JPH0486478A - 乾燥装置および乾燥方法 - Google Patents
乾燥装置および乾燥方法Info
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- JPH0486478A JPH0486478A JP20300990A JP20300990A JPH0486478A JP H0486478 A JPH0486478 A JP H0486478A JP 20300990 A JP20300990 A JP 20300990A JP 20300990 A JP20300990 A JP 20300990A JP H0486478 A JPH0486478 A JP H0486478A
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02B—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
- Y02B30/00—Energy efficient heating, ventilation or air conditioning [HVAC]
- Y02B30/52—Heat recovery pumps, i.e. heat pump based systems or units able to transfer the thermal energy from one area of the premises or part of the facilities to a different one, improving the overall efficiency
Landscapes
- Drying Of Solid Materials (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
「産業上の利用分野」
本発明は、木材あるいは鮮魚などの食品を除湿を行いな
がら乾燥する乾燥装置およびその乾燥方法に関するもの
である。 「従来の技術」 一般に、乾燥工程は、物体に熱を伝え、この熱によって
表面または内部の水分を蒸発させて除去するもので、具
体的には、湿潤した物質の周囲に湿度か低く、温度の高
い空気を送って蒸発させる「熱風乾燥」が従来から多く
用いられてきた。 しかしながら、この方法は、熱風を供給しなければなら
ず、熱損失が大きくなるという問題かあった。 そこで、このような手段に変わるものとして、ヒートポ
ンプ利用の除湿式乾燥法が人工乾燥装置に取り入れられ
るようになってきている。 ヒートポンプを利用した低温除湿乾燥機は、乾燥利用後
の空気を、ヒートポンプの蒸発コイルを通して冷却し、
空気中の水分の一部を凝縮させて除去・排水し、次いで
冷却・脱湿された空気をヒートポンプの凝縮コイルを通
して加熱して、乾燥に再利用するものである。 第4図は、このようなヒートポンプを利用した乾燥装置
の一例を示すものである。 この乾燥装置は、圧縮機8と乾燥室lの内部に設置され
た熱交換器2,3と、室内循環用ファン6と、乾燥室1
の空気を室外に排気して室内温度を調整する排気装置7
とが具備されたものである。 図示例では、前記熱交換器の2.3うち、圧縮機8の吐
出配管側に設置された熱交換器2は乾燥室1内の空気を
昇温する放熱器(コンデンサー)2とされ、この放熱器
2との間に膨張弁9を介して直列に設置された熱交換器
3は乾燥室l内の空気の湿分を凝結させる吸熱器(エバ
ポレーター)3とされている。 上記構成の乾燥装置を使用して被乾燥物(例えば木材)
5を乾燥するには、先ず、乾燥初期においては、圧縮機
8により高温高圧となった熱媒体を、放熱器2に通過さ
せて室内の空気を昇温し、室内循環用ファン6により空
気を循環させ、被乾燥物5を徐々に乾燥させていく。こ
の際、乾燥室1内を循環する空気は、被乾燥物5と接し
て湿分を含んだ空気となり、吸熱器3側へ送られていき
、吸熱器3と接触して一定の露点以下になると、凝縮し
て水分となり、ドレンパイプ10から乾燥室lの外へ除
湿される。 また、乾燥末期には、高温、低相対湿度を維持したまま
、被乾燥物5を乾燥するといった低効率の手段かとられ
る。 「発明が解決しようとする課題」 本発明は前記した従来技術における次のような課題を解
決せんとするものである。 第1に、上記乾燥装置では、初期において被乾燥物の昇
温のみを目的とする作動が行えず、また放熱器2と吸熱
器3とが連動した作動となるので、急激な加熱を行うと
必然的に過大な除湿を伴い、木材などでは、割れや収縮
を起こすといった問題点がある。このため、従来では、
補助ヒータなどを使って、被乾燥物の昇温を促進してこ
のような問題に対処しているのが実状である。 第2に、乾燥末期において、乾燥室1内は、放熱器2と
室内循環用ファン6による昇温を続けているため、排気
装置7を作動させて乾燥室l内の熱を外部に放出させ、
室内温度を制御する必要があり、この結果、使用地域や
季節により制約を受けるといった問題点がある。 さらに、高温の雰囲気からの除湿は、この高温との温度
差の大きい露点温度以下までの冷却を要し、大入力の運
転となって、ランニングコストが大きくなるといった問
題点もあった。 本発明は、このような背景のもとになされたもので、被
乾燥物の温度を外気に影響されることなく制御し得て、
被乾燥物の乾燥条件を十分に維持することができ、しか
も別途の補助加熱及び排熱装置を設けずにヒートポンプ
装置のみの構成で機能的な能力を向上させ、ランニング
コストの低下を図ることができる乾燥装置および乾燥方
法を提供することを目的とするものである。 「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するために、本発明は乾燥室外に設置
されかつ外気との間で熱交換を行い吸熱器若しくは放熱
器として使用される一次側熱交換器と、乾燥室内に設置
されかつ乾燥室内の空気と熱交換を行い吸熱器若しくは
放熱器として使用される第1及び第2の二次側熱交換器
と、乾燥室内に設置され乾燥室内の空気を循環させる循
環ファンとを具備し、圧縮機により吐出された熱媒体を
可逆的に循環させることにより一次側並びに2つの二次
側熱交換器における吸熱状態もしくは放熱状態をそれぞ
れ制御して乾燥室内に収納された被乾燥物を乾燥するよ
うにした装置であって、二次側の2つの熱交換器の吸放
熱をバランスさせて乾燥室内の温度を制御するとともに
、一次側熱交換器の吸熱で室内放熱を補助しながら乾燥
室内の昇温後に二次側の一方の熱交換器を吸熱状態とし
て乾燥室内を除湿するように構成゛したことを特徴とす
るものである。 なお、このような装置を使った乾燥方法としては、一次
側の熱交換器を放熱状態とし、かつ二次側の2つの熱交
換器を吸熱状態として乾燥室内を降温させる乾燥の第1
の末期工程と、一次側の熱交換器を放熱状態とし、かつ
二次側の少なくとも一方の熱交換器を吸熱状態として低
温高湿状態を維持しながら乾燥室内の除湿を行う乾燥の
第2の末期工程と、二次側の2つの熱交換器を放熱状態
として被乾燥物が脱水する状態まで乾燥室内を昇温させ
る乾燥の第3の末期工程と、一次側の熱交換器を吸熱状
態とし、かつ二次側の少なくとも一方の熱交換器を放熱
状態として被乾燥物質の脱水を行う乾燥の第4の末期工
程とを具備してなり、前記乾燥の第1から第4までの末
期工程を繰り返し行うことを特徴する方法を行うのが好
適である。 「作用」 前記構成によれば、一次側の熱交換器の放熱作動ととも
に、二次側の2つの熱交換器の吸放熱をバランスさせて
作動することにより、乾燥室内の温度が容易に制御され
、さらには、乾燥室内の昇温後に乾燥室内の除湿が行な
われる。 また、外気温度に左右されずに乾燥室内が所定の温度に
設定されるので、2つの二次側熱交換器を常時吸熱器と
して作動させて、乾燥室内を低温保存庫として使用する
ことが可能である。 そして、一次側の熱交換器を放熱状態とし、かつ二次側
の2つの熱交換器を吸熱状態とする乾燥の第1の末期工
程と、一次側の熱交換器を放熱状態とし、かつ二次側の
少なくとも一方の熱交換器を吸熱状態とする乾燥の第2
の末期工程と、二次側の2つの熱交換器を放熱状態とす
る乾燥の第3の末期工程と、一次側の熱交換器を吸熱状
態とし、かつ二次側の少なくとも一方の熱交換器を放熱
状態とする第4の末期工程とを具備し、乾燥の第1から
第4までの末期工程が繰り返し行われることにより、乾
燥室内の除湿および被乾燥物の脱水作用が短時間で効率
よく行なわれ、かつ乾燥物を高品質に乾燥することがで
きる。 「実施例」 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。 第1図は本発明の乾燥装置の基本構成を示すものであり
、乾燥室外に設置された一次側熱交換器15及び蓄熱交
換器16と、密閉された構造に形成された乾燥室17内
に設置された第1及び第2の二次側熱交換器18.19
及び循環ファン(IF環装置)20とから概略構成され
ている。 前記一次側熱交換器15、第1.第2の二次側熱交換器
18.19及び蓄熱交換器16は、第2図に示すように
、内部を熱媒体が可逆的に循環するように接続されてい
る。 すなわち、圧縮機21の吐出配管に、第1の制御弁22
、切換制御弁33、一次側熱交換器15、切換制御弁3
3及び膨張弁25とが直列に接続された複数の連結配管
が接続されている。また、第1及び第2の二次交換器1
8.19も同様に、それぞれ第1の制御弁23.24と
膨張弁26.27とが直列に接続された連結配管が圧縮
機21の吐出配管に接続されている。そして、これら連
結配管の膨張弁25.26.27側を分流器28に接続
するとともに、各連結配管の第1の制御弁22゜23.
