JPH0494512A - 静止電磁誘導器の鉄心の製作方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、静止電磁誘導器の鉄心の製作方法に関する
ものである。

〔従来の技術〕

第８図〜第９図は従来の外鉄形変圧器の一例を示すもの
で、＠８図は変圧器の一部断面側面図、第４図は鉄心と
コイルの関係を示す概略図、第５図は鉄心の平面図、第
６図は鉄心構成図、第７図は鉄心断面図、第８図は鉄心
切板製作状況囮、第９図は切板群断面図である。

第３図および第４図において、１．２は外鉄形で圧器の
磁気回路を形成する鉄・し・、３はコイルである。鉄心
１．２は同じ形状に作られ、コイル３を取り巻くように
形成されており、図は一相分を示している。３１は下部
タンクであり、その上面周辺に下部タンク７ランジ羽が
設けられている。下部タンク３１内にはコイル窓Ｉのあ
るコイル３が、下部タンク３１の上方にまで突き出して
配置されている。

コイル窓あの下部には、断面が逆Ｔ字状のビーム羽が、
下部タンク７ランジ澄の上面で支持されて配置されてい
る。３４はスペーサであり、鉄心１．２の外周側下面と
下部タンク７ランジ！との間に装着されている。コイル
窓蕊の上端にはウェッジ蕊が装着されている。

次に、上記のように構成される外鉄形変圧器の組立手順
を簡拳に説明する。

最初に、下部タンク３１にコイル３を立てる。次に、ビ
ーム羽をその長さ方向の両端が下部タンク７ランジ！上
に乗るように、コイル窓あの下部に配ｆｔし、コイル３
の外周の下部タンクフランジ！の上にはスペーサ調を配
置する。次いで、ビームおおよびスペーサ調の上に鉄心
ヱ、２を所定枚数ずつ所定積み高さまで！！層した後、
コイル２３ａ内の鉄心とコイルとの間にウェッジにを打
ち込んで挿入する。ウェッジ部を挿入することにより、
コイル窓Ｉ内の鉄心が締め付けられる。

鉄心１．２は第５図に示すように、脚部４．５．８．９
と継鉄部６．７．１０．１１を、実線および破線で示し
た鉄心切板を交互に積層することにより、鉄心の隅接合
部は脚部と継鉄部の鉄心切板が互いにオーバラップする
構造となり、所定積み高さ積層することにより第３図、
第４図で示した鉄心が得られる。

次に切板群の製作法について説明する。第８図において
、２０は予め所定幅に切断された帯状の磁性材料の一例
であるコイル状に巻かれた方向性けい素鋼帯（以下調帯
という）、２１は鋼帯Ｉを切断機乙に供給するためのア
ンコイラ、２３は鋼帯２０ヲその送り出し方向を基準に
して左４５度および右６度の角度に刃を旋回して切断す
る旋回シャー　為は謂帯加の先端部を送り出し方向に対
して直角に切、断するためのラップシャー、２５に銅帯
加を所定長さ送るための送りローラであり、切断機２２
は送りローラ６、旋回シャーｎ１チツプシヤーツで構成
され、図に示すようにチップシャーツと送りローラ５と
の中間に旋回シャー器が設置されている。

鋼帯ｍはアンコイラＡから送りローラ器により送り出さ
れ、その先！部が旋回シャー器により送り出し方向を基
準にして右４５度の角度に切断され・さらに所定長さ送
り出されてチ７プシャームにより先端が所定寸法に切断
される。続いて旋回シャー２３により鋼帯Ｊの送り出し
方向を基準にして左４５度の角度（第１１図に示す旋回
シャー田の実線位置）で鋼帯加を所定長さに切断して一
枚の鉄心切板ムを製作し、製作された鉄心切板ムは表裏
を反転させず、そのまま第８図の実線矢印の経路を通っ
て図の右下の所定位置に置かれる。尚、所定位置に置か
れた鉄心切板すを図の右下に実線で示す。

次に再び送りローラδにより鋼帯Ｉは所定長さ送り出さ
れ、チンプシャー詞により先端が切断されるとともに旋
回シャー器が鋼帯ｌの送り出し方向を超重にして右４５
度の角度（図の一点ａＩＩｊ！の位置）に旋回して所定
形状に切断され、鉄心切板ムと線対称な形状の一枚の鉄
心切板１２ｂが製作され表裏を反転させず、そのまま図
の一点頃線矢印の経路を通って図の右上の所定位置に搬
送される。所定位置に搬送され置かれた鉄心切板１２ｂ
を図の右上に実線で示す。

