JPH0481157B2 - - Google Patents

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JPH0481157B2
JPH0481157B2 JP60062228A JP6222885A JPH0481157B2 JP H0481157 B2 JPH0481157 B2 JP H0481157B2 JP 60062228 A JP60062228 A JP 60062228A JP 6222885 A JP6222885 A JP 6222885A JP H0481157 B2 JPH0481157 B2 JP H0481157B2
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fuel
assembly
fuel rods
rods
rod
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JP60062228A
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JPS60219591A (ja
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Uorutaa Torino Rarufu
Aaru Kingu Uiriamu
Raioneru Buritsukendaafuaa Jatsuku
Haabei Rosu Junia Chaaruzu
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CBS Corp
Original Assignee
Westinghouse Electric Corp
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Publication date
Application filed by Westinghouse Electric Corp filed Critical Westinghouse Electric Corp
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Publication of JPH0481157B2 publication Critical patent/JPH0481157B2/ja
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    • GPHYSICS
    • G21NUCLEAR PHYSICS; NUCLEAR ENGINEERING
    • G21CNUCLEAR REACTORS
    • G21C17/00Monitoring; Testing ; Maintaining
    • G21C17/06Devices or arrangements for monitoring or testing fuel or fuel elements outside the reactor core, e.g. for burn-up, for contamination
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E30/00Energy generation of nuclear origin
    • Y02E30/30Nuclear fission reactors

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  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Plasma & Fusion (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • High Energy & Nuclear Physics (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は一般に、放射性の燃料棒を操作するた
めの3つの装置部分から成る操作装置に関し、よ
り詳細には、燃料集合体内に列状に配設され、使
用済み燃料プールにおいて貯蔵のため水中におか
れている。放射性の燃料棒を、遠隔から目視によ
り点検するための、そうした操作装置に関するも
のである。
水冷却型原子炉においては、複数の細長い燃料
棒及び制御棒案内シンブルは、燃料集合体として
知られる単一の構造体中に密な間隔の列状に配列
されている。燃料棒は一般に、細長い円筒状の金
属管によつて形成され、この金属管は、燃料ペレ
ツトを収容し、両端は端栓により封止されてい
る。これらの燃料集合体は、垂直に格子状に配列
され、垂直方向に隔だてられた位置決め用支持格
子によつて保持され、原子炉の炉心を形成してい
る。この形式の典型的な原子炉の炉心は、米国特
許第4381284号明細書に記載され図示されている。
燃料棒は、冷却材の水力作用、原子炉の温度及び
圧力、核分裂ガスの圧力、燃料の膨張、照射によ
る膨張などの、原子炉の作動環境のいろいろの効
果に耐えうるように設計されているが、それでも
なお、放射性の核分裂生成物の漏洩を生じさせる
ような燃料棒の欠陥を生ずることがある。
そのため、核燃料開発の一連の過程の一部とし
て、割れ、厚みの減少、変形、圧こん及び腐食、
クラツド、湾曲、ふくらみ、長さの変化その他の
欠陥について、使用済み燃料集合体をそのままで
目視により点検し、欠陥又は故障を生じた燃料棒
の交換及び/又は修理のような修正処置を取るよ
うに、また将来の燃料棒の構造の設計変更を試み
うるようにすることが望ましく、また屡々必要に
なる。使用済み燃料集合体は、原子炉の炉心から
取出す間冷却又は遮蔽の目的のために、約12.0〜
13.5m(40〜45フイート)の深さの水中に一般に
保持され、使用済み燃料プール中に配置されたラ
ツク内に垂直に貯蔵される。
燃料集合体について必要な種々の形式の検査の
1つは、周辺にある燃料棒の高倍率の目視チエツ
クである。一方では、或る燃料集合体内の或る燃
料棒を位置決めし点検することは燃料集合体が放