24と熱交換器15,18.19との間から第2の制御
弁29,30.31を備えた分岐配管を分岐させて圧縮
機21の吸入配管に接続されている。そしてさらに、各
切換制御弁33.33の一次側熱交換器15に接続しな
い側から第3の制御弁32が接続された分岐配管を分岐
させて、蓄熱交換器16が一次側熱交換器15と並列と
なるように接続されている。 次に、本装置において使用される部材について具体的に
説明する。 先ず、一次側熱交換器15は、フィン付きの配管等によ
り外気と接触面積が大きくなるように形成されたもので
あり、第1及び第2の制御弁2229の切り替えにより
、吸熱器若しくは放熱器として使用して内部を通る熱媒
体と外気との間で熱交換が行われるようになっている。 また、蓄熱交換器16は、一次側熱交換器15と並列に
されて、水等の熱媒体を封入した蓄熱槽45の内部に通
過させたものであり、一次側熱交換器15が放熱器とし
て使用される場合に、第3の制御弁32.32を閉じて
切換制御弁33.33を開とすれば熱量は外気へ放出さ
れ、また第3の制御弁32.32および切換制御弁33
.33を逆にすれば、熱量はこの蓄熱交換器16に蓄積
されるようになっている。 また、第1及び第2の二次側熱交換器18,19は、そ
れぞれフィン付きの配管等により乾燥室17内の空気と
接触面積が大きくなるように形成されたものであり、第
1及び第2の制御弁2324.30.31の切り替えに
より、一方若しくは両方を吸熱器若しくは放熱器として
使用されて内部を通る熱媒体と乾燥空気との間で熱交換
が行われるようになっている。 また、循環ファン20は、乾燥室!内に設置されて放熱
器により昇温された乾燥室内の高温空気を被乾燥物5に
送風するようになっている。 まず、圧縮機21は、熱媒体を圧縮して第2図矢印方向
に圧送するものであり、この圧縮機21からの熱媒体は
、第1及び第2の制御弁22,23.24,29,30
.31の関連的な切り替えによって、一次側熱交換器1
5と第1および第2の二次側熱交換器熱18.19との
間にて選択的にかつ可逆的に循環させられる。 膨張弁25,26.27には電子式のものが用いられて
おり、熱交換器15.18.19を通過してきた熱媒体
を狭い通路を通して圧力を下降させる作用をもつもので
、漸次自動的に弁の開度を調整することができるように
なっている。 分流器28には各連結配管の一端が接続されており、そ
れぞれの熱交換器15,18.19に向けて流す構成と
なっている。 なお、前述した制御弁としては単純な経路の開閉(ON
−OFF)を行なう開閉弁でも良いし、また弁開度を連
続的に変更し得る流量制御弁などを用いることもできる
。 なお、第1図における符号34は、乾燥室l内の第1及
び第2の一次側熱交換器18.19と被乾燥物5とを遮
蔽する遮蔽板である。 次に、上記構成の装置を使用して被乾燥物を乾燥する方
法を、表1及び表2を参照して、乾燥工程の初期工程か
ら末期工程まで作用とともに説明する。 以下、余白。 表1は、乾燥の初期から末期までの本装置の一次側熱交
換器15と、第1及び第2の二次側熱交換器18.19
の吸放熱状態を示すものである。 なお、表においてC・・・・・放熱器、E・・・・・吸
熱器、 −・・・・・無作動を示す。 表 1 表2は、それぞれの熱交換器の第1および第2の制御弁
及び膨張弁の開閉状態を示すものである。 なお、表において開・・・・開状態、 閉・・・・・閉状態、 作・・・・・膨張弁の作動を示す。 表 2 以下、余白。 以下、余白。
がら乾燥する乾燥装置およびその乾燥方法に関するもの
である。 「従来の技術」 一般に、乾燥工程は、物体に熱を伝え、この熱によって
表面または内部の水分を蒸発させて除去するもので、具
体的には、湿潤した物質の周囲に湿度か低く、温度の高
い空気を送って蒸発させる「熱風乾燥」が従来から多く
用いられてきた。 しかしながら、この方法は、熱風を供給しなければなら
ず、熱損失が大きくなるという問題かあった。 そこで、このような手段に変わるものとして、ヒートポ
ンプ利用の除湿式乾燥法が人工乾燥装置に取り入れられ
るようになってきている。 ヒートポンプを利用した低温除湿乾燥機は、乾燥利用後
の空気を、ヒートポンプの蒸発コイルを通して冷却し、
空気中の水分の一部を凝縮させて除去・排水し、次いで
冷却・脱湿された空気をヒートポンプの凝縮コイルを通
して加熱して、乾燥に再利用するものである。 第4図は、このようなヒートポンプを利用した乾燥装置
の一例を示すものである。 この乾燥装置は、圧縮機8と乾燥室lの内部に設置され
た熱交換器2,3と、室内循環用ファン6と、乾燥室1
の空気を室外に排気して室内温度を調整する排気装置7
とが具備されたものである。 図示例では、前記熱交換器の2.3うち、圧縮機8の吐
出配管側に設置された熱交換器2は乾燥室1内の空気を
昇温する放熱器(コンデンサー)2とされ、この放熱器
2との間に膨張弁9を介して直列に設置された熱交換器
3は乾燥室l内の空気の湿分を凝結させる吸熱器(エバ
ポレーター)3とされている。 上記構成の乾燥装置を使用して被乾燥物(例えば木材)
5を乾燥するには、先ず、乾燥初期においては、圧縮機
8により高温高圧となった熱媒体を、放熱器2に通過さ
せて室内の空気を昇温し、室内循環用ファン6により空
気を循環させ、被乾燥物5を徐々に乾燥させていく。こ
の際、乾燥室1内を循環する空気は、被乾燥物5と接し
て湿分を含んだ空気となり、吸熱器3側へ送られていき
、吸熱器3と接触して一定の露点以下になると、凝縮し
て水分となり、ドレンパイプ10から乾燥室lの外へ除
