JPH0494324A

JPH0494324A - 電磁誘導型コンベヤ

Info

Publication number: JPH0494324A
Application number: JP21304090A
Authority: JP
Inventors: Yoshinobu Fushimasa; 善伸節政; Shinobu Tanaka; 忍田中; Mitsuru Ookanehisa; 満大兼久
Original assignee: Otsuka Techno Corp
Current assignee: Otsuka Techno Corp
Priority date: 1990-08-10
Filing date: 1990-08-10
Publication date: 1992-03-26

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野この発明は、磁性体搬送物を搬送するための電磁誘導型
コンベヤに関する。

従来の技術運搬機械としてのコンベヤには、各種のベルトコンベヤ
、各種のチェンコンベヤなど多くのものがある。

通常これらのベルトコンベヤ、チェンコンベヤは両端に
ブーりまたはチェン車を有し、電動機で駆動される。

また、特殊なものとして、磁力を利用して搬送するもの
がある。例えば、切削液から磁性粉を分離除去するため
の汚液清浄装置として、非磁性板で汚液槽内に沈潜する
水平部と立上り傾斜部および排出部からなるベルトコン
ベヤの裏側に多数の永久磁石を配設したチェンコンベヤ
を設けてなり、汚液槽底に沈澱した磁性粉を回転するチ
ェンコンベヤの永久磁石により吸着して非磁性板上を摺
動させて槽外へ搬送し、排出部より磁性粉を回収する装
置が知られている。

また上記装置の欠点を除いた装置として、非磁性ベルト
コンベヤの内側に永久磁石を配設したチェンコンベヤを
設け、排出部におけるチェンコンベヤの転回部を非磁性
ベルトコンベヤより内側へずらして設けた汚液清浄装置
がある（実公昭６３４４１１２号公報）。

発明が解決しようとする課題上記のごとく、従来のコンベヤは、いずれも回転のため
のプーリ、チェン車および電動機などの回転駆動装置が
必要なため、装置が複雑かつ大型化することは免れない
。

この発明は、かかる現状にかんがみ、磁性体搬送物を対
象としたコンベヤであって、回転装置を必要とせず、磁
力を利用して搬送する電磁誘導型コンベヤを提供するも
のである。

課題を解決するための手段上記目的を達成するため、この発明の電磁誘導型コンベ
ヤは、帯状の非磁性板で搬送面を形成し、該搬送面の裏
面に対向して複数の電磁コイルをそれぞれの磁界が上記
搬送面上に及ぶように配設し、隣接する３個以上の電磁
コイルＡ、Ｂ、Ｃ１−・ｎを１組とし、各組の電磁コイ
ルＡはリレー開閉器ａを有する電源回路に、電磁コイル
Ｂはリレー開閉器をを有する電源回路に、電磁コイルＣ
１・ｎはリレー開閉器ｃ、…ｎを有する電源回路に、そ
れぞれ並列して接続し、搬送面に磁気吸着した磁性体搬
送物を順送りするように構成する。

また、上記搬送面の幅方向に並列した複数個の電磁コイ
ルを１列とし、搬送面の長手方向の３列以上ごとの電磁
コイル群Ａ、Ｂ、Ｃ１・　ｎを１組とし、各組の電磁コ
イルＡはリレー開閉器ａを有する電源回路に、電磁コイ
ルＢはリレー開閉器をを有する電源回路に、電磁コイル
Ｃ、…ｎはリレー開閉器ｃ、…ｎを有する電源回路に、
それぞれ並列して接続し、上記リレー開閉器ａ、ｂ、ｃ
、…ｎを順次開閉する操作を連続して繰返し、搬送面に
吸着した磁性体搬送物を順送りするように構成するので
ある。

作　　　　用この装置は、機械的に駆動される回転装置や通常のコン
ベヤなどがないので機構が簡素化され装置はコンパクト
化できる。

そして、装置の電源回路に通電すれば、まず各組の第１
の電磁コイルＡに電流が流れ、搬送面上にある磁性体搬
送物は吸着する。ついで電磁コイルＡの電源回路が切れ
ると同時に電磁コイルＢの電源回路に電流が流れ、電磁
コイルＡにより吸着していた磁性体搬送物は電磁コイル
Ｂの磁力により引き寄せられる。引き続き電磁コイルＢ
の電源回路が切れ電磁コイルＣの電源回路に電流が流れ
ると、磁性体搬送物は電磁コイルＣの磁力により引き寄
せられる（４列ごと、５列ごと・・・の場合も同様に動
作する）。

上記の動作が繰返されることにより、搬送面上に磁気的
に吸着された磁性体搬送物は、各電磁コイル群により順
送りされて搬送面上を搬送され、最後の電磁コイルの電
流が切れて搬送物は搬送面を離れることができる。

実施例この発明の実施例を図面に基いて説明する。

第１図は、水平に設置された電磁誘導型コンベヤの一部
を示す。非磁性体例えばステンレス鋼やプラスチックの
帯板を搬送板（１）として搬送距離間に架設する。そし
て、その裏面に互いに絶縁した電磁コイルを配設する。

