JPH0494024A - 真空バルブの製造方法 - Google Patents

真空バルブの製造方法

Info

Publication number
JPH0494024A
JPH0494024A JP20916790A JP20916790A JPH0494024A JP H0494024 A JPH0494024 A JP H0494024A JP 20916790 A JP20916790 A JP 20916790A JP 20916790 A JP20916790 A JP 20916790A JP H0494024 A JPH0494024 A JP H0494024A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
vacuum valve
end plate
epoxyresin
drying
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP20916790A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2894809B2 (ja
Inventor
Rika Takigawa
りか 滝川
Fumio Furuya
文雄 降矢
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP20916790A priority Critical patent/JP2894809B2/ja
Publication of JPH0494024A publication Critical patent/JPH0494024A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2894809B2 publication Critical patent/JP2894809B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • High-Tension Arc-Extinguishing Switches Without Spraying Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 (産業上の利用分野) 本発明は、真空バルブの製造方法に係り、特に、真空容
器の金属外装部の塗装方法に関するものである。
(従来の技術) 一般に、真空バルブは、第1図に示すように構成されて
いる。同図において、1はガラス又はセラミック等の絶
縁材料からなる絶縁筒であり、その両端開口部が固定側
金属端板2及び可動側金属端板3でそれぞれ閉塞されて
真空容器4を形成している。固定側金属端板2には固定
側通電軸7が貫通固着され、これと対向するように可動
側金属端板3には、軸受11を介して可動側通電軸8が
移動可能に貫通されている。そして対向部における固定
側通電軸7に固定接点(固定電極)5が取付けられ、可
動側通電軸8に可動接点(可動電極)6が取付けられて
いる。
また、可動側金属端板3と可動側通電軸8との間には、
真空容器4内を気密に保持し、且つ可動側通電軸8の軸
方向の移動を許容し得るように金属製のベローズ9が設
けられている。10はシールドであり、固定接点5及び
可動接点6を包囲するように設けられている。
以上のような各部材の組立構造において、固定側通電軸
7及び可動側通電軸8とそれぞれに対応した固定接点5
及び可動接点6、固定側金属端板2と固定側通電軸7、
可動側通電軸8とベローズ9の一端、可動側金属端板3
とベローズ9の他端。
及び固定側金属端板2及び可動側金属端板3と絶縁筒1
の各接合部分は、ろう付は又は溶接等により接合されて
いる。
以上のように構成された真空バルブの可動側通電軸8を
図示しない操作機構を介して軸方向に駆動することによ
り、固定接点5に対して可動接点6が接離されるように
なっている。
ところで1以上のように構成された真空バルブの使用環
境としては、柱状開閉器等に用いられた場合、汚染大気
の゛みならず極度の腐食性雰囲気で使用されることもあ
る。このため、外部に露呂する金属外装部分である固定
側金属端板2及び可動側金属端板3等の外表面は、耐食
性有機材料のエポキシ樹脂塗料により塗膜が形成されて
防食策が講じられている。
また、従来使用されているこの上塗り、下塗りエポキシ
樹脂塗料は、自然乾燥型のものであり。
その反応は、ベースのエポキシ樹脂基と硬化剤の活性水
素を持つ1級アミン及び2級アミンの化合物の反応で高
分子樹脂となるものである。
反応基のモデルを示すと次の通りである。
→HO−CH,−CH−CH2−NH−R−NH−CH
2−CH−CH,−OHここで、金属部分の固定側金属
端板2及び可動側金属端板3に施す塗装は、その塗膜性
能、工程について次の条件を満たすことが要求されてい
る。
■ 塗膜性能は、屋外長期防食性として20年以上を有
するものでなければならない。
■ 浸食処理等の化学的前処理(脱脂〜りん酸塩被膜形
成)やブラスト処理等の機械的・物理的処理が困難なた
