JPH0476281B2 - - Google Patents

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JPH0476281B2
JPH0476281B2 JP61178818A JP17881886A JPH0476281B2 JP H0476281 B2 JPH0476281 B2 JP H0476281B2 JP 61178818 A JP61178818 A JP 61178818A JP 17881886 A JP17881886 A JP 17881886A JP H0476281 B2 JPH0476281 B2 JP H0476281B2
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latex
particle board
foamed
rubber
manufacturing
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Saburo Murai
Noboru Taguchi
Tsuneo Matsuda
Seiji Hatsutori
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OOSHIKA SHINKO KK
TAKEHARA KOGYO KK
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OOSHIKA SHINKO KK
TAKEHARA KOGYO KK
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Publication date
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  • Dry Formation Of Fiberboard And The Like (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Laminated Bodies (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は複合パーテイクルボードの製造方法に
関し、特に、住宅の2階床材あるいは高層集合住
宅の床材として、クツシヨン性が良好で、遮音効
果の優れた、木材資源を活用した床用建材複合パ
ーテイクルボードの製造方法に関する。
[従来の技術] 従来の木質床用建材はクツシヨン性、遮音性に
欠ける所があり、2階以上の洋室、廊下床面でこ
れが環境改善を図る為に、ジユウタン、カーペツ
トの敷物、あるいはプラスチツク床材が用いられ
てきたが、家ダニなどの害虫被害の発生と重量家
具の置き跡の凹み変形などの各種問題もあり、最
近はまた化粧合板床材に切り換つたが、遮音性不
良による苦情が多く、当業者は通常のパーテイク
ルボード、インシユレーシヨンボード、合板、プ
ラスチツク発泡体などを組合せた多層構造の床材
を個々に用うべく試みているが未だ充分に満足で
きる床材として技術的に確率されておらないのが
現況である。
[発明が解決しようとする問題点] 本発明は優れた特性を有し各種用途に好適な複
合ボードを提供することを目的とし、特に、クツ
シヨン性が良好にして、かつ、遮音効果に優れ、
また、荷重変形に耐える優れた床用建材を提供す
ることを目的とする。
本発明の前記ならびにそのほかの目的と新規な
特徴は、本明細書の記述および添付図面からあき
らかになるであろう。
[問題点を解決するための手段]および[作用] 本発明は、共役二重結合を持つモノマーを主組
成として乳化重合法により共重合または単独重合
された合成ゴムラテツクスの1種または2種以上
または当該合成ゴムラテツクスの一部を天然ゴム
ラテツクスで置き換えて得られる混合ラテツクス
を主剤とし、該主剤に少なくとも前記ラテツクス
中のゴム成分を加硫するのに必要な添加剤を添加
して成るラテツクスを、木材チツプなどのパーテ
イクルボード原材料(チツプ)間の接着に必要と
する塗布量を超えて過剰に、当該チツプに塗布
し、次いで、当該ラテツクスを塗布した当該チツ
