JPH047457Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本考案は、電気温風機に於けるフイルター装置
に関するものである。

［従来の技術］ 従来、電気温風機に於けるフイルター装置とし
ては、ケーシング内のモーターにフアンを連結し
て形成された送風機の前方部にヒーターを装置し
て、温度風吹出口より温風を送風するようにした
電気温風機のケーシングの背部に空気吸入口を設
けて、該空気吸入口にフイルターを取外し自在に
して装着していた。

［考案が解決しようとする課題］ しかしながら、上記従来の電気温風機に於いて
は、ケーシングの背部の空気吸入口に装着された
フイルターによつて、ケーシング内にごみやほこ
り等が侵入しないように形成されているが、ケー
シングの隙間や温風吹出口よりごみやほこり等が
入り込むため、例えば温風吹出口近傍に取付けて
あるセラミツクヒーター等の、ほごりがたまり易
いヒーターは、目づまりを起し、故障の原因とな
るという問題点があつた。

本考案は上記問題点を解決すべくなした温風送
風機に於けるフイルター装置を提供しようとする
ものである。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本考案に於ける温
風送風機に於けるフイルター装置は、フアンに近
接したシーケンスの開口部に内部用フイルターを
着脱自在に装着して成るものである。

また同様目的を達成するために、フアンに近接
したフアンケースの開口部に内部用フイルターを
着脱自在に装着し、更に空気吸入口に吸入口用フ
イルターを着脱自在に装着してもよい。

［作用］ 上記のように構成された温風送風機に於けるフ
イルター装置によれば、フアンに近接して装着さ
れた内部用フイルターを単独で、または内部用フ
イルターと吸入口用フイルターとを併用すること
により、ケーシング内に入り込んだすべてのごみ
やほこりが内部用フイルターに付着して除去さ
れ、または空気吸入口より吸入されるごみやほこ
りが吸入口用フイルターに付着すると共に、空気
吸入口以外よりケーシングに入り込んだごみやほ
こりが内部用フイルターに付着して除去される。

［実施例］ 本考案の実施例を図に就いて詳細に説明する
と、第１図は第１実施例を示すものであつて、支
脚１によつて支持されたケーシング２の前面壁に
は温風吹出口３が、また背面壁には空気吸入口４
が夫々形成されている。

上記ケーシング２内には、モーター５によつて
駆動されるフアン６をフアンケース７に装置した
送風機８が配設されており、該送風機８のフアン
ケース７には、前記温風吹出口３に向かい、且つ
左右横方向に広がつた導風管９の基端部が連通接
続されている。

上記導風管９の先端部には、多数の貫通した連
通孔１０を備えたヒーター１１が装着されてい
る。

一方、前記フアン６を装置したフアンケース７
のフアン６に近接した上面にほぼフアン６と同径
の開口部１２を穿設し、且つ該開口部１２を上面
より被覆するに充分な径を有するフイルター１３
をフイルターホルダー１４に張設固定して形成さ
れた内部用フイルター１５を、前記開口部１２の
周縁部に突設した掛止爪１６を介して着脱自在に
装着するのである。

而して、空気吸入口４およびケーシング２の隙
間や温風吹出口３よりケーシング２内に入り込ん
だすべてのごみやほこりは、フアン６の回転によ
る吸引力でフアン６に近接して装着された内部用
フイルター１５面に到達するので、この内部用フ
イルター１５にケーシング２内のごみやほこりは
付着して除去され、ヒーター１１は目づまりを起
さない。

また、第３図に示すものは第２実施例を示すも
のであつて、第１実施例の内部用フイルター１５
に加えて更に空気吸入口４にも吸入口用フイルタ
ー１７を、通気孔１８を穿設した蓋片１９により
着脱自在に装着してあり、これにより空気吸入口
４よりケーシング２内に吸入された空気は、吸入
口用フイルター１７にごみやほこりが付着して除
去されると共に、空気吸入口４以外の、例えばケ
ーシング２の隙間や温風吹出口３よりケーシング
２内に入り込んだすべてのごみやほこりは、フア
ン６の回転による吸引力でフアン６に近接して装
着された内部用フイルター１５面に到達するの
で、この内部用フイルター１５に付着して除去さ
れて、ヒーター１１は目づまりを起さない。この
第２実施例のように吸入口用フイルター１７と内
部用フイルター１５の両方を併用することによ
り、ケーシング２内に入り込んだごみやほこりを
効率よく付着せしめて除去できる。

［考案の効果］ 本考案は、上述の通り構成されているので、次
に記載する効果を奏する。

請求項１の温風機に於けるフイルター装置に於
いては、ケーシング内に入り込んだすべてのごみ
やほこりが内部用フイルターに付着して除去さ
れ、ヒーターの目づまりを防止すると共に、内部
用フイルターは着脱自在であるために、適宜これ
を取外して洗浄し、これに付着したごみやほこり
を除去して、再び取り付けて使用することができ
る。

請求項２の温風機に於けるフイルター装置に於
いては、空気吸入口より吸引されるごみやほこり
は吸入口用フイルターに付着して除去され、且つ
空気吸入口以外よりケーシング内に入り込んだご
みやほこりは内部用フイルターに付着して除去さ
れるという２つのフイルターを併用するので、ご
みやほこりが効率よく除去され、ヒーターの目づ
まりを防止すると共に、吸入口用フイルターおよ
び内部用フイルターは夫々着脱自在であるため
に、適宜これらを取外して洗浄し、これらに付着
してごみやほこりを除去して、再び取付けて使用
することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１実施例を示す縦断面図、第２図は
内部用フイルターの拡大平面図、第３図は第２実
施例を示す縦断面図である。 図中、４は空気吸入口、６はフアン、７はフア
ンケース、１２は開口部、１５は内部用フイルタ
ー、１７は吸入口用フイルターである。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 １ フアンに近接したフアンケースの開口部に内
   部用フイルターを着脱自在に装着した温風送風
   機に於けるフイルター装置。 ２ フアンに近接したフアンケースの開口部に内
   部用フイルターを着脱自在に装着し、更に空気
   吸入口に吸入口用フイルターを着脱自在に装着
   した温風送風機に於けるフイルター装置。