射性であり、数100本の密な間隔の燃料棒及び案
内シンブルを収納しているため、非常に困難であ
る。他方では、燃料集合体を分解し再組立てする
作業は、多くの時間を必要とし、それ自体とし
て、燃料棒を損傷させることがある。更に、フレ
ツチングのような損傷を受ける燃料棒の領域は、
一般に、燃料棒の格子によつてかくされている。
そのため、燃料集合体の外面に指向した燃料棒の
側面にのみ目視による点検のために近付きうるに
すぎない。
そのため、燃料集合体を少くとも部分的に分解
することも必要とせずに遠隔の場所から周辺の燃
料棒を高倍率で目視により点検し、更に周辺の燃
料棒を操作することによつて、かくされた欠陥を
検出し探知するために、密な間隔に配列された燃
料棒を目視により点検することを可能とするよう
に、原子炉の燃料集合体の放射性の燃料棒を操作
するための高信頼性の操作装置が要望されてい
る。
従つて、本発明の目的は、燃料集合体の格子内
に延在する燃料棒の部分や、内方に指向する燃料
棒の部分のように、近接不可能な隠された全部分
を目視により検査するために、燃料集合体の燃料
棒をその長手方向軸線の回りに回動させると共
に、これ等の燃料棒をその長手方向軸線に沿つて
交互に上下動させることによつて、燃料集合体の
放射性の燃料棒を操作する操作装置を提供するこ
とにある。
上述の目的を達成するため、本発明は、支持用
骨格構造体にそれぞれ結合される上部ノズル及び
下部ノズルに加えて、複数の格子を含む燃料集合
体の燃料棒を目視検査できるように、前記格子内
に保持されて前記上部ノズル及び前記下部ノズル
間に留どめられた前記燃料棒のうちの周辺にある
燃料棒を操作するための操作装置を提供してい
る。この操作装置は、本発明によると、(a)前記燃
料集合体の前記上部ノズル及び前記下部ノズルの
1つに取り外し自在に結合可能であると共に、複
数の孔を有する取付具と、(b)前記燃料棒を選択的
に把持して回転させるために前記取付具の前記孔
内にピボツト式に装着しうる回転手段と、(c)前記
燃料集合体内で前記燃料棒を往復動自在に変位さ
せるために前記取付具に装着されていて、前記燃
料棒のうちの選択された1つをそれぞれ持ち上げ
たり押し下げたりするためのリフト装置及び押し
下げ装置を含む変位手段と、を備えている。前記
上部ノズル及び前記下部ノズルを前記支持用骨格
構造体に結合したまま且つ前記燃料棒を前記燃料
集合体の前記上部ノズル及び前記下部ノズル間に
留どめたまま、前記燃料棒の通常隠れている部分
を目視検査のために露出させるように、前記回転
手段及び前記変位手段により前記燃料棒を選択的
に回転させ、持ち上げ、押し下げることができ
る。
次に、本発明の好ましい実施例を示した添付図
面を参照して説明する。
図面を参照して、本発明に従つて遠隔からその
まま広汎な目視検査を行なうために燃料集合体内
の放射性燃料棒を操作する操作装置の構造及び作
用について説明する。各図において、同様の部分
は、同一の符号により示されている。操作装置
は、一般に、第1〜5図を参照して以下に説明す
る燃料棒リフト装置又は工具100と、第6,7
図を参照して以下に説明する燃料棒回転装置10
2と、第8〜10図を参照して以下に説明する燃
料棒押下げ装置104とを備えている。特に第1
図には、燃料集合体106の一部分が示され、こ
の燃料集合体は、密な間隔の列に配列された複数
の垂直配向燃料棒108を有する一般的な構造を
備えている。燃料棒1108は、燃料集合体10
6の長さに沿つて配設された複数の格子110に
よつて、列中のそれぞれの位置に保持されてい
る。図には1つの格子110のみ図示されてい
る。燃料棒108の下端112の下方には燃料集
合体106の下部ノズル114がある。同様に、
第6,8,9図に示すように、燃料棒108の上
端は、燃料集合体106の上部ノズル118の下
方に配置されている。
簡単に説明すると、本発明による操作装置によ
れば、燃料棒リフト装置100によつて周辺の燃
料棒108を上動させる可能性が与えられること
により、格子110によつて一般にかくされた領
域は、遠隔の位置から細密に目視点検するために
露出される。リフト装置100は、燃料集合体1
06のどの面においても、どの燃料棒108にも
遠隔から近接でき、それに横からの力を及ぼし、
燃料集合体106内に落下して下部ノズル114
上に載置されている燃料棒を上動させることがで
きる。リフト装置100は、長いハンドルを備え
た工具(図示しない)と空圧とによつて操作する
ことができる。個別の燃料棒108は、複数の保
持ばね(図示しない)によつて、格子110内の
所定位置に保持されているため、個別の燃料棒1
08の上動に必要な力(リフト装置100の操作
中に空圧をモニターすることによつて測定され
る)は、格子ばねの弛緩の明確な指標である。こ
の格子ばねの弛緩は、部分的には、燃料集合体1
06の健全性を示し、また、ばねの交換及び/又
は修理の要求を示す。
燃料棒回転装置102は、外側列内において燃
料集合体106の周辺回りに配設された燃料棒1
08のかくされた裏側を観察する可能性を与え
る。回転装置102は、液圧を用いて、燃料棒1
08の上端116内に配置された上部端栓120
(第6図参照)と係合するために、燃料棒108
の上方にある燃料集合体106の上部ノズル11
8上に位置されている。係合した周辺燃料棒10
8は、この時に、長いハンドルのレンチ(図示し
ない)を用いて、360゜まで回動させることができ
る。回転装置102を利用するには、問題の燃料
棒108を他の燃料棒の上方に突出させ、その上
部端栓120に係合しうるようにすることが、最
初に必要になる。この目的のために、燃料棒押下
げ装置104が利用される。燃料棒押下げ装置1
04は、燃料集合体106内の燃料棒108の上
方にある上部ノズル118に取付けられる。長い
ハンドルをもつたレンチ(図示しない)によつ
て、押下げ装置104を操作し、選択された周辺
燃料棒108に近付くために押下げ装置104を
押下げることができる。燃料集合体106中の外
側の2列の全部の周辺側燃料棒108を押下げた
後、リフト装置100を用いて、問題の周辺側燃
料棒を上動させ、その上部端栓120を露出させ