プをホーミング後熱圧して成るパーテイクルボー
ドに、前記ラテツクスを攪拌起泡せしめてこれに
遅延性ゲル化剤を添加混合せしめて成る泡化ラテ
ツクスを塗布し、当該泡化ラテツクスをゲル化せ
しめることを特徴とする当該泡化ラテツクスのゲ
ル化によるゴム発泡体層を有する複合パーテイク
ルボードの製造方法に存する。
本発明による作用を、本発明の代表的なものの
概要とともに簡単に説明すると次の通りである。
すなわち、本発明では複合ボードを構成するパ
ーテイクルボードの製造に際し、柔軟性と弾性を
有する特に共役二重結合を持つモノマー70%以上
の組成の合成ゴムラテツクスなどより成るラテツ
クス(ラテツクス系接着材)を使用し、パーテイ
クルボードの原材料である木材チツプに対し、当
該チツプ間を接着するに必要とする塗布量を越え
て過剰に、すなわち、特に、木材チツプに対し合
成ゴムラテツクス成分が20重量%以上となるよう
に塗布することにより、必要とする接着層がチツ
プ間に形成されるとともに、過剰分の接着剤がチ
ツプ内部まで熱圧工程などで浸透し、チツプ木質
を柔軟にし、かつ、反ぱつ力のあるゴム弾性を有
するパーテイクルボードが得られ、また、ラテツ
クス接着剤の加硫処理により耐久性にも富ますこ
とができ、ゴム製品と同様のパーテイクルボード
が得られる。
本発明では、従来のパーテイクルボードとは異
質の柔軟性、弾性、クツシヨン性、これらの耐久
性などの特性を備えたこのようなパーテイクルボ
ードに、さらに、ゴム発泡体層を組合せ一体複合
化せしめて複合ボードとなす。
すなわち、前記ラテツクス(液)を攪拌起泡せ
しめ、これに遅延性ゲル化剤を添加混合せしめて
なる泡化ラテツクス(液)を、前記パーテイクル
ボード面に適宜厚みに塗布し、加熱してゲル化さ
せ、ゴム発泡体層を有する複合パーテイクルボー
ドとなす。
これにより、当該複合ボードを構成するパーテ
イクルボードが上記のごとき優れた特性を備えて
いるほかに、ゴム発泡体層の積層により、クツシ
ヨン性がより一層向上し、かつ、荷重変形防止能
に優れているので重量家具を置いても凹み変形な
どが少なく、かつ、遮音効果に優れているので高
層集合住宅の床材として好適な複合ボードが得ら
れた。
次に、本発明による構成及び作用を、好ましい
実施態様とともに更に詳述する。
本発明に使用するパーテイクルボード原材料と
しては、一般のパーテイクルボードに使用する各
種のものを用いることができる。パーテイクルボ
ードの原材料は、一般に、木材チツプとかパーテ
イクルなどと称せられている。本発明では、木材
を切削又は破砕して得られる木片チツプを原料と
して用いることが好ましい。該木片チツプは水分
10%以下に乾燥したものが好ましい。チツプはそ
の形状および大きさが整合されていることが好ま
しい。また、塗布したラテツクス接着剤が均等に
浸潤され熱圧時において均しく柔軟化し、さら
に、安定したフオミングによる均質なマトリツク
ス層を形成して、強い弾性表面を有するようなも
のであることが好ましい。
これらの観点からチツプは、その形状が針状又
はフレーク状で、また、その大きさが30メツシユ
の篩を通り60メツシユの篩を通さない大きさに選
択された篩別分級域のものによつて主として構成
されていることが好ましい。
本発明に使用されるラテツクス接着剤は、合成
ゴムラテツクスを主剤としてなる。
該合成ゴムラテツクスの例としては、ブタジエ
ンゴム、イソプレンゴム、クロロプレンゴム、ス
チレン・ブタジエンゴム(SBR)、アクリロニト
リル・ブタジエンゴムのラテツクスがあげられ
る。
合成ゴムラテツクスは、共役二重結合(ジエン
結合とも云う)を持つモノマー70%以上の組成で
乳化重合法により共重合又は単独重合された合成
ゴムラテツクスを使用するとパーテイクルボード
に柔軟性、ゴム弾性を付与することができること
が判つた。
合成ゴムラテツクスは共役二重結合を持つモノ
マーの種類により、又は共重合される他のモノマ
ーの性質により、それぞれラテツクスの性質、ゴ
ム成分の特徴を異にする。
従つて、使用目的に合う適度の柔軟性があり且
つ反揆弾性が優れること更にこれ等の特性の耐久
性、耐水性、耐熱性、耐油性の向上又使用上の作
業性、及び価格の点より2種以上のゴムラテツク
スを混合使用することが好ましい。
