JPH0476003A - 新規な多糖体 - Google Patents

新規な多糖体

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JPH0476003A
JPH0476003A JP18811390A JP18811390A JPH0476003A JP H0476003 A JPH0476003 A JP H0476003A JP 18811390 A JP18811390 A JP 18811390A JP 18811390 A JP18811390 A JP 18811390A JP H0476003 A JPH0476003 A JP H0476003A
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JP
Japan
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galactose
branched
rhamnose
terminal
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Pending
Application number
JP18811390A
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English (en)
Inventor
Harushiro Yamada
陽城 山田
Hiroaki Kiyohara
寛章 清原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Kitasato Institute
Original Assignee
Tsumura and Co
Kitasato Institute
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Publication date
Application filed by Tsumura and Co, Kitasato Institute filed Critical Tsumura and Co
Priority to JP18811390A priority Critical patent/JPH0476003A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は抗補体活性を有し、関節リウマチ、甲状腺炎、
慢性肝炎、慢性腎炎等の自己免疫疾患の治療に有効な新
規な多糖に関するものである。
[従来の技術および課題] 血清中に存在する補体系は、アレルギー反応にも関与す
ることが知られており、この補体系の活性を抑制する物
質、すなわち抗補体活性を有する物質が、自己免疫疾患
の治療に有効であることが示唆されている。
従って、抗補体活性を有する薬剤の開発が望まれていた
[課題を解決するための手段] 本発明者等は、抗補体活性を有する物質を見いだすべく
鋭意研究を重ねた結果、マメ科(Leguminosa
e)のカンゾウの根である生薬、すなわち甘草(Gly
cyrrhizae Radix)に含有される多糖体
を単離し、その薬理活性について研究を行い、抗補体活
性を有することを見いだし、本発明を完成するに至った
すなわち、本発明は以下に示すごとくである。
(1)下記の理化学的性質 ■性状:淡褐色繊維状、 ■分子量:190,000 (ゲル濾過クロマトグラフィー)、 ■構成糖:ラムノース、アラビノース、マンノース、グ
ルコース、ガラクト− ス、キシロース、ガラクツロン酸、 ■単一性:電気泳動、ゲル濾過クロマトグラフィー、高
速液体クロマトグラ フィーにより単一性を示す、 ■構成糖結合様式: 4結合ガラクツロン酸を主要結合様式とし、これに加え
て末端アラビノフラノース、末端アラビノピラノース、
4または5結合アラビノース、3.4または3,5分岐
アラビノース、末端ラムノース、2結合ラムノース、3
結合ラムノース、2,4分岐ラムノース、末端グルコー
ス、4結合グルコース、6結合グルコース、3結合グル
コース、4結合マンノース、3結合マンノース、末端ガ
ラクトース、3結合ガラクトース、6結合ガラクトース
、2結合ガラクトース、4,6分岐ガラクトース、3,
4分岐ガラクトース、3,6分岐ガラクトース、2,4
分岐ガラクトース、2,6分岐ガラクトース、4結合キ
シロース、2,4分岐ガラクツロン酸 から構成されている、 を有する多糖体(以下、多糖体Aという)。
