JPH049574Y2 - - Google Patents

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JPH049574Y2
JPH049574Y2 JP18081484U JP18081484U JPH049574Y2 JP H049574 Y2 JPH049574 Y2 JP H049574Y2 JP 18081484 U JP18081484 U JP 18081484U JP 18081484 U JP18081484 U JP 18081484U JP H049574 Y2 JPH049574 Y2 JP H049574Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、N2,O2,CO2の混合ガス中の
CO2ガス濃度を安価な気体熱伝導式のCO2センサ
を用いて測定することができるようにしたO2
CO2ガスの検知装置に関するものである。
〔従来の技術〕
野菜等の貯蔵(一般にCA貯蔵と云つている)
の場合はO2濃度を下げ、CO2濃度を上げた冷蔵で
ある。一例として最も普及しているリンゴの貯蔵
の場合、冷蔵庫の中を0℃に保ち、O2濃度を2
〜3週間かけて21%から約3%まで減らし、CO2
濃度は2%で1か月間、以後3〜5%の雰囲気で
貯蔵する(リンゴの品種により条件は異なる)。
O2濃度を調節する方法としては、N2ガスを挿入
したり、炭化水素を燃焼させた排ガスを用いた
り、ゼオライト等でO2を吸着除去する方法があ
るが、要はO2濃度が21%から3%まで変化する
ことである。
一方、燃焼排ガスの場合も、燃焼室内ではO2
濃度は21%から2〜5%まで変化する。O2濃度
が下がり過ぎるとCO2濃度や媒煙が増加し、O2
度が多いと排気ガスと共に逃げる熱ロスが大きく
なる。この場合も、O2濃度の変化は大きいと云
うことで、O2濃度の変化の大きい中でCO2を測定
することに燃焼機器の排ガスと野菜等の長期保存
に共通点がある。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来のガス検知装置に使用され
る気体熱伝導式ガスセンサは、気体の熱伝導度の
違いを利用して検知を行つているため、対象ガス
によつて感度の違いはあるが、選択性を有してい
ない。したがつて、従来のガス検知装置では正確
にCO2ガスの測定を行うことができないという問
題点があつた。
また、赤外線式CO2ガス検知装置によれば、
CO2ガスを検知することができるが、高価である
という問題点があつた。
この考案は、上記問題点を解決するためになさ
れたもので、N2,O2,CO2の混合ガス中での
CO2ガスを正確に、かつ安価に検出することがで
きるようにしたO2,CO2ガスの検知装置を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案に係るO2,CO2ガスの検知装置は、
N2,CO2,O2の混合ガス中のO2ガス濃度を検出
するO2センサ、CO2ガスの検知を行うCO2センサ
と、このCO2センサの出力をO2センサの出力で補
正する補正回路とを備えたものである。
〔作用〕
CO2センサの出力からO2センサの出力を補正回
路において補正してO2濃度に左右されないCO2
スとO2ガスの濃度の指示を行う。
〔実施例〕
第1図はこの考案の一実施例を示すブロツク図
である。この図で、1はO2センサで、例えばガ
ルバニ電池式O2素子が用いられる。これは、貴
金属極(例えばAu,Pt,Ag等)と卑金属極(例
えばPb等)と電解液より構成され、貴金属はフ
ツ素樹脂膜を隔て空気と接触している。
貴金属極では O2+2H2O+4e→4OH- の反応が起り、卑金属極では 2Pb→2Pb2++4e の反応が起こり、酸素濃度に比例した電流が貴金
属極から卑金属極へ流れる。
なお、O2センサ1としてカルバニ電池式O2
子は一例であつて他の素子を用いることもできる
のはもちろんである。
2はCO2センサで、気体熱伝導式のガスセンサ
であり、標準ガス(空気)と測定ガスとの熱伝導
度の違いを利用したもので、あらかじめ電気的に
加熱した白金線コイルに測定ガスが触れると、そ
の気体の熱伝導によつて熱が奪われ、白金線コイ
ルの温度が変化する。この変化はガスの濃度に
ほゞ比例するので、白金線の抵抗値変化をブリツ
ジ回路の偏差電圧としてとり出すことができる。
この気体熱伝導式のCO2センサ2は、高濃度ガス
の検知に適しており、熱伝導という気体の物理的
性質を利用しているため、触媒の劣化、被毒など
の問題がなく経時的に安定であり、白金線を使用
しているためサーミスタ式に比べ安定である。
3,4はいずれも増幅器で、O2センサ1とCO2
センサ2の出力をそれぞれ増幅する。5はO2
パン調整器、6は指示計であり、O2スパン調整
器5により指示計6の振れを調整する。7は補正
量調整器、8は抵抗体、9は加算器で、O2セン