合成ゴムラテツクスの一部を天然ゴムラテツク
スで置き換えてもよい。
本発明では、合成ゴムラテツクスや上記のごと
くこれと天然ゴムラテツクスとを混合してなる混
合ラテツクスを主剤とし、これに必要に応じて各
種の添加剤を添加する。
本発明ではラテツクス接着剤を用いており、当
該ラテツクス中のゴム成分を加硫し、必要な加硫
効果を得、ボードに耐久性をもたせるためには、
加硫効果のある加硫剤をラテツクス中に分散せし
めるとよい。加硫剤としては、市販のゴム加硫用
硫黄粉末などを使用することができる。加硫促進
剤や加硫助剤を併用してもよい。合成ゴムラテツ
クスなどの種類などによつては、これら単独でも
加硫効果を奏することができる。例えば、亜鉛華
粉末で例示される加硫助剤は、カルボキシ基変性
のSBRやニトリルゴムやクロロプレンゴムラテ
ツクスなどに対しては加硫剤として働く。
加硫促進剤としては、各種のものを使用するこ
とができ、例えばチアゾール系の商品記号MZで
示される市販品やあるいはジチオカルバミン酸塩
系の商品記号EZ及びPXで示される市販品を使用
することができる。
本発明においてラテツクスの老化を防止するた
めに老化防止剤を用いることが好ましい。
その具体例としてはフエノール類老化防止剤が
あげられる。
本発明において、ラテツクスを安定化させる必
要のあるときは、安定剤を用いることが好まし
い。この安定剤の例としては金属石鹸があげら
れ、その具体例としてはオレイン酸カリ、ロジン
酸カリなどがあげられ、合成ゴムラテツクスの2
種以上を混合する場合オレイン酸カリを添加する
ことが有効である。
加硫剤や加硫促進剤や加硫助剤や老化防止剤は
それぞれ使用に際しては水によく分散して用いる
ことが好ましい。
次に、ラテツクス接着剤の製法の一例とともに
上記添加剤の使用量の好ましい範囲を示す。
製造の順序としてはミキサーに所要のラテツク
スを入れる。混合ラテツクスとする場合必要ある
ときはラテツクスに対し0.5〜1%のオレイン酸
カリを添加して攪拌混合する。各添加剤の添加は
ミキサーを運転しつつ、老化防止剤1〜2%、加
硫促進剤1〜5%、硫黄2〜3%、亜鉛華2〜6
%の順序に添加し攪拌混合する。(尚%の数値は
ラテツクスに対しての使用比率(wt)を示す)。
攪拌混合完了によりラテツクス接着剤を得る。
ラテツクス接着剤のパーテイクルボード原材料
(チツプ)への塗布は、例えばブレンダーと呼ば
れる塗布機に当該チツプを容れ、スプレー法によ
り塗布すればよい。その塗布量は一般にパーテイ
クルボードの製造法ではチツプ重量に対して接着
剤の固形分として15%(wt)以下の割合で接着
剤が塗布されているが、本発明ではチツプに対し
固形分として20%以上の塗布が効果的であり30%
以上を塗布する場合にはより一層柔軟にして耐屈
曲性に優れかつ反ぱつ弾性有するパーテイクルボ
ードとすることが出来る。当該接着剤の塗布され
たチツプは一般のパーテイクルボードの製造法に
よるホーミングをする。このチツプのマツトをホ
ツトプレスに挿入し熱圧する。
熱圧は原料チツプの形状、製品厚みなどにより
熱圧条件を異にするが、熱圧温度120〜150℃、加
圧力2〜30Kg/cm2が適当である。
熱圧下におけるチツプに塗られた接着剤の一部
は木片に存在する多くの割れめ、裂けめなどを通
してチツプ内に浸透し、特に、過剰に塗られた場
合はその浸透量は多くなる。また、ゴムは熱可塑
性あるので、温度は高い程、また、加圧力の高い
程浸透量は増加する。
ゴム成分の浸透によりチツプの木質は柔軟性質
に変化する。
熱圧による加熱を続ける方法、又は別に加熱室
に入れ、あるいは加熱装置を通すなどの方法によ
り加熱処理して接着剤のゴム成分について適度の
加硫を完了せしめ、所用のゴム弾性保持並びに耐
久特性を向上せしめる。
以上の製造方法により得られるパーテイクルボ
ードは可撓性にしてかつ反ぱつ力のあるゴム弾性
に優れ耐久性のパーテイクルボード製品とするこ
とが出来る。
又このパーテイクルボードを難燃化する為に、
上記した接着剤に、更に、難燃(化)剤例えば酸
化アンチモン系、ハロゲン化合物系、燐酸化合物
系難燃剤の1種又は2種以上を添加分散せしめた
ラテツクス接着剤を用い、本発明の製法に従い、
難燃性を兼備した建材などに有利なパーテイクル
