JPH049874Y2 - - Google Patents

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JPH049874Y2
JPH049874Y2 JP1987106235U JP10623587U JPH049874Y2 JP H049874 Y2 JPH049874 Y2 JP H049874Y2 JP 1987106235 U JP1987106235 U JP 1987106235U JP 10623587 U JP10623587 U JP 10623587U JP H049874 Y2 JPH049874 Y2 JP H049874Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本案は、適宜な合成樹脂で形成された折畳式の
食品取出し具に係るもので、主としては食品の収
納容器に添付して一緒に包装しておき、喫食時に
これを使用できるようにしたものである。
〔従来の技術〕
従来、折畳み式のスプーン、フオークなどは、
例えば実開昭59−174083号が提供されている。こ
れは、柄の部分となる板の長さ方向端末まで折溝
等を設けてその両側を柄の側壁部とし、この側壁
部の一部分に底面を連設し、側壁部と底面に組立
て用の凹凸状スナツプを設け、さらに柄の中央部
及びスプーン等と柄の間に折り畳み用の平行な折
溝を横方向に形成したものである。
この折畳み式のスプーン等は、不使用時に、側
壁部を伸展させたまま柄の中央部及びスプーン等
と柄の間の折り溝を折曲して三つ折りし、さら
に、側壁部に連設した底面を折曲して折り畳んだ
箱状体の側部とするものである。また、使用時に
はこれを伸展させ、両側壁部を下方に折曲して底
面を折り曲げ、側壁部と底面の凹凸状スナツプを
係合させるようになつている。
〔本考案が解決しようとする問題点〕
しかし、前述した従来のものは、側壁部と底面
に組立て用の凹凸状スナツプを設けるのみで、折
り畳んだときに底面を係合させる手段がないか
ら、折り畳まれた箱状体の側部を構成する底面が
確実に保持されずに自然に開くおそれがあり、ま
た、全体が三つ折りされるためその高さが大き
く、固定的な縮小状態が保たれないのでシエリン
ク包装には不適当である。
また、使用時には、柄の中央部及びスプーン等
と柄の間に折り畳み用の平行な折溝が横方向に設
けられているため、先端のスプーン等に荷重が加
わつたときに上下方向の強度、とくにスプーン等
と柄の間の強度が弱く、この部分で変形を生ずる
おそれがある。さらに、柄の下面に底面が折り曲
げられ、その凸状スナツプが開き方向から側壁部
の凹状スナツプに挿入されるので、使用に際して
接触する指によりこの底面が押圧されて動き易
く、このため前記スナツプの係合がはずれて柄が
分解されるという難点があつた。
本案は従来技術における上記の問題点を解決
し、不使用時の折畳み状態では、長さが短く、且
つ高さが低く固定的に係合されてシエリンク包装
が可能であり、使用時には全体を長くし、且つ丸
棒又は角棒状の把手部が接触による指の押圧に影
響されずに確実に係合され、充分な強度を有する
合成樹脂製の食品取出し具を提供するものであ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本案の折畳式食品
取出し具は、所要の食品取出し部の基部の延長方
向に、開口面を裏側にして横断面半円形状の半割
り筒状体を設け、且つその長手方向の一側に薄肉
部を介して同一形状の半割り筒状体を連設し、取
出し具全長のほぼ半ばの位置には横方向の2条の
薄肉連設部を形成し、 両半割り筒状体の内部の所要の位置には、その
一方に嵌合孔を有する突部を、他方にこれに対応
する嵌合突部を突設し、さらに前記基部の裏面側
に挿入孔を有する突部を、半割り筒状体の内部に
これに対応する挿入突起を設け、 不使用時に両半割り筒状体を薄肉連設部から裏
面側に折り返し、挿入孔内に挿入突起を挿入して
着脱自在に係止させ、使用時には長手方向に伸展
させた両半割り筒状体を薄肉部から折曲して合体
させ、嵌合突部を嵌合孔内に着脱自在に挿入して
係合させることを特徴とする。
また、基部の延長方向に設けた半割り筒状体の
長手方向の両側に半割り筒状体を連設してその各
幅を同一円弧の3分の1とし、中央の半割り筒状
体の内部両側に長軸方向に一対の棒状突起を対設
して各棒状突起の対抗面をやや突出した係止縁に
形成し、両側の半割り筒状体の内部には棒状突起
の間に対応して先端が帽状の係合突部を突設した
構成も含むものであり、これらの半割筒状体は角
形であつてもよい。
〔作用〕
この食品取出し具は、不使用時には、双方の半
割り筒状体を開き並べた状態で2条の薄肉連設部