なお、裏面側には全面に磁性体平板を設け、磁束の漏洩
を防止する（図面省略）。

この電磁コイルは、隣接する３個の電磁コイルＡ、Ｂ、
Ｃを１組として、各組の電磁コイルＡはリレー開閉器ａ
を有する電源回路（２）に並列して接続する。同様にし
て、電磁コイルＢはリレー開閉器をを有する電源回路（
３）に並列して接続し、電磁コイルＣはリレー開閉器Ｃ
を有する電源回路（４）に並列して接続する。

上記電源回路に通電して、リレー開閉器ａ、ｂ、Ｃを順
次作動させ、電磁コイルＡ、Ｂ、ＣをＪｌｌｊｊ　＆励
磁すると、磁性搬送物は励磁した電磁コイルの磁力に引
かれて搬送板上を順送りされ所定の長さを搬送される。

そして、最後の電磁コイルへの励磁が終れば磁性搬送物
は磁気的に解放されコンベヤ外へ排出できる。

なお、電磁コイルの磁気特性などの性能は対象となる磁
性搬送物の大きさや重さなどの条件により設計的に決め
ることができる。

また、搬送板（１）の幅が広い場合には、その幅方向に
複数個の電磁コイルを並列し、並列された電磁コイル群
を１列として、長手方向に隣接する３列の電磁コイル群
Ａ、Ｂ、Ｃを１組として、上記と同様にリレー開閉器ａ
、ｂ、ｃを有する電源回路に接続する。

そして、電磁コイルは、その磁界が搬送板上に及ぶなら
、設置される向きは問わない。また、電源は交流、直流
いずれでも使用できる。

また、搬送された磁性搬送物が残留磁気を帯びている場
合には、任意の消磁装置に通して消磁する。

上記は３列の電磁コイル群Ａ、Ｂ、Ｃを１組とした場合
であるが、４列または５列と１組の電磁コイル数を増す
ことができる。この場合も前記と同様の動作を繰り返す
ことにより磁性搬送物を搬送することができる。

第２図〜第４図は、低所から高所へ磁性搬送物を搬送す
るためのコンベヤ形式の一例を示したものであり、例え
ば汚液清浄装置として、汚液槽がら磁性切削屑や磁性粉
を分離除去するのに好適である。

発明の効果この発明は、リレー開閉器を有する電源回路により一連
の電磁コイル群を順次励磁して磁力により磁性搬送物を
吸引しながら順送りして搬送するから、搬送装置に機械
的装置が不要となり、機構が簡素化され、装置がコンパ
クト化できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施による電磁誘導型コンベヤの要
部を示す説明図、第２図はこの発明の実施による具体的
コンベヤ形状を示す説明図、第３図、第４図は同じく他
のコンベヤ形状を示す説明図である。１　搬送板　　　　　２．３．４・・・電源回路５・・
磁性搬送物Ａ、Ｂ、Ｃ・・電磁コイルａＳ　ｂ、ｃ　　・リレー開閉器出願人　　株式会社オーツカテック

Claims

【特許請求の範囲】１　帯状の非磁性板で搬送面を形成し、該搬送面の裏面
に対向して搬送面全長にわたり複数個の電磁コイルをそ
れぞれの磁界が搬送面上に及ぶようにして配設し、隣接
する３個以上の電磁コイルＡ、Ｂ、Ｃ、…ｎを１組とし
、各組の電磁コイルＡはリレー開閉器ａを有する電源回
路に、電磁コイルＢはリレー開閉器をを有する電源回路
に、電磁コイルＣ、…ｎはリレー開閉器ｃ、…ｎを有す
る電源回路に、それぞれ並列して接続し、上記リレー開
閉器ａ、ｂ、ｃ、…ｎを順次開閉する操作を連続して繰
返し、搬送面に磁気吸着した磁性体搬送物を順送りする
ように構成した電磁誘導型コンベヤ。２　帯状の非磁性板で搬送面を形成し、該搬送面の裏面
に対向して複数個の電磁コイルをそれぞれの磁界が上記
搬送面上に及ぶようにして配設し、搬送面の幅方向に並
列した複数個の電磁コイルを１列とし、搬送面の長手方
向の３列以上ごとの電磁コイル群Ａ、Ｂ、Ｃ、…ｎを１
組とし、各組の電磁コイルＡはリレー開閉ａを有する電
源回路に、電磁コイルＢはリレー開閉器をを有する電源
回路に、電磁コイルＣ、…ｎはリレー開閉器ｃ、…ｎを
有する電源回路に、それぞれ並列して接続し、上記リレ
ー開閉器ａ、ｂ、ｃ、…ｎを順次開閉する操作を連続し
て繰返し搬送面に磁気吸着した磁性体搬送物を順送りす
るよう構成した電磁誘導型コンベヤ。