(2)下記の理化学的性質 ■性状:淡褐色繊維状、 ■分子量:95,000 (ゲル濾過クロマトグラフィー)、 ■構成糖:ラムノース、アラビノース、マンノース、グ
ルコース、ガラクト− ス、キシロース、ガラクツロン酸、 ■単一性:電気泳動、ゲル濾過クロマトグラフィー、高
速液体クロマトグラ フィーにより単一性を示す、 ■構成糖結合様式: 4結合ガラクツロン酸を主要結合様式とし、これに加え
て末端アラビノフラノース、末端アラビノピラノース、
4または5結合アラビノース、3.4または3,5分岐
アラビノース、末端ラムノース、2結合ラムノース、3
結合ラムノース、2,4分岐ラムノース、末端グルコー
ス、4結合グルコース、6結合グルコース、3結合グル
コース、4結合マンノース、3結合マンノース、末端ガ
ラクトース、3結合ガラクトース、6結合ガラクトース
、2結合ガラクトース、4,6分岐ガラクトース、3,
4分岐ガラクトース、3,6分岐ガラクトース、2,4
分岐ガラクトース、2,6分岐ガラクトース、4結合キ
シロース、2,4分岐ガラクツロン酸 から構成されている、 を有する多糖体(以下、多糖体Bという)。
[3]下記の理化学的性質 ■性状:淡褐色繊維状、 ■分子量:44,000 (ゲル濾過クロマトグラフィー)、 ■構成糖: ラムノース、アラビノース、マンノース、
グルコース、ガラクト− ス、キシロース、ガラクツロン酸、 ■単一性:電気泳動、ゲル濾過クロマトグラフィー、高
速液体クロマトグラ フィーにより単一性を示す、 ■構成糖結合様式: 4結合ガラクツロン酸を主要結合様式とし、これに加え
て末端アラビノフラノース、末端アラビノピラノース、
4または5結合アラビノース、3.4または3,5分岐
アラビノース、末端ラムノース、2結合ラムノース、3
結合ラムノース、2,4分岐ラムノース、末端グルコー
ス、4結合グルコース、6結合グルコース、3結合グル
コース、4結合マンノース、3結合マンノース、末端ガ
ラクトース、3結合ガラクトース、6結合ガラクトース
、2結合ガラクトース、4,6分岐ガラクトース、3,
4分岐ガラクトース、3,6分岐ガラクトースフ2,4
分岐ガラクトース、2,6分岐ガラクトース、4結合キ
シロース、2,4分岐ガラクツロン酸 から構成されている、 を有する多糖体(以下、多糖体Cという)。
(4)下記の理化学的性質 ■性状:淡褐色繊維状、 ■分子量:190,000 (ゲル濾過クロマトグラフィー)、 ■構成糖: ラムノース、アラビノース、マンノース、
グルコース、ガラクト− ス、キシロース、ガラクツロン酸、 ■単一性:電気泳動、ゲル濾過クロマトグラフィー、高
速液体クロマトグラ フィーにより単一性を示す、 ■構成糖結合様式: 4結合ガラクツロン酸を主要結合様式とし、これに加え
て末端アラビノフラノース、末端アラビノピラノース、
4または5結合アラビノース、3.4または3,5分岐
アラビノース、末端ラムノース、2結合ラムノース、3
結合ラムノース、2,4分岐ラムノース、末端グルコー
ス、4結合グルコース、6結合グルコース、3結合グル
コース、4結合マンノース、3結合マンノース、末端ガ
ラクトース、3結合ガラクトース、6結合ガラクトース
、2結合ガラクトース、4,6分岐ガラクトース、3,
4分岐ガラクトース、3,6分岐ガラクトース、2,4
分岐ガラクトース、2,6分岐ガラクトース、4結合キ
シロース、2,4分岐ガラクツロン酸 から構成されている、 を有する多糖体(以下、多糖体りという)。
(5)下記の理化学的性質 ■性状:淡褐色繊維状、 ■分子量:160,000 (ゲル濾過クロマトグラフィー)、 ■構成糖: ラムノース、アラビノース、マンノース、
グルコース、ガラクト− ス、キシロース、ガラクツロン酸、 ■単一性:電気泳動、ゲル濾過クロマトグラフィー、高
速液体クロマトグラ フィーにより単一性を示す、 ■構成糖結合様式: 4結合ガラクツロン酸を主要結合様式とし、これに加え
て末端アラビノフラノース、末端アラビノピラノース、
4または5結合アラビノース、3.4または3,5分岐
アラビノース、末端ラムノース、2結合ラムハース、3
結合ラムノース、2,4分岐ラムノース、末端グルコー
ス、4結合グルコース、6結合グルコース、3結合グル
コース、4結合マンノース、3結合マンノース、末端ガ
ラクトース、3結合ガラクI・−ス、6結合ガラクトー
ス、2結合ガラクトース、4,6分岐ガラクI・−ス、
3,4分岐ガラクトース、3,6分岐ガラクトース、2
,4分岐ガラクトース、2,6分岐ガラクトース、4結
合キシロース、2,4分岐ガラクツロン酸 から構成され−Cいる、 を有する多糖体(以下、多糖体Eという)。
