JPH0480753B2 - - Google Patents

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Publication number
JPH0480753B2
JPH0480753B2 JP17281385A JP17281385A JPH0480753B2 JP H0480753 B2 JPH0480753 B2 JP H0480753B2 JP 17281385 A JP17281385 A JP 17281385A JP 17281385 A JP17281385 A JP 17281385A JP H0480753 B2 JPH0480753 B2 JP H0480753B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rust preventive
preventive agent
agent
foaming
rust
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP17281385A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6234965A (ja
Inventor
Hiroshi Takahashi
Hisakazu Myazaki
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP17281385A priority Critical patent/JPS6234965A/ja
Publication of JPS6234965A publication Critical patent/JPS6234965A/ja
Publication of JPH0480753B2 publication Critical patent/JPH0480753B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、物品の袋構造部分の内壁面に防錆剤
を塗布する方法に関するものである。
(従来の技術) サスペンシヨンメンバーとかロツカーパネル等
の自動車部品やその他の機械部品等の袋構造部分
を有する物品の、その袋構造部分の内壁面へのワ
ツクス等の二次防錆剤の塗布は、一次防錆処理の
ために設けられた電着つき廻り穴や水抜き穴、ま
たは二次防錆処理専用のアプリケーシヨン穴等か
ら、防錆剤の吹付ノズルを挿入してエヤスプレー
またはエヤレススプレー方式で噴霧する方法が採
られていた。
(発明が解決しようとする問題点) しかしながら、かかる従来の塗布方法において
は、防錆剤を噴霧するために利用する電着つき廻
り穴等の穴が所定の限られた個所にしか設けられ
ていないので、この穴から袋構造部分の内壁面全
体に均一かつ吹き残しなく防錆剤を塗布すること
は困難である。
しかも、均一かつ吹き残しのないつき廻りを確
保するため、多量に防錆剤を塗布すると、その塗
布作業時や後の乾燥工程において、上記の電着つ
き廻り穴や物品の合わせ部の隙間等から防錆剤が
垂れ落ち作業上問題があつた。
したがつて、本発明にかかる問題点を解決する
ためになされたものであり、袋構造部分の内壁面
に対する防錆剤のつき廻りがよく、良好な防錆膜
が形成でき、かつ、作業中及び作業後に防錆剤の
垂れ落ちを生じない防錆剤の塗布方法を提供せん
とするものである。
(問題点を解決するための手段) 本発明の防錆剤の塗布方法は、防錆剤と発泡剤
を含む混合物を物品の袋構造内面へ発泡状態で接
触させることを特徴とする。
ここで防錆剤とは、上記の如くの一次防錆処理
の後に、二次防錆処理のために塗布するものであ
る。この防錆剤としては、従来かかる目的のため
に塗布されていたものがそのまま使用でき、具体
的には上記のワツクスの他、例えばアルミニウム
粉塗料、鉛丹塗料、酸化鉄塗料、クロム酸鉛塗料
等の錆止め塗料や錆止め油等が使用できる。
発泡剤としては、液化石油ガス(LPG)、液化
天然ガス(LNG)、炭酸ガス等のような物理的な
状態の変化により発泡させるものや、アゾビスイ
ソブチロニトリル等のような化学変化によりガス
を発生させて発泡させるものなどが使用できる。
添加剤としては、例えば脂肪酸アミン塩、スル
ホコハク酸系アニオン界面活性剤、ポリオキシエ
チレン系ノニオン界面活性剤のような発泡剤の発
泡状態や泡の持続性を調節する界面活性剤が使用
でき、防錆剤の塗布される物品の状態及び用途に
合わせて最適なものを選択するとよい。
防錆剤と発泡剤、及び必要に応じて加える添加
剤との混合比率は、発泡状態や泡の持続性を考慮
して、良好な防錆剤が形成され、かつ作業性のよ
い比率とすればよい。
防錆剤、発泡剤等からなる混合物の注入は、予
め均一に混合した混合物を容器に充填しておき、
この容器から直接エヤスプレーと同様にして噴霧
発泡注入してもよいし、各々別個の容器に入れて
ある防錆剤、発泡剤等を注入の際にミキサー等に
より均一に混合して注入してもよい。
(作用) 本発明の防錆剤の塗布方法においては、混合物
が物品の袋構造部分へ注入されたとき、防錆剤が
発泡剤により発泡されて、該袋構造部分の内壁面
に塗布される。
したがつて、防錆剤は発泡圧力により袋構造部
分の内壁面全体に隙間なく均一に塗布される。そ
して、注入された防錆剤は発泡状態にて一定時間
保持されるので垂れ落ちることが少ない。
(実施例) 以下に、本発明の実施例を図面を参照しつつ説
明する。これらの実施例においては、防錆剤とし
て水溶性ワツクス(以下、ワツクスAと称する。)
を、発泡剤としてLPG(以下、発泡剤Bと称す
る。)を用いて混合物を調製し、そして袋構造部
