JPH0476589B2 - - Google Patents

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JPH0476589B2
JPH0476589B2 JP26681485A JP26681485A JPH0476589B2 JP H0476589 B2 JPH0476589 B2 JP H0476589B2 JP 26681485 A JP26681485 A JP 26681485A JP 26681485 A JP26681485 A JP 26681485A JP H0476589 B2 JPH0476589 B2 JP H0476589B2
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Japan
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tape
roller
contamination
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JP26681485A
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Tetsupei Oomichi
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Mitsubishi Materials Corp
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Mitsubishi Materials Corp
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Publication date
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Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、ドラム缶等の被検査物の表面から汚
染物質を採取する表面汚染採取方法に関する。
「従来の技術」 一般に、原子発電所等において発生する放射性
廃棄物は、ドラム缶に固化体として詰められて、
貯蔵処理施設に格納されている。そして、この貯
蔵処理を行なう場合には、放射性廃棄物の運搬及
び貯蔵管理の上から、表面汚染密度を測定する必
要がある。
ところで、従来、上記表面汚染密度の測定は、
作業者がスミヤ濾紙を被検査物の表面に押し付け
て、被検査物の表面に付着している放射性物質を
ふきとり、スミヤ濾紙に付着した放射性物質の量
を計測器にて測定して、表面汚染密度の測定を行
なつていた。
「発明が解決しようとする問題点」 しかしながら、上述したような測定作業におい
ては、作業者が被検査物(ドラム缶)に近づいて
作業を行なわなければならないため、個々の被検
査物の放射線レベルは低くても、長時間にわたる
作業を行なおうとすると、場合によつては放射線
被曝量が無視できなくなるおそれがある。このた
め、表面汚染密度の測定を自動化、遠隔化するこ
とが望まれており、種々の測定装置が提案されて
いるが(例えば、特開昭60−143797号公報)、被
検査物の全面にわたつて測定を行なおうとする場
合の信頼性、作業効率等の点で十分とはいえない
面がある上に、被検査物の表面に汚染物質が付着
していた場合の汚染場所の特定あるいは汚染物質
の除去が行ないにくく、かつ汚染範囲が拡散する
おそれがある。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、
その目的とするところは、連続的にかつ自動的に
被検査物の全面にわたつて汚染物質の採取がで
き、作業性を大幅に向上させることができる上
に、汚染場所の特定を容易に行なうことができ、
かつ汚染範囲の拡大を防止しながら確実に汚染物
質を採取できる表面汚染採取方法を提供すること
にある。
「問題点を解決するための手段」 上記目的を達成するために、本発明は、回転し
ている被検査物の表面に、試料採取用テープを押
し付けると共に、試料採取用テープを搬送して被
検査物の表面の汚染物質を試料採取用テープに付
着させるものである。
