JPH0480086A - 感光感熱記録材料 - Google Patents

感光感熱記録材料

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JPH0480086A
JPH0480086A JP2194645A JP19464590A JPH0480086A JP H0480086 A JPH0480086 A JP H0480086A JP 2194645 A JP2194645 A JP 2194645A JP 19464590 A JP19464590 A JP 19464590A JP H0480086 A JPH0480086 A JP H0480086A
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JP
Japan
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group
coupling component
recording material
diazo
diazo compound
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JP2194645A
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English (en)
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Keiichi Tateishi
桂一 立石
Sadao Ishige
貞夫 石毛
Takekatsu Sugiyama
武勝 杉山
Hiroshi Kamikawa
神川 弘
Naoto Yanagihara
直人 柳原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Holdings Corp
Original Assignee
Fuji Photo Film Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 ・本発明はジアゾ化合物(ジアゾニウム塩)の感光性を
利用した記録材料に関し、特には赤発色型感光感熱記録
材料に関する。
〈従来の技術〉 ジアゾ化合物の感光性を利用した記録材料として、大別
すると三つのタイプが知られている。
つは湿式現像型として知られているタイプで、支持体上
にジアゾ化合物、カップリング成分を主成分とする感光
層が設けられ、この材料を原稿と重合わせて露光後アル
カリ性の溶液にて現像するものである。二つめは乾式現
像型として知られているタイプで、湿式型と異なり現像
をアンモニアガスで行うものである。モして三っめは熱
現像型として知られているもので、感光層中に加熱によ
ってアンモニアガスを発生させることができる尿素のよ
うなアンモニアガス発生剤を含有するタイプや感光層中
にトリクロロ酢酸のような加熱にょって酸としての性質
を失う酸のアルカリ塩を含有するタイプ、高級脂肪酸ア
ミドを発色助剤として用い加熱溶融によりジアゾ化合物
及びカップリング成・分を活性化させることを利用した
タイプなとがある。
湿式タイプは現像液を使用するために液の補充や廃棄の
手間か掛かること、装置か大きいことなとの保守上の問
題の他、コピー直後が湿っているために加筆がすぐにて
きなかったり、コピー画像か長期保存に耐えないなとい
くつかの問題を持っている。また、乾式タイプは湿式タ
イプと同様に現像液の補充か必要なこと、発生するアン
モニアガスを外部に漏らさないようにカス吸収設備が必
要なこと、従って装置が大型化することなどのほかに、
コピー直後にアンモニアの臭いがするなどの問題を持っ
ている。一方、熱現像タイプは湿式タイプや乾式タイプ
と違い現像液不要のために保守上のメリットを持ってい
るものの、従来知られていたタイプはいずれも現像温度
か150°C〜200°Cという高温が必要で、しかも
、温度か±10°C位に制御されないと現像不足になっ
たり色調か変化したりするため、装置コストか高くなっ
てしまう問題かあった。また、このような高温・現像の
ため使用するジアゾ化合物にとっても耐熱性の高いこと
が必要となるが、このような化合物は高濃度形成には不
利になることか多い。低温現像化(90°C〜130°
C)の試みも多くなされているが、材料自体のシェルフ
ライフの低下を伴う欠点があった。  このように熱現
像タイプは、湿式や乾式タイプに比べて保守上のメリッ
トは十分予想されながらいまたジアゾ記録システムの主
流を占めるに至っていないのが現状である。
さて、支持体上にジアゾ化合物、カップリング成分を含
有する層を設けた材料を加熱して所望の発色濃度を得る
ためには、加熱により各成分か瞬時に溶融、拡散、反応
して発色色素を生成させる必要があるが、この反応時に
系を塩基性にすることが反応を促進させる効果があり好
ましい。従って、低温加熱で実用上大きな障害とならな
い程度の記録速度をもつ感光感熱記録材料を作成するた
めには、塩基性物質を塗層中に含有させることが必須要
件となる。
一方、感光感熱記録材料にとってコピー前保存中−に地
肌部が着色してきたり、発色濃度か低下してきたりする
ことをできるだけ抑えることも必須要件である。
このように良好なシェルフライフをもち、かつ記録速度
の速い感光感熱記録材料を作成するために上述したいく
つかの試みがされているか、依然として実用に耐える迄
に至っていないのが現状である。
加熱温度が低くても十分に発色して高濃度が得られるよ
うな材料を設計すると、当然のことながらコピー前に室
温に保存している間でも発色反応が起こる可能性があり
、白くなければならない地肌部が着色してくる現象とし
て現れる。特に、赤発色型の記録材料の場合には視感度
が高いために僅かな地肌の着色(カブリ)でも目立って
しまうという問題かあった。この−見両立し難い問題を
解決するために本発明者らは鋭意検討した結果、支持体
上にジアゾ化合物、カップリング成分及び塩基性物質を
含有する熱現像し得る感光層を設けた記録材料において
、該ジアゾ化合物をマイクロか・プセルの中に含有させ
ること、更に、塩基性物質の探索、マイクロカプセルの
作り方などの観点からも検討を続け、コピー前保存中の
地肌着色を抑えることに成功した。(特開平2−542
51号)しかしながら、上記特許に記載されたカップリ
ング成分である、シクロヘキサン−1,3−ジオン誘導
体は実際には油溶性か低く、乳化分散後の記録材料の保
存性はさほと良くないことが判明し、分散液の安定性を
向上させたカップリング成分の開発が必要となった。従
って、本発明の第1の目的は、油溶性が向上したカップ
リング成分を用いることによって発色層の均一性が向上
した感光感熱記録材料を提供することにある。
本発明の第2の目的は、地肌カブリの少ない感光感熱記
録材料を提供することにある。
〈問題点を解決するための手段〉 本発明の上記諸口的は、支持体上に、ジアゾ化合物、カ
ップリング成分、及び有機塩基を含有する記録層を設け
た感光感熱記録材料において、該カップリング成分が3
−シクロヘキセノン誘導体で・あることを特徴とする感
光感熱記録材料によって達成された。
本発明に係る3−シクロヘキセノン誘導体のうち、ジア
ゾ化合物とのカップリング活性の点からは3位に酸素原
子、窒素原子、硫黄原子などのへテロ原子を介して結合
する置換基を有することか好ましい。特には3位の置換
基は酸素原子を介して結合する置換基を有することか好
ましい。
本発明に係る3−シクロヘキセノン誘導体のうち、合成
の容易さ、原材料の入手し易さの点からは、4位が置換
カルボニル基やシアノ基などの電子吸引性基で置換され
たものが好ましい。
本発明に係る3−シクロヘキセノン誘導体のうち、3−
シクロヘキセノン誘導体そのものの互変異性により3位
の二重結合か2位に異性化したものを何%か含んでいて
もよい。4位が電子吸引性基の置換基の場合、異性化は
幾分少ない。
本発明に係る3−シクロヘキセノン誘導体のうち、下記
一般式〔1〕で表される化合物か好ましい。
(上式中、R’、R2R3およびR”は同一ても異なっ
ていてもよく、水素原子、アルキル基、アリール基、ア
ラルキル基、置換アミン基、置換力ルホニル基、シアノ
基を表し、R5は置換カルボニル基、シアン基を、Rは
アルキル基、アリル基、置換カルボニル基、置換スルホ
ニル基、カチオン性基、置換シリル基を表す。) 一般式〔1〕においてR’、R’  R’およびR“で
表される基としては水素原子、炭素原子数1〜10のア
ルキル基、炭素原子数6〜20のアリール基、炭素原子
数2〜25のアルコキシ力ルホニル基、炭素原子数2〜
25のアルキルカルボニル基、炭素原子数7〜35の7
リールカルボニル基、シアノ基か好ましい。
R5で表される基のうち少なくとも1つは炭素原子数2
〜25のアルコキシ力ルホニル基、炭素原子数2〜25
のアルキルカルボニル基、炭素原子数7〜30の7リー
ルカルホニル基、シアノ基か好ましい。
R’とR2、R2とR]  R3とR’  R’とR5
およびR5とRは互いに結合してペテロ原子を含む環を
形成していてもよい。
一般式〔1〕においてRで表される基は置換基を有して
いても良く、Rがアルキル基、アリール基、置換カルボ
ニル基、置換スルホニル基の場合の置換基としてはハロ
ゲン原子、アルキル基、アリール基、アルコキシ基、置
換力ルホニル基、置換アミン基、ヘテロ環残基か好まし
く、Rか置換シリルの場合、アルキル基、アリール基か
好ましい。これらの置換基は更に、置換基を有していて
もよい。
一般式〔1]においてRで表される基かカチオン性基を
表す場合、本発明に係るシクロヘキサン−・1−オン誘
導体は塩として存在することになる。
その場合、アルカリ金属塩、アルカリ土類金属塩、アン
モニウム塩なとか好ましい。
Rとして炭素原子数1〜20のアルキル基、炭素原子数
6〜30のアリール基、炭素原子数2〜20のアルキル
カルボニル基、炭素原子数7〜20の7リールカルホニ
ル基、炭素原子数2〜2゜のフルキルスルホニル基、炭
素原子数7〜20の7リールスルホニル基、炭素原子数
2〜20のフルキルスルホニル基、炭素原子数2〜20
の置換カルバモイル基、炭素原子数4〜40の4級アン
モニウムカチオンか好ましい。
次に本発明に係るカップリング成分の具体例を下記に示
すが、本発明はこれによって限定されるものではない。
げ) ♂CH。
などが挙げられる。
本発明における感光層の中に含有されるジアゾ化合物と
カップリング成分は、加熱によって互いに接触、反応し
て発色するものであり、ジアゾ化合・物としては、発色
反応前に特定の波長の光を受けると分解する光分解性の
化合物が使用される。
本発明でいう光分解性のジアゾ化合物は主に芳香族ジア
ゾ化合物を指し、更に具体的には、芳香族ジアゾニウム
塩、ジアゾスルホネート化合物、ジアゾアミノ化合物を
指す。普通、ジアゾ化合物の光分解波長はその吸収極大
波長であるといわれている。又、ジアゾ化合物の吸収極
大波長はその化学構造に応じて、200nm位から70
0nm位まで変化することが知られている。(「感光性
ジアゾニウム塩の光分解と化学構造」角田隆弘、山岡亜
夫著 日本写真学会誌29 (4)197〜205頁(
+965))  すなわち、ジアゾ化合物を光分解性化
合物として用いると、その化学構造に応じた特定の波長
の光で分解する。又、ジアゾ化合物の化学構造を変える
ことにより、同じカップリング成分とカップリング反応
した場合であっても反応後の色素の色相を変化させるこ
とができる。
ジアゾ化合物は一般式ArN2Xで示される化合・物で
ある。(式中、Arは置換又は非置換の芳香環を表し、
N2はジアゾニウム基を表し、Xは酸アニオンを表す。
) 本発明では、光分解波長が異なるかあるいは、光分解速
度が異なるジアゾ化合物を用いることにより多色記録材
料とすることもできる。 本発明で使用されるジアゾ化
合物の具体例としては、例えば、下記の例が挙げられる
4−ジアゾ−1−ジメチルアミノベンゼン、4−ジアゾ
−2−ブトキシ−5−クロル−1−ジメチルアミノベン
ゼン、4−ジアゾ−1−メチルベンジルアミノベンゼン
4−ジアゾ−1−エチルヒドロキシエチルアミンベンゼ
ン、4−ジアゾ−1−ジエチルアミノ−3−メトキシベ
ンゼン、4−ジアゾ−1−モルホリノベンゼン、4−ジ
アゾ−1−モルホリノ−2,5−ジブトキシベンゼン、
4−ジアゾ−1−トルイルメルカプト−2,5−ジェト
キシベンゼン、4−シアシー1−ピペラジノ−2−メト
キシ−5−クロルベンゼン、4−ジアゾ−1−(N、N
−ジオクチルアミノカルボニル−・)ベンゼン、4−ジ
アゾ−1−(4−tert−オクチルフェノキシ)ベン
ゼン、4−ジアゾ−1−(2−エチルヘキサノイルピペ
リジノ)−2゜5−ジブトキシベンゼン、4−ジアゾ−
1−(2゜5−ジーtert−アミルフェノキシ−α−
フタノイルピペリジノ)ベンゼン、4−ジアゾ−1−(
4−メトキシ)フェニルチオ−2,5−ジェトキシベン
セン、4−ジアゾ−1−(4−メトキシ)ベンズアミド
−2,5−ジェトキシベンゼン。
4−ジアゾ−1−ピロリジノ−2−メトキシベンゼン 上記ジアゾ化合物とジアゾニウム塩を形成する酸の具体
例としては、例えば、下記の例が挙げられる。
C,F2.+1COOH(nは1〜9の整数)、C1F
 2−+IS O3H(mは1〜9の整数)、四フッ化
ホウ素、テトラフェニルホウ素、ヘキサフルオロリン酸
、芳香族カルボン酸、芳香族スルホン酸。
更に、塩化亜鉛、塩化カドミウム、塩化スズなどを用い
て錯化合物を形成させジアゾニウム塩の安定、化を行う
ことも出来る。
本発明に使用されるマイクロカプセルは、常三で40〜
95℃の沸点をもつ非水溶媒にジアゾニウム塩及び互い
に反応して高分子物質を生成する同種または異種の化合
物を溶解した溶液を、親水性保護コロイド溶液中に乳化
分散後、反応容器を減圧にしながら系を昇温しで溶媒を
留去しつつ油滴表面に壁形成物質を移動させ、かつ油滴
表面で重付加及び重縮合による高分子生成反応を進行さ
せて壁膜を形成させることにより製造された実質的に溶
媒を含まないマイクロカプセルであることが良好なシェ
ルフライフを得る点からみて好ましい。
また、本発明においてマイクロカプセルの壁を形成する
高分子物質は、ポリウレタン、ポリウレアより選ばれる
少なくとも1種により形成されるものであることが好ま
しい。
本発明において使用されるジアゾニウム塩を溶解させる
非水溶媒としては、ハロゲン化炭化水素、脂肪酸エステ
ル、ケトン類、エーテル類より選ばれ、る少なくとも1
種の化合物であることか好ましい。
本発明に用いられるマイクロカプセルの壁を形成する互
いに反応して高分子物質を生成する同種または異種の化
合物は、ポリウレア、ウレタンか好ましくそれぞれ相当
するモノマーとして芳香族または脂肪族インシアネート
化合物から選択される。本発明のジアゾ化合物を含有さ
せたマイクロカプセルは、相当するモノマーを重合し得
ることかできるか、モノマーの使用量は該マイクロカプ
セルの平均粒径0.3μ〜12μ、壁厚0.01〜0.
3になるように決定される。またジアゾ化合物は、0.
05〜5.0g/m’塗布することか好ましい。
本発明において一般式〔1〕で表されるカップリング成
分と共に色相調製等の目的で用いることかできるカップ
リング成分としては、塩基性雰囲気でジアゾ化合物とカ
ップリングして色素を形成するものであればいずれの化
合物も可能である。
、孕1えば、カルボニル基の隣にメチレン基を有するい
わゆる活性メチレン化合物、フェノール誘導体、ナフト
ール誘導体なとがあり、具体例として下記のものが挙げ
られ本発明の目的に合致する範囲で使用される。
レゾルシン、フロログルシン、2.3−ジヒドロキシナ
フタレン−6−スルホン酸ナトリウム、1−ヒトOキシ
ー2−ナフトエ酸モリホリノプロピルアミド、1.5−
ジヒドロキシナフタレン、2.3−ジヒドロキシナフタ
レン、2.3−ジヒドロキシ−6−スルフ7ニルナフタ
レン、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸モルホリノプロ
ピルアミド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸オクチル
アミド、2−ヒドロキシ−3−ナフトエ酸アニリド、ペ
ンシイルアセトニリド、1−フェニル−3−メチル−5
−ピラゾロン、i−(2,4,6−ドリクロロフエニル
)−3−アニリノ−5−ピラソロン、2−〔3−α−(
2,5−シーtert−アミルフエノキシ)−ブタンア
ミドベンツアミド〕 フェノール、2,4−ビス−(ペ
ンソイルアセ・、ドアミノ)トルエン、1,3−ビス−
(ピバロイルアセトアミノメチル)ベンゼン 本発明において、熱現像時に系を塩基性にしカップリン
グ反応を促進する目的で有機塩基を加える。これらの有
機塩基は、単独でも2種以上併用でも用いることかでき
る。塩基性物質としては、第3級アミン類、ピペリジン
類、ピペラジン類、アミジン類、フォルムアミジン類、
ピリジン類、グアニジン類、モルホリン類等の含窒素化
合物が挙げられる。
特には、N、N’−ビス(3−フェノキシ−2−ヒドロ
キシプロピル)ピペラジン、N、  Nビス[,3−(
p−メチルフェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル] 
ピペラジン、N、N’  −ビス[3−(p−メトキシ
フェノキシ)−2−ヒドロキシプロピル〕 ピペラジン
、N、N’−ビス(3−フェニルチオ−2−ヒドロキシ
プロピル)ピペラジン、N、  N  −ビス〔3−(
β−ナフトキシ)−2−ヒドロキシプロピル1 ピペラ
ジン、N−3(β−ナフトキシ)−2−ヒドロキシプロ
ピル−No−メチルピペラジン、14−ビス(〔3(N
−メチルピペラジノ)−2−ヒドロキシ]プロピルオキ
シ)ベンゼンなとのピペラジン類、N−(3−t:β−
ナフトキシ)−2−ヒドロキシ〕プロピルモルホリン、
1,4−ビス〔(3−モルホリノ−2−ヒドロキシ)プ
ロピルオキシ〕ベンゼン、1.3−ビス〔(3−モルホ
リノ−2−ヒドOキシ)プロピルオキシ〕ベンゼンなと
のモルホワウ類、N−(3−フェノキシ−2−ヒドロキ
シプロピル)ピペリジン、N−ドデシルピペリジンなと
のピペリジン類、トリフェニルグアニジン、トリシクロ
へキシルグアニジン、ジシクロへキシルフェニルグアニ
ジン等のグアニジン類等が具体的には好ましいっ 本発明において、ジアゾ化合物1重量部に対してカップ
リング成分は、0゜1〜30重量部、塩基性物質は、0
.1〜30重量部の割合で使用することか好ましい。
本発明においては、有機塩基の他にも発色反応を促進さ
せる目的のために発色助剤を加えることか・できる。
本発明の発色助剤に含まれるものとして、例えば低エネ
ルギーで迅速かつ完全に熱現像か行われるように、感光
層中にフェノール誘導体、ナフトール誘導体、アルコキ
シ置換ベンゼン類、アルコキシ置換ナフタレン類、ヒド
ロキシ化合物、アミド化合物、スルホンアミド化合物を
加えることができる。これらの化合物は、カップリング
成分あるいは、塩基性物質の融点を低下させるか、ある
いは、マイクロカプセル壁の熱透過性を向上させその結
果高い発色濃度が得られるものと考えられる。
本発明の発色助剤にはまた、熱融解性物質も含まれる。
熱融解性物質は、常温では固体であって加熱により融解
する融点506C〜150°Cの物質であり、ジアゾ化
合物、カップリング成分、或いは塩基性物質を溶かす物
質である。これらの化合物の具体例としては、脂肪酸ア
ミド、N置換脂肪酸アミド、ケトン化合物、尿素化合物
、エステル類等か°挙げられる。
11本発明に用いられるカップリング成分は、塩基性物
質、その他の発色助剤等とともに、サンドミル等により
水溶性高分子とともに固体分散して用いることもできる
か、適当な乳化助剤とともに乳化物にして用いる目的に
対して特に優れている。
好ましい水溶性高分子としては、マイクロカプセルを調
製する時に用いられる水溶性高分子が挙げられる(例え
ば、特開昭59−190886号参照)。この場合、水
溶性高分子溶液に対してカップリング成分、塩基性物質
1発色助剤はそれぞれ5〜40重量%になるように投入
される。分散されたあるいは乳化された粒子サイズは1
0μ以下になることが好ましい。
本発明の記録材料には、コピー後の地肌部の黄着色を軽
減する目的で光重合性組成物等に用いられる遊離基発生
剤(光照射により遊離基を発生する化合物)を加えるこ
とかできる。遊離基発生剤としては、芳香族ケトン類、
キノン類、ベンゾイン、ベンツインエーテル類、アゾ化
合物、有機ジスルフィド類、アシルオキシムエステル類
などが挙、げられる。添加する量は、ジアゾ化合物1重
量部に対して、遊離基発生剤を0.0+〜5重量部が好
ましい。
また同様に黄着色を軽減する目的で、エチレン性不飽和
結合を有する重合可能な化合物(以下、ビニルモノマー
と呼ぶ)を用いることができる。
ビニルモノマーとは、その化学構造中に少なくとも1個
のエチレン性不飽和結合(ビニル基、ビニリデン基等)
を有する化合物であって、モノマーやプレポリマーの化
学形態をもつものである。それらの例として、不飽和カ
ルボン酸及びその塩、不飽和カルボン酸と脂肪族多価ア
ルコールとのエステル、不飽和カルホン酸と脂肪族多価
アミン化合物とのアミド等が挙げられる。ビニルモノマ
ーはジアゾ化合物1重量部に対して0.2〜20重量部
の割合で用いる。
前記遊離基発生剤やビニルモノマーは、ジアゾ化合物と
共にマイクロカプセル中に含有されて用いることもでき
る。
本発明では以上の素材の他に酸安定剤としてクエン酸、
酒石酸、シュウ酸、ホウ酸、リン酸、ビロリン酸等を添
加することができる3 本発明の記録材料は、ジアゾ化合物を含有したマイクロ
カプセル、カップリング成分、及び有機塩基、その他の
濡加物を含有した塗布液を調製し、紙や合成樹脂フィル
ム等の支持体の上にバー塗布、ブレード塗布、エアナイ
フ塗布、グラビア塗布、ロールコーティング塗布、スプ
レー塗布、デイツプ塗布、カーテン塗布等の塗布方法に
より塗布乾燥して固分2.5〜30g/m’の感光層を
設ける。本発明の記録材料においては、マイクロカプセ
ル、カップリング成分、塩基などが上記方法に記したよ
うに同一層に含まれていても良いし、別層に含まれるよ
うな積層型の構成をとることもてきる。また、支持体の
上に特願昭59177669号明細書等に記載した中間
層を設けた後感光層を塗布することもできる。
本発明の支持体としては、通常の感圧紙や感熱紙、乾式
や湿式のジアゾ複写紙なとに用いられる紙支持体はいず
れも使用することかできる他、アル・・キルケテンタイ
マー等の中性サイス剤によりサイジングされたpH5〜
9の中性紙(特願昭55−14281号記載のもの)、
特開昭57−It6687号記載のステキヒトサイズ度
