JPH0481671A - Emi測定方法 - Google Patents

Emi測定方法

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JPH0481671A
JPH0481671A JP19523390A JP19523390A JPH0481671A JP H0481671 A JPH0481671 A JP H0481671A JP 19523390 A JP19523390 A JP 19523390A JP 19523390 A JP19523390 A JP 19523390A JP H0481671 A JPH0481671 A JP H0481671A
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JP19523390A
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Inventor
Takashi Furuya
隆志 古谷
Takayuki Takimoto
滝本 隆之
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、供試機器から放射される電磁波を測定するシ
ステムに関し、特にその最大放射スペクトルを測定する
方法に関する。
〈従来の技術〉 電子通信機器の飛躍的普及にともない、これら機器から
発生する電磁波が原因となって、他の電子通信機器及び
通信システムなどに誤動作を引き起こす機会が増し、産
業界のみならず一般社会生活まで影響を与えるようにな
ってきた。
このようなことが一つの契機となって、を磁波妨害(以
下、EMIと記す、 electronagnetlc
 +nterference )に対し法規制の動きが
国際的に進められている。そしてE旧の測定条件及び許
容値か国際無線障害特別委員会(CISPRと言う)に
よって審議され、勧告規格が定められている。
以下、本明細書で述べるEMI測定は、このCISPR
の勧告規格((、l5PR規格と言う)に基つき、供試
機器から発生する電磁波の最大スペクトルを検出する方
法に関するものである。
CISPR規格に基づ< EMI測定とは、CISPR
規格で定められた時定数を持つ特殊検波器(第2図の準
尖頭値検波器15)を用いて、電磁波を検波した場合の
測定値を得ることである。そして、このCISPR規格
に則って最大放射スペクトルを測定する従来の測定シス
テムは、次のように動作していた。
このEMI測定システムは、所謂スペクトラムアナライ
ザの機能を備えている。そして、次の測定順序で最大放
射スペクトルを測定している。
■ まずスペクトラムアナライザの機能を動作させ、ど
の周波数にE旧のスペクトルか存在するかを周波数掃引
してサーチする。その結果、例えば第3図(a)のデー
タを得て、周波数f1.f2f3 f4・・・にE旧ス
ペクトルか存在することを知ることかできる。
■ その後、■で得た個々の周波数fl、 f2. f
3. f4・・・の順に、CISPR規格に則って放射
スペクトルの測定を行い、その測定結果から、最大放射
スペクトル値とその周波数を特定する。
以上の動作について説明を加える。■の測定では、供試
機器からの電磁波を試験アンテナで受けて、電圧・電流
信号へ変換し、これをスペクトラムアナライザに導入し
て、例えば第3図(a)のようなく周波数 対 信号の
ピークレベル〉の特性を得る。この第3図は、本発明の
詳細な説明する図であるが、便宜的に従来技術でもこれ
を参照して説明する。第3図(a)は、横軸に周波数を
とり、縦軸に各周波数におけるEMI成分のピーク値を
示した特性である。なお、第3図(a)の特性を得る動
作は、本発明の所で説明する。
第3図(a)の特性では、周波数f2における信号レベ
ルPf2か、最大のピークスペクトル値であるが、信号
レベルPf2が、CISPR規格で言う最大放射スペク
トル値を直接意味するものでない。
その理由は、CISPR規格では、各放射スベトクルの
