JPH0497118A - アイソレータ機能を有する光変調器 - Google Patents

アイソレータ機能を有する光変調器

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JPH0497118A
JPH0497118A JP21125390A JP21125390A JPH0497118A JP H0497118 A JPH0497118 A JP H0497118A JP 21125390 A JP21125390 A JP 21125390A JP 21125390 A JP21125390 A JP 21125390A JP H0497118 A JPH0497118 A JP H0497118A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、光通信、光情報処理、光計測用機器などに使
用される半導体レーザ装置などに用いられて、戻り光に
よる雑音を誘起しない光アイソレタ機能を内部に有し且
つ半導体レーザなどと集積可能な構成を有する光変調器
に関する。
[従来の技術] 近年、情報の伝達の高速化、情報の記録の大容量化に伴
い、光フアイバ通信や光デイスクメモリの開発が進めら
れている。そして、これらのシステムを実現する為には
、多様な機能を有する光デバイスが必要とされている。
特に、光通信においてビットレートを更に高速化したり
、光デイスクメモリにおいて書き込み速度や読み出し速
度を高めようとすると、次の2つのデバイスが必須なも
のとなる。
(1)光変調器 (2)光アイソレータ 以下にこれらのデバイスの従来例について夫々説明する
(1)光変調器 光通信において半導体レーザを高速に変調しようとする
と発振光のスペクトル幅が広がってしまい、ファイバの
波長分散により長距離伝送が困難となる。その為に、半
導体レーザをDC駆動させ光変調器でパルス化する方法
が開発されつつある第5図は半導体レーザと光変調器が
集積化された例を示す(例えばJpn、J、Appl、
Phys、Vo 1.24 (1985)L442e照
)。レーザ部51と変調器部52は同じpin構造を有
する。変調器部52とレーザ部51は満53により電気
的に分離されているが、両者の導波路は光学的にカップ
リングしている。従って、レザ部51から出射した光は
変調器部52の導波路へ入射し、一定距離導波した後に
出射する。この変調器部52の導波路を導波する際、吸
収により入力光は減衰を受けるが、QCSE (Qua
ntum  Confined  5tark  Ef
feCt、i子閉じ込めシニタルク効果)により、導波
路であるMQW層の吸収係数を逆バイアスの印加の制御
で変調することができる。その結果、変調器部52から
の出射光強度を変調することができる。
(2)光アイソレータ 光通信システムには、1.3または1.5μmの波長を
用いる幹線系の中長距離伝送システムと、0.8um帯
を用いるLAN (ローカルエリアネットワーク)等の
近距離伝送システムが存在する。いずれの場合にも、半
導体レーザから出射された光をファイバ端面に集光させ
ファイバ中を導波させる。しかし、この際、ファイバや
他の光学部品の端面で反射した光は半導体レーザの活性
層に戻り、その結果、半導体レーザの発振が不安定にな
りパワー変動及び波長変動が起こる。特に、DBRレー
ザ(分布反射型レーザ)においては、単一モードが多モ
ードになる等の大きな影響がある。また、将来の通信方
式として注目されているコヒーレント光通信では、光の
ON10 F Fを行なうことなく位相を変化させるの
みである為、特に戻り光の影響が大きい。
一方、光デイスクメモリにおいては、光学部品からの反
射光に加えてディスク基扱からの反射光が半導体レーザ
に戻り、前述の不安定性や雑音を誘起する。
こうした雑音の発生は、光通信では伝送信号のエラーレ
ートを増大させ、光デイスクメモリでは再生信号の劣化
を惹起する。
以上の如き半導体レーザへの戻り光を取り除く唯一の素
子が光アイソレータである。光アイソレータは非可逆す
なわち非相反的な透過怜性を有するもので、戻り光を完
全に遮断して半導体レーザの活性層に再入射するのを防
ぐ。この光アイソレータには現在次のような2つの問題
点がある。
1つは波長域の問題である。
第6図に示す様に、現在実用化されているものは、ファ
