JPH0478901A - プロセスの状態認識装置 - Google Patents

プロセスの状態認識装置

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JPH0478901A
JPH0478901A JP19359790A JP19359790A JPH0478901A JP H0478901 A JPH0478901 A JP H0478901A JP 19359790 A JP19359790 A JP 19359790A JP 19359790 A JP19359790 A JP 19359790A JP H0478901 A JPH0478901 A JP H0478901A
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JP
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amount
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JP19359790A
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English (en)
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Tsunenobu Fukuda
経宣 福田
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Kanegafuchi Chemical Industry Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野〕 本発明は、所定のプロセスに関し熟練オペレータの持つ
定性的な評価に基づく経験則を数学的に取り扱うファジ
ィ推論に係り、詳しくは、上記プロセスからの複数種の
入力変数に係るあいまい関数と上記プロセスの状態とか
らあいまい制御則を作成し、このあいまい制御則に基づ
いて上記プロセスの状態を認識するプロセスの状態認識
装置に関する。
〔従来技術〕
近年、熟練オペレータの持つあいまい情報を含む定性的
な制御知識を活用したファジィ制御システムが多用化さ
れつつある。このようなファジィ制御システムは所定の
プロセスを、ある入力変数若しくは出力変数に係り計測
データ集合のデータ要素を人間の主観的判断に基づいて
、第8図に示すように5そのデータ量が「極めて小さい
J  (NB)、「やや小さいJ  (NS)、  「
中程度であるJ(MM)rやや大きいJ  (PS)及
び「極めて大きいJ  (PB)といったファジィラベ
ルの群集合に分類し、上記ファジィラベルの群集金銀に
この群集合に含まれるデータ要素の数及びデータ量に基
づいて人間の主観的定性的概念を数学的に自由に表現し
得るメンバシップ間数15(あいまい間数)として表し
、このメンバシップ関数15に基づいて熟練オペレータ
と同等の制御〔認識〕を自動的に実現しようとするもの
である。  この場合上記メンバシップ関数15として
は台形状のものが設定されているが、三角形状のものが
設定される場合もある。
また、熟練オペレータの主観的な判断が取り入れられる
場合としては、上記とは別に上記プロセスからの入力変
数及びこれに付与されたファジィラベルを含む前件部と
、上記プロセスへの出力変数及びこれに付与されたファ
ジィラベルを含む後件部とよりなるファジィ制御則(あ
いまい制御則)を作成する時である。このようなファジ
ィ制御則は1例えば[上記プロセスからの入力変数の計
測データ量として1人力変数NWが大きく増加し且つ入
力変数PHが小さく減少し且つ入力変数下EMPが小さ
く減少するならば、上記プロセスへの出力変数81は大
きく増加する状態であるJといった熟練オペレータの定
性的な制御知識が以下のファジィ制御則として表される
IFI:NW=PB  and  PH=NSand 
 TEMP=NS) THEN (B I =PB) 上記したようなファジィ制御システムにおいては熟練オ
ペレータの持つ定性的な制御知識を上記メンバシップ関
数15やファジィ制9B荊に適切に反映させることが重
