JPH0474785A

JPH0474785A - 有機肥料の製造方法およびその装置

Info

Publication number: JPH0474785A
Application number: JP18496990A
Authority: JP
Inventors: Toshitaka Matsuo; 松尾　利隆
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1990-07-11
Filing date: 1990-07-11
Publication date: 1992-03-10

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明：ゴ有機肥料の製造方法およびその装！に関する
ものである。

（従来の技術およびその課厘）従来、玉ねぎ−は皮を取り除（・た、いわゆる利き玉ね
ぎの状態で出荷されており、発生した玉ねぎの皮（玉ね
き全体の５〜１０％）は廃棄物として処理されている。

しかし、前記玉ねぎの皮の発生量は膨大であり、例えは
、特定の産地では１日当たり数十トンとし）う報告かさ
れている。しかも、ゴミ公害か問題視されている中、こ
のような膨大な量の玉ねぎの皮を廃棄するのは好ましく
なく、その上、この処分にはコストかかかる。

本発明者は、前記玉ねぎの皮に含有される成分か有機肥
料として宵効である点に看目し、この玉ねきの皮を利用
しｔ：有機肥料の製造方法およびその装置を提供するこ
とを目的とする。

（課題を解決するための手段）本発明は前記目的を達成するために、玉ねぎを粉砕し、
その粉砕物を弱アルカリ化した後、絞り汁と絞り滓とに
分離し、前記絞り汁を乾燥して結晶体とするものである
。

また、前記結晶体と粉砕しても良く、さらに、前記絞り
滓と結晶体とを混合し、乾燥しても良い。

さらにまた、前記絞り滓と結晶体とを粉砕するようにし
ても構わない。

一方、前記目的を達成するための製造装置としては、玉
ねぎを粉砕する第１粉砕手段と、その粉砕物を弱アルカ
リ化するペーハー調整手段と、前記粉砕物を絞り汁と絞
り滓とに分離する分離手段と、前記絞り汁を乾燥する乾
燥手段とからｉｔしｊ二ものである。

さらに、前記絞り汁を乾燥して結晶体とし、粉砕する第
２粉砕手段を備え７二構成としても良し・。

また、前記絞り滓と結晶体とを混合し、乾燥する混合乾
燥手段を備えたものでも良く、さらに、前記絞り滓と結
晶体とを粉砕する第２粉砕手段を備えたｌｌ！成として
も構わなし・。

（実施例）次に、本発明の実施例ｊこつし・て舅１図を参照して説
明する。

第１図に示す有機肥料の製造装置：；、玉ねぎの皮を粉
砕、乾燥、パウダー化するためのものである。

すなわち、本有機肥料の製造装置では、第１ホノベーｌ
に収容した玉ねぎの支分、適宜、ヘルｉ・コレベア等で
第１粉砕装置２１：搬送する。そして、二の第１粉砕装
置２で前記玉ねぎの皮を、例民ば、ナヨノパー等で粉砕
する。

ペーハー調整装置３では、前記第１粉砕装置ｔ２で粉砕
された玉ねぎの皮に硝石灰、苛性ソーダ等を加入て弱ア
ルカリ化（ＰＨ８〜８．５）する。

このペーハー調整は、粉砕物か製造工程中に発酵するの
を防止するために行ってし・る。

分離装置ｔ４では、玉ねぎの皮の粉砕物を絞り４と絞り
滓とに分離する。

分離した絞り滓はベルトコンベア等によってｇ合装置６
へ搬送する。二のとき、前記絞り滓は粉砕されて繊維化
されているので、表面積か多く、混合装置６への搬送過
程で効率良く自然乾燥される。

方、絞り汁はパイプ等を介して真空蒸留装置５へ搬送す
る。そして、この真空蒸留装置５て水分を除去して結晶
体とした後、前記絞り滓同様、混合装置６へ搬送する。

混合装置６では前記絞り滓と結晶体を混合し、乾燥する
。そして、この乾燥された絞り滓および前記結晶体を第
２粉砕装置ｔ７へ搬送し、該第２粉砕装置７で直径数ミ
クロンに細かく粉砕する。

