JPH0495066A - カロチンの製造法 - Google Patents

カロチンの製造法

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JPH0495066A
JPH0495066A JP2209110A JP20911090A JPH0495066A JP H0495066 A JPH0495066 A JP H0495066A JP 2209110 A JP2209110 A JP 2209110A JP 20911090 A JP20911090 A JP 20911090A JP H0495066 A JPH0495066 A JP H0495066A
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carotin
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water
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Kyoichi Yamaguchi
山口 経一
Katsutoshi Matsuyama
松山 勝利
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は例えばニンジン等に含まれるカロチンを有機溶
媒を用いて抽出製造する方法及びカロチン含有飲食品に
関するものである。
[従来の技術] カロチンは植物に広く含有されている脂溶性の橙黄色の
色素で、体内で分解し、ビタミンA作用を有するもので
あり、食品の栄養強化の目的に用いられたり、天然色素
として食品に添加されている。
従来より、カロチン含有植物を破砕して有機溶媒でカロ
チンを抽出し、該抽出液から前記有機溶媒を蒸発させて
天然色素のカロチンを製造する方法は、種々行われてい
る。
また、溶媒として低級アルコールを加えてアルコーリシ
ス化することによって脂肪酸低級アルコールエステルを
生成させ、減圧蒸留してカロチンを得る方法(特開昭5
1−147532号)や、このアルコーリシス化した溶
媒に脂肪酸低級アルキルエステルを主成分とする油層に
親水性溶剤及び水を加えて、疎水性の強いカロチンを析
出分離する方法(特開昭61−115062号)等が現
在提案されている。これらアルコーリシス化により、カ
ロチンを製造する方法では、カロチンを含有する植物油
脂をアルコーリシスすることにより親水性のエステルに
化学変化させて蒸留したり、或いは、カロチン濃縮層と
親木層との液−液分離で取り除くことにあり、言わば化
学的な処理により余計な脂肪をエステル化して取り除く
方法である。
また、カロチン含有植物には、多くの植物と同様に、農
薬(殺虫剤・殺菌剤・除草剤等)等の種々の薬剤か付着
及び含有しており、カロチンの抽出−濃縮の際、一部の
農薬も同時に濃縮されることが問題となっている。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、天然色素として、カロチンを製造するに
は、製造コストが高く、また製品に処理薬剤が残留する
可能性の高い化学的な処理を行わず、操作が簡便な物理
的な処理で行うことが望ましい。
また、天然カロチンを製造する際には、植物に付着・含
有された農薬等の薬剤をカロチンから除去することが問
題となっていた。
本発明者らは鋭意努力の結果、非常に簡便であり、操作
も単純であり、余計な物質を加える必要もなく、濃縮コ
ストが安価である方法を検討した結果、本発明に至った
[課題を解決するための手段コ 本請求項1に記載の発明に係るカロチン製造法では、カ
ロチン含有植物を破砕して有機溶媒でカロチンを抽出し
、該抽出液から前記有機溶媒を蒸発させてカロチンを製
造する方法、において、前記カロチン含有植物の破砕物
