JPH0488208A - 含油焼結メタル - Google Patents

含油焼結メタル

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Publication number
JPH0488208A
JPH0488208A JP19969490A JP19969490A JPH0488208A JP H0488208 A JPH0488208 A JP H0488208A JP 19969490 A JP19969490 A JP 19969490A JP 19969490 A JP19969490 A JP 19969490A JP H0488208 A JPH0488208 A JP H0488208A
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JP
Japan
Prior art keywords
piezoelectric member
base material
lubricating oil
oil
electrodes
Prior art date
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Pending
Application number
JP19969490A
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English (en)
Inventor
Kazuya Suzuki
一也 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asmo Co Ltd
Original Assignee
Asmo Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は回転軸の軸受部材、摺動部材等として使用され
る含油焼結メタルに関し、特に、含浸した潤滑油を摺動
部へ迅速に供給可能とするものである。
従来の技術 従来より、モータの軸受等として、多孔質焼結材に潤滑
油を含浸した含油焼結メタルが使用されているが、該含
油焼結メタルでは、モータの始動時及び低温時に、摺動
部に十分な潤滑油が供給されず、異音の発生や異常摩擦
の原因となっていた。
この問題を解決するために、多孔質材のポアサイズを大
きくしたり、摺動部にグリスを塗布したり、潤滑油に固
体潤滑剤を混入したり、あるいは、ドライ軸受にする等
の試みが為されている。
また、粘度指数の大きいフッソ系の潤滑油を使用する対
策もなされている。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記したポアサイズを大きくする等の方
法では、含油軸受の寿命が短くなると共に、PV値が大
きくとれず、耐荷重が小さくなる等の問題がある。
また、上記したフッソ系の潤滑油は高価であり、該潤滑
油を使用するのは、コストの面で問題がある。
本発明は上記のような従来の含油焼結メタルにおける問
題を解決するためになされたものであって、寿命、耐荷
重等を損なうことなく、かつ、低コストで、含油焼結メ
タルの給油、特に、モータ起動時及び低温時での供給を
迅速に行うことを目的とするものである。
課題を解決するための手段 従って、本発明は、潤滑油を含浸させた多孔質焼結材か
らなり回転軸等の部材が摺動する摺動部を設けた母材に
、両側平面に分極した電極を取り付けた圧電部材を固着
し、該圧電部材の一方の電極を交番電圧を印加する電源
と接続すると共に他方の電極をアース接続し、該圧電部
材に交番電圧を印加して超音波振動を発生させて潤滑油
を加熱、浸出する構成としていることを特徴とする含油
焼結メタルを提供するものである。
また、上記母材を円筒状の軸受とし、該母材の一側端面
に圧電部材を固着し、該圧電部材の両側端面に取り付け
た電極を分極してスラスト方向の超音波振動を発生させ
るようにすると共に、該圧電部材に分極方向が異なる部
分を設けて上記スラスト方向に角度をつけた方向に振動
させる構成としても良い。
作尻 本発明の含油焼結メタルは上記のような構成としている
ため、交番電圧を圧電部材に取付けた電極に印加すると
圧電部材が振動し、該振動が母材に伝播し、該振動によ
り母材に含浸した潤滑油の温度が上昇して該潤滑油は粘
度が低下すると共に膨張して摺動部に浸出する。
上記母材を軸受に適用し、圧電部材に分極方向が異なる
部分を設けた場合には、スラスト方向のみならず、スラ
スト方向に対して角度を有する方向の振動が発生して、
より早く潤滑油の温度を上昇させる。