「作用」 本発明の表面汚染採取方法にあつては、回転し
ている被検査物の表面に、試料採取用テープを搬
送しながら押し付けることによつて、試料採取用
テープ上に順次連続して被検査物の各部の試料を
付着させる。
「実施例」 以下、第1図ないし第25図に基づいて本発明
の一実施例を説明する。
第1図は表面汚染密度測定装置の全体構成を示
す図であり、この表面汚染密度測定装置は、ドラ
ム缶(被検査物)Dを載置して、該ドラム缶Dを
回転させるターンテーブル(回転機構)1と、上
記ドラム缶Dの天板Da、側板Db、底板に付着し
ている汚染物質(放射性物質)を採取するための
天板試料採取装置2、側板試料採取装置3、底板
試料採取装置4と、該各試料採取装置2,3,4
で採取された試料を測定する測定チヤンバー5
と、該測定チヤンバー5で測定し終えた試料を回
収する廃棄ボツクス6とからなる基本構成とされ
ている。そして、上記ターンテーブル1は、第1
7図に示すように、円錐台状の3個以上の回転コ
ロ1aによつて、上記ドラム缶Dを支持し、回転
させるようになつている。
上記各試料採取装置2,3,4は、上下に対向
離間して配置されている上部軸受台7aとベース
7bとの間に一対の支柱7cと、各1本の角ネジ
棒7d、補強柱7eとを立設してなる支持台7の
該両支柱7cと角ネジ棒7dとに、それぞれ上下
移動自在に支持された天板、側板、底板アーム2
0,30,40と、これらの天板、側板、底板ア
ーム20,30,40に設けられ、かつ各アーム
20,30,40を昇降させる昇降機構21,3
1,41と、上記各アーム20,30,40に水
平方向に移動自在に設けられた天板、側板、底板
アームヘツド22,32,32,42と、これら
のアームヘツド22,32,32,42を移動さ
せる前後進機構23,33,33,43と、上記
各アームヘツド22,32,32,42と各アー
ム20,30,40と上記測定チヤンバー5の入
口部との間に設置されて上記試料を測定チヤンバ
ー5に搬送するベルト送り機構24,34,3
4,44とからなるものである。
上記天板アーム20のベースプレート20aは、
第3図に示すように、スライド軸受20bを介し
て両支柱7cに、かつ第6図に示すように、軸受
20cを介して、角ネジ棒7dに噛合している上
下駆動用ナツト21aにそれぞれ支持されてい
る。そして、上記上下駆動用ナツト21aには、
歯車21bが外装されており、この歯車21b
は、ベースプレート20aに設置された減速機2
1cの歯車21dに噛合されている。また、減速
機21cはカツプリング21eを介してベースプ
レート20aに設置されたブレーキ付の上下駆動
モーター21fに連結されている。そして、この
上下駆動モーター21fによつて、上記ベースプ
レート20aが、両支柱7c及び角ネジ棒7dに
沿つて昇降するようになつており、これらの上下
駆動用ナツト21a、歯車21b,21d、減速
機21c、カツプリング21e、上下駆動モータ
ー21fによつて上記昇降機構21が構成されて
いる。
上記ベースプレート20aに平行に配置された
上下一対のガイドレール20dには、摺動部材2
2aを介して天板アームヘツド22のスライドプ
レート22bが水平方向に移動自在に支持されて
いる。そして、上記両ガイドレール20dの間に
おいて、ボールネジ軸23aが、該両ガイドレー
ル20dに平行な状態で、軸受部材20e,20
fを介してベースプレート20aに取付けられて
いる。このボールネジ軸23aには、ボールネジ
ナツト23bが装着されており、このボールネジ
ナツト23bは、上記スライドプレート22bに
固定されている。また、上記ボールネジ軸23a
の基端部には、歯車23cが装着されており、こ
の歯車23cには、ベースプレート20aに設置
された前後進駆動モーター23dの回転軸に装着
した歯車23eが噛合されている。そして、この
前後進駆動モーター23dによつて、上記スライ
ドプレート22bが、両ガイドレール20d及び
ボールネジ軸23aに沿つて水平方向に往復移動
するようになつており、これらのボールネジ軸2
3a、ボールネジナツト23b、歯車23c,2
3e、前後進駆動モーター23dによつて上記前
後進機構23が構成されている。
上記天板アームヘツド22のスライドプレート