値を第2図の準尖頭値検波器15により検波した値(以
下、この準尖頭値検波器15で検波した値をQP値と言
う)で、定義つけてるからである。即ち、QP値は、ピ
ーク検波値ではないのである。なお、第2図は本発明の
構成例であるか便宜的にこれを参照して従来例を説明す
る。
この準尖頭値検波器15は、コンデンサC1に対する充
電時定数R1・C1と、放電時定数R2・C1が異なる
ような値に定められている(R1・CI< R2・C1
)。
この準尖頭値検波器15で得られる信号(QP値)は、
コンデンサC1へ成る時定数で充放電させた場合のコン
デンサ電圧であるので、必ずしも第3図(a)に示す各
ピークスペクトル値(Pfl、Pf2’・・・)が、C
ISPR規格によるQP値と一致しない。
そこで、■の動作により周波1!掃引して、どの周波数
にEMIのスペクトルか存在するかを見極める。そして
■で得られた総べての周波数f1. f2. f3・・
・毎に、■の動作を行って、各周波数におけるQP値の
測定を行い、その結果から、最大放射スペクトルを特定
している。
〈発明が解決しようとする課題〉 以上のような従来のE141測定方法は、最大放射スペ
クトルの測定に多大な時間がかかると言う課題がある。
その理由を説明する。
CTSPR規格では、30 MHz 〜1000 MH
z間の帯域内で供試機器の電磁波を測定することになっ
ている。
ここで、一般の供試機器から発生する電磁波には、上記
帯域内に多数のF旧スペクトルが存在する。
従って、上記■の測定では、第3図(a)の如く多数の
周波数fl、f2.f3.・・・が見付は出される。
■の測定は、所謂スペクトラムアナライザの動作である
なめ、周波数掃引するだけの短時間で、第3図(a)の
データをとることができる。
しかし、■の測定には多大な時間かかかる。■の測定(
CISPR規格の測定)では、■の測定と巽なり、各周
波Rfl、 f2. f3.・・・におけるQP値を周
波数掃引で得ることはできない。QP値の測定を第4図
を参照して簡単に説明する(詳しくは、本発明の所で説
明する)。
例えば、周波数t2におけるQP値を測定する場合を説
明する。検査対象のS磁波に含まれる周波数t2成分の
みか、スペクトラムアナライザの8PF増幅器7を通過
できるように、ローカル周波数コントローラ11は、デ
ィジタル信号S1を出方する。その結果、準尖頭値検波
器15にはあたかも第4図(1)のような信号が加えら
れるので、準尖頭値検波器15の出力電圧は、第4図(
2)のようになる。
そして、CTSPR規格で定められた時間■2後に、こ
の準尖頭値検波器15の出力値をサンプリングする。そ
の時のサンプリング電圧値が、周波数f2のQP値であ
る。この時間■2は、秒単位の値である。
このようなQP測測定、■の測定で得られた総べての周
波数f1. f2. f3.・・・につぃて行ない、そ
の測定結果から、最大のスペクトル値を見つけるので、
非常に測定時間が掛かるのである。
本発明の目的は、従来と比較して短時間にcrspR規
格による最大放射スペクトルを測定できる[HI測定方
法を提供することである。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、上記課題を解決するために 供試機器から放射される電磁波を電気信号へ変換する試
験アンテナと、 前記電気信号を導入し、前記電磁波に含まれる任意の周
波数スペクトル成分と、当該スペクトル成分の周波数値
と、を出力するスペクトラムアナライザと、 このスペクトラムアナライザから出力される各周波数ス
ペクトル成分のピーク値を取り出すピーク検波手段と、 前記スペクトラムアナライザから出力される各周波数ス
ペクトル成分の平均値を取り出す平均値検波手段と、 前記スペクトラムアナライザから出力される周波数スペ
クトル成分をCTSPR規格に基づく充放電時定数をも
つ検波器で検波し、各周波数スペクトルの発生時点を起
点とし、Cl5PII規格で定められた時間@(T2)
