JPH049139A - 脈診装置 - Google Patents

脈診装置

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JPH049139A
JPH049139A JP11050990A JP11050990A JPH049139A JP H049139 A JPH049139 A JP H049139A JP 11050990 A JP11050990 A JP 11050990A JP 11050990 A JP11050990 A JP 11050990A JP H049139 A JPH049139 A JP H049139A
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JP
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pressure sensors
pressure
pulse
shaku
arterial
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JP11050990A
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Mitsuru Takashima
充 高島
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Sony Corp
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  • Measuring Pulse, Heart Rate, Blood Pressure Or Blood Flow (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 A、産業上の利用分野 本発明は、東洋医学における寸口の寸、関、尺の三部位
の動脈脈波の波形観測により被検診者の病状を判断する
ための脈診装置に関する。
B9発明の概要 本発明は、動脈脈波の波形観測により被検診者の病状を
判断するための脈診装置において、共通の加圧・減圧手
段により駆動される三組のピストン・シリンダ機構によ
り3個の圧力センサを東洋医学における寸口の寸、関、
尺の三部位に押圧することによって、上記三個の圧力セ
ンサにより上記寸、関、尺の三部位における動脈脈波を
適確に検出することができるようにしたものである。ま
た、上記三組のピストン・シリンダ機構の支持部材を上
記三個の圧力センサが動脈を横切る方向に移動させると
ともに、これら三個の圧力センサのうち中央の圧力セン
サを回転中心として上記支持部材を回転させる移動機構
と、上記各圧力センサによる検出出力に応じて上記移動
機構の作動制御を行う制御手段とを設けることにより、
上記寸、閏、尺の三部位における動脈脈波を検出する位
置に上記各圧力センサを自動的に移動させることができ
るようにしたものである。
C1従来の技術 東洋医学では、専ら触感による脈診によって、寸口すな
わち手首の内側にある撓骨蓋状の突起部位の脈をもって
被検診者の病状を判断している。
上記脈診では、上記寸口の脈を上、中、下すなわち寸、
関、尺の三部位にわけてそれぞれに現れる2つの経脈の
電気を把握する方法が採られる。
上記寸は手首の動脈の末端側を指し、この寸の脈は、人
間の頭から胸までの健康状態を表している。また、関は
動脈の末端側と心臓側との中間を指し、この閏の脈は、
胸から請までの健康状態を表している。さらに、尺は動
脈の心臓側を指し、蹟から足先までの健康状態を表して
いる。
従来より、人体の動脈から赤外線センサや圧力センサ等
で動脈脈波を得て、波形観測による脈診を行う装置とし
て、例えば特公昭57−52054号公報に開示されて
いるような脈診器が提案されている。
この脈診器は、第12図に示すように、それぞれ寸、関
、尺の三部位における動脈脈波を電気信号の波形に変換
する三個の圧電マイクロホン(51) 。