22bには、基端側から先端側にかけて、順にテ
ープ切断機構25と副テープ搬送機構26とテー
プ押圧機構27とが取付けられている。このテー
プ切断機構25は、第13図に示すように、テー
プガイド25d,25eに沿つて搬送されている
汚染検査用テープ(試料採取用テープ)Tを、ス
ライドプレート22bに固定されたカツターシリ
ンダー25aを作動することによつて、上下に配
置された移動刃25bと固定刃25cとの間に挟
み込んで切断するものである。
また、上記副テープ搬送機構26は、第8図に
示すように、スライドプレート22bに設置され
た副ローラー駆動装置26aと、この副ローラー
駆動装置26aの、上記スライドプレート22b
を貫通した回転軸の先端に装着された歯車26b
と、この歯車26bに噛合する歯車26cを一端
に装着し、かつスライドプレート22bに軸受部
材22cを介して回転自在に支持された駆動軸2
6dと、この駆動軸26dの他端に装着され、か
つ両端部に歯部(スプロケツト)26eを形成し
た副搬送ローラー26fと、両端部に、上記両歯
部26eに係合する断面凹字状の係止部26gを
形成した押えローラー26hと、この押えローラ
ー26hを先端二股分岐部で回転自在に挟持する
と共に、基端部を、スライドプレート22bに固
定されたレバー支点軸26iに回動自在に支持さ
せたレバー26jと、このレバー26jの中間部
とスライドプレート22bに固定されたバネ掛け
軸26kとの間に掛け渡された引張コイルバネ2
6lとからなり、上記副ローラー駆動装置26a
によつて副搬送ローラー26fを回転させると共
に、引張コイルバネ26lによつて押えローラー
26hをレバー支点軸26iを中心に回動させて
上記副搬送ローラー26fに押し当てるようにな
つている。
さらに、上記テープ押圧機構27は、第7図に
示すように、上記スライドプレート22bの先端
上部にブラケツト27aを介して設けられた押圧
シリンダー27bと、該押圧シリンダー27bの
ピストンロツドの先端(下端)にリンクボール2
7cを介して折曲自在に連結された可動軸27d
と、この可動軸27dをスライド軸受27eを介
して上下方向に摺動自在に支持し、かつ上記スラ
イドプレート22bに軸受部材27fを介して回
転自在に取付けられた中空ギヤ軸27gと、この
中空ギヤ軸27gの上部に装着された歯車27h
と、この歯車27hに噛合された歯車27iと、
この歯車27iを回転軸に装着し、かつ上記スラ
イドプレート22bに設置された首振り駆動装置
27jと、上記スライドプレート22bの、上記
首振り駆動装置27jが設置された面と反対側の
面に取付部材27kを介して設けられた汚染検査
用テープTの供給リール27lと、上記可動軸2
7dの先端(下端)に取付けられた押圧ローラー
支持部8とから構成されている。
上記供給リール27lに巻かれた汚染検査用テ
ープTは、第25図に示すように、長尺のポリエ
チレン等からなる搬送用芯材Taの中央部に、該
搬送用芯材Taより幅の狭いスミア濾紙、あるい
は不織布等からなる試料採取用シート材Tbが貼
着され、かつ搬送用芯材Taの両側縁部に、該搬
送用芯材Taを案内搬送するためのスプロケツト
に係合する係止穴Tcが適宜間隔で形成されたも
のである。
また、上記押圧ローラー支持部8は、上記可動
軸27dの先端に、ジヨイント80を介して取付
けられた一対の平行な略三角形状のローラーフレ
ーム81,82と、該両ローラーフレーム81,
82の第7図において左上角部間に設けられたテ
ープガイド83と、両ローラーフレーム81,8
2の下角部間に回転自在に取付けられ、かつ表面
にウレタン等の軟質樹脂を取付けた押圧ローラー
84と、該押圧ローラー84に近接した位置であ
つて、両ローラーフレーム81,82間に回転自
在に取付けられ、かつ両端部に歯部(スプロケツ
ト)85a,86aを設けたローラー85,86
と、これらのローラー85,86の上方位置にお
いて、両ローラーフレーム81,82にそれぞれ
回動自在に取付けられた一対ずつのレバー87
と、各一対のレバー87の先端に回転自在に取付
けられ、かつ両端部に上記歯部85a,86aに
係合する係止部88a,89aを形成した押えロ
ーラー88,89と、各押えローラー88,89
間に取付けられ、かつ各押えローラー88,89