要となる。即ち、上記メンバシップ関数15やファジィ
制御則の作成状態いかんによって上記ファジィ制御シス
テムのlIJ御精度の良し悪しが左右されることになる
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記メンバシップ関数15やファジィ制
御則を作成する際には、必然的に人の主観が入るため、
これらの作成を適切に行うことは容易ではない。特に、
適用される変数の数が多(なればなおさらである。
本来ならば上記プロセスの実データに基づいて上記メン
バシップ関数やファジィ制御則の作成を行うことが好ま
しい。
従って1本発明の目的とするところは、所定のプロセス
からの複数の入力変数の実データに基づいて、あいまい
関数及びあいまい制御則を適切に作成することにより、
上記プロセスの状態を精度良く認識することのできるプ
ロセスの状態認識装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために2本発明が採用する主たる手
段は、その要旨とするところが、所定のプロセスからの
複数種の入力変数に係るあいまい関数と上記プロセスの
状態とからあいまい制御則を作成しこのあいまい制御則
に基づいて上記プロセスの状態を認識するプロセスの状
態認識装置において、上記複数種の入力変数の計測デー
タ蓋に対応する上記プロセスの状態を設定入力する人力
手段と、上記プロセスのある状態に係る上記複数種の入
力変数の複数の計測データ量を多変数グラフとして表示
する入力変数表示手段と、該入力変数表示手段により表
示された入力変数の種類毎に当該入力変数の計測データ
量に対する発生頻度を算出する発生頻度算出手段と、該
発生頻度算出手段により算出された上記入力変数の発生
頻度に基づいて上記入力変数の種類毎にあいまい関数を
決定するあいまい関数決定手段とを具備してなる点に係
るプロセスの状態認識装置である。
〔作用〕
本発明によれば、所定のプロセスからの複数の入力変数
の計測データ量に対応する上記プロセスの状態が入力手
段により設定入力される。そして上記プロセスのある状
態にかがるある複数種の入力変数の複数の計測データ量
が入力変数表示手段により多変数グラフとして表示され
る。これにより1例えば熟練オペレータは上記プロセス
の状態の特徴を多変数パターンとして容易に把握するこ
とができ これをあいまい制御則に適切に反映させるこ
とができる。また1発生頻度算出手段が上記入力変数表
示手段により表示された人力変数の種類毎に当該入力変
数の計測データ量に対する発生頻度を算出する。そして
、あいまい関数決定手段が実データとしての上記人力変
数の計測データ量から算出された発生頻度に基づいて上
記入力変数の種類毎にあいまい関数を決定する。そこで
上記決定された入力変数の種類毎のあいまい関数とこれ
らに対応するプロセスの状態とからあいまい制御則が作
成される。そして、当該状態認識装置は上記作成された
あいまい制御則に基づいて上記プロセスの状態を認識す
る。
〔実施例〕
以下添付図面を参照して9本発明を具体化した実施例に
つき説明し3本発明の理解に供する。尚。
以下の実施例は1本発明を具体化した一例であっで1本
発明の技術的範囲を限定する性格のものではない。
ここに、第1図は本発明の一実施例に係る状態認識装置
の概略構成を示すブロック回、第2図(a)は同状態認
識装置のCRTに表示された星型パターンであってプロ
セスが副成分生成量増加の状態にある場合を示すデイス
プレィ図、同図ら)は上記星型パターンがプロセスの副
生物生成量減少の状態にある場合を示すデイスプレィ図
、同図(C)は上記足型パターンがプロセスの副生物生
成量のバランス状態を示すデイスプレィ図、第3図(a
)は第2図(a)における各入力変数のデータ要素のヒ
ストグラムを同時に示すデイスプレィ図、同図〜)は第
2図(ト))の各入力変数のデータ要素のヒストグラム
を同時に示すデイスプレィ図、第4図は第2図(a)の
入力変数SUBに係る座標をA−A矢視に概念的に見た
場合のデータ分布とこのデータ分布に基づいて設定され
るメンバシップ関数を示すグラフ、第5図はプロセスの
代表的な6つの状態をそれぞれ足型グラフで同時に示す
デイスプレィ図、第6図は上記6つの状態毎の入力変数
