JPH0483211A - 抗張力体の製造方法 - Google Patents
抗張力体の製造方法Info
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- JPH0483211A JPH0483211A JP2198612A JP19861290A JPH0483211A JP H0483211 A JPH0483211 A JP H0483211A JP 2198612 A JP2198612 A JP 2198612A JP 19861290 A JP19861290 A JP 19861290A JP H0483211 A JPH0483211 A JP H0483211A
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- thermosetting resin
- resin
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Links
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、抗張力体の表面状態の改良を目的とした抗張
力体の製造方法に関するもので、特に、光ケーブルに好
適な抗張力体の製造方法に関するものである。
力体の製造方法に関するもので、特に、光ケーブルに好
適な抗張力体の製造方法に関するものである。
(従来の技術)
従来、補強用繊維素材に熱硬化性樹脂を含浸させた混合
物からなる光ケーブル用抗張力体等に用いることのでき
る繊維強化熱硬化性樹脂製の連続棒状物を製造する方法
としては、特公昭51−43501号公報に記載されて
いるように、補強用繊維素材に、熱硬化性樹脂を含浸さ
せた混合物を、溶融した熱可塑性樹脂で被覆し、被覆し
た熱可塑性樹脂層を冷却固化し、内部の熱硬化性樹脂を
未硬化の状態とした連続成形物の原材料を製造し、この
原材料を用いて、特開昭59−101333号公報に示
されているように、その径よりも若干小さい径の加熱通
路に入れ、再加熱して被覆熱可塑性樹脂を溶融し、加熱
通路の出口で被覆熱可塑性樹脂を冷却固化して表面を整
形して、連続棒状成形物を製造する方法が行なわれてい
る。
物からなる光ケーブル用抗張力体等に用いることのでき
る繊維強化熱硬化性樹脂製の連続棒状物を製造する方法
としては、特公昭51−43501号公報に記載されて
いるように、補強用繊維素材に、熱硬化性樹脂を含浸さ
せた混合物を、溶融した熱可塑性樹脂で被覆し、被覆し
た熱可塑性樹脂層を冷却固化し、内部の熱硬化性樹脂を
未硬化の状態とした連続成形物の原材料を製造し、この
原材料を用いて、特開昭59−101333号公報に示
されているように、その径よりも若干小さい径の加熱通
路に入れ、再加熱して被覆熱可塑性樹脂を溶融し、加熱
通路の出口で被覆熱可塑性樹脂を冷却固化して表面を整
形して、連続棒状成形物を製造する方法が行なわれてい
る。
しかし、このような製造方法は、=旦被覆した熱可塑性
樹脂を再度溶融する工程が必要であるために、製造設備
が大きくなったり、また、生産性が悪くなるなどの問題
点を有していた。また、光ケーブルの中心抗張力体に必
要とされる精度は、熱可塑性樹脂では必ずしも満足ので
きるものではなかった。
樹脂を再度溶融する工程が必要であるために、製造設備
が大きくなったり、また、生産性が悪くなるなどの問題
点を有していた。また、光ケーブルの中心抗張力体に必
要とされる精度は、熱可塑性樹脂では必ずしも満足ので
きるものではなかった。
(発明が解決しようとする課題)
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、外径
変動が小さく、表面状態が良好な抗張力体を得ることの
できる製造方法を提供することを目的とするものである
。
変動が小さく、表面状態が良好な抗張力体を得ることの
できる製造方法を提供することを目的とするものである
。
(課題を解決するための手段)
本発明は、抗張力体の製造方法において、補強用繊維に
、第1の熱硬化性樹脂を含浸させた混合物に、前記熱硬
化性樹脂よりも硬化速度の速い第2の熱硬化性樹脂を塗
布し、第2の熱硬化性樹脂のみが硬化できる条件で硬化