サ1の補正量調整器7を経た出力と、CO2センサ
2の抵抗体8を経た出力とが加算される。10は
CO2スパン調整器、11はCO2濃度指示計であ
る。補正量調整器7、加算器9等で補正回路が構
成される。
次に、動作について説明する前に第2図を参照
して原理を説明する。
第2図はガス濃度に対するCO2センサ2の出力
を示す特性図である。この図で、直線aはN2
ス中におけるCO2センサ2のCO2ガス出力、つま
り、O2がない状態のときのCO2ガスによる出力で
あり、直線bはCO2センサ2の空気中における
CO2ガスによる出力、すなわち、O2が存在する
(CO2+O2)ガスによる出力を示す。直線a,b
の比較から、CO2センサ2の出力とO2ガスの存在
との因果関係が明らかである。
第2図からわかるように、CO2ガス濃度が零の
ときのCO2濃度指示計11の指示が0になるよう
に、補正量調整器7を調整すれば、あとはCO2
度指示計11の指示はO2ガス濃度の影響を受け
ずCO2ガスの濃度を示すことになる。
次に第1図の実施例の動作について説明する。
まず、N2ガス中でCO2センサ2の零調整を行
う。この時、O2およびCO2ガス濃度は共に0%で
ある。次に空気中で(この時、O2:21%Vol,
CO2:0%Vol)、指示計6が21%を指示するよ
うにO2スパン調整器5を合わせる。
CO2センサ2の出力は、空気中のO2ガスにより
第2図の直線bのようにマイナス側へずれている
ため、CO2濃度指示計11が零となるように加算
器9に加えるO2出力量を補正量調整器7で加減
する。これによりCO2センサ2のO2依存はキヤン
セルされ、以後、O2濃度に関係なくCO2濃度を検
出することができるようになる。そこで、校正ガ
スによりCO2スパン調整器10によりCO2感度を
調整する。これで準備が完了する。
測定に際してはO2センサ1とCO2センサ2とを
被測定ガス中に入れれば、CO2濃度指示計11で
CO2ガスの濃度を知ることができる。
また、O2ガス濃度を測定したいときは、CO2
ンサ2の出力はオフとして、O2センサ1の出力
を指示計6で読みとればよい。
〔考案の効果〕
この考案は以上説明したとおり、補正回路によ
つてCO2センサの出力をO2センサの出力で補正す
るようにしたもので、正確にCO2ガスのみの濃度
を知ることができる。そのため、燃焼排ガス中の
CO2ガス濃度の計測を正確に、しかも従来の赤外
線式CO2計に比べ格段と安価にできる。また、野
菜の長期保存庫内のO2ガスおよびCO2ガスの濃度
を正確に測定できるので、野菜の保存を適格に管
理することができる。また、倉庫内に入る前に指
示計によりO2ガスの出力を知ることにより、人
体に対する酸欠状態を知ることができる利点があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の一実施例を示すブロツク
図、第2図は第1図の実施例の動作説明のための
CO2ガス濃度とガスセンサの出力との関係を示す
図である。 図中、1はO2センサ、2はCO2センサ、3,4
は増幅器、5はO2スパン調整器、6は指示計、
7は補正量調整器、8は抵抗体、9は加算器、1
0はCO2スパン調整器、11はCO2濃度指示計で
ある。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. N2,CO2,O2の混合ガス中の前記O2ガスを測
    定するためのO2センサと、前記CO2ガスを測定す
    る気体熱伝導式のCO2センサと、このCO2センサ
    の出力を前記O2センサの出力で補正して補正し
    た出力を出す補正回路とからなることを特徴とす
    るO2,CO2ガスの検知装置。
JP18081484U 1984-11-30 1984-11-30 Expired JPH049574Y2 (ja)

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JPS6196362U JPS6196362U (ja) 1986-06-20
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WO2021079859A1 (ja) * 2019-10-25 2021-04-29 日立Astemo株式会社 車両制御装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62239980A (ja) * 1986-04-14 1987-10-20 Sanyo Electric Co Ltd 培養庫のガス濃度検出装置
JP5844556B2 (ja) * 2011-06-15 2016-01-20 理研計器株式会社 熱伝導式ガスセンサの出力補正方法およびガス検知器

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