(52) 、 (53)と、これら圧電マイクロホン(
51) 、 (52)(53)を被検診者の手首(54
)に装着し動脈に押し付ける加付帯(55)とからなっ
ている。
上記三個の圧電マイクロホン(51) 、 (52) 
、 (53)は、それぞれ被検診者の手首(54)すな
わち寸口の動脈上に並べて配置され、その上から上記加
付帯(55)が巻付けられ装着される。そして、上記加
付帯(55)に設けられている図示しない空気室に導管
(56)を介して空気ポンプから圧縮空気を送り込み、
この空気量を調整することにより動脈に加わる圧力を可
変して脈の変化を計測できるようになっている。
上記各圧電マイクロホン(51)、 (52)、 (5
3)は、それぞれ接続コード(51a) 、 (52a
) 、 (53a)を介して図示しない電磁オシログラ
フ等に接続され、計測された動脈脈波を記録紙等に記録
して波形観測できるようになっている。
D、発明が解決しようとする課題 ところで、従来の脈診装置では、三個の圧電マイクロホ
ン(51) 、 (52) 、 (53)を加付帯(5
5)によって被検診者の手首(54)に装着するように
しているので、動脈上の各圧電マイクロホン(51) 
、 (52) 、 (53)の配置状態や押圧状態を確
認することができず、しかも、上記加付帯(54)の締
付状態によって各圧電マイクロホン(51) 、 (5
2) 、 (53)と動脈との相対位置が変化すること
があるので、これら圧電マイク=4 0ホン(51) 、 (52)、 (53)を動脈上に
正確に位置させて均一な押圧状態で正確な脈波観測を行
うのが難しく、上記被検診者の病状を適確に判断するた
めに熟練を要するという問題点があった。
そこで、本発明は、このような実情に鑑みて提案された
ものであって、熟練を必要とすることなく被検診者の病
状を脈診により適確に判断できるようにすることを目的
とし、東洋医学における寸口の寸、関、尺の三部位に脈
波検出用の各圧力センサを均一な圧力で押圧することの
できる脈診装置を提供するものである。また、各圧力セ
ンサを寸口の動脈上に正確に位置させて均一な圧力で動
脈に押圧することのできる脈診装置を提供するものであ
る。
81課題を解決するための手段 本発明に係る脈診装置は、上述の目的を達成するために
、共通の加圧・減圧手段により駆動される三組のピスト
ン・シリンダ機構と、上記三組のピストン・シリンダ機
構の駆動により、東洋医学における廿日の寸、関、尺の
三部位に押圧され三個の圧力センサとを備え、上記寸、
関、尺の三部位における動脈脈波を上記三個の圧力セン
サにより圧力変化として検出して動脈脈波情報を得るよ
うにしたことを特徴とするものである。
また、本発明は、共通の加圧・減圧手段により駆動され
る三組のピストン・シリンダ機構と、上記三組のピスト
ン・シリンダ機構の駆動により、東洋医学における廿日
の寸、関、尺の三部位に押圧され3個の圧力センサとを
備え、上記寸、関、尺の3部位における動脈脈波を上記
三個の圧力センサにより圧力変化として検出して動脈脈
波情報を得るようにした脈診装置において、上記三組の
ピストン・シリンダ機構の支持部材を上記三個の圧力セ
ンサが動脈を横切る方向に移動させるとともに、これら
三個の圧力センサのうち中央の圧力センサを回転中心と
して上記支持部材を回転させる移動機構と、上記各圧力
センサによる検出出力に応じて上記移動機構の作動制御
を行う制御手段とを設け、上記寸、関、尺の三部位にお
ける動脈脈波を検出する位置に上記各圧力センサを自動
的に移動させる構成としたことを特徴とするものである
F1作用 本発明に係る脈診装置では、共通の加圧・減圧手段によ
り駆動される三組のピストン・シリンダ機構により、三
個の圧力センサを東洋医学における廿日の寸、関、尺の
三部位に押圧し、上記寸、関、尺の三部位における動脈
脈波を上記三個の圧力センサにより圧力変化として検出
して動脈脈波情報を得る。
さらに、本発明に係る脈診装置では、上記三個の圧力セ
ンサによる検出出力に応じて制御手段により制御される
移動機構によって、上記三個のピストン・シリンダ機構
