JPH049044Y2 - - Google Patents

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JPH049044Y2
JPH049044Y2 JP17253786U JP17253786U JPH049044Y2 JP H049044 Y2 JPH049044 Y2 JP H049044Y2 JP 17253786 U JP17253786 U JP 17253786U JP 17253786 U JP17253786 U JP 17253786U JP H049044 Y2 JPH049044 Y2 JP H049044Y2
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housing
rolling mill
top separator
rolling
roll
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【考案の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本考案は圧延機にかかり、詳しくは多段圧延機
のハウジングにおけるトツプセパレータの取付構
造に関する。
<従来の技術> 従来の多段式圧延機のハウジングの概要を第5
図に示す四段式圧延機を例にとつて説明する。第
5図はその部分正面図で、図中、11は通板ライ
ンを挾んで、圧延機の作業側Wと駆動側Dに対設
した一対のハウジングであり、その上下端を各々
トツプセパレータ12及びボツトムセパレータ
(図示せず)で連結されて剛体枠を構成している。
13は上下一対のワークロール、14は上下一対
のバツクアツプロールであり、それぞれ一対のロ
ールチヨツク15,16に回転自在に両端支持さ
れてハウジング11内に昇降可能に装着されてい
る。尚、下部ロール及びそのロールチヨツクはい
ずれも図示していない。
また、17はハウジング11の上部に取付けた
圧下装置、18はバツクアツプロールバランス装
置である。このロールバランス装置18は、トツ
プセパレータ12に取付けたシリンダ19と、そ
のシリンダ19にビーム20を介して連結された
一対のハンガバー21と、ハンガバー21に連結
されたリフテイングビーム22とから成り、上部
バツクアツプロール14及びロールチヨツク16
から成るバツクアツプロールアセンブリの自重、
若しくは圧延機によつては上部ワークロール13
及びロールチヨツク15から成るワークロールア
センブリをも含めた自重より若干大きな力でその
ロールアセンブリをロールチヨツク16を介して
圧下装置17の下端面に圧着保持するようになつ
ている。
一方、両側のハウジング11とトツプセパレー
タ12の接合は、それぞれライン進行方向Zの前
後に設けられた一対のフランジ23,24を介し
てボルト25によりなされている。第6図は第5
図の−矢視図、第7図は第5図の−矢視
図を表わしているが、同図に示すように、ハウジ
ング11側のフランジ23はZ方向前後にそれぞ
れ厚肉の縦リブ26を介して突設されると共に、
トツプセパレータ12側のフランジ24もそれら
に重なり合う位置にそれぞれ厚肉の縦リブ27を
介して突設されている。また、ハウジング11側
のフランジ23及び縦リブ26の下端には内側に
向けて段部28が突設される一方、トツプセパレ
ータ12側のフランジ24及び縦リブ27はその
部分にそれと嵌まり合う凹部が設けられており、
段部28でトツプセパレータ12を支えることで
トツプセパレータ12の自重及びバツクアツプロ
ールバランス力等トツプセパレータ12に下向き
に作用する静荷重Pをハウジング11側の縦リブ
26で支持するようになつている。尚、図中、2
3a,24aはそれぞれボルト穴を示す。
<考案が解決しようとする問題点> 上述のように、段部28の上面(受圧面)28
aには、運転中にロールバランス力等の静荷重P
が常時作用することになる。この静荷重Pによる
受圧面28a上の面圧分布は、剛性の小さいフラ
ンジ23,24の部分では低く、剛性の大きい縦
リブ26,27の部分では大きくなり、この縦リ
ブ26,27の部分では例えば平均面圧の200%
以上もの高い面圧が発生する。
一方、第9図及び第10図に示すように、圧延
中は圧延反力Pwによつてハウジング11が変形
し、段部28の受圧面28aは外側aが内側b
(ハウジング中心線X側)よりも下がるように傾
斜する。そのため、受圧面28aの外側aの面圧
は圧延前の値より減少すると共に内側bの面圧は
逆に上昇する。ところが、従来は内側bに縦リブ
26,27が設けられてその外側aにフランジ2
3,24が形成されているので、ただでさえ高い
面圧が作用する縦リブ26,27の部分の面圧が
このハウジング11の変形によりさらに上昇する
結果となる。そのため、受圧面28aの内側のコ
ーナーR部(第8図参照)は極めて高応力場をベ
ースにした変動荷重にさらされることになり、場
合によつてはコーナーR部における亀裂発生等の
重大な事故に繋がることがあるため、ハウジング
11a及びトツプセパレータ12の縦リブ26,
27及びフランジ23,24に大きな強度が必要
とされ、その結果厚肉化に伴う圧延機の重量増大
を招き、設備費の増大を来たすという問題点があ
つた。
本考案は、このような従来の圧延機における問
題点を解決するものであり、ハウジングとトツプ
セパレータとの接合部材の重量を増大させること
なく、接合部のコーナー部等の損傷を防止し得る
圧延機を提供することを目的としている。
<問題点を解決するための手段> 上記問題点を解決するための本考案にかかる圧
延機は、通板ラインを挾んで両側に位置する一対
のハウジングの上部をライン進行方向前後に突設
された縦リブを有する段付フランジを介してトツ
プセパレータで連結し、該段にて該トツプセパレ
ータの荷重を支持する圧延機において、前記縦リ
ブを前記フランジに対してライン進行方向の前記
ハウジングの中心から遠い側に位置させたことを
特徴とするものである。
<作用> トツプセパレータからの静荷重により、段付フ
ランジの受圧面においては縦リブの部分はフラン
ジの部分に比べて高い面圧が作用するが、圧延反
力によつてハウジングが変形するとライン進行方
向のハウジング中心から遠い側にある縦リブの部
分の面圧分布割合が減少すると共にフランジの部
分のそれは増加し、それにより縦リブの部分の高
い面圧が緩和される。
<実施例> 以下、本考案の一実施例を図面により具体的に