を上記各ローラー85,86に各々押し当てるた
めの引張コイルバネ90と、ローラーフレーム8
1の中間部に取付板91を介して設置され、かつ
上記ローラー86及び押えローラー89間に接着
テープ92を供給するテープリール93と、両ロ
ーラーフレーム81,82間に設けられ、かつ上
記汚染検査用テープTを搬送するための主テープ
搬送機構94とから構成されている。なお、上記
押えローラー88の両係止部88aは断面凹字状
に形成され、かつ押えローラー89の両係止部8
9aは円筒面に矩形状の溝が形成されたものであ
る(第9図及び第10図参照)。
上記主テープ搬送機構94は、両ローラーフレ
ーム81,82間に設置された主ローラー駆動装
置94aと、ローラーフレーム82を貫通した主
ローラー駆動装置94aの回転軸に装着されたモ
ータープーリー94bと、ローラーフレーム82
に上下調整可能にかつ回転自在に取付けられたテ
ンシヨンプーリー94cと、両ローラーフレーム
81,82に回転自在に支持された駆動軸94d
と、ローラーフレーム82を貫通した駆動軸94
dの一端に装着された被動プーリー94eと、こ
れらのプーリー94b,94c,94eに巻き掛
けられたタイミングベルト94fと、両ローラー
フレーム81,82間において、上記駆動軸94
dに装着され、かつ両端部に歯部(スプロケツ
ト)94gを設けた駆動ローラー94hと、ロー
ラーフレーム81を貫通した駆動軸94dの他端
に装着された歯車94iと、該歯車94iに噛合
された歯車94jと、該歯車94jを一端に装着
し、かつ両ローラーフレーム81,82に回転自
在に支持されたスナツプ軸94kと、両ローラー
フレーム81,82間において、上記スナツプ軸
94kに装着され、かつ両端部に歯部(スプロケ
ツト)94lを設けた搬送ローラー94mと、該
搬送ローラー94mの上方位置において、両ロー
ラーフレーム81,82にそれぞれ回動自在に取
付けられた一対のレバー94nと、これらのレバ
ー94nの先端に回転自在に支持され、かつ両端
部に上記歯部94lに係合する係止部94pを形
成した押えローラー94qと、押えローラー94
qの支持軸94rの両端部と両ローラーフレーム
81,82の適宜位置との間に取付けられ、かつ
押えローラー94qを搬送ローラー94mに押し
付けるための引張コイルバネ94sとから構成さ
れている。そして、試料採取用シート材Tbに接
着テープ92を貼着した状態の汚染検査用テープ
Tは、上記搬送ローラー94mと押えローラー9
4qとの間を通過した後、90°角度を変換して、
副テープ搬送機構26に供給されるようになつて
いる。
上記ベルト送り機構24は、上下各4個ずつの
回転自在なローラー24aを支持した一対の平行
な支持プレート24bが、上記スライドプレート
22bにフレーム支柱24cを介して固定され、
かつベースプレート20aの適宜位置に上下一対
の回転自在なローラー24aがフレーム支柱24
dを介して取付けられると共に、上下各4個ずつ
の回転自在なローラー24a及び上下一対の張力
調整機構28を支持した一対の平行な支持フレー
ム24eがベースプレート20aの基端部にフレ
ーム支柱24dを介して固定される一方、上記測
定チヤンバー5の入口部に、駆動モーター24f
によつて駆動される上下一対の駆動プーリー24
gと1個の回転自在なローラー24aとが設置さ
れてなるものである。そして、これらのローラー
24a及び駆動プーリー24gは、それぞれ両端
部にリング状の突起24hが形成され、各ローラ
ー24a及び駆動プーリー24gの中央部には、
上下一対のタイミングベルト24iが巻き掛けら
れている。上記汚染検査用テープTは、両タイミ
ングベルト24i間に挟まれ、主として下側のタ
イミングベルト24iによつて搬送されるように
なつている。また、上記張力調整機構28は、回
転自在なローラー28aを支持した軸受部材28
bが、上記支持フレーム24eに穿設された長孔
24jの長手方向に、ガイドロツド28cに沿つ
て摺動自在に設けられ、かつ該軸受部材28b
と、上記長孔24jの一端側の支持フレーム24
eに取付けたロツド軸受28dとの間において、
圧縮コイルバネ28eが、上記ガイドロツド28
cのまわりに装着されたものであり、上記ローラ