SUBに係るデータ要素の計測データ量の出現幅をハー
グラフとして同時に示すデイスプレィ図、第7図は上記
状態認識装置の処理手順を示すフローチャートである。
本実施例に係る状態認識装置1は、第1図に示すように
5プロセスBからの6種の入力変数TEMP、PH,S
UB、NW、Do、MOL (第2図(a))の計測デ
ータ量に対応する上記プロセスBの状態を設定入力する
キーボード3(入力手段)と、上記プロセスBのある状
態にかかる上記6種の入力変数の複数の計測データ量を
多変数グラフである足型グラフとして表示するCRT5
 (入力変数表示手段)と、上記CRT5により表示さ
れた上記入力変数の種類毎に当該入力変数の計測データ
量に対する発生頻度として評価し得るヒストグラムを算
出し該算出された人力変数のヒストグラムに基づいて上
記入力変数の種類毎に上記メンバシップ関数15(第4
図)を決定すると共に上記決定された入力変数の種類毎
のメンバシップ関数とこれに対応する状態とから上記プ
ロセスBの状態を認識するためのファジィ制御則を作成
するエディタ4とから主として構成されている。向上記
作成されたファジィ制御則は1例えばファジィ知識ベー
ス2に格納される。
更に、上記状態認識装置1は、上記プロセスBからの6
種の入力変数及びこの入力変数毎のメンバシップ関数と
が適合する上記ファジィ知識ベース2中のファジィ制御
則に適用して上記プロセスBの状態を推論する推論部7
と、上記ファジィ知識ベース2に格納されているファジ
ィ制御則の妥当性を上記推論部7を介して検証するシミ
ュレータ8をも具備している。尚1作業メモリ9は入出
力ボート10を介してファジィ推論に供されるべきプロ
セスBからの入力変数や推論部7からの状態認識結果を
一時的に保持するためのものである。
上記状態認識装置1において、プロセスBからの6種の
入力変数TEMP、PH,SUB、NWDo、MOLが
入力されると9例えば第5図の図中左右に示すCRT5
の3番目の単位画面17に。
原点0を中心に放射状に設定されたそれぞれの入力変数
の座標軸において、上記各入力変数のこの時の計測デー
タ量の隣合ったそれぞれの座標点が線で結ばれて形成さ
れた足型グラフ18が表示される。これらの足型グラフ
18はプロセスBの状態毎に同じ単位画面17に表示さ
れている。この場合、上記プロセスBに係る典型的な状
態としては、6種類のものが挙げられている。従って、
上記ある状態に対応する上記6種の入力変数の一組の計
測データ量が上記足型グラフ18として表示され、順次
当該状態に係る上記−組毎の計測データ量の足型グラフ
18が同一の単位画面17に重ね書きして表示される。
そこで、上記プロセスBのある状態に係る上記入力変数
の複敞組の計測データ量からなる複数の星型グラフ18
に基づいて、第2図(a)に示すように1足型パターン
11□を表示することができる。
この足型パターンllaは上記プロセスBの状態が副生
物の増加状態にある場合を示すものであって、上記第5
図に示す3番目の単位画面17に示された星型グラフ1
8の集合に対応している。上記足型パターンllaは、
隣あった各入力変数の計測データ量の最大値を結んだ線
分よりなる星型グラフMAXと上記各入力変数の計測デ
ータ量の最小値を結んだ線分よりなる星型グラフMIN
との間に形成されたドーナツ形状として示される。
尚、上記星型パターン11.において破線で示した星型
グラフMEANは各入力変数毎の計測データ量の重み付
き平均値をそれぞれ線分で結んだものである。
同様に、第2図(blに示す足型パターンllbは副生
物生成量が減少している状態に係る各入力変数の典型パ
ターンを示すものであって、第5図に示す5番目(下側
中央)の単位画面17に示す星型グラフ18の集合に該
当する。また、第2図(C)に示す星型パターン11c
は上記プロセスBが副生物生成量がバランス状態である
場合の上記各入力変数の典型パターンを示すものである
。従って認識すべき状態毎の各計測データ量の組は当該
状態に対応する星型パターン内に全て包含されるため、
この足型パターンによって該当する状態が特徴付けられ
る。また、第5図の各単位画面17に示す足型グラフ1
8の集合による足型パターンを観察すれば、ある入力変
数における計測データ量の最大値と最小値の間の上記計