の支持部材を上記三個の圧力センサが動脈を横切る方向
に移動させるとともに、これら三個の圧力センサのうち
中央の圧力センサを回転中心として回転させ、上記寸、
関、尺の三部位における動脈脈波を検出する位置に上記
三個の圧力センサを自動的に移動させる。
G、実施例 以下、本発明に係る脈診装置の実施例について図面を参
照しながら詳細に説明する。
本発明に係る脈診装置は、東洋医学における廿日の寸、
関、尺の三部位における動脈脈波を圧力変化として検出
して動脈脈波情報を得るもので、第1図に示すように、
動脈脈波検出用の三個の圧力センサ(1) 、 (2)
 、 (3)  と、これら圧力センサ(1)(2) 
、 (3)が配設された三組のピストン・シリンダ機構
(4) 、 (5) 、 (6)とを備えてなる。
上記三個の圧力センサ(1) 、 (2) 、 (3)
は、上記寸、関、尺の三部位における動脈脈波をそれぞ
れ圧力変化として検出するものであって、例えば圧電マ
イクロホン等の圧力・電気変換素子により構成される。
また、上記三組のピストン・シリンダ機構(4) 、 
(5) 、 (6)は、上記圧力センサ(1) 、 (
2) 、 (3)を上記廿日の寸、関、尺の三部位に押
圧するためのものであって、それぞれピストン(4A)
 、 (5A) 、 (6A)とシリンダ(4B) 、
 (5B) 、 (6B)により構成される。
この実施例において、上記三組のピストン・シリンダ機
構(4) 、 (5) 、 (6)は、上記圧力センサ
(1)。
(2) 、 (3)が上記ピストン(4^)、(5^)
+ (6A)の先端部分に取り付けられ、上記圧力セン
サ(1) 、 (2) 、 (3)が東洋医学における
廿日の寸、関、尺の三部位に対応じて位置するように、
上記各シリンダ(4B)。
(5B) 、 (6B)が固定枠(7)に所定の間隔を
もって配設されている。また、上記シリンダ(4B) 
、 (5B) 、 (6B)は、図示しない空気ポンプ
に接続された導管(8)から分岐された導管(8A) 
、 (8C) 、 (80)が接続されており、これら
の導管(8A) 、 (8C) 、 (8D)を介して
互いに連通されている。このような構造の上記三組のピ
ストン・シリンダ機構(4) 、 (5) 、 (6)
は、上記空気ポンプによる加圧・減圧用の圧縮空気が上
記導管(8A) 、 (8G) 、 (8D)を介して
各シリンダ(4B) 、 (5B) 。
(6B)に共通に供給されることにより、均一な押圧力
を上記ピストン(4A) 、 (5^)、(6A)に与
えることができ、上記寸口部位の凹凸に関係無く、上記
ピストン(4A) 、 (5A) 、 (6A)の先端
部分の圧力センサ(1)(2) 、 (3)を上記廿日
の寸、関、尺の三部位に均一な圧力で押圧させることが
できる。
また、この実施例の脈診装置は、第2図に示すように、
上記三個の圧力センサ(1) 、 (2) 、 (3)
を配設した上記三組のピストン・シリンダ機構(4) 
、 (5)(6)の固定枠(7)を移動させる移動機構
(10)を備える。
この移動機構(10)は、基台(11)に立設され取付
枠(12)により支持されたウオーム軸(13)に沿っ
て昇降操作される昇降枠(14)と、この昇降枠(14
)に水平支軸(15)を中心に回動自在に取り付けられ
た回動枠(16)を備え、この回動枠(16)に立設さ
れた回動支軸(17)の先端部分に上記ピストン・シリ
ンダ機構(4) 、 (5) 、 (6)の固定枠(7
)を設けた構造となっている。
上記ウオーム軸(13)は、上記取付枠(12)を貫通
した頭部に昇降操作輪(13A)が設けられており、こ
の昇降操作輪(13A)の操作により回動される。
また、上記昇降枠(14)は、上記ウオーム軸(12)
の貫通部分が該ウオーム軸(12)に噛合する軸受部と
なっており、上記ウオーム軸(12)の回動によって昇
降操作される。また、この昇降枠(14)は、コ字状に
形成されており、上記回動枠(16)の水平支軸(15
)の軸受部が腕部(14A)に設けられている。
さらに、この昇降枠(14)には、上記回動枠(16)