この動作を交互に繰り返し鉄心切板１２ａＪ２ｂが各所
定枚数製作され、所定位置に積み重ねられて第８図の右
方の実線で示す一対の切板群ムコが出来あがる。

第９図に、第８図のＩＸ−ＩＸ線での一対の切板群１２
＆旧の断面を示すり さて、一つの銅帯から次々と鉄心切板が切断されて何個
かの切板群が製作され、一つの銅帯が無くなると、新た
な鋼帯がアンコイラ■に装着され、上述した鉄心切板１
２ａ、、１２ｏが製作されたのと同様の方法により、所
定枚数の鉄心切板が切断され、所定個数の切板群が製作
される。

上記方法で製作された切板群については、その一対の切
板群（例えば盟と１Ｊ３）では、銅帯の長さ方向に隣り
合つＴ一部分を交互に切板群ムと１２Ｂに配分しており
、鋼帯の長ぎ方向に隣り合った部分の板厚はほとんど差
がないので、鉄心切板を同−枚数積み重ねた一対の切板
群の櫂み重ね高きは同じになる。

ところで銅帯の板厚は、鋼帯製造時の製造ロフトによっ
て多少の差を有するものであり、多電の鋼帯を使用する
変圧器鉄心等の場合にＧｌ複数ロットの鋼帯を使用する
ことになるので、銅帯個々の間で多少の差を有するもの
となっている。

従って、上記で説明したように、一対の切板群内ではそ
の積み重ね高さは同一であるが、対でない切板群間では
例え鉄心切板の枚数が同じであっても、その積み重ね高
さは異なったものとなる。

次に・実際の鉄心の構成を第６図に示す鉄心構成図で説
明する。

鉄心切板の積み重ねられた脚部および継鉄部の切板群を
用いて鉄心の脚部および継鉄部を構成するのであるが、
脚部に使用される切板群あるいは継鉄部に使用される切
ｆ詳の配置は任意に行っている。そこで、例えば、第６
図に示すような切板群の組み合わせとなった場合の鉄心
の構成法について説明する。まず、切板群３から鉄心切
板１５ｂを１枚取り出し脚部４の実線で示される位置に
置き、続いて切板群２１１３Ｂ、　２１人から鉄心切板
を各１枚取り出して、それぞれ継鉄部６、脚部５、継鉄
部７の実線で示される位置に置く。次に、切板ｒＩｅ１
３Ａから鉄心切板凰を１枚取り出して脚部４の点線で示
される位置へ、先に置かれている鉄心切板１５１）の上
に重ねて置き、続いて同様に切板群山、動−４ムから鉄
心切板を各１枚ずつ取り出して、それぞれ継鉄部まタハ
脚部６．５．７の点線で示される位置へ先に置かれてい
る鉄心切板の上に重ねておく。以下、この作業ｆ−順次
繰り返して鉄心切板を所定枚数積層して鉄心１、丁なわ
ち脚部４．５および継鉄部６．７が製作される。

鉄心２の場合についても鉄心１の場合と同様に、切板群
１２１ｋ　１４Ａを組み合わせて脚部８へ、切板群２２
Ｂを継鉄部１０へ、切板群１４Ｂ、１５Ａを組み合わせ
て脚部９へ、切板群ムを継鉄部１１へ、それぞれ配置し
て鉄心２、すなわち脚部８．９および継鉄部１代１１が
製作されるうコイル窓部内にある脚部５および９の断面
（第６図の■−■線での断面）を第７図に示すように、
脚部５は鉄心切板ｌおよびムを、脚Ｗ、９は鉄心切板１
４ｂおよび血をそれぞれ交互に積層したものとなってい
る。

今例えば、鉄心切板１３ｂＪ２ａが鉄心切板１４ｂ、１
５ａよりも板厚が厚いとすると、同枚数鉄心切板を積層
した場合には、脚部５と９の間に積み高さの差αが生じ
る。

脚部５と９の間に積み高さの差αが生じると、第８図で
説明したようにウェッジあを打ち込んで脚９５と９の鉄
心を締め付ける場合に、積み高さの低い脚部９の鉄心が
締め付けられなくなる。

そこで、このα寸法分だけ第８図および第７図に示すよ
うに、調整鉄心１６を積層しなければならない。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記のように構成された鉄心を有する従来の外鉄形変圧
器は、鋼帯から切断されて製作された切板群を組み合わ
せて積層して鉄心子なわち脚部および継鉄部を構成する
場合、その切板群の組み合わせは任意としていたので、
コイル窓内の脚部の鉄心の積み高さに差が生じ、積み高
さの低い脚部の鉄心が締め付けられなくなり、コイル窓
内の脚部の鉄心の檀み高さを揃えるための１ｉ整作業を
要するといった問題点があった。