ボードとすることができる。
又、防腐剤、防かび剤、耐水剤、防蟻剤、金属
板に対するハクリ剤などを添加することも有効で
ある。
次に、泡化ラテツクスについて説明する。
泡化ラテツクス(液)は、上記ラテツクス(接
着剤)に必要に応じて起泡剤を加え、泡立用高速
攪拌機を作動して発泡せしめる。起泡剤を加える
ことが好ましい。発泡倍率3〜5倍に発泡せしめ
ることが効果的である。起泡剤の例としては、オ
レイン酸カリやロジン酸カリなどの金属石鹸が挙
げられる。
この発泡接着剤に、適度のゲル化作用を発現せ
しめるために、遅延性ゲル化剤例えば珪フツ化ソ
ーダ分散液の適宜量好しくは固形分換算で1〜
4wt%を添加攪拌する。
この泡化ラテツクスに各種改質剤を含有せしめ
ると、荷重変形防止に対する耐久性、遮音性、特
性を向上させることができることが本発明者らの
鋭意検討により判つた。
改質剤の例としては、石綿、岩綿、ガラス繊維
などの短繊維状物や木材チツプ、木粉、藁などの
繊維質物やアルミニウム、鉛、亜鉛などの金属粉
末や酸化鉄などの金属酸化物粉末があげられる。
改質剤の含有量は、短繊維については5〜60部で
あることが好ましい。また、金属粉末や金属酸化
物粉末については5〜200部であることが好まし
い。
また、この泡化ラテツクス液には、水酸化アル
ミニユウム、クレー、タルクなどの充填剤粉末を
含有せしめることにより同様の効果を奏し得るこ
とも判つた。
さらに、前記改質剤と該充填剤とを併用しても
よい。
この泡化ラテツクス液に、難燃(化)剤などを
添加することも有効である。
複合ボードの製造に際しては、前記パーテイク
ルボードに、上記泡化ラテツクスを、所定の厚み
に均一に塗布し、加熱ゲル化せしめる。パーテイ
クルボードの表面および(または)裏面に泡化ラ
テツクス液を塗布する。
加熱温度・時間は、特に制限されないが、110
℃〜120℃で1〜2分加熱すればよい。
泡化ラテツクスの塗布は、出来上つたパーテイ
クルボードに行なつてもよいが、熱圧製板直後の
余熱あるボード面に塗布し、この余熱を利用して
ゲル化せしめることが複合ボード製造に際し効率
的である。
ゲル化により、パーテイクルボード面に、ゴム
発泡体層が形成される。
ゲル化によるゴム発泡体層表面に必要に応じて
凹凸模様を付けることが出来る。この付与は、凹
凸を有する金属ロールにて型押することにより行
うことができる。
さらに、必要に応じて例えば110℃〜120℃に20
〜30分加熱して、加硫処理を行ない、其の後、切
断などの仕上加工を行ない製品とする。
第1図に、本発明による複合ボードの一例斜視
図を示す。その一部を欠除して構造を明確にして
ある。図中、1はパーテイクルボードで、2はそ
の裏面に形成されたゴム発泡体層、3は複合ボー
ドである。
本発明の好ましい実施態様について説明する、
熱圧製板直後の余熱あるボード面に泡化ラテツク
ス液を塗布し、この余熱を利用してゲル化せしめ
てパーテイクルボードと一体化したゴム発泡体層
を形成せしめて後、当該パーテイクルボード中の
ラテツクス接着剤のゴム成分および当該ゴム発泡
体層中のゴム成分を同時に加熱加硫処理を行な
い、上記第1図に示すような2層構造の複合ボー
ドとする。これにより複合ボードを効果的に製造
できるし、当該加熱加硫により、より一層、ボー
ドの耐久性や耐水性を向上せしめ、かつ、良好な
るゴム弾性の耐久性を向上せしめるることができ
る。当該加熱加硫は、熱圧による加熱を続ける方
法でもよいが、プレス時間の短縮化のためには、
別に、加熱室に入れたりあるいは加熱装置を通す
などの方法により加熱処理すると良い。
本発明複合ボードは、その使用に際しては、こ
れを基材としてゴム発泡体層反対面に、化粧合
板、化粧単板、化粧プラスチツクシートなどを貼
合せて床製品とすればよい。
[実施例] 次に本発明を実施例に基づいて説明する。
[実施例−1] 表層部分の可撓性と反揆弾性を持つパーテイク
ルボードの製造に用いる原料の木材チツプは、木
材を切削又は破砕し得られる木片チツプの内太さ
1m/m以内長さ10m/m以内の小さい針状又は
フレーク或は針状の水分10%以下のものを用い
た。
接着剤としては固形分64%のブタジエンモノマ
ー75%、ステレンモノマー約25%の組成で乳化重