から裏面側に折り曲げ、挿入突起を突部の挿入孔
に着脱自在に差し込んで係止させる。
この状態では、両半割り筒状体は並列して半割
り面側に二つ折りされ、把手部の高さは少し増え
るが、その長手方向における長さは伸展時のほぼ
2分の1となつて固定的に保持されるから、容器
とともにシエリンク包装することができる。
また、使用時には、折り畳まれた把手部を元に
戻して伸展させ、一方の半割り筒状体を長軸方向
の薄肉部から裏面側に折り曲げて他方の半割り筒
状体の開口面にかぶせ、係合手段の部分を指先で
軽く押圧して係合させると、丸棒状の把手部が形
成される。
この状態では長手方向の長さが増し、しかも、
把手部の全体は二つの半割り筒状体が合体して丸
棒状になるため、把手部の下面が指に接触して押
圧されても嵌合突部が嵌合孔から離脱することは
なく、使用時に折れ曲つたりせず、充分な強度が
保たれる。
〔実施例〕
図面は本案の一実施例を示し、第1図ないし第
10図では先端の食品取出し部をフオークに構成
した例を示してあるが、これは例えば第11図に
示すようなスプーン30、第12図に示すような
ナイフ40その他楊枝などを任意に選択できるも
ので、この食品取出し部の構成は本案の要旨では
ない。
本実施例の食品取出し具は、適宜な合成樹脂に
より、先端の食品取出し部としてのフオーク部1
とその基部2、及び把手部3が一連に形成されて
いる。この把手部3は、第1図及び第3図に示す
ように、前記基部2の両端縁の延長方向に横断面
半円形の半割り筒状体4が半割り面を裏側にして
設けられ、その長手方向の一側に同じ形状の半割
り筒状体5の開口縁の一側が薄肉部6を介して連
設されている。この半割り筒状体4,5には前記
薄肉部6と直交する方向に適宜な間隔で2条の薄
肉連設部7,8が設けられ、各半割り筒状体4,
5は長手方向に三つの部分に区画されている。
そして、前記半割り筒状体4の内面側に挿入突
起9が、基部2の裏面側に挿入孔10を有する突
部11が設けられ、薄肉連設部7,8で把手部3
を裏面側に折り込んだとき、前記突起9が挿入孔
10に入つて着脱自在に係止されるようにしてあ
る。
前記半割り筒状体4,5の内面側の適宜位置に
は、薄肉部6に沿つて折り曲げ合体させた半割り
筒状体4,5の係合手段(m)が設けられている。第
1図はこの係合手段(m)の一例を示したもので、第
3図の拡大断面図に示すように、一方の半割り筒
状体4の内面側に嵌合孔12を有する突部13を
突設し、他方の半割り筒状体5の内面には、これ
に対応して先端をまるくした嵌合突部14を設け
てあり、半割り筒状体5を薄肉部6から折曲して
他方の半割り筒状体4に合体させたとき、円弧動
する嵌合突部14が嵌合孔12内に入りこんで着
脱自在に係合するようになつている。
なお、この係合手段(m)は上記の構成に限定され
るものではなく、折り込み時に薄肉部6を支点と
して円弧運動する半割り筒状体5を係合でき、且
つその係合が着脱自在である条件を満たす限り、
適宜な他の構成を選択できる。例えば第7図に示
すように、半割り筒状体4,5の非連設側の外側
の端面の一方に嵌合突条15を連続又は断続させ
て設け、他方の端面にはこれに対応する嵌合凹部
16を形成し、両端面を着脱自在にはめ合わせる
ようにしてもよい。
上記の構成の本案は、食品取出し具として使用
しない包装時には、第4図及び第5図に示すよう
に、一方の半割り筒状体5を開いた状態で2条の
薄肉連設部7,8から裏面側に折り曲げ、挿入突
起9を突部11の挿入孔10に挿入する。
これにより両半割り筒状体4,5は並列して半
割り面側に二つ折りされるので、把手部3の高さ
は少し増えるが、その長手方向における長さ(a)は
伸展時の長さ(A)(第6図参照)のほぼ2分の1と
なるから、これを容器と一体にシエリンク包装し
てもその端部が突出することはない。
また、食品取出し具として使用するには、前述
のように折り込まれた把手部3を元に戻して伸展
させ、一方の半割り筒状体5を長軸方向の薄肉部
6から裏面側に折り曲げて他方の半割り筒状体4
の開口面にかぶせ、係合手段(m)の部分を指先で軽
く押圧して係合させると、第6図示のように丸棒
状の把手部3が形成される。
この状態では長手方向の長さ(A)が増し、しか
も、把手部3の全体は半割り筒状体4,5が合体
して丸棒状になつているから、充分な強度が保た
れて使用時に折れ曲つたりせず、確実に使用する
ことができる。
第8図は、基部2の延長方向に設けた半割り筒
状体20の長手方向の両側に、薄肉部21,22
を介して同じ形状の半割り筒状体23,24を連
設した実施態様を示しており、この場合、各半割
り筒状体は同一の円弧をほぼ3等分した幅で形成
されている。そしてその係合手段(m)は、第9図及
び第10図に示すように、中央の半割り筒状体2