湿される。 また、乾燥末期には、高温、低相対湿度を維持したまま
、被乾燥物5を乾燥するといった低効率の手段かとられ
る。 「発明が解決しようとする課題」 本発明は前記した従来技術における次のような課題を解
決せんとするものである。 第1に、上記乾燥装置では、初期において被乾燥物の昇
温のみを目的とする作動が行えず、また放熱器2と吸熱
器3とが連動した作動となるので、急激な加熱を行うと
必然的に過大な除湿を伴い、木材などでは、割れや収縮
を起こすといった問題点がある。このため、従来では、
補助ヒータなどを使って、被乾燥物の昇温を促進してこ
のような問題に対処しているのが実状である。 第2に、乾燥末期において、乾燥室1内は、放熱器2と
室内循環用ファン6による昇温を続けているため、排気
装置7を作動させて乾燥室l内の熱を外部に放出させ、
室内温度を制御する必要があり、この結果、使用地域や
季節により制約を受けるといった問題点がある。 さらに、高温の雰囲気からの除湿は、この高温との温度
差の大きい露点温度以下までの冷却を要し、大入力の運
転となって、ランニングコストが大きくなるといった問
題点もあった。 本発明は、このような背景のもとになされたもので、被
乾燥物の温度を外気に影響されることなく制御し得て、
被乾燥物の乾燥条件を十分に維持することができ、しか
も別途の補助加熱及び排熱装置を設けずにヒートポンプ
装置のみの構成で機能的な能力を向上させ、ランニング
コストの低下を図ることができる乾燥装置および乾燥方
法を提供することを目的とするものである。 「課題を解決するための手段」 かかる目的を達成するために、本発明は乾燥室外に設置
されかつ外気との間で熱交換を行い吸熱器若しくは放熱
器として使用される一次側熱交換器と、乾燥室内に設置
されかつ乾燥室内の空気と熱交換を行い吸熱器若しくは
放熱器として使用される第1及び第2の二次側熱交換器
と、乾燥室内に設置され乾燥室内の空気を循環させる循
環ファンとを具備し、圧縮機により吐出された熱媒体を
可逆的に循環させることにより一次側並びに2つの二次
側熱交換器における吸熱状態もしくは放熱状態をそれぞ
れ制御して乾燥室内に収納された被乾燥物を乾燥するよ
うにした装置であって、二次側の2つの熱交換器の吸放
熱をバランスさせて乾燥室内の温度を制御するとともに
、一次側熱交換器の吸熱で室内放熱を補助しながら乾燥
室内の昇温後に二次側の一方の熱交換器を吸熱状態とし
て乾燥室内を除湿するように構成゛したことを特徴とす
るものである。 なお、このような装置を使った乾燥方法としては、一次
側の熱交換器を放熱状態とし、かつ二次側の2つの熱交
換器を吸熱状態として乾燥室内を降温させる乾燥の第1
の末期工程と、一次側の熱交換器を放熱状態とし、かつ
二次側の少なくとも一方の熱交換器を吸熱状態として低
温高湿状態を維持しながら乾燥室内の除湿を行う乾燥の
第2の末期工程と、二次側の2つの熱交換器を放熱状態
として被乾燥物が脱水する状態まで乾燥室内を昇温させ
る乾燥の第3の末期工程と、一次側の熱交換器を吸熱状
態とし、かつ二次側の少なくとも一方の熱交換器を放熱
状態として被乾燥物質の脱水を行う乾燥の第4の末期工
程とを具備してなり、前記乾燥の第1から第4までの末
期工程を繰り返し行うことを特徴する方法を行うのが好
適である。 「作用」 前記構成によれば、一次側の熱交換器の放熱作動ととも
に、二次側の2つの熱交換器の吸放熱をバランスさせて
作動することにより、乾燥室内の温度が容易に制御され
、さらには、乾燥室内の昇温後に乾燥室内の除湿が行な
われる。 また、外気温度に左右されずに乾燥室内が所定の温度に
設定されるので、2つの二次側熱交換器を常時吸熱器と
して作動させて、乾燥室内を低温保存庫として使用する
ことが可能である。 そして、一次側の熱交換器を放熱状態とし、かつ二次側
の2つの熱交換器を吸熱状態とする乾燥の第1の末期工
程と、一次側の熱交換器を放熱状態とし、かつ二次側の
少なくとも一方の熱交換器を吸熱状態とする乾燥の第2
の末期工程と、二次側の2つの熱交換器を放熱状態とす
る乾燥の第3の末期工程と、一次側の熱交換器を吸熱状
態とし、かつ二次側の少なくとも一方の熱交換器を放熱
状態とする第4の末期工程とを具備し、乾燥の第1から
第4までの末期工程が繰り返し行われることにより、乾
燥室内の除湿および被乾燥物の脱水作用が短時間で効率
よく行なわれ、かつ乾燥物を高品質に乾燥することがで
きる。 「実施例」 以下、本発明の実施例を図面を参照して説明する。 第1図は本発明の乾燥装置の基本構成を示すものであり
、乾燥室外に設置された一次側熱交換器15及び蓄熱交
換器16と、密閉された構造に形成された乾燥室17内
に設置された第1及び第2の二次側熱交換器18.19
及び循環ファン(IF環装置)20とから概略構成され
ている。 前記一次側熱交換器15、第1.第2の二次側熱交換器
18.19及び蓄熱交換器16は、第2図に示すように
、内部を熱媒体が可逆的に循環するように接続されてい
る。 すなわち、圧縮機21の吐出配管に、第1の制御弁22
、切換制御弁33、一次側熱交換器15、切換制御弁3
3及び膨張弁25とが直列に接続された複数の連結配管
が接続されている。また、第1及び第2の二次交換器1
8.19も同様に、それぞれ第1の制御弁23.24と
膨張弁26.27とが直列に接続された連結配管が圧縮
機21の吐出配管に接続されている。そして、これら連
結配管の膨張弁25.26.27側を分流器28に接続
するとともに、各連結配管の第1の制御弁22゜23.