ラデー回転素子としてYIGの如き磁性ガーネット単結
晶61を用いている。ガーネットの吸収端は右よそIL
Lmの波長のところにあり、V#線系の光通信に用いる
波長域(1,3または15um)に対しては透明である
が、近距離光通信または光デイスクメモリに用いる波長
域(0゜8μm帯)の光に対してはガーネットの吸収が
太き(なってしまう。従って、この0.8μm帯の波長
域では、1/4波長板と偏光ビームスプリッタを組み合
わせた簡易型光アイソレータが用いられているに過ぎな
い。この簡易型のアイソレータで得られるアイソレーシ
ョン比は、最大でも20dB程度に過ぎない。また、戻
り光の偏光面が変化してしまうとアイソレーション比は
更に小さくなる。光磁気デ、fスクの様にディスクから
の反射ないし透過光の偏光面の回転(カー回転角または
ファラデー回転角)を信号として検出しようとするシス
テムには、簡易型のものは当然ながら使うことができな
い。
もう1つの問題、屯は他の光素子との集積化が難しいこ
とである。
光電子集積回路(OEIC)又は光集積回路(OIC)
はデバイスの高速化、高効率化の為に開発が進められて
いて、半導体レーザを代表とする光素子ばGaAsやI
nP等の化合物半導体基板の上に作製される。よって、
その為にも、光アイソレータを化合物半導体基板上に集
積化することが望まれている。ここにおいて、磁性ガー
ネット膜は液相エピタキシ法もしくはスパッタ法によっ
て成長させることができるが、GaAsやInP基板と
は格子定数や熱膨張係数が異なる為、良質の磁性ガーネ
ット膜をこうした基板上にエピタキシャル成長させるこ
とができない。従って、ファラデー材料として磁性ガー
ネット膜を使う限り、光アイソレ−タを他の光素子と集
積化することは困難と考えられる。
以上述べたことから、光アイソレータの課閣として、短
波長域(0,8μm帯)で動作し且つ他の光デバイスと
集積可能なものを実現することが挙げられる。
ところで、現状の光システムにおいては、上述した2つ
のデバイスである光変調器72と光アイソレータ71は
、第7図に示す様に、光路軸上に縦列的に挿入しなけれ
ばならない、その結果、挿入損失は2倍となり、サイズ
も太き(なってしまっていた。また、これらのデバイス
71.72を半導体レーザ73と集積化しようとすると
、層構成の異なるデバイスを同一基板上に積層しなけれ
ばならず1作製する為のプロセスが複雑となる。
従って、光アイソレータと変調器との2つの機能を合わ
せ持ち且つ半導体レーザと集積可能なデバイスが待ち望
まれている。
[発明が解決しようとする課穎] しかし、こうしたデバイスを実現するには、先ず光アイ
ソレータに関して次の如き問題点がある本発明者らによ
って、先の出願で、短波長域で動作し且つ半導体レーザ
と集積可能なものとして、母性半導体をファラデー材料
とした集積型光アイソレータが提案されている。それを
第8図に示す。
磁性半導体であるC d M n T eはII−Vl
族化合物半導体であるCdTeのCd位1をMnで置換
したもので、可視域で透明であり且つ大きなファラデー
回転角を持つことが知られている。また、CdTe膜は
GaAs基板81にMBEやMOCVD法によって良質
の膜を成長させることができ、第8図の如<DBRレー
ザ80と同一基板81上に、光アイソレータ部のCdT
e膜であるバッファ層82、クラッド層83、導波路層
84、クラッド層85を作製可能である。この様に磁性
半導体Cd M n T eを用いた集積型アイソレー
タは半導体レーザとの集積化に関する問題点を解決する
ものであるが、以下に示す様な問題点も存在する。
第8図の如き導波型光アイソレータを実現する為には、
TE波とTM波との位相整合が必要である。第9図は位
相整合の取り方を示す。第9図(a)の様にレーザ光を
Z方向に膜中で導波させると、第9図(b)の様に有限
の膜厚h0では、形状複屈折の為にTE波に対する屈折
率n〒tはTM波に対する屈折率nr11よりも太き(
なる、TE波とTM波との伝搬定数差を△βとすると、
ΔB=21/え−(nyi−ny、)−−−−N )と
なり、TE波からTM波へのモード変換効率Rは、 R=θ12/(θF′+(Δβ/2)” )sin”[
(θF′+(八〇/2)  ”  l  ””  ff
l・・・・(2) と与えられる。ここでθ、は単位長さあたりのファラデ
ー回転角、2は導波距離である。上記より分かる様に、
