JPH0492915A - 手書きタブレット - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概　要〕 手書きタブレットに関し、 オペレーターの操作上の負担を低減することを目的とし
、 タブレット盤と、表示部と、座標検出部と、表示枠判別
部と、ペンダウン検出部と、制御部と、ペンを備え、前
記タブレット盤は、ペンによって文字を入力するもので
あり、前記表示部は、入力された文字を表示枠内に表示
するものであり、前記座標検出部は、タブレット盤に接
近したペンの先端の座標を検出するものであり、前記表
示枠判別部は、検出された座標の属する表示枠に文字が
記入されているか否かを判別する表示枠信号を出力する
ものであり、前記ペンダウン検出部は、ペンがタブレッ
ト盤に接触したときにペンダウン信号を出力するもので
あり、前記制御部は、前記表示枠内に文字が記入されて
いるか否かを前記表示枠信号によって判別し、未記入で
あれば、前記表示部に第１のガイド図をペン先座標の位
置に表示し、続いて入力されるペンダウン信号に基づい
てこれを消去するとともに新たに記入される文字のトレ
ースを行ない、記入済であれば、前記表示部に第２のガ
イド図をペン先座標の位置に表示し続いて入力されるペ
ンダウン信号に基づいてこれを消去するとともに既に記
入されている文字の消去を行うように構成する。

〔産業上の利用分野］ 本発明は手書きタブレットに関する。

ペンの入力面であるタブレット盤と入力された文字を表
示する表示部が一体となった手書きタブレットは、電子
ペーパーとして銀行窓口における電子記帳台への利用等
が期待されているが、広く普及させるためにはその操作
性を改善することが要求される。

〔従来の技術〕

第５図（ａ）、（ハ）は手書きタブレットの平面図およ
び断面図を示したものである。タブレット盤１０２の直
下には、液晶等からなる表示部１０３が配置されている
。この表示部１０３には文字を記入する際のフォーマッ
トを示す表示枠１０３ａがあらかじめ表示されている。

オペレーターは記入モードキー１０５あるいは消去モー
ドキー１０６を押して必要なモードに設定した後、未記
入の表示枠内には文字を記入し、また、記入済の表示枠
内の文字の消去を行う。このような文字の記入あるいは
消去操作を行う際に必要なペン１０４の先端の座標検出
は、タブレット盤１０２の内部あるいはその直下に設け
た座標検出回路（図示せず）とペン１０４の先端との間
に生じた静電結合や電磁結合を利用するか、あるいはペ
ン１０４の先端をタブレット盤１０２に接触させたとき
の圧電効果を利用して行う。検出された座標値は、表示
部１０３にトレースするとともにホストコンピュータに
送って処理・加工する。

以上のように手書きタブレットでは、オペレーターがタ
ブレット盤に描いた文字を同じ位置にそのまま表示する
ものである。しかし同図（ｂ）に見られるように、タブ
レット盤１０２と表示部１０３との間には間隙が存在す
るため、タブレット盤１０２に接触した実際のペンの先
端の位置と表示部１０３で表示されるペンの先端の位置
とはオペレーターの視線方向に依存してずれが生じる。

特に、未だ文字の記入が行われていない場合には、どの
程度のずれがあるのかオペレーターにとって不明であり
、表示枠内における適切な文字の書出し位置がオペレー
ターにとってわかりにくいものとなる。そのため記入モ
ードに設定したときには、文字の書出し位置をオペレー
ターに指示する目的で未記入の表示枠内に、たとえば第
５図（ａ）に示した「ペンの図」１０７で示されるガイ
ド図をペン先座標の位置に表示することが従来から行わ
れている。

〔発明が解決しようとする課題〕

以上述べたように従来の手書きタブレットでは、オペレ
ーターは文字の記入あるいは消去のたびにモードキーの
切替え操作を行わねばならない。特に、文字の記入およ
び消去を交互に頻繁に行う必要があるときには、不慣れ
なオペレーターにとってモードキーの切替え操作は煩わ
しく、手書きタブレットを使用する上での障害となる。

