JPH0480111A - コンベヤ用フレキシブルシャフト及びその製法 - Google Patents

コンベヤ用フレキシブルシャフト及びその製法

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JPH0480111A
JPH0480111A JP19198990A JP19198990A JPH0480111A JP H0480111 A JPH0480111 A JP H0480111A JP 19198990 A JP19198990 A JP 19198990A JP 19198990 A JP19198990 A JP 19198990A JP H0480111 A JPH0480111 A JP H0480111A
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cord
resin
shaft
flexible
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Masaaki Otsuji
大辻 正明
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Mitsubishi Cable Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ガラス製やプラスチック製瓶などの容器を搬
送する装置、或いは石炭、鉱石、穀物、木材チップ、プ
ラスチンクチツブ、セメント、樹脂ペレットなどの粉粒
体を運搬する装置に使用するコンベヤ用フレキシブルシ
ャフト及びその製法に関するものである。
〔従来の技術・発明が解決しようとする課題〕液体など
の充填物を入れたガラス製、プラスチック製瓶などの容
器(以下、これらを単に容器と称する)の搬送に、ワイ
ヤロープ(鋼索)に鋼などの金属製ワイヤを螺旋状に巻
付けたシャフトが使用されている。この種の構造を有す
るシャフトを用いる容器搬送装置は、シャフトを一定間
隔を置いて並列配置し、シャフト間に容器を懸架しく通
常は容器の首にある鍔をシャフトに引っ掛ける)シャフ
トを回転させることにより容器を搬送するように構成さ
れる。
当該装置は、容器輸送に用いられる通常のへルトコンヘ
ヤやローラコンヘヤなどとは全く異なる搬送原理、即ち
シャフトと容器の首との接触摩擦によって容器を移動さ
せるものであり、通常のコンベヤよりも容器の位置決め
が精確で、製造工程ラインを自動化できると共に、装置
自体の構造も単純小型で、設備費用も安い。
上述の装置では、シャフトの高速回転により容器を搬送
することから、シャフトに懸架した容器、特にシャフト
に接触する容器の首(鍔も含む)が摩滅や損傷をできる
だけ受けないよう、又シャフトに加える回転トルクが効
率良く伝達されて容器がスムーズに搬送されるようシャ
フトには構造的欠陥が可及的に少ないことが要求される
しかしながら、上記シャフトは、鋼製ワイヤに成る程度
の張力を加えながらワイヤロープにワイヤを螺旋状に巻
付けることによって作製されるが、これだとワイヤロー
プがその長手方向において波状に変形した状態になり、
この波状化は大径のワイヤである程顕著である。シャフ
トの波状態の程度が大きいと容器搬送に支障を来すばか
りか、容器の首やワイヤ自身の損耗も早まる。特に、か
かるソヤフトは容器搬送速度を大きくするために高速回
転させるとうねり(即ち蛇行)が発生し易く、容器搬送
が不可能になる場合もある。
又、ワイヤロープ上の鋼製ワイヤはロープに単に巻付け
であるだけなので、装置稼働中にシャフトに伝達される
回転トルクや搬送される容器重量などによりワイヤが緩
んだりずれて、ワイヤの巻付ピッチが箇所によって変化
し、容器の搬送速度が一定しなくなる。
一方、石炭、鉱石、穀物、木材チップ、プラスチノクチ
ンプ、セメント、樹脂ペレットなどの粉粒体の運搬法の
一つに、多くは鋼からなるコイル状ワイヤを金属製又は
樹脂製チューブ内に挿入・配置し、鋼製ワイヤを回転さ
せてチューブ一端に設けた投入口から入れた粉粒体を他
端に設けた排出口まで運搬する方法がある。
しかし、コイル状ワイヤでは、粉粒体の運搬がスムーズ
ではなく、チューブ内に滞留する粉粒体が存在し、その
ためチューブ他端がらの粉粒体吐出量が不安定である。
更に、かかるコイル状ワイヤによる輸送では、搬送路線
を傾斜させてチューブの下端から上端に粉粒体を輸送す
ることもあるが、粉粒体を上方に運ぶ揚力が小さいとい
う不都合な面も有する。
従って、本発明の目的は、上記容器搬送装置だけでなく
、粉粒体運搬装置にも最適なコンヘヤ用フレキシプルシ
+フト、並びにその製法を従供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
前記目的は、少なくとも表層が樹脂からなる可撓性ロッ
ドの表層に螺旋状連続溝を形成し、連続溝内に樹脂製コ
ードを巻付けたコンベヤ用フレキシブルシャフトにより
達成される。
本発明のシャフトは、連続溝内にコードが保持されるた
め、容器搬送装置においては、高速回転させてもコード
の巻付ビ・7チが稼働中も常に一定で、容器の搬送速度
が安定すると共に、回転トルクの伝達性にも優れている
。又、粉粒体運搬装置においては、チューブ他端の排出
口からの粉粒体吐出量が安定するだけでなく、粉粒体の
揚力が大きくなる。
しかして、上記構造を有するシャフトの製法は、螺旋状
連続溝が形成されれば如何なる技術であろうと構わない
が、次に示す製法■又は■を採用するのがシャフトの製
作容易性などがら好ましい。
即ち、 製法■:少なくとも表層が樹脂からなる可撓性ロッドを
一方向から他方向に進行させると同時に回転させ、当該
ロッドに樹脂製コードが嵌合する螺旋状連続溝を形成し
ながら、連続溝内にコードを嵌合させて、コードをロッ
ドに螺旋状に巻付ける。
製法■:少なくとも表層が樹脂からなる可撓性口ラドを
一方向から他方向に進行させ、当該ロッドに樹脂製コー
ドが嵌合する螺旋状連続溝を形成しながら、当該ロッド
の進行方向を回転軸として樹脂製コードをロッド周りに
回転させると同時に連続溝内にコードを嵌合させて、コ
ードをロッドに岬旋状に巻付ける。
本発明の製法は、いずれも予め可撓性ロッドに形成した
螺旋状連続溝内に樹脂製コードを嵌合させ、製法■では
ロッドを、製法■ではコードを回転させることによりコ
ードをロッドに螺旋状に巻付ける。しかして、螺旋状連
続溝の形成方法自体は、特に限定はなく、適当な溝形成
手段を用いて行う。例えば回転可能な円板状プレートを
存する超音波発信器を用い、ロッドの進行方向に対して
斜方向にプレートを押圧・接触させ、超音波によりロッ
ドの樹脂表層を加熱・軟化させ、樹脂表層に連続溝を形
成する。或いは、加熱ロールを樹脂表層に押し付けるか
、若しくはローラを適当な送風機からの熱風により加熱
し、この加熱ローラを樹脂表層に押圧して、連続溝を形
成してもよい。
この他には、定位置で砥石やフライスなどを回転させて
機械的にロッドを研削又は切削し、連続的に泪を形成す
る仕方が示される。
この溝の形成は、製法■の場合、即ちロッドを回転させ
る場合は上記プレートやローラなどの溝形成手段をロッ
ドに押し付けるだけで、ロッドは回転と共に一方向にも
進行しているため自動的に螺旋状連続溝が成形される。
一方、ロッドを回転させない製法■の場合、溝形成手段
をロッドに押し付けるだけでは螺旋状連続溝は形成され
ないため、コードと同様に適当な方法によって溝形成手
段自身をロッドの進行方向を回転軸としてロッド周りに
回転させる。
本発明の製法においては、螺旋状連続溝内にコードを嵌
合させるだけでよいが、コード巻付前にコードを加熱・
軟化させておいても構わない。加熱しておけば、上記作
用効果を有する他、コードの曲げ弾性率を低下させるこ
とができるため、太径コードをロッドに巻付は易くなる
と共にコードの延伸巻付を行うことができる。更に、巻
付後の冷却によりコードのロッドへの締まりが増すだけ
でなく、加熱と冷却によるヒートセットを容易に実施で
き、ヒートセットを行うことで巻付後の螺旋状コードの
内部歪が取り除かれ、且つ形態が安定化する。
樹脂製コードを軟化さゼるための加熱方法は、特に限定
があるわけではなく、適当なヒータ、熱風発生装置、赤
外線ヒータ、温水予熱装置(この場合は製法■に限る)
、高周波誘導加熱装置などを用いてもよいし、第5図に
図示する如くコードがロッドに接触する時に超音波によ
って加熱してもよい。特に超音波法は加熱と同時にコー
ドの外形や形状の歪を補正できるので、コードの外径、
即ちフレキシブルシャフトの外径を一定に仕上げること
ができる。超音波の周波数はコードの材質にも依るが1
0〜60kHz、好ましくは20〜40kHz、特に好
ましくは20kHz程度である。
本発明の製法では、ロッドに形成した螺旋状連続溝内に
コードを嵌合させるだけでコードの緩みやずれを防止で
きるが、所望ならば巻付時に上記加熱を利用してコード
をロッドに溶着してもよい。
)8着の場合は、コードが融点以上になるまで加熱し、
コードの樹脂とロッドの樹脂表層とを接合する。溶着は
連続又は間欠のいずれでも構わず、連続?8着により得
られるフレキシブルシャフトは一層の高速回転中でもコ
ードのピンチや形状が保持される。
コードの材質である樹脂には特に限定はないが、フレキ
シブルシャフトの用途である容器搬送装置ではソヤフト
の回転により容器を搬送することから、コードが直接接
触する容器の首(鍔も含む)が摩滅や損傷を受けないこ
とが製品上又安全上重要である。特に、炭酸飲料を充填
する容器では容器の傷に一層注意しなければならない。
従って、コードは耐摩耗性、可撓性、ころがり性、滑り
性などが良好で、且つ動摩擦(滑り摩擦ところがり摩擦
)係数が小さいことが好ましい。又、別途の粉粒体運搬
装置においては、粉粒体(例えば砂利、砕石、石炭、コ
ークス、鉄鉱石、土、石灰石、穀物、セメント、木材や
樹脂などのチップやペレットなどのいわゆるばら物)を
シャフトの回転により運搬するので、コードはそれに見
合うだけの十分な耐摩耗性や強度を有していることが望
まれる。
上記の特性を有するコードの樹脂材としては、ポリオレ
フィン(例えば三井石油化学工業■製すュブマーなど)
、ポリエーテル(例えばポリアセタール、ポリフェニレ
ンエーテルなど)、ポリアミド(例えば6−ナイロン、
6.6ナイロン、11−ナイロンなど)、ポリアルキレ
ン(例えばポリエチレン、特に超高分子量ポリエチレン
、ポリプロピレンなど)、フッ素樹脂(例えばポリテト
ラフルオロエチレン、テトラフルオロエチレン−パーフ
ルオロアルキルビニルエーテル共重合体など)ポリエス
テル(例えばポリエチレンテレフタレート、ポリブチレ
ンテレフタレートなど)などが例示される。この内、主
に摺動性や耐久性を考慮するとりュブマーが最適である
樹脂製コードの可撓性ロッドに対する巻付ピッチは、容
器搬送装置では容器の搬送速度を考慮した上で容器の大
きさ、容器の搬送数量、シャフト回転数などに基づいて
、又粉粒体運搬装置では粉粒体の種類や大きさなどに基
づいて適宜決定される。又、コートのピッチはロットの
全長にわたって一定である必要はなく、例えばロッドの
任意部分において変化させてもよい。特に本発明の製法
では、ロッドに予め形成する螺旋状連続溝のビ・ノチを
変えることでコードピンチを自在に変更できる。
可撓性ロットは、回転によって撓まず且つロットの一端
から加えられる回転トルクを他端まで十分に伝達するに
足る剛性と、湾曲搬送路線に沿って容易に布設できるよ
うな可撓性をも兼有することが重要である。しかしてロ
ット材としては、少なくとも口・7ドの表層が樹脂から
なればよく、その樹脂材としては前記コード材と同様で
よい。しかし、可撓性と剛性の両特性をロットに与える
には、ロットはワイヤロープ、即ち数本(又は数十本)
の素線を撚り合わセたストランド(例えば直径3〜9m
m)上に更に数本のストランドを撚り合わせ、これを樹
脂で覆う構造のものであることが好ましい、その際、ロ
ープの撚り合わせ方である普通撚り、ラング撚り、及び
撚りの方向であるS撚り、Z撚りには特に限定はない。
ワイヤロープは金属製又は樹脂製のいずれでもよく、金
属材としては鋼鉄、ニッケル、コバルト及びそれらの合
金など、樹脂材は前記コード材でよい。
但し、ロット材の選定に当たっては、第7〜9図に示す
ように容器搬送装置では、シャフトをレール(一般には
本体部と本体部から突出する棚部とを有する)に係止さ
せた状態でシャフトを回転させるとシャフトがレールか
ら外れる恐れがあるので、通常はシャフトをレールに吸
着するための吸着手段をレールに設けである。従って、
例えば吸着手段に磁石や磁性材料を用いる場合、可撓性
ロッドの表層が樹脂製で且つロットの芯体が金属製であ
るシャフトにあっては、シャフトが磁力で吸着されるよ
うに、芯体が上記磁性金属からなる必要がある。又芯体
及び表層とも樹脂からなるシャフトの場合には、樹脂材
料と磁性材料を混合した材料によりロットを構成する。
なお、本発明の製法に使用する装置は、本発明の製法を
実施できる限り特に制限はなく、例えば以下の実施例に
示すようなもの(第1図及び第4回参照)が例示される
〔実施例) 以下、本発明のコンヘヤ用フレキシブルシャフト及びそ
の製法を実施例に基づいて詳細に説明する。
第1図は前記製法■(ロットを回転させる手法)を実施
するための装置の模式図を示す。当該装置において、可
撓性ロッド1の供給ドラム10と、樹脂製コード2を巻
付けた後のフレキンプルシャフト3を巻き取る巻取ドラ
ム11とが配置されている。ドラム10から送り出され
たロッド1は、回転装置13.14により矢印方向の回
転が与えられ、張力コントローラ16で緩まないよう張
力が一定に保たれる。
次に、ロット1には位iAにおいて螺旋状連続溝が形成
される。溝の形成は、第2図に示すように、円板状プレ
ートを有する超音波発信器(又は加熱ロール)20とロ
ール20の反対側に溝深さを一定に加工するための当て
板22とを配置し、ロット1の進行方向に対して斜方向
にプレートをロッド1に押圧し、ロッド1の樹脂層N 
1 aを加熱変形させて、螺旋状連続溝5を形成する。
コード2は、供給ボビン1Bからロッド】の進行方向に
対して斜方向に進行し、ロッドlの溝5内に嵌合される
。これにより、コード2はロッド1に一定ピッチで螺旋
状に巻付けられる。なお図には特に示していないが、コ
ート2の巻付前に適当なヒータによってコードを加熱・
軟化させておいても構わない。コードの巻付後、撚りロ
グイ24ムごてロッド】の振れが抑制され、フレキシブ
ルシャフト3となり、シャフト3は巻取ドラム11に巻
き取られる。
螺旋状連続溝の別の形成方法を第3図に示す。
本例では、ローラ25とこれの反対側に加工溝深さを一
定にするための当て板26とを配置し、ローラ25を矢
印方向に回転させると同時に適当な送風a27から熱風
をローラ25に吹き付け、ロラ25を加熱する。これに
伴い、予め別の送風機28からも熱風を口・7ド1に吹
き付け、ロッド1を予熱しておく。これにより、第2図
の超音波と同様に樹脂表層1aに螺旋状連続溝5が形成
される。
第4図に示す装置の模式回は製法■(コードを回転させ
る手法)を実施するためのもので、ロット1は供給ドラ
ム30から送り出され、巻取ドラム31に巻き取られる
。ドラム30を出たロッド1は、張力コントローラ33
にて緩みが取り除かれた後、位置Bにおいて第1図の位
iAと同様に螺旋状連続溝が形成される。溝の形成方法
は第2図及び第3図に示すのと同様でよいが、製法■で
はコードを回転させることから、コードと同じくロッド
1の進行方向を回転軸としてロッド周りに溝形成手段を
回転させておく。コード2は供給ボビン35から供給さ
れ、ボビン35はケージ37に収容されている。ケージ
37はロッド1の進行方向を回転軸としてロッド周りを
回転するように構成され、これによりコード2は連続溝