モード変換効率(導波路によりモ−ドがいわば量子化さ
れるので、伝搬光の偏光面の回転はモード変換効率で示
される)を大きくする為にはΔB=Oすなわちn TE
= n t+aなる条件が必要となる。尚、(2)式の
導出は、導波路の電磁界方程式を解いて電磁界をTEモ
ードとTMモードの線形結合で求め、導波距離εのとこ
ろでの光電力の比を、モード結合方程式を介して求める
この為、第9図(c)に示す様に、膜面垂直方向(X軸
)に何らかの手段で異方性を持たせて、成る膜厚(ho
)でn TE = n tvを実現させようという努力
が行なわれている。ガーネット膜の場合には、基板と膜
(導波路)との格子定数差を利用した全誘導複屈折や、
膜成長時の温度や組成を制御して成長誘導複屈折をつけ
ようという試みがなされている。また、伝搬定数差を補
償する為に、光の導波方向に沿ってグレーティングをつ
けることも試みられている。
しかしながら、上記の方法は成膜条件やプロセス条件の
厳密な制御を必要とし、−度作製してしまうと調整がで
きないという間顕点を有し、現実性に乏しい。
そこで、本発明の目的は、上記の課題に鑑み、集積型光
アイソレータにおける位相不整合の問題を解決すると同
時に光変調をも可能にする構成を有する光アイソレータ
機能を有する光変調器を提供することにある。
[課題を解決する為の手段] 上記目的を達成する本発明によるデバイスにおいては、
C,d M n T eなどの磁性半導体から成る導波
路を有し1.この導波路に変調される電界と定の磁界を
同時にかけて電気光学効果と磁気光学効果によるTE光
とTM先光間どの直交するモード間のモード変換を同一
領域内で起こさせ、それにより位相不整合によるモード
変換効率の低下を補償して光アイソレータ機能を行なう
と共に電界を制御して光変調機能を行なうことを特長と
する光アイソレータ機能を有する光変調器となっている
いる。
以下に、第1図に沿って本発明の詳細な説明する。導波
路lを形成する磁性半導体(Cd M n TeなどF
e、Mnを含む■−■族化合物半導体など)は磁気光学
効果と電気光学効果の両方を合わせ持つ材料である。第
1図に示すように、電界Eが閃亜鉛鉱構造における[1
10]方向、磁界Hが[110]方向に同時に印加され
た場合を考える(CdMnTe層1はGaAs (00
1)基板に形成されている)。座標系を第1図のように
取り、x、y、z軸方向の屈折率を夫々nTM、nTt
、nとする。
TE波、もしくはTM波という呼び方は導波路(スラブ
型で無限と看做しつる程、横方向に伸びているもの)の
場合のみ正しいが、ここでは近似的にX軸方向に偏光し
た平面波をTM波、y軸方向に偏光した平面波をTE波
と呼ぶことにし、TE波とTM波との間のモード結合を
考えることにする。CdMnTeの様な閃亜鉛鉱型の立
方晶系では屈折率は等方的であるが、薄膜にすると形状
複屈折性が生じnyMとf’lttとは異なることにな
るこのときの誘電率テンソルCは真空の誘電率をε0と
すると次の如(与えられる。
ここでΔnは電界Eによる屈折率変化で、位相の進み角
θ、や電気光学係数rs+を用いて△n ” n 3r
 41 E / 2 =え/2π・θ1・・・・ (4
) と与えられる。また、Gは磁気光学効果の大きさを表わ
す量でありファラデー回転角θ、やヴエルデ定数Vとの
間に次の関係がある。
G:んn/π・θ1=えn/x・VH ・・・・ (5) (3)式の誘電率テンソルを用いて、TM波(複素振幅
をATII(Z)とする)とTE波(同じくA TE 
(Z )とする)との間のモード結合方程式を解(と次
の様になる。
ここでΔBは(1)式で与えられるところのTE洩とT
M波の間の伝搬定数差であり、Sは次式で与えられる。
5−((八β/2)2+θF′+0.2) 1/2・・
・・ (8) 第1図に示す様に、Cd M n T e導波路1にT
E波が入射したとき(ATE(0)=1及びATM(0
)=0)、(6)式と(7)式は夫々次の様になる。
ここにおいて、T度45度偏波面が回転する条件(モー
ド変換効率Rが50%になる)はAtI:(Z)=AT
−(z)  ・・・−(11)となるので、これから(
9)式と(10)式の実部と虚部が等しいという条件が
出てきて次の様になる。
これより、(12)式の条件が満たされるならば位相整
合の条件(Δe=0)が満たされなくとも、直線偏光の
光が、これから45度傾いた直線偏光の光に変換される