め、塗膜は平滑な金属素材上に直接形成させなければな
らない、このため、形成塗膜は、金属素材との付着性が
非常によくならなければならない。
■ 軸受11は、材料として有機絶縁物が使用されてお
り、その温度限界が100℃以下であるため、熱硬化型
の塗料を用いて塗膜を形成することができない。
以上のことから、塗装には自然乾燥型の塗料を使用し、
金属素材との付着性がよく長期耐食性を備えた塗膜を形
成することが必要となっている。
前述の下塗り及び上塗り自然乾燥型エポキシ樹脂塗料は
、上記■、■、■の条件を満たす優れた塗膜を形成し得
るものであるが、塗膜の硬化に大気中放置で夏期は48
時間以上又は冬期は168時間以上というように長時間
を有するため、強制乾燥を施して48時間は必要であっ
た。
(発明が解決しようとする課題) 以上説明したように、真空バルブの金属端板等の防食性
を図るために使用されている従来の塗料は、その塗膜硬
化に大気中放置で長時間を要していた。このため、硬化
に昼夜の温度差や夏期。
冬期の温度の影響を受は易く、安定した品質の塗膜を形
成することが困難である。ごみ、異物が付着し易く、塗
膜性能が劣化し易い、製造リードタイムが長くなり、短
納期確保が難しい、広い作業スペースを必要とする。さ
らには、生産ライン化が困難である等の諸種の解決すべ
き課題があった。
そこで、本発明の目的は、短時間で硬化させることがで
きて品質を安定化させると共に塗膜性能を著しく向上さ
せることができ、さらには製造リードタイム、作業スペ
ースの大幅な削減及び生産ライン化を実現することが容
易とした真空バルブの製造方法を提供することにある。
〔発明の構成〕
(課題を解決するための手段) 本発明は、金属外装部を有する真空容器内に固定電極と
可動電極が接離自在に対向配置された真空バルブの前記
金属外装部に、エポキシ樹脂塗料で複数層の塗膜を形成
する真空バルブの製造方法において、少なくとも一層の
塗膜は、3級アミンを含む硬化促進剤を混入することな
く、かつ30〜100℃において10〜90分間強制乾
燥させて形成するようにしたものである。
(作用) 下層の塗膜を形成する塗料は、塗装後強制乾燥のみで、
上層の塗膜を形成する塗料の塗装が可能になるまで硬化
することができる。上層の塗膜を形成する塗料は、3級
アミンを含む硬化促進剤が、エポキシ環の開環反応触媒
として有効に作用し、短時間で硬化が完了する。このた
め、硬化反応に昼夜の温度差等の影響を受けることがな
いので、安定した品質が得られ、硬化中にごみ、異物の
付着が少なくなって塗膜性能が向上する。さらに、製造
リードタイムが短縮され、ライン化が容易になり、短納
期確保が可能になる。
(実施例) 以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。ま
ず、前記した第1図に示す真空バルブの固定側金属端板
2及び可動側金属端板3からなる金属外装部に次のよう
な工程■t(2)t■で塗装を行なう。
■ 固定側金属端板2及び可動側金属端板3の外表面を
、シンナー等の脱脂効果のある溶剤で脱脂する。
■ 自然乾燥型エポキシ樹脂塗料を用い塗膜を形成させ
る。
ここで、使用する塗料は、次のような2種類があり、こ
れを下塗り塗料及び上塗り塗料とする。
また、上塗り塗料のみで、塗膜を形成してもよく、防食
性を一層高めるために、下塗り塗料で塗膜を形成した後
その上に上塗り塗料で塗膜を形成するようにしてもよい
下塗り塗料の組成(重量%) (主剤)ベース エポキシ樹脂ワニス     31.6着色顔料   
        4.5防錆顔料          
 4.5(クロム酸亜鉛1.6%) 体質顔料 添加剤 溶   剤 (硬化剤) アミンアダクト樹脂ワニス 32.3 3.4 13.7 10.0 too、。
(硬化促進剤) 3級アミン 10.0 キシレン 90.0 100.0 下塗り塗料は、上記したベース:硬化剤=9=1の割合
で調合し、シンナーで希釈して塗装を行ない、強制乾燥
(30〜b る。適正乾燥条件を第2図に示す。
上塗り塗料の組成(重量%) (主剤)ベース エポキシ樹脂ワニス     46.9着色顔料   
       2.9 体質顔料          12.5添加剤    
   2.1 溶   剤               15.6(
硬化剤) アミンアダクト樹脂ワニス  20.0100.0 (硬化促進剤) 3級アミン キシレン 10.0 90.0 ioo、。
上塗り塗料は、上記したベース:硬化剤:硬化促進剤=
 8 : 2 : 0.25 (0,1−1,0) ノ
割合テ調合し、シンナーで希釈して塗装を行なう。
3級アミン硬化促進剤を混合した上塗り塗料は、次に示
す反応モデル■、■を繰り返して塗膜が形成される。な
お1反応モデル中、R,Nは3級アミンからなる硬化促
進剤である。
H ■ 乾燥炉を使用し強制乾燥(30−100℃X 10
〜90分)を行なう、適正条件を第2図に示す。
ここで、以上説明した塗装工程をさらにまとめると次の
ようになる。即ち、 (イ)脱脂→硬化促進剤を混合した上塗り塗料で塗装、