また、記入モードに設定した際に表示されるガイド図は
、前述したように文字の記入開始前には必要であるが、
実際にペンをタブレット盤に接触させた後には、かえっ
てオペレーターがペン先の位置を確認することを妨げる
障害物となり、字画の多い複雑な文字等を記入する上で
は不便である。

しかし従来は、記入モードに設定されている限り、ガイ
ド図は表示されたままに残されていた。

以上のように、従来の手書きタブレットは、たとえば銀
行窓口等において初めて操作を行うオペレーターにとっ
て必ずしも使い易いものではなかった。

そこで本発明は、オペレーターの操作上の負担を低減す
ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

上記課題の解決は、タブレット盤（２）と、表示部（４
）と、座標検出部（３，７，９）と、表示枠判別部０ω
と、ペンダウン検出部（８）と、制御部（１２）と、ペ
ン（５）を備え、前記タブレット盤（２）は、ペン（５
）によって文字を入力するものであり、前記表示部（４
）は、入力された文字を表示枠（４ａ）内に表示するも
のであり、前記座標検出部（３、？、９）は、タブレッ
ト盤（２）に接近したペン（５）の先端の座標を検出す
るものであり、前記表示枠判別部（１０）は、検出され
た座標の属する表示枠（４ａ）に文字が記入されている
か否かを判別する表示枠信号を出力するものであり、前
記ペンダウン検出部（８）は、ペン（５）がタブレット
盤（２）に接触したときにペンダウン信号を出力するも
のであり、前記制御部（１２）は、前記表示枠（４ａ）
内に文字が記入されているか否かを前記表示枠信号によ
って判別し、未記入であれば、前記表示部（４）に第１
のガイド図（１３ａ）をペン先座標の位置に表示し、続
いて入力されるペンダウン信号に基づいてこれを消去す
るとともに新たに記入される文字のトレースを行ない、
記入済であれば、前記表示部（４）に第２のガイド図（
１３ｂ）をペン先座標の位置に表示し続いて入力される
ペンダウン信号に基づいてこれを消去するとともに既に
記入されている文字の消去を行うことを特徴とする手書
きタブレットによって達成される。

〔作　用］ 本発明では、ペンがタブレット盤に接近した段階で、表
示枠内に文字が記入されているか否かを表示枠信号によ
って判別し、表示枠が未記入であれば、第１のガイド図
を表示部に表示させる。第１のガイド図は、たとえば、
その表示枠内に新たな文字を記入することが可能である
ことをオペレーターに認識させかつ文字の書出し位置を
指示するためのものである。続いてペンがタブレット盤
に接触した時点をペンダウン信号により検知して上記ガ
イド図を消去するとともに、オペレーターが、その表示
枠に新たに記入する文字のトレースを行う。

ペンがタブレット盤に接近した段階で、表示枠が記入済
であることが表示枠信号により判別されたときには、第
２のガイド図を表示部に表示させる。第２のガイド図は
、たとえば、その表示枠内に既に記入されている文字を
消去できることをオペレーターに認識させるためのもの
である。続いてペンがタブレット盤に接触した時点をペ
ンダウン信号により検知して上記ガイド図を消去すると
ともに、その表示枠内に既に記入されている文字を消去
する。

以上のように表示枠信号とペンダウン信号を用いること
により、従来のように手書きタブレットを記入可能な状
態にするか消去可能な状態にするかをオペレーター自身
がその都度設定する必要はなく、自動的に設定すること
ができる。さらに、いずれの状態に設定されたかを示す
ガイド図を、ペンがタブレット盤に接触する前に表示し
、また、実際に文字の記入あるいは消去を開始した後に
は、不必要となったこれらのガイド図を消去することが
できる。

〔実施例〕

第１図は本発明の詳細な説明するためのブロック図であ
り、同図には手書きタブレット本体１およびペン５の断
面図が示されている。手書きタブレット本体１には、ア
クリル樹脂板等の透明な材料からなるタブレット盤２、
Ｘ方向およびＸ方向に配列された多数の電極線とこれら
の電極線を駆動走査する電源からなる座標検知回路３、
液晶から成る表示部４が収められている。ペン５の内部
にはペン軸６とその両端に取り付けられた座標法７およ
びマイクロスイッチ８が収められている。

