ CX:  R,−−−−−−−−−−−−−−−
−−−−−(I)Res  cc  N  In(R/
Re)   −−−−−−−−−−−−−(2)また、
内部抵抗をRi aとすると、 v、7rτT 工 Fπ− 工    n   0−(3) となる。従って、 D”  cc   Ro  N  In(R/ Re)
/      n       。
=  R(Re/R)    n  o     −(
4)を得る。この式は、D”が、冷接点が形成する外円
の半径Rとその内部の設計で決まるR、/Rで決まり、
熱電対数によらないことを示す。また、チップ内の設計
が同じ(相似の)場合には、Dlがチップの大きさに比
例することを意味する。
ここでは、チップの大きさが決まった時(即ち、Rが決
まった時)に、マスク設計でD*を最大にする指針を求
める。
R,/RをXとおくと、式(4)より次式を得る。
D′″国 X F−]1■−(0< X < 1 ) 
 ・(5)従って、式(5)においてD′″が最大とな
るXを求めればよい。今、 Y  =  X、「:n】=  (0<X<1)  4
6)とすると、 dY/ax=  (InX+1/2)/F=T口「−(
7)となり、1nX=−1/2の時、即ち、X=e−”
”=0.61 の時、この値はOになり、また、この時、Yは最大とな
る。この様子を第4図に示す。素子性能の変動等から、
検出能は最大値の95%以上の値とすることが望ましく
、95%未満の場合はサーモパイルのより小型化が困難
である。
上記したように、熱電対を放射状に配置した円形サーモ
パイルでは、温接点が形成する内円の半径を冷接点が形
成する外円の半径の0.46〜0.74倍とすることに
より、検出能が最大のサーモパイル装置が得られる。こ
れに対し、従来の円形サーモパイルは、温接点が形成す
る内円の半径が冷接点が形成する外円の半径の0.41
倍程度のものが多く、本発明の0.46〜0.74倍と
した例はない。
次に、第3図を用い、熱電対を互いに平行に且つ全体と
して十字形に配置した方形サーモパイルについて、正方
形サーモパイルを例として、本発明の説明をする。
冷接点が形成する正方形の一辺の長さを2R1温接点炉
形成する正方形の一辺の長さを2Roとする。正方形サ
ーモパイルの場合には、検出器面積A、感度Resにつ
いて、円形サーモパイルの場合と同様の議論が成り立つ
。しかしながら、熱電対は放射状ではなく平行に並べら
れているため、Vn/rτT”CC$ 戊       。−−(8) となる。従って1 、−−−−−・−−−−−−−−−−−・−・・・−(
9)となる。円形サーモパイルの゛場合と同様、この式
は、D′″が、冷接点が形成する正方形の一辺の長さ2
Rとその内部設計で決まるRo/Rで決まり、熱電対数
によらないこと、また、チップ内部の設計が同じ(相似
の)場合には、D′″がチップの大きさに比例すること
を意味する。円形サーモパイルの時と同様にR,/Rを
Xとおくと、D” cc−X”21nX/rr:T (0<X<1)  −−−−−−一曲−(In)ここで
、 Y  =  −X”21nX/F丁:ズー(0< X 
< 1 )  、、−−−−−−−一−−−−−−00
とおくと、 dX           (1−X)””−−−−・
・−・・−・・−・−一−−− 面となる。数値計算に
よると、この値は、X==0.67の時に0となり、ま
た、この時Yは最大となる。この様子を第5図に示す。
円形サーモパイルの場合と同様に、素子性能の変動等か
ら検出能は最大値の95%以上の値とすることが望マシ
く、95%未満の場合はサーモパイルのより小型化が困
難である。
上記したように、正方形サーモバイルでは、温接点が形
成する正方形の一辺の長さを、冷接点が形成する正方形
の一辺の長さの0.54〜0.79倍とすることにより
、検出能最大のサーモパイル装置が得られる。これに対
し、従来の正方形サーモバイルは、温接点が形成する正
方形の一辺の長さが、冷接点が形成する正方形の一辺の
長さの0.46倍程度のものが多く、本発明の0.54
〜0.79倍とした例はない。
以上のように、本発明のサーモパイル装置は、チップの
大きさが与えられた条件下で最大の検出能を持つ。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を第1図〜第3図を参照して説明
する。なお、実施例の全図において、第6図〜第9図の