る。リフト装置100と同様に、押下げ装置10
4は、横向きの力を及ぼさず、上部ノズル118
に接触する位置まで上動した燃料棒108を押下
げることはできない。燃料集合体106中の最も
外側の列の燃料棒108を上動させたり押下げた
りするほかに、リフト装置100は、最も外側の
列から燃料集合体内に向かつて、3列までの燃料
棒108に近付き、押下げ装置104は、2列ま
での燃料棒108に近付く。内側の燃料棒108
を上方又は下方に操作することによつて、格子1
10によつてかくされた領域を、例えばフアイバ
ースコープによつて検査できる。
第1〜5図を参照して、リフト装置100の構
造について説明する。リフト装置100は、燃料
集合体106を支持するための取付具122と、
燃料集合体106の周辺部分にある燃料棒108
をその長手方向軸線に沿つて上方に移動させるた
めに燃料集合体106の一部分に近接して取付具
122に取外し自在に配設された燃料棒リフト組
立体124とを備えている。取付具122は、第
1図に示すように、ほぼ矩形状の扁平な基部12
6を有し、基部126の矩形状の中空ガイド12
8は、基部126の底面に対し直角に延びるテー
パー端130を備えている。ガイド128は、区
画されたラツク134の複数の口132(使用済
み燃料プール内の水中に配置され、各1つの燃料
集合体106を受けいれるようになつている)の
うち1つに取外し自在に挿入されるに適した寸法
に形成されている。高い位置の支持体136は、
基部126の上面よりも上方にあり、4つのアン
グルブラケツト138(支持体136の遠隔の隅
角部に配設されている)によつて、該上面から隔
だてられている。アングルブラケツト138は、
同じ高さを有するため、支持体136は、その下
方の基部126を含む平面と平行な平面内にあ
る。
1対のテーパー状案内ピン140は、支持体1
36の向かい合う隅角部にあり、それから上方に
延長している。案内ピン140は、区画されたラ
ツク134内の下方開口132の1つから取出さ
れた燃料集合体106を支持体136の上方にお
いて整列させるために、燃料集合体106の下部
ノズル114内に形成した開口142中に挿入さ
れるようになつている。面取り開口144は、区
画されたラツク134の開口132の1つに取付
具122を位置決めするための図示しない位置決
め工具を受けいれるように、支持体136の中心
部に形成されている。面取り開口144の両側に
配設された1対の隔置されたリフトラグ146と
係合するための、やはり図示しない横棒が設けら
れている。第2図に最もよく示すように、基部1
26に複数の整列孔148が形成してあり、これ
らの整列孔は、支持体136の2つの隣接した側
辺に沿つて、3行18列のマトリツクスに配列され
ている。整列孔148の列数は、使用されている
特定の燃料集合体106に従つて変更される。複
数の指示溝150は、基部126の上面に設けら
れ、最も外側の行から基部126の外周縁まで、
整列孔148の列に沿つて平行整列関係において
延長し、光輝色の塗料その他により満たされてい
ることによつて、燃料集合体106内の燃料棒1
08に対応する各列の整列孔148の位置の可視
表示がなされる。
次に第3〜5図を参照して、燃料棒リフト組立
体124について詳細に説明する。リフト組立体
124は、基部152と、その上方に隔だてられ
た可動支持板154とを備えている。ピストンロ
ツド158を備えた空圧シリンダ156は、空圧
シリンダ156の作動中にピストンロツド158
が移動した時に支持板154の上下方向の往復運
動を惹起させるように、基部152と支持板15
4との間の中心位置に固着されている。1対の案
内組立体160は、空圧シリンダ156の作動に
よつて支持板154が往復運動した際に、基部1
52を含む平面と平行な平面内に支持板154を
保持するように、空圧シリンダ156の両側にお
いて、基部152と支持板154との間に取付け
られている。各々の案内組立体160は、大体に
おいて、支持棒162によつて形成され、この支
持棒は、基部152と支持板154との向かい合
う表面に固着した1対の向かい合う管状支持部材
164中に摺動自在に収納されている。1対のテ
ーパー状案内ピン166は、基部152の下面に
固着され、それから横向きに延長している。案内
ピン166は、第3図に示すように、或る行内の
1対の整列孔148に挿入されうるように、相互
から隔だてられている。
係合組立体167は、空圧シリンダ168によ
つて形成され、空圧シリンダ168のピストンロ
ツド170は、支持板154に取付けてあり、ピ
ストンロツド170の長手方向軸線は、空圧シリ
ンダ156及び案内組立体160を含む平面と直
角に延長している。二叉状端174が面取りU字
開口176に終端する二叉状部材172は、ピス
トンロツド170の自由端に固着されている。1
対の面取り開口178は、二叉状端174に形成
してあり、燃料集合体106の周辺部分内に同一
直線上に整列された複数の対応する燃料棒108
の下端部を収納するように、面取りU字開口17
6と同一直線上に配設されている。二叉状部材1
72の往復運動は、案内板180によつて案内さ
れ、案内板180は、支持板154の一部分の上
方に固定され、通し孔を有し、この通し孔には、
空圧シリンダ168の作動の間に二叉状部材が摺
動状に受けいれられる。U字形のリフト組立体1
82は、使用済み燃料プール内の水中において取
付具122上に燃料棒リフト組立体124を遠隔
から位置決めするために、支持板154上に跨座
するように、基部152に固着されている。
本発明による燃料棒リフト装置100の作用を
第1〜5図について説明する。特に第1図を参照
して、燃料集合体106は、区画されたラツク1
34の開口132の1つから取出され、使用済み
燃料プール内の水中に吊下される。燃料集合体1
06が取出されたあとの区画されたラツク134
の該開口132に取付具122の矩形状の中空ガ
イド128を挿入するために、リフトラグ146
によつて取付具122に、長いハンドルの工具
(図示しない)を取付ける。燃料集合体106の
下部ノズル114の向かい合う隅角部に形成した
開口142内に案内ピン140を係合させること
によつて、取付具122の高い位置の支持体13
