JPH0472580A - 誘電正接測定装置 - Google Patents
誘電正接測定装置Info
- Publication number
- JPH0472580A JPH0472580A JP18609790A JP18609790A JPH0472580A JP H0472580 A JPH0472580 A JP H0472580A JP 18609790 A JP18609790 A JP 18609790A JP 18609790 A JP18609790 A JP 18609790A JP H0472580 A JPH0472580 A JP H0472580A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- signal
- dielectric loss
- loss tangent
- circuit
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000005259 measurement Methods 0.000 claims abstract description 27
- 239000004020 conductor Substances 0.000 claims abstract description 9
- 239000003990 capacitor Substances 0.000 claims description 28
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 claims description 27
- 238000012360 testing method Methods 0.000 claims description 15
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 10
- 238000009434 installation Methods 0.000 description 4
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 3
- 239000012212 insulator Substances 0.000 description 3
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 238000000034 method Methods 0.000 description 2
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 2
- 239000003795 chemical substances by application Substances 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 230000002452 interceptive effect Effects 0.000 description 1
- 238000012423 maintenance Methods 0.000 description 1
- 235000014347 soups Nutrition 0.000 description 1
- 230000001131 transforming effect Effects 0.000 description 1
- 238000004804 winding Methods 0.000 description 1
Landscapes
- Measurement Of Resistance Or Impedance (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は、活線状態で電カケープルの絶縁体の誘電正接
を測定する誘電正接測定装置に関する。
を測定する誘電正接測定装置に関する。
(従来の技術)
電カケープル送電線路は、停電事故を防止するために高
い信頼性が要求される。
い信頼性が要求される。
この目的のために、従来より、電カケープルの絶縁劣化
