JPH0484880A - 酒造用醗酵タンクの冷却装置 - Google Patents

酒造用醗酵タンクの冷却装置

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JPH0484880A
JPH0484880A JP2198287A JP19828790A JPH0484880A JP H0484880 A JPH0484880 A JP H0484880A JP 2198287 A JP2198287 A JP 2198287A JP 19828790 A JP19828790 A JP 19828790A JP H0484880 A JPH0484880 A JP H0484880A
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JP
Japan
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fermentation tank
heat
heat pipe
temperature
cooling
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Pending
Application number
JP2198287A
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English (en)
Inventor
Toshihiko Satake
佐竹 利彦
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Satake Engineering Co Ltd
Original Assignee
Satake Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
本発明は、清酒の醪(もろみ)を製造する際に発生する
熱による温度上昇を調節するための酒造用醗酵タンクの
冷却装置に関する。
【従来の技術】
清酒は米を原料とし、麹菌によりデンプンを糖化し、酵
母によりアルコール醗酵させたものである。 その製造工程の概略は次のとおりである。原料の玄米を
精米して白米とし、糠を洗い去り、水に浸漬して吸水さ
せから蒸し、蒸米を作る。 蒸米から米麹を造り、この米麹と水と酵母がら酒母を造
る。これに蒸米と麹と仕込水とを順次増量しつつ、三回
に分けて仕込み、醪を造る。 醪(もろみ)とは、酒類の原料となる物質に醗酵させる
手段を講じたものであり、濾し、または蒸留する前のも
のをいう。 通常、麹、蒸米、水は籾温、件部、留部の三段階に分け
て順次増量し、できるだけ低温(7〜18℃)で清酒酵
母を純粋に増殖させる。そして、麹中の酵素により蒸米
のデンプンを糖化させ、同時に酵母で生成された糖分を
アルコール醗酵させる、いわゆる並行後醗酵を行う。 アルコール分が18〜20%に達成した熟成醪を圧搾し
て新酒ができ、この新酒を60〜65℃に加熱殺菌(火
入れ)して貯蔵する。 上記の醪工程の留仕込み後、酵母の増殖は数日の間に終
わり、醪の品温は醗酵熱によって上昇する。その醗酵を
自然醗酵のままに放置すると、醪の品温かあがり過ぎ(
20℃以上となる)、余分な成分が溶は出して、くとく
で不味い清酒に仕上がってしまう。その品温は普通酒(
1級、2級)の場合は15°C前後、吟醸酒は12〜1
3℃前後である。また、醪は仕込後10時間はどすると
、蒸米と水と麹とに分離してしまう。それを放置すると
醗酵が停止してしまうので、醪を撹拌する必要がある。 そこで、従来の醪の冷却及び撹拌装置を第2図により説
明する。醪を貯留した密閉状の醗酵タンク29の中央に
撹拌板25を取付けた撹拌軸26を回転自在に横設し、
撹拌軸26の一端にプーリ72を軸着し、プーリ27は
モータ(図示せず)に連絡する。醗酵タンク24の周壁
に冷却筒28を周設し、冷却筒28には給水筒29と排
水筒30を連結する。排水筒30は冷却装置(図示せず
)を介して給水筒29に連絡して循環行程に形成する。 次に作用を説明する。醗酵タンク24に醪か仕込まれて
醗酵が開始し、蒸米と水と麹とか分離し出すと、モータ
(図示せず)を起動させて撹拌軸26を回転させる。撹
拌軸26の回転(低速回転)により撹拌板25が醪を低
