JPH048654A - 自動車用複合ブレーキシステム - Google Patents

自動車用複合ブレーキシステム

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JPH048654A
JPH048654A JP11087190A JP11087190A JPH048654A JP H048654 A JPH048654 A JP H048654A JP 11087190 A JP11087190 A JP 11087190A JP 11087190 A JP11087190 A JP 11087190A JP H048654 A JPH048654 A JP H048654A
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JP
Japan
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brake
deceleration
auxiliary
auxiliary brake
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JP11087190A
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English (en)
Inventor
Akihide Tachibana
彰英 橘
Yoshiyuki Nakayama
佳行 中山
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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  • Control Of Throttle Valves Provided In The Intake System Or In The Exhaust System (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、自動車を制動する摩擦ブレーキと補助ブレー
キとを含む自動車用複合ブレーキシステムに関するもの
であり、特に、過剰な制動の防止に関するものである。
従来の技術 摩擦ブレーキには、ディスクブレーキ トラムブレーキ
等がある。摩擦ブレーキは、ブレーキペダル等のブレー
キ操作部材の操作に応して作用するように設計されるの
が普通である。補助ブレーキはこのような摩擦ブレーキ
による制動を補助するブレーキであり、特開昭61−2
5929号公報に記載の排気ブレーキおよび特開昭63
−103754号公報に記載の空力ブレーキはその一例
である。排気ブレーキは、エンジンの排気管の途中に設
けられたバルブを閉じ、排気ガスの流れを阻止すること
によりエンジンの内部抵抗を増して車両を減速するブレ
ーキであり、空力ブレーキは、自動車の走行方向に流れ
る空気をじゃま板に当て、空気抵抗により自動車を減速
させるブレーキであって、補助ブレーキを設ければ摩擦
ブレーキの負担を軽減することができる。
また、実開昭6143065号公報に記載の複合ブレー
キシステムにおいては、排気ブレーキと空力ブレーキと
の両方が設けられ、補助ブレーキによる制動効果が大き
くされて摩擦ブレーキの負担が少なくなるようにされて
いる。
発明が解決しようとする課題 しかし、上記特開昭63−103754号公報に記載の
ブレーキシステムにおいて空力ブレーキを作用させれば
、制動が過剰となることがある。
このブレーキシステムにおいては、ブレーキペダルの踏
込み力に基づいて要求減速度が求められ、摩擦ブレーキ
により発生させられる減速度が要求減速度を得るのに不
足する場合に空力ブレーキが作用させられるようになっ
ている。しかし、この空力ブレーキは作用状態と非作用
状態との2つの状態を取り得るのみであって作用の強さ
の調節は不可能であるため、空力ブレーキを作用させれ
ば不足分を超えた減速度が発生させられ、制動過剰とな
ることがあるのである。
実開昭62−43065号公報に記載の複合ブレーキシ
ステムのように補助ブレーキを複数設けた場合にも制動
過剰が発生する場合がある。各補助ブレーキは、それぞ
れ他の補助ブレーキにより発生させられる減速度の高さ
に関係なく作用させられるため、全部の補助ブレーキに
より得られる発生減速度を併せれば必要な減速度を超え
、制動過剰となることがあるのである。
本発明は、複数の補助ブレーキを制動過剰を生ずること
なく最も有効に作用させることができる複合ブレーキシ
ステムを提供することを課題として為されたものである
課題を解決するための手段 本発明は、上記の課題を解決するために、第1図に示す
ように、摩擦ブレーキ1と複数の補助ブレーキ2とを有