マイクロスイッチ８はペンダウン検出手段として用いら
れるものであり、ペン５の先端がタブレット盤２に接触
したときペンダウン信号を出力する。

また、第２図は手書きタブレットの平面図を示したもの
である。図中、Ｘｌ、Ｘ２　・・・は表示部４に表示さ
れた表示枠４ａの座標を示しており、また、１３ａ　、
１３ｂは後述する「ペンの図」、「消しゴムの図」を示
している。以下、第３図に示した流れ図を参照して本発
明の実施例について述べる。

まず、オペレーターがペン５をタブレット盤２に接近さ
せる（Ｓｌ）と、タブレット盤２の直下に配置されてい
る座標検知回路３を構成する各電極線と座標法７との間
にはその間の距離に応じた静電容量７ａが発生し静電結
合が生じる。そのため座標法７には、各電極線との間の
距離に応じた強度を有する電極線駆動信号が検出される
ことになる。そこで座標法７により検出された各電極線
駆動信号間の大小を照合部９で比較し、Ｘ方向の電極線
中最大の信号強度を示す電極線およびＹ方向の電極線中
最大の信号強度を示す電極線を各々ペン５の先端を示す
Ｘ座標およびＹ座標と判断し表示枠判別部１０へ送る（
Ｓ２）、以上のように、座標検知回路３、座標法７およ
び照合部９は座標検出部として用いられる。

また、表示枠判別部１０には、表示枠データｌｌａを格
納する記録部１１が接続されている。表示枠データｌｌ
ａの例を第４図に示した。同図に見られるように、表示
枠データｌｌａは第２図に示した表示枠４ａの座標範囲
および表示枠に文字が記入されているか否かに応じてフ
ラグ１あるいはフラグ０が記録されたものである。表示
枠判別部１０では、照合部９から入力されたＸ、Ｙ座標
を表示枠データ１１ａに記録されている各表示枠の座標
範囲と比較していずれの表示枠に属するかを判別しくＳ
３）、その表示枠のフラグを座標Ｘ、Ｙとともに制御部
１２に出力する。たとえば、入力座標Ｘ、Ｙが各々０＜
Ｘ＜ＸＩ　、Ｏ＜Ｙ＜ＹｌであればフラグＯを制御部１
２へ出力する。

制御部１２には所定のガイド図、たとえば「ペンの図」
１３ａ、「消しゴムの図」１３ｂを格納した記録部１３
が接続されている。そして、送られてきたフラグによっ
て入力座標ｘ、Ｙの属する表示枠が未記入か否かを判断
する（Ｓ４）。即ち、表示枠判別部１０から入力された
フラグが０であれば未記入であると判断し、「ペンの図
」１３ａを読み出して表示部４に送り、第２図に示した
ように表示する（Ｓ５）。ついでペン５がタブレット盤
２に接触してマイクロスイッチ８が動作しペンダウン信
号が入力されると、制御部１２はガイド図１３ａを消去
しくＳ６）、さらに、上記座標Ｘ、Ｙを表示部４に送っ
て文字のトレースを行う（Ｓ７）。そして記録部１１に
指示して上記表示枠のフラグをＯから１に変える。

フラグが１であれば、記入法であると判断し、制御部１
２は「消しゴムの図」１３ｂを読み出して表示部４に送
り表示させる（Ｓ８）。ついでペンダウン信号が入力さ
れると、制御部１２は「消しゴムの図Ｊ　１３ｂを消去
しくＳ９）、さらに、その表示枠に既に記入されている
文字の消去を行う（３１０）。

