JPH049009A - 空間光変調素子 - Google Patents

空間光変調素子

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JPH049009A
JPH049009A JP11096890A JP11096890A JPH049009A JP H049009 A JPH049009 A JP H049009A JP 11096890 A JP11096890 A JP 11096890A JP 11096890 A JP11096890 A JP 11096890A JP H049009 A JPH049009 A JP H049009A
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JP
Japan
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JP11096890A
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English (en)
Inventor
Shigeo Shimizu
滋雄 清水
Toshio Konno
昆野 俊男
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Victor Company of Japan Ltd
Original Assignee
Victor Company of Japan Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、プロジェクションテレビやビデオプロジェク
タなどに用いられる空間光変調素子にかかるものであり
、特にそのセル間隔を保持するスペーサの改良に関する
ものである。
[従来の技術] 空間光変調素子としては、例えば第5図に示すものがあ
る。これは、1989年、第20回1画像工学コンファ
レンスで公表されたものである。
同図において、ポリマーとネマティック液晶からなる高
分子液晶複合体10には、誘電体ミラー12を挟んで、
BSOによる光導電層14が積層されている。そして、
これらは、ITOによる透明電極16.18に挟まれて
おり、透明電極18側には、ガラス基板20が積層され
ている。
透明電極16.18間には、駆動用の電源22が接続さ
れている。
情報書き込み時には、Arレーザなどの書き込み光が矢
印F1で示すように光導電層14に対して照射され、レ
ーザ光に含まれている光学情報が電荷像として蓄積され
る。他方、He−Neレーザなどの読み出し光は、矢印
F2で示すように高分子液晶複合体10に入射する。こ
の高分子液晶複合体10には、光導電層14の電荷像に
よる電界が作用している。このため、読み出し光は、電
荷像に相当する変調を受けるようになる。読み出し光は
、誘電体ミラー12で反射されて、矢印F3で示すよう
に出力される。
[発明が解決しようとする課題] ところで、上述した高分子液晶複合体10の膜厚は20
LLmに設定されており、そのセルのスペーサとしては
少なくとも20μmのものが用いられる。また、光導電
層14は、BSO結晶によって研磨により形成されてお
り、数1100LLの厚さとなっている。この従来例の
空間分解能はあまり高くないため、スペーサについての
格別な条件は必要とされない。
しかし、薄膜作成法で形成されるような場合、例えば、
a−3i;H(水素化アモルファスシリコン)によって
光導電層14が形成される場合には、空間分解能が20
μm以下となる。このように空間分解能が高い場合に前
記従来例のような20μmのスペーサを用いると、実際
に拡大投影したときにスペーサの陰影が見えるようにな
り、表示品質は悪いものとなる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、高分解能
を有する場合であっても良好な表示品質を得ることがで
きる空間光変調素子を提供することを、その目的とする
ものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、スペーサによってセル間隔が保持された光変
調層に入射した読出し光を、ミラー層で反射して情報の
読出しを行なう空間光変調素子において、前記スペーサ
は、素子の空間分解能を考慮した大きさの球形のもので
あって、100個/mm2以下の量でセル内に存在する
ことを特徴とするものである。
[作用] 本発明によれば、スペーサとして素子の空間分解能を考
慮した大きさのものが使用されるので、その陰影は表示
されない。また、スペーサは球形の形状であるので、読
出し光を直接反射する領域は他の形状と比較して最も小
さい。更に、100個/mm2以下の量でセル内に分布
するので、画像のざらつき感も低減される。
[実施例] 以下、本発明にかかる空間光変調素子の一実施例につい
て、添付図面を参照しながら説明する。
〈実施例〉 第1図には、本実施例の構成が示されている。
同図において、光変調素子30には、矢印FAで示す方
向から情報の書込みを行なう書込み光が入射するように
なっており、矢印FBで示す方向から情報の読出しを行
なう読出し光が入射するようになっている。そしてこの
読出し光は、反射されて矢印FCの方向に出力されるよ
うになっている。
書込み光入射側には、まずガラス基板32が設りられて