する自動車用複合ブレーキシステムにおいて、(a)ブ
レーキ操作部材の操作に基づいて要求減速度を設定する
要求減速度設定手段3と、(b)複数の補助ブレーキ2
の組合わせにより得られる複数種類の発生減速度のうち
要求減速度より小さくかつ最大の減速度が得られる補助
ブレーキ2の組合わせを選択する作用補助ブレーキ選択
手段4と、(C)その作用補助ブレーキ選択手段4によ
り選択された補助ブレーキ2を作用させるとともに摩擦
ブレーキ1を作用させ、要求減速度を発生させるブレー
キ制御手段5とを設けたことを特徴とする。
作用 補助ブレーキの作用により発生させられる減速度の高さ
は、補助ブレーキの種類によって異なる。
そのためいずれの補助ブレーキを作用させるかによって
得られる減速度の高さが異なり、要求減速度より小さく
かつ最大の減速度は、1種類の補助ブレーキ単独の作用
により得られることもあり、複数の補助ブレーキを作用
させることにより得られることもある。いずれにしても
、ブレーキ制御手段は作用補助ブレーキ選択手段により
選択された補助ブレーキを作用させるとともに、要求減
速度を得るのに補助ブレーキの作用では不足する分を摩
擦ブレーキにより発生させるのであり、それによりちょ
うど要求減速度を発生させることができる。
発明の効果 このように本発明の複合ブレーキシステムによれば、制
動過剰を生ずることなく補助ブレーキおよび摩擦ブレー
キを作用させることができる。しかも、補助ブレーキの
作用により発生させられる減速度は、補助ブレーキの組
合わせにより得られる複数種類の発生減速度のうち、最
大減速度より小さくかつ最大であるため、摩擦ブレーキ
の作用が最小限に抑えられ、その負担が少なくて済み、
寿命が向上する効果が得られる。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明する
第2図において10は摩擦ブレーキとしての液圧式ディ
スクブレーキであり、自動車の4つの車輪の各々に設け
られ、その回転を抑制する。左右前輪の各ディスクブレ
ーキ10のホイールシリンダ12(第3図参照)と左右
後輪の各ディスクブレーキ10のホイールシリンダ14
(第3図参照)とにはそれぞれ、ブレーキペダル16の
踏込みによりマスクシリンダ18(第3図参照)に発生
させられるとともに油圧リニア制御弁20により適宜の
高さに制御された液圧が供給される。また、ホイールシ
リンダ12.14の液圧はアンチスキッドアクチュエー
タ22により増圧状態、減圧状態、液圧保持状態に切り
換えられ、4つの車輪はアンチスキッド制御される。
24はガソリンエンジン(以下、単にエンジンという)
であり、エンジン24には吸気マニホールド26と排気
マニホールド28とが設けられている。吸気マニホール
ド26にはバタフライ式のスロットルバルブ30と吸気
マニホールド26内に燃料としてのガソリンを噴射する
インジェクタ32とがそれぞれ上流側と下流側とにおい
て設けられている。スロットルバルブ30はモータ34
により図示しないアクセルペダルの踏込み量に応じた量
開かれるようになっており、この開度はスロットル開度
センサ36により検出される。37は点火装置であり、
エンジン回転数センサ38によりエンジン24の回転数
が検出される。また、本自動車においてエンジン24の
出力は自動変速機39を有する動力伝達装置によって車
輪に伝達される。この自動変速機39において変速用の
油圧制御装置はソレノイドバルブの切換えにより油路が
切り換えられ、変速比の制御およびロックアツプ制御を
行うものとされている 上記排気マニホールド28には
、それの排気通路40を遮断するためのバタフライ式の
排気ブレーキバルブ42が設けられている。排気ブレー
キバルブ42は図示しないリンク機構を介してダイヤフ
ラム44に連結されている。ダイヤフラム44は常には
スプリング46によって排気ブレーキバルブ42が排気
通路40を遮断しない開位置に位置させられているが、
空気室48に負圧が発生させられた場合にはスプリング
46の付勢力に抗して排気ブレーキバルブ42が排気通
路40を遮断する閉位置へ移動する。なお、図は閉位置
にあるダイヤフラム44を示している。
空気室48は電磁方向切換弁50(以下、単に切換弁5
0という。)を介してバキュームポンプ52とフィルタ
54とに接続されている。切換弁50は常には空気室4
8をバキュームポンプ52から遮断してフィルタ54に
連通させることにより空気室48の圧力を大気圧と等し
い高さに制御するが、図示しないソレノイドが励磁され
た場合にはフィルタ54から遮断してバキュームポンプ
52に連通させることにより空気室48に負圧を発生さ
せる。すなわち、本実施例においては、ダイヤフラム4