内に嵌合され、ロッド1に一定ピッチで螺旋状に巻付け
られる。コードの巻付後は撚りロダイ39によってロッ
ド1の振れが抑制され、形成されたフレキシブルシャフ
ト3は巻取ドラム31に巻き取られる。
なお本装置では、ケージ37の回転は撚り返しなしくリ
ジッド)又は撚り返し付のどちらでもよいが、コードの
反発力防止の点で撚り返し付が好ましい。
コードをロッドに巻付ける前にコードを加熱・軟化させ
る例を第5図(a)、Φ)に示す。加熱は、螺旋状連続
溝の形成後、即ち第1図の位iA (第2図では位置B
)の後に施す。本例では、コード2の加熱を超音波によ
って行い、しかも加熱と同時にコード2をロッド1に溶
着するものである。超音波発生器40はコード2がロッ
ドエに接触する時にコード2を加熱できるよう配置され
、発生器40の反対側には超音波エネルギーの効率的伝
達のための当て板42が設けられている。同図(b)に
溶着時の断面を示す如く、超音波発生器4oによって加
熱・軟化されたコード2は、溝5内に嵌合されると同時
に、ロッド1の樹脂層N1aに溶着される。勿論、溶着
は前述したように連続でも断続でもよ(、コードの巻付
に際してはコードに常時張力を与えておく。かかる超音
波溶着によれば、コード2とロッド1を接合により一体
化できる。
本発明の製法■又は■によって得られたフレキシブルシ
ャフトの態様例を第6図(a)、(b)に示す。
(alに示すシャフトは、ロッド51及びコード52が
共に樹脂製である。(b)のシャフトは、コード62が
樹脂製であるが、金属製芯体61とこれを被覆する樹脂
層61′とでロットを構成しである。芯体61は前述し
た如く単線でもよいし、ワイヤロブでも構わない。
次に、本発明の製法によるフレキシブルシャフトを容器
搬送装置に使用する場合について概説する。容器搬送装
置の全容の概観平面を示す第7図において、全長駒3m
の2本のレール101.102が曲率半径500Wmで
略直角湾曲状に一定間隔を置いて並列配置され、レール
101.102には一定間隔(例えば200m)を置い
て永久磁石103が埋設されている。図面には詳しく示
していないが、永久磁石103によってフレキンプルシ
ャフト104.105がレール101.102 ニ各々
吸着・係止され、各シャフト104.105の一端は軸
受106.107によってそれぞれ回転可能に支持され
、他端は別の軸受108によって共に回転可能に支持さ
れている。軸受108はモータ109に連結され、シャ
フト104.105を相互に反対方向に回転させること
ができる。なお、軸受108はシャフト104.105
に伝達する回転速度を調整できるよう変速機を有してい
てもよい。
かかる装置においては、容器(第7図には図示せず)を
シャフト104.105間に懸架し、シャフト104.
105をそれぞれ矢印方向に回転させることで容器を一
方向(図では軸受108の方向)に移動させる。
この容器搬送装置を第8図及び第9図に基づいてもう少
し詳しく説明する。第8図は第7図の線A−A’につい
ての斜視図で、第9図は線A−A’における断面図であ
る。レール102(レール101は第8図では省略しで
ある)は、ステンレス鋼製釦形状本体部121と、本体
部121から突出する棚部122とを有し、レール全体
としてL字状を呈する。レール101も同様に本体部1
11と棚部112を有する。両レール101.102は
棚部112.122が相互に対向するよう支持アーム1
10(レール101側は第8図では省いである)によっ
て一定間隔を置いて支持されている。
本体部111.121内には矩形状永久磁石103が一
定間隔を置いて埋設されると共に、棚部1】2.122
上にフレキシブルシャフト104.105がそれぞれ載
せられる。各シャフト104.105は、レール101
.102から外れないように永久磁石103によって本
体部111.121の側面に吸着されると共に、本体部
111.121及び棚部112.122に係止されてい
る。従って、シャフト104.105のレール101.