24と熱交換器15,18.19との間から第2の制御
弁29,30.31を備えた分岐配管を分岐させて圧縮
機21の吸入配管に接続されている。そしてさらに、各
切換制御弁33.33の一次側熱交換器15に接続しな
い側から第3の制御弁32が接続された分岐配管を分岐
させて、蓄熱交換器16が一次側熱交換器15と並列と
なるように接続されている。 次に、本装置において使用される部材について具体的に
説明する。 先ず、一次側熱交換器15は、フィン付きの配管等によ
り外気と接触面積が大きくなるように形成されたもので
あり、第1及び第2の制御弁2229の切り替えにより
、吸熱器若しくは放熱器として使用して内部を通る熱媒
体と外気との間で熱交換が行われるようになっている。 また、蓄熱交換器16は、一次側熱交換器15と並列に
されて、水等の熱媒体を封入した蓄熱槽45の内部に通
過させたものであり、一次側熱交換器15が放熱器とし
て使用される場合に、第3の制御弁32.32を閉じて
切換制御弁33.33を開とすれば熱量は外気へ放出さ
れ、また第3の制御弁32.32および切換制御弁33
.33を逆にすれば、熱量はこの蓄熱交換器16に蓄積
されるようになっている。 また、第1及び第2の二次側熱交換器18,19は、そ
れぞれフィン付きの配管等により乾燥室17内の空気と
接触面積が大きくなるように形成されたものであり、第
1及び第2の制御弁2324.30.31の切り替えに
より、一方若しくは両方を吸熱器若しくは放熱器として
使用されて内部を通る熱媒体と乾燥空気との間で熱交換
が行われるようになっている。 また、循環ファン20は、乾燥室!内に設置されて放熱
器により昇温された乾燥室内の高温空気を被乾燥物5に
送風するようになっている。 まず、圧縮機21は、熱媒体を圧縮して第2図矢印方向
に圧送するものであり、この圧縮機21からの熱媒体は
、第1及び第2の制御弁22,23.24,29,30
.31の関連的な切り替えによって、一次側熱交換器1
5と第1および第2の二次側熱交換器熱18.19との
間にて選択的にかつ可逆的に循環させられる。 膨張弁25,26.27には電子式のものが用いられて
おり、熱交換器15.18.19を通過してきた熱媒体
を狭い通路を通して圧力を下降させる作用をもつもので
、漸次自動的に弁の開度を調整することができるように
なっている。 分流器28には各連結配管の一端が接続されており、そ
れぞれの熱交換器15,18.19に向けて流す構成と
なっている。 なお、前述した制御弁としては単純な経路の開閉(ON
−OFF)を行なう開閉弁でも良いし、また弁開度を連
続的に変更し得る流量制御弁などを用いることもできる
。 なお、第1図における符号34は、乾燥室l内の第1及
び第2の一次側熱交換器18.19と被乾燥物5とを遮
蔽する遮蔽板である。 次に、上記構成の装置を使用して被乾燥物を乾燥する方
法を、表1及び表2を参照して、乾燥工程の初期工程か
ら末期工程まで作用とともに説明する。 以下、余白。 表1は、乾燥の初期から末期までの本装置の一次側熱交
換器15と、第1及び第2の二次側熱交換器18.19
の吸放熱状態を示すものである。 なお、表においてC・・・・・放熱器、E・・・・・吸
熱器、 −・・・・・無作動を示す。 表 1 表2は、それぞれの熱交換器の第1および第2の制御弁
及び膨張弁の開閉状態を示すものである。 なお、表において開・・・・開状態、 閉・・・・・閉状態、 作・・・・・膨張弁の作動を示す。 表 2 以下、余白。 以下、余白。
この工程は、乾燥室17内を急速に昇温する工程であり
、この工程中には、除湿は行なわれない。 先ず、表2に示すように、第1の二次側熱交換器18の
第1の制御弁24と、第2の二次側熱交換器19の第1
の制御弁23とを開くとともに、一次側熱交換器15の
第1の制御弁22を閉じる。 また、第1の二次側熱交換器18の第2の制御弁31と
、第2の二次側熱交換器19の第2の制御弁30とを閉
じるとともに、一次側熱交換器15の第2の制御弁29
を開ける。さらに、第1の二次側熱交換器18の膨張弁
27と、第2の二次側熱交換器I9の膨張弁26を開と
するとともに、一次側熱交換器I5の膨張弁を適宜凋整
して作動させる。 これにより、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、第
1の二次側熱交換器18と第2の二次側熱交換器I9と
を通過して乾燥室I7内の空気を加温し、膨張弁26.
27を通過した後、一次側熱交換器15を通過して外気
との間で熱交換がなされ、圧縮機21に向けて流れ循環
する。 そして、表1に示すように、第1及び第2の2次側熱交
換器18.19が2つの放熱器として作動し、これら放
熱器の周囲の空気が急速に加熱され、循環ファン20に
より被乾燥物5に熱風が順次送られることにより、被乾
燥物5は所定の温度まで短時間で加熱される。
、この工程中には、除湿は行なわれない。 先ず、表2に示すように、第1の二次側熱交換器18の
第1の制御弁24と、第2の二次側熱交換器19の第1
の制御弁23とを開くとともに、一次側熱交換器15の
第1の制御弁22を閉じる。 また、第1の二次側熱交換器18の第2の制御弁31と
、第2の二次側熱交換器19の第2の制御弁30とを閉
じるとともに、一次側熱交換器15の第2の制御弁29
を開ける。さらに、第1の二次側熱交換器18の膨張弁
27と、第2の二次側熱交換器I9の膨張弁26を開と
するとともに、一次側熱交換器I5の膨張弁を適宜凋整
して作動させる。 これにより、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、第
1の二次側熱交換器18と第2の二次側熱交換器I9と
を通過して乾燥室I7内の空気を加温し、膨張弁26.
27を通過した後、一次側熱交換器15を通過して外気
との間で熱交換がなされ、圧縮機21に向けて流れ循環
する。 そして、表1に示すように、第1及び第2の2次側熱交
換器18.19が2つの放熱器として作動し、これら放
熱器の周囲の空気が急速に加熱され、循環ファン20に
より被乾燥物5に熱風が順次送られることにより、被乾
燥物5は所定の温度まで短時間で加熱される。
この工程は、乾燥室17内を所定の高温度に維持した状
態で除湿する工程であり、この工程の際には、定温維持
のために一次側熱交換器15が放熱器として間欠的に作
動する。 先ず、表2に示すように、第1の二次側熱交換器18の
第1の制御弁24と、一次側熱交換器15の第1の制御
弁22を閉じるとともに、第2の二次側熱交換器19の
第1の制御弁23を開く。 また、第1の二次側熱交換器18の第2の制御弁31を
開くとともに、第2の二次側熱交換器I9の第2の制御
弁20と、一次側熱交換器15の第2の制御弁30とを
閉じる。さらに、第1の二次側熱交換器18の膨張弁2
7を作動させ、第2の二次側熱交換i9の膨張弁26を
開くとともに、一次側熱交換器15の膨張弁25を適宜
調整して開閉状態を繰り返す。 これにより、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、第
2の二次側熱交換器19を通過して乾燥室17内の空気
を加温し、膨張弁26を通過した後、第1の二次側熱交
換器18を通過して乾燥室の内部の空気との間で熱交換
がなされ、圧縮器21に向けて流れ循環する。その際、
湿分を含んだ空気は、第1の二次側熱交換器I8と接触
することにより露点以下の温度に冷却されて凝結し、ド
レンパイプ35から乾燥室17の外部へ排出されて除湿
がなされる。 ところで、本工程においては、第2の二次側熱交換器I
9の放熱能力が第1の二次側熱交換器19の吸熱能力を
上回ってしまい、それにより乾燥室17の温度が上昇し
てしまうので、間欠的に一次側熱交換器15の第1の制
御弁22と膨張弁25を開けることにより、第2の二次
側熱交換器19の余剰熱を一次側熱交換器15で放熱さ
せている。 これにより、第2の二次側熱交換器19が放熱器として
作動するとともに、第1の二次側熱交換器18か吸熱器
として作動して除湿がなされ、さらに一次側熱交換器1
5が間欠的に放熱器として作動するので、乾燥室内の温
度が一定に保たれる。 次に、乾燥の末期工程は、第1から第4の工程に分かれ
ており、これら各工程は繰り返し行なわれる。
態で除湿する工程であり、この工程の際には、定温維持
のために一次側熱交換器15が放熱器として間欠的に作
動する。 先ず、表2に示すように、第1の二次側熱交換器18の
第1の制御弁24と、一次側熱交換器15の第1の制御
弁22を閉じるとともに、第2の二次側熱交換器19の
第1の制御弁23を開く。 また、第1の二次側熱交換器18の第2の制御弁31を
開くとともに、第2の二次側熱交換器I9の第2の制御
弁20と、一次側熱交換器15の第2の制御弁30とを
閉じる。さらに、第1の二次側熱交換器18の膨張弁2
