JPH0473977A - 積層型圧電素子の製造方法 - Google Patents

積層型圧電素子の製造方法

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JPH0473977A
JPH0473977A JP2187578A JP18757890A JPH0473977A JP H0473977 A JPH0473977 A JP H0473977A JP 2187578 A JP2187578 A JP 2187578A JP 18757890 A JP18757890 A JP 18757890A JP H0473977 A JPH0473977 A JP H0473977A
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JP
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adhesive
laminate
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piezoelectric
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JP2187578A
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English (en)
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Tamio Hayasaka
早坂 民雄
Shigeki Komeichi
古明地 繁樹
Takao Katsumata
勝又 孝夫
Koji Kawamoto
浩二 川本
Hitoshi Ozawa
仁 小沢
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Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は圧電アクチュエータとして用いられる積層型圧
電素子の製造方法に関する。
[従来の技術] 従来より積層型圧電素子を製造する場合、電極板と圧電
板とを交互に積層して形成している。そしてそれぞれの
圧電板は電圧の印加により変位し、厚み方向の歪が積層
枚数だけ加算されて全体として軸方向に変位する。した
がってそれぞれの圧電板の変位が全体の変位となるよう
にするために、積層体を一体化する必要が生じ、電極板
と圧電板とは接着剤を介して積層され、接着剤の硬化に
より一体化する方法が採用されている。
しかしながら電極板と圧電板との間に接着剤が介在する
と、接着剤層で電圧が降下し、圧電板を歪ませるのに有
効な電圧が低くなって変位量が小さくなるという不具合
がある。また接着剤の剛性は圧電板や電極板に比べて小
さいため、装置全体としての軸方向の剛性が小さくなる
。このためこのような剛性の低い圧電素子が微小変位制
御などに用いられると、いわゆるガタを生じて好ましく
ない。
そこで実開昭61−59365号公報には、電極板に中
心孔と中心孔から外部に連通する切欠溝を設け、中心孔
内に接着剤を配置して切欠溝から過剰の接着剤を排出す
る構成とし、電極板と圧電板との間に実質的に接着剤層
が存在しないようにした圧電体変位装置が開示されてい
る。
[発明が解決しようとする課題] 上記した実開昭61−59365号公報に開示された製
造方法においては、圧電板上に電極板を積層し電極板の
中心孔に接着剤を配置してざらにもう一方の圧電板を積
層する。このように接着剤を電極板の中心孔に充填しな
がら一枚づつ積層して接着するため、作業性が悪いとい
う不具合がある。また−枚づつ積層して接着するため電
極板の位置ずれが生じ易く、−度位置ずれが発生すると
修正が困難である。さらに接着剤による接着面積は中心
孔と切欠溝の鍵穴状の部分のみであるため、接着強度が
乏しいという不具合もある。そして接着剤が多過ぎると
電極板と圧電板との当接部分にはみ出しやすく、少な過
ぎると接合強度が低下するため、接着剤量の調整がむず
かしい。
本発明はこのような事情に鑑みてなされたものであり、
積層・接着の作業性を一層向上させることを目的とする
[課題を解決するための手段] 本発明の積層型圧電素子の製造方法は、圧電板と、外周
部に開口する接着剤通路が表裏両表面に形成された電極
板とを交互に積層して積層体を形成する第1工程と、 積層体を両端面から加圧保持した状態で接着剤通路に液
状接着剤を充填する第2工程と、充填された接着剤を硬
化させて全体を一体的に接合する第3工程と、よりなる
ことを特徴とする。
第1工程では、接着剤を用いずに圧電板と電極板とが交
互に積層される。
圧電板としては電圧の印加により歪や応力を生じるもの
をいい、ベロアスカイト結晶構造のBaTiO2とPb
TiO3又はCaT i 03との固溶体、PbZrO
