JPH0484220A - 近似推論装置 - Google Patents

近似推論装置

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JPH0484220A
JPH0484220A JP2198648A JP19864890A JPH0484220A JP H0484220 A JPH0484220 A JP H0484220A JP 2198648 A JP2198648 A JP 2198648A JP 19864890 A JP19864890 A JP 19864890A JP H0484220 A JPH0484220 A JP H0484220A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、近似推論装置に関し、特に事象に対して各結
論毎に与えられた特性関数を用いて近似推論を行う近似
推論装置に関するものである。
(従来の技術) 専門家の知識等に基き、事象に対して各結論毎に与えら
れたメンバーシップ関数の如き特性関数を用いて結論が
成立する可能性を見い出して近似推論を行う近似推論装
置は、ファジィ推論装置等にて既によく知られている。
上述の如き近似推論装置に於て、事象に対して各結論毎
に与えられたメンバーシップ関数を用いて各事象毎の情
報量、即ち事象の情報識別能力を演算し、また推論結果
、即ち結論が成立する可能性を、推論結果を導くために
使用した事象の情報量に基いて修正、変更することによ
り推論結果の識別能力を高めることが考えられている。
(発明が解決しようとする課題) 従来の近似推論装置に於ては、事象値入力が一点入力で
あれば、結論の可能性の評価が行われ得るが、しかし、
事象値入力が区間入力でしか得られない場合、区間入力
に対する結論の可能性を評価することかできない。
このため、従来の近似推論装置に於ては、事象値入力デ
ータが予め誤差を含んでいる場合や、成るサンプリンク
時間幅の入力データを近似推論のための事象値入力デー
タとして用いる場合等に於ては、近似推論の結論の可能
性を評価することができないと云う問題点がある。
本発明は、従来の近似推論装置に於ける1−述の如き問
題点に着目してなされたものであり、事象値入力が区間
入力でしか得られない場合に於ても区間入力に対する結
論の可能性を評価することができる近似推論装置を提供
することを目的としている。
(課題を解決するための手段) 上述の如き目的は、本発明によれば、事象に対して各結
論毎に与えられた特性関数を用いて近似推論を行う近似
推論装置に於て、区間入力を取り込み、該区間入力に応
じた複数個の事象値入力を出力する区間入力手段と、前
記区間入力装置が出力する複数個の事象値入力の各々に
応じて近似推論を行い、各近似推論毎に可能性について
の推論結果を生じる推論手段と、前記推論手段より前記
区間入力に応じた複数個の推論結果を与えられ、該複数
個の推論結果から結論の可能性の範囲を検出し、これを
出力する区間出力手段とを有していることを特徴とする
近似推論装置によって達成される。
また本発明による近似推論装置は、」二連の如き区間入
力手段と推論手段と区間出力手段に加えて、前記区間出
力手段が出力する結論の可能性の範囲を基にして結論の
評価を行う結論評価手段を有していてよい。
(作用) 上述の如き構成によれば、区間入力手段により区間入力
が該区間入力に応じた複数個の事象値入力とされ、この
複数個の事象値入力の各々に応じて近似推論が行われて
各近似推論毎の可能性についての推論結果から結論の可
能性の範囲が区間出力手段により検出され、これの出力
が行われる。
また区間出力手段が出力する結論の可能性の範囲を基に
して結論評価手段により結論の評価が行われる。
(実施例) 以下に添付の図を参照して本発明を実施例について詳細
に説明する。
第1図は本発明による近似推論装置の一実施例を示して
いる。本発明による近似推論装置は、知識記憶装置10