従来例と同−又は対応する部分には同一の符号を付す。
第1図及び第2図は、本発明の第1の実施例によるサー
モパイル装置の構成を示す。
第2図に示すように、このサーモパイル装置は、例えば
P型のシリコン基板ll上に成長させた例えばn型のシ
リコンエピタキシャル層12に設ケられている。そして
、第1図に示すように、第1及び第2導体層14及び1
6を温接点側の所定の中心のまわりに放射状に配置し、
これらの第1及び第2導体層14及び16を直列接続し
てなる熱電対を複数個ジグザグ状に直列接続したものの
中央部に電磁波吸収体層19を設けたものである。
20.21は引出線端子であり、22はアイソレーショ
ン用の例えばp°型の拡散層である。
このサーモパイル装置においては、電磁波吸収体層19
に例えば赤外線を投射すると、この電磁波吸収体層19
はそれを吸収して昇温し、温接点側温度が上昇する。こ
れによって冷接点側との間に温度差が生じ、熱起電力を
生じる。そして、この熱起電力は電圧として引出線端子
20.21から出力されるようになっている。
第2図に示すように、このサーモパイル装置においては
、例えばp型の単結晶シリコン基板11上に成長させた
n型のシリコンエピタキシャル層12中にp°型型数散
層らなる第1導体層14が形成すれ、シリコンエピタキ
シャル層12の表面に形成された二酸化シリコン等の絶
縁層13を介してこの第1導体層14上りこ第2導体層
16が形成されている。この第2導体層16はn型の単
結晶シリコンであるのが好ましいが、n型の多結晶シリ
コン又はn型のアモルファスシリコンでもよく、更には
、例えばアルミニウムでもよい。第1図に示すように放
射状に配置されたこれらの第1及び第2導体層14及び
16は、各々の一端同士及び他端同士がアルミニウム等
の金属層17により接続されている。18は二酸化シリ
コン等の絶縁層である。また、23は、シリコンエピタ
キシャル層12中に形成された例えばn゛型の拡散層、
25.26はアルミニウム等の金属層である。
実際には、この実施例によるサーモパイル装置は、図示
省略したパッケージの台部に接着剤等により取り付けら
れ、電磁波透過窓(赤外線ならシリコン板)付きのキャ
ップを被せて、パッケージ内を不活性ガス封入又は真空
引きして使用する。
そして、この透過窓を通った電磁波が電磁波吸収体層1
9に吸収されて、電磁波吸収体層19が加熱されること
により昇温し、それが熱起電力を生じさせて、これが出
力電圧として検出される。
本例において、冷接点部半径Rは21wn)である。そ
して、本発明の実施例として温接点部半径R0が冷接点
部半径Rの0.61倍のサーモパイル装置、従来品に相
当するものとして温接点部半径R0が冷接点部半径Rの
0.41倍のサーモパイル装置、更に、比較対照試料と
して、特許請求の範囲より従来品とは反対側に外れた温
接点部半径R0が冷接点部半径Rの0.85倍のサーモ
パイル装置を夫々製作した。その結果、本発明の実施例
である温接点部半径R0が冷接点部半径Rの0.61倍
のサーモパイル装置の検出能は7.6X10’(c11
0/W)であり、従来品に相当する温接点部半径R0が
冷接点部半径Rの0.41倍のサーモパイル装置の検出
能は6.7X10’(cvl−rTr/ W )であり
、また、比較対照試料の温接点部半径R0が冷接点部半
径Rの0.85倍のサーモパイル装置の検出能は6.l
Xl0’  Ccrs、r旧−/W〕であった。
第3図は、本発明の第2の実施例によるサーモパイル装
置の構成を示す。
本例は、第1及び第2導体層14及び16を、温接点側
の所定の中心のまわりに互いに平行に、そして全体とし
て十字形に配置したものである。
20.21は引出線端子、22はアイソレーション用の
例えばp゛型の拡散層である。
本例において、冷接点部の一辺の長さ2Rは4〔鴎−]
である。そして、本発明の実施例として温接点部の一辺
の長さ2R,が冷接点部の一辺の長さ2Rの0.67倍
のサーモパイル装置、従来品に相当するものとして温接
点部の一辺の長さ2R。
が冷接点部の一辺の長さ2Rの0.46倍のサーモパイ
ル装置、更に、比較対照試料として、特許請求の範囲よ
り従来品とは反対側に外れた温接点部の一辺の長さ2R
oが冷接点部の一辺の長さ2Rの0.85倍のサーモパ
イル装置を夫々製作した。その結果、本発明の実施例で
ある温接点部の一辺の長さ2R,が冷接点部の一辺の長
さ2Rの0.67倍のサーモパイル装置の検出能は7.