0の内面の両側に2本の棒状突起25,26を所
要の間隔で対設して各棒状突起の内側をやや突出
した係止縁に形成し、左右両側の半割り筒状体2
3,24の内面にはこれに対応して先端を帽状に
した係合突部27を突設し、両側の半割り筒状体
23,24を折り曲げたとき、円弧動する係合突
部27が2本の棒状突起25,26の間に上方か
ら入り込み、着脱自在に係合するようになつてい
る。
なお、この実施態様にあつても、係合手段(m)は
上記の構成に限定されるものではなく、例えば第
7図に示すような係合構成にしてもよい。
第13図は各半割り筒状体を角形にした実施態
様であり、この場合には、半割り筒状体を折り込
んで合体させたとき、把手部3が角棒状に構成さ
れるものである。
〔効果〕
上記のごとく、本案によれば、不使用時には半
割り筒状体を開き並べて二ツ折りし、その長さ及
び高さを小さくして固定的に係合させるから食品
容器の蓋部上面などに添付して一緒にシエリンク
包装することが可能であり、また、使用時には把
手部を伸展させ、半割り筒状体を長軸方向に沿つ
て折曲し合体させて丸棒状又は角棒状に構成する
ため、把手部の下面が指に接触して押圧されても
嵌合突部が嵌合孔から離脱せず、充分な強度を有
して確実に使用できる合成樹脂製の食品取出し具
が得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本案の一実施例を示すもので、第1図は
食品取出し具の展開裏面図、第2図は第1図−
線の断面図、第3図は第1図−線の断面
図、第4図は包装時における斜面図、第5図は包
装時における第2図と同じ線の断面図、第6図は
使用状態における斜面図、第7図は係合手段の他
の構成の第3図と同様な断面図、第8図は本案の
他の実施態様の展開裏面図、第9図は第8図−
線の断面図、第10図はその使用時の横断面
図、第11図は食品取出し部がスプーンの場合、
第12図はナイフの場合の斜面図、第13図は半
割り筒状体の他の実施態様の断面図である。 1……食品取出し部、2……基部、3……把手
部、4,5……半割り筒状体、6……薄肉部、
7,8……薄肉連設部、12……嵌合孔、14…
…嵌合突部、15……嵌合突条、16……嵌合凹
部、20,23,24……半割り筒状体、21,
22……薄肉部、m……係合手段。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 所要の食品取出し部1の基部2の延長方向
    に、開口面を裏側にして横断面半円形状の半割
    り筒状体4を設け、且つその長手方向の一側に
    薄肉部6を介して同一形状の半割り筒状体5を
    連設し、取出し具全長のほぼ半ばの位置には横
    方向の2条の薄肉連設部7,8を形成し、 両半割り筒状体の内部の所要の位置には、そ
    の一方に嵌合孔12を有する突部13を、他方
    にこれに対応する嵌合突部14を突設し、さら
    に前記基部の裏面側に挿入孔10を有する突部
    11を、半割り筒状体4の内部にこれに対応す
    る挿入突起9を設け、 不使用時に両半割り筒状体を薄肉連設部から
    裏面側に折り返し、挿入孔内に挿入突起を挿入
    して着脱自在に係合させ、使用時には長手方向
    に伸展させた両半割り筒状体を薄肉部から折曲
    して合体させ、嵌合突部を嵌合孔内に着脱自在
    に挿入して係合させることを特徴とする折畳式
    食品取出し具。 (2) 基部の延長方向に設けた半割り筒状体20の
    長手方向の両側に半割り筒状体23,24を連
    設してその各幅を同一円弧の3分の1とし、中
    央の半割り筒状体の内部両側に長軸方向に一対
    の棒状突起25,26を対設して各棒状突起の
    対抗面をやや突出した係止縁に形成し、両側の
    半割り筒状体の内部には先端が帽状の係合突部
    27を棒状突起の間に対応させて突設した実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の折畳式食品取
    出し具。 (3) 前記各半割筒状体が角形である実用新案登録
    請求の範囲第1項記載の折畳式食品取出し具。
JP1987106235U 1987-01-29 1987-07-10 Expired JPH049874Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP3784573B2 (ja) * 1999-04-13 2006-06-14 株式会社吉野工業所 粘稠性で溶解或いは分散使用する物質用の取り出し具

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