ふるい装置８では、第２粉砕装置７で粉砕されＩ：微粉
末をふるいわけ、所定粒径以下のものは第２十ツバ−９
に収容し、それ以外のものは再び第２粉砕装Ｒ７に戻し
て再度粉砕する。

このような工程を経て第２ホ／パー９に収容した玉ねぎ
の微粉末は、自動計量装置ｌＯにて所定量ずつ包装する
。ただし、用途に応じて他の物質を混合しても構わない
。

前記玉ねぎの微粉末は、例えは、約１０００倍に希釈し
て芝生、野菜等１こ散布して使用する。本発明者が行っ
た実験では、例えは、アスパラに適用した場合、適用し
ていないものに比べて収穫量か約１０倍になった。

なお、前記実施例では玉ねぎの皮を絞り汁と絞り滓とに
分離した後、再びこれらを混合する方法をとったか、絞
り汁のみを使用しても良く、さらに、この絞り汁をゼリ
ー状あるいはパウダー状にしたものを希釈して使用して
も良い。

また、前記絞り汁を結晶化し、絞り滓と再び混合したも
のを希釈して使用しても構わない。

さらに、前記玉ねぎの皮に代えて玉ねぎそのものあるい
は茎の部分を使用する方法も考えられる。

（発明の効果）以上の説明から明らかなように、本発明を二係る何機肥
料の製造方法およびその装置によれば、従来廃棄されて
いた玉ねぎの皮から有機肥料を製造することかできる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る有機肥料の製造装置の工程図であ
る。２・・・粉砕装置、３・・・ベーハー調整装置、４・・
・分離装置、５・・真空蒸留装置、６・・・混合装置、
７・・第２粉砕装置。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）玉ねぎを粉砕し、その粉砕物を弱アルカリ化した
後、絞り汁と絞り滓とに分離し、前記絞り汁を乾燥する
有機肥料の製造方法。
（２）王ねぎを粉砕し、その粉砕物を弱アルカリ化した
後、絞り汁と絞り滓とに分離し、前記絞り汁を乾燥して
結晶体とし、該結晶体を粉砕する有機肥料の製造方法。
（３）玉ねぎを粉砕し、その粉砕物を弱アルカリ化した
後、絞り汁と絞り滓とに分離し、前記絞り汁を乾燥して
結晶体とし、該結晶体と前記絞り滓とを混合し、乾燥す
る有機肥料の製造方法。
（４）玉ねぎを粉砕し、その粉砕物を弱アルカリ化した
後、絞り汁と絞り滓とに分離し、前記絞り汁を乾燥して
結晶体とし、該結晶体と前記絞り滓とを混合し、乾燥し
た後、粉砕する有機肥料の製造方法。
（５）玉ねぎを粉砕する第１粉砕手段と、その粉砕物を
弱アルカリ化するペーハー調整手段と、前記粉砕物を絞
り汁と絞り滓とに分離する分離手段と、前記絞り汁を乾
燥する乾燥手段とからなることを特徴とする有機肥料の
製造装置。
（６）玉ねぎを粉砕する第１粉砕手段と、その粉砕物を
弱アルカリ化するペーハー調整手段と、前記粉砕物を絞
り汁と絞り滓とに分離する分離手段と、前記絞り汁を乾
燥して結晶体とする乾燥手段と、前記結晶体を粉砕する
第２粉砕手段とからなることを特徴とする有機肥料の製
造装置。
（７）玉ねぎを粉砕する第１粉砕手段と、その粉砕物を
弱アルカリ化するペーハー調整手段と、前記粉砕物を絞
り汁と絞り滓とに分離する分離手段と、前記絞り汁を乾
燥して結晶体とする乾燥手段と、前記絞り滓と前記結晶
体とを混合し、乾燥する混合乾燥手段とからなることを
特徴とする有機肥料の製造装置。
（８）玉ねぎを粉砕する第１粉砕手段と、その粉砕物を
弱アルカリ化するペーハー調整手段と、前記粉砕物を絞
り汁と絞り滓とに分離する分離手段と、前記絞り汁を乾
燥して結晶体とする乾燥手段と、前記絞り滓と前記結晶
体とを混合し、乾燥する混合乾燥手段と、前記絞り滓と
結晶体とを粉砕する第２粉砕手段とからなることを特徴
とする有機肥料の製造装置。