に水を加えて懸濁する加水工程と、 該加水された懸濁物を60〜70℃に加熱して懸濁粒を
凝集させる加熱凝集工程と、 該加熱凝集工程後に濾過脱水を行い前記カロチン含有植
物中の水溶性成分を分離する脱水工程とを備えたもので
ある。
本請求項2に記載の発明に係るカロチン製造法では、カ
ロチン含有植物を破砕して有機溶媒でカロチンを抽出し
、該抽出液から前記有機溶媒を蒸発させてカロチンを製
造する方法において、前記抽出液から前記有機溶媒を蒸
発濃縮した後、該濃縮液を冷却放置してカロチン結晶を
析出させる晶析工程を備えたものである。
本請求項3に記載の発明に係るカロチン製造法では、前
記請求項2に記載のカロチン製造法において、 前記析出されたカロチン結晶を濾別して、食用油に溶解
して高濃度カロチン油脂とするものである。
本請求項4に記載の発明に係るカロチン含有飲食品では
、前記請求項l〜3の何れかに記載のカロチン製造方法
によって得られたカロチンを含有したものである。
[作用] 本発明においては、カロチン含有植物を破砕して有機溶
媒でカロチンを抽出する前に、カロチン含有植物の破砕
物に水を加えて懸濁する加水工程と、該加水された懸濁
物を60〜70tに加熱して懸濁粒を凝集させる加熱凝
集工程と、加熱凝集工程後に濾過脱水を行い前記カロチ
ン含有植物中の水溶性成分を分離する脱水工程とを備え
たものであるため、脱水工程後のケーキには、水溶成分
がほとんどなく、後続の有機溶媒によるカロチンの抽出
時に抽出効率を下げる原因となる水溶性成分(wJ、有
機酸等)がないため、抽出効率が向上することとなる。
詳しくは、細かに破砕されたカロチン含有植物に加水し
て懸濁するため、破砕物中に含有されている水溶性成分
(糖、有機酸等)が懸濁液中に溶出する。更に加熱凝集
工程では、破砕物からの水溶性成分の溶出を容易にする
ために、また植物中のタンパク質等の熱変性により、細
かに破砕された破砕物の懸濁粒を互いに凝集し、後続の
脱水工程でのカロチンの漏洩を防止するために行われる
後述する実施例での操作手順は、ニンジン破砕汁に1〜
3倍重量の水を加えた後、60〜70℃で30〜60分
間穏やかに攪拌して、前記加水工程と加熱凝集工程を行
っている。この際に、ケイソウ上等の特別な凝集剤は一
切使用しなくても充分に凝集か行うことができる。脱水
工程では懸濁粒同士は互いに凝集されているため、濾布
による圧搾濾過でもカロチン漏洩は非常に少ない。また
、含有植物に付着した農薬等の薬剤も殆とこの特産て懸
濁液中に溶出されて、排出される。
尚、加水量は必要に応して増減してもよく、また、これ
らの工程を1度だけでなく、必要に広して2度以上行っ
てもよい。
更に、加熱凝集温度及び時間も使用含有植物の種類、加
水量等の必要に応じて最適な条件を変更可能である。
次の本発明では、カロチン含有植物を破砕して有機溶媒
でカロチンを抽出し、該抽出液から前記有機溶媒を蒸発
濃縮した後、該濃縮液を冷却放置してカロチン結晶を析
出させる晶析工程を備えたものであるため、濾布による
濾別でも、純度が50〜90%の粗結晶を容易に得るこ
とができる。
後述する実施例での操作手順では、減圧蒸留で、濃縮率
は数倍〜士数倍に濃縮している。また、冷却温度は4〜
5℃(冷蔵温度)或いは一20℃(冷凍温度)、冷却時
間は十数時間である。
尚、濃縮率は必要に応じて増減可能であり、冷却温度も
結晶を良好に析出させる温度であれば、別に限定はしな
い。また、結晶成長を促すために、必要に応じて、徐々
に冷却温度を低下させてもよい。
更に別の発明では、前記晶析工程で析出されたカロチン
粗結晶を濾別して、食用油に溶解して高濃度カロチン油
脂とするものである。晶析工程で析出された結晶は粗結
晶であり、粘性が非常に高く扱いづらいため、市販の食
用油に懸濁し、粘性の低い30%懸濁油とした。
