JPH048826Y2 - - Google Patents

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JPH048826Y2
JPH048826Y2 JP4826786U JP4826786U JPH048826Y2 JP H048826 Y2 JPH048826 Y2 JP H048826Y2 JP 4826786 U JP4826786 U JP 4826786U JP 4826786 U JP4826786 U JP 4826786U JP H048826 Y2 JPH048826 Y2 JP H048826Y2
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seat plate
support tube
plate support
rod
tube
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  • Chairs Characterized By Structure (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、椅子における座板の高さ調節装置の
改良に関するものである。
〔従来の技術〕
椅子の座板の高さ調節装置において、楔の原理
を利用して脚支柱と座板支持管との間に摩擦力を
発生させることにより、簡単なレバー操作によつ
て座板を任意の高さに調節できるように構成する
ことは、先行技術としての実公昭53−15527号公
報に開示されている。
すなわち前記公報の考案は、パイプ製の脚支柱
に座板支持管を上下摺動自在に嵌挿するに当た
り、座板支持管の下端部外面を先細り状のテーパ
面に形成して、該座板支持管の下端部に、有底円
筒体の周壁に縦長の割れ目を形成して成るコレツ
トを被嵌すると共に、前記座板支持管のテーパ面
と前記コレツト内周面との間にボールを介挿した
もので、座板支持管が下降動しようとすると、そ
のテーパ面とコレツト周壁内面との間にボールが
食い込んでコレツトの周壁を脚支柱内面に押圧
し、コレツト外周面と脚支柱内面との間に生じた
摩擦により座板支持管を下降動不能にロツクする
一方、操作レバーでコレツトを押し下げれば、前
記ボールがフリーの状態になつてロツク解除され
るようにしたものであつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしこの先行技術の場合、簡単なレバー操作
によつて座高を任意に調節できると言う利点はあ
るが、座板支持管の下向き摺動を不能にできるの
みで座板支持管の上向き摺動に対してはロツクで
きないから、座板を持ち上げると座板支持管が脚
支柱から抜け出てしまうことになり、梱包作業や
移動等に当つて椅子を持ち上げるには脚体ごと持
ち上げねばならず、取扱が厄介であつた。また、
コレツトの外周面と脚支柱内面との間の摩擦を利
用してロツクするものであるから、押圧力が広い
面積に分散して摩擦力が低下し、ロツクが不確実
になる虞れもあつた。
本考案は、このように楔の原理を利用して座板
を任意の高さ位置に調節するに際して、上記問題
点の解消を目的とするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
このため本考案では、座板下面に取付く座板支
持管を脚管に対して上下摺動自在に嵌挿して成る
椅子において、該座板支持管内部に、下部を下窄
まりのテーパ部に形成した筒状体を一体に設け、
該筒状体の下方には、外面を上窄まりのテーパ面
に形成した錐体を前記筒状体内に挿通したロツド
を介して上下動自在に設け、前記ロツドを上向き
にばね付勢する一方、前記座板支持管の側面に上
下長手の透孔を穿設し、該透孔内に、前記テーパ
部及び台錘体と脚管内面とに対して接当し得るロ
ツク体を上下動自在に配設し、該各ロツク体のう
ち前記テーパ部に対するロツク体を、前記ロツド
に取付くロツク体保持部材にて保持し、前記錐体
に対するロツク体を前記透孔内において落下不能
に保持し、且つ、前記ロツドを、座板側に装着し
た操作レバーにて押し下げ自在に構成したもので
ある。
〔実施例〕
次に本考案の実施例を図面に基づいて説明する
と、1は椅子における脚管、2は、前記脚管1に