6の上部に、燃料集合体106を配置し、かつそ
れに整列させる。図示したように、燃料集合体1
06内の燃料棒108は、取付具122の高い位
置の支持体136を含む平面と直角の方向に使用
済み燃料プール内において上方に長手方向軸線が
延長するように配設されている。U字形のリフト
組立体182は、第1図に最も良く示すように、
燃料集合体106の一側に近接して取付具122
の基部152の上部にリフト組立体124を位置
させるように、長いハンドルの工具(図示しな
い)をボルト締めすることによつて係合させる。
取付具122の基部126の1対の対応する隔置
された整列孔148に案内ピン166を挿入する
ことによつて、燃料集合体106の周辺側の燃料
棒108に対して燃料棒リフト組立体124を整
列させる。リフト組立体124は、燃料集合体1
06の最初の3列にある周辺域のどの燃料棒10
8に対しても作用しうる。燃料集合体106は、
慣用されるように、燃料棒108の14×14配列、
15×15配列又は17×17配列に従つて形成すること
ができる。
燃料棒リフト組立体124は、二叉状部材17
2のU字開口176が上動させるべき所望の燃料
棒108と整列されるように取付具122の基部
126上に位置される。燃料集合体106の最も
外側の周辺燃料棒108のうち1つを上動させる
には、最も外側の行の1対の整列孔148にリフ
ト組立体124の案内ピン166が係合するよう
に取付具122によつてリフト組立体124を支
持する。空圧シリンダ168を作動させて、燃料
棒108の長手方向軸線と直角の方向に二叉状部
材172を移動させ、その下端部112を二叉状
部材172のU字開口176と係合させる。空圧
シリンダ156の付勢によつて、二叉状部材17
2は、燃料棒108の長手方向軸線と直角の方向
に移動し、係合した燃料棒108を燃料集合体1
06内の長手方向軸線に沿つて上方に変位させ
る。ピストンロツド158のストロークは、燃料
棒108の上向き運動の大きさを定め、これは、
好ましい一例として、約2.54cm(1インチ)であ
る。個別の燃料棒108を変位させるには、燃料
集合体106の格子110内に個別の燃料棒10
8を保持している格子110のばね(図示しな
い)の保持力に打勝つに足りる力を空圧シリンダ
156により加えることが必要である。従つて、
空圧シリンダ156によつて生ずるリフト力を測
定するために、格子ばねの弛緩の対応した表示が
与えられる。格子ばねの弛緩が妥当な限度よりも
大きければ、交換その他の修正処置が必要にな
る。
周辺部の燃料棒108が今や燃料集合体106
内において上方に変位されたので、格子110に
よつて以前はかくされていた燃料棒部分が遠隔か
ら燃料棒をそのまま目視点検するためのモニター
を備えたフアイバースコープその他の装置を用い
て目視により点検するために露出されている。燃
料集合体106の使用中に格子のばねに燃料棒1
08がこすられることによる機械的摩擦によるフ
レツチング損傷についてこれらのかくされた領域
を目視により点検できることは特に有利である。
しかし格子110によつてそれまでかくされてい
た領域を露呈させるように燃料集合体106中に
おいて燃料棒108をその長手方向軸線に沿つて
上方に移動させた後は、割れ、孔あき、ふくらみ
などの、前記領域の他の欠陥も、目視チエツクに
よつて容易に検出できる。燃料集合体106の周
辺部にある隣接燃料棒108と整列するように燃
料棒リフト組立体124を再位置決めすることに
よつて、燃料集合体106の外側列内に配設され
た燃料棒108を目視チエツクのためにリフト組
立体124によつて上方に変位させることができ
る。このようにして、燃料集合体106の一側に
沿つて周辺側の燃料棒108を目視による点検の
ために上方に次々に移動させることができる。リ
フト組立体124は、その案内ピン166を受け
いれるための第2図に示した第2列の整列孔14
8を用いて、燃料集合体106の隣接側辺に沿つ
て位置させることができる。個別の整列孔148
と整列するための案内ピン166の位置決めは、
指示溝150の存在によつて容易にされる。以上
に説明したように、燃料棒リフト組立体124
は、燃料集合体106の2つの隣接した側辺の周
囲部分内において個別の燃料棒108を上向きに
変位させるようになつている。燃料集合体106
の他の2辺に含まれる燃料棒108を操作するに
は、燃料集合体106を高い位置の支持体136
よりも上方の位置として、180゜回動させ、取付具
122に形成した複数の整列孔148と向かい合
いに、前記他の隣接側辺を位置させるだけでよ
い。
燃料集合体106の周辺側燃料棒108の上向
きの変位について、リフト装置100を以上に説
明したが、リフト装置100は、燃料集合体10
6の周辺域の3列までの燃料棒108に作用する
ことができる。リフト組立体124によつて、最
も外側の燃料棒108を上向きに移動させた後、
二叉状部材172を、空圧シリンダ168によつ
て後退させ、更に空圧シリンダ156によつて下
動させ、燃料棒108の下端112から離脱させ
る。リフト組立体124は、U字形リフト組立体
182を用いて上動させ、次の隣接した内側の行
内の対応した整列孔148に案内ピン166を挿
入することによつて、取付具122の基部126
上に再位置決めすることができる。このようにし
て、二叉状部材172の二叉状端174のU字開
口176を、燃料集合体106の2番目の周辺列
の燃料棒108と係合させ、空圧シリンダ156
の付勢によつてそれを上方に変位させる。同様
に、燃料棒リフト組立体124は、第4図に示す
ように、燃料集合体106の3番目の周辺列内の
燃料棒108を上方に変位させるために、最も内
側の行の対応する整列孔148に挿入される。即
ち、1番目と2番目の周辺列にある燃料棒が燃料
棒リフト組立体124によつて上方に変位された
後、空圧シリンダ168の操作によつて、二叉状
部材172の二叉状端174を燃料棒108の下
端112に係合させることができる。燃料集合体
106の3番目の周辺列に収納された燃料棒10
8が空圧シリンダ156の操作によつて上方に変
位すると、燃料集合体106の1番目及び2番目
の周辺列内にある燃料棒108の各々の下端11