ここでいう食用油とは、大豆油や菜種油のような市販の
植物油で充分である。
カロチン含有植物例えばニンジンにも植物油が新鮮重量
の0.2%程度含有されているので、晶析工程で析出さ
れた結晶を濾別した濾液を留去するとカロチンとニンジ
ン油脂との混合物(低濃度カロチン油脂)が得られる。
この場合、混合物中のカロチン含有率は通常数%程度で
ある。油性食品用の着色料としてはこの濃度でも充分で
あるが、例えば清涼飲料用の乳液等の原料としては薄す
ぎる。
尚、本発明に使用される抽出溶媒は、カロチンを溶解す
ることかできれば、どのような有機溶媒でも使用可能で
あり、例えば、石油エーテル、アセトン、ヘキサン等が
使用可能である。しかし、食品衛生法の規制上、ヘキサ
ンを利用することが好ましい。
また、前述の製造法で得られたカロチンは、ニンジン等
のカロチン含有植物から化学的な処理を行わず、操作が
簡便な物理的な処理で行なって得た天然抽出カロチンで
あり、農薬等の薬剤が除去されたものであるため、広く
食品添加物として着色料やビタミン強化剤として使用す
ることができる。
[実施例コ (1)製造 第1図は本発明によるカロチン製造法の一実施例の概略
を示す工程図である。
木実施例では含有植物としてニンジンを使用した。
図に示す通り、ニンジン1 kgを水洗いし、コロイド
ミルで破砕して破砕物を得た。
この破砕物に、3ρの水を加え、攪拌機て緩やかに攪拌
しながら、加熱し、65℃で30分間静かに攪拌した。
このように細かに破砕されたカロチン含有植物に加水し
て懸濁するため、破砕物中に含有されている水溶性成分
(糖、有機酸等)が懸濁液中に溶出する。
これを木絽布の濾布にあけ、手絞りにより圧搾濾過して
、脱水した。加熱処理は植物中のタンパク質等の熱変性
により、細かに破砕された破砕物の懸濁粒を互いに凝集
し、後続の脱水工程でのカロチンの漏洩を防止するため
に行われる。脱水工程後のケーキには、後続の有機溶媒
によるカロチンの抽出時に抽出効率を下げる原因となる
水溶性成分(′W!、有機酸等)がないため、抽出効率
が向上することとなる。
脱水により得られたケーキは乾燥機(減圧下、温度は7
0℃、乾燥時間は十数時間)で乾燥し、粉砕機により細
かに粉砕して(粒径は05〜1.0mmで揃えた)ケー
キ粉末を得た。
得られた粉末を700JZのヘキサンに懸濁し、室温で
、約10時間放置して抽出した。その後、懸濁した粉末
を吸引濾過によって濾別し、カロチン抽出1夜を得た。
得られた抽出液中のヘキサンを、減圧蒸留により、蒸発
させ10倍濃縮液とした。尚、減圧はアスピレータによ
り行い、温浴温度は40℃に設定した。
濃縮液を一20℃の冷凍庫に放置して冷却し、−昼夜放
置した。
放置後、析出したカロチン結晶を濾紙によって濾別して
、濾液とカロチン粗結晶とを得た。濾布による濾別でも
、純度が50〜60%の粗結晶を容易に得ることができ
た。尚、前述の濃縮率は必要に応じて増減可能であり、
冷却温度も結晶を良好に析出させる温度であれば、別に
限定はしない。また、結晶成長を促すために、必要に応
して、徐々に冷却温度を低下させてもよい。
カロチン含有植物例えばニンジンにも植物油が新鮮重量
の02%程度含有されているので、濾液を留去するとカ
ロチンとニンジン油脂との混合物(低濃度カロチン油脂
)が得られた。この場合、混合物中のカロチン含有率は
通算数%程度である。着色料としてはこの濃度でも充分
であるが、例えば清涼飲料用の乳液等の原料としては薄
すぎる。尚、必要に応じて濾液は留去せずに、前述のケ
ーキ粉末を抽出するヘキサンに混合されてもよい。
また、得られたカロチン粗結晶は、完全にヘキサンを蒸
発後、食用油に溶解されて高濃度カロチン油脂が得られ
た。得られた結晶は粗結晶であり、ニンジン油脂が一部
混入しているため粘性が非常に高く扱いづらいので、市