測データ量の集中度合を上記複数の足型グラフ18の粗
密度によって判断することができる。
本実施例装置では、上記状態毎に各入力変数の計測デー
タ量の集中度合、即ち上記計測データ量に対する発生頻
度を、第3図(a)に示す表示画面12よのヒストグラ
ム13としてそれぞれ表示することもできる。
尚1図中各入力変数毎のヒストグラム13において際立
って上方に突出したバーGは該当する入力変数の計測デ
ータ量の重心値の位置を示すものである。尚、上記表示
画面12.に示された各ヒストグラム13は上記星型パ
ターン1111(第2図(a))の各入力変数毎の計測
データ量のデータ分布に対応している。同様に、第3図
ら)の表示画面12I、に示した各入力変数毎のヒスト
グラム13は上記足型パターン11し (第2図(b)
)に係る各入力変数の計測データ量のデータ分布に対応
するものである。
上記したように構成された状態認識装置1によるプロセ
スBの状態認識に係る処理手順につき第8図のフローシ
ートを用いてステップSl、S2、・・・の順に以下説
する。尚、このような処理手順を記載したプログラムは
上記ファジィ知識ベース2に格納されている。
先ず、ある状態のプロセスBからの6種の入力変数TE
MP、PH,SUB、NW、Do  MOLのそれぞれ
の計測データ量が一組として上記状態認識装置1のエデ
ィタ4に入力される(Sl)。
そして、上記−組の入力変数の計測データ量はCRT5
に星型グラフ18として表示される(S2)そこで1例
えば熟練オペレータは上記CRT5に表示された足型グ
ラフ18を見てこの足型グラフ18に表現されたプロセ
スBの状態が何であるか。
例えば現在プロセスBにおいて副生物生成量が増加して
おりその程度は大きいといった状態をキ−ボード3から
設定入力する(53)、そして、上記足型グラフ18に
表示された各人力変数の一組の計測データ量と上記熟練
オペレータによって設定入力された状態とが一組の知識
データとして上記ファジィ知識ベース2に格納される。
この−組の知識データは、CRT5に状態別の足型グラ
フ18(第5圀)若しくは状態毎の足型パターン11a
、III、、llc  (第2図(a)〜(C))とし
て表示される(S4)。
同様に、上記プロセスBからの別の組の入力変数の各計
測データ量が当該状態認識装置1に入力されて上記した
ステップS1〜S4が繰り返し実jテされ(S5)、多
数組の上記知識データがファジィ知識ベース2に蓄積さ
れる。それによって。
ステップS4において示す状態別の星型グラフ18の集
合は増大化し、上記状態別の足型パターンはそれぞれ特
徴的なパターンとして形成される。
尚、上記熟練オペレータがプロセスBからの状態を設定
入力する際に、上記ファジィ知識ベース2に格納された
知識データの組数が少ない時にはその状態を認識し設定
入力することが比較的容易ではないが、上記知識データ
の組数が増加して上記CRT5に表示された足型パター
ンが特徴化されて来ると、その時のプロセスBの状態に
係る計測データ量の星型グラフ18を上記星型パターン
と対比することにより容易にその時の状態を認識するこ
とができる。
そして、上記知識データを蓄積するための入力手順が完
了すれば(S5)、上記プロセスBがらの6種の入力変
数の計測データ量とこれらに対応する状態との組み合わ
せよりなる多数組の知識データが上記ファジィ知識ベー
ス2に蓄積されたことになる。
そして、上記多数組の知識データに基づいて表現される
星型パターンの各入力変数の計測データ量の最大値と最
小値との間の計測データの発生頻度を示す状態毎のヒス
トグラム13(第3図(a)(b))の集合を表示画面
12a 、  12bとしてCRT5に表示することが
できる(S6)。この場合上記ヒストグラム13に基づ
いて当該入力変数に係るメンバシップ関数15を決定す
ることができる。例えば上記プロセスBの状態が副生物
生成量増加の状態にある場合の星型パターン116 〔
第2図(a))の入力変数SUBの座標軸を、A−A矢
視に概念土兄たヒストグラム13に対応するデータ分布
曲線14を第4図に示す。そこで1上記エデイタ4は上
記データ分布曲線14に基づいてその重み付き平均値(
MEAN)を頂点Tとするメンバシップ関数15を決定
する(S7)。その際上記入力変数SUBに係る全ての