2は、各々の対応した下方の面取り開口178に
収容される。
以上に説明したように、燃料棒リフト装置10
0は、一連の整列孔148に対し燃料棒リフト組
立体124を強く位置決めするための取付具12
2によつて、一般に形成されている。燃料棒リフ
ト組立体124は、適切な整列孔148中に案内
ピン166を挿入することによつて位置決めされ
る。燃料集合体106の側面に沿つたどの燃料棒
にも、またそれから内側へ3列目までのどの燃料
棒にも作用することができる。リフト操作は2段
階の一連の操作である。第1に、空圧シリンダ1
68を作動させて、選択された燃料棒108の下
端112の下方にある二叉状部材172の二叉状
端174を伸長させる。所定位置になつた時に、
空圧シリンダ156を作動させ、格子110によ
つてかくされた領域を露出させることによつて検
査を行なうために燃料棒108を上方に変位させ
る。次に二叉状部材172を下動させ、逆の順序
で後退させ、次の内側の燃料棒108を上動及び
目視チエツクについて選択することができる。
第6,7図を参照して、本発明の別の態様に従
つた燃料棒回転装置102の構造及び作用につい
て説明する。回転装置102は、矩形の中空取付
具184から成り、取付具184の外周部の回り
には複数の位置決め孔186が形成されている。
1対のテーパー状案内ピン188は、下方の燃料
集合体106中にある複数の燃料棒108の上方
に燃料棒回転装置102を支持するように、上部
ノズル118中の1対の対応した開口190に挿
入されるように、取付具184の向かい合つた隅
角部から下方に延長している。第6図に示すよう
に、燃料集合体106の外周の回りに配置された
下方の1つおきの燃料棒108と整列して、対応
した数の位置決め孔186が形成されている。位
置決め孔186は、図示したように、奇数の番号
の燃料棒108に対応しているため、偶数の番号
の下方の燃料棒108と整列して配置された位置
決め孔を備えた第2の取付具184を用いること
が必要になる。交互に奇数番号及び偶数番号の下
方の燃料棒108に整列するように配置された位
置決め孔186を有する1対の取付具184を使
用することの必要性は、燃料集合体106内の
各々の燃料棒108に対応した位置決め孔を備え
た単一の取付具の使用を排除するに足りる寸法を
位置決め孔186が備えていることに由来する。
燃料棒回転装置102は、燃料集合体106の上
部ノズル118の上方に、長いハンドルをもつた
工具(図示しない)によつて位置決めされ、この
工具は、リフトラグ192(取付具184の向か
い合う壁部の間に配設された横ブレース194か
ら上方に延長するように設けられている)と、燃
料棒リフト組立体124について以上に説明した
ように係合する。このように回転装置102は、
燃料集合体106の上部ノズル118の開口19
0に案内ピン188が挿入されるように、燃料集
合体106の上方の使用済み燃料プール内の水中
に遠隔から位置決めすることができる。
燃料棒回転装置196は、長手方向に延長する
第1部材198を有し、この第1部材は、下方に
突出したピン200を一端に、また上方に突出し
たコネクタ202を他端に、それぞれ有し、コネ
クタ202は、第1部材198のピボツト式の回
動を制御するために、長いハンドルのレンチ(図
示しない)に取付けられる。第1部材198は、
取付具184の一側の外周部分の上方に水平配向
で取付けてあり、長手軸線の回りに回動させよう
とする燃料棒108の上方にある位置決め孔18
6に挿入されるピン200を備えている。長手方
向に延長する第2部材204は、水平面内に配設
されており、第1部材198の自由端に、その間
に垂直に配設されて長手方向に延長する第3部材
206によつて、ピボツト式に取付けられてい
る。第3部材206は、一般に中心回転軸208
によつて形成され、軸受210内において回動自
在であり、外側の一体的な支持部材212から延
長している。中心回転軸208の下端部は、第2
部材204の一端に強く連結され、その他端は、
第1部材198を経て上方に延長し、コネクタ2
14によつて第1部材198に固着されている。
コネクタ214は、使用済み燃料プール内の水中
において第2部材204を第3部材206の長手
方向軸線の回りに遠隔の場所から回動させるため
に、長いハンドルのレンチ(図示しない)と係合
するようになつている。第1部材198は、以上
に説明したように、燃料集合体106中の燃料棒
108の長手方向軸線と直角の方向に位置決め孔
186中においてピン200の回りにピボツト式
に回動する。同様に第2部材204は、第1部材
198を含む平面と平行な平面内において、燃料
棒108の長手軸線方向と直角の方向に、第3部
材206の回りにピボツト式に回動する。第1部
材198と第2部材204とのこの回動は、第7
図に1点鎖線により示されている。
把持組立体216は、第2部材204の自由端
に固着してあり、把持板218と、向かい合いに
隔置された把持棒220とから成つている。1対
の凹凸状ノツチ222は、把持棒220と把持板
218との一端に向かい合う関係に形成されてい
る。液圧シリンダ224は、把持板218に取付
けてあり、ピストンロツド226の自由端は、把
持棒220に固着してあり、把持棒220を把持
板218に対して往復運動させ、1対の凹凸状ノ
ツチ222の間に形成された開口の大きさを変更
する。案内組立体228は、第3図に示した案内
組立体160とほぼ同様に形成され、把持板21
8に固着されている。案内組立体228は、支持
棒230を有し、支持棒230は、把持棒220
と把持板218との間の或る共通平面内の平行関
係を液圧シリンダ224の作動中に維持するよう
に、自由端が把持棒220に固着されている。
燃料集合体106の最も外側の列に含まれる周
辺側の燃料棒108をその長手方向軸線回りに回
動させるための燃料棒回転装置102の作用につ
いて以下に説明する。燃料棒回転装置102の使
用前に、回動させようとする特別の燃料棒108
を垂直に上動させ、その上端116を他の残留燃
料棒108の上端よりも上方に延長させること
が、一般に必要である。この目的のために、燃料
棒押下げ装置104を以下に説明するように使用