速で撹拌させ、醪の分離を防止して均一に拡散させる。 醗酵が進んで醗酵熱により品温か上昇すると、給水筒2
9より冷却水が冷却筒28に注水され、醪の品温は冷却
水に伝熱される。伝熱により昇温した冷却水は、排水筒
30から排水されて冷却装置(図示せず)へ送られ冷却
され、再び冷却筒28に給水される。
【発明が解決しようとする課題】
しかし、上記のような醗酵タンクの冷却及び撹拌装置に
おいては、冷却水を使用するため、醪の品温を細かく調
節することができない。また、長期間使用すると、軸受
31.32からタンク24内の醪が少しずつ染み出して
くる。それが冷却筒内の冷却水に混入して、冷却水を汚
染したり、軸受33から外部へ漏れ出してそれに細菌が
増殖して大変不衛生であった。 本発明は、上記のような装置の欠点を解消して、構造が
簡単で衛生的であり撹拌装置も兼用する、酒造用醗酵タ
ンクの冷却装置を提供することを目的とする。
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するためたに、この発明は次のような構
成とする。 清酒の醪を貯留する醗酵タンクと、該醗酵タンクに回転
自在に垂下した放熱用のヒートパイプと、フィンを取付
けたヒートパイプの上方を、冷風装置に連絡した放冷部
とからなる酒造用醗酵タンクの冷却装置。 前記酒造用醗酵タンクの冷却装置において、前記醗酵タ
ンク内に設けた温度センサと、前記冷風装置とを制御装
置を介して電気的に連絡する。 前記酒造用醗酵タンクの冷却装置において伝熱板を取付
けた前記ヒートパイプを、回転制御装置に連絡する。
【作 用】
醗酵タンク内に貯留された醪は醗酵熱のために品温が上
昇し、醪の熱はヒートパイプへ伝達され、それによりヒ
ートパイプ内の媒体液が気化し、この気化熱によって醗
酵タンク内が冷やされる。気化したガスはヒートパイプ
内を上昇してフィンに伝達された後、再び液体となって
降下する。 醗酵タンク内の醪の品温は温度センサて検出され、電気
信号に変換されて制御装置に送られる。制御装置におい
て、設定された品温となるように冷風装置の制御を行う
。 蒸米と水と麹との分離を防止するため、ヒートパイプを
回転させると、伝熱板が醗酵タンク内を回転して撹拌作
用が行われる。
【実施例】
本発明における実施例を図面の簡単な説明する。 第1図は、本発明を実施だ酒造用醗酵タンクの一部側断
面図である。清酒の醪を貯留する醗酵タンク1の略中央
にヒートパイプ2を回転自在に垂下し、ヒートパイプ1
には複数個の伝熱板3が取付けである。ヒートパイプ2
は内部を真空とし、中に媒体液を注入したものである。 醗酵タンク1外に突出したヒートパイプ2の上端部には
複数個のフィン4を取付け、フィン4は冷却筒5に内設
して放冷部9にに形成する。 冷却筒5には冷却風の吸風筒6及び排風筒7を設け、吸
風筒6に送風機8を連絡、送風機8はクーラー19等の
冷却装置20に連絡している。 醗酵タンク1の内壁10と外壁11との間に断熱材12
を充填し、醗酵タンク1を密閉する上蓋13に取付けた
軸受14にヒートパイプ2を軸装する。ヒートパイプ2
に取付けた軸15を軸受16に軸装し、プーリ17は、
ヒートパイプ2を正逆可能に低速回転させるモータ等の
回転制御装置34に連絡されている。 醗酵タンク1内に複数個の温度センサ18を設け、温度
センサ18は制御装置(図示せず)を介して、冷却装置
20に電気的に連絡している。上蓋13の一端に排気口
21を設け、排気口21は排気筒22を介して貯留タン
ク23に連絡している。 次に上記構成における作用を説明する。醪の仕込みは普
通は三段仕込みで、第1日月が籾温第1日月が踊り(仕
込み休み)、第3日目が件部、第48目が留部であり、
順次仕込量を増加させる。各仕込み後10時間はどする
と、蒸米と水と麹とが分離し出し、それを放置すると醗
酵が停止する。そこで、モータ等の回転制御装置34を
起動させてヒートパイプ2を低速回転させると、伝熱板
3が醗酵タンク1内を低速回転して、醪を均一に撹拌す
る。 醗酵タンク1内に貯留された醪は、発酵熱のためにその
品御が次第に上昇する。醪の熱は伝熱板3からヒートパ
イプ2へ伝達され、それによりヒートパイプ2内の媒体
液が気化し、この気化熱により醗酵タンク1内が冷やさ
れる。気化したガスはヒートパイプ2内を上昇してフィ
ン4に伝達され後、再び液体となって降下する。 外気は冷却装置20のクーラー19により冷却されて、