(6)下記の理化学的性質 ■性状:淡褐色繊維状、 ■分子量:110,000 (ゲル濾過クロマトグラフィー)、 ■構成糖: ラムノース、アラビノース、マンノース、
グルコース、ガラクト− ス、キシロース、ガラクツロン酸、 ■単一性:電気泳動、ゲル濾過クロマトグラフィー、高
速液体クロマトグラ フィーにより単一性を示す、 ■構成糖結合様式: 4結合ガラクツロン酸を主要結合様式とし、これに加え
て末端アラビノフラノース、末端アラビノピラノース、
4または5結合アラビノース、3.4または3,5分岐
アラビノース、末端ラムノース、2結合ラムノース、3
結合ラムノース、2,4分岐ラムノース、末端グルコー
ス、4結合グルコース、6結合グルコース、3結合グル
コース、4結合マンノース、3結合マンノース、末端ガ
ラクトース、3結合ガラクトース、6結合ガラクトース
、2結合ガラクトース、4,6分岐ガラクトース、3,
4分岐ガラクトース、3,6分岐ガラクトース、2,4
分岐ガラクトース、2,6分岐ガラクトース、4結合キ
シロース、2,4分岐ガラクツロン酸 から構成されている、 を有する多糖体(以下、多糖体Fという)。
以下、多糖体A、 B、 C,D、 EおよびFをまと
めて本発明の多糖体という。
本発明の多糖体は、上記に示したごとくの糖構成、結合
様式を持つものであり、このような多糖体に関する発表
は全くなされていないことがら、本発明の多糖体は新規
な多糖体であることが認められる。
また、本発明の多糖体の構成糖のモル比をガラクツロン
酸を100として表したのが第1表である。
第1表 本発明の多糖体は、例えばマメ科カンゾウの根から得ら
れるが、この根は、生薬甘草 (Glycyrrhizae Radix)として古来
から矯味薬、鎮咳去痰薬等の薬用に供されている。
また、甘草の多糖成分が十全大補湯の抗補体活性および
リンパ球幼若化活性の発現に重要な役割を果たしている
ことは、本発明者らによって明らかにされているが[山
田陽城他、日本生薬学会36回年会要旨(1989)p
、41]、その活性成分についてはいまだに明らかにさ
れてはおらず、本発明者らの=19− さらなる研究によって明らかにされたことである。
本発明の多糖体は、例えば次のようにして得ることがで
きる。
生薬甘草、その原種物であるカンゾウまたはその他同属
植物を粉砕し、10倍゛量程度の水性溶剤にて抽出し、
抽出液を濾過して得た濾液をエタノール沈澱および透析
等の操作を行うことにより粗多糖画分を得る。
この粗多糖画分を精製水に溶解し、臭化セチル−トリメ
チルアンモニウム等の4級アンモニウムを加えて混和し
、放置した後遠心分離し、沈殿物を得る。
沈殿物を5〜30%程度の塩化ナトリウム水溶液に溶解
し、エタノールを加え遠心分離して得た沈殿を、さらに
精製水に溶解後、透析を行い、非透析物を凍結乾燥して
多糖含有画分を得る。
この多糖含有画分を通常用いられるイオン交換クロマト
グラフィーに1回またはそれ以上対ずことによって本発
明の多糖体を得ることができる。
抽出する水性溶剤としては、水、特に精製水が好ましく
、抽出にあたっては熱時抽出が望ましい。
また、透析に際しては、流水または精製水に対し2〜5
日間日間性えばよい。
イオン交換クロマトグラフィーのゲルの具体例としては
、DEAE−セファロース(Sepharose)OL
−6B等が挙げられる。
次に本発明の多糖体が、抗補体活性を有し、慢性腎炎等
の自己免疫疾患の治療に有効であることを実験例を挙げ
て説明する。
実験例 具体例で得た多糖体Xrngを生理食塩水に溶解し、そ
のうち507.Jを、5〜MのMg2+および150p
yのCa2+を含むゼラチン添加ベロナール緩衝液(p
If7.4.GVB” ”)で希釈し、さらに正常ヒト
血清を添加して、37℃で30分間インキュベートした
この溶液を2倍連続希釈し、試験管に分注し、一定量の
IgM−へモリジン感作ヒツジ赤面球を加え、さらに3
7℃で60分間、混和しながら反応させた。
反応終了後、たたちにリン酸−生理食塩水緩衝液(PB
S−)を加え、250Orpmで8分間遠心分離し、溶
血反応に基づく波長412n、、、での上清の吸光度よ
り、総残存補体価(TCI(50)を測定l−な。
具体例で得た多糖体を加えない以外は、上記と同様に反
応さぜた場合のTCH50を100として、本発明の多
糖体によるTCH50の減少率をもって抗補体活性どし
た。
その結果を第2表に示した。
第2表 第2表から明らかなように、本発明の多糖体は抗補体活
