JPH0479097B2 - - Google Patents
Info
- Publication number
- JPH0479097B2 JPH0479097B2 JP12169084A JP12169084A JPH0479097B2 JP H0479097 B2 JPH0479097 B2 JP H0479097B2 JP 12169084 A JP12169084 A JP 12169084A JP 12169084 A JP12169084 A JP 12169084A JP H0479097 B2 JPH0479097 B2 JP H0479097B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- metal
- cathode ray
- alumina
- ray tube
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 239000002184 metal Substances 0.000 claims description 16
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 claims description 16
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims description 12
- PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N aluminium oxide Inorganic materials [O-2].[O-2].[O-2].[Al+3].[Al+3] PNEYBMLMFCGWSK-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims description 9
- VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N Silicium dioxide Chemical compound O=[Si]=O VYPSYNLAJGMNEJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 4
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 4
- MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N Zirconium dioxide Chemical compound O=[Zr]=O MCMNRKCIXSYSNV-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 4
- 239000000377 silicon dioxide Substances 0.000 claims 2
- 239000000463 material Substances 0.000 description 12
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 10
- 238000000034 method Methods 0.000 description 8
- 239000010439 graphite Substances 0.000 description 7
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 description 7
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 description 5
- 239000004927 clay Substances 0.000 description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 150000002739 metals Chemical class 0.000 description 2
- 238000005245 sintering Methods 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 229910052570 clay Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000011248 coating agent Substances 0.000 description 1
- 238000000576 coating method Methods 0.000 description 1
- 239000004020 conductor Substances 0.000 description 1
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 description 1
- 230000001771 impaired effect Effects 0.000 description 1
- 230000002401 inhibitory effect Effects 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000000126 substance Substances 0.000 description 1
- 230000001629 suppression Effects 0.000 description 1
- 238000007740 vapor deposition Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J29/00—Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
- H01J29/96—One or more circuit elements structurally associated with the tube
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は、陰極線管内で偶発的に生ずる放電の
悪影響を抑制した陰極線管に関する。
悪影響を抑制した陰極線管に関する。
発明に最も近い公知例およびその要約
陰極線管では公知のように明るい高解像度の画
像を得るために、高速に加速し且つ細く絞つた電
子ビームを用いる。その目的で、一般に、管内の
一部の電極や蛍光面などに10〜30kV程度の高電
圧を印加している。陰極線管の設計、製造にあた
つては、管内放電が発生しないように細心の配慮
をしているのは勿論であるが、多種多様な全く偶
発的な原因によつて管内放電が発生するのを完全
には防止し切れないのが実情である。このような
管内放電に対して、もし何等対策していないと放
電経路に沿つて異常な大電流が流れ、電極焼損、
接続線の焼損による断線、その他種々の事故が発
生して陰極線管は以後使用不能となり寿命を終わ