と、知識合成装置12と、合成後知識記憶装置14と、
事象値区間入力装置16と、適合度演算装置18と、動
的情報量演算装置20と、可能性演算装置22と、区間
出力装置24と、結論評価装置26と、可能性表示装置
28と、静的情報量演算装置30と、明瞭性演算装置3
2と、明瞭性記憶装置34と、明瞭性加算装置36と、
明瞭性表示装置38とを有している。
知識記憶装置10は、複数の専門家の知識を、規則、事
象と結論との関係を示す表の形式にて記憶している。知
識記憶装置10は、複数の専門家の知識を上述の如き表
の形式にて個別に記憶しており、例えば二人の専門家の
知識を用いる場合は、専門家EX  と専門家EX2の
知識の規則を以下■ に示す如き形態にて記憶している。
専門家EXi : If20≦F ≦60,0≦F2≦40  then 
C11f40≦F1≦80. Go≦F2≦100  
then C2専門家EX2 : If30≦F1≦50.10≦F2≦30  then
 CLIf50≦F1≦70.70≦F2≦90 th
en C2尚、これ以降に於ては、Flを事象1、F2
を事象2、C1を結論1、C2を結論2と呼ぶことがあ
る。
上述の如き規則の場合、知識記憶装置1oに記憶される
事象と結論の関係は、各専門家毎に設けられ、これは第
1表、第2表に示されている如きものになる。尚、第1
表は専門家EX、のちのであり、第2表は専門家EX2
のものである。
第1表 第2表 知識合成装置12は、知識記憶装置10より」−連の如
き複数の専門家の知識を与えられてこれを合成し、近似
推論のために合成された一つの知識を作成するようにな
っている。知識合成装置12に於ける複数の専門家の知
識の合成方法は、例えば各結論に関与している各事象の
最大値と最小値について、複数の専門家の相互の平均値
と標準偏差を算出し、この最大値の平均値と最小値の平
均値及び最大値の標準偏差と最小値の標準偏差とを用い
てガウス分布(正規化分布)により各結論毎のメンバー
シップ関数を作成するようになっている。
次にこの知識の合成の具体例を事象1(F、)より結論
1(C1)を求める規則の例を取上げて説明する。
合成前の各専門家の知識は以下に示す如き関係式にて示
される。
専門家EX  :  rf2(J≦F1≦60 the
n ’C。
専門家EX  :  If’30≦F1≦50 the
n C1上述の如き二人の専門家の知識に於ける各事象
の最大値の平均値A maxと最小値の平均iAmin
は下式に従って算出される。
Amax = (60+50) /2 =55Amin
 = (20+30) /2 =25また各事象の最大
値の標準偏差S(χ) maxと最小値の標準偏差S(
χ) minとは各々下式に従って算出される。
S(χ) may S (χ) win 上述の如き専門家の知識の合成の演算を、各結論に関与
している各事象の最大値と最小値の全てについて行うと
第3表に示されている如き表が得られる。
一般に、近似推論に於ては、事象に対してメンバーシッ
プ関数が与えられ、ここでは、−例としてガウス分布に
よりメンバーシップ関数を作成する方法を示す。カラス
分布によりメンバーシップ関数を作成する場合は、先ず
第3表に示されている如き知識の合成結果を使用して下
式に従い入力データχが事象に適合する程度、即ち適合
度を算出することが行われる。
Φ(χ) ただし、 χ:事象1(Fl)への入力データの値Φ(χ)二入力
データχが事象に適合する程度(適合度) Gauss (y)  :入力yに於けるガウス分布の
値これにより第2図に示されている如きガウス分布が得
られる。
メンバーシップ関数の作成に際しては、第2図に示され
ている如きガウス分布のうち符号Gで示されている如く
、ガウス分布の右半分の部分のみが使用される。
即ち、Gauss (Z −Amin /S (Z) 
min )は第3図に示されている如き分布になり、G
auss(χ−Amax /S (χ) max )は
第4図に示されている如き分布になり、第3図に示され