ことが分かる。
第2図は位相整合条件が満たされた時と(12)式が満
たされた時との偏光面の回転の様子を、ポアンカレ球を
用いて比較したものである。位相整合している場合(Δ
β=0〕には常に直線偏光の状態で偏波面の角度のみが
変化する(■の経路)。これに対して(12)式の条件
の場合は、0度と45度の直線偏光以外のところでは楕
円偏光となっていることが分かる(■の経路)以上の様
に、本発明では、磁界Hと共に適当な電界Eを印加する
ことで位相整合(ΔB二〇)をとらなくとも、45度、
偏波面を回転させることができ、導波路の成長やプロセ
スでの厳密な制御を必要としなくなる。
このことを(9)式、(10〕式、(11)式との関係
で述べれば、電界Eを印加することでΔn≠Oすなわち
θ6≠0((4)式参照)となり(9)式は虚部を持つ
ことになる。従って、(11)式が成立する為に、(l
O)式の虚部がゼロである必要がな(なりΔβ≠0でも
(11)式の成立条件が存在することになる。
従って、山村側に主軸が45度回転した検光子を入れる
と光はそのまま透過する。戻り光は、この検光子を通っ
て結晶中を反対向きに進むにつれてヂに45度回転し大
村光とは90度の角度をなすので、入射側の偏光子によ
ってカットされる。
こうして光アイソレータ機能を果たすことが分かる。
次に、(12)式において印加電圧を同じ大きさで負方
向にする。簡単の為に θ、(=VH)=θE  (=xn” r+4(E)/
え)=へβ/2  ・・・ (13) なる特別の場合を考える。■、H(一定)、導波距離e
などを適当に設定することにより、(12)式の1番目
の式と(13)式を共に成立させることが出来るので、
(13)式の特別の場合を要求しても一般性は失わない
さて、(13)式を満足するとき、(9’l及び(10
)式で与えられる光波は円偏光を表わすことが分かる。
即ち、磁界はそのままで電界が負のときには、0度の角
度を持つ直線偏光CTE光)が楕円偏光になりながら円
偏光になる。これをポアンカレ球を用いて表わすと、第
2図の■で示す軌跡を描きながら円偏光に対応する極点
の位置に来ることになる。
こうして円偏光となって出射側に置かれた検光子(主軸
が45度回転)に入ると、光がそのまま透過する(12
)式を満たすときと比べて、50%の光変調が行なわれ
る。尚、この時は、アイソレータ機能は行なわれないが
、信号光でないので半導体レーザの発振が多少乱れても
支障はない。
以上の様にして、電圧を正負に切り換えることに゛より
、45度の直線偏光と円偏光をスイ、ツチングすること
が出来、出射側に45度の検光子を入れておくことで、
必要なときに光アイソレータ機能を行ないながら50%
の光変調が可能となる。
[実施例1 第3図は本発明の実施例の斜視図である。同図において
、半絶縁性GaAs (OOI)基板31上にMBE法
によってCdTeのバッファ層32を成長させる。適当
な成長条件を選ぶと基板1と同じ面方位の膜32が成長
する。その上に、2種類のMn組成を有するCdMnT
e膜33.34.35を用いて導波路構造を作製する。
コア部34のMn組成を上下クラッド部33.35のそ
れより小さくする(y<x)ことにより、コア部34の
屈折率をクラッド部33.35のそれより大きくして光
を閉じ込める構造とする。
次に、上部クラッド部35をエツチングによりメサ構造
36とし、チャネル導波路を形成する。
このときメサの長平方向を[1101軸とし、それに垂
直な方向を[110]軸とする。続いて、メサの両側に
電極(In/Au)37.38を看けることにより、[
110]軸方向に電界E、Eを印加することができる様
になる。この電界は信号に応じてy軸子方向と一方向に
切り換えられる。
以上の構成において、更に磁場■]をチャネル36の導
波方向すなわち[110]軸方向に印加すると、外場E
、Hと導波路の結晶軸との関係は第1区と同じになる。
従って、上記(12)式を満足させるような電界(E)
、磁界(Hl、伝搬距離(n)((12)式の2に相当
する)、伝搬定数差(Δβ)の組み合わせを求めること
ができれば、第3図に示す様に、y軸方向に偏光したT
E光が入射して、45度傾いた直線偏光となって出てく
るので、光アイソレータ機能を有する集積型光変調器が
実現できることになる。電界−Eとしたときの様子は上
記した通りである。集積の態様は第8図と同様なもので
ある。