して、第6図に示すように、少くとも外側の2列
の燃料棒108を押下げる。外側の2列の燃料棒
108を押下げた後、燃料棒回転装置102によ
つて回転させられるべく選定された燃料棒108
を、燃料棒回転装置102によつて上動させる。
第6図に示すように、燃料棒押下げ装置104に
よつて、隣接した残りの燃料棒108を押下げる
間に、最も右側の燃料棒108を上動させる。開
口190中に案内ピン188を挿入した後に、燃
料集合体106の上部ノズル118の上端上に取
付具184を支持させることによつて、奇数番号
又は偶数番号の燃料棒108を回動させるよう
に、燃料棒押下げ装置104を、燃料棒回転装置
102の適切な取付具184と交換する。この目
的のために、長いハンドルの工具(図示しない)
を遠隔の位置から利用して、燃料集合体106上
に燃料棒回転装置102を適切に配設する間に、
リフトラグ192を係合させる。燃料棒回転装置
196は、回転させようとする特定の燃料棒10
8の上方にある位置決め孔186中にピン200
を挿入することによつて、取付具184にピボツ
ト式に取付けられている。長いハンドル付きのレ
ンチ(図示せず)をコネクタ214に取り付け
て、把持組立体216を第3部材206と共に回
動させて、第7図に破線で示した位置とする。こ
の位置において、選定された燃料棒108は、把
持組立体216内の凹凸状ノツチ222の間に位
置される。液圧シリンダ224を作動させると、
把持棒220は、燃料棒108の上部端栓120
を把持するように、把持棒220を、把持板21
8の方に移動させられる。次に、長いハンドルの
レンチ(図示しない)をコネクタ202に連結
し、把持組立体216と第1及び第2部材19
8,204とを、把持組立体216を燃料棒10
8に係合させた状態で、ピン200の回りに90゜
回動させることにより、燃料棒108を90゜回動
させる。この手順を反復することにより、フアイ
バースコープ又はTVカメラなどによる目視チエ
ツクによつて種々の欠陥を検出するために、燃料
棒の全てのかくされた表面を露出させるように、
選択された燃料棒108を360゜回動させることが
できる。燃料棒リフト装置100を使用して選択
された燃料棒を最初に上動させることにより、使
用された取付具184に依存して、奇数番号又は
偶数番号の燃料棒108を同様に回動させること
ができる。1個以上の燃料棒108を回動のため
に上動させた場合に、燃料集合体106中の上動
させた隣接燃料棒108と把持組立体216との
間の衝突を避けるために、選択された燃料棒を、
90゜よりも少ない間隔で、燃料棒回転装置102
によつて回動させることが必要になりうる。所望
ならば、隣接燃料棒108を回動させる前に、以
前に回動させた燃料棒108を押下げ装置104
によつて押下げてもよい。このように、燃料集合
体106の最も外側の周辺列に含まれた燃料棒1
08を、遠隔の場所からそのまま目視チエツクす
るために、その長手方向軸線の回りに回動させる
ことができる。
次に、第8〜10図を参照して、本発明による
燃料棒押下げ装置104の構造について説明す
る。燃料棒押下げ装置104は、大体平坦な上面
233を有する取付具232と、取付具232と
向かい合う偶角部から下向きに突出する1対のテ
ーパー状の案内ピン234と、案内ピン234の
間の中心部に配置されてその間に下向きに突出す
る矩形状の中空箱体236とを備えている。固定
組立体238は、取付具232の向かい合う側辺
に沿つて下向きに延長するように取付けられてい
る。各々の固定組立体238は、同じ構造を有
し、第8図に示すように取付具232に固着され
た長手方向に延長する固定部材240を備えてい
る。扇形状の縁244を有するアーム242の一
端は、固定部材240の自由端に枢着されてい
る。空圧シリンダ246の一端は、固定部材24
0に隣接した部分に枢着されている。空圧シリン
ダ246のピストンロツド248の自由端は、扇
形状の縁244の付近でアーム242に枢着され
ている。押下げ組立体250は、取付具232の
一側付近に垂直に配設してあり、その下端部は、
係合組立体252に固着され、上端部は、制御組
立体254に連結され、制御組立体254は、取
付具232の上面233の上方に配設されてい
る。
押下げ組立体250は、第8図に示すように、
空圧シリンダ256によつて形成され、空圧シリ
ンダ256は、平行に隔置された1対の案内組立
体258の間の中心位置に配設されている。案内
組立体258は、支持部材262中に摺動自在に
配設された長手方向に延長する支持棒260を備
えている。支持部材262の両端は、係合組立体
252と制御組立体254の突出部分との間に固
着されている。空圧シリンダ256のピストンロ
ツド264の自由端は、係合組立体252の中心
部に固着されている。係合組立体252のアーム
266は、案内組立体258の下端において、押
下げ組立体250に固着されていると共に、ピス
トンロツド264の自由端に固着されている。案
内組立体258の支持棒260は、空圧シリンダ
256の作動時にアーム266の上下方向の運動
を許容するように、アーム266の開口を通つて
延長している。アーム266の自由端部は、下向
きの面取りU字開口268を有し、この開口に
は、燃料集合体106の最も外側及び次の外側の
列の1対の隣接した燃料棒108の上端116を
収納するようになつている。燃料棒押下げ装置1
04の構造によつて、空圧シリンダ256を付勢
させると、係合組立体252のアーム266が支
持棒260の長手軸線に沿つて上下方向に往復運
動する。一例としてアーム266の全ストローク
を約2.54cm(1インチ)としてもよい。
制御組立体254は、燃料集合体106の燃料
棒108の長手軸線方向と直角の方向に沿つて押
下げ組立体250及び係合組立体252を移動さ
せ、燃料集合体106の周辺部の選定された燃料
棒108の上端116と係合すると共に、燃料集
合体106の側面に沿つた第2方向においての前
記移動を制御し、係合組立体252を次々隣接す
る燃料棒108と整列させる。制御組立体254
は、取付具232の扁平な上面233の上方に位
置された第1板270を備えている。第1板27
0の両端は、取付具232の扁平な上面233と