とメートル坪量との関係を満たし、かつベック平滑度9
0秒以上の紙、特開昭58−136492号に記載の光
学的表面粗さか8μ以下で、かつ厚みか30〜150μ
の紙、特開昭58−69091号記載の密度0.9g/
cm’以下でかつ光学的接触率が15%以上の紙、特開
昭58−69097号に記載のカナダ標準濾水度(JI
S  P8121)で400cc以上に叩解処理したバ
ルブより抄造し塗布液のしみこみを防止した紙、特開昭
58−65695号に記載のヤンキーマシーンにより抄
造された原紙の光沢面を塗布面とし発色濃度及び解像力
を改良するもの、特開昭59−35985号に記載の原
紙にコロナ放電処理を施し、塗布適性を改良した紙など
も用いることかできる。
また本発明で支持体として使用される合成樹脂フィルム
は、現像過程での加熱に対しても変形せず−・、寸法安
定性を有する公知の材料の中から任意に選択することが
できる。このようなフィルムとしては、ポリエチレンテ
レフタレートやポリエチレンテレフタレート等のポリニ
スチルフィルム、三酢酸セルロースフィルム等のセルロ
ース誘導体フィルム、ポリスチレンフィルム、ポリプロ
ピレンフィルム、ポリエチレン等のポリオレフィンフィ
ルム等が挙げられ、これら単体であるいは貼り合わせて
用いることができる。支持体の厚みとしては、20〜2
00μのものが用いられる。
本発明の記録材料に画像を形成する場合、下記の方法を
用いることが出来る。1つは、原稿を用いて露光して潜
像を形成せしめた後、この像形成部以外に光照射を行う
ことにより定着させる方法、もう1つは、熱ペン、サー
マルヘッド等の熱により発色画像を得た後、画像部以外
を光照射するうことにより定着させる方法である。いず
れの方法も好ましく用いることか出来る。露光用光源と
しては、種々の蛍光灯、キセノンランプ、水銀灯なとが
用いられ、この発光スペクトルか記録材料で用、いたジ
アゾ化合物の吸収スペクトルにほぼ一致していることか
、像形成部以外を効率良く光定着させることができて好
ましい。また、材料を加熱して現像する工程において、
加熱手段としては、熱ペン、サーマルヘッド、赤外線、
高周波、ヒートブロック、ヒートローラー等を朋いるこ
とかできる。
以下、本発明を実施例によって更に詳述するが本発明は
これらの実施例によって制限されるものではない。
実施例1 〔本発明のカプセル液Aの調製〕 =1−モルホリノ−
2,5−ジブトキシベンゼン−4−ジアゾニウムへキサ
フルオロリン酸塩3.45部及びキシリレンジイソシア
ネートとトリメチロールプロパン(3: I)付加物1
8部を酢酸エチル10部に添加し、加熱溶解した。この
ジアゾ化合物の溶液を、ポリ上ニルアルコール5.2部
か水58部に溶解されている水溶液に混合し、20°C
で乳化分散し、平均粒径2,5μの乳化液を得た。得ら
れ−た乳化液に水100部を加え、攪拌しながら50℃
に加温し、3時間後にジアゾ化合物を芯物質に含有した
カプセル液を得た。
[カプラー/塩基乳化液Bの調製] 二本発明具体的化
合物例(22)10部、トリフェニルグアニジン5部、
′リン酸トリクレジル3部を酢酸エチル50部に溶かし
、15%ポリビニルアルコール水溶液200部に加えて
ホモジナイザーて乳化分散した。これを30°Cに保っ
て酢酸エチルを除去し、乳化液Bを得た。乳化物の平均
粒子系は0.5μであった。
〔本発明の記録材料の作成〕 二上記カプセル液A50
部に、乳化液850部を加えて塗布液とした。
このとぶ液を平滑透明なポリエチレンテレフタレトフイ
ルム(厚さ75μm)にコーティングバーを用いて乾燥
重量Jog/m’になるように塗布し、50°C1分間
乾燥し記録材料を作成した。
〔発色および定着の試験〕
上記記録材料にテスト用原稿(トレーシングペーパーに
直径3cmの円を2B鉛筆で均一に黒く・塗ったもの)