等の電気特性を測定する保守点検作業が定期的に行なわ
れている。この種の電カケープルの電気特性試験は、送
電を停止することなく、できる限り活線状態で行なうこ
とが望ましい。ケープル絶縁体の重要な電気特性の1つ
である誘電正接(tanδ)の測定も、同様に活線状態
で行なうための装置が種々開発されている。
等の電気特性を測定する保守点検作業が定期的に行なわ
れている。この種の電カケープルの電気特性試験は、送
電を停止することなく、できる限り活線状態で行なうこ
とが望ましい。ケープル絶縁体の重要な電気特性の1つ
である誘電正接(tanδ)の測定も、同様に活線状態
で行なうための装置が種々開発されている。
第4図に、このような従来の誘電正接測定装置実施例概
略図を示す。
略図を示す。
図において、測定対象となる電カケープル、即ち被測定
ケーブル1には、終端2において給電線3を介して電源
電圧が印加されている。この給電線3には、接地型変圧
器(GPT)4の一次側か電気接続され、この接地型変
圧器4の2次側は、基準電圧信号を受入れるべく、活線
tanδ測定演算回路10に入力するよう結線されてい
る。また、被測定ケーブル1の遮蔽は、接地線5を介し
て接地されており、この接地線5に貫通型変流器(CT
)6が装着されている。この変流器6の出力は、充電電
流信号を受入れるへく、活線tanδ測定演算回路10
に入力するよう結線されている。
ケーブル1には、終端2において給電線3を介して電源
電圧が印加されている。この給電線3には、接地型変圧
器(GPT)4の一次側か電気接続され、この接地型変
圧器4の2次側は、基準電圧信号を受入れるべく、活線
tanδ測定演算回路10に入力するよう結線されてい
る。また、被測定ケーブル1の遮蔽は、接地線5を介し
て接地されており、この接地線5に貫通型変流器(CT
)6が装着されている。この変流器6の出力は、充電電
流信号を受入れるへく、活線tanδ測定演算回路10
に入力するよう結線されている。
以上の装置は、被測定ケーブル1の導体に印加される電
源電圧と、被測定ケーブルlの導体と遮蔽との間に電源
電圧が印加されたことにより流れる充電電流とを、活線
tanδ測定演算回路10に受入れて、両者の位相差か
ら誘電正接を求める。
源電圧と、被測定ケーブルlの導体と遮蔽との間に電源
電圧が印加されたことにより流れる充電電流とを、活線
tanδ測定演算回路10に受入れて、両者の位相差か
ら誘電正接を求める。
尚、被測定ケーブル1の導体から基準電圧信号を受入れ
る方法としては、この他に、第5図に示すように、3M
Ω程度の適当な抵抗値を持つ分圧器8を介して、給電線
3と活線tanδ測定演算回路10を接続する方法があ
る。
る方法としては、この他に、第5図に示すように、3M
Ω程度の適当な抵抗値を持つ分圧器8を介して、給電線
3と活線tanδ測定演算回路10を接続する方法があ
る。
何れの場合にも、活線tanδ測定演算回路10は、例
えば第6図に示すような構成とされていた。
えば第6図に示すような構成とされていた。
第6図には、第5図に示した分圧器8により基準電圧信
号を受入れ、変流器6により充電電流信号を受入れて両
者の位相差からtanδを得る回路である。この回路は
、本発明者等により開発され、既に市販されている。
号を受入れ、変流器6により充電電流信号を受入れて両
者の位相差からtanδを得る回路である。この回路は
、本発明者等により開発され、既に市販されている。
図において、活線tanδ測定演算回路10には、入力
部10a、演算部10b及び表示部10Cか設けられて
いる。入力部10aには、分圧器8の出力を受入れる電
流/電圧変換回路11と、変流器6の出力を受入れる電
流/電圧変換回路12が設けられている。また、演算部
10bは、90度位相回路13、加算器14、ゲイン調
整器15、平衡検出器16、ゲイン調整器17及び平衡
検出器18から構成される。
部10a、演算部10b及び表示部10Cか設けられて
いる。入力部10aには、分圧器8の出力を受入れる電
流/電圧変換回路11と、変流器6の出力を受入れる電
流/電圧変換回路12が設けられている。また、演算部
10bは、90度位相回路13、加算器14、ゲイン調