おり、このガラス基板32には透明電極34が積層され
ている。他方、読出し光入射側にも、同様にガラス基板
36が設けられており、このガラス基板36には透明電
極38が積層されている。そして、透明電極34.38
間には、光導電層40.ミラー層42.光変調層44が
、その順で積層して形成されている。また、透明電極3
4.38間には、適宜の電源によって必要な駆動電圧が
印加されるJ:うになっている(図示せず)。
以上の各部のうち、光導電層40は、薄膜作成法で形成
されるものである。また、光変調層44は、高分子7ト
リクス中に液晶が分散保持されており、所定の間隔を維
持するためのスペーサ46が混入されている。このスベ
〜す46には、表示品質を向上させるために、次のよう
な条件が付は加えられる。
a、スペーサ46の形状について 本実施例にかかる光変調層44は、高分子マトリックス
中に分散された液晶による散乱効果を利用して光変調を
行なうものである。従って、スペーサ46による光の散
乱があると、画質に悪い影響を与える。本実施例では、
スペーサ46を球形とすることによって、かかる影響が
低減されている。
詳述すると、第3図(A)には、駆動電界が印加されて
いないときの光変調層44のスペーサ部分における読出
し光の状態が示されている。この図に示すように、スペ
ーサ46の頂点部分に入射した光り、 Aは、はぼその
まま元の方向に反射される。スベー力46の頂点から離
れた位置に入射した光L Bは、スペーサ46によって
反射散乱される。また、更に離れた位置に入射した光L
Cは、液晶による散乱やスペーサ46による反射によっ
て散乱される。
これを画面子てみると、同図CB)に示すように、スペ
ーサ46の内外の何れの部分SA。
8Bも暗く表示される。しかし、スペーサ46の頂点部
分46Pに一ついては、白く明るく表示されることとな
る。これは、スペーサ46が透明電極38とミラー層4
2との間に接して存在することから生じ、黒地に白く見
えるために非常に目立−つ。これを低減するためには、
スペーサと透明電極との接触部分の面積を小さくする必
要がある。
次に、駆動電界印加時は第4図(A)に示すようになる
。まず、スペーサ46の頂点部分に入射した光L Dに
ついては、同様に元の方向に反射される。スベーg’ 
46の頂点から離れた位置に入射した光LEは、スペー
サ46によって反射散乱される。しかし、更に離れた位
置に入射した光L Pは、液晶による散乱やスペーサ4
6による反射を受けないので、そのまま誘電体ミラー1
2に入射し、ここで元の方向に反射されるようになる。
このため、画面上では、同図(B)に示すように、スペ
ーサ46の外側の部分SCは誘電体ミラー12による反
射のため明るく表示され、内側の部分SDはスペーサ4
6による散乱のため多少暗(表示される。また、スペー
サ46の頂点部分46Pについては、同様に明るく表示
されることとなる。
このように、駆動電界印加時では、スペーサ46の部分
がやや暗く表示されるので、読出し側からみたスペーサ
46の形状は小さいほうがよい。
以上のような観点から、本実施例では、スペサ46は球
形となっている。
本実施例では、薄膜作成法で光導電層40が形成されで
おり、空間分解能が401p/mrn程度はある。この
ような高い分解能では、12,5μm程度のものは見え
てしまうことになる。従って、スペーサ46としてはこ
れ以下の大きさである必要があり、lOum以下である
ことが好ましい。
C,スベーづ46の   について 次に、スペーサ46を以上のような空間分解能以下の大
きさとしても、その数が多くなると拡大投影した時の映
像にざらつき感が生ずる。従って、大きさのみならずそ
の量も所定限度以下にする必要があり、100個/mm
2程度がその限界となる。好ましくは、30個/ m 
m 2程度がよい。
〈実験例〉 次に、以−トのような実施例に関連して行なった実験例
について説明する。
a、ザンブル1 パイレックスのガラス基板32上にITOを透明電極3
4として形成する。その上に、光導電層40として、a
−3i(アモルファスシリコン)をCVD法により11
01L形成する。更にその上に、ミラー層42として、
SiとSiO□とを交互に^/4ずつ(えは読出し光の
波長)合計17層積層する。他方、ITOによる透明電
極38が形成されたガラス基板36が別に用意される。
そして、これらの各ガラス基板32.36間で通常の組
立ての方法によって液晶セルが形成される。このとき、
スペーサ材として、大きさが10 iz mで球形の触
媒化成工業■製の真緋球5W−1,0μが用いられる。
このようなスペーサ46を適宜の有機溶剤中に分散させ
たものが、スピンコード法によってセル対応面に散布さ
れる。
次に、スペーサ46によって液晶セルのすき間には高分
子液晶溶液が注入される。この溶液は、例えば、液晶と
してB D H社の商品名E−9,モノマとして2−エ
チルへキシルアクリレート、オリゴマとして日本化薬■
社の商品名KAYARAD(7)HX−620を、7:
1.2:1.8(7)重量比で混合したものに、重合開
始剤としてメルク社の商品名darocurl 173
を3重量%加えたものである。
そして、この溶液に紫外線を照射して硬化させ、光変調
層44が形成される。このときの紫外線の波長は300
〜400nm、強度は3mW/cm2.照射時間は3分
間である。