の検波出力値(QP値)を取り出すQP値検波手段と、 ピーク検波手段か出力する各ピーク値と、平均値検波手
段が出力する各平均値と、QP値検波手段が出力する各
QP値と、各ピーク値と各平均値及び各QP@に対応す
るスペクトラムアナライザが出力する周波数値と、を記
憶するメモリと、このメモリに格納された各ピーク値間
の大小と、各平均値間の大小と、各QP値間の大小を比
較する機能と、特定の周波数スペクトル成分のみを選択
して出力するようにスペクトラムアナライザを制御する
機能をもつプロセッサと、 を備え、 前記電磁波に含まれる各周波数スペクトル成分のピーク
値と、平均値と、各ピーク値と各平均値に対応する周波
数値と、を前記メモリに格納する第1工程と、 前記メモリの中から大きい順に設定数だけ選んた各ピー
ク値に対応する周波数値と、メモリの中から大きい順に
設定数だけ選んだ各平均値に対応する周波数値と、を選
び出す第2工程と、第2工程で選び出した周波数値のス
ペクトル成分のみを選択してスペクトラムアナライザか
ら出力させ、その時のQP値をメモリに格納する第3工
程と、 第3工程によりメモリに格納されたQP値から少なくと
も最大値を選び出す第4工程と、を講じたものである。
く作用〉 第1工程により、どの周波数にEMIのスペクトルか存
在するかを見極める。なお、第1工程で得るピーク値と
、平均値は、スペクトラムアナライザで周波数掃引する
ことで短時間のうちにこれらデータの測定ができる。
成る周波数スペクトルにおける、QP値と、ピーク値と
、平均値の関係は、 平均値<QP値くピーク値         (1)で
ある。この関係を利用し、第2工程で大きい順に設定数
だけ選んだピーク値に対応する周波数値と、同じく大き
い順に設定数だけ選んだ平均値に対応する周波数値とを
選び出す。
第2工程で絞られた少数の周波数についてのみ第3工程
でQP値を測定している。従って、測定時間かかかるQ
P値の測定回数を絞ることかできるので短時間で済む。
もちろん(1)の関係より、第3工程で得たデータの中
に最大放射スペクトルのデータか存在している。
〈実施例〉 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明に係る方法を実施する[量測定システム
の構成例を示す図、第2図は第1図の具体的構成例を示
す図、第3図は各部の信号状態を示す図、第4図はQP
値の測定を説明する図、第5図はピーク値とQP値と平
均値の関係を説明する図、第6図は測定工程図である。
第1図及び第2図において、供試機器1から電磁波か放
射されるか、この電磁波は、試験アンテナ2により電気
信号へ変換される。この電気信号は、スペクトラムアナ
ライザ30へ導入される。
スペクトラムアナライザ30は、アンテナ2からの電気
信号を導入し、供試機器1の電磁波に含まれる任意の周
波数スペクトル成分と、当該スペクトル成分の周波数値
とを出力できる。
この様な機能のスペクトラムアナライザ30は、公知の
ものを用いることかでき、その具体的構成例を第2図に
示す。即ち、スペクトラムアナライザ30は、アンテナ
2からの電気信号を適切なレベルに増幅するプリアンプ
4と、導入した2つの信号の乗算を行うミキサー5と、
特定の周波数のみ通過させるBPF増幅器7(帯域通過
フィルタ)と、加えられた電圧により発振周波数が制御
されるvCO(voltaqe controlled
 oscillator) 8と、ディジタル信号をア
ナログ信号へ変換するDAC10と、BPF増幅器7か
ら取り出されるスペクトル成分の周波数値を決定するデ
ィジタル信号S1を出力するローカル周波数コントロー
ラ11とで構成できる。
第1図に示すスペクトラムアナライザ30では、ローカ
ル周波数コントローラ11のディジタル出力S1により
、vco sの発振周波数を制御している。
即ち、ローカル周波数コントローラ11から、ディジタ
ル信号S1= Dlを出力すると、この信号S1= D
Iに応じたアナログ電圧VD1かVCO8に加えられ、
この電圧V に応じた周波数fD1かVCO8から出力