た分布と第4図に示された分布との合成により第5図に
示されている如きメンバーシップ関数が作成される。
この場合の分布の傾きは標準偏差S(χ) ll1n、
S(χ) maxにより決まり、適合度が0.5となる
入力データ値は平均値Am1n 、 Amaxにより決
定される。
上述の如き要領にて合成された知識よりメンバーシップ
関数を数式により導出することが可能であり、これの例
として、第6図は事象1(Fl)の各結論に関するメン
バーシップ関数を、第7図は事象2(F2)に於ける各
結論のメンバーシップ関数を示している。
合成後知識記憶装置14は、知識合成装置12より情報
を与えられ、第3表に示されている如く、各結論に関与
している各事象の最大値と最小値についての平均値と標
準偏差とを表形式にて記憶するようになっている。
知識の合成は、知識が変更されない限り、近似推論の実
行の毎に行う必要はないから、これは予め計算した結果
として記憶されていればよく、近似推論の実行の毎に、
この記憶装置14より必要なデータが読出されることに
より、近似推論処理の高速化が図られるようになる。
事象値区間入力装置16は、通信インターフェース装置
等より事象の入力データを区間入力として読取り、区間
入力の範囲内の入力をサンプリングしてこれを入力デー
タχ1〜χ。とじて適合度演算装置18へ出力するよう
になっている。
事象の入力データ(事象値)が区間入力である例として
は、第6図に示されている如く、所定のサンプリング時
間幅の計測値等による入力データがあり、この場合には
サンプリング時間幅に応じた幅dの区間入力が得られる
。幅dの区間入力は、第7図に示されている如く、所定
のサンプリング幅Δdをもってn個に分割され、n個に
分割された入力データχ1〜χ1が各々適合度演算装置
18へ出力される。
この場合、n=(d/Δd)+1であり、この演算に於
ては、小数点以下は切捨てられる。尚、区間入力の最小
値と最大値は必ず入力データとして出力されるようにな
っている。
適合度演算装置18は、事象値入力装置16よりの入力
データχ1〜χ。の各々に応じて上述の如きメンバーシ
ップ関数に基づき適合度〜1(χ)を求めるようになっ
ている。適合度演算装置18にて求められた入力データ
χ1〜χ。の各々に関する適合度M(χ)は動的情報量
演算装置20と可能性演算装置22へ出力される。
動的情報量演算装置20は、入力データχ1〜χ。の各
々に於けるファジィエントロピを最大ファジィエントロ
ピから差引くことによって各入力データについて動的情
報量を算出するようになっている。
ここで、動的情報量の算出例として、第8図及び第9図
に示されている如く、事象1に入力された事象値をχ1
、事象2に入力された事象値をχ2として説明する。ま
た事象値χ1での結論1の適合度をM1□、結論2の適
合度をM12とする。同様に事象値χ2での結論1の適
合度をM21、結論2の適合度をM22とする。このと
きの事象値χ1、χ2の各々に於ける動的情報量If1
(χ1)とIf2 (χ2)は下式により示される。
If、(χ1) = log (n)  E f (zl )=log 
(2)+ [M、■/ (M、、+M12)1 og 
fM  / (Mtt 十M12) )+M12/(M
■1+“12) log fM  / (M、■+M■2))]■2 If2 (χ2) = log (n)  E f (χ2 )=1og(
2)+[M21/(M21+M22)log fM21
/ (M2■+M22) 1+M22/(M21+M2
2) 1og(M12/(M21+M22))]ここで、最大
フファジィエントロピlogn)のnは事象上の結論数
である。
ファジィエントロピEf(χ)は情報識別能力の指標の
一種であり、事象値の入力データχを与えられた時に、
結論が明確に識別できるほど小さい値になり、結論が曖
昧にしか判別できないほど大きい値になる。つまり、フ
ァジィエントロピEf(χ)は、例えば、入力データχ
1での結論C1の適合度M1□と同じ入力データχ1で