状態の計測データ量の出現幅を、第6図に示すように 
バーグラフ19としてCRT5の表示画面20に示し、
この表示画面20に表示された各状態毎のバーグラフ1
9を、第4図に示すメンバシップ関数15の底辺側の頂
点B、若しくはB、を決定するときの指標とすることも
できる。それによって、全ての状態に当たる上記入力変
数SUBの計測データ量に対し、ファジィラベルNB、
NS、MM、PSPB毎のメンバシップ関数を決定する
ことができる。尚、第6図のバーグラフ19において黒
塗りの部分は当該入力変数SUBの計測データ量の最大
値と最小値の間の区間を示すものであって、各バーグラ
フ19の中央部下方に表記された数字は左から順に上記
計測データ量の最小値9重み付き平均値、最大値をそれ
ぞれ示す。そして、上記各入力変数及びそのメンバシッ
プ関数の付与されたファジィラベルの組み合わせとこれ
らの組み合わせに対応するプロセスBの状態との知識に
基づいて、IF−THEN形式のファジィ制御則がエデ
ィタ4によって作成される(S8)。例えば 上記ファ
ジィ制御則は以下のように表現される。
IF  TEMP=PB、PH=NB。
NW=PB、DO=NB、N0L=NB。
THEN  5T=BY−PRODUCT(incre
ase) 又は。
IF  TEMP=NB、  PH=PB。
NW=NB、DO=PB、N0L=PBTHEN   
ST=BY−PRODUCT(decrease) そして、上記したように作成されたファジィ制御則は上
記ファジィ知識ベース2に格納される。
そこで、上記ファジィ制御則を用いたプロセスBに係る
状態の認識精度がシミュレータ8によってプロセスBか
らの実データに基づいて検証される(S9)。上記した
検証をおこなった結果を表1に示す。
表1 それによれば、プロセスBからの各出力変数に基づいて
当該プロセスBの状態を判断した場合。
熟練オペレータの判断結果を正解とすると1本実施例に
係る状態認識装置1による判断結果では各状態によって
正解率の差異はあるが、概ね90%程度の正解率を得る
ことができた。特に、当該プロセスBの操業上、悪影響
を及ぼす副生物生成量の増加状態においては正解率99
%といった良好な結果を示した。尚1本実施例装置では
3例えば第2図(a)に示すに型パターンllaにおい
て各変数の重み付き平均値を線分で結んだ足型グラフM
EANに上記プロセスBの各入力変数の計測データ量が
一致した時その状態(この場合副生物生成量が増加状態
)への適合度が最大になる。
上記したように本実施例装置によれば、プロセスBの各
状態毎の足型パターンがCBr4に表示されるので、上
記プロセスBからの新たな入力変数の計測データ量に関
してその時の状態の特徴が把握されやすくなる。また、
上記複数の足型グラフ18の集まりにおいてこの星型グ
ラフ18の粗密度により入力変数の計測データ量のヒス
トグラムを極めて容易に判断することができる。
従って、上記状態認識装置1にはプロセスBからの複数
種の入力変数の実データに基づいて、上記プロセスBの
状態に対応する各入力変数のファジィラヘル毎のメンバ
シップ関数及びこれらに基づくファジィ制御則を適切に
作成することができる。それにより、上記プロセスBの
状態を精度良く認識することが可能である。
尚、上記した実施例においては、プロセスBのある状態
に係る上記6種の入力変数の複数の計測データ量を多変
数グラフとしての足型グラフに表示したが、これに限ら
ず、上記多変数グラフとしては3多次元データの相違の
識別に有効とされる類グラフを用いることものできる。
また、上記実施例では、CBr4の表示画面121.1
2+、として、第3図(a)及び同図ら)に示すように
状態毎の各入力変数の計測データ量に係るヒストグラム
13を表示したが、これらのヒストグラム13は全ての
状態に関してそれぞれの入力変数毎に同時に表示するこ
とも可能である。
更に第6図の表示画面20として示すある入力変数、こ
の場合例えば入力変数SUB毎に全ての状態に係るバー
グラフ19を表示したが、この場合も状態毎の全ての人
力変数のバーグラフ19を同時に表示することもできる
〔発明の効果〕
本発明によれば、上記したように、所定のプロセスから
の複数種の入力変数に係るあいまい関数と上記プロセス