そして記録部１１に指示して上記表示枠のフラグを１か
らＯに変える。

以上のようにして、オペレーターがペンをタブレット盤
に接近させたときに、ペンの先端の座標が文字の記入さ
れていない表示枠内であれば「ペンの図」が表示されて
、オペレーターに記入操作が可能なことを知らせるとと
もに新たな文字の書出し位置を指示する。ついでペンが
タブレット盤に接触ときには複雑な描画を行うのに障害
となる「ペンの図ｊを消去し、オペレーターが記入する
文字のトレースを行う。また、オペレーターがペンをタ
ブレット盤に接近させたときに、その座標が既に文字の
記入されている表示枠内であれば「消しゴムの図」が表
示され、オペレーターに消去操作が可能なことを知らせ
る。ついでペンがタブレット盤に接触すると、最早不必
要となった「消しゴムの図」を消去するとともに既に記
入されている文字の消去を行う。

本発明を実施するためには、ペンがタブレット盤に接触
してペンダウン信号を発生させる前に非接触で座標を検
出することが必要であり、そのため本実施例では静電結
合の原理を用いて座標検出を行ったが、これに限らず電
磁誘導の原理を利用して座標検出部を構成してもよい。

〔発明の効果〕

以上のように本発明によれば、手書きタブレットを記入
可能な状態にするか消去可能な状態にするかをオペレー
ター自身がその都度設定する必要はなく自動的に設定さ
れ、さらに、いずれの状態に設定されているかを表示部
に表示してオペレーターに認識させることができる上、
実際に文字の記入あるいは消去を行う際に障害となる上
記表示を消去することができるため、手書きタブレット
の操作性の向上に有益である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例を示すブロック図、第２図は手
書きタブレットの平面図、 第３図は本発明の実施例を示す流れ図、第４図は表示枠
データの内容、 第５図（ａ）は従来例に係る手書きタブレット盤、 第５図（ｂ）は従来例に係る手書きタプレッ面図、 である。 図において、 １．１０１は手書きタブレット本体、 ２．１０２はタブレット盤、 ３は座標検知回路、 ４．１０３は表示部、 ４ａ、１０３ａは表示枠、 ５．１０４はペン、 ６はペン軸、 ７は座標法、 ８はマイクロスイッチ、 ９は照合部、 １０は表示枠判別部、 トの平 トの断 １１．１３は記録部、 １１ａは表示枠データ、 １２は制御部、 １３ａ　、　１０７はペンの図、 １３ｂは消しゴムの図、 １０５は記入モードキー １０６は消去モードキー である。 本発明の実施例を示すブロック図 第１図 手書きタブレットの平面図 第２図 第 図 表示枠座標範囲 フラグ 表示枠データの内容 第４図 従来例に係る手書きタブレット 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 タブレット盤（２）と、表示部（４）と、座標検出部（
   ３、７、９）と、表示枠判別部（１０）と、ペンダウン
   検出部（８）と、制御部（１２）と、ペン（５）を備え
   、前記タブレット盤（２）は、ペン（５）によって文字
   を入力するものであり、 前記表示部（４）は、入力された文字を表示枠（４ａ）
   内に表示するものであり、 前記座標検出部（３、７、９）は、タブレット盤（２）
   に接近したペン（５）の先端の座標を検出するものであ
   り、 前記表示枠判別部（１０）は、検出された座標の属する
   表示枠（４ａ）に文字が記入されているか否かを判別す
   る表示枠信号を出力するものであり、 前記ペンダウン検出部（８）は、ペン（５）がタブレッ
   ト盤（２）に接触したときにペンダウン信号を出力する
   ものであり、 前記制御部（１２）は、前記表示枠（４ａ）内に文字が
   記入されているか否かを前記表示枠信号によって判別し
   、未記入であれば、前記表示部（４）に第１のガイド図
   （１３ａ）をペン先座標の位置に表示し、続いて入力さ
   れるペンダウン信号に基づいてこれを消去するとともに
   新たに記入される文字のトレースを行ない、記入済であ
   れば、前記表示部（４）に第２のガイド図（１３ｂ）を
   ペン先座標の位置に表示し続いて入力されるペンダウン
   信号に基づいてこれを消去するとともに既に記入されて
   いる文字の消去を行うことを特徴とする手書きタブレッ
   ト。