される。その結果、BPF増幅器7を通過できるアンテ
ナ2からの電磁波の周波数成分をローカル周波数コント
ローラ11からのディジタル信号S1により決定するこ
とができる。
即ち、スペクトラムアナライザ30は、供試機器1の電
磁波に含まれる任意の周波数スペクトル成分と、当該ス
ペクトル成分の周波数値を示す信号S1とを出力できる
。なお、スペクトラムアナライザ30は、公知なもので
あり、本発明はスペクトラムアナライザ30の部分に特
徴かあるわけではないので次の説明に話を進める。
ピーク検波手段40は、このスペクトラムアナライザ3
0から出力される周波数スペクトル成分の信号を導入し
、各周波数スペクトル成分のピーク値を取り出すもので
ある。第2図では、尖頭値検波器12と、AD変換器(
以下、ADCと言う)16により構成される。
平均値検波手段50は、スペクトラムアナライザ30か
ら出力される周波数スペクトル成分信号を導入し、各周
波数スペクトル成分の平均値を取り出すものである。第
2図では、尖頭値検波器12と、ビデオフィルタ13と
゛、ADC17により構成される。
なお、尖頭値検波器12は、第2図に示す如く、例えば
ダイオードと、コンデンサと、増幅器で構成できる。
QP値検波手段60は、スペクトラムアナライザ30か
ら出力される周波数スペクトル成分をCISPR規格に
基づく充放電時定数をもつ検波器(準尖頭値検波器15
)で検波し、各周波数スペクトルの発生時点を起点とし
、CISPR規格で定められた時間後(T2)の検波出
力値(QPfii )を取り出すものである。
第2図では、このQP値検波手段60を準尖頭値検波器
15とADC18により構成している。準尖頭値検波器
15は、タイオードD1と、抵抗R1を介してダイオー
ドD1の整流信号か印加されるコンデンサC1と、これ
に並列に接続された抵抗R2と、このコンデンサC1の
電圧を取り出す増幅器とで構成される。なお、準尖頭値
検波器15の充電時定数01・R1と、放電時定数C1
・R2は、CISPR規格で規定きれており、C1・R
1< CI・R2である。
メモリ19は、ピーク検波手段40か出力する各ピーク
値と、平均値検波手段50が出力する各平均値と、QP
値検波手段60が出力する各QP値と、各ピーク値と各
平均値及び各QP値に対応するスペクトラムアナライザ
30か出力する周波数値と、を記憶する。
プロセッサ20は、メモリ19に格納された各ピーク値
データ同土間の大小と、各平均値データ同土間の大小と
、各QP値データ同土間の大小を比較し、例えばそれぞ
れの最大値から上位N個(Nは設定数)のデータを取り
出すことができる機能を有している。なお、以上の機能
を動作させた結果得られた上位N個のデータ(例えばN
=3の場合、ピーク値で言えば、P  、P  、P 
 )及び、各ピf2   f5   f4 −ク値に対応する周波数値f2. f5. f4のデー
タは、メモリ22へ格納することができる。
また、プロセッサ20は、特定の周波数スペクトル成分
(例えば、周波数f2)のみを出力するように制御信号
S5を出力してスペクトラムアナライザ30を制御する
機能も有している。
以上のように構成された第1図装置及び第2図装置の動
作を説明する。
(^)第1工程 この工程では、スペトラムアナライザ30を周波数掃引
の動作させ、電磁波に含まれる各周波数スペクトル成分
のピーク値と、平均値と、各ピーク値と各平均値に対応
する周波数値とをメモリ19に格納する。なお、ピーク
値を得る周波数掃引と、平均値を得る周波数掃引は、ど
ちらを先に行ってもよい。また、1回の周波数掃引でピ
ーク値のデータと、平均値のデータを同時にとるように
してもよい。
具体例で説明すると、第3図fa)に示す各ピークデー
タ(周波数スペクトルのピークレベルPf1゜Pf2.
 Pf3.・・・と、当該スペクトルの周波数f1. 
f2、 f3.・・・)と、第3図(b)に示す各平均
値データ(周波数スペクトルの平均値レベルAf1.A
f2Af3.・・・と、当該スペクトルの周波数f1.