性をを有し、関節リウマチ、甲状腺炎、慢性肝炎、慢性
腎炎等の自己免疫疾患の治療に有用であることが確認さ
れた。
次に、本発明の多糖体の投与量および製剤化に一ついて
説明する。
本発明の多糖体はそのまま、あるいは慣用の製剤担体と
共に動物および人に投与することができる。投与形態と
しては、特に限定がなく、必要に応じ適宜選択して使用
され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤等の経口剤、注射剤、
半開等の非経口剤が挙げられる。
経口剤として所期の効果を発揮するためには、告、者の
年令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で本
発明の多糖体の重量として500mg〜10gを、1日
数回に分番フての服用が適当と思われる。
経口剤は、例えばデンプン、乳糖、白糖、マンエツト、
カルボキシメチルセルロース、コ・−ンスターチ、無機
塩類等を用いて常法に従って製造される。
この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他に、結合剤、崩
壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着
色剤、香料等を使用することができる。それぞれの具体
例は以下に示すごとくである。
[糸吉舎斉1月 デンプン、デギストリン、アラビアゴム末、ゼラチン、
ヒドロキシプロピルスターチ、メチルセルロース、カル
ボキシメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、マクロゴール。
[崩壊前)月 デンプン、ヒドロキシプロピルスターチ、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒ
ドロキシプロピルセルロース。
[界面活性剤] ラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸
エステル、ポリソルベート80゜[滑沢前1月 タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコー
ル。
[流動性促進剤] 軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム。
また、本発明の多糖体は、懸濁液、エマルジョン剤、シ
ロップ剤、エリキシル剤としても投与することができ、
これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色剤を含有して
もよい。
非経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の
年令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で本
発明の多糖体の重量として1日0.1mg〜1gまでの
静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射が適当と思われる
この非経口剤は常法に従って製造され、希釈剤として一
般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射
用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウモロ
コシ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル等を用いることができる。さらに必要に応じて、殺菌
剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。また、この非経口
剤は安定性の点から、バイアル等に充填後冷凍し、通常
の凍結乾燥技術により水分を除去し、使用直前に凍結乾
燥物から液剤を再調製することもできる。さらに、必要
に応じて適宜、等楽化剤、安定剤、防腐剤、無痛化剤等
を加えても良い。
その他の非経口剤としては、外用液剤、軟膏等の塗布剤
、直腸内投与のための半割等が挙げられ、常法に従って
製造される。
以下に実施例を示して本発明をさらに詳細に説明するが
、本発明はこれにより侮辱制限されるものではない。
実施例1 甘草500gに水61を加えて、100℃前後で液量が
半量になるまで加熱抽出し、抽出液を濾過した後、エタ
ノール沈澱および透析により粗多糖画分7gを得た。こ
の粗多糖画分をセタブロン分画法により分画し、さらに