させて、内部の第1の熱硬化性樹脂を未硬化状態とした
ことを特徴とするものである。
、第1の熱硬化性樹脂を含浸させた混合物に、前記熱硬
化性樹脂よりも硬化速度の速い第2の熱硬化性樹脂を塗
布し、第2の熱硬化性樹脂のみが硬化できる条件で硬化
させて、内部の第1の熱硬化性樹脂を未硬化状態とした
ことを特徴とするものである。
(作 用)
本発明は、抗張力体の製造方法において、補強用繊維に
、第1の熱硬化性樹脂を含浸させた混合物に、前記熱硬
化性樹脂よりも硬化速度の速い第2の熱硬化性樹脂を塗
布する。このように、外層の熱硬化性樹脂と、内部の熱
硬化性樹脂との硬化速度を変えることにより、第2の熱
硬化性樹脂である外層の熱硬化性樹脂をのみを硬化させ
て、内部の第1の熱硬化性樹脂を未硬化状態とすること
が可能となる。
、第1の熱硬化性樹脂を含浸させた混合物に、前記熱硬
化性樹脂よりも硬化速度の速い第2の熱硬化性樹脂を塗
布する。このように、外層の熱硬化性樹脂と、内部の熱
硬化性樹脂との硬化速度を変えることにより、第2の熱
硬化性樹脂である外層の熱硬化性樹脂をのみを硬化させ
て、内部の第1の熱硬化性樹脂を未硬化状態とすること
が可能となる。
それにより、外層が熱硬化性樹脂であるから、熱可塑性
樹脂を用いるよりも外径精度を改善でき、さらに、内部
が未硬化であることにより、製造時の取扱いが容易とな
る。
樹脂を用いるよりも外径精度を改善でき、さらに、内部
が未硬化であることにより、製造時の取扱いが容易とな
る。
(実施例)
第1図は、本発明の一実施例を説明するための抗張力体
の製造装置の概略図である。図中、1は供給リール、2
は補強用連続繊維、3は含浸槽、4.4′は熱硬化性樹
脂、5は熱硬化性樹脂塗布装置、6は樹脂供給装置、7
は成形用ダイス、8は加熱炉、9は引取ローラ、10は
ボビン、11は巻取装置である。
の製造装置の概略図である。図中、1は供給リール、2
は補強用連続繊維、3は含浸槽、4.4′は熱硬化性樹
脂、5は熱硬化性樹脂塗布装置、6は樹脂供給装置、7
は成形用ダイス、8は加熱炉、9は引取ローラ、10は
ボビン、11は巻取装置である。
補強用連続繊維2は、長尺に巻かれた複数の供給リール
1から連続的に供給され、集合されて含浸槽3に導かれ
、熱硬化性樹脂4を含浸される。
1から連続的に供給され、集合されて含浸槽3に導かれ
、熱硬化性樹脂4を含浸される。
ついで、熱硬化性樹脂塗布装置5に導かれ、樹脂供給装
置6より供給される熱硬化性樹脂4′を塗布された後、
成形用ダイス7により外形を整形され、加熱炉8にて硬
化され、引き取りローラ9にて引き取られ、巻取装置1
1によって回転が制御されるボビン10に巻き取られる
。この場合、熱硬化性樹脂4′の硬化速度は、最初に補
強用連続繊維2に含浸される熱硬化性樹脂4よりも速い
樹脂を選択しておく。そして、加熱炉8における加熱条
件を、熱硬化性樹脂4′のみが硬化できる条件に設定す
ることにより、得られた抗張力体の補強用連続繊維2に
含浸された熱硬化性樹脂は、未硬化のままとすることが
できる。
置6より供給される熱硬化性樹脂4′を塗布された後、
成形用ダイス7により外形を整形され、加熱炉8にて硬
化され、引き取りローラ9にて引き取られ、巻取装置1
1によって回転が制御されるボビン10に巻き取られる
。この場合、熱硬化性樹脂4′の硬化速度は、最初に補
強用連続繊維2に含浸される熱硬化性樹脂4よりも速い
樹脂を選択しておく。そして、加熱炉8における加熱条
件を、熱硬化性樹脂4′のみが硬化できる条件に設定す
ることにより、得られた抗張力体の補強用連続繊維2に
含浸された熱硬化性樹脂は、未硬化のままとすることが
できる。
試作した製造方法についてより具体的に説明する。
補強用連続繊維としてアラミド繊維を用い、熱硬化性樹
脂としては、エポキシ樹脂と過酸化物からなる硬化剤を
含有した不飽和ポリエステル樹脂を用いた。集合したア
ラミド繊維に、エポキシ樹脂を含浸させた後に、さらに
、上述した硬化剤を含有した不飽和ポリエステル樹脂を
塗布した。その後、加熱炉にて外層の硬化剤を含有した
不飽和ポリエステル樹脂のみを硬化させ、外径4.5m
mφの光ケーブル用抗張力体を製造した。その外径変動
は、±10μm以下で、非常に表面状態が良好な抗張力
体を得ることができた。
脂としては、エポキシ樹脂と過酸化物からなる硬化剤を