膜厚40〜70.→強制乾燥 (ロ)脱脂→下塗り塗料で塗装、膜厚3o〜60.→強
制乾燥→冷却→硬化促進剤を混合した上塗り塗料で塗装
、膜厚40〜80%→強制乾燥以上のように2種の工程
があり、特番こ長期耐食(20〜30年)を必要とする
場合は、(ロ)工程を実施することが最適である。
次に、上記した実施例の作用を説明する。まず。
金属部分の固定側金属端板2.可動側金属端板3の外表
面を脱脂することにより、金属素材と塗料との付着性が
向上し、また、塗膜形成時に生ずる欠陥(はじき等)が
防止される。下塗りを併用する場合は、強制乾燥のみで
、上塗り塗装が実施できるまで硬化される。上塗り塗料
は、前述の■。
■の反応モデルを繰り返すエポキシ樹脂塗料を用いて塗
膜を形成させるため、3級アミンを含む硬化促進剤がエ
ポキシ環の開環反応触媒として有効に作用し、塗膜の硬
化時間が早められる。さら番こ、強制乾燥を実施するこ
とにより、安定した品質の塗膜が一層短時間で形成され
る。
次に、前述した(イ)、(ロ)の各工程を適用して形成
した塗膜の性能を、第1表および第2表に示す、ここで
、第1表は、初期物性試験結果を示し、第2表は、長期
耐食試験後の試験結果を示す。
第1表 試験項目1:硬さ試験、J I S K5400鉛筆ひ
つかき硬度試験 試験項目2:付着力試験、J I S K5400に準
する基盤目+セロテープ試験 第2表 試験項目3:CASS試験、J I S D0201.
工程(イ)1000時間、工程(ロ)4000時間試験
項目4:硫化水素ガス試験、10ppm、 40℃。
90%RH,工程(イ)2000時間、工程(ロ)50
00時間 試験項目5:塩素ガス試験、各条件は試験項目4と同じ 試験結果は、非常に良好であり、過去の実績(長期耐食
試験と屋外曝露の相対関係)から30年以上の耐久性を
有することが分った。
したがって、この実施例によれば、次のような利点が得
られる。
■ 夏期、冬期及び昼夜の温度の影響を受けることなく
、安定した品質の塗膜が得られる。
■ 短時間で塗膜を硬化促進することができ、長期間大
気中に放置した場合と異なり、ごみ。
異物の付着が少なくなって塗膜性能が向上する。
■ 製造リードタイムが著しく短縮されて短納期確保が
でき、大幅に作業スペース(ストックかない)が削減さ
れる。
に) さらに製造工程のライン化が可能となる。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、真空バルブにおけ
る真空容器の金属外装部に自然乾燥型下塗りエポキシ樹
脂を塗装し1強制乾燥後3級アミンを含む硬化促進剤を
混合した上塗りエポキシ樹脂塗料を用いて塗膜を形成す
るので、3級アミンを含む硬化促進剤がエポキシ環の開
環反応触媒として有効に作用し、さらに強制乾燥を実施
することにより、塗膜を短時間で硬化させることができ
る。したがって、硬化時に昼夜の温度差等の影響を受け
ることなく安定した品質の塗膜を得ることができる。
また、硬化中に、ごみ、異物の付着が大幅に少なくなっ
て塗膜性能がさらに向上する。一方、製造リードタイム
が短かくなって短納期確保が可能となり、作業スペース
を大幅に削減することができる。さらに、製造工程のラ
イン化が可能になり製作費を低減する等の優れた効果を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明に係る真空バルブの構成の一例を示す断
面図、第2図は本発明の実施例における適正促進乾燥条
件を示す説明図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 金属外装部を有する真空容器内に固定電極と可動電極が
    接離自在に対向配置された真空バルブの前記金属外装部
    に、エポキシ樹脂塗料で複数層の塗膜を形成する真空バ
    ルブの製造方法において、少なくとも一層の塗膜は、3
    級アミンを含む硬化促進剤を混入することなく、かつ3
    0〜100℃において10〜90分間強制乾燥させて形
    成するようにしたことを特徴とする真空バルブの製造方
    法。
JP20916790A 1990-08-09 1990-08-09 真空バルブの製造方法 Expired - Fee Related JP2894809B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20916790A JP2894809B2 (ja) 1990-08-09 1990-08-09 真空バルブの製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP20916790A JP2894809B2 (ja) 1990-08-09 1990-08-09 真空バルブの製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0494024A true JPH0494024A (ja) 1992-03-26
JP2894809B2 JP2894809B2 (ja) 1999-05-24