この発明は、上記のような問題点を解消するためになさ
れたもので、銅帯の板厚の違いにかかわらず、常にコイ
ル窓内の脚部の鉄心の積み高さが揃った静止電磁誘導器
の鉄心の製作方法を提供することを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係る静止電磁誘導器の鉄心の製作方法は、銅
帯の長さ方向に隣り合った部分が交互に積み重ねられる
ように製作された一対の切板群を、コイル窓内の二個の
脚部に配置して鉄心を構成するようにしたものである□ 〔作用〕 鋼帯の長さ方向に隣り合った部分が交互に積み重ねらち
るように製作された一対の切板群のコイル窓内の二個の
ｍ部への配置は、鋼帯の板厚差を相殺して積層高さが同
一であるｓ部の鉄・し・を構成する。

〔実施例〕

第１図および第２図はこの発明の一実施例を示す鉄心薄
成図と鉄心断面図である。

図において、鉄心１．２、脚部４．５、訳９、継鉄部６
．７．１Ｏ１１１、鉄心切板１２ｈ　〜１５ａ、１２ｂ
〜１５ｂ、２１ａ！２１−８、切板群１２＆〜１５Ａ、
１２Ｂ〜１５Ｂ、ム２λム〕は従来のものと同じである
。

次に、鉄心の構成について説明する。切板群の配置は、
コイル窓内の二個の脚部５と９に一対の切板群仏、コと
１５＆、１５Ｅを、１３Ａ↓Ｂを図の下方に、！　１５
Ｂを図の上方に配置して鉄心を構成するようにし、他の
脚部４．８、継鉄部６．７．１Ｏ１Ｕへの切板群の配置
は従来と同様に任意の組み合わせでよい。

切板群から鉄心切板を１枚ずつ取り出して、図の実線と
点線で示す位置に交互に配置して鉄心１．２を構成下る
方法は従来どおりである。

第２図に第１図の［ｌ−Ｔｌ線による断面を示すように
、脚部５は鉄心切板師と１−とが、＃部９は鉄心切板茄
と１２ａとがそれぞれ交互に積層されたものとなってい
る。

鉄心切板Δとのおよび鉄心切板ふと邸とはそれぞれ対と
なった鉄心切板であるので、鉄心切板ムとｔｚｂおよび
鉄心切板１５ａと１５１）とはそれぞれ同じ板厚となっ
ている。

従って、それぞれ板厚の異なる二組の鉄心切板を積層し
ても、Ｗ数枚ｆｌ１層したところでの積層高さは常には
同じになり、所定高さ積層した脚部５と９の高さは全く
同じものとなる。

上記実施例では脚部５と９に二組の対となった切板群を
配置したが、これに限らず、−組の対となった切板群を
配置しても同様の効果を奏する。

〔発明の効果〕 この発明は以上説明したとおり、調帯の長さ方向に瞬り
合った部分が交互に積み重ねられるように製作された一
対の切板＃ｆ、コイル窓内の二個の脚部に配置して鉄心
ｉｗｔするようにしたので、銅帯の板厚の違いに起因し
て生じていたコイル窓内の脚部の鉄心積み高さの差が無
くなり、均等に鉄心の締め付けができ、コイル２内の＠
邪の鉄心積み高さを揃えるための調整作業が不要となる
。

【図面の簡単な説明】

第１１］および第２図はこの発明の一実施例を説明する
ための図で、第１図は鉄心構成図、第２図は第１図■−
■線における鉄心断面図、第８図〜第９図は従来の外鉄
形変圧器及び鉄心の製作方法を示すもので、第８図は変
圧器の一部断面側面図、第４図は鉄心とコイルの関係を
示す概略図、第５図は鉄心の平面図、第６図は鉄心構成
図、第７図は第６図■−■線における鉄心断面図、第８
図は鉄心切板製作状況図、第９図は第８図■−■線にお
ける切板群断面図である。 図において、１．２は鉄心、４．５．８．９は脚部、６
．７．１０％１１は継鉄部、ｍｍ、１５ム、１５Ｂ　＋
：！切板群、〕、１２ｂ、１５ａＪ５ｂは鉄心切板であ
る。 なお図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 　コイル窓内に二個の対向して設けられる脚部を有する
   静止電磁誘導器の鉄心において、鋼帯の長さ方向に隣り
   合つた部分が交互に積み重ねられるように製作された一
   対の切板群によつて上記脚部鉄心を構成するようにした
   ことを特徴とする静止電磁誘導器の鉄心の製作方法。