整器15、平衡検出器16、ゲイン調整器17及び平衡
検出器18から構成される。
尚、ゲイン調整器15の調整値はtanδとして表示部
10Cの表示器19に表示され、ゲイン調整器17の調
整値は表示器20に表示される構成とされている。
10Cの表示器19に表示され、ゲイン調整器17の調
整値は表示器20に表示される構成とされている。
この活線tanδ測定演算回路は次のように動作する。
先ず、被測定ケーブル1に印加される電圧は、分圧器8
に流れ込む電流信号として電流/電圧変換回路11に人
力する。ここで、電流/電圧変換回路11は、その信号
を電圧波形として取出すための変換を行なう。一方、変
流器6も、充電電流を変圧した2次コイルの電流信号を
電流/電圧変換回路12に送り込む。電流/電圧変換回
路12は、その信号を電圧信号に変換する。
に流れ込む電流信号として電流/電圧変換回路11に人
力する。ここで、電流/電圧変換回路11は、その信号
を電圧波形として取出すための変換を行なう。一方、変
流器6も、充電電流を変圧した2次コイルの電流信号を
電流/電圧変換回路12に送り込む。電流/電圧変換回
路12は、その信号を電圧信号に変換する。
電流/電圧変換回路1.1の出力する信号eSは、被測
定ケーブル1の印加電圧と同相であり、被測定ケーブル
によらず電源電圧と等しい一定の大きさである。また、
電流/電圧変換回路12の出力する信号eXは、被測定
ケーブル1の充電電流に比例した大きさとなり、その位
相は信号eSより約90度進んでいる。
定ケーブル1の印加電圧と同相であり、被測定ケーブル
によらず電源電圧と等しい一定の大きさである。また、
電流/電圧変換回路12の出力する信号eXは、被測定
ケーブル1の充電電流に比例した大きさとなり、その位
相は信号eSより約90度進んでいる。
この充電電流のうちで、印加電圧より位相が完全に90
度進んだ成分が被測定ケーブルlの静電容量に比例する
。そこで、90度位相回路13て信号eSの位相を90
度だけ進ませ、その出力を平衡検出器18に入力する。
度進んだ成分が被測定ケーブルlの静電容量に比例する
。そこで、90度位相回路13て信号eSの位相を90
度だけ進ませ、その出力を平衡検出器18に入力する。
信号eXは、ゲイン調整器17でゲインを調整され、平
衡検出器18に入力する。平衡検出器18は、両人力信
号の平衡を取るへ〈ゲイン調整器17のゲインを変化さ
せる。こうして、平衡検出器18の2つの入力信号es
1とeX′の大きさが等しくなるようにゲイン調整器1
7の調整が行なわれる。この調整は自動的に行なわれる
。
衡検出器18に入力する。平衡検出器18は、両人力信
号の平衡を取るへ〈ゲイン調整器17のゲインを変化さ
せる。こうして、平衡検出器18の2つの入力信号es
1とeX′の大きさが等しくなるようにゲイン調整器1
7の調整が行なわれる。この調整は自動的に行なわれる
。
被測定ケーブル1の静電容量が大きく充電電流か大きい
場合には、信号eXも大きいので、ゲイン調整器17の
ゲインは下がる。例えば、ゲインが1/10に下がり、
信号es1と信号eX’が平衡したとすれば、被測定ケ
ーブル1の静電容量は、信号es1に相当するレベルの
静電容量の10倍となる。この信号es1は、印加電圧
が一定なので常に一定である。従って、ゲイン調整器1
7のゲインを換算して静電容量を求めることができ、そ
の結果が表示部20に表示される。
場合には、信号eXも大きいので、ゲイン調整器17の
ゲインは下がる。例えば、ゲインが1/10に下がり、
信号es1と信号eX’が平衡したとすれば、被測定ケ
ーブル1の静電容量は、信号es1に相当するレベルの
静電容量の10倍となる。この信号es1は、印加電圧
が一定なので常に一定である。従って、ゲイン調整器1
7のゲインを換算して静電容量を求めることができ、そ
の結果が表示部20に表示される。
一方、充電電流には、印加電圧と同相成分が含まれる。
これは、被測定ケーブル1のケーブル絶縁体の誘電体損
に関与する電流である。ゲイン調整器17から出力され
る信号eX’には、このように、印加電圧と同相成分、
及び、印加電圧より位相が90度進んだ成分が混在して
おり、これが平衡検出器16に入力する。