説明する。
第1図は本考案の一実施例にかかる圧延機の要
部正面図、第2及び第3図はそれぞれ第1図の
−矢視図及び−矢視図、第4図は第2図の
部拡大図である。尚、第1図〜第4図におい
て、前述した従来の装置と同一又は類似部分につ
いては同一の符号を付して重複する説明は省略す
る。
第1図〜第4図に示すように、本圧延機は、一
対のハウジング11を互いに連結するトツプセパ
レータ12とそのハウジング11との接合部にお
ける両部材のフランジ23,24とその補強用縦
リブ26,27の配設位置を、縦リブ26,27
がフランジ23,24に対してライン進行方向Z
のハウジング中心線Xから遠い側となるようにし
たものである。つまり、フランジ23,24と縦
リブ26,27との位置関係を従来のものに対し
て内外反対としている。
このような構成であるから、本圧延機において
は運転時に受圧面28aに作用するロールバラン
ス力等のトツプセパレータ12からの静荷重P及
び圧延反力Pwに基づく面圧分布は以下のように
なる。すなわち、圧延中(通板中)の圧延反力
Pwによるハウジング11の変形に起因して、外
側の縦リブ26,27の部分の面圧分布割合は静
荷重Pのみが作用している場合の面圧分布割合よ
りも低くなり、反対にフランジ23,24の部分
の面圧分布割合は静荷重Pのみの場合より高くな
る。これは前述のように、圧延反力Pwによるハ
ウジング11の変形(第10図参照)によつて、
受圧面28aが外側aが内側bよりも下がるよう
に傾斜するためである。その結果、縦リブ26,
27の面圧分布割合の最大値が圧延中の最大値の
例えば約70%へと著しく低減させることが可能と
なり、接合段部28のコーナR部に作用する最大
応力を低減させ、そのコーナR部における亀裂の
発生を防止することが可能である。尚、内側のフ
ランジ23,24の部分の面圧は上昇するが、そ
の部分は元来面圧が低く、上昇してもせいぜい平
均面圧以下の値であつて強度上問題となることは
無い。
因に、例示の圧延機において、ハウジングの材
質が通常の鋳鋼品(例えばSC42)の場合、縦リ
ブ26,27の部分の最大応力は疲労限応力の約
75%程度となる。
<考案の効果> 以上、一実施例を挙げて詳細に説明したように
本考案によれば、元来高い面圧が作用する縦リブ
の部分の面圧が圧延反力により緩和されるので、
ハウジングとトツプセパレータとの接合部材の重
量を増大させることがなく接合段部の損傷を防止
でき、圧延機の軽量化が図れ、設備費の低減に寄
与し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例にかかる圧延機の要
部正面図、第2図及び第3図はそれぞれ第1図の
−矢視図及び−矢視図、第4図は第2図
の部拡大図、第5図は従来例にかかる四段式圧
延機の部分正面図、第6図は第5図の−矢視
図、第7図は第5図の−矢視図、第8図は第
5図の部拡大図、第9図は第6図の部拡大
図、第10図は圧延反力によるハウジングの変形
を表わす説明図である。 図面中、11はハウジング、12はトツプセパ
レータ、23,24はフランジ、26,27は縦
リブ、28は段部である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 通板ラインを挾んで両側に位置する一対のハウ
    ジングの上部をライン進行方向前後に突設された
    縦リブを有する段付フランジを介してトツプセパ
    レータで連結し、該段にて該トツプセパレータの
    荷重を支持する圧延機において、前記縦リブを前
    記フランジに対してライン進行方向の前記ハウジ
    ングの中心から遠い側に位置させたことを特徴と
    する圧延機。
JP17253786U 1986-11-12 1986-11-12 Expired JPH049044Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17253786U JPH049044Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17253786U JPH049044Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6380005U JPS6380005U (ja) 1988-05-26
JPH049044Y2 true JPH049044Y2 (ja) 1992-03-06

Family

ID=31109166

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17253786U Expired JPH049044Y2 (ja) 1986-11-12 1986-11-12

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JP (1) JPH049044Y2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8944280B2 (en) 2008-11-21 2015-02-03 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Tablet dispenser
US9790017B2 (en) 2008-11-21 2017-10-17 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Tablet feeder and pharmacy system

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8944280B2 (en) 2008-11-21 2015-02-03 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Tablet dispenser
US9790017B2 (en) 2008-11-21 2017-10-17 Yuyama Mfg. Co., Ltd. Tablet feeder and pharmacy system

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JPS6380005U (ja) 1988-05-26

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