セタブロンを加えて沈澱する両分0.8gについて、D
EAE−8epharose CL−6Bカラムを用い
て分画し、0.2M食塩水により溶出する両分280m
gおよび0.3M食塩水により溶出する両分318rr
Lgを得た。このうち、0.2M食塩水により溶出する
両分100mgを5epharose CL−6Bカラ
ムを用いて分画し、次いでアサヒバツク(Asahi−
pak)GS−510とアサヒバツク(Asahi−p
ak)GS−320を結合したカラムを担体として用い
た高速液体クロマトグラフィーで分画することにより、
溶出順序の早い方から本発明の多糖体A 4.4mg 
、多糖体B 25mgおよび多糖体024mgをそれぞ
れ得た。
28一 実施例2 実施例1における最初のDEAE−8epharose
 CL−6Bカラムを用いた分画のうち、0.3M食塩
水により溶出する両分100mgについて、8epha
rose CL−6Bカラムを用いて分画し、次いでア
サヒバツク(Asahi−pak)GS−510とアサ
ヒバツク(Asahi−pak)GS−320を結合し
たカラムを担体として用いた高速液体クロマトグラフィ
ーで分画することにより、溶出順序の早い方から本発明
の多糖体D 2.5mg、多糖体E4.8mgおよび多
糖体F 26mgをそれぞれ得た。
実施例3 ■コーンスターチ      44g ■結晶セルロース      40g ■カルボキシメチル セルロースカルシウム    5g ■軽質無水ケイ酸      0.5g■ステアリン酸
マグネシウム 0.5g■実施例1で得た多糖体A  
  10計100g 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、打錠機にて
圧縮成型して一部200mgの錠剤を得た。
この錠剤−錠には、実施例1で得た多糖体A20mgが
含有されており、成人1日10〜25錠を数回にわけて
服用する。
実施例4 ■結晶セルロース      84.5g■ステアリン
酸マグネシウム 0.5g■カルボキシメチル セルロースカルシウム    5g ■実施例1で得た多糖体B    10計100g 上記の処方に従って■、■および■の一部を均一に混合
し、圧縮成型した後、粉砕し、■および■の残量を加え
て混合し、打錠機にて圧縮成型して一部200mgの錠
剤を得た。
この錠剤−錠には、実施例1で得た多糖体B20mgが
含有されており、成人1日10〜25錠を数回にわけて
服用する。
一31= 実施例5 ■結晶セルロース     49.5g■10%ヒドロ
キシプロピル セルロースエタノール溶液 35g ■カルボキシメチル セルロースカルシウム    5g ■ステアリン酸マグネシウム 0.5g■実施例1で得
た多糖体0   10 計100g −1−記の処方に従って■、■および■を均一に混合し
、常法によりねつ和し、押し出し造粒機により造粒し、
乾燥・粉砕した後、■および■を混合し、打錠機にて圧
縮成型して一部200mgの錠剤を得た。
この錠剤−錠には、実施例1で得た多糖体020mgが
含有されており、成人1日10〜25錠を数回にわけて
服用する。
32一 実施例6 ■コーンスターチ      34.5g■ステアリン
酸マグネシウム 50g ■カルボキシメチル セルロースカルシウム    5g ■軽質無水ケイ酸      0.5g■実施例2で得
た 糖体D    10計100g 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、圧縮成型機
にて圧縮成型後、破砕機により粉砕し、篩別して顆粒剤
を得た。
この顆粒剤1gには、実施例2で得た多糖体D100m
gが含有されており、成人1日2〜5gを数回にわけて
服用する。
実施例7 ■結晶セルロース      55g ■10%ヒドロキシプロピル セルロースエタノール溶液 35g ■実施例2で た 糖体E1 計100g 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、ねつ和した
。押し出し造粒機により造粒後、乾燥し、篩別して顆粒
剤を得た。
この顆粒剤1gには、実施例2で得た多糖体E100m
gが含有されており、成人1日2〜5gを数回にわけて
服用する。
実施例8 ■コーンスターチ      89.5g■軽質無水ケ
イ酸      0.5g■実施例2で た 糖体F1 計100g 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、200mg
を2号カプセルに充填した。
このカプセル剤1カプセルには、実施例2で得た多糖体
F20mgが含有されており、成人1日10〜25カプ
セルを数回にわけて服用する。
実施例9 ■大豆油           5g ■注射用蒸留水      89.5g■大豆リン脂質
       2.5g■グリセリン     ・  
 2g ■ 施例1で得た 糖 A 全量100g 上記の処方に従って■を■および■に溶解し、これに■
と■の溶液を加えて乳化し、注射剤を得た。
一35= −36=

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 [1]下記の理化学的性質 (1)性状:淡褐色繊維状、 (2)分子量:190,000 (ゲル濾過クロマトグラフィー)、 (4)構成糖:ラムノース、アラビノース、マンノース
    、グルコース、ガラクトース、キシロース、ガラクツロ
    ン酸、 (5)単一性:電気泳動、ゲル濾過クロマトグラフィー
    、高速液体クロマトグラフィーにより単一性を示す、 (6)構成糖結合様式: 4結合ガラクツロン酸を主要結合様式とし、これに加え
    て末端アラビノフラノース、末端アラビノピラノース、
    4または5結合アラビノース、3,4または3,5分岐
    アラビノース、末端ラムノース、2結合ラムノース、3
    結合ラムノース、2,4分岐ラムノース、末端グルコー
    ス、4結合グルコース、6結合グルコース、3結合グル
    コース、4結合マンノース、3結合マンノース、末端ガ
    ラクトース、3結合ガラクトース、6結合ガラクトース
    、2結合ガラクトース、4,6分岐ガラクトース、3,
    4分岐ガラクトース、3,6分岐ガラクトース、2,4
    分岐ガラクトース、2,6分岐ガラクトース、4結合キ
    シロース、2,4分岐ガラクツロン酸 から構成されている、 を有する多糖体。 [2]下記の理化学的性質 (1)性状:淡褐色繊維状、 (2)分子量:95,000 (ゲル濾過クロマトグラフィー)、 (4)構成糖:ラムノース、アラビノース、マンノース
    、グルコース、ガラクトース、キシロース、ガラクツロ
    ン酸、 (5)単一性:電気泳動、ゲル濾過クロマトグラフィー
    、高速液体クロマトグラフィーにより単一性を示す、 (6)構成糖結合様式: 4結合ガラクツロン酸を主要結合様式とし、これに加え
    て末端アラビノフラノース、末端アラビノピラノース、
    4または5結合アラビノース、3,4または3,5分岐
    アラビノース、末端ラムノース、2結合ラムノース、3
    結合ラムノース、2,4分岐ラムノース、末端グルコー
    ス、4結合グルコース、6結合グルコース、3結合グル
    コース、4結合マンノース、3結合マンノース、末端ガ
    ラクトース、3結合ガラクトース、6結合ガラクトース
    、2結合ガラクトース、4,6分岐ガラクトース、3,
    4分岐ガラクトース、3,6分岐ガラクトース、2,4
    分岐ガラクトース、2,6分岐ガラクトース、4結合キ
    シロース、2,4分岐ガラクツロン酸 から構成されている、 を有する多糖体。 [3]下記の理化学的性質 (1)性状:淡褐色繊維状、 (2)分子量:44,000 (ゲル濾過クロマトグラフィー)、 (4)構成糖:ラムノース、アラビノース、マンノース
    、グルコース、ガラクトース、キシロース、ガラクツロ
    ン酸、 (5)単一性:電気泳動、ゲル濾過クロマトグラフィー
    、高速液体クロマトグラフィーにより単一性を示す、 (6)構成糖結合様式: 4結合ガラクツロン酸を主要結合様式とし、これに加え
    て末端アラビノフラノース、末端アラビノピラノース、
    4または5結合アラビノース、3,4または3,5分岐
    アラビノース、末端ラムノース、2結合ラムノース、3
    結合ラムノース、2,4分岐ラムノース、末端グルコー
    ス、4結合グルコース、6結合グルコース、3結合グル
    コース、4結合マンノース、3結合マンノース、末端ガ
    ラクトース、3結合ガラクトース、6結合ガラクトース
    、2結合ガラクトース、4,6分岐ガラクトース、3,
    4分岐ガラクトース、3,6分岐ガラクトース、2,4
    分岐ガラクトース、2,6分岐ガラクトース、4結合キ
    シロース、2,4分岐ガラクツロン酸 から構成されている、 を有する多糖体。 [4]下記の理化学的性質 (1)性状:淡褐色繊維状、 (2)分子量:190,000(ゲル濾過クロマトグラ