7を作動させ、第2の二次側熱交換i9の膨張弁26を
開くとともに、一次側熱交換器15の膨張弁25を適宜
調整して開閉状態を繰り返す。 これにより、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、第
2の二次側熱交換器19を通過して乾燥室17内の空気
を加温し、膨張弁26を通過した後、第1の二次側熱交
換器18を通過して乾燥室の内部の空気との間で熱交換
がなされ、圧縮器21に向けて流れ循環する。その際、
湿分を含んだ空気は、第1の二次側熱交換器I8と接触
することにより露点以下の温度に冷却されて凝結し、ド
レンパイプ35から乾燥室17の外部へ排出されて除湿
がなされる。 ところで、本工程においては、第2の二次側熱交換器I
9の放熱能力が第1の二次側熱交換器19の吸熱能力を
上回ってしまい、それにより乾燥室17の温度が上昇し
てしまうので、間欠的に一次側熱交換器15の第1の制
御弁22と膨張弁25を開けることにより、第2の二次
側熱交換器19の余剰熱を一次側熱交換器15で放熱さ
せている。 これにより、第2の二次側熱交換器19が放熱器として
作動するとともに、第1の二次側熱交換器18か吸熱器
として作動して除湿がなされ、さらに一次側熱交換器1
5が間欠的に放熱器として作動するので、乾燥室内の温
度が一定に保たれる。 次に、乾燥の末期工程は、第1から第4の工程に分かれ
ており、これら各工程は繰り返し行なわれる。
【乾燥の第1の末期工程】
この工程は、被乾燥物5の含水率が低下した状態になっ
ているので(木材においては約20%)、乾燥室17の
温度を降下させ、それにより乾燥室I7を高湿状態にす
る工程である。 先ず、表2に示すように、第1の二次側熱交換器I8の
第1の制御弁24と、第2の二次側熱交換器19の第1
の制御弁23とを閉じるとともに、一次側熱交換器I5
の第1の制御弁22を開ける。 また、第1の二次側熱交換器I8の第2の制御弁31と
、第2の二次側熱交換器19の第2の制御弁30をMl
するとともに、一次側熱交換器i5の第2の制御弁29
を閉じる。また、第1の二次側熱交換器18の膨張弁2
7と、第2の二次側熱交換器19の膨張弁26を作動さ
せるとともに、次側熱交換器15の膨張弁25を開ける
。さらに、表1に示していないが、第3の制御弁32を
開ける。 これにより、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、一
次側熱交換器15を通過して外部の空気に接触して熱を
放出し、膨張弁25を通過した後、第1及び第2の二次
側熱交換器18.19を通過して乾燥室17の内部の空
気との間で熱交換がなされ、圧縮機21に向けて流れて
循環する。その際、高温の空気は、第1及び第2の二次
側熱交換器18.19と接触することにより冷却されて
低温高湿度となる。 ここで、第3の制御弁32を閉じて切替制御弁33を開
とすれば、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、前述
した一次側熱交換器15を通過する、すなわち外気へ放
熱し、制御弁32と切替制御弁33の開閉を逆とすれば
、この一次側熱交換器15と並列に接続された蓄熱交換
器I6を通過し、それにより蓄熱w145の熱媒体に熱
量か蓄積される。 これにより、第1及び第2の二次側熱交換器18.19
が吸熱器として作動するので、乾燥室17内の温度は短
時間に降下して高湿状態となる。 また、放熱器として作動する一次側熱交換器15の補助
として蓄熱交換器16が設けられているので、放熱能力
を増大させることができる。
ているので(木材においては約20%)、乾燥室17の
温度を降下させ、それにより乾燥室I7を高湿状態にす
る工程である。 先ず、表2に示すように、第1の二次側熱交換器I8の
第1の制御弁24と、第2の二次側熱交換器19の第1
の制御弁23とを閉じるとともに、一次側熱交換器I5
の第1の制御弁22を開ける。 また、第1の二次側熱交換器I8の第2の制御弁31と
、第2の二次側熱交換器19の第2の制御弁30をMl
するとともに、一次側熱交換器i5の第2の制御弁29
を閉じる。また、第1の二次側熱交換器18の膨張弁2
7と、第2の二次側熱交換器19の膨張弁26を作動さ
せるとともに、次側熱交換器15の膨張弁25を開ける
。さらに、表1に示していないが、第3の制御弁32を
開ける。 これにより、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、一
次側熱交換器15を通過して外部の空気に接触して熱を
放出し、膨張弁25を通過した後、第1及び第2の二次
側熱交換器18.19を通過して乾燥室17の内部の空
気との間で熱交換がなされ、圧縮機21に向けて流れて
循環する。その際、高温の空気は、第1及び第2の二次
側熱交換器18.19と接触することにより冷却されて
低温高湿度となる。 ここで、第3の制御弁32を閉じて切替制御弁33を開
とすれば、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、前述
した一次側熱交換器15を通過する、すなわち外気へ放
熱し、制御弁32と切替制御弁33の開閉を逆とすれば
、この一次側熱交換器15と並列に接続された蓄熱交換
器I6を通過し、それにより蓄熱w145の熱媒体に熱
量か蓄積される。 これにより、第1及び第2の二次側熱交換器18.19
が吸熱器として作動するので、乾燥室17内の温度は短
時間に降下して高湿状態となる。 また、放熱器として作動する一次側熱交換器15の補助
として蓄熱交換器16が設けられているので、放熱能力
を増大させることができる。
【乾燥の第2の末期工程】
この工程は、乾燥室17内を低温高温状態で除湿するた
めに、第1の二次側熱交換器18を吸熱器として、第2
の二次側熱交換器I9及び一次側熱交換器15を放熱器
として作動させる工程である。 これにより、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、一
次側熱交換器15及び第2の二次側熱交換器I9を通過
して外部の空気に接触して熱を放出し、膨張弁25.2
6を通過した後、第1及び第2の二次側熱交換器I8を
通過して乾燥室の内部の空気との間で熱交換(吸熱)が
なされ、圧縮機2Iに向けて流れて循環する。その際、
湿分を含んだ空気は、第1の二次側熱交換器18と接触
することにより露点以下の温度に冷却されて凝結し、ド
レンバイブ35から乾燥室17の外部へ排出されて除湿
がなされる。それとともに、圧縮機21を出た高温高圧
の熱媒体は、第2の二次側熱交換器19を通過して乾燥
室の内部の空気を加温する。 それにより、乾燥室17内部は低温状態に維持され、高
湿状態となって効率よく除湿が行なわれる。
めに、第1の二次側熱交換器18を吸熱器として、第2
の二次側熱交換器I9及び一次側熱交換器15を放熱器
として作動させる工程である。 これにより、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、一
次側熱交換器15及び第2の二次側熱交換器I9を通過
して外部の空気に接触して熱を放出し、膨張弁25.2
6を通過した後、第1及び第2の二次側熱交換器I8を
通過して乾燥室の内部の空気との間で熱交換(吸熱)が
なされ、圧縮機2Iに向けて流れて循環する。その際、
湿分を含んだ空気は、第1の二次側熱交換器18と接触
することにより露点以下の温度に冷却されて凝結し、ド
レンバイブ35から乾燥室17の外部へ排出されて除湿
がなされる。それとともに、圧縮機21を出た高温高圧
の熱媒体は、第2の二次側熱交換器19を通過して乾燥
室の内部の空気を加温する。 それにより、乾燥室17内部は低温状態に維持され、高
湿状態となって効率よく除湿が行なわれる。
【乾燥の第3の末期工程】
この工程は、被乾燥物が脱水する温度まで乾燥室17内
を再度昇温さ仕る工程であり、この工程中には、除湿は
行なわれない。 先ず、表2に示すように、第1の二次側熱交換器I8の
第の制御弁24と、第2の二次側熱交換器夏9の第1の
制御弁23とを開くとともに、次側熱交換器15の第1
の制御弁22を閉じる。 また、第1の二次側熱交換器18の第2の制御弁3Iと
、第2の二次側熱交換器19の第2の制御弁30とを閉
じるとともに、一次側熱交換器15の第2の制御弁29
を開ける。ざらに、第1の二次側熱交換器18の膨張弁
27と、第2の二次側熱交換器19の膨張弁26を開と
するとともに、一次側熱交換器I5の膨張弁を適宜調整
して作動させる。 これにより、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、第
1の二次側熱交換器18と第2の二次側熱交換器■9と
を通過して乾燥室17内の空気を加温し、膨張弁26.
