JPH048916Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH048916Y2
JPH048916Y2 JP11520188U JP11520188U JPH048916Y2 JP H048916 Y2 JPH048916 Y2 JP H048916Y2 JP 11520188 U JP11520188 U JP 11520188U JP 11520188 U JP11520188 U JP 11520188U JP H048916 Y2 JPH048916 Y2 JP H048916Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
core wire
interlocking rod
remover
flexible
wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11520188U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0235748U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11520188U priority Critical patent/JPH048916Y2/ja
Publication of JPH0235748U publication Critical patent/JPH0235748U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH048916Y2 publication Critical patent/JPH048916Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は体内に留置したカテーテルの狭窄や閉
塞を開通処理させる留置カテーテルの閉塞除去器
の改良に関するものである。
〔従来の技術〕
体内腹腔や臓器の内部に治療薬の経時注入若し
くは体液の吸引除去等の目的で挿入する可撓性材
質のチユーブからなるカテーテルは、体内に留置
して装着が長期間になると、その内部通路に異物
挿入により体内において形成される繊毛や、体液
中の脂肪、蛋白質を含む付着物が堆積し、流体通
路が狭窄したり、成長して閉塞する事故が発生
し、カテーテルの目的を果たさないようになるこ
とがある。このような場合、留置しているカテー
テルを抜去して新しいものと交換再挿入する従来
の処置は、術後の体内組織の発達に影響するもの
であり、体内組織が前置カテーテルを挿入した状
況で成長し治癒の状態が促進されている現状に、
再び生理的にマイナスの刺激を与える結果とな
る。一般に可撓性カテーテルの挿入処置は体内へ
貫通するものであるため、途中の組織や臓器に切
開及び圧迫等の犠牲を生じるものであり、併せて
処置部からの細菌感染を防止するための消毒管理
にも多大の配慮を必要とするようになる。
従つて本考案の出願人は狭窄又は閉塞を生じた
カテーテルを体内に留置した状態で、その原因だ
けを閉塞除去器により除去する手段を従来より研
究開発を進めると共に実際の臨床に採用し、改善
を図つてきた。この種の閉塞除去器は第5図に示
すように、案内球51をもつ柔軟な可撓性誘導部
52と掻き取り部53及び可撓性連動桿部54と
を、弾性線材によりそれぞれ所定のピツチ及びコ
イル径に螺回したコイル部材によつて構成してお
り、各部間(矢印A,B)はコイル状端部相互を
螺合嵌着すると共に、該螺合部に硬性蝋付け溶接
加工を施して連繋し一本の閉塞除去器を構成して
いた。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかし、この種の閉塞除去器の構成では、可撓
性誘導部52と掻き取り部53及び可撓性連動桿
部54を構成しているコイル状端部の螺合嵌着部
分(矢印A,B)を硬性蝋付け溶接加工している
ため、製造過程でこの部分を高温加熱するように
なり、「焼き鈍し」による線材の材質変化が生じ
て著しい強度の劣化を招き、除去作動に伴う回動
と引つ張りによる外力によつて、伸展等の形態変
化だけでなく、断線してカテーテル内に先端部が
残存する事故を発生することがあつた。
本考案は上記問題に鑑みてなされたものであ
り、体内にカテーテルを留置した状態で、前述し
た弊害を生じるカテーテルの狭窄や閉塞を処理し
開通させる閉塞除去器に関するもので、カテーテ
ル内残存事故を生ずることがなく安全に使用する
ことができ、且つ容易に施術することができる留
置カテーテルの閉塞除去器を提供することを目的
とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
即ち各部の構成を一本の線材で連続して螺回す
るか又は基部側の部材に先端側の部材を挿入連結
によつて構成し、溶接構造を解消することを要旨
とするものであり、留置カテーテルの内腔閉塞を
除去する閉塞除去器において、基部側から可撓性
連動桿部、掻き取り部及び可撓性誘導部を耐腐食
性弾性線材によつて密或いは粗のコイル状に螺回
し、連続螺回又は接合によつて順次連繋すると共
に、前記可撓性誘導部の先端に適宜直径からなる
案内球を固着し、前記連動桿部に非伸長性線材か
らなる芯線を挿通し、該芯線の先端を連動桿部の
先端部において基部方向に係合して構成する。
また本考案は、掻き取り部及び可撓性誘導部を
芯線の先端に連続して螺回形成し、該芯線を連動
桿部に挿通一体化するか、又は可撓性誘導部を芯
線の先端に連続して螺回形成し、該芯線を掻き取
り部を連続螺回した連動桿部に挿通一体化するこ
とによつても目的を達成することができる。
〔作用〕
上記構成によれば、閉塞除去器の各部の螺回構
造を、一本の線材を各部のコイル形態に連続螺回
し、該連続螺回した部材の連動桿部に芯線を挿通
した構造、或は連動桿部側に掻き取り部を連続螺
回した部材に対して、芯線側に可撓性誘導部を連
続螺回した部材の芯線部分を内挿一体化した構造
になつており、溶接等の熱負荷が掛る接続構造を
持たないため、熱(焼き鈍し)による構造上の劣
化部分がなく、全体の設計強度を保持することが
できる。
〔実施例〕
以下、本考案に係る留置カテーテルの閉塞除去
器の実施例を図面に従つて説明する。
第1図及び第2図は第一の実施例を示すもので
あり、ステンレス鋼等の一本の耐腐食性弾性線材
を一方向にコイル状に連続螺回して、基部側から
可撓性連動桿部1、掻き取り部2及び可撓性誘導