 f2. f3・・・)とをメモリ19に取り込む。第
3図(a) 、(b)のデータを周波数掃引で取り込む
動作は、次の如くである。
ます、第3図(a)に示すピーク検波データを取り込む
動作から説明する。
上述のようにローカル周波数コントローラ11からDA
C10へ出力するディジタル信号S1により、スペクト
ラムアナライザ30から出力するスペクトルの周波数を
決定できる。第3図(1)は、このディジタル信号S1
の概念をアナログ的に示した図である。即ち、第3図(
1)に示すように、51=Sf1の時、周波数11のス
ペクトル成分のみが、51=Sf2の時、周波数12の
スペクトル成分のみがスペクトラムアナライザ30から
出力される。
従って、周波数掃引動作を行いCISPR規格で定めら
れた30 HH7〜1000 MHzの帯域内に存在す
るスペクトルをとるには、第3図(1)の周波数f1〜
f830〜1000 MHzで変化させる。なお、第3
図(1)は、説明を分かり易くするため、30〜100
0 MHzの間を1か8つの周波数ステップで示したか
、実際は、極めて数多くのステップで取り出される。
第3図(1)の周波数ステップでスペクトラムアナライ
ザ30に加えられた電磁波の信号成分を取り出した場合
、第2図の尖頭値検波器12の出力の推移か第3図(2
)であったとする。即ち、周波数f1の時のピーク値は
Pfl、周波数12の時のピーク値はP1□、・・・で
ある。なお、尖頭値検波器12の出力は、第3図(2)
の如く変化点にて一般にダンピングが生じているので、
各ピーク値を取り出すには、このダンピングか収まった
時点でローカル周波数コントローラ11から第3図(4
)に示すタイミング信号S2を出力して、その時のデー
タを例えばメモリ19に取り込む。
以上の動作の結果、周波数f1の時のピークレベルはp
fl、 f2の時はpf2. f3の時はPf3.・・
・であるから、第3図(a)に示す各周波数と各ピーク
レベルのデータが、メモリ19に格納される。
次に第3図(b)の平均値検波データを取り込む動作を
説明する。平均値検波手段50はビデオフィルタ13を
備えている(第2図参照)。このビデオフィルタ13は
、ローパスフィルタであり、例えば第3図(2)の波形
(尖頭値検波器12の出力波形)を導入し、第3図(3
)に示す波形を出力する。即ち、平均値検波手段50の
出力は、第3図(3)の如く、成る時定数で変化する応
答を示す、そして平均値検波手段50の出力が定常状態
に近付いた時点でローカル周波数コントローラ11は、
第3図(4)のタイミング信号S2を出力し、その時の
データを例えばメモリ16に取り込む。
以上の動作の結果、周波数f1の時の平均値はAf1’
 f2の時はAr1. f3の時はAf3’・・・であ
るから、第3図fly)に示す各周波数と各平均値のデ
ータか、メモリ19に格納される。
このように、第1工程ではスペクトラムアナライザ30
を周波数掃引動作させることで、電磁波に含まれる各周
波数スペクトル成分のピーク値と、平均値と、各ピーク
値と各平均値に対応する周波数値とをメモリ19に格納
する。
なお、平均値検波手段50の時定数(ビデオフィルタ1
3の時定数)は、ローカル周波数コントローラ11から
の信号S3により、幾つかの値を選択できるようになっ
ているか、タイミング信号S2の周期TI(第3図(4
)参照)は、この時定数に応じて適切なタイミングに選
ばれる。
(B)第2工程 この工程では、第1工程によりメモリ19に格納された
各ピーク値(P  、P  、P  、・・・)の中f
1   f2   f3 から大きい順に上位Naのデータを選び、これに対応す
る周波数値(N=3の場合、f2. f5. f4・・
・第3図(a)参照)と、メモリに格納された各平均値
(Afl” f2” f3.・・・)の中から大きい順
に上位N個のデータを選び、これに対応する周波数値(
N−3の場合、f5. f2. f4・・・第3図(b
)参照)と、を選び出している。
この工程は、ブロッセサ20の機能により実施される。
プロセッサ20は、メモリ19に格納されているデータ
からピーク値を読出し、その大きい順に認識することが
できる。第3図(a)より、Pf2〉Pf5〉Pf4〉
Pf6〉・・・      (2)その結果、例えば上
位3テータを選ぶと、そのピーク値に対応する周波数f
2. f5. f4が選び出される。
同様にプロセッサ20は、メモリ19に格納されている
データから平均値を読出し、その大きい順に認識するこ
とかできる。第3図(b)より、Ar1〉Ar1〉Ar
1〉Ar6〉・・・      (3)そして例えば上
位3データを選ぶと、その平均値に対応する周波数f5
. f2. f4が選び出される。
こうして選び出した前記f2. f4. f5のデータ
は、例えばメモリ22に一旦格納される。
このようなプロセッサ20の機能の実現は、プログラム
等により当業者であれば容易に行うことができるので、
その機能の具体的構成説明は省略する。
(C)第3工程 この工程では、第2工程で選び出した周波数値f2. 