実施例 次に、図面に示す実施例に基づき本発明について詳細に
説明する。
第1図から第3図に示す本発明の第1実施例に係る含油
焼結メタル10は、モータの回転軸ll用の軸受であっ
て、モータの外部材(図示せず)の一部を構成するホル
ダ12に固定した母材14、該母材14に固着した圧電
部材15、及び、該圧電部材15の両側端面に取付けた
第1及び第2電極16、】7及び第1電極16に交番電
圧を印加する電源18を備えている。
母材14は銅の粉末を焼成した多孔質焼結材からなり、
円筒状である。該母材14は外周面14aをホルダ12
に嵌合して固定する一方、内周面14bが軸受面として
摺動部を構成してモータの回転軸11を支持している。
また、母材I4の気孔内に潤滑油を含浸し、特に、回転
軸11の回転していない場合等の低温時には、潤滑油は
体積収縮をして表面張力により母材14の内部に集まっ
ている。更に、母材I4の一方の端面14cには後述す
る圧電部材15を配置する円環状溝i4dを上記内周面
14bと同軸に設けている。尚、本実施例では、母材1
4は上記したように銅の粉末を焼成してなるが、母材の
材質はこれに限定されるものではなく、例えば、銅と鉄
の粉末を焼成してなる材料等、通常含油焼結メタルに使
用される多孔質材であればよい。
圧電部材15はドーナツ状であり、両端面15a115
bに、夫々円環状の第1電極16、第2電極17を取付
け、第1電極I6をスイッチ19を介して後述する電源
18と接続する一方、第2電極17をグランドと接続し
ている。上記のように第1及び第2電極16.17を取
付けた圧電部材15は上記母材14に設けた円環状溝1
4d内に上記第1電極16が母材14の端面14c側に
位置するように配置して接着剤により固定している。
上記電源18は、第4図に示すように、バッテリー22
をトランス23の1次巻線24を介してトランジスタ2
5のコレクタ端子25aに接続している。また、該トラ
ンジスタ25のベース端子25bはコンデンサ26を介
して上記コレクタ端子25aに接続し、かつ、抵抗27
を介してグランドに接続している。更に、エミッタ端子
25cをグランドに接続している。上記第1電極16は
上記トランス23の2次巻線28と接続しており、1次
巻線24と2次巻線28の巻数は約10〜20倍として
いる。
尚、電源I8は上記の構成のものに限定されるものでは
なく、所要の交番電圧を発生するものであればよい。
本実施例の含油焼結メタルIOは、上記のような構成と
しているため、モータ起動前等の低温時にスイッチ19
を閉成して電源18により圧電部材15に交番電圧を印
加すると、圧電部材15は第1図中矢印Aで示すように
回転軸11のスラスト方向に超音波域の周波数で振動し
、該振動が母材14に伝播する。該振動により母材14
に含浸している潤滑油が加熱されて粘度が低下すると共
に膨張して浸出し、回転軸11と母材■4の内周面+4
bの間の摺動部に潤滑油を供給することができる。この
時、圧電部材15の振動の周波数は超音波域に達してい
るため、母材14が振動することによる可聴音の発生を
低減することができる。
また、上記のように母材14が゛超音波の周波数で振動
するため、回転軸11の自動調心が容易である。
第5図及び第6図に示す第2実施例では、圧電部材15
°の一方側の端面15°aに、該端面15’aを周方向
に2等分する状態で、上記第1実施例の第1電極16を
2等分した形状の2つの電極31.32を取付け、該電
極31.32により第1電極33を構成している。該電
極31.32は交番電圧を印加する電源18をスイッチ
19を介して接続している。電極32と電源18との間
には位相器34を介挿して、電極31と電極32に印加
する電流の位相を180°ずらせるようにしている。
一方、圧電部材15′の他方側の端面 15°bには、
グランドと接続する円環状の第2電極17゜を配置して
いる。圧電部材15’は上記のように交番電圧を印加す
る電極を複数取付ける一方、グランドと接続する電極を
1つ取付けているため、その分極方向は厚さ方向に一定
であり、周方向にそれぞれ十記号及び−記号を付した部
分 15°C115’d’(夫々電極31,32に対応
する。)で反対向きとしている。即ち、部分15°Cが
図面中矢印Bで示すように、スラスト方向に延びると共
にラジアル方向に縮む時には、他の部分15゛dは図中
矢印Cで示すように、スラスト方向に縮むと共にラジア
ル方向に延びる。そのため、圧電部材15゜に交番電圧
を印加すると、スラスト方向Aのみでなく、スラスト方
向に角度を付けた方向の振動も発生する。この振動が母
材14に伝播すると、より速く含油軸受に含有された油