4.切換弁50.バキュームポンプ52、フィルタ54
等が排気制御アクチュエータ58(第3図参照)を構成
し、排気ブレーキバルブ42と共に排気ブレーキ60を
構成しているのである。
さらに、自動車のルーフには、じゃま板64を備えた空
力ブレーキロ6が設けられている。じゃま板64は、自
動車のルーフに自動車の左右方向に延びる軸線回りに回
動可能に取り付けられていて、常にはルーフ上面に密着
した非作用位置にあるが、空力ブレーキアクチュエータ
68により非作用位置から図において反時計方向に回動
させられ、図の作用位置において自動車の空気抵抗を増
加させる。
上記排気ブレーキ60.空力ブレーキロ6等は、第3図
に示す制動力制御装置70により制御される。この制御
装置70は、CPU、ROM、RAMおよびハスを含む
コンピュータを主体とするコントローラ72を有する。
このコントローラ72には、ブレーキペダル16の踏込
み力を検出するブレーキペダル踏込み力センサ74と、
車輪の回転速度を検出する車速センサ76と、車輪減速
度を検出する減速度センサ78と、ニュートラルスイッ
チ80とがそれぞれ接続され、それらの検出信号が供給
されるようになっている。コントローラ72にはまた、
排気制御アクチュエータ58空カブレーキアクチユエー
タ68.油圧リニア制御弁20が接続されており、後述
するように車速センサ76により検出される車体速度V
(以下、車速■と称する)に基づいて排気ブレーキ60
空カブレ−キロ6を作用状態と非作用状態とに切り換え
るとともに、ホイールシリンダ12.14への供給液圧
の高さを制御する。
コントローラ72はさらに、電子制御燃料噴射装置82
.スロットル制御装置84および自動変速機制御装置8
6を制御するとともに、アンチスキッド制御装置88か
らアンチスキッド制御実行信号と解除信号とを受けるよ
うになっている。電子制御燃料噴射装置82はエンジン
24への燃料供給と点火とを制御する装置であり、コン
トローラ72から供給される点火カット要求3 フュー
エルカット要求およびスロットル制御装置84から供給
されるエンジン回転数出力要求等に基づいて、点火装置
37に点火制御信号を供給し、インジェクタ32にイン
ジェクタ駆動信号を供給するとともに、コントローラ7
2にエンジン回転数NEの信号を供給する。また、スロ
ットル制御装置84は、スロットルバルブ30を駆動す
るモータ34にスロットル駆動信号を供給するとともに
、スロットル開度センサ36の検出信号を受け、スロッ
トルバルブ30を図示しないアクセルペダルの踏込み量
に応じた量開く。自動変速機制御装置86は、自動変速
機39に設けられた油圧制御装置のソレノイドバルブの
切換えを制御し、変速比制御およびロックアツプ制御を
行う装置である。この自動変速機制御装置86のコンピ
ュータのROMには複数種類の変速パターンが予め記憶
されており、スロットル開度、車速および選択された変
速パターン等に従って自動変速機39に変速およびロッ
クアツプ作用を行わせるのであるが、変速比を上記スロ
ットル開度等に基づいて得られる比より小さくするシフ
トダウン制御を行えば制動効果を得ることができる。本
自動車においては、後述するように制動時にシフトダウ
ン制御が行われ、排気ブレーキ60.空力ブレーキロ6
と共に補助ブレーキとして機能するようにされている。
コントローラ72のコンピュータのRAMには、第4図
に示すように補助ブレーキ発生減速度メモリ90.補助
ブレーキ発生最大減速度メモリ92作用補助ブレーキ指
定メモリ94およびカウンタ96がワーキングメモリと
共に設けられている。
また、ROMには、第5図にフローチャートで示すブレ
ーキ制御ルーチンを始め、各種制御ルーチンが記憶され
ている。以下、本自動車が高速で走行している際の制動
について説明する。
まず、ステップ31(以下、Slと略記する。
他のステップについても同じ)においてブレーキペダル
16の踏込み力F、が読み込まれ、S2において踏込み
力F、に対応し、運転者が望む要求減速度GXが求めら
れる。踏込み力F、と目標減速度GXとの間には第6図
に直線!!、1で表される関係があり、コントローラ7
2のコンピュータのROMに記憶された直線!、の式に
基づいてGXが算出されるのである。次いで、S3にお
いて車速Vが読み込まれた後、S4において車速Vに基
づき、空力ブレーキロ6の作用により得られる減速度G
A、排気ブレーキ60の作用により得られる減速度GE
、シフトダウン制御により得られる減速度Gsが算出さ
れる。車速Vと減速度G、との間には第7図に曲線12
で表される関係があり、この曲線12を表す式に基づい
て減速度GAが求められるのである。また、自動車が高
速で走行しており、エンジン回転数が大きく、自動変速