の結論C2の適合度M12との差が大きいほど小さい値
になり、この差が小さいはと大きい値となる。ここでフ
ァジィエントロピEf(χ)の取り得る値の範囲は、下
式に示すようなものになる。
0≦Ef(z)≦log(n) 可能性演算装置22は、各結論毎に、各結論に関与する
事象の情報量の総和で1になり、且つそれらの事象の情
報量の相対強度は変化しないような事象の情報量、即ち
動的情報量の重みを算出し、この重みと適合度演算装置
18にて算出された適合度との積を計算し、これを各結
論毎に合成したものを、結論の可能性として算出するよ
うになっている。
動的情報量の重みの算出は、例えば下式に従って行われ
る。
Wf11=If、  (χ1)/ (Ifl (χ1)+■f2 (χ2))Wf12=I
f2(χ2)/ (If  (χ )+If2 (χ2))W f 2□
−Ifl (χ1)/ (If  (χ )+If2 (χ2))■1 wf22=If2(χ2)/ (Ifl (χ1)+If2 (χ2))たた゛し、 Wf1□:結論1(C1)の事象1(Fl)の重みW 
f 1□:結論1(C1)の事象2(F2)の重みWf
21:結論2(C2)の事象1(Fl)の重みW f 
2゜:結論2(C2)の事象2(F2)の重み各結論の
可能性の算出は下式に従って行われる。
結論1の可能性=Wf、□・M11+Wf1□・M21
結論2の可能性=Wf21・M1□+Wf22・M22
この各結論の可能性、即ち近似推論結果は、各入力、デ
ータχ1〜χ。毎に得られて可能性表示装置28へ出力
され、可能性表示装置28はこれを表示するようになっ
ている。
可能性演算装置22にて得られる上述の如き近似推論結
果は区間出力装置24へも出力される。
区間出力装置24は可能性演算装置22より受は取った
各入力データχ1〜χ。についての各結論毎の複数個の
推論結果から、結論の可能性の範囲を求め、これを可能
性表示装置28と結論評価装置26へ出力するようにな
っている。
区間出力装置24に於ては、例えば、n個に分割された
n個の入力データχ1〜χ7の各々の各結論毎の推論結
果、即ち各結論毎のn個の推論結果の可能性01〜Oo
より最大値Omaxと最小値0m1nとを検索し、これ
を近似的に結論の区間[0m1n 、 Omax ]と
することが行われる。
上述の如き結論の区間は、各結論毎に得られ、これは可
能性表示装置28へ出力されて可能性表示装置28にて
表示される。これにより各結論の可能性がどの範囲を取
っているかが理解され得るようになり、各結論の可能性
の幅(区間)は区間入力に起因している曖昧性、感度の
指標としてとらえられ、これより区間入力に対する結論
の評価が行われ得るようになる。
結論評価装置26は、区間出力装置24より与えられる
各結論毎の可能性の区間より各結論の可能性に対する評
価、即ち信頼性を見い出し、これを可能性表示装置28
へ出力するようになっている。
結論評価装置26に於ては、例えば下式に従って結論の
可能性の不信頼性Rが算出される。
R= (Omax −0m1n ) /100この場合
、例えば不信頼性Rが所定値以下、例えば0.25以下
であれは、結論の可能性の区間の平均値を算出して、こ
れを可能性表示装置28へ出力し、これに対し不信頼性
Rが所定値具」−であれば、この結論の可能性は信頼て
きないものとして棄却し、可能性表示装置28には、例
えは「結論の可能性は不明です」と云う如き表示指令が
出力されればよい。
静的情報量演算装置30は、各事象毎に事象全体の情報
量、即ち静的情報量を算出するようになっている。ここ
では、静的情報量は、最大ファジィエントロピから事象
のレンジ幅の中のファジィエントロピの平均を差引いた
ものである。
例えば、上述の如く合成された知識のメンバーシップ関
数について、事象1 (F、 )の静的情報量If1を
求めると、以下に示す如きものになる。
I f t =l og (2) /100 上式は、先ず、事象のレンジ幅をθ〜100まで、χを