に関与する電流である。ゲイン調整器17から出力され
る信号eX’には、このように、印加電圧と同相成分、
及び、印加電圧より位相が90度進んだ成分が混在して
おり、これが平衡検出器16に入力する。
平衡検出器18とゲイン調整器17によって平衡を取っ
た後は、90度位相回路I3の出力する信号es1と充
電電流eX’の同相成分は、平衡検出器16においても
完全に平衡する。一方、tanδに関与する成分につい
ては、ゲイン調整器15を経て加算器14に入力する。
た後は、90度位相回路I3の出力する信号es1と充
電電流eX’の同相成分は、平衡検出器16においても
完全に平衡する。一方、tanδに関与する成分につい
ては、ゲイン調整器15を経て加算器14に入力する。
即ち、ゲイン調整器15の出力eδは、加算器14にお
いてeslと加算され、平衡検出器16に入力する。
いてeslと加算され、平衡検出器16に入力する。
この結果、tanδに相当する充電電流は、ゲイン調整
器15と平衡検出器16によって、信号eδと平衡か取
られる。平衡検出器16において完全に平衡が取れた状
態では、ゲイン調整器15のゲインがtanδに相当す
る。そこで、ゲイン調整器15のゲインがtanδに換
算され、表示器19においてディジタル表示される。
器15と平衡検出器16によって、信号eδと平衡か取
られる。平衡検出器16において完全に平衡が取れた状
態では、ゲイン調整器15のゲインがtanδに相当す
る。そこで、ゲイン調整器15のゲインがtanδに換
算され、表示器19においてディジタル表示される。
(発明か解決しようとする課題)
ところで、上記のような従来の誘電正接測定装置の場合
、次のような解決すべき問題点が存在する。
、次のような解決すべき問題点が存在する。
先ず、第4図に示したような接地型変圧器4を使用する
場合、通常、配電設備に既に取付けられたものを使用し
、その2次巻線から出力信号を取る。しかしながら、配
電設備にそのような接地型変圧器が取付けられていない
ような場合には、新たに変圧器取付工事を実施する必要
かあり、変圧器自体、重量か重むため、その取付作業か
容易でないという問題かあった。
場合、通常、配電設備に既に取付けられたものを使用し
、その2次巻線から出力信号を取る。しかしながら、配
電設備にそのような接地型変圧器が取付けられていない
ような場合には、新たに変圧器取付工事を実施する必要
かあり、変圧器自体、重量か重むため、その取付作業か
容易でないという問題かあった。
一方、第5図に示すような分圧器8を用いた場合、軽量
で取付等が簡便な利点がある反面、常時取付けたままの
状態にしようとすれば、信頼性の高い電気的保護が不可
欠となり、新たな技術的な問題点が生じる。
で取付等が簡便な利点がある反面、常時取付けたままの
状態にしようとすれば、信頼性の高い電気的保護が不可
欠となり、新たな技術的な問題点が生じる。
また、何れの場合においても、電力会社の送電系統から
、−変度圧器を介して各需要家の配電系統を構成してい
るような場合にのみ、分圧器や接地型変圧器の常時取付
けが可能である。即ち、変圧器等を介さないで配電系統
へ直接接続しているような線路においては、電力会社側
で地絡点検知のためのメガリング等の実施が可能なよう
に、高圧受電設備指針によって、分圧器等の取付けが禁
じられている。従って、この種の系統では、活線状態で
の誘電正接の測定が困難になるという問題もあった。
、−変度圧器を介して各需要家の配電系統を構成してい
るような場合にのみ、分圧器や接地型変圧器の常時取付
けが可能である。即ち、変圧器等を介さないで配電系統
へ直接接続しているような線路においては、電力会社側
で地絡点検知のためのメガリング等の実施が可能なよう
に、高圧受電設備指針によって、分圧器等の取付けが禁
じられている。従って、この種の系統では、活線状態で
の誘電正接の測定が困難になるという問題もあった。
本発明は以上の点に着目してなされたもので、比較的取
付工事等が容易で、かつ、常時監視システム等に最適な
誘電正接測定装置を提供することを目的とするものであ
る。
付工事等が容易で、かつ、常時監視システム等に最適な
誘電正接測定装置を提供することを目的とするものであ