3とPbT i 03の固溶体(PZT)などの圧電体
セラミックスから板状に形成された従来と同様のものが
用いられる。通常、表裏両表面に銀ペーストなどが印刷
・焼付けされた電極部をもつ。
また電極板としては電極として用いられるものなら特に
制限なく、銅板など従来と同様のものを用いることがで
きる。ここで電極板には、外周部に開口する接着剤通路
が表裏両表面に形成されている。この接着剤通路は実施
例にも示すように渦巻き形状とすることが望ましい。ま
たこの接着剤通路は切欠きとして設けてもよく、表裏両
表面に設けられた溝とすることもできる。そして圧電板
は表裏の極性が互いに対向するように電極板を介して積
層される。圧電板と電極板との積層枚数は特に制限され
ない。
第2工程では、第1工程で得られた積層体は両端面から
加圧保持された状態で、接着剤通路に液状接着剤が充填
される。この充填は例えば積層体及び液状接着剤層を減
圧下に保持し、積層体を液状接着剤層中に浸漬すること
で充填することができる。また液状接着剤を加圧して接
着剤通路に注入することも可能である。さらに、加熱に
より接着剤の粘度を低下させて、−層充填しやすくする
ことも好ましい。この液状接着剤として−は液状エポキ
シ系接着剤等を用いることができる。
ここで積層体は両端面から加圧保持されているため電極
板と圧電板とは密接し、接着剤通路のみが空洞となって
いる。したがって液状接着剤は電極板と圧電板との間に
侵入することなく接着剤通路のみに確実に充填される。
第3工程では充填された接着剤が加熱により硬化され全
体を一体的に接合する、この加熱条件は液状接着剤の種
類に応じて種々選択することができる。
[発明の作用および効果] 本発明の製造方法では、積層体を形成する第1工程と、
積層体を接合する第2工程とが別工程で行なわれる。し
たがって積層時の作業性が向上するとともに、第1工程
において位置ずれが生じても修正が容易である。
また第2工程では、積層体は両端から加圧保持され電極
板と圧電板とは密接しているので、電極板と圧電板との
接触部分に接着剤が侵入するのが防止され、必要な接触
面積を確保でき電気的な導通経路の必要面積を確保でき
る。
そして接着剤通路を設けることで必要な量の接着剤を容
易に充填できるので、接着強度の確保も容易である。ざ
らに全体を自動化することができるので、工数及びコス
トの低減を図ることができる。
[実施例] 以下実施例により具体的に説明する。
第2図及び第3図に本実施例に用いた電極板1を示す。
この銅製電極板1は全体として厚さ0゜03mmの円板
形状をなし、渦巻き状の本体10と、本体10の周縁部
の一部から外方へ突出する舌片部11とを有している。
そして本体10には、周縁部の一部に開口12aをもち
、本体10の中心へ向って渦巻き状に伸びる接着剤通路
12が形成されている。
また圧電板2は第4図に示すように厚さ0.5mmの円
板形状をなし、1)bZro3とPbT03の固溶体(
PZT)から成形・焼成して形成され、表裏両表面に銀
ペーストが印刷・焼き付けられた電極20が形成されて
いる。
(第1工程) 上記電極板1と圧電板2とを接着剤を用いずに交互に5
8枚積層する。このとき舌片部11は、互い違いに18
0度反対方向に突出するように配置される。接着剤を用
いずに積層するので、位置ずれが生じた場合でも容易に
積層でき、かつ接着剤が付着していないので取扱いが容
易であり、極めて作業性に優れている。
(第2工程) 上記により形成された積層体3を第1図に示す含浸室4
内に配置する。ここで含浸室4内には、エポキシ系接着
剤5が入れられた槽50が配置され、槽50の下部には
ヒータ51が設けられている。また天井部分にはシリン
ダ装置6が固定されている。シリンダ装置6のピストン
ロンドロ0先端にはクランプ7が着脱自在に保持可能で
あり、シリンダ装置6の駆動によりクランプ7が含浸室
4内を上下に移動するように構成されている。モして含
浸室4には真空ポンプ40が接続され、含浸室4内をほ
ぼ真空にできるように構成されている。
積層体3はクランプ7で挟持され、軸方向両端から加圧
保持される。そしてクランプ7をピストンロンドロ0の
先端に固定し、真空ポンプ41の駆動により含浸室4内
を5tOrrの減圧下とした後、シリンダ装置6を駆動
して積層体3を接着剤5内に浸漬する。このとき含浸室
4内は減圧とされているため接着剤5の脱泡ができると
ともに、接着剤5は電極板1の開口12aから接着剤通
路12内に充填される。なお、ヒータ51で接着剤5を
加温することにより粘度を低下させると、充填が一層容
易となる。また、この後含浸室4内に正圧を導入して、
接着剤通路12への接着剤5の充填度をざらに高めるこ
とも有効である。これにより少なくとも80%の充填率
で接着剤通路12に接着剤5が充填される。
このときの積層体3の状態を第5図に断面で示す。電極
板1と圧電板2とは加圧保持されて密接しているので、
接着剤5は接着剤通路12内にのみ存在している。