Family

ID=16568443

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP20916790A Expired - Fee Related JP2894809B2 (ja) 1990-08-09 1990-08-09 真空バルブの製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2894809B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2894809B2 (ja) 1999-05-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR100740068B1 (ko) 전도성 유기 코팅
KR910002492B1 (ko) 고내식성 복층피복 강판
KR20170099205A (ko) 방청용 도료 조성물
CA1253274A (en) Liquid coating composition, a method of coating a metal substrate and the metal substrate thus obtained
JP5993799B2 (ja) Snイオンを利用した高耐食性塗料組成物
JPH0494024A (ja) 真空バルブの製造方法
US3408318A (en) Sacrificial zinc coating compositions
JPH036191B2 (ja)
CN116285573A (zh) 一种可带锈涂覆的水性环氧富锌防腐涂料及其配制方法
JPH0848914A (ja) 防食塗料
JP2747070B2 (ja) 真空バルブの製造方法
US10829650B2 (en) High temperature dry film lubricant
CN113423569A (zh) 复合体及其制造方法以及涂装金属板
CN111040563A (zh) 一种防腐蚀涂料配方
CN212610385U (zh) 通用型防腐涂层结构
KR20190131295A (ko) 그래핀을 포함하는 부식방지 페인트 및 이를 이용한 도장공법
RU2803990C1 (ru) Бесхроматная быстросохнущая защитная грунтовка
JP3934762B2 (ja) 高耐食性燃料タンク用鋼板
JP2735971B2 (ja) 溶融亜鉛メッキ品の塗装体
JPS60163978A (ja) 防錆塗料
JP2007050369A (ja) 亜鉛末を含む粉体塗料を使用した粉体塗装方法及びその塗装品
KR830002120B1 (ko) 내식성이 뛰어난 볼트, 너트 또는 왓셔의 제조방법
JPS5821544B2 (ja) 防食被覆方法
JP3934763B2 (ja) 高耐食性燃料タンク用鋼板
JPH1064382A (ja) 真空バルブおよびその製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080305

Year of fee payment: 9

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090305

Year of fee payment: 10

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees