JPH0475249A - 扁平形電池 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、扁平形電池に関し、とくにその緊縛度の基準
に関する。

従来の技術 電子回路の小形化、小消費電力化により電子ウォッチ、
電子カメラなど小形電池を電源とする小形電子機器が急
増したことにより、扁平形電池の需要も急増しつつある
。このため扁平形電池に対して、ますます高容量、高信
頼性の要望が高まっている。

従来のこの種の扁平形電池の構成時（封目前）の縦断面
図を第２図に示す。第２図において、１１は負極端子を
かねる負極缶、１２は正極端子を兼ねる正極缶、１３は
ポリプロピレンからなるガスケット、１４は二酸化マン
ガンなどを活物質とする正極、１５は負極活物質である
リチウム、１６はポリプロピレンなどからなるセパレー
タ、１７は正極リングである。負極１５は負極缶１１に
当接し、セパレータ１６を介して正極缶１２とその底部
を当接した断面コ字形の正極リング１７に収納された正
極１４と対向している。負極缶１１は開口端部を上方に
折曲して形成した断面Ｕ字形の折曲部を負極缶の開口端
部１１′とし、負極缶の開口端部１１′をガスケット１
３を介して正極缶１２の底部に当接し、正極缶１２の開
口端部をかしめて密閉する構成となっている。

この構成において、負極１５．正極１４．有機電解液セ
パレータ１６．正極リング１７からなる発電要素の積み
上げ高さをＨ１、負極缶１１．正極缶１２．ガスケット
１３からなるハウジング部材の構成高さをＨ２、前記負
極缶１１．正極缶１２の板厚みを１．．１２とした際に
、 である。

ここで Ｈ＋　＝リチウム１５厚み＋セパレータ１６厚み＋正極
１４厚み十正極リング１７板厚みＨ２＝負極缶１１高さ
＋ガスケット１３厚み＋正極缶１４板厚み である。

この従来例では、集電体として、正極リング１７を用い
ているが、金属ネット、カーボン塗料、平板、バネ形状
の集電体などを用いる場合もある。

発明が解決しようとする課題 従来の構成を有する扁平形電池は放電を行なうと、第３
図の曲線ａ、ｂに示すような、電池内部の緊縛度不足に
よる放電異常が発生するという問題点があった。

本発明はこのような問題点を解決するもので、放電異常
の発生しない信頼性の高い扁平形電池を提供することを
目的とする。

課題を解決するための手段 これらの課題を解決するために、本発明の扁平形電池は
、発電要素の積み上げ高さをＨ１、／・ウンング部材の
構成高さをＨ２，負極缶および正極缶の板厚みをそれぞ
れ１＋、１２とした際 ｏ　、　（ＨＨ”　ｊ　１　”　ｊ　２）　　Ｈ２ｘｌ
ｏ　ｏ　、　６゜とするものである。

作用 この構成により、本発明の扁平形電池は放電中の電池内
部の緊縛度を、放電末期まで良好に保つことができる。

実施例 以下本発明の一実施例の扁平形電池について図面を基に
して説明する。

本実施例では、直径２０ｍｍ、高さ５．０ｍｍの二酸化
マンガンリチウム電池を用いる。

第１図は、本実施例の電池構成時（封目前）の縦断面図
である。

１はステンレス鋼製の負極端子をかねる負極缶、板厚み
は０．３０ｍｍ、高さ４．２０＋ａｍに成形している。

２はステンレス鋼製の正極端子をかねる正極缶であり、
板厚みは０．８０ｍｍである。３はポリプロピレンから
なるガスケットであり、底厚みは、０．４０ｍｍである
。

４は二酸化マンガン、導電材、結着剤からなる正極合剤
を径１７．５ｍｍ、高さ３．００ｍｍのペレット状に成
型した正極である。５はリチウムからなる負極であり、
厚さ１．００ｍｍのフープからφ１８．０１ｕｌ１１に
打ち抜き負極缶１に圧着している。６はポリプロピレン
などからなるセパレータであり、厚み０．４０ｍｍであ
る。７は集電体である正極リングであり、板厚み０．１
０ｍｍのステンレスｌｌ板を断面Ｕ字状に打ち抜き加工
している。各構成要素の構成は従来例と同一のため説明
を省略する。

この構成において、 Ｈ＋＝３．００＋１．００＋０．４０＋０．１０＝　４
．５０画 Ｈ２＝４．２０＋０．４０＋０．３０ ＝４．９０ｍｍ である。したがって、 である。

本実施例の扁平形電池の放電曲線は第３図に示す曲線Ｃ
のようになり、放電異常は認められない。

本実施例では、正極活物質として二酸化マンガンを用い
たが、一般に有機電解液電池に用いられる正極活物質（
例えば、酸化銅、フッ化黒鉛、硫化鉄など）を用いる場
合にも適用できる。

×１００を種々に変化させた場合を検討した。その結果
を第１表に示す。

（以　　下　　余　　白） したがって、 の領域において、放電異常は発生していない。ただし、
総高が規格をオーバーしてしまうため、上限として、６
０％以下である必要がある。

発明の効果 以上の実施例の説明で明らかなように、本発明の扁平形
電池によれば、負極、正極、セパレータ、正極リングか
らなる発電要素の積み上げ高さをＨ１、負極缶、正極缶
、ガスケットからなるハウジング部材の構成高さをＨ２
、負極缶および正極缶の板厚みをそれぞれｊｌ＋　　ｊ
２とした際口前の縦断面図、第３図は本発明の一実施例
および従来例による扁平形電池の放電特性図である。

１・・・・・・負極缶、２・・・・・・正極缶、３・・
・・・・ガスヶ・ント、４・・・・・・正極、５・・・
・・・負極、６・・・・・・セＡレータ、７・・・・・
・正極リング。

代理人の氏名　弁理士　粟野重孝　ほか１名とすること
により、放電異常が発生しない信頼性の高い扁平形電池
を得ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の扁平形電池の封口前の縦断
面図、第２図は従来例の扁平形電池の封＋　−−−＊□
１ ｔ−正極缶 ３−Ｆ°スγット ｃ−−−でバ′Ｌ−タ ７−一一正とシリング Ｊ已＠ｒｒイ１ＥＩ２θ、’ｆｒ。□）複電し一卜　７
釉几 べｔ軽関

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 主に軽金属よりなる負極、主に酸化物、ハロゲン化物よ
   りなる正極、この両者間に介在するセパレータ、有機電
   解液、集電のための部材からなる発電要素を、負極端子
   を兼ねる負極缶、正極端子を兼ねる正極缶およびこの両
   者間に介在するガスケットからなるハウジング部材内に
   密封した扁平形電池であって、前記負極缶は、開口端部
   を上方に折曲して形成した断面Ｕ字形の折曲部を負極缶
   の開口端部とし、前記負極缶の開口端部を前記ガスケッ
   トを介して前記正極缶の底部に当接する構成を有し、前
   記発電要素の積みあげ高さをＨ＿１、前記ハウジング部
   材の構成高さをＨ＿２、前記負極缶および正極缶の板厚
   みをそれぞれｔ＿１、ｔ＿２とした際０≦｛（Ｈ＿１＋
   ｔ＿１＋ｔ＿２）−Ｈ＿２｝／Ｈ＿２×１００≦６０で
   ある扁平形電池。