を上に重ねて蛍光灯により露光した。このとき、蛍光灯
の発光スペクトルは420部mに極大値をもつランプを
使用したつ次いで、120℃に加熱したヒートブロック
により3秒間加熱して画像を形成した。形成した画像は
赤系に発色した。また、先に120°Cに加熱したヒー
トブロックにより加熱した後、420部mに吸収極大を
持つランプで全面露光した場合にも、形成した画像は赤
系に発色した。マクベス濃度計にて発色部の濃度を測定
したところ、それぞれ1.25であった。
実施例2.3 実施例1で用いた化合物(22)の代わりに、化合物(
9)(実施例2)、化合物(28)  (実施例3)を
用いてカプラー/塩基乳化液を得た他は実施例1と同様
な操作を行い、記録材料を作成し画像を形成させた。形
成した画像は赤系に発色し、マクヘス濃度計にて発色部
の濃度を測定したところ、それぞれ1.22(実施例2
)、121 (実施例3)であった。
比較例 1.2 実施例1で用いた化合物(22)の代わりに、5.5−
ジメチル−1,3−シクロヘキサンジオン(比較例1)
、5−フェニル−4−メトキシ力ルホニルー1,3−シ
クロヘキサンジオン(比較例2)を用いてカプラー/塩
基乳化液を得た他は実施例1と同様な操作を行い、画像
を形成させた。
形成した画像は赤系に発色し、マクベス濃度計にて発色
部の濃度を測定したところ、それぞれ1゜20 (比較
例+)、l  19  (比較例2)であった。
次に、得られた記録材料の保存性と地肌部分のカブリを
比較した。保存性の試験は40°C190%RHの条件
下1日放置した材料の透明性を観察することにより行っ
た。保存性が不良の場合、白濁して観察されるため記録
材料として適さない。
また、地肌部分のカブリの試験は、地肌部分の濃度をマ
クヘス濃度計により測定することにより行った。
それぞれの結果を第1表に示す。
[第1表] 記録材料の保存性と地肌部分のカプリ比較保存性 カプリ濃度 これらの結果より本発明のカップリング成分は乳化液の
保存性、安定性、地肌部分のカプリ防止にすぐれている
ことかわかる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)支持体上に、ジアゾ化合物、カップリング成分、及
    び有機塩基を含有する記録層を設けた感光感熱記録材料
    において、該カップリング成分が3−シクロヘキセノン
    誘導体であることを特徴とする感光感熱記録材料。 2)該カップリング成分が3−シクロヘキセノンの3位
    に酸素原子、窒素原子、硫黄原子などのヘテロ原子を介
    して結合する置換基を有する3−シクロヘキセノン誘導
    体であることを特徴とする請求項1に記載の感光感熱記
    録材料。 3)請求項2に記載の3−シクロヘキセノンの3位の置
    換基が酸素原子を介して結合する置換基を有する3−シ
    クロヘキセノン誘導体であることを特徴とする請求項1
    に記載の感光感熱記録材料。 4)該ジアゾ化合物が、マイクロカプセル中に含有され
    ていることを特徴とする請求項1に記載の感光感熱記録
    材料。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007088204A (ja) * 2005-09-22 2007-04-05 Fujitsu Ltd 多層回路基板設計支援方法、プログラム、装置及び多層回路基板
US8106303B2 (en) 2006-08-02 2012-01-31 Nec Corporation Printed wiring board including a thermal land for supressing heat dissipation

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