JPH049005Y2 - - Google Patents

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JPH049005Y2
JPH049005Y2 JP19281686U JP19281686U JPH049005Y2 JP H049005 Y2 JPH049005 Y2 JP H049005Y2 JP 19281686 U JP19281686 U JP 19281686U JP 19281686 U JP19281686 U JP 19281686U JP H049005 Y2 JPH049005 Y2 JP H049005Y2
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shower nozzle
shower
water
switching
slider
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Description

【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は浴室などで使用されるシヤワーのシヤ
ワーノズルを水圧で往復移動させられるようにし
たシヤワー装置に関するものである。
[背景技術] 最近、シヤワー装置は、入浴準備の手軽さ、節
水、省エネルギーなどの面から簡便な入浴手段と
して小家族や単身者を中心に使用頻度も増大して
いる。一方、健康増進に対する社会的なニーズが
高まり、シヤワーの噴射圧による皮膚刺激と温熱
効果が注目されつつある。すなわち、刺激感のあ
る温浴によつて血流量を増加させ、循環器系、呼
吸器系、自律神経系など健康や美容に深い関係を
持つ諸機能の活性化を図ることができ、心身のリ
ラツクスと疲労回復、美容に効果的であることが
認められてきた。これらの効果を大きくするため
には噴射水の湯温や水圧に変化をつけて、噴射水
の刺激効果をできるだけ持続させられるようにす
る工夫が必要である。そのためできるだけ少ない
湯量で身体に広範囲に噴射できるように水圧を利
用してシヤワーノズル自身を上下に駆動させるな
どの試みがなされている。シヤワーノズル自身を
往復駆動させることは刺激感を持続させること
と、節水、省エネルギーの観点から、極めて有効
な手段であり、従来例として水圧を利用したシリ
ンダ駆動方式が採られている(西独特許
DE3212298)。この方式の場合、シリンダ上下駆
動を反転させるために、シリンダ内に出入りする
水流の方向を切換え弁としての四方弁を経由させ
ることによつて反転制御させるのが一般的であ
る。この従来のシリンダ駆動方式は第4図に示す
ようにシリンダ1内のピストンに接続されたワイ
ヤ2にスライダー3を固定し、このスライダー3
にシヤワーノズル4を取り付けてシヤワーノズル
4を上下往復運動させている。この方式ではスラ
イダー3の上下運動で四方弁を反転させているた
め次のような欠点があつた。四方弁切換えレバー
は、構造上スライダー3の中心軸と一致しないこ
とと、四方弁の開閉位置を保持するためばね機能
を持つていることから、シリンダ駆動の反転制御
時にスライダー3に片持ちのトルクがかかつてく
る。そのためスライダー3はシヤワー装置本体5
とガイドレール6で動作を規制させてがたつきを
防止している。従つてガイドの精度を上げる(ガ
イドレール6と摺動溝7との嵌合に隙間ができな
いようにする)と摺動抵抗が大きくなり、低水圧
時にはシヤワーノズル4の往復駆動が困難にな
る。またガイドレール6と摺動溝7との間の隙間
を大きくすると、反転時にがたつきが生じた。こ
のためいずれの場合も著しく寿命を縮めたり、円
滑な往復駆動を阻害したり、摺動抵抗が大きいた
め低水圧では駆動できなかつたりするという欠点
があつた。
[考案の目的] 本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであつ
て、本考案の目的とするところは、水圧のみを利
用してシヤワーノズルを上下方向などに往復運動
させる場合にシヤワーノズルを取り付けたスライ
ダーの摺動抵抗を大幅に減少させると共に切換え
弁の反転制御を円滑にがたつきを少なくして行え
るためシヤワー駆動装置の機能を長期に亘つてし
かも低水圧でできるようにすることを可能にする
シヤワー装置を提供するにある。
[考案の開示] 本考案シヤワー装置は、シリンダ1内のピスト
ン8と連動して往復移動するシヤワーノズル4を
備え、水を供給する供給管9とシリンダ1内のピ
ストン8の上下の上加圧室10及び下加圧室11
とを各々切換え弁12に接続して供給管9から供
給される水を上加圧室10と下加圧室11とに切
換えて供給できるようにし、シヤワーノズル4が
