JPH0476495B2 - - Google Patents

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JPH0476495B2
JPH0476495B2 JP61096068A JP9606886A JPH0476495B2 JP H0476495 B2 JPH0476495 B2 JP H0476495B2 JP 61096068 A JP61096068 A JP 61096068A JP 9606886 A JP9606886 A JP 9606886A JP H0476495 B2 JPH0476495 B2 JP H0476495B2
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JP
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stage
substrate
conductive gas
pressure
gas
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JP61096068A
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Moritaka Nakamura
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Fujitsu Ltd
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【発明の詳細な説明】 〔概要〕 熱伝導ガスによる基板冷却手段を有し、基板ス
テージが高周波電源に直に接続されるカソードカ
ツプル方式のプラズマエツチング装置(リアクテ
イブ・イオンエツチング装置)における熱伝導ガ
スの減圧手段及び該圧圧熱伝導ガスの配管をステ
ージと同電位にして減圧熱伝導ガス中のプラズマ
発生を防止し、プラズマ出力の向上及び安定化を
図る。
〔産業上の利用分野〕 本発明は高周波プラズマエツチング装置に係
り、特に高速なリアクテイブ・イオンエツチング
装置に関する。
半導体装置が高密度高集積化されるに伴つて、
その製造に際してのパターンニング工程において
は、サイドエツチング量が少なく高パターンニン
グ精度が得られるカソードカツプリング方式のプ
ラズマエツチング方法即ちリアクテイブ・イオン
エツチング法が多く用いられる。
このリアクテイブ・イオンエツチングには、半
導体基板の直径が6〜8inと大型化し、且つ製造
工程が自動化されて来ている現状において、1枚
取りの装置が多く用いられるが、この場合、装置
のスループツトを向上し生産性を高めるために高
速なリアクテイブ・イオンエツチング装置が要望
される。
〔従来の技術〕
基板ステージが高周波電源に接続されるカソー
ドカツプリング方式のリアクテイブ・イオンエツ
チング装置においては、ステージと設置されてい
る対向電極の間にプラズマを発生させた際、ステ
ージ面の近傍領域に数10〜数100V程度の陰極降
下が生じ、この電圧にによつてステージ面に垂直
にイオンが加速されて基板のエツチングがなされ
る。
従つてエツチング形態が基板面に垂直方向に優
勢な異方性を有し、パターニング精度が向上す
る。
このリアクテイブ・イオンエツチング装置のス
テージは金属で形成され、ステージにはイオンの
衝撃によつて昇温する基板を冷却するための水冷
手段が設けられる。
そして従来の通常出力のリアクテイブ・イオン
エツチング装置においては、ステージ上に被加工
基板が直に載置固定され、基板はステージと密に
接触している微少面積を介し熱伝導により冷却さ
れていた。
しかし大きな高周波出力を用いる高速リアクテ
イブ・イオンエツチング装置においては、上記の
ような冷却手段では冷却が不完全になり、基板温
度が上昇してエツチングマスクに用いるレジスト
が溶解したり、また変質したりして、パターンニ
ング精度の低下や基板汚染等の障害が発生してい
た。
一方、ステージ側が接地されるアノードカツプ
リング方式のプラズマエツチング装置や、イオン
注入装置においては、被加工基板からステージへ
の熱伝導度を増して基板の冷却効率を高め、これ
によつて高速処理を可能にするために、ガスの熱
伝導を利用する冷却効率の高いステージが提示さ
れている。
第3図は上記ガスの熱伝導を利用して冷却効率
を高めた従来のステージを示す模式側断面図であ
る。
同図において、51は図示しない水冷等の冷却
手段を備えたアルミニウム等の金属ステージ、5