なお、スペーサ46の散布量は、有機溶剤中に分散させ
る量を調整することで、上述した値となるように設定さ
れる。また、このスペーサ46の散布量は、顕微鏡を用
いて観察することで定量化することができる。この実験
例について測定を行なったところ、スペーサ46の散布
量は約30個/mm”であった。
以上のようにして得られた光変調素子30に情報の記録
を行なうとともに、記録された情報をシュリーレン光学
系(図示せず)を用いて拡大投影したところ、素子の分
解能は12μmであり、スペーサ46の陰影は表示され
ず、高い表示品質が得られた。
b、サンプル2〜サンプル5 次に、上述したサンプル1と同様であって、サベーサ4
6の散布量を変えたサンプル2〜サンプル5を製作した
。そして、上述した場合と同様に拡大投影を行なうと、
次の第1表のような結果となった。
第1表 布置が多いと表示品質が低下することが分かる。
C,サンプルに のサンプル6では、スペーサ46としてガラスファイバ
が用いられた。その他の部分は、上述したサンプル1と
同様である。ガラスファイバの直径は10μm、長さは
50〜70μmである。
サンプル1のスペーサが第2図(Alに示す大きさであ
るとすると、このサンプル6のガラスファイバは概略同
図(B)に示す大きさとなる。ガラスファイバとしては
、■住田光学硝子製造所製の液晶ファイバを使用した。
このサンプル6について同様に拡大投影を行なったとこ
ろ、ガラスファイバが限界分解能(12μm)より大き
いためにはっきりと観察され、表示品質の悪いものとな
った。
d、サンプル7 このサンプル7では、スペーサ46として15μmの球
形のものが用いられた。その他の部分は、上述したサン
プル1と同様である。その散布量は、約30個/ m 
m 2でサンプル1と同様である。サンプル1のスペー
サが第2図(Alに示す大きさであるとすると、このサ
ンプル7のスペーサは概略同図(C)に示す大きさとな
る。スペーサ材としては、積木ファインケミカル■社製
の液晶用スペーサ、ミクロバール5P−215を使用し
た。
この場合は、スペーサ46の径が大きいためにセルがや
や厚くなり、限界分解能は13μmとなった。同様に拡
大投影を行なったところ、スペーサ46の存在が認識で
き、表示品質の悪いものとなった。
これらの実験例から明らかなように、本実施例によれば
、 (11スペーサを素子の空間分解能以下の大きさとした
ため、光導電層が薄膜法で形成された高分解能の空間光
変調素子であっても、高い表示品質を得ることができる
(2)特に、スペーサーの形状を球形とし、かつ、その
散布量を100個/ m m ”以下にすることで、ざ
らつき感のない良好な表示を得ることができる。これは
、例えばR(赤)、G(緑)13(青)の各画像をカラ
ー合成するような場合に特に効果的である。
〈他の実施例〉 なお、本発明は、何らL記実施例に限定されるものでは
なく、例えば、上述した実験例で示した材料や条件など
は、同様の作用を奏するように種々変更可能であり、こ
れらのものも本発明に含まれる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明にかかる空間光変調素子に
よれば、液晶セルのスペーサとして球形のものを用いる
とともに、その大きさ、量を一定の値以下に設定するこ
ととしたので、素子が高分解能を有する場合であっても
良好な表示品質を得ることができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる空間光変調素子の一実施例を示
す構成図、第2図は各サンプルにおけるスペーサを示す
説明図、第3図及び第4図はスベサによる光の反射、散
乱の様子を示す説明図、第5図は従来例を示す説明図で
ある。 30・・・空間光変調素子、32.36・・・ガラス基
板、34.38・・・透明電極、40・・・光導電層、
42・・・ミラー層、44・・・光変調層、46・・・
スペーサ。 特許出願人  日本ビクター株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. スペーサによってセル間隔が保持された光変調層に入射
    した読出し光を、ミラー層で反射して情報の読出しを行
    なう空間光変調素子において、前記スペーサは、素子の
    空間分解能を考慮した大きさの球形のものであって、1
    00個/mm^2以下の量でセル内に存在することを特
    徴とする空間光変調素子。
JP11096890A 1990-04-26 1990-04-26 空間光変調素子 Pending JPH049009A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH01142530A (ja) * 1987-11-28 1989-06-05 Seiko Instr & Electron Ltd 液晶装置
JPH02919A (ja) * 1988-03-01 1990-01-05 Seiko Epson Corp 液晶表示装置
JPH0293519A (ja) * 1988-09-30 1990-04-04 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 光書き込み型空間光変調器

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