販の食料油に懸濁し、粘性の低い30%懸濁油として用
いる。
(2)加水工程後の加熱凝集工程の効果前記加水工程後
の加熱凝集工程の効果を調へた。
前記実施例(A)と、水は添加するが加熱凝集工程を行
わない場合(B)とで、同一の脱水濾布を使用した際の
カロチンの回収率の比較結果を第1表に示す。
Aではエキス側にカロチンは殆どリークしないことが、
判明した。一方、Bの加熱凝集工程を行わない場合には
、約3割がリークすることが判明した。以上のことより
加熱凝集工程が脱水時の分離操作に有効であることが判
る。
ニンジン粉末からの最終的なカロチン抽出効率もB法よ
りA法の方が高いことが判る。これは、破砕汁に水を添
加した上、加熱しているので水溶性成分が溶出し、後続
の抽出工程でヘキサンによるカロチンの抽出時に水溶性
成分(糖、有機酸等)か抽出を妨げることがなくなった
ため、抽出効率が向上することが判明した。
漏洩率が低く、且つ粉末からの抽出効率か高い結果、全
カロチンに対する回収率はAではBの約2倍となり、9
0%を越えることが判明した。
尚、カロチンは、HPLCによりクロマトグラムの面積
から定量した。標準物質としてシグマ社のニンジン抽出
アルファ及びベータ・カロチンを用いて検量線を作成し
た。
全カロチン量は、試験に用いたニンジンの一部にアセト
ンを加えてブレンダーで破砕し、吸引濾過して得られた
ケーキに再びアセトンを加えてブレンダーで破砕するこ
とを繰り返し、ニンジンが白くなるまで抽出する。得ら
れたアセトン抽出液から分取した液を分液ロートにより
ヘキサンで再抽出し、この検液を前述のHPLCで定量
した。
カロチン漏洩率は、脱水時に得られたエキスを一定量分
取して分液ロートに入れ、アセトンとヘキサンを加えて
振盪し、下層(エキス層)から色が抜けるまでアセトン
とヘキサンでの洗浄を繰り返した。次いて、抽出液を蒸
留水で数回洗浄してアセトンを洗い出した後、ヘキサン
抽出液を前述のHPLCて定量した。エキスのカロチン
含量とエキスの全体積からカロチン漏洩量が判るので、
全カロチン量に対する漏洩率が計算できる。
カロチン回収量の比率は、生ニンジン中に含有されてい
た全カロチンがニンジン粉末からのヘキサン抽出でとれ
たけ回収できたかを示す。実測値てはなく、下式による
計算で求めた。
(31!別後のカロチン粗結晶 ニンジンを破砕してヘキサンでカロチンを柚比し、この
抽出液からヘキサンを蒸発させて濃縮した後、この濃縮
液を冷却放置してカロチン結晶を析出させる晶析工程後
のカロチン粗結晶を種々の濾布で濾別した。
この場合、冷却温度は一20℃(玲凍庫温度)で18時
間冷却放置したものを使用した。濾材A〜Cは通気性2
〜10■lのテフロン製濾布であり、濾材りは330メ
ツシユのステンレス製網である。この4種類について濾
別試験を行った。
結果を次の第2表に示す。
尚、カロチンの分光光度計による分析結果が液体クロマ
トグラフィによる分析結果より4〜6%程度高く出てい
るのは、分光光度計で定量する際に他のカロチノイドが
重なったためと考えられる。実際には液体クロマトグラ
フィでの分析値の方がより正確である。
この方法によりニンジン油脂中に含まれるカロチンのう
ち、45〜56%が粗結晶として濾別できた。粗結晶の
純度は50〜60%であった。不純物は低温で固化し易
い脂肪のようであった。
(4)高濃度カロチン油脂の作成 濾別した粗結晶は室温にまで暖まると粘性の強い固体に
近い状態となった。これに植物油を加え、コロイドミル
にかけれは高濃度(20〜30%)カロチン懸濁油が得
られる。
(5)カロチン含有飲食品 得られたカロチン含量は油性食品用の着色料やビタミ強
化剤としてそのまま使用できる。例えはマーガリン1ト
ンに対し、30%懸濁油を50〜80g加えれば充分に
着色できる。またソフトカプセル化すれば健康食品やビ
タミン剤となる。