等間隔δにて変化させ、それぞれのχについてファジィ
エントロピを計算してその平均を求め、次に最大ファジ
ィエントロピlog(2)から前記平均を差引いて事象
1(Fl)の静的情報量If1を求めている。ただし、
δは、0〈δ≦100である。
この静的情報量は、一つの事象に於けるメンバーシップ
関数の重なりが大きい程小さく、前記メンバーシップ関
数の重なりが小さい程大きくなり、これは各事象のメン
バーシップ関数が結論を識別する能力を示している。
明瞭性演算装置32は、知識合成装置12より合成後の
知識に関するデータを、静的情報量演算装置30より各
事象の静的情報量を与えられ、各結論毎に各事象の明瞭
性を演算するようになっている。
ここで、各結論毎の各事象の明瞭性とは、成る結論が成
立する可能性を推定するために使用される各事象の同−
結論内での相対的な識別能力を示すものである。従って
、この明瞭性により、成る結論を確定するための複数の
事象の識別能力を相対的に比較することができ、どの事
象が高い識別能力を備えているか、換言すれば、どの事
象が多くの情報量を有しているかが評価されるようにな
る。
この明瞭性の算出は次の如く行われる。先ず、結論、事
象と静的情報量Ifとの関係は、上述の合成された知識
のメンバーシップ関数の例をとれば、第4表に示される
第4表 各事象の明瞭性は、各結論毎に静的情報量を正規化する
ことにより得られる値であり、結論、事象と明瞭性CL
との関係は第5表に示されている。
ただし、 CL、、=I f1/ (I fl+I f、7)CL
ノ2=I  f、  /  (I  f、  + I 
 F2 )CL21=I f2/ (I f、 +I 
L、 )CL22=■f2/(IfI+If2)尚、結
論C2を導くために、事象c1を使用しない場合、例え
は、前述の規則例では、EXl ;If60≦F2≦1
.00  then C2且っEX2 :Ir70≦F
2≦90 then C2の場合は、C2とFJのIf
、は0となり、CL42=o1cL22=1となる。
明瞭性記憶装置34は、明瞭性演算装置32より上述の
如き明瞭性に関する情報を与えられてこれを記憶するよ
うになっている。
明瞭性の演算は、知識が変更されない限り、近似推論を
行う毎に行う必要はないから、近似推論の実行の毎に、
この記憶装置34より必要なデータが読出されることに
より、近似推論処理の高速化が図られるようになる。
明瞭性加算装置36は、事象値区間人カ装置16よりど
の事象のデータが入力されたが否かに関する情報を与え
られ、各結論毎に、データが入力された事象の明瞭性を
明瞭性記憶装置34により読出し、これの総和を計算す
るようになっている。
この明瞭性の総和は、推論結果の明瞭性を示し、これが
高い程、推論結果を導くための情報量が多く、推論結果
自体の信頼性が高いことになる。
次に、第5表に示されている如き、結論、事象と明瞭性
CLの関係を例にして、推論結果に対する明瞭性の算出
方法について説明する。
(a)事象1(Fl)のみがデータ入力された場合・結
論1(C,)の推論結果に対する明瞭性CL1=CL■
1 ・結論2(C2)の推論結果に対する明瞭性CL2−C
LI2 (b)事象1(F2)のみがデータ入力された場合・結
論1(C1)の推論結果に対する明瞭性CL1=CL2
1 ・結論2(C2)の推論結果に対する明瞭性CL2−C
L22 (e)事象1(F)、事象1(F2)両方がデー少入力
された場合 ・結論1(C,)の推論結果に対する明瞭性CL1=C
L、[+CL2[−1,0 ・結論2(C2)の推論結果に対する明瞭性CL2=C
L12+CL22−1.0 上式より理解される如く、推論結果の明瞭性の取り得る
値は、0.0≦C1≦1.0である。
つまり、成る結論を導くために使用する全ての事象につ
いてデータ入力が行われて推論が行われた場合には、そ
の結論の明瞭性は1.0になる。これに対し、成る結論
を導くために使用する事象の中で、一部の事象のみを使
用して、データ入力が行われた場合には、明瞭性は0.