    フィー)、 (4)構成糖:ラムノース、アラビノース、マンノース
    、グルコース、ガラクトース、キシロース、ガラクツロ
    ン酸、 (5)単一性:電気泳動、ゲル濾過クロマトグラフィー
    、高速液体クロマトグラフィーにより単一性を示す、 (6)構成糖結合様式: 4結合ガラクツロン酸を主要結合様式とし、これに加え
    て末端アラビノフラノース、末端アラビノピラノース、
    4または5結合アラビノース、3,4または3,5分岐
    アラビノース、末端ラムノース、2結合ラムノース、3
    結合ラムノース、2,4分岐ラムノース、末端グルコー
    ス、4結合グルコース、6結合グルコース、3結合グル
    コース、4結合マンノース、3結合マンノース、末端ガ
    ラクトース、3結合ガラクトース、6結合ガラクトース
    、2結合ガラクトース、4,6分岐ガラクトース、3,
    4分岐ガラクトース、3,6分岐ガラクトース、2,4
    分岐ガラクトース、2,6分岐ガラクトース、4結合キ
    シロース、2,4分岐ガラクツロン酸 から構成されている、 を有する多糖体。 [5]下記の理化学的性質 (1)性状:淡褐色繊維状、 (2)分子量:160,000(ゲル濾過クロマトグラ
    フィー)、 (4)構成糖:ラムノース、アラビノース、マンノース
    、グルコース、ガラクトース、キシロース、ガラクツロ
    ン酸、 (5)単一性:電気泳動、ゲル濾過クロマトグラフィー
    、高速液体クロマトグラフィーにより単一性を示す、 (6)構成糖結合様式: 4結合ガラクツロン酸を主要結合様式とし、これに加え
    て末端アラビノフラノース、末端アラビノピラノース、
    4または5結合アラビノース、3,4または3,5分岐
    アラビノース、末端ラムノース、2結合ラムノース、3
    結合ラムノース、2,4分岐ラムノース、末端グルコー
    ス、4結合グルコース、6結合グルコース、3結合グル
    コース、4結合マンノース、3結合マンノース、末端ガ
    ラクトース、3結合ガラクトース、6結合ガラクトース
    、2結合ガラクトース、4,6分岐ガラクトース、3,
    4分岐ガラクトース、3,6分岐ガラクトース、2,4
    分岐ガラクトース、2,6分岐ガラクトース、4結合キ
    シロース、2,4分岐ガラクツロン酸から構成されてい
    る、 を有する多糖体。 [6]下記の理化学的性質 (1)性状:淡褐色繊維状、 (2)分子量:110,000(ゲル濾過クロマトグラ
    フィー)、 (4)構成糖:ラムノース、アラビノース、マンノース
    、グルコース、ガラクトース、キシロース、ガラクツロ
    ン酸、 (5)単一性:電気泳動、ゲル濾過クロマトグラフィー
    、高速液体クロマトグラフィーにより単一性を示す、 (6)構成糖結合様式: 4結合ガラクツロン酸を主要結合様式とし、これに加え
    て末端アラビノフラノース、末端アラビノピラノース、
    4または5結合アラビノース、3,4または3,5分岐
    アラビノース、末端ラムノース、2結合ラムノース、3
    結合ラムノース、2,4分岐ラムノース、末端グルコー
    ス、4結合グルコース、6結合グルコース、3結合グル
    コース、4結合マンノース、3結合マンノース、末端ガ
    ラクトース、3結合ガラクトース、6結合ガラクトース
    、2結合ガラクトース、4,6分岐ガラクトース、3,
    4分岐ガラクトース、3,6分岐ガラクトース、2,4
    分岐ガラクトース、2,6分岐ガラクトース、4結合キ
    シロース、2,4分岐ガラクツロン酸 から構成されている、 を有する多糖体。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7243034B2 (en) 2005-03-18 2007-07-10 Sunx Limited Sensor device
WO2011118552A1 (ja) * 2010-03-24 2011-09-29 森下仁丹株式会社 抗アレルギー剤
WO2018030542A1 (ja) * 2016-08-09 2018-02-15 イマジン・グローバル・ケア株式会社 自然免疫活性化作用を有する多糖類及び該多糖類を含有する自然免疫活性化剤又は飲食品

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