ー28aは、圧縮コイルバネ28eのバネ力と上
記タイミングベルト24iの張力とが釣り合うよ
うに左右に移動するようになつている。
また、上記側板試料採取装置3の側板アーム3
0のベースプレート30aは、第22図に示すよ
うに、スライド軸受30bを介して両支柱7c
に、かつ軸受30cを介して、角ネジ棒7dに噛
合している上下駆動用ナツト31aにそれぞれ支
持されている。そして、上記昇降機構31は、上
下駆動用ナツト31a,歯車31b,31d、減
速機31c、カツプリング31e、上下駆動モー
ター31fによつて構成されている。さらに、ベ
ースプレート30aに設置された上下一対の前後
進機構33は、それぞれ、ボールネジ軸33a、
ボールネジナツト33b,歯車33c,33e、
前後進駆動モーター33dからなり、前後進駆動
モーター33dによつて、ベースプレート30a
に平行に配置した上下一対のガイドレール30d
に摺動部材32aを介して水平方向に移動自在に
取付けられたスライドプレート32bが、ベース
プレート30aに軸受部材30e,30fを介し
て取付けられたボールネジ軸33aに沿つて往復
移動するようになつている。これらの昇降機構3
1及び前後進機構33は、上述した上記天板試料
採取装置2の昇降機構21、前後進機構23の構
成と同様なので、詳細については省略する。
上記側板アームヘツド32のスライドプレート
32bには、基端側から先端側にかけて、順にテ
ープ切断機構35と副テープ搬送機構36とテー
プ押圧機構37とが取付けられている。そして、
このテープ切断機構35は、支柱35aを介して
スライドプレート32bに取付けたカツタープレ
ート35bに設置されており、また、副テープ搬
送機構36は、支柱36aを介してスライドプレ
ート32bに取付けた中間プレート36bに設置
され、かつ、テープ押圧機構37は、スライドプ
レート32bの先端に水平に設置されている。こ
れらのテープ切断機構35、副テープ搬送機構3
6及びテープ押圧機構37の他の構成と上記ベル
ト送り機構34の構成は、上記テープ切断機構2
5、副テープ搬送機構26、テープ押圧機構2
7、ベルト送り機構24と同様なので同符号を付
けて説明を省略する。さらに、上記底板試料採取
装置4については、そのテープ押圧機構47の押
圧ローラー支持部8が上向きに設置され、かつテ
ープ押圧機構27をその中心線に対して逆に配置
したものがテープ押圧機構47に一致している他
は、同様の構成なので、詳細は省略する。
上記測定チヤンバー5の内部には、鉛で囲まれ
た汚染密度測定室5aが形成され、かつこの汚染
密度測定室5aを貫通してテープガイド5bが配
置されており、測定チヤンバー5の出口部には、
駆動モーター5hによつて駆動される上下一対の
ローラー5c,5dと、汚染検査用テープTを上
記廃棄ボツクス6内に投入するためのシユーター
5gとがそれぞれ設置されている。そして、上記
シユーター5gの上端は回動自在に、かつ下端は
調整板5e及びレバー5fを介して、それぞれ測
定チヤンバー5に支持されている。
次に、上記のように構成された表面汚染密度測
定装置を用いて、本発明の表面汚染採取方法を説
明する。
ドラム缶Dの天板Daから試料を採取する場合
において、一個のドラム缶Dの試料採取が終了し
た時点では、汚染検査用テープTの先端部は、テ
ープ切断機構25の直前にあり、この先端部から
押圧ローラー84までの汚染検査用テープTは、
試料を採取していない空走範囲(例えば200mm)
である。この状態において、ターンテーブル1上
に新たなドラム缶Dを載置して回転させると共
に、昇降機構21及び前後進機構23を操作し
て、天板アームヘツド22の先端部の押圧ローラ
ー支持部8をドラム缶Dの天板Daに当接し、か
つテープ押圧機構27の押圧シリンダー27bに
よつて、押圧ローラー支持部8の先端の押圧ロー
ラー84を天板Daに所定圧力で押し当てる一方、
主テープ搬送機構94及び副テープ搬送機構26
とベルト送り機構24を作動させる。これによ
り、上記主テープ搬送機構94によつて、供給リ
ール27lに巻かれている汚染検査用テープTが
ローラー85及び押えローラー88の間を通り、
押圧ローラー84に送られる。この場合、押圧ロ
ーラー84は、その軸線を、回転しているドラム
