JPH0489415A - 歯科用アルミン酸セメント硬化液 - Google Patents

歯科用アルミン酸セメント硬化液

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JPH0489415A
JPH0489415A JP2199200A JP19920090A JPH0489415A JP H0489415 A JPH0489415 A JP H0489415A JP 2199200 A JP2199200 A JP 2199200A JP 19920090 A JP19920090 A JP 19920090A JP H0489415 A JPH0489415 A JP H0489415A
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dental
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Hidekazu Yoshii
英一 吉居
Kazuo Hirota
一男 広田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は歯科用アルミン酸セメントに使用する新規な硬
化液に関するものである。更に詳しくは、ムコ多糖類お
よび/またはムコ多糖類の金属塩を0.05〜50重量
%含む水溶液である歯科用アルミン酸セメント硬化液に
関するものである。また、より好ましくは該歯科用アル
ミン酸セメント硬化液に使用されるムコ多糖類がコンド
ロイチン硫酸。
ヘパラン硫酸、ヘパリン、ケラタン硫酸、ヒアルロン酸
及びコンドロイチンの中から選ばれた1種以上であるこ
とを特徴とする歯科用アルミン酸セメント硬化液に関す
るものである。さらに1本発明はムコ多糖類の金属塩が
ナトリウム塩、カリウム塩、およびカルシウム塩の中か
ら選ばれた1種以上である歯科用アルミン酸セメント硬
化液に関するものである。
〔従来の技術および発明が解決しようとする課題〕型内
療法における根管充填操作は抜髄あるいは感染根管治療
後、中空になった根管内を根管充填材によって完全に緊
密に封鎖することにより根端部を保護し、病巣の治癒お
よび二次感染の防止を目的としている。
この目的のため根管充填材には大きく分けて2種類のも
のが用いられている。1つはポイント根管充填材であり
、他の1つは糊剤根管充填材である。ポイント根管充填
材はガタパーチャポイントまたは銀ポイントを充填する
もので、操作性が容易である。化学的に安定である。材
料の消毒が可能である等の特長があり、広く使用されて
いる。
しかしながら、根管壁との密着性には問題が残る。
従って予後の細菌の侵入の可能性に就いては否定できな
い。
一方、糊剤根管充填材には多くの種類のものがある。例
えば、 (1)水酸化カルシウムを主剤とするもの。
(2)ホルマリンを主剤とするもの。
(3)ヨードホルムを主剤とするもの。
(4)ニーシノールを主剤とするもの。
(5)その他のもの などが試みられているが、根管充填材として所要性質を
すべて満足するものは1つも見当らないのが現状である
。糊剤根管充填材は充填操作性が満足できないものが多
い。また、組織による吸収が起こり材料が消失してしま
うものも中にはある。
糊剤の中には硬化しないものもあり、この場合も長期間
の生体内安定性に疑問が残る。
そこで、現状ではガタパーチャポイントと、糊剤根管充
填材、歯科用セメントなどを根管充填用シーラーとして
用い、ポイントの周囲を封鎖する方法が広く使用されて
いる。即ち、シーラーによりポイントと根管壁との間隔
を消滅させる方法である。この根管充填用シーラーとし
て最も多く使用されているものに、酸化亜鉛ニーシノー
ル系の硬化材がある。しかし、ニーシノール系の材料は
歯質との馴染み2組織に対する刺激性、生体内での長期
安定性に疑問が残る。
我々は生体内で長期に安定であり、歯質との馴染みが良
く、しかも充填操作性に優れた根管充填用材料を検討し
たところ、特開昭61−229805及び特開昭61−
229806で開示されている様な歯科用アルミン酸セ
メントは親水性材料であり歯質との馴染みが良く、水酸
化カルシウムを含んでいるため薬理効果が期待できるこ
と。且つ、根管内で硬化して長期間安定であり、セメン
ト泥の流動性もあり根管充填用セメントとして適切な粘
度が出ること、更にX線造影性もあることなど根管充填
用セメントとして適した特徴を備えていることを見出し
た。勿論ガタパーチャポイントとの併用にも適した性質
を具備している。
しかしながら、単に特開昭61−229805及び特開
昭61−229806で開示されている歯科用アルミン
酸セメントを根管充填用セメントに応用した場合、根管
充填操作のための充分な操作余裕時間を確保できないと
いう致命的な欠陥があった。
〔課題を解決するための手段〕
前項に記した課題を解決するために、本発明者等は鋭意
検討を進めた結果、「ムコ多糖類および/またはムコ多
糖類の金属塩を0.05〜50重量%含む水溶液である
歯科用アルミン酸セメント硬化液」を使用した歯科用ア
ルミン酸セメントは、意外にも操作余裕時間を延長し、
硬化そのものは5harpにする事ができ、しかも根管
充填用セメントとしての所要性質を具備できる事を見出
し、本発明を完成した。
即ち、本発明による歯科用アルミン酸セメントは適性な
作業時間を確保する事ができ、しかも練和物は適当な流
動性を有し、操作性に問題は無い。
更に根管面に対する濡れも良く、封鎖性に優れている。
また、材料自体収縮性が無い、など根管充填用シーラー
及び根管充填用セメントとしての多くの長所を有してい
る。