の水平支軸(15)に設けられた歯車(18)に噛合す
るウオーム軸(19)が配設されている。このウオーム
軸(19)は、その頭部に設けられた回動操作輪(19
^)の操作により回動される。すなわち、上記回動操作
輪(19A)の操作による上記ウオーム軸(19)に回
動によって、上記回動枠(16)は、上記水平支軸(1
5)を中ti弓二回動される。
さらに、上記回動枠(16)は、コ字状に形成されてお
り、その腕部(16A)に上記水平支軸(15)が突設
されている。また、この回動枠(16)の腕部(16A
)間には、回動操作輪(20A)の操作により回動され
るウオーム軸(20)が支持されている。このウオーム
軸(20)は、上記三組のピストン・シリンダ機構(4
) 、 (5) 、 (6)の固定枠(7)が先端部分
に取り付けられた上記回動支軸(17)の頭部に設けら
れた歯車(21)に噛合している。
ここで、上記回動支軸(17)は、その軸心が上記水平
支軸(15)の支軸と直交するとともに、上記三組のピ
ストン・シリンダ機構(4) 、 (5) 、 (6)
に設けた三個の圧力センサ(1) 、 (2) 、 (
3)のうちの中央の圧力センサ(2)を上記軸心が通過
する位置に設けられている。また、上記基台(11)の
上記圧力センサ(1) 、 (2) 、 (3)の下方
位置には、被検診者が腕を載置する載置台(22)が設
けられている。
このような構造の移動機構(10)を備えるこの実施例
の脈診装置において、上記三組のピストン・シリンダ機
構(4) 、 (5) 、 (6)に設けた三個の圧力
センサ(1)、 (2)、 (3)は、上記昇降操作輪
(13A)の操作による上記ウオーム軸(13)の回動
によって、上記昇降枠(14)とともに昇降操作され、
その降下位置状態で、上記載置台(22)に載置された
被検診者の腕の手首部分の動脈に押圧される。また、上
記三個の圧力センサ(1) 、 (2) 、 (3)は
、上記回動操作輪(19^)の操作による上記ウオーム
軸(19)の回動によって、−F記回動枠(14)とと
もに上記水平支軸(15)を中心に回動操作され、上記
載置台(22)に載置された被検診者の腕の手首部分の
動脈を横切る方向に移動される。さらに、上記三個の圧
力センサ(1) 、 (2) 、 (3)は、上記回動
操作輪(20^)の操作による上記ウオーム軸(20)
の回動によって、上記回動支軸(15)すなわち上記中
央の圧力センサ(2)を中心に回動操作される。
さらに、この実施例の脈診装置は、その電気的な構成を
第3図に示しであるように、上記三個の圧力センサ(1
) 、 (2) 、 (3)による各検出出力が供給さ
れる制御ブロック(30)を備える。
この制御ブロック(30)は、上記三個の圧力センサ(
1) 、 (2) 、 (3)による各検出出力につい
て、各圧力センサ(1) 、 (2)による検出出力の
信号レベルを比較するレベル比較器(31)と、各圧力
センサ(2)。
(3)による検出出力の信号レベルを比較するレベル比
較器(32)と、上記圧力センサ(1)による検出出力
の最大信号レベルを検出する最大信号レベル検出器(3
3)と、上記圧力センサ(2)による検出出力の最大信
号レベルを検出する最大信号レベル検吊器(34)と、
上記圧力センサ(3)による検出出力の最大信号レベル
を検出する最大信号レベル検出器(35)を備えるとと
もに、上記レベル比較器(31)。
(32)の比較出力が供給される方向判別回路(36)
と、上記各最大信号レベル検出器(33) 、 (34
) 、 (35)による各検出出力及び上記方向判別回
路(36)により判別出力に基づいて制御動作を行うコ
ントローラ(38)と、このコントローラ(38)によ
り制御される各駆動部(39) 、 (40)等を備え
てなる。なお、上記各最大信号レベル検出器(33) 
、 (35)による各検出出力は、ANDゲート(37
)による論理積出力として上記コントローラ(38)に
供給される。
この制御ブロック(30)は、上記移動機構(10)の
各回動操作輪(194) 、 (20A)の回動操作す