平行な平面内において第1板270の運動を許容
するように、長手方向に延長する保持棒272に
係合している。第1板270の制御された運動
は、ラツク・ピニオン組立体274によつて達せ
られ、この組立体の長手方向に延長するラツク2
76は、保持棒272のうち1つのものの内側縁
に沿つて固定されている。ラツク276の歯部
は、第1板270に回動自在に取付けられたピニ
オン278と係合するように内向きに指向してい
る。ピニオン278はコネクタ280に固着して
あり、コネクタ280は、円錐形状のハウジング
282中において上方に延長している。ハウジン
グ282は、その円錐形状のため、遠隔の場所か
ら操作された時に、コネクタ280と係合するた
めの長いハンドルのレンチ(図示しない)の整列
を容易にする。コネクタ280を回動させると、
ピニオン278が回動し、最終的には、ラツク2
76との係合によつて、第1板270が、取付具
232の上面233を横切つて移動する。複数の
凹み284は、取付具232の上面233に形成
してあり、1つの保持棒272の内側縁の付近に
同一直線上に整列されている。各々の凹み284
は、下方の燃料棒108の位置に対応しており、
それぞれの下方の燃料棒108の長手方向軸線に
沿つて位置している。1以上の凹み284と離脱
自在に係合するようにした1以上の図示しない突
部は、第1板270の下面から突出している。こ
れらの突部は、一例として、ばね負荷されたボー
ル又はピンにより形成してもよい。このように、
突部と凹み284との係合によつて、係合組立体
252が下方の選定された燃料棒108と整列さ
れるように、第1板270が一時的に停止する。
第2板286は、第1板270の上方に可動に
位置されてそれに固着され、一端は、押下げ組立
体250に連結されている。第2板286は前方
の止め部材290と複数の保持棒288とによつ
て、その側部縁に沿い摺動自在に保持されてい
る。保持棒288は第1板270に固着されてい
るので、第1板270のどんな運動も、第2板2
86の運動と、押下げ組立体250の対応した運
動とを惹起させる。ラツク・ピニオン組立体27
4と同様の構造のラツク・ピニオン組立体292
は、第2板286の運動を惹起させるために設け
られている。簡単に説明すると、ラツク・ピニオ
ン組立体292は、ピニオン296とそれに噛合
うラツク294とを有し、ピニオン296は、円
錐形のハウジング300を通り上方に延長するコ
ネクタ298に連結されている。コネクタ298
から径方向外方に延長する舌片300は、第1板
270の上面に形成した複数の凹み304中に離
脱可能に係合するための下方の突部(図示しな
い)を備えている。長いハンドルのコネクタ29
8によつてコネクタ298を回動させると、第2
板286、従つて押下げ組立体250及び係合組
立体252が、燃料集合体106の燃料棒108
の長手軸線方向と直角の方向に移動する。凹み3
04は、取付具232の上面233に形成した凹
み284と同様に、燃料集合体106内の燃料棒
108の内部位置に対応している。第2板286
の中心位置にあるキー溝状の開口306は、燃料
集合体106上に燃料棒押下げ装置104を位置
決めするために、長いハンドルのリフト工具(図
示しない)と離脱可能に係合するようになつてい
る。
燃料集合体106の内部において周辺側の燃料
棒108を下方に移動させるための燃料棒押下げ
装置104の作用について次に説明する。燃料棒
押下げ装置104は、前述したように、燃料集合
体106の周辺部分の燃料棒108を、回転装置
102の使用前に下動させるようになつている。
また燃料棒押下げ装置104は、燃料集合体10
6の格子110の下部によつてかくされた燃料棒
108の部分の目視による点検を可能にする。こ
のように、燃料棒押下げ装置104と組合せて燃
料棒リフト装置100を使用することによつて、
燃料集合体106の格子110によつてかくされ
た燃料棒108の部分の完全な点検が可能にな
る。取付具232は、燃料集合体106の上部ノ
ズル118の上方に配置してあり、上部ノズル1
18の開口190に案内ピン234を挿入するこ
とと、中心位置の箱体236とによつて、上部ノ
ズル118上に、燃料棒回転装置102の場合と
同様に支持される。押下げ装置104は、空圧シ
リンダ246の作動によつて、燃料集合体106
の上部ノズル118に固着される。最初は、空圧
シリンダ246のピストンロツド248は、第8
図の右側に示したように伸長されるため、固定部
材240に枢着されたアーム242は、開放位置
になつている。空圧シリンダ246を作動させる
と、ピストンロツド248は後退し、アーム24
2は、第8図の左側部分に示した閉位置に向かつ
てピボツト式に回動する。この閉位置において、
アーム242は、燃料集合体106の上部ノズル
118の下部縁の下方に係合し、取付具232を
その上に固定させる。アーム242の扇形状縁2
44は、アーム242の前縁が燃料棒108の周
辺列と係合することを阻止する。
燃料集合体106の選択された周辺域の燃料棒
108は、係合組立体252が押下げ組立体25
0と整列するように押下げ組立体250を位置決
めすることによつて、作用を受けうるようにな
る。第1板270に連結したラツク・ピニオン組
立体274を用いて、押下げ組立体250を移動
させる。アーム266のU字形開口268は、燃
料集合体106の任意の側面に沿つた周辺域の任
意の選択された燃料棒108と向かい合いに位置
させることができる。燃料棒108の選択された
ものに対する押下げ組立体250の位置決めは、
第1板270上の図示しない突部に凹み284を
前記のように係合させることによつて容易にな
る。ラツク・ピニオン組立体292の作動によつ
て、係合組立体252が内向きに移動し、最も外
側の周辺域にある燃料棒108の上端116と係
合する。
第9図に示すように、係合組立体252は、燃
料集合体106の2つの外側列の燃料棒108と
係合するように、燃料棒108の長手方向軸線と
直角の方向に内方に移動している。係合した燃料
棒108は、空圧シリンダ256の作動によつ
て、その長手軸線方向に沿つて下方に変位する。
即ち、燃料集合体106の外周域の燃料棒108