含有した不飽和ポリエステル樹脂を用いた。集合したア
ラミド繊維に、エポキシ樹脂を含浸させた後に、さらに
、上述した硬化剤を含有した不飽和ポリエステル樹脂を
塗布した。その後、加熱炉にて外層の硬化剤を含有した
不飽和ポリエステル樹脂のみを硬化させ、外径4.5m
mφの光ケーブル用抗張力体を製造した。その外径変動
は、±10μm以下で、非常に表面状態が良好な抗張力
体を得ることができた。
本発明の製造方法により製造される抗張力体は、その外
径精度が良いから、特に、光ケーブルの抗張力体として
好適である。
径精度が良いから、特に、光ケーブルの抗張力体として
好適である。
また、例えば、特公昭56−50364号公報に見られ
るように、未硬化、あるいは、半硬化の状態にある強化
プラスチック線状体をケーブルの外周に巻回した後に、
ケーブルを加熱して強化プラスチック線状体を硬化させ
るような強化プラスチック鎧装ケーブルを製造する場合
にも、本発明により製造される抗張力体を鎧装に有効に
用いることができる。
るように、未硬化、あるいは、半硬化の状態にある強化
プラスチック線状体をケーブルの外周に巻回した後に、
ケーブルを加熱して強化プラスチック線状体を硬化させ
るような強化プラスチック鎧装ケーブルを製造する場合
にも、本発明により製造される抗張力体を鎧装に有効に
用いることができる。
(発明の効果)
以上の説明から明かなように、本発明の製造方法によれ
ば、表面状態が良好で、取扱いが容易な抗張力体を得る
ことができる効果がある。
ば、表面状態が良好で、取扱いが容易な抗張力体を得る
ことができる効果がある。
第1図は、本発明の一実施例を説明するための抗張力体
の製造装置の概略図である。 1・・・供給リール、2・・・補強用連続繊維、3・・
・含浸槽、4,4゛・・・熱硬化性樹脂、5・・・熱硬
化性樹脂塗布装置、6・・・樹脂供給装置、7・・・成
形用ダイス、8・・・加熱炉、9・・・引取ローラ、1
0・・・ボビン、11・・・巻取装置。 特許出願人 住友電気工業株式会社
の製造装置の概略図である。 1・・・供給リール、2・・・補強用連続繊維、3・・
・含浸槽、4,4゛・・・熱硬化性樹脂、5・・・熱硬
化性樹脂塗布装置、6・・・樹脂供給装置、7・・・成
形用ダイス、8・・・加熱炉、9・・・引取ローラ、1
0・・・ボビン、11・・・巻取装置。 特許出願人 住友電気工業株式会社
Claims (1)
- 補強用繊維に、第1の熱硬化性樹脂を含浸させた混合物
に、前記熱硬化性樹脂よりも硬化速度の速い第2の熱硬
化性樹脂を塗布し、第2の熱硬化性樹脂のみが硬化でき
る条件で硬化させて、内部の第1の熱硬化性樹脂を未硬
化状態としたことを特徴とする抗張力体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2198612A JPH0483211A (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 抗張力体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2198612A JPH0483211A (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 抗張力体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0483211A true JPH0483211A (ja) | 1992-03-17 |
Family
ID=16394088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2198612A Pending JPH0483211A (ja) | 1990-07-26 | 1990-07-26 | 抗張力体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0483211A (ja) |
-
1990
- 1990-07-26 JP JP2198612A patent/JPH0483211A/ja active Pending
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