合法により共重合されたSBRラテツクスを主剤
として用いた。
添加薬剤は次の配合とした。
薬 品 名 固形分 配合量 SBRラテツクス(主剤) 64% 100.0部 老化防止剤 60% 1.0 硫 黄 50% 2.0 加硫促進剤MZ 50% 1.5 亜鉛華 50% 8.0 尚各種薬剤は水によく分散せしめた分散液とし
て用いた。各薬剤はラテツクスによく混合して接
着剤とする。
木材チツプに対する接着剤の塗布は、塗布機で
均一に塗布した。その塗布量は、チツプ100部に
対しラテツクスのゴム成分が30部(重量比)にな
る様に塗布した。
塗布済みの木材チツプを金属板上にホーミング
してマツトとした。このマツトをホツトプレスに
挿入し、熱圧した。
熱圧条件は、130℃、圧力15Kg/cm2、時間は製
品厚み1m/m当り30秒の割合とした。
これにより可撓性と反揆性を持つ表層部分の弾
性パーテイクルボードが得られた。
このボードが熱圧直後の余熱の存在する時間内
にこの裏面に発泡ゴムラテツクス混合液を塗布し
た。
塗布に先立つ発泡ゴムラテツクス混合液の配合
割合並びに作り方は次の通り。
尚SBRラテツクスは接着剤と同一のものを使
用した。
薬 品 名 固形分 配合量 SBRラテツクス(主剤) 64% 100.0部 老化防止剤SP 60% 1.0 硫 黄 50% 2.0 加硫促進剤MZ 50% 1.0 〃 〃 EZ 50% 0.5 起泡剤(オレイン酸カリ) 40% 1.0 水酸化アルミ(粉末) 30.0 以上の割合の混合液を高速攪拌機を用い発泡せ
しめ、容積比3〜5倍の発泡倍率とした。
この発泡液に、 薬 品 名 固形分 配合量 亜鉛華 50% 5.0部 珪弗化ソーダ 50% 2.0 の2薬剤液を加え混合した液を発泡ゴム・ラテツ
クス混合液とした。
先に造られた熱圧直後の弾性ボードの裏面に上
記発泡ゴムラテツクス混合液を流延し、発泡液の
厚みを規制するためにドクターロールによりしご
いて所要の一定厚みとした。
塗布された発泡ゴムラテツクス混合液は、ボー
ドの余熱により1〜2分後にゲル化した。
ゴム発泡体表面に凹凸面の金属ロールにて押圧
し、この表面に凹凸の模様の型付けをした。
更に100〜120℃で約20〜30分加熱した加硫をす
ることにより二層が一体となつた複合ボードを得
た。
本方法により造られた複合ボードは、極めて良
い感触のクツシヨン性を持つ複合ボードであつ
た。
[実施例−2] 表層部分の弾性パーテイクルボードは実施例−
1と同様の方法を用いて造つたものを使用した。
また、次の配合の発泡ゴムラテツクス混合液を使
用した。
薬 品 名 固形分 配合量 SBRラテツクス(主剤) 64% 70部 (実施例−1と同一品) 天然ゴムラテツクス 60% 30〃 起泡剤(オレイン酸カリ) 40% 2〃 老化防止剤SP 60% 1〃 硫 黄 50% 2〃 加硫促進剤MZ 50% 1〃 〃 〃 EZ 50% 0.5〃 水酸化アルミ粉末 20〃 酸化鉄粉末 120〃 以上の混合液を高速攪拌機を用い発泡せしめ容
積比約2.5%〜3倍の発泡倍率とした。
以上の割合の混合液を高速攪拌機を用い発泡せ
しめ、容積比約2.5〜3倍の発泡倍率とした。
この発泡液に、さらに、 薬 品 名 固形分 配合量 亜鉛華 50% 5.0倍 珪弗化ソーダ 50% 1.8 の2薬剤液を加え混合した液を発泡ゴム・ラテツ
クス混合液とした。
先に造られた熱圧直後の弾性ボードの表面に上
記発泡ゴムラテツクス混合液を流延し、ドクター
ナイフで発泡液の厚みを規制し一定厚みとした。
塗布された発泡ゴムラテツクス混合液は、ボー
ドの余熱により1〜2分後にゲル化した。
ゴム発泡体表面を凹凸面の金属ロールにて押圧
し、この表面に凹凸の模様の型付けをした。
更に100〜120℃で約20〜30分加熱して加硫をす
ることにより二層が一体となつた複合ボードを得
た。
この複合ボードはクツシヨン性が良好で、特に
遮音性に優れ、かつ、耐荷重変形に強く耐久性が
あり、住宅二階床材および高層集合住宅の床材と
して優れた性能を有する複合ボードが得られた。
[実施例−3] 表層部分の弾性パーテイクルボードは実施例−
1と同様の方法を用いて造つたものを使用した。
熱圧直後のこのボード表面に次の配合の発泡ゴム
ラテツク混合液を塗布した。