2は熱伝導ガスが満たされる深さ100〜200μm程
度の凹部(空隙部)、53は前記凹部へ熱伝導ガ
スを流入する熱伝導ガス導入管、54は基板固定
爪である。
被加工基板55は加工面を上に向けてステージ
51上に載置され、その周縁部において基板固定
爪54よつてステージ51に固定される。(基板
55とステージ51との接触面にOリング等のパ
ツキンが用いられることもある。
そしてステージの凹部52即ちステージ51と
基板55の間の空隙部には、1〜30Torrに減圧
されたヘリユーム(He)等の熱伝導ガスがポリ
エチレン等よりなる絶縁体配管56によつて供給
され、熱伝導ガス導入管53を介して満たされ
る。
エツチングガスに用いる反応ガスの圧力は通常
0.01〜0.5Torr程度で熱伝導率が極めて低いが、
熱伝導ガスの圧力は上記のように高い値を有する
のでその熱伝導率は大きく、基板裏面の略全域か
ら該熱伝導ガス層を介してステージへ放熱がなさ
れるので冷却効率が向上する。
この形式のステージは従来リアクテイブ・イオ
ンエツチングには用いられなかつた。
その理由は、熱伝導ガスの圧力が最もプラズマ
放電を起こし易い圧力領域にあり、且つリアクテ
イブ・イオンエツチングにおいてはステージに高
周波の高電圧が印加されるので、上記圧力に減圧
された熱伝導ガスを供給するポリエチレン等の絶
縁体配管56中でプラズマ放電が優先的に起こ
り、ステージと対向電極間に発生するプラズマ強
度が不安定になり、且つ弱くなるという問題を生
じ、またこれを避けるためには、上記配管を接地
領域から充分に離す必要があり、装置が大型化す
るという問題を生ずるためである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明が解決しようとする点は、熱伝導ガスを
用いる効率的な基板冷却手段が、カソードカツプ
リング方式のプラズマエツチング装置即ちリアク
テイブ・イオンエツチング装置に使用した際、ス
テージと対向電極間に発生するプラズマ強度が不
安定になり、且つ弱くなるという問題である。
〔問題点を解決するための手段〕
上記問題点は第1図に示す原理図のように、真
空処理室1内に、高周波電源RFに接続されたス
テージ2と接地GNDされた対抗電極3を有し、
且つステージ2上に載置される被加工基板4と該
ステージ2との間に熱伝導ガスが満たされる空隙
部5を有し、該空隙部5に供給される熱伝導ガス
の圧力調整手段6が、該減圧された熱伝導ガスを
該空隙部5に供給する金属製の熱伝導ガス導入管
7により該ステージ2に直に接続され、これによ
つて該圧力調整手段6の少なくとも減圧側領域8
と該熱伝導ガス導入管7とが該ステージ2と同電
位に固定されてなる本発明による高周波プラズマ
エツチング装置によつて解決される。
〔作用〕
即ち本発明のカソードカツプル方式のプラズマ
エツチング装置(リアクテイブ・イオンエツチン
グ装置)においては、ステージの基板冷却効果を
高めるために、基板とステージ間に気密な空隙部
を設け、該空隙部に所定の圧力に減圧して熱伝導
率を高めたガスが満たされ、基板の下面の殆ど全
域からステージに熱を拡散せしめる。
そして更に熱伝導ガスの減圧手段を金属製の配
管即ち熱伝導ガス導入管によりステージに直に接
続して上記減圧手段及び減圧熱伝導ガスの配管を
ステージと同電位にして減圧熱伝導ガス中のプラ
ズマ発生を防止し、これによりエツチング出力の
向上及び安定化を図る。
〔実施例〕
以下本発明を図示実施例により、具体的に説明
する。
第2図は本発明の一実施例に係るリアクテイ
ブ・イオンエツチング装置の模式側断面図であ
る。
該装置は、アルミニウム等の金属基台11にテ
フロン等の絶縁体12を介して例えばアルミニウ
ムよりなり、内部に図示しない公知の静電チヤツ
ク機構及び図示しない水冷手段を具備した金属ス
テージ2が嵌め込まれる。
このステージ2には上面まで貫通する金属製の
熱伝導ガス導入管7が直に接続され、ステージ2
に可能な限り近づけた熱伝導ガス導入管7の端末
部に減圧弁等よりなる熱伝導ガス減圧手段6が機
械的、電気的に接続される。そしてこの減圧手段
6の入口側にはポリエチレン等の絶縁体配管13
が接続され、この絶縁体配管13から高圧の熱伝
導ガス例えば5気圧程度のヘリウム(He)ガス
が供給される。そしてこのステージ2は高周波電
源RFの高電位側に接続される。
ステージ2の上部には、その周縁部に配設した
石英等よりなる絶縁リング14があり、またステ
ージ2には、深さ100μm程度の凹部15が形成
される。