f4. f5のスペクトル成分のみを選択してスペクド
ラムアナライザ30から出力させ、その時のQP値をメ
モリ19に格納している。具体的には次のように動作す
る。プロセッサ20は、第2工程により、ピーク値が上
位N番目までのスペクトルの周波数(N−3とすると、
f2. f5. f4 )と、平均値か上位N番目まで
のスペクトルの周波数(N−3とすると、f5. f2
. f4 )を選び出している。この周波数12と14
とf5のどれかにCISPR規格による最大放射スペク
トルか存在する(その理由は、第5図を用いて後述する
)。
例えば、周波数f2のスペクトル成分のみ選択してスペ
クトラムアナライザ30から出力させる場合、プロセッ
サ20は、周波数12を指示する信号S5をローカル周
波数コントローラ11に加える。従って、第4図(1)
に示す如く、ローカル周波数コントローラ11は、信号
S1= Sr2を出力し、その結果、第4図(1)の点
線のようなレベル信号がQP値検波手段60(第2図で
言えば準尖頭値検波器15)に加えられる。
準尖頭値検波器15は、コンデンサC1に対する充;時
定数01・R1と、放電時定数C1・R2がCISPR
規格により定められており、秒単位の時定数である。
従って、平均値を得るときの時定数と比較して極めて大
きな時定数であるため、第4図(2)の波形の変化は、
第3図(3)の波形の変化と比較して極めてゆっくりと
したものになる。
そして第4図(1)の波形を出力してからCISPR規
格で定められた時間■2後に、ローカル周波数コントロ
ーラ11から、タイミング信号S2かメモリ19に加え
られ(第4図(3)参照)、この準尖頭値検波器15の
出力値Cf2(第4図(2)参照・・・ただしADC1
8によりディジタル値へ変換されている)を取り込む。
その時のサンプリング電圧値Cf2か、周波数f2のQ
P値である。
次に、プロセッサ20からの信号S5により、スペクト
ラムアナライザ30は、同様な動作で信号5l−3f4
 、 Sr1を出力し、その結果、周波数f4. f5
におけるQP値”Cf4”f5を得る。
このように測定した3つのQP値であるCf2とCf4
とCf5のどれかが、CISPR規格による最大放射ス
ペクトルである理由は次の如くである。
第5図は、波形(イ)に対し、ピークgMPと、QP値
Cと、平均値Aのレベルを比較したものである。ここで
、検波器12.15におけるコンデンサの充電時定数を
τ1、放電時定数をτ2とすると、平均値検波手段50
では、τ1−τ2 であるが、QP値検波手段60のそ
れは、τ1くτ2 であるため(CISPR規格で規定
されている)、第5図Cに示す波形となる。つまり、 A<C である。もっとも、第5図(イ)のパルス発生周期が短
くなれば、AとCの値は近接してくるが、C<A  と
なることはない。即ち、ピーク値Pと、QP値Cと、平
均値Aのレベルの関係は、A<C<P となる。従って、最大のQP値は、大きい順に選んだ上
位のピーク値Pを示す周波数時のQP値か、大きい順に
選んだ上位の平均値Aを示す周波数時のQP値のどれか
に該当する。その結果、3つの周波数(第3図の例では
f2と14とf5)についてのみ時間のかかるQP値測
定を行えばよく、不要な周波数に関するQP値を測定せ
ずに済む。
なお、第3図fa)、 (b)の例の如く、一般にピー
ク値の上位データの周波数f2. f5. f4と、平
均値の上位データの周波数f5.f2.f4は、一致す
る場合が多(、QP値を測定する周波数の数(QP値の
測定回数)は少ない。
[0)第4工程 この工程では、第3工程によりメモリ19に格納された
QP値から最大値を選び出す、この動作は、プロセッサ
20により容易に行うことができる。なお、最大値だけ
でなく5、上位Nデータを選び出すようにしてもよい。
く本発明の効果〉 以上述べたように本発明によれば、時間のかかるQP値
測定の回数を低減できるので、最大放射スペクトルを従