27を通過した後、一次側熱交換器15を通過して外気
との間で熱交換がなされ、圧縮機21に向けて流れ循環
する。 そして、表1に示すように、第1及び第2の2次側熱交
換器18.19が2つの放熱器として作動し、これら放
熱器の周囲の空気か急速に加熱され、循環ファン20に
より被乾燥物5に熱風か順次送られることにより、被乾
燥物5が脱水作用を行うまての所定の温度まで短時間に
加熱される。
を再度昇温さ仕る工程であり、この工程中には、除湿は
行なわれない。 先ず、表2に示すように、第1の二次側熱交換器I8の
第の制御弁24と、第2の二次側熱交換器夏9の第1の
制御弁23とを開くとともに、次側熱交換器15の第1
の制御弁22を閉じる。 また、第1の二次側熱交換器18の第2の制御弁3Iと
、第2の二次側熱交換器19の第2の制御弁30とを閉
じるとともに、一次側熱交換器15の第2の制御弁29
を開ける。ざらに、第1の二次側熱交換器18の膨張弁
27と、第2の二次側熱交換器19の膨張弁26を開と
するとともに、一次側熱交換器I5の膨張弁を適宜調整
して作動させる。 これにより、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、第
1の二次側熱交換器18と第2の二次側熱交換器■9と
を通過して乾燥室17内の空気を加温し、膨張弁26.
27を通過した後、一次側熱交換器15を通過して外気
との間で熱交換がなされ、圧縮機21に向けて流れ循環
する。 そして、表1に示すように、第1及び第2の2次側熱交
換器18.19が2つの放熱器として作動し、これら放
熱器の周囲の空気か急速に加熱され、循環ファン20に
より被乾燥物5に熱風か順次送られることにより、被乾
燥物5が脱水作用を行うまての所定の温度まで短時間に
加熱される。
【乾燥の第4の末期工程】
この工程は、乾燥室I7内を高温低湿度状態として、被
乾燥物5の内部の湿分を空気中へ脱水させる工程である
。 先ず、表2に示すように、第1の二次側熱交換器18の
第の制御弁24と、一次側熱交換器I5の第1の制御弁
22を閉じるとともに、第2の二次側熱交換器19の第
1の制御弁23を開く。また、第1の二次側熱交換器1
8の第2の制御弁31と、第2の二次側熱交換器19の
第2の制御弁30とを閉じるとともに、一次側熱交換器
15の第2の制御弁29を開ける。さらに、第1の二次
側熱交換器18の膨張弁27を閉じ、第2の二次側熱交
換器19の膨張弁26を開とするとともに、一次側熱交
換器15の膨張弁を適宜調整して作動させる。 これにより、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、第
2の二次側熱交換器19とを通過して乾燥室17内の空
気を加温し、膨張弁26を通過した後、一次側熱交換器
15を通過して外気との間で熱交換がなされ、圧縮機2
1に向けて流れ循環する。 そして、表1に示すように、第2の2次側熱交換器19
が2つの放熱器として作動し、これら放熱器の周囲の空
気が加熱され、循環ファン20により被乾燥物5に熱風
が順次送られることにより、乾燥室17内部は高温低湿
度状態とされて、被乾燥物5の内部の湿分が空気中へ脱
水される。 以上、述べたことから容易に理解できるように、未実施
例の乾燥袋層は、乾燥室17内に設置された2つの二次
側熱交換器18.19の一方若しくは両方が放熱器及び
吸熱器として作動し、それに関連して乾燥室外に設置さ
れた一次側熱交換器15か放熱器若しくは吸熱器として
作動するので、乾燥室17内の吸放熱を高効率にバラン
スさせて乾燥および除湿を行い、高品質の乾燥物を得る
ことができる。 また、本装置は、従来のような外気と連通ずる排気装置
が設けられていないので、外気と遮断された乾燥装置で
乾燥工程か行なわれ、それにより使用地域や季節等に左
右されずに被乾燥物5の乾燥を行うことができる。 また、乾燥の初期工程において、従来のような加熱装置
が使用されていないので、運転コストを削減することが
できる。 なお、上記実施例において使用された蓄熱槽33内の加
温された熱媒体(水)は、昇温工程(乾燥の初期工程や
乾燥の第3の末期工程)において蓄熱交換器I6を吸熱
器として作動させることにより蓄熱を利用出来、また他
のシステム等の熱源として使用することが可能である。 また、外気温度に左右されずに乾燥室17内を所定の温
度に設定することができるので、2つの二次側熱交換器
18.19を常時吸熱器として作動させて乾燥室17内
部を低温保存庫として使用することも可能である。 さらにまた、本発明は府述した実施例に限定されるもの
ではなく、熱交換器の数などは、その設計要求に基づい
て適宜変更することができる。 第3図に示すものは、本発明の第2の実施例の回路図を
示すものである。本実施例は、機能上基本的には第2図
に示した回路図と同様であるが、この場合には、四方に
分岐した配管の中央に四方弁42が設けられ、この四方
弁を切り替えることにより、熱媒体を一方の分岐配管か
ら他方の分岐配管に流れさるようにした、装置構造が簡
便なものである。しかし、二次側熱交換器18.19を
同時に放熱器、又は吸熱器として作動させられないとい
う制約がある。 以下、余白。 表3は、乾燥の初期工程から乾燥の第4の末期工程まで
の回路を使用した各制御弁36,37,38.39、膨
張弁40.41及び四方弁42の動作を示すとともに、
一次側熱交換器15と2つの二次側熱交換器18.19
との吸熱状態を示すものである。 なお、表において開・・・・開状態、閉・・・・閉状態
、作・・・・膨張弁の作動、 C・・・・放熱器、E・・・・吸熱器、−・・・・無作
動を示す。 以下、 余白。 「発明の効果」 以上説明し1こように、本発明の請求項I記載の乾燥装
置によれば、乾燥室外に設置されかつ外気との間で熱交
換を行い吸熱器若しくは放熱器として使用される一次側
熱交換器と、乾燥室内に設置されかつ乾燥室内の空気と
熱交換を行い吸熱器若しくは放熱器として使用される第
1及び第2の二次側熱交換器と、乾燥室内に設置され乾
燥室内の空気を循環させる循環ファンとを具備し、圧縮
機により吐出された熱媒体を可逆的に循環させることに
より一次側並びに2つの二次側熱交換器における吸熱状
態もしくは放熱状態をそれぞれ制御して乾燥室内に収納
された被乾燥物を乾燥するようにした装置であって、二
次側の2つの熱交換器の吸放熱により乾燥室内の温度を
制御するとともに、一次側熱交換器で放熱を補助しなが
ら乾燥室内の昇温後に二次側の一方の熱交換器を常時吸
熱状態として乾燥室内を除湿するように構成したことを
特徴とするものであるから、乾燥室内の吸放熱を高効率
にバランスさせて乾燥および除湿を行い、高品質の乾燥
物を得ることができる上、被乾燥物の温度を外気に影響
されることなく制御し得て被乾燥物の乾燥条件を十分に
維持することができる。 また、本装置は、単純な構成で処理能力を大幅に向上さ
せたものであり、かつ排熱を蓄熱して昇温時に利用する
ので省エネルギ的であるためコストを大幅に低減するこ
とができる。 また、外気温度に左右されずに乾燥室内を所定温度に設
定することができるため、2つの二次側熱交換器を常時
吸熱器として作動させることにより、乾燥室の内部を低