缶Dの天板Daの半径方向にほぼ一致させて押し
付けられており、かつドラム缶Dの回転速度と汚
染検査用テープTの送り速度との関係は、例え
ば、ドラム缶Dの採取面積対汚染検査用テープT
の面積が20対1になるように設定されている。従
つて、押圧ローラー84を通過する汚染検査用テ
ープTは、旋回している天板Daに押し当てられ
ながら移送され、この結果、汚染検査用テープT
とドラム缶Dの天板Daとの接触面が順次変化し
て、旋回している天板Daに接触する汚染検査用
テープTが絶えず新しい面に移り変わる。これに
より、たとえ、ドラム缶Dの天板Daの一部に汚
染物質が付着していても、付着範囲がそれ以上拡
大することなく、円滑に汚染検査用テープTに付
着する。また、上記押圧ローラー84の天板Da
への押し付け圧力は、上記テープ押圧機構27の
押圧シリンダー27bによつて、一定に保持され
ているから、天板Daに凹凸があつても、押圧ロ
ーラー84の押圧力が変化することがない。従つ
て、汚染密度の測定において同一条件での測定が
可能となり、測定精度、信頼性の向上が図れる。
さらに、天板Daに押圧ローラー84を押し当て
る際に、押圧ローラー84が天板Daの中心に向
うほど、上記主テープ搬送機構94を操作して、
テープ送り速度を遅くする。なお、ドラム缶Dの
回転速度が早い場合には、首振り駆動装置27j
を作動させて、押圧ローラー84の軸線をドラム
缶Dの天板Daの半径方向から所定角度傾けて、
汚染検査用テープTによる試料採取幅を狭くして
もよい。
次いで、押圧ローラー84を通過した汚染検査
用テープTは、ローラー86及び押えローラー8
9間に挟み込まれ、テープリール93に巻き付け
られた接着テープ92をその試料採取用シート材
Tb上に貼着し、該シート材Tb面を保護した後、
主テープ搬送機構94に送られる。そして、主テ
ープ搬送機構94に巻き付いて搬送された汚染検
査用テープTは、その搬送方向を90°ねじつて水
平状態を維持しながら、副テープ搬送機構26を
通つてテープ切断機構25まで移送される。この
場合、上記両テープ搬送機構94,26の作動タ
イミングを調整して、主テープ搬送機構94と副
テープ搬送機構26との間で、汚染検査用テープ
Tを適当にたるませることによつて、汚染検査用
テープTは損傷することなく円滑に搬送される。
次いで、前後進機構23によつて、上記押圧ロ
ーラー84がドラム缶Dの天板Daの半径方向に
適宜移動することにより、天板Daの全面にわた
つて試料採取操作が終了すると、昇降機構21に
よつて、天板Daから押圧ローラー84を離した
後、上記各テープ搬送機構94,26によつて、
汚染検査用テープTを早送りする。そして、汚染
検査用テープTの試料採取範囲(例えば600mm)
の終端が上記テープ切断機構25を通過すると、
該テープ切断機構25によつて汚染検査用テープ
Tを切断する。この結果、切断された汚染検査用
テープTの長さは、空走範囲と試料採取範囲とを
合わせたもの(例えば800mm)になる。
次いで、上記切断された汚染検査用テープT
は、上記ベルト送り機構24の駆動モーター24
fによつて走行する上下一対の無端状のタイミン
グベルト24iの間を通つて測定チヤンバー5内
に導かれる。そして、汚染検査用テープTの空走
範囲は、測定チヤンバー5内をそのまま通過し、
次いで、その試料採取範囲は、測定チヤンバー5
の入口部及び出口部に設置した駆動モーター24
f,5hによつて間欠的に送られ、所定間隔毎
(例えば20mm毎)に汚染密度の測定が行なわれる。
すべての試料採取範囲の測定が終了すると、汚染
検査用テープTは、廃棄ボツクス6内に収容され
る。
上述したようにして、ドラム缶Dからの試料の
採取及び汚染密度の測定が円滑に行なわれるが、
この場合、試料採取後の汚染検査用テープTを上
記テープ切断機構25で切断してから、測定チヤ
ンバー5に送るから、測定チヤンバー5での間欠
的な汚染密度測定にもかかわらず、ドラム缶Dの
天板Da、側板Db、底板Dcからの試料の採取が連
続して行なえ、極めて作業効率が高い。また、汚
染検査用テープTを搬送しながらドラム缶Dの表
面に押し当てるものであり、該汚染検査用テープ
Tとドラム缶Dとの接触面が順次変化するから、
たとえ、ドラム缶Dの表面の一部に汚染物質が付