上下摺動自在に嵌挿した座板支持管をそれぞれ示
し、該座板支持管2の上端は座板支持部材3を介
して座板4に取付いている。前記脚管1は、足部
5に固着されたガイド管6内に抜け不能に嵌挿さ
れており、その中途高さ位置に設けたストツパー
7と緩衝ばね8で支持すると共に、ストツパー7
と緩衝ばね7との間にはスラストベアリング9を
介装して回転自在に構成している。また、前記座
板支持管2は脚管1内に嵌挿したばね10で上向
き付勢している。
前記座板支持管2は、上部2aと中間部2bと
下部2cとをそれぞれ別体の部材で形成してお
り、その下部2a内には、下部を下窄まりのテー
パ部11aを形成して成る筒状体11を嵌着して
いる。そして、前記筒状体11の下方には、側面
に複数の孔15aを穿設して成る有底円筒状のロ
ツク体保持部材15と、外面を上窄まりのテーパ
面に形成して成る錐体16とを上下に配設し、こ
れらロツク体保持部材15と錐体16とを、前記
座板支持管2と筒状体11とに挿通したロツド1
3に固着しており、更に前記ロツド13を、上向
きにばね12付勢すると共に、座板支持部材4に
枢支する等して座板側に装着した操作レバー14
にて押し下げ自在に構成している。
そして、前記座板支持管2の下部2a側面に
は、上下方向に沿つて長手の透孔2dを円周方向
に沿つて複数条(6条)穿設し、該各透孔2d内
には、ロツク体の一例としての鋼製ボール17,
18を上下動自在に配設し、これら鋼製のボール
17,18のうち上部に配設したボール17を、
前記ロツク体保持部材15の側面に穿設した孔1
5a内に保持することにより、ロツク体保持部材
15の上下動に伴つて当該ボール17がテーパ部
11aと脚管1とに対して接当自在となるように
構成する一方、下部に配設したボール18に透孔
2d底面近傍に位置させ、錐体16と脚管1との
間に落とし込ませている。
以上の構成において、ロツク体保持部材15と
錐体16とは上向き付勢されているから、各ボー
ル17,18は、それぞれテーパ部11aと脚管
1及び錐体16と脚管1とに対して食い込み勝手
の状態で接当しており、座板支持管2が下向き摺
動しようとすると、テーパ部11aと脚管1との
間にボール17が食い込んで、当該座板支持管2
は下向き摺動不能にロツクされる。一方、ロツド
13はばね12を介して座板支持管2に取付いて
おり、当該座板支持管2とロツド13とは一体的
に上下動するから、座板支持管2を上昇させよう
とすると、錐体16と脚管1との間にボール18
が食い込んでロツド13の上向き動が阻止され、
座板支持管2も上向き摺動不能にロツクされるこ
とになる。
そして、レバー14を回動してロツド13を押
下げると、ロツク体保持部材15の下降に伴つて
テーパ部11aに対するボール17が強制的に押
下げられ、当該ボール17はテーパ部11aを離
脱してフリーの状態になる一方、錐体16に対す
るボール18は、座板支持管2の透孔2a底面に
おいて落下不能に保持されているから、錐体16
が下降するのに伴なつてこれもフリーの状態にな
り、座板支持管2はロツク解除されて上下動自在
となる。
なお、実施例では座板4を上向きにばね10付
勢しているので、座高を高くする場合には、操作
レバー14を回動してロツク解除し、ばね10力
で上昇した座板4を所望の高さ位置で止めてから
操作レバー14を戻せば良く、逆に座高を低くす
る場合には、ロツク解除したまま座板4をばね1
0力に抗して押し下げ、所望の高さ位置において
操作レバー14を戻してロツクすれば良い。
このように、単に座板支持管2を下向き動不能
にロツクできるのみでなく、座板支持管2の上向
き方向への抜けも防止したから、座板4を抱えた
状態で椅子を持ち運ぶことができて椅子の取扱が
至極容易になる。また、座板4を支持するに当つ
ては、筒状体11のテーパ部11aと脚管1内面
とにボール17を点接触の状態で直接接当させる
ようにしたから、座板4の自重と座つた人の体重
とが各ボール17に対して集中的に作用し、摩擦
力が増大して確実にロツクできるのである。
なお、以上の実施例は、ロツク体としてボール
を使用した場合であつたが、脚管と座板支持管と
を断面四角等の多角形パイプで形成した場合に
は、円柱状のコロを利用して線接触の状態で接当
