JPH0481494A - SiC系摺動材およびその製造方法 - Google Patents

SiC系摺動材およびその製造方法

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JPH0481494A
JPH0481494A JP19554090A JP19554090A JPH0481494A JP H0481494 A JPH0481494 A JP H0481494A JP 19554090 A JP19554090 A JP 19554090A JP 19554090 A JP19554090 A JP 19554090A JP H0481494 A JPH0481494 A JP H0481494A
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JP
Japan
Prior art keywords
sic
sliding material
sliding
main body
fibers
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP19554090A
Other languages
English (en)
Inventor
Shoji Katayama
片山 彰治
Yoshihiro Tejima
芳博 手嶋
Haruhiro Osada
晴裕 長田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Eagle Industry Co Ltd
Original Assignee
Eagle Industry Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はSiC系摺動材およびその製造方法に関し、さ
らに詳しくは広範な回転機械部品のメカニカルシールの
摺動部材に使用され、表層がSiC賞繊織繊維なるスパ
イラル状構造を有するSiC系摺動材およびその製造方
法に関する。
〔従来の技術〕
SiC系摺動材は、耐摩耗性、耐薬品性、耐熱性等に優
れているため、過酷な条件下で使用されるメカニカルシ
ールには、不可欠なものとなっている。
そして、メカニカルシールにおいては、シール効果を高
めるために摺動面に微細なスパイラル状の溝を形成する
と、その密封性が向上することが知られている。
従来、このような微細なスパイラル状の溝を形成する方
法として、SiC部材の表面にフォトレジストを被せ、
露出部をプラズマエツチング等の方法で腐食する方法が
ある。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、このような溝を形成する方法は、工程が
複雑で、かつ、極めてコストのかかる方法であり、技術
的にも困難な方法であった。
本発明の目的は、シール効果に優れたSiC系摺動材と
、簡単な工程で、安価に製造できるSiC系摺動材の製
造方法とを提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本発明のSiC系摺動
材は、摺動材の摺動面がSiC質繊織繊維体又はSiと
SiC質繊織繊維複合材料で形成されて摺動材本体に結
合されると共に、SiC質繊織繊維動面において、スパ
イラル状に配置されていることを特徴とする。
また、本発明のSiC系摺動材の製造方法は、摺動材本
体の摺動面に炭素繊維を樹脂によりスパイラル状に固定
した後、樹脂の炭化処理および炭素繊維へのSiの溶浸
処理によりスパイラル状に配置された5iCIji繊維
を形成することを特徴とする。
〔作用〕
摺動本体の摺動面に炭素繊維を樹脂によりスパイラル状
に固定した後、樹脂の炭化処理および炭素繊維へのSi
の溶浸処理により炭素繊維は、SiC化される。炭素繊
維は、予め、摺動面においてスパイラル状に配置されて
いるから、SiC化された繊維がスパイラル状に配置さ
れ、この繊維間隙による微細なスパイラル状溝が形成さ
れる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本発明のSiC系摺動材の一実施例を示す斜視
図であり、第2図は第1図のSiC系摺動材の半径方向
断面を示す要部斜視図である。
このSiC系摺動材は、炭素質又はSiC質で構成され
る摺動材本体としての環状体1を備え、この環状体1の
軸方向端面には、摺動面2が形成されている。
摺動面2の表層に、SiC賞繊織繊維体又はSiとSi
C賞繊織繊維複合材料からなる繊維3がスパイラル状に
配置され、摺動材本体としての環状体lに結合されてい
る。
このために、繊維3の間隙による微細なスパイラル状の
溝が形成されている。
SiC繊維は、強度が極めて高く、摺動材本体の摺動面
表層に働く、熱応力又は摩擦による剪断応力による破壊
発生を防止することができる。
次に上記のようなSiC系摺動材の製造方法の一実施例
を説明する。
炭素質又はSiC質で構成される摺動材本体としての環
状体1の摺動面2に断面が任意形状の炭素繊維を樹脂に
より摺動面においてスパイラル状になるように巻き付け
、固定する。
次に熱処理により樹脂の炭化処理と同時にSiの溶浸処
理を行ない、炭素繊維をSiC化する。
ここで、Siの溶浸処理としては、例えば、溶融Siへ
の浸漬法、あるいは、試料の上部端面へのStの積層法
等の方法を採用することができものであり、試料の上部
端面へのSiの積層法とは、シールリングの上端面に積
層したSiが溶解するとシールリングの表面をぬらしな
がら裏面へも広がり、表層部からある程度の深さまで溶
浸されるものである。
この場合、Siの溶浸量と熱処理条件によって、フリー
SiとSiC繊維とからなる複合材料やSiC繊維単体
とすることができる。
また、SiC繊維間の表面に存在するSi量によって、
溝形状およびS i C1a維等の性質を調整すること
ができる。
このようにして、摺動材本体への炭素繊維の固定と熱処
理による2つの工程によって、摺動材本体の摺動面にS
iCからなるスパイラル構造を形成することができる。
なお、本発明の5iC3i摺動材においては、摺動材本
体の形状は、環状体に限定されることなく、任意の形状
が採用可能であり、少なくともその摺動面において上記
したSiC賞繊織繊維パイラル状に配置されたものが適
用される。
〔発明の効果] 以上のように本発明によれば、耐摩耗性、耐薬品性、耐
熱性に優れたSiCからなる摺動面を簡単な工程でスパ
イラル構造に形成でき、メカニカルシール効果の高い摺
動材を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のSiC系摺動材の一実施例を示す斜視
図であり、第2図はSiC系摺動材の半径方向断面を示
す要部斜視図である。 ■・・・・・・環状体 2・・・・・・摺動面 3・・・・・・SiC質繊維

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)摺動材の摺動面がSiC質繊維の単体又はSiと
    SiC質繊維との複合材料で形成されて摺動材本体に結
    合されると共に、前記SiC質繊維が摺動面において、
    スパイラル状に配置されていることを特徴とするSiC
    系摺動材。
  2. (2)前記摺動材本体が、炭素質であることを特徴とす
    る請求項1記載のSiC系摺動材。
  3. (3)前記摺動材本体が、SiC質であることを特徴と
    する請求項1記載のSiC系摺動材。
  4. (4)前記摺動材本体が、環状体からなりその軸方向端
    面が摺動面を構成していることを特徴とする請求項1記
    載のSiC系摺動材。
  5. (5)摺動材本体の摺動面に炭素繊維を樹脂によりスパ
    イラル状に固定した後、前記樹脂の炭化処理および炭素
    繊維へのSiの溶浸処理によりスパイラル状に配置され
    たSiC質繊維を形成することを特徴とするSiC系摺
    動材の製造方法。
  6. (6)前記摺動材本体が、炭素質であることを特徴とす
    る請求項5記載のSiC系摺動材の製造方法。
  7. (7)前記摺動材本体が、SiC質であることを特徴と
    する請求項5記載のSiC系摺動材の製造方法。
JP19554090A 1990-07-24 1990-07-24 SiC系摺動材およびその製造方法 Pending JPH0481494A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPWO2014168112A1 (ja) * 2013-04-09 2017-02-16 イーグル工業株式会社 密封摺動部材

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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