往復移動範囲の端に達した時に切換え弁12を切
換えて動作させるための切換え装置13を設けた
ものにおいて、シヤワーノズル4の往復移動をラ
ツク・ピニオン機構Aにてガイドしたものであつ
て、上述のように構成することにより従来例の欠
点を解決したものである。つまり、シヤワーノズ
ル4の往復移動をラツク・ピニオン機構Aにてガ
イドしたことにより、抵抗少なくしかもがたつき
なくシヤワーノズル4を往復移動できるようにな
つて、寿命を向上できると共に低水圧で駆動でき
るようになつた。
以下本考案を実施例により詳述する。
シヤワー装置の主体は上下に長いシヤワー装置
本体5とスライダー3とよりなり、スライダー3
はシヤワー装置本体5に背面側から跨がせるよう
にシヤワー装置本体5に昇降自在に保持されてお
り、スライダー3の両側前面には各々シヤワーノ
ズル4が設けられている。シヤワー装置本体5内
にはシリンダ1が設けられており、シリンダ1内
には上下に摺動自在にピストン8が納入されてお
り、ピストン8の上に上加圧室10が形成され、
ピストン8の下に下加圧室11が形成されてい
る。シリンダ1の上面及び下面には滑車14,1
5が設けられており、シヤワー装置本体5の背面
に上下方向に張られたワイヤー2は上下の滑車1
4,15に掛け回されてシリンダ1内に入り、ピ
ストン8の上面及び下面に夫々両端を固定されて
いる。またシリンダ1の下方には切換え弁12を
配設してあり、この切換え弁12は四方弁であ
る。切換え弁12は、第2図に示すように水また
は温水を市水道や給湯機などから供給する供給管
9を接続された流入口17と、流出管18に接続
された流出口20と、連結管21により上加圧室
10と下加圧室11に接続された第1切換え口2
2と第2切換え口23を有しており、切換え板2
4の回動操作により流出口17と第1切換え口2
2とを連通させると共に流出口20と第2切換え
口23とを連通させた状態と、流入口17と第2
切換え口23とを連通させると共に流出口20を
第1切換え口22とを連通させた状態とを切換え
ることができるようになつている。しかも、この
切換え板24の回動範囲は突部25を扇孔26内
に嵌合させることにより上記両切換え状態の間で
のみ回動するように制限されており、更に回動自
在な支持部27に摺動自在に保持されると共にば
ね28により突出付勢された揺動ピン29を設
け、切換え板24に揺動ピン29の先端を枢着し
てあり、切換え板24が回動操作された場合には
ばね28が圧縮され、揺動ピン29がばね28の
最圧縮点を越えるとばね28の弾性力により揺動
ピン29が瞬間的に他方へ反転させられ、瞬間的
に切換え弁12が切換えられるようになつてい
る。またシヤワー装置本体5側面には上下に自由
にスライドできるようにスライド棒30が保持さ
れており、スライド棒30の上下には夫々止めね
じを緩めることにより位置が変えられるようにな
つたストツパー31が設けられており、スライダ
ー3が上昇するとスライダー3の上面が上のスト
ツパー31に当接してスライド棒30を押しあげ
るようにすると共にスライダー3が下降するとス
ライダー3の下面が下のストツパー31に当接し
てスライド棒30を押し下げるようにしてあり、
スライド棒30の下端に設けたラツク板32と扇
形の切換え板24の外周のギヤー部33とを噛合
させて切換え装置13を構成してある。シヤワー
装置本体5の両側には上下方向にラツク体34が
設けてあり、スライダー3の両側にはピニオン3
5を回転自在に装着してあり、ピニオン35をラ
ツク体34に転動自在に噛合させることによりラ
ツク・ピニオン機構Aを構成してスライダー3の
往復動をガイドするようにしてある。本実施例の
場合両側に2個づつピニオン35を装着してあつ
て合計4個のピニオン35を有しているが、ピニ
オン35の数は4個以外であつてもよい。スライ
ダー3の両側のシヤワーノズル4に給湯機、市水
道等から供給管路にて湯や水が供給されるように
なつている。かかるシヤワーノズル4に上記流出
管18を接続してスライダー3の上下駆動の水圧
に用いた湯や水をシヤワー噴出水として用いても
よい。
しかして切換え弁12の流入口17と第2切換
え口23とが連通し、流出口20と第1切換え口
22とが連通している場合には、供給管9から水
が供給されると、水が切換え弁12の流入口17
から第2切換え口23へ流れ、シリンダ1の下加
圧室11内に圧入される。この結果下加圧室11
を加圧している水圧によりピストン8が上昇させ
られ、これと連動してシヤワーノズル4を備えた
スライダー3が下降する。同時に上加圧室10内
の水はピストン8の上昇に伴つて押し出され、切
換え弁12の第1切換え口22から流出口20を
経て流出管18から流出する。このときシヤワー