0から[、oの間の値となる。この時、使用することが
できる事象の中で、明瞭性の高い事象が多く使用されれ
ば、結論の明瞭性が高くなり、信頼性が高い推論結果で
あると言える。
この明瞭性を示す値は、各結論毎に明瞭性表示装置38
へ出力され、明瞭性表示装置38はこれを各結論毎に表
示するようになっている。
尚、明瞭性表示装置38及び前述の可能性表示装置28
に於ける表示方法は、デイスプレーを用いて、これに推
論結果と共に表示する以外に、通信を使用して明瞭性、
可能性に関するデータを伝送し、メモリやファイルに記
憶するにようになっていてもよい。
(発明の効果) 以上の説明から理解される如く、本発明による近似推論
装置によれば、区間入力手段により区間入力が該区間入
力に応じた複数個の事象値入力とされ、この複数個の事
象値入力の各々に応じて近似推論が行われて各近似推論
毎の可能性についての推論結果から結論の可能性の範囲
が区間出力手段により検出され、このことから事象値入
力が区間入力でしか得られなくとも、結論の可能性の範
囲を基にして結論評価手段により結論の評価が行われる
ようになる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による近似推論装置の一実施例を示すブ
ロック線図、第2図はメンバーシップ関数作成のための
ガウス分布を示すグラフ、第3図乃至第5図は知識の合
成結果によってメンバーシップ関数を作成する要領を示
すグラフ、第6図は事象値としての区間入力の獲得例を
示すグラフ、第7図は区間入ツノの分割例を示すグラフ
、第8図及び第9図は各々合成された知識によるメンバ
ーシップ関数の具体例を示すグラフである。 10・・・知識記憶装置 12・・・知識合成装置 14・・・合成後知識記憶装置 16・・・事象値区間入力装置 18・・・適合度演算装置 20・・・動的情報量演算装置 22・・・可能性演算装置 24・・・区間出力装置 26・・・結論評価装置 28・・・可能性表示装置 30・・・静的情報量演算装置 32・・・明瞭性演算装置 34・・・明瞭性記憶装置 36・・・明瞭性加算装置 38・・・明瞭性表示装置

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.事象に対して各結論毎に与えられた特性関数を用い
    て近似推論を行う近似推論装置に於て、区間入力を取り
    込み、該区間入力に応じた複数個の事象値入力を出力す
    る区間入力手段と、前記区間入力装置が出力する複数個
    の事象値入力の各々に応じて近似推論を行い、各近似推
    論毎に可能性についての推論結果を生じる推論手段と、
    前記推論手段より前記区間入力に応じた複数個の推論結
    果を与えられ、該複数個の推論結果から結論の可能性の
    範囲を検出し、これを出力する区間出力手段と、 を有していることを特徴とする近似推論装置。
  2. 2.事象に対して各結論毎に与えられた特性関数を用い
    て近似推論を行う近似推論装置に於て、区間入力を取り
    込み、該区間入力に応じた複数個の事象値入力を出力す
    る区間入力手段と、前記区間入力装置が出力する複数個
    の事象値入力の各々に応じて近似推論を行い、各近似推
    論毎に可能性についての推論結果を生じる推論手段と、
    前記推論手段より前記区間入力に応じた複数個の推論結
    果を与えられ、該複数個の推論結果から結論の可能性の
    範囲を検出し、これを出力する区間出力手段と、 前記区間出力手段が出力する結論の可能性の範囲を基に
    して結論の評価を行う結論評価手段と、を有しているこ
    とを特徴とする近似推論装置。
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