部3を構成し、上記可撓性誘導部3の先端に案内
球4を固着すると共に、連動桿部1にステンレス
鋼等の耐腐食性非伸長性弾性線材からなる芯線5
を挿通し、該芯線5と連動桿部1の基部側端部を
ハンドル部材6と固着した構造になる。
上記可撓性誘導部3はカテーテルaの屈曲に追
従して柔軟に彎曲するように巻線間を僅かに開い
たコイル状をなし、コイル径D1ができるだけ小
さくなるように螺回すると共に、その先端に該コ
イル径D1より大径D2の球体をなす案内球4を接
着又は溶接により固着してなる。
掻き取り部2は、巻線間が充分に広くなるよう
に粗く且つカテーテルaに内挿可能な比較的大き
なコイル径D3に螺回してあり、巻線がカテーテ
ルaの内壁に堆積した不純物bを掻き取ると共
に、巻線の内側に該不純物bを留保する構造にな
る。上記掻き取り部2に連続する連動桿部1は小
径D4に略密着螺回してなり、カテーテルaの長
さに充分対応する長さをもつて構成される。
該連動桿部1には、先端に係止端7を構成した
芯線5を掻き取り部2側から挿入し、係止端7を
連動桿部1端部に当接すると共に、他端を基部側
端部から突出し、該芯線5と連動桿部1の基部側
端部を手指で回動可能なように外周に滑り止め用
ローレツト加工8を施したハンドル部材6のカシ
メ孔9に嵌入し、該部を外周から圧締固着してな
る。
第2図に示すように、本考案に係る閉塞除去器
は、体内に貫挿留置しているカテーテルaの体外
突出口端から案内球4を送入し、ハンドル部材6
を手指でコイルの縮径方向に回転させながらカテ
ーテルaの内部に進入または後退させて、該カテ
ーテルaの管路に生じている狭窄及び閉塞等の原
因を除去開通するものである。
カテーテルaの口端から挿入された閉塞除去器
は、案内球4に続く可撓性誘導部3の誘導作用に
よつて体内に留置してある屈曲したカテーテルa
の内壁に沿つて押し進むようになる。このときカ
テーテルa内部に堆積した不純物bは掻き取り部
2で掻き取られて管壁から離脱する。この離脱し
た不純物bは閉塞除去器をカテーテルaから抜出
する際に、該掻き取り部2のコイル状線材の内側
に付着したり、又は体内圧力で圧迫されて押出し
排除することによつて処置を完了するものであ
り、抜出に際して連動桿部1は、内挿した芯線5
が引つ張り方向の張力を受けるようになるため、
螺回したコイル部が伸びるようなことはない。ま
た挿入時及び抜出時においてハンドル部材6をコ
イルの縮径方向に回動することにより、閉塞除去
器はカテーテルaの内径の細くなつた部分、又は
極端に屈曲した部分も安全に作用し、またハンド
ル部材6の手指回動に対して応力異常を伝播する
ため、施術者が的確にカテーテルa内の触覚情報
を得ることができる。
次に第3図は本考案の第二の実施例を示すもの
であり、前記第一の実施例と異なる部分について
のみ説明する。
この実施例では連動桿部1を一本の線材によつ
て構成し、芯線5を構成している線材の先端に連
続して掻き取り部2と可撓性誘導部3をそれぞれ
所定の螺回によつて連続構成すると共に、芯線5
を連動桿部1に内挿して一体化したものである。
このとき連動桿部1の端部を掻き取り部2の端部
と嵌合することもできる。
更に第4図は他の実施例を示すもので、連動桿
部1と掻き取り部2を一本の線材によつてそれぞ
れ所定の螺回構造に連続捲回し、芯線5を構成し
ている線材の先端に連続して可撓性誘導部3を連
続螺回すると共に、芯線5を掻き取り部2の端部
から連動桿部1に内挿して一体化したものであ
る。
尚、前記実施例では捲回構造を異にする部分で
接合したものを示したが、芯線側5を連動桿部1
側の接合位置は各部位の途中であつても溶接等の
接続処理を行うことなく同様に構成することがで
きるものである。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案に係る留置カテーテル
の閉塞除去器は、一本の線材を各部のコイル形態
に連続螺回して各部の構造を形成し、連動桿部に
芯線を挿通するか、又は連動桿部側に掻き取り部
を連続螺回した部材に対して、芯線側に可撓性誘
導部を連続螺回した部材の芯線部分を内挿一体化
した構造にしたものであり、溶接等の接続構造を
持たないため、熱作用による構造上の劣化を生じ
ることがなく、除去作動に伴う回動と引つ張りに
よる外力によつて、伸展等の形態変化や断線等の
事故を発生を阻止することができる特徴を有する
ものであり、本考案実施後の実用的効果は極めて
大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る留置カテーテルの閉塞除
去器の第一の実施例を示す一部切欠した拡大図、
第2図は同使用状態を示す正面図、第3図及び第
4図はそれぞれ第二及び第三の実施例を示す一部
切欠した拡大図、第5図は従来の閉塞除去器を示
す一部切欠した拡大図である。 1……連動桿部、2……掻き取り部、3……可
撓性誘導部、4……案内球、5……芯線、6……
ハンドル部材、a……カテーテル、b……不純
物。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 留置カテーテルの内腔閉塞を除去する閉塞除
    去器において、基部側から可撓性連動桿部、掻
    き取り部及び可撓性誘導部を耐腐食性弾性線材
    によつて密或いは粗のコイル状に螺回し、連続
    螺回又は接合によつて順次連繋すると共に、前
    記可撓性誘導部の先端に適宜直径からなる案内
    球を固着し、前記連動桿部に非伸長性線材から
    なる芯線を挿通し、該芯線の先端を連動桿部の
    先端部において基部方向に係合してなる留置カ
    テーテルの閉塞除去器。 (2) 掻き取り部及び可撓性誘導部が芯線の先端に
    連続して螺回形成してあり、該芯線を連動桿部
    に挿通一体化したことを特徴とする請求項1記
    載の留置カテーテルの閉塞除去器。 (3) 可撓性誘導部が芯線の先端に連続して螺回形
    成してあり、該芯線を掻き取り部を連続螺回し
    た連動桿部に挿通一体化したことを特徴とする
    請求項1記載の留置カテーテルの閉塞除去器。
JP11520188U 1988-09-01 1988-09-01 Expired JPH048916Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11520188U JPH048916Y2 (ja) 1988-09-01 1988-09-01