ノズル4に湯や水が供給されていてシヤワーノズ
ル4から湯や水を噴射しながら下降する。またこ
のとき流出管18がシヤワーノズル4に連通して
いると、スライダー3の駆動に用いた水をシヤワ
ー水として利用できる。こうしてスライダー3が
シヤワーノズル4からシヤワー水を噴射させなが
ら下降し、設定範囲の下端に達すると下のストツ
パー31に当たってスライド棒30を押し下げ、
切換え弁12を瞬間的に切換える。切換え弁7が
切換えられると、流入口17と第1切換え口22
と連通し、流出口20が第2切換え口23と連通
するので、供給された水はシリンダ1内の上加圧
室10内へ供給され、ピストン8が押し下げられ
る。ピストン8が押し下げられると、連動してい
るスライダー3は反転して上昇し、ピストン8の
下降により下加圧室11から押し出される。さら
にスライダー3が移動範囲の上端に達すると上の
ストツパー31に当接してスライド棒30を押し
上げ、切換え板24を回動させて切換え弁12を
元の状態に切換える。このようにしてシヤワーノ
ズル4はシヤワー水を噴射しながら上下に往復移
動するものである。スライダー3が上下するとき
ラツク・ピニオン機構Aにおけるピニオン35が
ラツク体34に沿つて転動するため負荷が各ピニ
オンに分散され、摺動抵抗が減少し、またスライ
ダー3の往復動時の反転制御時に傾くと、歯先に
かかるかみ合い力の偏りが生じるためにかみ合い
力の大きいピニオン35に反発力が生じスライダ
ー3を水平にしようとする力が働き、結果的に摺
動抵抗は減少する。このようにラツク・ピニオン
機構Aによりスライダー3の往復動がガイドされ
るものであつて、スライダー3が摺動抵抗なく、
安定よく往復動するのである。
[考案の効果] 本考案は叙述のようにシヤワーノズルの往復移
動をラツク・ピニオン機構にてガイドしたので、
シヤワーノズルが往復運動するとき負荷抵抗が少
ないものであつて、低水圧で駆動可能となり、コ
ンパクト化、低コスト化が図れると同時に、低水
圧の場所でも使用できるため設置場所の制限を受
けにくいものであり、しかもシヤワーノズルの往
復運動時のがたつきがなくなつて高寿命となるも
のであり、さらにシヤワーノズルを低水圧で往復
運動させながらシヤワー水を噴出させることがで
きるので、少ない水量で広範囲の面積に噴射する
ことができ、刺激効果の持続性を高めてシヤワー
効果の活性化を図ることができるものであり、従
つて大幅に節水でき、省エネルギー効果の高いシ
ヤワー装置を実現することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例の一部切欠せる正面
図、第2図は同上の切換え弁の説明図、第3図は
同上の第1図の一部省略平面図、第4図は従来例
の一部省略平面図であつて、1はシリンダ、4は
シヤワーノズル、8はピストン、9は供給管、1
0は上加圧室、11は下加圧室、12は切換え
弁、Aはラツク・ピニオン機構である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. シリンダ内のピストンと連動して往復移動する
    シヤワーノズルを備え、水を供給する供給管とシ
    リンダ内のピストンの上下の上加圧室及び下加圧
    室とを各々切換え弁に接続して供給管から供給さ
    れる水を上加圧室と下加圧室とに切換えて供給で
    きるようにし、シヤワーノズルが往復移動範囲の
    端に達した時に切換え弁を切換えて動作させるた
    めの切換え装置を設けたシヤワー装置において、
    シヤワーノズルの往復移動をラツク・ピニオン機
    構にてガイドして成るシヤワー装置。
JP19281686U 1986-12-15 1986-12-15 Expired JPH049005Y2 (ja)

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JP19281686U JPH049005Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

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JP19281686U JPH049005Y2 (ja) 1986-12-15 1986-12-15

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JPS6398747U JPS6398747U (ja) 1988-06-27
JPH049005Y2 true JPH049005Y2 (ja) 1992-03-06

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