つてしまう。このような事態が生じた場合には、
通常この陰極線管を使用する器具たとえばテレビ
ジヨン受信機やオツシロスコープなどの回路側に
も若干の被害が生じる。
像を得るために、高速に加速し且つ細く絞つた電
子ビームを用いる。その目的で、一般に、管内の
一部の電極や蛍光面などに10〜30kV程度の高電
圧を印加している。陰極線管の設計、製造にあた
つては、管内放電が発生しないように細心の配慮
をしているのは勿論であるが、多種多様な全く偶
発的な原因によつて管内放電が発生するのを完全
には防止し切れないのが実情である。このような
管内放電に対して、もし何等対策していないと放
電経路に沿つて異常な大電流が流れ、電極焼損、
接続線の焼損による断線、その他種々の事故が発
生して陰極線管は以後使用不能となり寿命を終わ
つてしまう。このような事態が生じた場合には、
通常この陰極線管を使用する器具たとえばテレビ
ジヨン受信機やオツシロスコープなどの回路側に
も若干の被害が生じる。
近年このような陰極線管で管内放電が生じた場
合の放電電流による事故対策として、ソフトフラ
シユと呼称される放電電流抑制法が用いられるよ
うになつてきた。通常、陰極線管の管内放電によ
る放電電流は、陰極線管のバルブ内壁に塗布した
黒鉛導電膜を流れ、さらに黒鉛導電膜に電気的に
接続されている電子銃を経てテレビジヨンセツト
などの電気回路に流れる。このため、これまで検
討され一般に使われているソフトフラツシユ法に
は、黒鉛導電膜の電気抵抗を高くして此の導電膜
内で放電のエネルギーを消尽させる方法や、電子
銃を構成する電極間の導電接続線に高抵抗体を用
いる方法(実公昭40−12432号、特開昭55−86055
号)などがあつた。これらの方法は、それぞれに
利点と欠点を有するが、電子銃電極間の接続に高
抵抗体を用いる方法の方が欠点が少なく、今後こ
の方式が多く用いられるものと考えられる。第2
図は、高抵抗体で電極間の接続を行つた電子銃の
概略側面図で、4が電極、5が高抵抗体である。
合の放電電流による事故対策として、ソフトフラ
シユと呼称される放電電流抑制法が用いられるよ
うになつてきた。通常、陰極線管の管内放電によ
る放電電流は、陰極線管のバルブ内壁に塗布した
黒鉛導電膜を流れ、さらに黒鉛導電膜に電気的に
接続されている電子銃を経てテレビジヨンセツト
などの電気回路に流れる。このため、これまで検
討され一般に使われているソフトフラツシユ法に
は、黒鉛導電膜の電気抵抗を高くして此の導電膜
内で放電のエネルギーを消尽させる方法や、電子
銃を構成する電極間の導電接続線に高抵抗体を用
いる方法(実公昭40−12432号、特開昭55−86055
号)などがあつた。これらの方法は、それぞれに
利点と欠点を有するが、電子銃電極間の接続に高
抵抗体を用いる方法の方が欠点が少なく、今後こ
の方式が多く用いられるものと考えられる。第2
図は、高抵抗体で電極間の接続を行つた電子銃の
概略側面図で、4が電極、5が高抵抗体である。
電子銃電極間を接続する高抵抗体には、従来
は、アルミナ、粘土、黒鉛粉の混合焼結体が用い
られて来たが、この場合は黒鉛粉が導電エレメン
トとして機能している。この高抵抗体による放電
電流抑制効果は著しく、抵抗値も容易に制御する
ことが出来るため、放電電流の制御も容易であ
る。しかし、このような利点を有する高抵抗体で
はあるが、本来ガス放出量の多い黒鉛を使用して
いるため、放電電流によるジユール熱で加熱され
たときにガスが発生し、陰極の電子放出機能を阻
害するという問題が生じていた。
は、アルミナ、粘土、黒鉛粉の混合焼結体が用い
られて来たが、この場合は黒鉛粉が導電エレメン
トとして機能している。この高抵抗体による放電
電流抑制効果は著しく、抵抗値も容易に制御する
ことが出来るため、放電電流の制御も容易であ
る。しかし、このような利点を有する高抵抗体で
はあるが、本来ガス放出量の多い黒鉛を使用して
いるため、放電電流によるジユール熱で加熱され
たときにガスが発生し、陰極の電子放出機能を阻
害するという問題が生じていた。
本発明の目的は、このような問題が生じないよ
うにした高抵抗体によつて電子銃電極間の継線を
行つた陰極線管を提供することにある。
うにした高抵抗体によつて電子銃電極間の継線を
行つた陰極線管を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明においては、
絶縁物粉体と金属との混合焼結体からなる電気抵
抗体を、電子銃の電極間継線に用いることとし
た。すなわち、導電性物質として、高温に加熱さ
れたときのガス放出量が多い黒鉛を用いる代わり
に、ガス放出量が少なく導電性のよい金属を用い
ようというのである。ただし、よく知られている
ように、陰極線管の製造工程中の排気作業では、
排気しようとする個所を高温に加熱して、その個
所に吸蔵、吸着されているガスの圧力あるいは体
積を大きくしてガスを放出させ真空ポンプで吸い
出させる。従つて、本発明に係る高抵抗体を構成
する各材料が、この排気作業時の高温に耐えられ
なければならないことは言うまでもない。
絶縁物粉体と金属との混合焼結体からなる電気抵
抗体を、電子銃の電極間継線に用いることとし
た。すなわち、導電性物質として、高温に加熱さ
れたときのガス放出量が多い黒鉛を用いる代わり
に、ガス放出量が少なく導電性のよい金属を用い
ようというのである。ただし、よく知られている
ように、陰極線管の製造工程中の排気作業では、
排気しようとする個所を高温に加熱して、その個
所に吸蔵、吸着されているガスの圧力あるいは体
積を大きくしてガスを放出させ真空ポンプで吸い
出させる。従つて、本発明に係る高抵抗体を構成
する各材料が、この排気作業時の高温に耐えられ
なければならないことは言うまでもない。
第1図は本発明に係る高抵抗体の一例の拡大断
面図である。図中、1はアルミナ、2は金属、3
は粘土である。前述の如く、従来の高抵抗体では
黒鉛が導電エレメントとして機能していた。従つ
て導電性の物質でガス放出の少ない物質であれ
ば、問題となつている黒鉛に代替することが可能
である。このような物質で一般的に実績があるの
は金属であり、排気作業時の高温に耐える金属材
料のうち、抵抗体の製造に便利で価格的にも有利
なものを任意に選択して差支えない。
面図である。図中、1はアルミナ、2は金属、3
は粘土である。前述の如く、従来の高抵抗体では
黒鉛が導電エレメントとして機能していた。従つ
て導電性の物質でガス放出の少ない物質であれ
ば、問題となつている黒鉛に代替することが可能
である。このような物質で一般的に実績があるの
は金属であり、排気作業時の高温に耐える金属材
料のうち、抵抗体の製造に便利で価格的にも有利
なものを任意に選択して差支えない。
また、従来の抵抗体の母材としてはアルミナが
よく用いられていたが、母材もまたアルミナに限
定されるものではなく、アルミナのほか、ジルコ
ニア、シリカ、チタニアなどのセラミツクス材か
ら、製造に便利で経済的なものを任意に選定して
差支えない。
よく用いられていたが、母材もまたアルミナに限
定されるものではなく、アルミナのほか、ジルコ
ニア、シリカ、チタニアなどのセラミツクス材か