伝搬定数差Δβを10rad/cmとして(13)式の
場合を考え、(12)式を解いて伝搬定数12(<12
j式の2に相当)を求めると約1゜2mmとなる。(5
)式より、CdMnTeのヴエルデ定数Vを0.1度/
 c m −Oeとすると、必要とされる磁場Hの大き
さは約2.9kOeと゛なり、永久磁石で十分印加でき
る値となる。また(4)式から、光の波長(え)をO−
8μm、屈折上(n)を2.84、電気光学係数(r 
、、)を4.5X10相’cm/Vとすると、必要な電
界強度EはE=えθt/πn’r41から求められて1
.2xlO’ V/cmとなる。第3図における2つの
電極37.38間距離を3LLmとすると、必要とされ
る電圧は3.6vでよく、TTL (transist
or−transistorlogic)レベルの回路
で十分であることが分かる。
上の見積もりから、磁場H=3kOe、@圧4V程度を
印加するだけで、1mm程度の導波距離の、第4図(a
)の如き電圧の正負の切り換えで同図(b)の如く光変
調出来る集積型光変調器が実現されることが示された6 [発明の効果] 以上述べた様に、本発明によれば、磁性率JJ体の導波
路において電気光学効果と磁気光字効果によるモード変
換を利用して光アイソレータ機能と光変調機能を合わせ
持たせているので、位相整合をとることなく光アイソレ
ータ機能を行なえると共に、磁場を一定のままで電圧を
変調するだけで光変調を行なえる。
よって、インピーダンスの点で高速変調が難しい外部磁
界の変調を行なわなくて済み、数Vの電圧を変調すれば
よいのでGHz程度の変調が可能となる。
また、光アイソレーションと光変調の2つの機能を夫々
持つ別々のデバイスを縦続的に接続する必要がなく、且
つ半導体レーザとの集積化に適したデバイスであるので
、光通信や光デイスクメモリへの幅広い応用が期待され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の詳細な説明する為の図、第2図はモー
ド変換の様子を、本発明と従来例を比較して、説明する
為のポアンカレ球を示す図、第3図は本発明の実施例を
示す図、第4図は第3図の実施例における電圧の正負の
切り換えと出射光強度の関係を示す図、第5図は光変調
器の従来例を示す図、第6図は光アイソレータの従来例
を示す図、第7図は光アイソレータと光変調器の従来例
の接続法を示す図、第8図は本発明者らによる先の提案
例を示す図、第9図は伝搬定数差を無(す従来の方法を
説明する為の図である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁性半導体から成る導波路を有し、該導波路に変調
    される電界と一定の磁界を同時にかけて電気光学効果と
    磁気光学効果によるモード変換を同一領域内で起こさせ
    、それにより位相不整合によるモード変換効率の低下を
    補償して光アイソレータ機能を行なうと共に電界を制御
    して光変調機能を行なうことを特徴とする光変調器。 2、電界は同じ大きさで正負に切り換えられて印加され
    、電界が正のとき前記導波路に入射した直線偏光が45
    度回転した直線偏光に変換されて出射し、電界が負のと
    きこの入射した直線偏光が円偏光に変換されて出射する
    様に構成されている請求項1記載の光変調器。 3、前記導波路の入射側に偏光子が置かれ、出射側に検
    光子が置かれている請求項1記載の光変調器。 4、上記電界は閃亜鉛鉱構造における[110]方向に
    印加する請求項1記載の光変調器。 5、前記磁性半導体はCdMnTeである請求項1記載
    の光変調器。 6、上記モード変換はTE光とTM光との間で行なわれ
    る請求項1記載の光変調器。 7、上記電界と磁界は直交する配置である請求項1記載
    の光変調器。 8、前記導波路はGaAs(001)基板上に作製され
    ている請求項1記載の光変調器。
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WO2023153138A1 (ja) * 2022-02-14 2023-08-17 ソニーグループ株式会社 波動制御装置、波長変換素子、演算素子、センサ、偏光制御素子及び光アイソレータ

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