なわち、上記三個の圧力センサ(1) 、 (2) 、
 (3)を上記載置台(22)に載置された被検診者の
腕の手首部分の動脈上に位置させるための駆動制御を行
うもので、上記コントローラ(38)により制御される
上記各駆動部(39) 、 (40)により上記各回動
操作輪(19A) 、 (20A)回転させる。
上記駆動部(39)は、その回転駆動方向が上記方向判
別回路(36)による判別出力により決定され、上記中
央の圧力センサ(2)による検出出力の最大信号レベル
を上記最大信号レベル検出器(34)が検出するまで、
上記移動機構(10)の回動操作輪(19A)を回転さ
せ、上記最大信号レベル検出器(34)が上記中央の圧
力センサ(2)による検出出力の最大信号レベルを検出
した時点で、上記回動操作輪(19A)の回転駆動を停
止するように、上記コントローラ(38)によって駆動
制御される。これにより、第4図のAに示すように、上
記三個の圧力センサ(1)。
(2) 、 (3)のうちの上記中央の圧力センサ(2
)が上記載置台(22)に載置された被検診者の腕の手
首部分の動脈(25)上に位置するように移動制御が行
われる。
また、上記駆動部(39)は、その回転駆動方向が上記
方向判別回路(36)による判別出力により決定され、
上記各圧力センサ(1) 、 (3)による検出出力の
最大信号レベルを上記各最大信号レベル検出器(33)
 、 (35)が検出するまで、上記移動機構(10)
の回動操作輪(20A)を回転させ、上記各最大信号レ
ベル検出器(33) 、 (35)が上記各圧力センサ
(1) 、 (3)によるによる検出出力の最大信号レ
ベルを共に検出した時点で、上記回動操作輪(20A)
の回転駆動を停止するように、上記コントローラ(38
)によって駆動制御される。これにより、第4図のBに
示すように、上記三個の圧力センサ(1) 、 (2)
 、 (3)が上記載置台(22)に載置された被検診
者の腕の手首部分の動脈(25)上に位置するように移
動制御が行われる。
さらにまた、この実施例の脈診装置は、上記第3図に電
気的な構成を示しであるように、上記三個の圧力センサ
(1) 、 (2) 、 (3)による各検出出力が(
A給されるバントパスフィルタ回路(41) 、 (4
2) 、 (43)と、このバントパスフィルタ回路(
41) 、 (42) 、 (43)の各フィルタ出力
が3チヤンネルの増幅装置(44)を介して供給される
レベル表示装置(45)及び波形記録装置(46)を備
える。
ここで、この実施例の脈診装置のように、上記三個の圧
力センサ(1) 、 (2) 、 (3)を東洋医学に
おけ−16= る廿日の寸、関、尺の三部位に押圧し、この三部位にお
ける動脈脈波を圧力変化として検出して波形観測を行う
場合、第5図に示すように、血液の反射や廻り込み成分
が約25m5の時間差をもって現れる。また、血液の乱
流時間は、約20m5となる。さらに、左心室の収縮か
ら大動脈弁の閉鎖に至る圧力変化は約50m5の周期を
持つ。
上記バントパスフィルタ回路(41) 、 (42) 
、 (43)は、以上の数値から、被検診者の体格や性
別などを考慮して、それぞれ通過帯域が13Hz〜37
Hzの第6図に示すようなバンドパスフィルタ特性を有
するものとなっている。
このようなバンドパスフィルタ特性を有するバントパス
フィルタ回路(41L(42)、(43)を通過させる
ことにより、上記圧力センサ(1) 、 (2) 、 
(3)による検出出力から、上記血液の反射や廻り込み
成分や乱流成分を特徴的に抽出した波形出力を得ること
ができる。
なお、圧力センサによる検出出力として得られた第7図
乃至第第10図の各Aに示すような加速度脈波を通過帯
域が13H2〜37Hzのバンドパスフィルタ回路を通
過させたところ、第7図乃至第第10図の各Bに示すよ
うな波形出力を得ることができた。また、第11図のA
、B、Cには、通過帯域が13 Hz〜37Hzでダン
ピングファクタQがQ=1.5.Q=3.Q=10のバ
ンドパスフィルタ特性を有するバントパスフィルタ回路