着していても、上記汚染検査用テープTが接触す
ることによつて汚染範囲が拡大することがない上
に、上記汚染検査用テープTの試料採取範囲のう
ち、汚染物質が付着している場所が判明するの
で、ドラム缶Dのどの部分が汚染されているかが
容易に特定される。
なお、ドラム缶Dの側板Db及び底板Dcからの
試料の採取、汚染密度の測定は、上述した天板
Daと同様なので説明を省略するが、側板Dbから
試料の採取においては、昇降機構31によつて押
圧ローラー84を上下方向に移動させることによ
り、連続して試料採取操作を行ない、かつ押圧ロ
ーラー84の側板Dbからの離反及び側板Dbへの
近接は前後進機構33によつて行なう。また、本
実施例にあつては、ドラム缶に対する表面汚染の
測定あるいは除染について説明したが、これに限
られるものではなく、ドラム缶以外の容器あるい
は物体に対する表面汚染の測定あるいは除染につ
いても適用でき、さらに、汚染物質としては、放
射性物質以外の有毒物質や有毒微生物等にも適用
できる。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明によれば、回転し
ている被検査物の表面に、試料採取用テープを押
し付けると共に、試料採取用テープを搬送して被
検査物の表面の汚染物質を試料採取用テープに付
着させるものであるから、連続的にかつ自動的に
被検査面の全面にわたつて汚染物質をスムーズに
採取でき、作業性を大幅に向上させることができ
る上に、汚染場所の特定を行ない易く、汚染物質
の除去が行なわれ、かつ汚染範囲の拡大を防止し
ながら確実に汚染物質を採取できる等優れた効果
を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第25図は本発明の一実施例を示
すもので、第1図は表面汚染密度測定装置の全体
構成を示す斜視図、第2図は天板試料採取装置の
正面図、第3図は同平面図、第4図は天板アーム
部の正面図、第5図は第4図の−線に沿う断
面図、第6図は第4図の−線に沿う断面図、
第7図はテープ押圧機構の側面図、第8図は副テ
ープ搬送機構の断面図、第9図は第7図の−
線矢視図、第10図は押えローラー89の断面
図、第11図は第7図の−線矢視図、第
12図は押圧ローラー支持部の断面図、第13図
はテープ切断機構の断面図、第14図は第2図の
−線に沿う断面図、第15図は第2図の
−線に沿う断面図、第16図は第2図の
−線に沿う断面図、第17図ないし第2
3図は側板試料採取装置を示すもので、第17図
は正面図、第18図は平面図、第19図は側板ア
ームヘツド部の正面図、第20図は側板アーム部
の正面図、第21図は側板アーム部の平面図、第
22図は側板アーム部の断面図、第23図は副テ
ープ搬送機構及びテープ切断機構の正面図、第2
4図は測定チヤンバーの正面図、第25図は汚染
検査用テープの斜視図である。 D……ドラム缶(被検査物)、T……汚染検査
用テープ(試料採取用テープ)、22……天板ア
ームヘツド、27……テープ押圧機構、32……
側板アームヘツド、37……テープ押圧機構、4
2……底板アームヘツド、47……テープ押圧機
構、94……主テープ搬送機構。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 回転している被検査物の表面に、アームヘツ
    ドの先端部に巻き掛けられた試料採取用テープを
    押圧機構によつて押し付けると共に、搬送機構に
    よつて該試料採取用テープを搬送して、上記被検
    査物の表面の汚染物質を上記試料採取用テープに
    付着させることを特徴とする表面汚染採取方法。
JP26681485A 1985-11-27 1985-11-27 表面汚染採取方法 Granted JPS62126381A (ja)

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JPS63314491A (ja) * 1987-06-17 1988-12-22 Mitsubishi Metal Corp 表面汚染密度測定装置の拭き取り圧力制御装置
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