させるなど、他の形状に形成しても良いのであ
る。
〔考案の作用・効果〕
本考案は以上のように構成されたもので、ロツ
ク体保持部材が上向きにばね付勢されていること
により、座板支持管の透孔内に配接したボール等
のロツク体のうち上部に位置するロツク体が、座
板支持管に取付く筒状体の下窄まり状テーパ部と
脚管とに押圧されているから、座板支持管が下向
き摺動しようとすると、当該ロツク体がテーパ部
と脚管との間に食い込んで座板支持管は下向き摺
動不能にロツクされる。一方、ロツドに取付けた
上窄まり状の錐体が上向き付勢されていることに
より、前記透孔の下部に配設したロツク体が、錐
体と脚管との間に挟持された状態になつているか
ら、座板支持管を上向き摺動させようとすると、
錐体と脚管との間にそのロツク体が食い込み、ロ
ツド上向き動が阻止されることによつて座板支持
管も上向き摺動不能にロツクされることになる。
そして、操作レバーにてロツドを押し下げる
と、ロツク体保持部材の下降に伴つてテーパ部に
対するロツク体も強制的に押し下げられ、当該テ
ーパ部に対するロツク体がフリーの状態になると
共に、錐体に対するロツク体は透孔内において落
下不能に保持されているから、錐体が下降するの
に伴つてこれもフリーの状態になり、座板支持管
はロツク解除されて座板は高さ調節自在となる。
従つて本考案によれば、楔の原理を利用して座
板支持管と脚管との間に摩擦を生じさせてロツク
するに際して、単に座板の荷重を支持されるのみ
でなく、座板支持管は上向き方向へも抜け不能に
ロツクされるから、座高をワンタツチ的に調節で
きるものでありながら、座板を抱えた状態で椅子
を移動させることができ、梱包とか移動等に際し
ての取扱を至極容易にできる効果を有する。
また、座板の荷重を支持するに当つては、筒状
体のテーパ部と脚管内面とに対してボール等のロ
ツク体を直接的に接当させ、楔作用によつて点接
触の状態で食い込ませるようにしたから、座板の
自重と座つた人の体重とが各ロツク体の接触面に
対して集中的に作用し、摩擦力が増大してロツク
をより確実にすることができる効果も有する。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は第4図
の要部拡大図、第2図は椅子の正面図、第3図は
第2図の−視断面図、第4図は第3図の−
視断面図、第5図は第4図の−視断面図、
第6図はロツク体保持部材の斜視図である。 1……脚管、2……座板支持管、2d……透
孔、11……筒状体、11a……テーパ部、13
……ロツド、12……ばね、14……操作レバ
ー、15……ロツク体保持部材、16……錐体、
17,18……ロツク体の一例としてのボール。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 座板下面に取付く座板支持管を脚管に対して上
    下摺動自在に嵌挿して成る椅子において、該座板
    支持管内部に、下部を下窄まりのテーパ部に形成
    した筒状体を一体に設け、該筒状体の下方には、
    外面を上窄まりのテーパ面に形成した錐体を、前
    記筒状体内に挿通したロツドを介して上下動自在
    に設け、前記ロツドを上向きにばね付勢する一
    方、前記座板支持管の側面に上下長手の透孔を穿
    設し、該透孔内に、前記テーパ部及び台錘体と脚
    管内面とに対して接当し得るロツク体を上下動自
    在に配設し、該各ロツク体のうち前記テーパ部に
    対するロツク体を、前記ロツドに取付くロツク体
    保持部材にて保持し、前記錐体に対するロツク体
    を前記透孔内において落下不能に保持し、且つ、
    前記ロツドを、座板側に装着した操作レバーにて
    押し下げ自在に構成したことを特徴とする椅子に
    おける座板の高さ調節装置。
JP4826786U 1986-03-31 1986-03-31 Expired JPH048826Y2 (ja)

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JPS62159759U JPS62159759U (ja) 1987-10-09
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