機39の変速比が小さくされている状態では、車速Vと
減速度G、との間には第8図に直線!3で表される関係
があり、車速■と減速度Osとの間には第9図に直線1
4で表される関係があり、これら直線E3,14を表す
式にそれぞれ基づいて減速度GE、Gsが求められる。
続いてS5が実行され、3種類の補助ブレーキによって
発生させることができる7種類の減速度cc  (C=
1〜7)が算出される。補助ブレーキが3種類設けられ
ている場合、補助ブレーキの単独の作動、2個の補助ブ
レーキの作動、3個の補助ブレーキ全部の作動により減
速度を7種類発生させることができるのであり、G+ 
=Ga 、Gz−GE 、G’r =Gs 、G4 =
GA +GE 、G5=GA +c、、G6 =CH十
GS 、07−GA +GE+Gs とする。これらG
1〜G7はそれぞれ、カウンタ96のカウント値C(G
に付された値に等しい)と共に補助ブレーキ発生減速度
メモリ90に格納される。そして、S6において補助ブ
に−キ発生最大減速度メモリ92がクリアされ、S7に
おいて作用補助ブレーキ指定メモリ94がクリアされる
とともに、カウンタ96がリセットされた後、S8にお
いてカウンタ96のカウント値Cが1増加させられる。
次いで、S9においてカウント値Cが7より大きいか否
か、すなわち補助ブレーキにより発生させることができ
る7種類の減速度61〜G7のうちから要求減速度GX
より小さく、かつ最大の発生減速度を選択する作業が終
了したか否かの判定が行われるのであるが、この判定は
当初はNOであり、SIOが実行される。
SIOにおいてはまず、7種類の発生減速度G。
〜G7のうち、カウント値C=1により指定される発生
減速度G、が読み出され、要求減速度GXより小さいか
否かの判定が行われる。発生減速度GIが要求減速度G
Xより小さい場合にはSllが実行され、発生減速度G
lが最大減速度G。3Xより大きいか否かの判定が行わ
れる。この最大減速度CIll m Xは、補助ブレー
キにより発生させられる7種類の減速度のうち、要求減
速度G、より小さく、かつ最大の減速度であるが、Sl
lが1回目に行われるときには最大減速度G m a 
xは0にセットされているためSllはYESとなり、
S12において発生減速度G、が最大減速度G lll
!。とされ、補助ブレーキ発生最大減速度メモリ92に
格納される。そして、S13において作用補助ブレーキ
指定メモリ94に最大減速度G m s XであるCI
を指定するカウント値C=1が格納される。
作用補助ブレーキ指定メモリ94に格納されるカウント
値は0〜7まであって、最大減速度G。Xとされた発生
減速度を発生させる補助ブレーキを指定するようにされ
ている。すなわち、Oは3種類の補助ブレーキがいずれ
も作用しないことを表し、1は空力ブレーキロ6の作用
を指定し、2は排気ブレーキ60の作用、3はシフトダ
ウン制御の実行、4は空力ブレーキロ6および排気ブレ
ーキ60の作用、5は排気ブレーキ60の作用およびシ
フトダウン制御の実行、6は空力ブレーキロ6の作用お
よびシフトダウン制御の実行、7は空力ブレーキロ6お
よび排気ブレーキ60の作用およびシフトダウン制御の
実行を指定するのである。
発生減速度G1が要求減速度GX以上であれば、空力ブ
レーキロ6を作用させれば制動過剰になることを意味し
、最大減速度G1□つには設定されず、ルーチンの実行
はS8に戻る。
S8においてカウント値CIが1増加させられた後、発
生減速度G2、すなわち排気ブレーキ60の作用により
発生させられる減速度G、について、要求減速度G、よ
り小さく、かつ、最大減速度CIll Xより大きいか
否かの判定が行われる。要求減速度GXより小さい場合
に最大減速度CIll i Xと比較されるのであるが
、先に発生減速度G1が最大減速度G m a Xに設
定されていればGIと比較され、G1より大きければG
2がG。Xとされる。
また、最大減速度G m a xがOであればG2が最
大減速度G m i xとされる。いずれにしてもG2
が最大減速度G□、に設定されれば、S13において作
用補助ブレーキ指定メモリ94の内容が排気ブレーキ6
0の作用を指定する2とされる。
以下、G3〜G7の各々について39〜S13が同様に
実行され、G、〜G7のうち、要求減速度G8より小さ
く、かつ最も大きい減速度G IIaXが選択されると
ともに、作用補助ブレーキ指定メモリ94の内容が最大
減速度C0つを得るための補助ブレーキを指定する値と
される。そして、S14においてディスクブレーキ10
により発生させるべき減速度GBが要求減速度GXがら
最大減速度G、%□を引くことにより算出された後、S
15において減速度G、が得られるように油圧リニア制
御弁20が制御されるとともに、S16において作用補