ら、製造に便利で経済的なものを任意に選定して
差支えない。
抵抗体の製法は、従来のものの場合と何等変わ
ることなく、例えばアルミナ粉等の絶縁物粉、金
属粉を混合焼結して得られる。また、溶融金属や
金属溶液を用いて、アルミナ粉などを適宜金属膜
で被覆した粉末を混合焼結して製作してもよい。
金属の種類によつては、蒸着によつて絶縁物粉体
の外面を被覆するようにしても良い。
ることなく、例えばアルミナ粉等の絶縁物粉、金
属粉を混合焼結して得られる。また、溶融金属や
金属溶液を用いて、アルミナ粉などを適宜金属膜
で被覆した粉末を混合焼結して製作してもよい。
金属の種類によつては、蒸着によつて絶縁物粉体
の外面を被覆するようにしても良い。
抵抗体の抵抗値の制御も、従来の黒鉛を用いて
いた場合と同様に、金属の混合量、セラミツク粉
の粒度制御または被覆金属層の厚さ制御などによ
つて任意に行うことができる。
いた場合と同様に、金属の混合量、セラミツク粉
の粒度制御または被覆金属層の厚さ制御などによ
つて任意に行うことができる。
以上説明したように本発明によれば、従来の場
合と同様な製法による抵抗体を用いて管内放電時
にガス放出が少ない信頼性の高い陰極線管が得ら
れる。
合と同様な製法による抵抗体を用いて管内放電時
にガス放出が少ない信頼性の高い陰極線管が得ら
れる。
第1図は本発明に係る抵抗体の拡大断面図、第
2図は電極間を抵抗体を用いて接続した電子銃を
示す概略側面図である。 1……アルミナ、2……金属、3……粘土、4
……電極、5……抵抗体。
2図は電極間を抵抗体を用いて接続した電子銃を
示す概略側面図である。 1……アルミナ、2……金属、3……粘土、4
……電極、5……抵抗体。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 絶縁物粉体と金属との混合焼結体からなる電
気抵抗体を、電子銃の電極間継線に用い、前記電
気抵抗体が、アルミナ、ジルコニア、シリカ又は
チタニアの一種または複数種類の粉体と金属粉体
との混合焼結体よりなることを特徴とする陰極線
管。 2 前記電気抵抗体が、アルミナ、ジルコニア、
シリカ又はチタニアの一種または複数種類の粉体
を金属で被覆したものの焼結体よりなることを特
徴とする特許請求の範囲第1項記載の陰極線管。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12169084A JPS612239A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 陰極線管 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12169084A JPS612239A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 陰極線管 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS612239A JPS612239A (ja) | 1986-01-08 |
JPH0479097B2 true JPH0479097B2 (ja) | 1992-12-15 |
Family
ID=14817461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12169084A Granted JPS612239A (ja) | 1984-06-15 | 1984-06-15 | 陰極線管 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS612239A (ja) |
-
1984
- 1984-06-15 JP JP12169084A patent/JPS612239A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS612239A (ja) | 1986-01-08 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US2339392A (en) | Cathode | |
US4105910A (en) | Fluorescent lamp with an integral fail-safe and auxiliary-amalgam component | |
US5585694A (en) | Low pressure discharge lamp having sintered "cold cathode" discharge electrodes | |
US3911309A (en) | Electrode comprising a porous sintered body | |
US3295008A (en) | Electron discharge device with current surge attenuating resistance | |
US4739439A (en) | Overvoltage arrester | |
JPS6217347B2 (ja) | ||
US3400294A (en) | Heated cathode and method of manufacture | |
US2497496A (en) | Electrode structure for electric discharge devices or lamps | |
US4153857A (en) | Television cathode ray tube having getter flash tolerant internal resistive element | |
US2417461A (en) | Electron tube and method of making same | |
JP2773174B2 (ja) | 電極材料 | |
JPH0479097B2 (ja) | ||
EP1150334B1 (en) | Electrode for discharge tube and discharge tube using it | |
US4471264A (en) | Cathode ray tube | |
US3510280A (en) | Diffusion bond for refractory metals | |
JPH01311585A (ja) | 放電型サージ吸収素子 | |
US4835441A (en) | Directly heated sorption getter body | |
JP2005285587A (ja) | 冷陰極管用電極及び該電極を用いた冷陰極管 | |
JP3720913B2 (ja) | 含浸型陰極構体、これに用いられる陰極基体及びこれを用いた電子管 | |
JPH0121581B2 (ja) | ||
JPH11213947A (ja) | 放電管用陰極 | |
JPS645835Y2 (ja) | ||
JPH065224A (ja) | Crt内蔵抵抗器 | |
JPH0536460A (ja) | 放電型サージ吸収素子 |