(第3工程) その後積層体3を槽50から引上げて含浸室4を常圧に
戻し、クランプ7で加圧保持した状態を維持しつつ積層
体3仝体を図示しない加熱装置で150℃に加熱して1
時間保持する。これにより接着剤通路12内の接着剤5
が硬化し、積層体3は全体が一体的に接合される。
その後積層体3の左右両側で軸方向に並ぶそれぞれの舌
片部11を一対のリード板8にそれぞれ溶接し、リード
線9を接続して第6図に示す積層型圧電素子が得られる
すなわち本実施例の製造方法によれば、積層時には接着
剤5を使用しないため、位置ずれが生じても容易に修正
することができる。また第2工程では減圧下で接着剤5
は容易に接着剤通路12に充填され、しかも全ての電極
板1の接着剤通路12に同時に充填されるので、極めて
効率よく接着剤5を塗布することができる。したがって
全体として工数及び作業時間を低減することができる。
また減圧下で接着剤5を充填しているので、接着剤塗布
時にゴミや異物の混入が防止され、気泡の残存も防止さ
れる。
さらに接着剤は渦巻き状の接着剤通路12内で硬化した
渦巻き形状である。積層型圧電素子は電圧が印加される
と軸方向には伸び、半径方向には縮むが、接着剤層は渦
巻き形状であるので圧電板の縮径および拡径の変位に追
従が容易である。したがって圧電素子としての使用時の
接着剤の劣化が防止され、耐久寿命が格段に向上する。
ちなみにパルス電圧(’l kv、100H2)を印加
した際、従来の製造方法で得られた圧電素子では1×1
0?回でショート不良となったが、本実施例の製造方法
により製造された圧電素子では3X10B回作動しても
異常がなく、耐久寿命が30倍以上も向上している。
なお、本実施例では電極板1に表裏面を貫通する接着剤
通路12を設けたが、第7図に示すように表裏面にそれ
ぞれ貫通しない溝状の接着剤通路12−を設けても同様
の作用効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明の一実施例の製造方法に関するものであり
、第1図は積層体を配置した状態で示す含浸室の説明図
、第2図は電極板の平面図、第3図は第2図のA−A断
面図、第4図は圧電板の斜視図、第5図は接着剤を充填
した状態で示す積層体の部分断面図、第6図は形成され
た積層型圧電素子の斜視図、第7図は他の態様の電極板
の平面図である。 1・・・電極板 3・・・積層体 5・・・接着剤 7・・・クランプ 11・・・舌片部 2・・・圧電板 4・・・含浸室 6・・・シリンダ装置 8・・・リード板 12・・・接着剤通路 特許出願人  トヨタ自動車株式会社 代理人   弁理士   大川 宏 第1図 第3図 第5図 第2図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧電板と、外周部に開口する接着剤通路が表裏両
    表面に形成された電極板とを交互に積層して積層体を形
    成する第1工程と、 該積層体を両端面から加圧保持した状態で該接着剤通路
    に液状接着剤を充填する第2工程と、充填された該接着
    剤を硬化させて全体を一体的に接合する第3工程と、よ
    りなることを特徴とする積層型圧電素子の製造方法。
JP2187578A 1990-07-16 1990-07-16 積層型圧電素子の製造方法 Pending JPH0473977A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015531168A (ja) * 2012-08-09 2015-10-29 エプコス アクチエンゲゼルシャフトEpcos Ag 多層デバイスの少なくとも1つの空洞部を充填材で充填する方法および多層デバイス。

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015531168A (ja) * 2012-08-09 2015-10-29 エプコス アクチエンゲゼルシャフトEpcos Ag 多層デバイスの少なくとも1つの空洞部を充填材で充填する方法および多層デバイス。
US9595390B2 (en) 2012-08-09 2017-03-14 Epcos Ag Method for filling at least one cavity of a multi-layer component with a filling material, and multi-layer component
EP2883253B1 (de) * 2012-08-09 2017-05-24 Epcos AG Verfahren zum befüllen von mindestens einer kavität eines vielschichtbauelements mit einem füllmaterial

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