温保存庫として使用することが可能なり、利用分野を拡
大させることができる。 また、請求項2記載の乾燥方法によれば、一次側の熱交
換器を放熱状態とし、かつ二次側の2つの熱交換器を吸
熱状態として乾燥室内を降温さぜる乾燥の第1の末期工
程と、一次側の熱交換器を放熱状態とし、かつ二次側の
少なくとも一方の熱交換器を吸熱状態として低温高湿状
態を維持しながら乾燥室内の除湿を行う乾燥の第2の末
期工程と、二次側の2つの熱交換器を放熱状響として被
乾燥物か脱水する状態まで乾燥室内を昇温ぎせろ乾燥の
第3の末期工程と、一次側の熱交換器を吸熱状態とし、
かつ二次側の少なくとも一方の熱交換器を放熱状態とし
て被乾燥物質の脱水を行う乾燥の第4の末期工程とを具
備して、航記乾燥の第1から第4までの末期工程を繰り
返し行うことにより、乾燥の初期において短時間に被乾
燥物を加熱することができ、乾燥の末期において乾燥室
内を高湿状態にして効率よく乾燥および除湿を行うこと
ができる。
乾燥物5の内部の湿分を空気中へ脱水させる工程である
。 先ず、表2に示すように、第1の二次側熱交換器18の
第の制御弁24と、一次側熱交換器I5の第1の制御弁
22を閉じるとともに、第2の二次側熱交換器19の第
1の制御弁23を開く。また、第1の二次側熱交換器1
8の第2の制御弁31と、第2の二次側熱交換器19の
第2の制御弁30とを閉じるとともに、一次側熱交換器
15の第2の制御弁29を開ける。さらに、第1の二次
側熱交換器18の膨張弁27を閉じ、第2の二次側熱交
換器19の膨張弁26を開とするとともに、一次側熱交
換器15の膨張弁を適宜調整して作動させる。 これにより、圧縮機21を出た高温高圧の熱媒体は、第
2の二次側熱交換器19とを通過して乾燥室17内の空
気を加温し、膨張弁26を通過した後、一次側熱交換器
15を通過して外気との間で熱交換がなされ、圧縮機2
1に向けて流れ循環する。 そして、表1に示すように、第2の2次側熱交換器19
が2つの放熱器として作動し、これら放熱器の周囲の空
気が加熱され、循環ファン20により被乾燥物5に熱風
が順次送られることにより、乾燥室17内部は高温低湿
度状態とされて、被乾燥物5の内部の湿分が空気中へ脱
水される。 以上、述べたことから容易に理解できるように、未実施
例の乾燥袋層は、乾燥室17内に設置された2つの二次
側熱交換器18.19の一方若しくは両方が放熱器及び
吸熱器として作動し、それに関連して乾燥室外に設置さ
れた一次側熱交換器15か放熱器若しくは吸熱器として
作動するので、乾燥室17内の吸放熱を高効率にバラン
スさせて乾燥および除湿を行い、高品質の乾燥物を得る
ことができる。 また、本装置は、従来のような外気と連通ずる排気装置
が設けられていないので、外気と遮断された乾燥装置で
乾燥工程か行なわれ、それにより使用地域や季節等に左
右されずに被乾燥物5の乾燥を行うことができる。 また、乾燥の初期工程において、従来のような加熱装置
が使用されていないので、運転コストを削減することが
できる。 なお、上記実施例において使用された蓄熱槽33内の加
温された熱媒体(水)は、昇温工程(乾燥の初期工程や
乾燥の第3の末期工程)において蓄熱交換器I6を吸熱
器として作動させることにより蓄熱を利用出来、また他
のシステム等の熱源として使用することが可能である。 また、外気温度に左右されずに乾燥室17内を所定の温
度に設定することができるので、2つの二次側熱交換器
18.19を常時吸熱器として作動させて乾燥室17内
部を低温保存庫として使用することも可能である。 さらにまた、本発明は府述した実施例に限定されるもの
ではなく、熱交換器の数などは、その設計要求に基づい
て適宜変更することができる。 第3図に示すものは、本発明の第2の実施例の回路図を
示すものである。本実施例は、機能上基本的には第2図
に示した回路図と同様であるが、この場合には、四方に
分岐した配管の中央に四方弁42が設けられ、この四方
弁を切り替えることにより、熱媒体を一方の分岐配管か
ら他方の分岐配管に流れさるようにした、装置構造が簡
便なものである。しかし、二次側熱交換器18.19を
同時に放熱器、又は吸熱器として作動させられないとい
う制約がある。 以下、余白。 表3は、乾燥の初期工程から乾燥の第4の末期工程まで
の回路を使用した各制御弁36,37,38.39、膨
張弁40.41及び四方弁42の動作を示すとともに、
一次側熱交換器15と2つの二次側熱交換器18.19
との吸熱状態を示すものである。 なお、表において開・・・・開状態、閉・・・・閉状態
、作・・・・膨張弁の作動、 C・・・・放熱器、E・・・・吸熱器、−・・・・無作
動を示す。 以下、 余白。 「発明の効果」 以上説明し1こように、本発明の請求項I記載の乾燥装
置によれば、乾燥室外に設置されかつ外気との間で熱交
換を行い吸熱器若しくは放熱器として使用される一次側
熱交換器と、乾燥室内に設置されかつ乾燥室内の空気と
熱交換を行い吸熱器若しくは放熱器として使用される第
1及び第2の二次側熱交換器と、乾燥室内に設置され乾
燥室内の空気を循環させる循環ファンとを具備し、圧縮
機により吐出された熱媒体を可逆的に循環させることに
より一次側並びに2つの二次側熱交換器における吸熱状
態もしくは放熱状態をそれぞれ制御して乾燥室内に収納
された被乾燥物を乾燥するようにした装置であって、二
次側の2つの熱交換器の吸放熱により乾燥室内の温度を
制御するとともに、一次側熱交換器で放熱を補助しなが
ら乾燥室内の昇温後に二次側の一方の熱交換器を常時吸
熱状態として乾燥室内を除湿するように構成したことを
特徴とするものであるから、乾燥室内の吸放熱を高効率
にバランスさせて乾燥および除湿を行い、高品質の乾燥
物を得ることができる上、被乾燥物の温度を外気に影響
されることなく制御し得て被乾燥物の乾燥条件を十分に
維持することができる。 また、本装置は、単純な構成で処理能力を大幅に向上さ
せたものであり、かつ排熱を蓄熱して昇温時に利用する
ので省エネルギ的であるためコストを大幅に低減するこ
とができる。 また、外気温度に左右されずに乾燥室内を所定温度に設
定することができるため、2つの二次側熱交換器を常時
吸熱器として作動させることにより、乾燥室の内部を低
温保存庫として使用することが可能なり、利用分野を拡
大させることができる。 また、請求項2記載の乾燥方法によれば、一次側の熱交
換器を放熱状態とし、かつ二次側の2つの熱交換器を吸
熱状態として乾燥室内を降温さぜる乾燥の第1の末期工
程と、一次側の熱交換器を放熱状態とし、かつ二次側の
少なくとも一方の熱交換器を吸熱状態として低温高湿状
態を維持しながら乾燥室内の除湿を行う乾燥の第2の末
期工程と、二次側の2つの熱交換器を放熱状響として被
乾燥物か脱水する状態まで乾燥室内を昇温ぎせろ乾燥の
第3の末期工程と、一次側の熱交換器を吸熱状態とし、
かつ二次側の少なくとも一方の熱交換器を放熱状態とし
て被乾燥物質の脱水を行う乾燥の第4の末期工程とを具
備して、航記乾燥の第1から第4までの末期工程を繰り
返し行うことにより、乾燥の初期において短時間に被乾
燥物を加熱することができ、乾燥の末期において乾燥室