102への着脱は容易に行うことができる。
シャフト104.105は、各々可撓性ロッド14L1
51に樹脂製コード142.152を巻付けた構造であ
るが、コードの巻付方向が正反対である。シャフト10
4.105はレール101.10.2上でモータ109
(第7図参照)によって矢印の如き相互に反対方向に回
転することができる。
かかる装置において、第9図から明らかなように、例え
ばポリエチレンテレフタレートからなる容器200の首
にある鍔201をシャフト104.105に引っ掛けて
シャフト104.105間に容器200を懸架すると(
懸架に際してはシャフト104.105間の一端間隔を
若干大きくしておくことでシャフト104.105間に
容器を容易に吊るすことができる)、シャフト104.
105の回転に伴って容器200が矢印イ方向に搬送さ
れる。即ち、容器200はシャフト104.105のコ
ード142.152により矢印イ方向に押されて次々に
並進することになる。
上記容器搬送装置に使用するフレキシブルシャフトの大
きさは、例えば容器200の首の径が26.0mm、 
r4201の径が41.2m++n、その肉厚が3.3
5肛の場合、ロッI” 141の径(シャフトの溝径)
は9mm、コード142の径は3mm、シャフトのフラ
イト径は15m+n、ピッチは35a+mである。
上記の如き容器搬送装置に本発明の製法によって得られ
たフレキシブルシャフトを使用することで、装置稼働中
にコードのずれが生じずにコードピッチが一定で、容器
の搬送速度が安定すると共に、モータからの回転トルク
が効率良く伝達される。更にコードが樹脂製であるので
、金属製コードに比べてコードと容器の首との接触摩擦
による首の摩滅や損傷を効果的に防止できる。
次に、本発明の製法によるフレキシブルシャフトを粉粒
体運搬装置に用いる場合について述べる。
運搬装置の全容は従来既知のものとほぼ同様であり、コ
ード状ワイヤに代わってシャフトを用いるだけであるか
ら、粉粒体の輸送状態を中心に説明する。
第10図は粉粒体の輸送時の縦断面を示し、金属製(ス
テンレスなど)又は樹脂製(プラスチッり、ナイロン、
ポリアセクール、超高分子量ポリエチレンなど)チュー
ブ180内に、可撓性ロッド171と樹脂製コード17
2とからなるフレキシブルシャフト170がチューブの
中心軸に沿って挿入・配置されている。シャツ目70の
一端はモータ(図示せず)に連結され、他端は軸受など
により回転可能に支持されている。シャフト170とチ
ューブ180との空隙には粉粒体190が存在し、粉粒
体190はチューブ180のモータ側に設けである投入
口から供給され、軸受側に設けた排出口から排出される
ように構成されている。
かかる運搬装置において、モータによりシャフト170
が矢印方向に回転すると、粉粒体190はコード172
によって押され、矢印凸方向に順々に運搬される。
なお第10図の搬送路線は直線であるが、勿論湾曲路線
或いは上り路線でもチューブ180の排出口から排出さ
れる粉粒体190の吐出量は安定している。又、かかる
シャフト170によれば粉粒体190の揚力が大きい故
に、特に上り路線に適用しても運搬量が一定している。
〔発明の効果] 本発明のコンヘヤ用フレキシブルンヤフトの製法は、以
上説明したように構成されるものであるから、下記の如
き効果を有する。
)コートの緩み、ずれを防止でき、コートをロッドに巻
付けた後にシャフトが波状に変形セす、より一層の高速
回転が可能である。
11)コードの巻付ピッチに応して連続溝を形成できる
ので、可変ピンチのシャフトを容易に製造でき、しかも
経済的である。
111)コード巻付前にコードを加熱・軟化させること
で、大径コードをロッドに巻付は易くなるだけでなく、
コードの延伸巻付が可能になる。
iv)加熱する場合、コード巻付後の冷却によりコード
のロットへの締まりが増すと共に、加熱・冷却によるヒ
ートセントが可能である。
■)特に加熱に超音波を利用することで、巻付時にコー
ドの形状を均一に成形でき、コードの外径、延いてはシ
ャフトの外径を一定に仕上げることができる。
vi)従って、既記の如き新規な容器搬送装置に使用す
ることで、装置稼働中に巻付コードがずれてコードピッ
チが変化するようなことがなく、容器の搬送速度が安定
すると共に、シャフトの一端からの回転トルクを他端に