分を持つ物品であるロアアームに適用した例を示
す。
例 1 第1図に示すように、ワツクスA200部と発泡
剤B1〜30部とをエアゾール噴出器1に充填し、
よく振つて混合する。
このエアゾール噴出器1のホース2の先端に接
続されたノズル3をロアアーム4の開放穴5の一
つに挿入し、ワツクスAと発泡剤Bとの混合物を
噴射注入し、発泡させると、この混合物は第2図
aに示すようにロアアーム4の内側の袋構造部分
内の隅々まで充填され、他の開放穴5や合わせ部
の隙間6から垂れ落ちることなく保持され、第2
図bに示すように数分ないし数十時間経過する間
に徐々に消泡し、第2図cに示すように袋構造部
分の内壁面にワツクスAの防錆膜が形成される。
例 2 第3図に示すように、エアゾール噴出器7へワ
ツクスAを、エアゾール噴出器8へ発泡剤Bを充
填しておく。このワツクスAと発泡剤Bとをホー
ス2の途中に介在させたスタテイツクミキサー9
にて均一に混合して、前記例1と同様にロアアー
ム4の開放穴5から噴射注入する。
この場合にも、例1の場合と同様にワツクスA
はロアアーム4内の隅々まで充填され、開放穴5
や合わせ部の隙間6から垂れ落ちることなく保持
され、泡は数時間内に消えて、内壁面にワツクス
Aの防錆膜が形成された。
(発明の効果) 本発明の防錆剤の塗布方法によると、発泡剤の
発泡圧力により、袋構造部分のあらゆる隙間に防
錆剤を充填することができるから、袋構造部分の
内壁面全体にムラなく均一に防錆剤を塗布するこ
とができる。
また、この発泡圧力のため、防錆剤を注入する
ためのアプリケーシヨン穴等を設けなくても、小
さな穴やわずかの隙間から防錆剤を塗布すること
が可能である。このことは、作業中における防錆
剤の塗布を容易にするばかりか、錆の発生する徴
候のあらわれた際などに随時塗布することも可能
にした。
更に、物品の袋構造部分の構造が複雑であつて
も、隅々まで塗り残しなく防錆剤を一様に塗布す
ることができる。特に、混合物を注入するエア等
の抜ける穴を適当に配置すると、袋構造部分の構
造が非常に複雑であつても、良好な塗布ができ
る。
そして、防錆剤は発泡状態に注入され、かつ、
この泡がある時間保持されるから垂れ落ちの発生
が少なく作業性が良い。特に、防錆剤と発泡剤の
混合比率を変えることにより、あるいはある種の
界面活性剤を添加することにより発泡状態及び泡
の持続性を最適状態とすることによつて、垂れ落
ちはほとんどなくなる。
本発明の塗布方法においては、防錆剤を泡状態
として塗布するため、その使用量が従来の塗布方
法に比べ1/20〜1/100にまで低減された。
更に、防錆剤及び発泡剤等はエアゾール罐等の
軽便な容器に充填しておくことが可能であるか
ら、物品の生産中だけでなく、例えば物品の購入
者が必要に応じて塗布することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す縦断面図、第
2図aないしcは混合物の状態の変化を示す縦断
面図、第3図は本発明の別の実施例を示す縦断面
図である。 図中、1,7,8……エアゾール噴出器、2…
…ホース、3……ノズル、4……ロアアーム、5
……開放穴、6……隙間、9……スタテイツクミ
キサー。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 防錆剤と発泡剤を含む混合物を物品の袋構造
    内面へと発泡状態で接触させることを特徴とする
    防錆剤の塗布方法。
JP17281385A 1985-08-06 1985-08-06 防錆剤の塗布方法 Granted JPS6234965A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17281385A JPS6234965A (ja) 1985-08-06 1985-08-06 防錆剤の塗布方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP17281385A JPS6234965A (ja) 1985-08-06 1985-08-06 防錆剤の塗布方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6234965A JPS6234965A (ja) 1987-02-14
JPH0480753B2 true JPH0480753B2 (ja) 1992-12-21

Family

ID=15948846

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP17281385A Granted JPS6234965A (ja) 1985-08-06 1985-08-06 防錆剤の塗布方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2886947B1 (fr) * 2005-06-09 2007-10-12 Sncf Procede de traitement anti-corrosion des corps creux, procede de realisation d'une structure metallique traitee selon le procede et procede de maintenance de la structure

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6234965A (ja) 1987-02-14

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