内を高湿状態にして効率よく乾燥および除湿を行うこと
ができる。
第1図ないし第3図は本発明の乾燥装置および乾燥方法
の実施例を示すもので、第1図は乾燥装置を示す概略図
、第2図において使用される第1の実施例の熱交換器の
配管図、第3図は第2の実施例の配管図、第4図は従来
の乾燥装置を示した概略図である。 5・・・・・一次側熱交換器、 7・・・・・乾燥室、 8・・・・・第1の二次側熱交換器、 9・・・・・第2の二次側熱交換器、 0・・・・・循環ファン、 ■・・・・・圧縮機、 2.23.24・・・・・第1の制御弁、5.26.2
7・・・・・膨張弁、 9.30.31・・・・・第2の制御弁、3・・・・・
切替制御弁、 5・・・・・ドレンパイプ、 6.37.38.39・・・・・第2の実施例の制御弁
、0.4I・・・・・第2の実施例の膨張弁、2・・・
・・四方弁。 第1図
の実施例を示すもので、第1図は乾燥装置を示す概略図
、第2図において使用される第1の実施例の熱交換器の
配管図、第3図は第2の実施例の配管図、第4図は従来
の乾燥装置を示した概略図である。 5・・・・・一次側熱交換器、 7・・・・・乾燥室、 8・・・・・第1の二次側熱交換器、 9・・・・・第2の二次側熱交換器、 0・・・・・循環ファン、 ■・・・・・圧縮機、 2.23.24・・・・・第1の制御弁、5.26.2
7・・・・・膨張弁、 9.30.31・・・・・第2の制御弁、3・・・・・
切替制御弁、 5・・・・・ドレンパイプ、 6.37.38.39・・・・・第2の実施例の制御弁
、0.4I・・・・・第2の実施例の膨張弁、2・・・
・・四方弁。 第1図
Claims (2)
- (1)乾燥室外に設置されかつ外気との間で熱交換を行
い吸熱器若しくは放熱器として使用される一次側熱交換
器と、乾燥室内に設置されかつ乾燥室内の空気と熱交換
を行い吸熱器若しくは放熱器として使用される第1及び
第2の二次側熱交換器と、乾燥室内に設置され乾燥室内
の空気を循環させる循環ファンとを具備し、圧縮機によ
り吐出された熱媒体を可逆的に循環させることにより一
次側並びに2つの二次側熱交換器における吸熱状態もし
くは放熱状態をそれぞれ制御して乾燥室内に収納された
被乾燥物を乾燥するようにした装置であって、 二次側の2つの熱交換器の吸放熱をバランスさせて乾燥
室内の温度を制御するとともに、一次側熱交換器の吸熱
で室内放熱を補助しながら乾燥室内の昇温後に二次側の
一方の熱交換器を吸熱状態として乾燥室内を除湿するよ
うに構成したことを特徴とする乾燥装置。 - (2)乾燥室外に設置されかつ外気との間で熱交換を行
い吸熱器若しくは放熱器として使用される一次側熱交換
器と、乾燥室内に設置されかつ乾燥室内の空気と熱交換
を行い吸熱器若しくは放熱器として使用される第1及び
第2の二次側熱交換器と、乾燥室内に設置され乾燥室内
の空気を循環させる循環ファンとを備えておき、圧縮機
により吐出された熱媒体を可逆的に循環させることによ
り一次側並びに2つの二次側熱交換器における吸熱状態
もしくは放熱状態をそれぞれ制御して乾燥室内に収納さ
れた被乾燥物を乾燥するようにした乾燥方法であって、 一次側の熱交換器を放熱状態とし、かつ二次側の2つの
熱交換器を吸熱状態として乾燥室内を降温させる乾燥の
第1の末期工程と、 一次側の熱交換器を放熱状態とし、かつ二次側の少なく
とも一方の熱交換器を吸熱状態として低温高湿状態を維
持しながら乾燥室内の除湿を行う乾燥の第2の末期工程
と、 二次側の2つの熱交換器を放熱状態として被乾燥物が脱
水する状態まで乾燥室内を昇温させる乾燥の第3の末期
工程と、 一次側の熱交換器を吸熱状態とし、かつ二次側の少なく
とも一方の熱交換器を放熱状態として被乾燥物質の脱水
を行う乾燥の第4の末期工程とを具備してなり、前記乾
燥の第1から第4までの末期工程を繰り返し行うことを
特徴する乾燥方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20300990A JPH0486478A (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 乾燥装置および乾燥方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP20300990A JPH0486478A (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 乾燥装置および乾燥方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0486478A true JPH0486478A (ja) | 1992-03-19 |
Family
ID=16466826
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP20300990A Pending JPH0486478A (ja) | 1990-07-31 | 1990-07-31 | 乾燥装置および乾燥方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0486478A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002165693A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | S T Chem Co Ltd | 消臭除湿具 |
JP2002364945A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Iwaya Reitouki Seisakusho:Kk | 除湿乾燥装置 |
GB2411944A (en) * | 2004-03-08 | 2005-09-14 | Derek Reginald Palmer | A closed loop drying apparatus and method |
-
1990
- 1990-07-31 JP JP20300990A patent/JPH0486478A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002165693A (ja) * | 2000-11-30 | 2002-06-11 | S T Chem Co Ltd | 消臭除湿具 |
JP2002364945A (ja) * | 2001-06-06 | 2002-12-18 | Iwaya Reitouki Seisakusho:Kk | 除湿乾燥装置 |
GB2411944A (en) * | 2004-03-08 | 2005-09-14 | Derek Reginald Palmer | A closed loop drying apparatus and method |
GB2411944B (en) * | 2004-03-08 | 2008-02-27 | Derek Reginald Palmer | Drying apparatus |
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