配合割合 薬 品 名 固形分 配合量 SBRラテツクス 64% 50部 (実施例−1と同一品) 天然ゴムラテツクス 60% 50〃 起泡剤 40% 2〃 老化防止剤SP 60% 1〃 硫黄 50% 2〃 加硫促進剤MZ 50% 1〃 〃 〃 EZ 50% 1.5〃 岩綿粉状短繊維 10〃 アルミ箔粉末 15〃 以上の混合液を高速攪拌機を用いて発泡せしめ
て容積比約3〜5倍の発泡倍率とする。
この発泡液に、さらに、 薬 品 名 固形分 配合量 亜 鉛 華 50% 5部 珪弗ソーダ 50% 2部 の二薬剤液を加えて混合し発泡ゴムラテツクス
混合液とした。
すなわち、前記の熱圧直後の弾性パーテイクル
ボード表面に前記発泡ゴムラテツクス混合液をキ
ヤステイングし、ドクターロールで発泡液の厚み
を規制し一定厚みとなし、ボードの余熱又は加熱
により1〜2分後にゲル化せしめ其のまま又は型
押して凹凸模様を付け更に120℃で20分加熱加硫
することにより二層が一体となつた複合ボードが
得られた。
この複合ボードはクツシヨン性が良好で、軽量
にして、かつ、耐荷重変形に強くまた遮音性が良
好で自動車内装床材、住宅二階床材および高層集
合住宅の床材として、極めて優れた性能を有する
複合ボードが得られた。
[発明の効果] 本発明によれば、上述のごとき優れた特性を有
する複合ボードが得られ、特に、クツシヨン性に
優れ且つ荷重変形に対する抵抗性が強く、遮音
性、防振性、保温性に極めて優れた性能を有する
複合ボードを提供することが出来た。
従つて本発明により得られる複合ボードを基材
として化粧貼りを床材とするときは現在の建築設
計者の求めておる住宅の二階又は高層集合住宅或
は高層ビルの床材として感触の良いクツシヨン性
があり且つ重量家具の置き跡の凹み変形が少な
く、遮音性に優れた、床用建材を経済的に安価に
製造することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の複合ボードの一例を示す一部
切欠斜視図である。 1……パーテイクルボード、2……ゴム、3…
…複合ボード。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 共役二重結合を持つモノマーを主組成として
    乳化重合法により共重合または単独重合された合
    成ゴムラテツクスの1種または2種以上または当
    該合成ゴムラテツクスの一部を天然ゴムラテツク
    スで置き換えて得られる混合ラテツクスを主剤と
    し、該主剤に少なくとも前記ラテツクス中のゴム
    成分を加硫するのに必要な添加剤を添加して成る
    ラテツクスを、木材チツプなどのパーテイクルボ
    ード原材料(以下チツプという)間の接着に必要
    とする塗布量を超えて過剰に、当該チツプに塗布
    し、次いで、当該ラテツクスを塗布した当該チツ
    プをホーミング後熱圧して成るパーテイクルボー
    ドに、前記ラテツクスを攪拌起泡せしめてこれに
    遅延性ゲル化剤を添加混合せしめて成る泡化ラテ
    ツクスを塗布し、当該泡化ラテツクスをゲル化せ
    しめることを特徴とする当該泡化ラテツクスのゲ
    ル化によるゴム発泡体層を有する複合パーテイク
    ルボードの製造方法。 2 特許請求の範囲第1項記載の複合パーテイク
    ルボードの製造方法において、熱圧直後のパーテ
    イクルボードに泡化ラテツクスを塗布し、当該熱
    圧の際の余熱により当該泡化ラテツクスをゲル化
    せしめる、特許請求の範囲第1項記載の複合パー
    テイクルボードの製造方法。 3 複合パーテイクルボードが、ゲル化後に、加
    熱加硫を行つて成る、特許請求の範囲第1項記載
    の複合パーテイクルボードの製造方法。 4 泡化ラテツクスが、起泡剤を含有して成る、
    特許請求の範囲第1項記載の複合パーテイクルボ
    ードの製造方法。 5 複合パーテイクルボードが、そのゴム発泡体
    層に凹凸を付与して成る、特許請求の範囲第1項
    記載の複合パーテイクルボードの製造方法。
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