は、係合組立体252と係合し、所望のように押
下げ組立体によつて、長手方向軸線に沿つて下動
する。押下げ組立体250は、ラツク・ピニオン
組立体274,292を作動させるためにコネク
タ280,298に連結される図示しない長いハ
ンドルのレンチを用いることによつて、燃料集合
体に出入するように、また燃料集合体106の側
面を横切つて往復状に移動させることができる。
燃料棒押下げ装置104は、燃料集合体106の
隣接した側面上の燃料棒108に対して作用する
ように、取出され、90゜回動され、燃料集合体の
上部ノズル118の上部に再位置決めされる。前
述した凹み284,304の使用によつて、1以
上の選択された燃料棒108に対する係合組立体
252の位置決め及び整列が容易になる。
燃料集合体の個別の燃料棒を操作するための3
つの装置又は工具部分から成る操作装置について
以上に説明したが、これらの装置部分は、燃料棒
をその長手方向軸線の回りに360゜回動させると共
に、燃料棒をその長手軸線に沿つて上下方向に移
動させるようになつている。本発明は、種々の欠
陥の検出について日常的な目視による点検を行な
うために、除去不可能に恒久的に取付けられた燃
料棒を備えた原子炉の燃料集合体に、特別に使用
される。本発明による操作装置は、燃料棒が使用
済み燃料プール内の水中に配置されている間にそ
のまま遠隔の場所から燃料棒を操作するために、
特別に適合させることができる。本発明をその特
定の実施例について以上に説明したが、本発明は
そのほかにもいろいろと変形して実施できるの
で、前述した特定の構成は、単なる例に過ぎず、
本発明を限定するものではない。
【図面の簡単な説明】
第1図は、使用済み燃料プール内の水中に配置
された区画されたラツク内に取外し可能に固着さ
れた取付具上に下部ノズルによつて垂直配向に支
持された燃料集合体を示す側面図、第2図は、取
付具の2つの隣接した側面に沿つて縦横のマトリ
ツクスに配列された複数の整列孔を示すための、
第1図に示した取付具の平面図、第3図は、燃料
集合体中の燃料棒の長手軸線方向に沿つて往復運
動を行なうようにしたリフト組立体によつて部分
的に形成され第2図に示した取付具上に支持され
た燃料棒リフト装置を示す側面図、第4図は、燃
料棒と係合するように燃料棒の長手軸線方向と直
角の方向に往復運動自在な二叉状端を備えた係合
組立体により一部が形成されている、第3図に示
した燃料棒リフト装置の側面図、第5図は、第4
図に示した燃料棒リフト装置の上面図、第6図
は、回転組立体(周辺域の燃料棒を把持してその
長手軸線方向の回りに回転させる把持組立体によ
つて一部が形成される)と取付具とによつて一部
が形成され燃料集合体の上部ノズル上に支持され
た燃料棒回転装置を示す正面図、第7図は、第6
図に示した燃料棒回転装置の部分的な上面図であ
り、鎖線によつて示した構造物によつて周辺域の
燃料棒を回動させる作用並びに把持組立体(把持
板と往復運動自在な向かい合う把持棒とによつて
一部分が形成され、その間の燃料棒と係合する)
を示す図、第8図は、燃料棒押下げ装置を上部ノ
ズルに固着するための固定組立体と燃料棒の長手
軸線の方向に沿つて往復運動自在な押下げ装置と
によつて一部分が形成され、燃料集合体の上部ノ
ズルに取外し自在固着された、燃料棒押下げ装置
を示す正面図、第9図は、第8図に示した燃料棒
押下げ装置(周辺域の燃料棒の長手軸線と直角の
方向に移動した際に該燃料棒の上部に係合するよ
うに燃料棒押下げ組立体の下部に固着された係合
組立体によつて一部分が形成される)を示す側面
図、第10図は、燃料集合体中の燃料棒の長手軸
線と直角の第1方向に沿つた係合組立体の移動を
制御し燃料集合体の隣接周辺部分に沿つて係合組
立体を位置決めするために第1方向と直角の第2
方向に沿つた押下げ組立体の移動を制御する制御
手段によつて一部分が形成された燃料棒押下げ装
置の上面図である。 100……燃料棒リフト装置(変位手段)、1
02……燃料棒回転装置(回転手段)、104…
…押し下げ装置(変位手段)、106……燃料集
合体、108……燃料棒、110……格子、11
4……下部ノズル、118……上部ノズル、12
2……取付具、124……変位手段を構成するリ
フト組立体(リフト装置)、148……整列孔
(複数の孔)、184……取付具、186……位置
決め孔(複数の孔)、196……燃料棒回転装置
(回転手段)、232……取付具、250……変位
手段を構成する押し下げ組立体(押し下げ装置)。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 支持用骨格構造体にそれぞれ結合される上部
    ノズル及び下部ノズルに加えて、複数の格子を含
    む燃料集合体の燃料棒を目視検査できるように、
    前記格子内に保持されて前記上部ノズル及び前記
    下部ノズル間に留どめられた前記燃料棒のうちの
    周辺にある燃料棒を操作するための装置であつ
    て、 (a) 前記燃料集合体の前記上部ノズル及び前記下
    部ノズルの1つに取り外し自在に結合可能であ
    ると共に、複数の孔を有する取付具と、 (b) 前記燃料棒を選択的に把持して回転させるた
    めに前記取付具の前記孔内にピボツト式に装着
    しうる回転手段と、 (c) 前記燃料集合体内で前記燃料棒を往復動自在
    に変位させるために前記取付具に装着されてい
    て、前記燃料棒のうちの選択された1つをそれ
    ぞれ持ち上げたり押し下げたりするためのリフ
    ト装置及び押し下げ装置を含む変位手段と、 を備えていて、前記上部ノズル及び前記下部ノズ
    ルを前記支持用骨格構造体に結合したまま且つ前
    記燃料棒を前記燃料集合体の前記上部ノズル及び
    前記下部ノズル間に留どめたまま、前記燃料棒の
    通常隠れている部分を目視検査のために露出させ
    るように、前記回転手段及び前記変位手段により
    前記燃料棒を選択的に回転させ、持ち上げ、押し
    下げることができる、燃料集合体の燃料棒の操作
    装置。
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