また、高濃度カロチン油脂は非油性食品や飲料用の着色
料やビタミン強化剤としても使用可能である。例えば、
30%懸濁油をゼラチンやサイクロデキストリンに分散
させれば10%水溶性粉末を製造できる。またシュガー
エステルやグリセリン脂肪エステル等の乳化剤と混合す
れば乳液を製造できる。これら粉末や乳液を使用すれば
、カロチンリッチの清涼飲料やゼリー等の飲食品を製造
できる。
[発明の効果〕 本発明は以上説明したとおり、本発明においては、カロ
チン含有植物を破砕して有機溶媒でカロチンを抽出する
前に、カロチン含有植物の破砕物に水を加えて懸濁する
加水工程と、該加水された懸濁物を60〜70℃に加熱
して懸濁粒を凝集させる加熱凝集工程と、加熱凝集工程
後に濾過脱水を行い前記カロチン含有植物中の水溶性成
分を分離する脱水工程とを備えたものであるため、脱水
工程後のケーキには、水溶性成分がほとんどなく、後続
の有機溶媒によるカロチンの抽出時に水溶性成分(糖、
有機酸等)が抽出効率を下げる原因とならないため、抽
出効率が向上する。
次の本発明では、カロチン含有植物を破砕して有機溶媒
でカロチンを抽出し、該抽出液から前記有機溶媒を蒸発
濃縮した後、該濃縮液を冷却放置してカロチン結晶を析
出させる晶析工程を備えたものであるため、濾布による
濾別でも、純度が50〜90%の粗結晶を容易に得るこ
とができる。
更に別の発明では、前記晶析工程で析出されたカロチン
粗結晶を濾別することが可能であり、これを食用油に溶
解して高濃度カロチン油脂、例えば30%懸濁油に調製
することができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるカロチン製造法の一実施例の概略
を示す工程図である。 代理人 弁理士 佐 藤 正 年

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)カロチン含有植物を破砕して有機溶媒でカロチン
    を抽出し、該抽出液から前記有機溶媒を蒸発させてカロ
    チンを製造する方法において、 前記カロチン含有植物の破砕物に水を加えて懸濁する加
    水工程と、 該加水された懸濁物を60〜70℃に加熱して懸濁粒を
    凝集させる加熱凝集工程と、 該加熱凝集工程後に濾過脱水を行い前記カロチン含有植
    物中の水溶性成分を分離する脱水工程とを備えたことを
    特徴とするカロチン製造法。 (2)カロチン含有植物を破砕して有機溶媒でカロチン
    を抽出し、該抽出液から前記有機溶媒を蒸発させてカロ
    チンを製造する方法において、 前記抽出液から前記有機溶媒を蒸発濃縮した後、該濃縮
    液を冷却放置してカロチン結晶を析出前記析出されたカ
    ロチン結晶を濾別して、食用油に溶解して高濃度カロチ
    ン油脂とすることを特徴とするカロチン製造法。 (4)前記請求項1〜3の何れかに記載のカロチン製造
    方法によって得られたカロチンを含有したことを特徴と
    するカロチン含有飲食品。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021130824A (ja) * 2011-06-30 2021-09-09 イー アンド ジェイ ガロ ワイネリイE. & J. Gallo Winery 天然結晶質着色剤および製造方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021130824A (ja) * 2011-06-30 2021-09-09 イー アンド ジェイ ガロ ワイネリイE. & J. Gallo Winery 天然結晶質着色剤および製造方法

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