効率良く伝達できる。
更に、コードが樹脂製であるから、シャフトの回転によ
って搬送される容器の首の摩滅や損傷を金属製コードよ
りも一層軽減できる。
vi)粉粒体運搬装置においては、装置稼働中にコード
ピッチが変化せず、又回転トルクの伝達性が良好である
から、粉粒体の吐出量が安定する。
しかも、粉粒体の揚力が大きいから、特に上り搬送路線
でも粉粒体の運搬量が一定である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の製法■を実施するための装置を示す模
式図、第2図は螺旋状連続溝の形成方法の一例を示す一
部省略斜視図、第3図は螺旋状連続溝の形成方法の別例
を示す一部省略斜視図、第4図は本発明の製法■を実施
するための装置を示す模式口、第5図(a)、(b)は
超音波によってコートを加熱・軟化させる場合を示し、
(a)はその一部省略斜視図、(b)はコード巻付時の
断面図、第6図(a)、(b)はシャフトの態様例を示
し、(a)はその−例の断面図、(b)は別例の断面図
、第7回はフレキシブルシャフトを使用する容器搬送装
置の概観平面図、第8図は第7図の線A−A’について
の一部省略斜視図、第9図は第7回の線A−A’におけ
る一部省略断面図、第10図はフレキシブルシャフトを
使用した粉粒体運搬装置の一部省略縦断面図である。 :可撓性ロッド :樹脂表層 :樹脂製コード :フレキンフルシャフト :螺旋状連続溝 :超音波発生器 第2図 第3図 第5図 (d) (b) 第9図 平成3年lO月ε日

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも表層が樹脂からなる可撓性ロッドの表
    層に螺旋状連続溝を形成し、連続溝内に樹脂製コードを
    巻付けたことを特徴とするコンベヤ用フレキシブルシャ
    フト。
  2. (2)少なくとも表層が樹脂からなる可撓性ロッドを一
    方向から他方向に進行させると同時に回転させ、当該ロ
    ッドに樹脂製コードが嵌合する螺旋状連続溝を形成しな
    がら、連続溝内にコードを嵌合させて、コードをロッド
    に螺旋状に巻付けることを特徴とするコンベヤ用フレキ
    シブルシャフトの製法。
  3. (3)少なくとも表層が樹脂からなる可撓性ロッドを一
    方向から他方向に進行させ、当該ロッドに樹脂製コード
    が嵌合する螺旋状連続溝を形成しながら、当該ロッドの
    進行方向を回転軸として樹脂製コードをロッド周りに回
    転させると同時に連続溝内にコードを嵌合させて、コー
    ドをロッドに螺旋状に巻付けることを特徴とするコンベ
    ヤ用フレキシブルシャフトの製法。
  4. (4)前記樹脂製コードの可撓性ロッドへの巻付時に、
    コードを超音波によって加熱・軟化させることを特徴と
    する請求項(2)又は(3)記載のコンベヤ用フレキシ
    ブルシャフトの製法。
JP19198990A 1990-07-19 1990-07-19 コンベヤ用フレキシブルシャフト及びその製法 Pending JPH0480111A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016142871A1 (en) * 2015-03-10 2016-09-15 Technical Systems (Pty) Ltd Coreless auger manufacture

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2016142871A1 (en) * 2015-03-10 2016-09-15 Technical Systems (Pty) Ltd Coreless auger manufacture
KR20170141657A (ko) * 2015-03-10 2017-12-26 테크니컬 시스템즈 (피티와이) 엘티디 코어리스 오거 제조
US10773287B2 (en) 2015-03-10 2020-09-15 Technical Systems (Pty) Ltd Coreless auger manufacture

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