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11520188U JPH048916Y2 (ja) 1988-09-01 1988-09-01

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0235748U JPH0235748U (ja) 1990-03-08
JPH048916Y2 true JPH048916Y2 (ja) 1992-03-05

Family

ID=31356642

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11520188U Expired JPH048916Y2 (ja) 1988-09-01 1988-09-01

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH048916Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0235748U (ja) 1990-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2571850B2 (ja) 自己ラッチ型のコネクタ
JPH025799Y2 (ja)
US7507218B2 (en) Stent with flexible elements
US5820571A (en) Medical backloading wire
US5052998A (en) Indwelling stent and method of use
US5098440A (en) Object retrieval method and apparatus
EP0963179B1 (en) Improved device for removing fibrin sheaths from catheters
EP2528517B1 (en) Shapeable retrieval device
US5643281A (en) Devices for removing fibrin sheaths from catheters
US5365944A (en) Guidewire extension with self-latching detachable connector
JPH067453A (ja) ステントの取り出し方法及び装置
JP3862026B2 (ja) カテーテル導入シース装置の製造方法
US11357487B2 (en) Medical probe, assembly and method
JPH048916Y2 (ja)
EP2386271A1 (en) Plastic stent and stent operation apparatus for the same
GB2152382A (en) Surgical appliance e.g. ureteral stent
JPH05192389A (ja) 生体内留置チューブ
JP2001046505A (ja) カテーテル
JP2001204824A (ja) カテーテル直線化デバイス及びカテーテル組立体
JP7135559B2 (ja) カテーテル用ケース
AU2022318994A1 (en) Bridle delivery system having reduced-contact bridle
JPH05184682A (ja) 体内尿カテーテルの摘出装置
JP2514515Y2 (ja) 管状器官拡張部材
JPH07136279A (ja) コイル付チューブ
WO1997041914A1 (en) Spring wire insert apparatus and method for inserting tubular medical devices into the body