送風機8により吸風筒6内を送風され、冷却筒内のフィ
ン4からの熱を奪い、排風筒7から機外へ排出される。 このように、ヒートパイプは伝熱が単純伝達でなく気化
熱の移動であり、効率かよいとともに伝達速度が速いと
いう特徴がある。そのため、醪の温度調節を迅速に、か
つ高精度に行うことが可能である。 醗酵タンク1内の醪の温度調節は、次のようにして行わ
れる。醪の品温は温度センサ18で検出され、温度セン
サ18で電気信号に変換されて、その信号は制御装置(
図示せず)に送られる。制御装置において、設定温度と
検出温度とが比較され、それに基づいて信号が冷却装置
に出力される。その出力信号により、クーラー19の冷
却機能が調節されて、冷却風の温度か調整される。その
ため、冷却筒5内での冷却能力を変更することができ、
それにより醗酵タンク1内の醪の品温を調節することが
できる。 醗酵タンク1内での醪の醗酵により発生するガスは、排
気口21から排気筒22を介して貯留タンク23に収集
される。貯留タンク23において醗酵ガスは凝結し、ア
ルコールと香りとを回収する。
【効 果】
本発明における酒造用醗酵タンクの冷却装置によれば、
醗酵タンクに回転自在に垂下したヒートパイプと、フィ
ンを取付けたヒートパイプりの上方を冷風装置に連絡し
た放冷部とからなる構成により、冷却水を用いずヒート
パイプを用いるため、醪の温度調節を迅速がっ高精度に
行うことができるとともに、醪が冷却水に漏れ出して汚
染したり、機外へ漏れ出て細菌を発生させることがなく
、大変衛生的である。冷却装置は、ヒートパイプを醗酵
タンク内に垂下するだけの簡単な構造であり、製作費も
大変廉価にできる。 温度センサと冷風装置とを制御装置を介して電気的に連
絡する構成により、醗酵タンク内の醪の品温を自動的に
調整することができる。 熱移動媒体を兼用する伝熱板を取付けたヒートパイプを
、回転制御装置に連絡して撹拌装置に形成する構成によ
り、ヒートパイプを回転させると伝熱板が回転し、醗酵
タンク内の醪が蒸米と水と麹とが分離することが防止さ
れて均一に撹拌することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施した醗酵タンクの一部側断面図、
第2図は従来の醗酵タンクの一部側断面図である。 1・・・醗酵タンク、2・・・ヒートパイプ、3・・・
伝熱板、4・・・フィン、5・・・冷却筒、6・・・吸
風筒、7・・・排風筒、8・・・送風機、9・・・放冷
部、10・・・内壁、11・・・外壁、12・・・断熱
材、13・・・上蓋、14・・・軸受、15・・・軸、
16・・・軸受、17・・・プーリ、18・・・温度セ
ンサ、19・・・クーラー、20・・・冷却装置、21
・・・排気口、22・・・排気筒、23・・・貯留タン
ク、24・・・醗酵タンク、25・・・撹拌板、26・
・・撹拌軸、27・・・プーリ、28・・・冷却筒、2
9・・・給水筒、30・・・排水筒、31゜3.33・
・・軸受、34・・・回転制御装置。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)清酒の醪(もろみ)を貯留する醗酵タンクと、該
    醗酵タンクに回転自在に垂下した放熱用のヒートパイプ
    と、フィンを取付けたヒートパイプの上方を、冷風装置
    に連絡した放冷部とからなる酒造用醗酵タンクの冷却装
    置。
  2. (2)前記醗酵タンク内に設けた温度センサと、前記冷
    却装置とを制御装置を介して電気的に連絡した請求項(
    1)記載の酒造用醗酵タンクの冷却装置。
  3. (3)伝熱板を取付けた前記ヒートパイプを、回転制御
    装置に連絡して撹拌装置に形成した請求項(1)又は(
    2)に記載の酒造用醗酵タンクの冷却装置。
JP2198287A 1990-07-25 1990-07-25 酒造用醗酵タンクの冷却装置 Pending JPH0484880A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100793258B1 (ko) * 2007-05-21 2008-01-10 대봉엘에스 주식회사 가정용 술 제조기
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