る。
(課題を解決するための手段)
本発明の誘電正接測定装置は、被測定ケーブルの導体か
ら、コンデンサを介して基準電圧信号を受入れ、前記被
測定ケーブルの遮蔽を接地する接地線から充電電流信号
を受入れて、両者の位相差から、前記被測定ケーブルの
誘電正接を求める測定演算回路を備えたことを特徴とす
るものである。
ら、コンデンサを介して基準電圧信号を受入れ、前記被
測定ケーブルの遮蔽を接地する接地線から充電電流信号
を受入れて、両者の位相差から、前記被測定ケーブルの
誘電正接を求める測定演算回路を備えたことを特徴とす
るものである。
尚、基準電圧信号や充電電流信号は、回路部品の温度特
性による検出精度の変動を防止するため、何れも同一構
成の積分型電流/電圧変換回路とすることが好ましい。
性による検出精度の変動を防止するため、何れも同一構
成の積分型電流/電圧変換回路とすることが好ましい。
(作用)
本発明の装置は、被測定ケーブルの導体からコンデンサ
を介して基準電圧信号を受入れ、接地線を介して流れる
充電電流信号との位相差を求めている。コンデンサとし
ては、例えば零相蓄電池を流用することが可能であり、
メガリング等の実施に支障を来すことがない接地型変圧
器の取付に比へ簡便である。また、抵抗器等を用いた分
圧器に比べ、構成上も信頼性が高く、常時取付けに好適
する。
を介して基準電圧信号を受入れ、接地線を介して流れる
充電電流信号との位相差を求めている。コンデンサとし
ては、例えば零相蓄電池を流用することが可能であり、
メガリング等の実施に支障を来すことがない接地型変圧
器の取付に比へ簡便である。また、抵抗器等を用いた分
圧器に比べ、構成上も信頼性が高く、常時取付けに好適
する。
(実施例)
以下、本発明を図の実施例を用いて詳細に説明する。
第1図は、本発明の誘電正接測定装置実施例を示す概略
図である。
図である。
図において、被測定ケーブル1は、終端2を介して給電
線3に接続されている。また、この被測定ケーブル1の
遮蔽は、接地線5を介して接地されており、接地線5に
は例えば貫通型の変流器6が装着されている。また、給
電線3には、コンデンサ9の一端が接続され、このコン
デンサ9の他端は一対のダイオード21.22の並列回
路を介して接地されている。ダイオード21,22は、
それぞれ反対極性の電極を接続するよう並列接続されて
おり、安全性を確保すへく、端子電圧を一定に保持する
ためのいわゆるクランプ回路を形成している。コンデン
サ9には、地絡電流測定用の既設のものを使用する他、
新たに誘電正接測定専用のものを設けてもよい。尚、コ
ンデンサ9として、常相コンデンサ(ZPC)を使用す
ることもできる。
線3に接続されている。また、この被測定ケーブル1の
遮蔽は、接地線5を介して接地されており、接地線5に
は例えば貫通型の変流器6が装着されている。また、給
電線3には、コンデンサ9の一端が接続され、このコン
デンサ9の他端は一対のダイオード21.22の並列回
路を介して接地されている。ダイオード21,22は、
それぞれ反対極性の電極を接続するよう並列接続されて
おり、安全性を確保すへく、端子電圧を一定に保持する
ためのいわゆるクランプ回路を形成している。コンデン
サ9には、地絡電流測定用の既設のものを使用する他、
新たに誘電正接測定専用のものを設けてもよい。尚、コ
ンデンサ9として、常相コンデンサ(ZPC)を使用す
ることもできる。
活線tanδ測定演算回路30には、上記コンデンサ9
を介して基準電圧信号が入力し、変流器6から充電電流
信号が入力する構成とされている。
を介して基準電圧信号が入力し、変流器6から充電電流
信号が入力する構成とされている。
第2図に、活線tanδ測定演算回路30の具体的なブ
ロック構成図を示す。この活線tanδ測定演算回路3
oは、人力部30aと、演算部30bと、表示部30c
とから成る。
ロック構成図を示す。この活線tanδ測定演算回路3
oは、人力部30aと、演算部30bと、表示部30c
とから成る。
入力部30aは、第1の積分型電流/電圧変換回路31
と、第2の積分型電流/電圧変換回路32を有している
。また、演算部30bには、第1の積分型電流/電圧変
換回路31の出力を受入れるための90度位相回路33