IX 10 ’  Ccra(Ti/ W )であり、
従来品に相当する温接点部の一辺の長さ2Roが冷接点
部の一辺の長さ2Rの0.46倍のサーモパイル装置の
検出能は6.0XIO’  Ccta(Tiシ′W〕で
あり、また、比較対照試料の温接点部の一辺の長さ2R
が冷接点部の一辺の長さRの0.85倍のサーモパイル
装置の検出能は6 、  I X 10 ’  (cm
J/ W ]であった。
〔発明の効果〕
本発明によれば、大きさの制限されたチップ内で最大の
検出能を持つサーモパイル装置を提供することができ、
従って、大きな検出能を持つサーモパイル装置を安価に
提供でき、ひいては、これを用いた放射温度計や熱赤外
画像撮影装置などの温度分解能を向上させたり、測定温
度範囲を拡大することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例によるサーモパイル装置
の平面図、第2図は第1図のサーモパイル装置の断面回
、第3図は本発明の第2の実施例によるサーモパイル装
置の平面図、第4図は円形サーモパイルの検出能の平面
構造設計による変化(計算値)を表すグラフ、第5図は
正方形サーモバイルの検出能の平面構造設計による変化
(計算値)を表すグラフ、第6図はシリコンを用いた従
来のサーモパイルを示す斜視図、第7図は第6図のサー
モバイルにおける第1及び第2導体層の接続状態を示す
説明図、第8図及び第9図は第1及び第2導体層の配置
例を示す平面図である。 なお、図面に用いた符号において、 11 ・・・・・・・・・ 単結晶シリコン基板12 
・・・・・・・・・ シリコンエピタキシャル層13.
18 ・・・ 絶縁層 14 ・・・・・・・・・ 第1導体層16 ・・・・
・・・・・ 第2導体層19 ・・・・・・・・・ 電
磁波吸収体層22 ・−・・・・・・・ アイソレーシ
ョン用拡散層である。 第1図 第 図 第 図 第 図 鄭+1編 (画一>cm懐8) 第 図 悪田躍 (連輪OII懐S) 第 図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)シリコン基板上に形成された第1導電型のシリコ
    ンエピタキシャル層中に形成された第2導電型の第1導
    体層とこの第1導体層上に第1絶縁層を介して形成され
    た第2導体層とを直列接続してなる複数の熱電対が交互
    に折れ曲がって温接点側の所定の中心のまわりに放射状
    に直列接続され、上記中心上に第2絶縁層を介して電磁
    波吸収体層が設けられているサーモパイルであって、 上記複数の熱電対の温接点が形成する円の半径が、冷接
    点が形成する円の半径の0.46〜0.74倍であるこ
    とを特徴とするシリコンを用いたサーモパイル装置。
  2. (2)シリコン基板上に形成された第1導電型のシリコ
    ンエピタキシャル層中に形成された第2導電型の第1導
    体層とこの第1導体層上に第1絶縁層を介して形成され
    た第2導体層とを直列接続してなる複数の熱電対が交互
    に折れ曲がって温接点側の所定の中心のまわりに互いに
    平行に且つ全体として十字形に直列接続され、上記中心
    上に第2絶縁層を介して電磁波吸収体層が設けられてい
    るサーモパイルであって、 上記複数の熱電対の温接点が形成する方形の一辺の長さ
    が、冷接点が形成する方形の一辺の長さの0.54〜0
    .79倍であることを特徴とするシリコンを用いたサー
    モパイル装置。
  3. (3)上記第1導体層が第2導電型の単結晶シリコン層
    であり、上記第2導体層が第1導電型の単結晶シリコン
    層であることを特徴とする請求項1又は2記載のシリコ
    ンを用いたサーモパイル装置。
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