該基台11上には、真空排気口16を有するア
ルミニウム等の金属ベルジヤー17がOリング等
の真空パツキン18を介してかぶせられ、金属ス
テージ2の上部に真空処理室1を形成している。
この金属ベルジヤー17には上部に、金属製の
反応ガス導入管19によつて該ベルジヤー17に
固定され且つ電気的に接続された対向電極3がス
テージ2に平行に配設される。この対向電極3は
例えば反応ガス導入管18を介し接地GNDされ
る。
上記対向電極3にはガス噴出孔20が設けら
れ、反応ガス導入管19から供給された反応GR
は該ガス噴出孔20から処理室1内へ導入され
る。
被加工基板4は被処理面を上に向けて、ステー
ジ2の上部に前記静電チヤツク機構により気密に
固定される。この際被加工基板4とステージ2の
凹部15の間には100μm程度の空隙部5が形成
される。
そしてエツチング距離に際しては、上記基板4
とステージ2の間隙部5に減圧手段6で例えば
10Torr程度に減圧したHeガスを満たし、真空処
理室1には対向電極3のガス噴出孔20から所定
流量の反応ガスGRを導入し、真空排気口16か
ら所定の排気を行つて該処理室1内の反応ガス圧
を例えば0.1Torr程度に保ち、ステージ2と対向
電極3間に例えば13.56MHz、1KW程度の高出力
の高周波を印加して被加工基板4と対向電極3の
間に高密度のプラズマを生成せしめ、該プラズマ
で励起された高密度のイオン及びラジカルにより
被加工基板4面の高速エツチングがなされる。
かかる高速リアクテイブ・イオンエツチングに
おいては上記高密度のイオン及びラジカルの衝撃
により被加工基板4の温度は大きく上昇するが、
上記装置においては被加工基板4とステージ2の
間に熱伝導のよい上記圧力のHeガスが介在する
ので、基板4からステージ2への放熱が加速さ
れ、基板4の温度上昇幅は小さく抑えることがで
きる。そして熱伝導ガス減圧手段6は金属製の熱
伝導ガス導入管7により高周波電源の高電位が印
加されるステージ2に直に機械的、電気的に接続
されるので、減圧された熱伝導ガス即ちHeガス
は総てステージと等電位の中に閉じ込められるこ
とになり、該減圧Heガス中にプラズマ放電が発
生することがなく、従つてこれに電力を食われる
ことがなくなるので処理室1内のプラズマ出力は
安定し、且つ向上する。
なお、高圧のHeガス中には絶縁体配管13を
用いてもプラズマ放電が発生することはない。
〔発明の効果〕
以上説明したように本発明によれば、被加工基
板の温度上昇を低く抑え、且つエツチング・プラ
ズマの強度の安定した高速リアクテイブ・イオン
エツチング装置を形成することができる。
従つて夫々は半導体装置製造工程の自動化に有
効である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の原理を示す模式側断面図、第
2図は本発明の一実施例に係るリアクテイブ・イ
オンエツチング装置の模式側断面図、第3図は従
来のステージを示す模式側断面図である。 図において、1は真空処理室、2は金属ステー
ジ、3は対向電極、4は被加工基板、5は空隙
部、6は圧力調整手段(熱伝導ガス減圧手段)、
7は熱伝導ガス導入管、8は減圧側領域、11は
金属基台、12は絶縁体、13は絶縁体配管、1
4は絶縁リング、15は凹部、16は真空排気
口、17は金属ベルジヤー、18は真空パツキ
ン、19は金属製反応ガス導入管、20はガス噴
出孔、GFは高周波電源、GNDは接地、GRは反応
ガスを示す。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 真空処理室1内に、 高周波電源RFに接続されたステージ2と接地
    GNDされた対向電極3を有し、 且つステージ2上に載置される被加工基板4と
    該ステージ2との間に熱伝導ガスが満たされる空
    隙部5を有し、 該空隙部5に供給される熱伝導ガスの圧力調整
    手段6が、該減圧された熱伝導ガスを該空隙部5
    に供給する金属製の熱伝導ガス導入管7により該
    ステージ2に直に接続され、 これによつて該圧力調整手段6の少なくとも減
    圧側領域8と該熱伝導ガス導入管7とが該ステー
    ジ2と同電位に固定されてなることを特徴とする
    高周波プラズマエツチング装置。
JP9606886A 1986-04-25 1986-04-25 高周波プラズマエツチング装置 Granted JPS62252943A (ja)

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