来例と比較して短時間に測定することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る方法を実施するEMI測定システ
ムの構成例を示す図、第2図は第1図の具体的構成例を
示す図、第3図は各部の信号状態を示す図、第4図はQ
P値の測定を説明する図、第5図はピーク値とQP値と
平均値の関係を説明する図、第6図は測定工程図である
。 2・・・試験アンテナ、19・・・メモリ、20・・・
プロセッサ、30・・・スペクトラムアナライザ、40
・・・ピーク検波手段、50・・・平均値検波手段、6
0・・・QP値検波手段。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 供試機器から放射される電磁波を電気信号へ変換する試
    験アンテナと、 前記電気信号を導入し、前記電磁波に含まれる任意の周
    波数スペクトル成分と、当該スペクトル成分の周波数値
    と、を出力するスペクトラムアナライザと、 このスペクトラムアナライザから出力される各周波数ス
    ペクトル成分のピーク値を取り出すピーク検波手段と、 前記スペクトラムアナライザから出力される各周波数ス
    ペクトル成分の平均値を取り出す平均値検波手段と、 前記スペクトラムアナライザから出力される周波数スペ
    クトル成分を国際無線障害特別委員会勧告規格(以下、
    CISPR規格と言う)に基づく充放電時定数をもつ検
    波器で検波し、各周波数スペクトルの発生時点を起点と
    し、CISPR規格で定められた時間後(T2)の検波
    出力値(以下、QP値と言う)を取り出すQP値検波手
    段と、 ピーク検波手段が出力する各ピーク値と、平均値検波手
    段が出力する各平均値と、QP値検波手段が出力する各
    QP値と、各ピーク値と各平均値及び各QP値に対応す
    るスペクトラムアナライザが出力する周波数値と、を記
    憶するメモリと、 このメモリに格納された各ピーク値間の大小と、各平均
    値間の大小と、各QP値間の大小を比較する機能と、特
    定の周波数スペクトル成分のみを選択して出力するよう
    にスペクトラムアナライザを制御する機能をもつプロセ
    ッサと、 を備え、 前記電磁波に含まれる各周波数スペクトル成分のピーク
    値と、平均値と、各ピーク値と各平均値に対応する周波
    数値と、を前記メモリに格納する第1工程と、 前記メモリの中から大きい順に設定数だけ選んだ各ピー
    ク値に対応する周波数値と、メモリの中から大きい順に
    設定数だけ選んだ各平均値に対応する周波数値と、を選
    び出す第2工程と、 第2工程で選び出した周波数値のスペクトル成分のみを
    選択してスペクトラムアナライザから出力させ、その時
    のQP値をメモリに格納する第3工程と、 第3工程によりメモリに格納されたQP値から少なくと
    も最大値を選び出す第4工程と、 を備えたEMI測定方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2001033734A1 (en) * 1999-11-05 2001-05-10 Woorigisool Inc. A system and method for monitoring a wiretap
JP2007509333A (ja) * 2003-10-27 2007-04-12 ローデ ウント シュワルツ ゲーエムベーハー ウント コー カーゲー 周波数追跡を用いて電波干渉レベルを測定する方法および装置
JPWO2005052606A1 (ja) * 2003-11-28 2007-06-21 株式会社アドバンテスト デジタルqp検波装置、該装置を備えたスペクトラムアナライザ、およびデジタルqp検波方法

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