本発明で言う歯科用アルミン酸セメントとは、特開昭6
1−229805または特開昭61−229806で開
示されている様なアルミン酸カルシウム粉末を使用する
セメントのことである。基本的にはそのセメント粉末中
にはアルミン酸カルシウム粉末と水酸化カルシウム粉末
とを含有している。アルミン酸カルシウム粉末は公知の
方法で作成する事が可能であり1例えば酸化カルシウム
、炭酸カルシウム。
水酸化カルシウムなどから選ばれたカルシウム化合物と
、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム。
炭酸アルミニウムなどから選ばれたアルミニウム化合物
とを粉砕混合し、1000℃以上の高温で反応焼結させ
、更に粉砕して作製する事ができる。アルミン酸カルシ
ウム中の酸化カルシウムと酸化アルミニウムとの好まし
い範囲は酸化カルシウムがアルミン酸カルシウムの総重
量に対して20重量%を超えて70重量%の範囲にある
。本発明ではアルミン酸カルシウム粉末に対して通常は
水酸化カルシウム粉末を含有させる。水酸化カルシウム
は特に制限するものではないが、アルミン酸カルシウム
100重量部に対し、2〜70重量部の範囲にある。
更にレントゲン造影性物質を適当量セメント粉末中に含
有させることは予後の診断のためには好ましい。
本発明に使用されるムコ多糖類とは化学的系統名として
は、グリコサミノグリカンと呼ばれているものであり、
その構造がアミノ糖とウロン酸(またはガクドース)か
ら成る二糖の繰り返し構造から成る。これらのムコ多糖
類のうち、好ましくはヒアルロン酸、コンドロイチン硫
酸、デルマタン硫酸、ケラタン硫酸、ヘパラン硫酸、ヘ
パリンが挙げられる。更にこれらムコ多糖類の金属塩を
本発明では包含している。これら金属塩は可溶性である
ことが好ましく、特にナトリウム塩、カリウム塩、カル
シウム塩が挙げられる。
本発明に於いてこれらムコ多糖類は水溶液で使用される
が、水溶液中に含まれるムコ多糖類および/またはムコ
多糖類の金属塩は0.05〜50重量%が好ましい。0
.05重量%未満では操作余裕の延長効果が無く、50
重量%を超える場合は粘性が高くなり、アルミン酸セメ
ント粉末と練和した時操作に必要な目的とする流動性が
得られない。
なお、本発明ではムコ多糖類および/またはムコ多糖類
の金属塩以外の成分を加えることに就いては何等制限す
るものではない。例えばポリアクリル酸ソーダ、ヒドロ
キシセルロース、ポリエチレングリコールなどの水溶性
高分子、エチレングリコール、プロピレングリコールな
どの水溶性物質を硬化液中に添加することを制限するも
のではない。
〔実施例〕
以下実施例を挙げて本発明を具体的に説明する。
第1表に示した組成のムコ多糖類および/またはムコ多
糖類の金属塩を含む硬化液および比較例として同様に第
1表に示したこれらムコ多糖類を含まない組成から成る
硬化液を作成した。これら硬化液と次ぎに示した歯科用
アルミン酸セメント粉末を根管充填に適したフロー値(
30mm以上)に粉液比を調整して温度23±1℃、湿
度50±1%の条件下で操作余裕時間および硬化時間の
測定を行った。その結果を第2表に示した。
なお、フロー値、操作余裕時間、硬化時間はISO68
76に規定された方法により測定した。用いたアルミン
酸セメント粉末は次の様に作られた。
水酸化アルミニウム200gと炭酸カルシウム80gを
磁製乳鉢でよく混合し、白金ルツボに入れ電気炉で13
00℃で10時間焼成した。焼成後、空気中で放冷し、
乳鉢で粉砕し150メツシユ篩を通過した粉末100g
に対し試薬特級水酸化カルシウム粉末100gおよび試
薬特級硫酸バリウム粉末200gをよく混合したものを
アルミン酸セメント粉末とした。
以下余白 として多くの特長を有していた。本発明の硬化液を使用
した歯科用アルミン酸セメントは特に硬化時間を遅延す
ることが無く、操作余裕時間を遅延することが可能とな
り根管充填材としてより優れたものとなった。
特 許 出 願 人 而至歯科工業株式会社 ’−、/ 第2表 〔発明の効果〕

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ムコ多糖類および/またはムコ多糖類の金属塩を0
    .05〜50重量%含む水溶液である歯科用アルミン酸
    セメント硬化液。 2 ムコ多糖類がコンドロイチン硫酸、ヘパラン硫酸、
    ヘパリン、ケラタン硫酸、ヒアルロン酸及びコンドロイ
    チンの中から選ばれた1種以上であることを特徴とする
    請求項1に記載の歯科用アルミン酸セメント硬化液。 3 ムコ多糖類の金属塩がナトリウム塩、カリウム塩、
    及びカルシウム塩の中から選ばれた1種以上であること
    を特徴とする請求項1または2に記載の歯科用アルミン
    酸セメント硬化液。
JP2199200A 1990-07-30 1990-07-30 歯科用アルミン酸セメント硬化液 Expired - Fee Related JP2733580B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2702473A1 (fr) * 1993-03-10 1994-09-16 Sandoz Sa Adjuvant de ciment.

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2702473A1 (fr) * 1993-03-10 1994-09-16 Sandoz Sa Adjuvant de ciment.

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