の状態とからあいまい制御則を作成しこのあいまい制御
則に基づいて上記プロセスの状態を認識するプロセスの
状態認識装置において、上記複数種の入力変数の計測デ
ータ量に対応する上記プロセスの状態を設定入力する入
力手段と、上記プロセスのある状態に係る上記複数種の
入力変数の複数の計測データ量を多変数グラフとして表
示する人力変数表示手段と、該入力変数表示手段により
表示された入力変数の種類毎に当該入力変数の計測デー
タ量に対する発生頻度を算出する発生頻度算出手段と、
該発生頻度算出手段により算出された上記入力変数の発
生頻度に基づいて上記入力変数の種類毎にあいまい関数
を決定するあいまい関数決定手段とを具備してなること
を特徴とするプロセスの状態認識装置が提供される。
それによって、上記プロセスからの入力変数の実データ
に基づいた多変数グラフが表示されるのでこれによって
上記プロセスの状態の特徴が把握されやすくなる。また
、上記表示された複数の多変数グラフの粗密度によって
当該入力変数の計測データ量に係るヒストグラムを判断
することができる。その結果、上記複数種の入力変数に
係るあいまい関数及び該あいまい関数と上記プロセスの
状態とからなるあいまい制御則を適切に作成することが
できる。その結果、上記プロセスの状態を精度良く認識
することが可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例に係る状態認識装置の概略構
成を示すブロック図、第2図(a)は同状態認識装置の
CRTに表示された足型パターンであってプロセスが副
生物生成量増加の状態にある場合を示すデイスプレィ図
、同図ω)は上記足型パターンがプロセスの副生物生成
量減少の状態にある場合を示すデイスプレィ図、同図(
C)は上記星型パターンがプロセスの副生物生成量のバ
ランス状態を示すデイスプレィ図、第3図(a)は第2
図(a)における各入力変数のデータ要素のヒストグラ
ムを同時に示すデイスプレィ図、同図(b)は第2図(
blの各入力変数のデータ要素のヒストグラムを同時に
示すデイスプレィ図、第4図は第2図(a)の入力変数
SUBに係る座標をA−A矢視に概念的に見た場合のデ
ータ分布とこのデータ分布に基づいて設定されるメンバ
シップ関数を示すグラフ、第5図はプロセスの代表的な
6つの状態をそれぞれ星型グラフで同時に示すデイスプ
レィ図、第6図は上記6つの状態毎の入力変数SUBに
係るデータ要素の計測データ量の出現幅をバーグラフと
して同時に示すデイスプレィ図、第7図は上記状態認識
装置の処理手順を示すフローチャート、第8図はある入
力変数のデータ量に対応して付与されたファジィラベル
毎のメンバシップ関数を示すグラフである。 〔符号の説明〕 1・・・状態認識装置 2・・・ファジィ知識ベース 3・・・キーボード 4・・・エディタ 5・・・CRT 7・・・推論部 B・・・プロセス 第1図 B

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)所定のプロセスからの複数種の入力変数に係るあ
    いまい関数と上記プロセスの状態とからあいまい制御則
    を作成しこのあいまい制御則に基づいて上記プロセスの
    状態を認識するプロセスの状態認識装置において、 上記複数種の入力変数の計測データ量に対応する上記プ
    ロセスの状態を設定入力する入力手段と、 上記プロセスのある状態に係る上記複数種の入力変数の
    複数の計測データ量を多変数グラフとして表示する入力
    変数表示手段と、 該入力変数表示手段により表示された入力変数の種類毎
    に当該入力変数の計測データ量に対する発生頻度を算出
    する発生頻度算出手段と、 該発生頻度算出手段により算出された上記入力変数の発
    生頻度に基づいて上記入力変数の種類毎にあいまい関数
    を決定するあいまい関数決定手段とを具備してなること
    を特徴とするプロセスの状態認識装置。
JP19359790A 1990-07-20 1990-07-20 プロセスの状態認識装置 Pending JPH0478901A (ja)

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