が加熱されて軸受内周面ノこにじみ出る。
第2実施例のその他の構成及び作動的特徴は上記第1実
施例と同様であるので、同様の番号を付して説明を省略
する。
尚、電源と接続する側の第2電極は上記の実施例のよう
に1個又は2個の電極に限定されるものではなく、圧電
部材の一方側の電極を周方向に複数に分割してなるよう
にしてもよい。
熱果 以上の説明から明らかなように、本発明に係る含油焼結
メタルは、潤滑油を含浸した多孔質焼結材からなる母材
に、一対の分極した電極を備えた圧電部材を取付けてい
るため、低温時に該電極に交番電圧を印加すると圧電部
材が振動を発生し、該振動が母材に伝播して潤滑油を加
熱して浸出し、摺動部に迅速に潤滑油を供給できる。よ
って、例えば、モータの軸受に適用した場合に、回転開
始時等の低温時に潤滑油が供給されないことによる異常
摩耗や異常音の発生を防止することができる。
特に、圧電部材に周方向等に分極方向が異なる部分を設
けた場合には、多方向の振動を発生し、該振動が母材に
伝播するため、より早く潤滑油の温度を上昇させること
ができる。
このように、本発明の含油焼結メタルは、ポアサイズを
大きくしたり、グリスを塗布したり、潤滑油中に固定潤
滑剤を混入けず、また、高級な潤滑油を使用する必要が
なく、寿命や耐荷重性を損なうことなく、低コストで含
油焼結メタルの給油を促進することができる。
更に、本発明に係る含油焼結メタルは、上記のように母
材が振動するため、回転軸の軸受として使用した場合に
自動調心が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1実施例を示す一部断面側面図、第
2図は第1図の正面図、第3図は第1実施例の分解斜視
図、第4図は第1実施例を示す回路図、第5図は本発明
の第2実施例を示す正面図、第6図は第、2実施例の分
解斜視図である。 】1・・・回転軸、  14・・・母材、15・・・圧
電部材、  16.33・・・第1電極、17.17°
・・・第2電極、  18・・・電源。 特許出願人   アスモ株式会社 代理人 弁理士 青白 葆 他2名 第1図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、潤滑油を含浸させた多孔質焼結材からなり回転軸等
    の部材が摺動する摺動部を設けた母材に、両側平面に分
    極した電極を取り付けた圧電部材を固着し、該圧電部材
    の電極を交番電圧を印加する電源と接続して圧電部材に
    交番電圧を印加して超音波振動を発生させて潤滑油を加
    熱、浸出する構成としていることを特徴とする含油焼結
    メタル。 2、上記母材は円筒状の軸受からなり、該母材の一側端
    面に圧電部材を固着し、該圧電部材の両側端面に取り付
    けた電極を分極してスラスト方向の超音波振動を発生さ
    せるようにすると共に、該圧電部材に分極方向が異なる
    部分を設けて上記スラスト方向に角度をつけた方向に振
    動させる構成としていることを特徴とする請求項1記載
    の含油焼結メタル。
JP19969490A 1990-07-27 1990-07-27 含油焼結メタル Pending JPH0488208A (ja)

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JP19969490A JPH0488208A (ja) 1990-07-27 1990-07-27 含油焼結メタル

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JPH0488208A true JPH0488208A (ja) 1992-03-23

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2006123548A1 (ja) * 2005-05-19 2006-11-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ヘッド制御装置およびこれを用いたディスク装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2006123548A1 (ja) * 2005-05-19 2006-11-23 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. ヘッド制御装置およびこれを用いたディスク装置

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