、加算器34、ゲイン調整器35、平衡検出器36、ゲ
イン調整器37及び平衡検出器38が設けられている。
と、第2の積分型電流/電圧変換回路32を有している
。また、演算部30bには、第1の積分型電流/電圧変
換回路31の出力を受入れるための90度位相回路33
、加算器34、ゲイン調整器35、平衡検出器36、ゲ
イン調整器37及び平衡検出器38が設けられている。
また、表示部30cには、ゲイン調整器35の調整レベ
ルを換算して表示する表示器39と、ゲイン調整器37
の調整レベルを換算して表示する表示器40が設けられ
ている。表示器39はtanδの表示に、表示器40は
被測定ケーブル1の静電容量の表示に使用される。
ルを換算して表示する表示器39と、ゲイン調整器37
の調整レベルを換算して表示する表示器40が設けられ
ている。表示器39はtanδの表示に、表示器40は
被測定ケーブル1の静電容量の表示に使用される。
この回路において、第1の積分型電流/電圧変換回路3
1及び第2の積分型電流/電圧変換回路32は、何れも
第3図に示すような結線とされている。
1及び第2の積分型電流/電圧変換回路32は、何れも
第3図に示すような結線とされている。
第3図の回路は、オペアンプ311と、コンデンサ31
2と、抵抗器313.314及びコンデンサ315から
構成される。
2と、抵抗器313.314及びコンデンサ315から
構成される。
入力信号は、入力端子311aを介してオペアンプ31
1の反転入力端子に入力する。また、オペアンプ311
の非反転入力端子は接地されている。更に、オペアンプ
311の出力側の出力端子311bと入力端子311a
との間にコンデンサ312が挿入され、かつ、抵抗器3
13及び314の直列回路が挿入されている。そして、
2つの抵抗器313,314の接続点は、コンデンサ3
15を介して接地されている。
1の反転入力端子に入力する。また、オペアンプ311
の非反転入力端子は接地されている。更に、オペアンプ
311の出力側の出力端子311bと入力端子311a
との間にコンデンサ312が挿入され、かつ、抵抗器3
13及び314の直列回路が挿入されている。そして、
2つの抵抗器313,314の接続点は、コンデンサ3
15を介して接地されている。
この積分型電流/電圧変換回路は、既知のミラー積分回
路を構成している。
路を構成している。
このように、電流/電圧変換回路を積分型にしたのは、
次の理由による。
次の理由による。
本発明では、基準電圧信号の取込みにコンデンサ9を使
用した。従って、コンデンサからは、基準電圧信号の微
分波形が入力する。しかし、それては高周波のノイズが
強調されることになって、測定演算回路の回路動作を不
安定にしてしまう。
用した。従って、コンデンサからは、基準電圧信号の微
分波形が入力する。しかし、それては高周波のノイズが
強調されることになって、測定演算回路の回路動作を不
安定にしてしまう。
そこて、コンデンサ9を介して入力する信号を積分し、
上記問題を解決している。
上記問題を解決している。
また、積分型電流/電圧変換器を、基準電圧信号の取込
みと充電電流信号の取込みの両方に設けたのは、次の理
由による。
みと充電電流信号の取込みの両方に設けたのは、次の理
由による。
即ち、第3図の回路では、コンデンサ312と315の
値が温度により変動すると、出力特性が変動する。しか
しながら、基準電圧信号と充電電流信号を共に同一回路
構成の積分型回路で構成すれば、出力の変動比率が等し
くなり、実質的に演算部における測定誤差を小さくでき
る。
値が温度により変動すると、出力特性が変動する。しか
しながら、基準電圧信号と充電電流信号を共に同一回路
構成の積分型回路で構成すれば、出力の変動比率が等し
くなり、実質的に演算部における測定誤差を小さくでき
る。
即ち、第2図の演算部30bと表示部30cの動作原理
は、先に第4図で説明した回路と略同様であり、tan
δと被測定ケーブルの静電容量を、基準電圧信号と充電
電流信号の位相や大きさを相対的に比較して求めている
。従って、上記基準電圧信号と充電電流信号の電流/電
圧変換回路の出力の温度特性を等しくすることにより、