助ブレーキ指定メモリ94の内容に従って補助ブレーキ
が作用させられる。3種類の補助ブレーキのうち、最大
減速度G□8を発生させる補助ブレーキが作用させられ
るのである。なお、3種類の補助ブレーキの各発生減速
度GA、GEGsがいずれもOの場合には、G maイ
は0、作用補助ブレーキ指定メモリの内容は0のままで
あり、S16が実行されても補助ブレーキは作用させら
れない。また、発生減速度G、〜G7がいずれも要求減
速度GXより大きい場合にも、補助ブレーキは作用させ
られない。
以上の説明から明らかなように、本実施例においては、
コントローラ72のSlおよびS2を実行する部分が要
求減速度設定手段3を構成し、コントローラ72の33
〜S13を実行する部分が作用補助ブレーキ選択手段4
を構成し、コントローラ72のS14〜S16を実行す
る部分がブレーキ制御手段5を構成しているのである。
なお、上記実施例においては、自動車が比較的高速で走
行しており、エンジン回転数が大きく、また、自動変速
機39の変速比が小さい状態でブレーキ操作が行われた
場合について説明したが、エンジン回転数が比較的小さ
く、変速比が大きい場合にも3種類の補助ブレーキを同
様にして制御することができる。エンジン回転数の大き
さによって車体速度と排気ブレーキ60による発生減速
度G、との関係を表す式が異なり、変速比毎に車体速度
とシフトダウン制御による発生減速度G。
との関係を表す式が異なるのみなのである。
以上、本発明の一実施例を詳細に説明したが、本発明は
これ以外にも当業者の知識に基づいて種々の変形、改良
を施した態様で実施することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の構成を概略的に示すブロック図である
。第2図は本発明の一実施例である自動車用複合ブレー
キシステムを示す系統図である。 第3図は上記複合ブレーキシステムの制動力制御装置の
構成を示すブロック図である。第4図はその制御装置の
一構成要素であるコントローラのコンピュータのRAM
の構成を概念的に示すブロック図である。第5図は上記
コンピュータのROMに記憶されたブレーキ制御ルーチ
ンを示すフローチャートである。第6図はブレーキペダ
ルの踏込み力と運転者が求める減速度との関係を示すグ
ラフである。第7図は車速と空力ブレーキの作用により
得られる減速度との関係を示すグラフであり、第8図は
車速と排気ブレーキの作用により得られる減速度との関
係を示すグラフであり、第9図は車速とシフトダウン制
御の実行により得られる減速度との関係を示すグラフで
ある。 10:ディスクブレーキ  39:自動変速機42:排
気ブレーキバルブ 60:排気ブレーキ64:しゃま板
      66:空力ブレーキ70:制動力制御装置

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】  摩擦により車輪の回転を抑制する摩擦ブレーキと複数
    の補助ブレーキとを有する自動車用複合ブレーキシステ
    ムにおいて、 ブレーキ操作部材の操作に基づいて要求減速度を設定す
    る要求減速度設定手段と、 前記複数の補助ブレーキの組合わせにより得られる複数
    種類の発生減速度のうち前記要求減速度より小さくかつ
    最大の減速度が得られる補助ブレーキの組合わせを選択
    する作用補助ブレーキ選択手段と、 その作用補助ブレーキ選択手段により選択された補助ブ
    レーキを作用させるとともに前記摩擦ブレーキを作用さ
    せ、要求減速度を発生させるブレーキ制御手段と を設けたことを特徴とする自動車用複合ブレーキシステ
    ム。
JP11087190A 1990-04-26 1990-04-26 自動車用複合ブレーキシステム Pending JPH048654A (ja)

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JP11087190A JPH048654A (ja) 1990-04-26 1990-04-26 自動車用複合ブレーキシステム

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7168770B2 (en) 2001-04-20 2007-01-30 Seiko Epson Corporation Wind-powered brake system
JP2011219015A (ja) * 2010-04-13 2011-11-04 Hino Motors Ltd 制動制御装置、車両、および制動制御方法

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