を用いた場合に得られた各出力波形を示してあり、ダン
ピングファクタが1〜10であれば、波形各部の評価を
十分に行うことができた。
H0発明の効果 上述のように、本発明に係る脈診装置では、共通の加圧
・減圧手段により駆動される三組のピストン・シリンダ
機構により三個の圧力センサを東洋医学における廿日の
寸、関、尺の三部位に押圧するので、これら各圧力セン
サを均一な圧力で動脈に押圧することができる。これに
より、上記三個の圧力センサは、上記寸、関、尺の三部
位における動脈脈波を均一な圧力状態で適確に検出する
ことができる。
また、本発明に係る脈診装置では、上記三組のピストン
・シリンダ機構の支持部材を上記三個の圧力センサが動
脈を横切る方向に移動させるとともに、これら三個の圧
力センサのうち中央の圧力センサを回転中心として上記
支持部材を回転させる移動機構と、上記各圧力センサに
よる検出出力に応じて上記移動機構の作動制御を行う制
御手段を備えているので、上記寸、関、尺の三部位にお
ける動脈脈波を検出する位置に上記各圧力センサを自動
的に移動させることができる。これにより、上記三個の
圧力センサを動脈上に正確に位置させて、上記三個の圧
力センサにより均一な圧力で上記寸、関、尺の三部位に
おける動脈脈波を適確に検出することができる。
したがって、本発明によれば、熟練を必要とすることな
く被検診者の病状を脈診により適確に判断することので
きる脈診装置を提供することができる。
=19
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る脈診装置の圧力センサの加圧する
ピストン・シリンダ機構部分の構成を模式的に示す要部
縦断面図、第2図は上記脈診装置の移動機構部分の構成
を示す外観斜視図、第3図は上記脈診装置の電気的な構
成を示す回路ブロック図、第4図は上記脈診装置の移動
機構により移動される各圧力センサと動脈との相対位置
関係を模式的に示す平面図、第5図は上記脈診装置にお
いて圧力センサによる検出出力として得られる動脈脈波
の波形を示す波形図、第6図は上記脈診装置に設けたバ
ンドパスフィルタ回路のフィルタ特性を示す特性図、第
7図、第8図、第9図及び第10図は上記上記脈診装置
において圧力センサによる検出出力として得られる各種
動脈脈波の波形と、この検出出力を第6図に示したフィ
ルタ特性を有するパントスフィルタ回路を通過させたフ
ィルタ出力の波形をそれぞれ示す波形図、第11図は上
記バンドパスフィルタ回路のダンピングファクタを変え
た場合の各種フィルタ出力の波形を示す波形図である。 第12図は従来の脈診装置の使用状態を示す斜視図であ
る。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)共通の加圧・減圧手段により駆動される三組のピ
    ストン・シリンダ機構と、 上記三組のピストン・シリンダ機構の駆動により、東洋
    医学における寸口の寸、関、尺の三部位に押圧される三
    個の圧力センサとを備え、 上記寸、関、尺の三部位における動脈脈波を上記三個の
    圧力センサにより圧力変化として検出して動脈脈波情報
    を得るようにしたことを特徴とする脈診装置。
  2. (2)前記三組のピストン・シリンダ機構の支持部材を
    前記三個の圧力センサが動脈を横切る方向に移動させる
    とともに、これら三個の圧力センサのうち中央の圧力セ
    ンサを回転中心として上記支持部材を回転させる移動機
    構と、 上記各圧力センサによる検出出力に応じて上記移動機構
    の作動制御を行う制御手段とを備え、上記寸、関、尺の
    三部位における動脈脈波を検出する位置に上記各圧力セ
    ンサを自動的に移動させる構成としたことを特徴とする
    請求項第1項に記載の脈診装置。
JP11050990A 1990-04-27 1990-04-27 脈診装置 Pending JPH049139A (ja)

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