測定誤差が小さくできる。
は、先に第4図で説明した回路と略同様であり、tan
δと被測定ケーブルの静電容量を、基準電圧信号と充電
電流信号の位相や大きさを相対的に比較して求めている
。従って、上記基準電圧信号と充電電流信号の電流/電
圧変換回路の出力の温度特性を等しくすることにより、
測定誤差が小さくできる。
再び第2図に戻って、第2図の回路動作を簡単に説明す
る。
る。
第2図の回路は、第6図の回路と比較すると、基準電圧
信号を受入れて電圧を変換する第1の積分型電流/電圧
変換回路31の出力側が一部異なっている。即ち、90
度位相回路が加算器34の前でなく、ゲイン調整器35
の前に配置されている。これは、第4図に示した従来装
置が抵抗器等から成る分圧器から基準電圧信号を受入れ
ているのに対し、本発明の装置か、コンデンサ9を介し
て基準電圧信号を受入れていることに起因する。
信号を受入れて電圧を変換する第1の積分型電流/電圧
変換回路31の出力側が一部異なっている。即ち、90
度位相回路が加算器34の前でなく、ゲイン調整器35
の前に配置されている。これは、第4図に示した従来装
置が抵抗器等から成る分圧器から基準電圧信号を受入れ
ているのに対し、本発明の装置か、コンデンサ9を介し
て基準電圧信号を受入れていることに起因する。
即ち、コンデンサ9を介して基準電圧信号を受入れれば
、基準電圧信号の位相が90度進んでしまう。従って、
第1の積分型電流/電圧変換回路31の出力と、第2の
積分型電流/電圧変換回路32の出力は、実質的に同相
となり、そのまま平衡検出器38により平衡をとること
が可能となる。
、基準電圧信号の位相が90度進んでしまう。従って、
第1の積分型電流/電圧変換回路31の出力と、第2の
積分型電流/電圧変換回路32の出力は、実質的に同相
となり、そのまま平衡検出器38により平衡をとること
が可能となる。
一方、tanδを求めるために平衡検出器36において
平衡をとるための信号は、第1の積分型電流/電圧変換
回路31の出力信号を90度進めて得るようにしなけれ
ばならない。そのために、ゲイン調整器35の前段に9
0度位相回路33を設けているのである。
平衡をとるための信号は、第1の積分型電流/電圧変換
回路31の出力信号を90度進めて得るようにしなけれ
ばならない。そのために、ゲイン調整器35の前段に9
0度位相回路33を設けているのである。
以下の動作は、第6図において説明した演算回路と同様
であって、平衡検出器38で平衡をとり、ゲイン調整器
37の調整レベルを換算したものが、被測定ケーブル1
の静電容量となる。これが、表示器40により表示され
る。また、平衡検出器36において平衡をとり、ゲイン
調整器35のゲインを換算すれば、tanδが求められ
る。これが、表示器39に表示される。
であって、平衡検出器38で平衡をとり、ゲイン調整器
37の調整レベルを換算したものが、被測定ケーブル1
の静電容量となる。これが、表示器40により表示され
る。また、平衡検出器36において平衡をとり、ゲイン
調整器35のゲインを換算すれば、tanδが求められ
る。これが、表示器39に表示される。
尚、地絡電流検出に使用されるコンデンサを利用する場
合、コンデンサの接地側端子を全て外して個々に測定演
算回路に接続することになる。
合、コンデンサの接地側端子を全て外して個々に測定演
算回路に接続することになる。
従って、測定終了時は、再びコンデンサの!端を一括接
地しなければならない。この場合、結線の手間がかかる
が、既存設備を利用できる利点がある。
地しなければならない。この場合、結線の手間がかかる
が、既存設備を利用できる利点がある。
一方、専用のコンデンサを取付ける場合には、その出力
端子を開放すると高電圧が加わることになる。そこで、
危険防止上、ダイオード21゜22によるクランプ回路
を設け、出力端子を安全な電圧に保持するようにしてい
る。
端子を開放すると高電圧が加わることになる。そこで、
危険防止上、ダイオード21゜22によるクランプ回路
を設け、出力端子を安全な電圧に保持するようにしてい
る。
本発明は以上の実施例に限定されない。
活線tanδ測定演算回路の演算部以下の構成は、同等
の機能を持つ種々の回路に置き換えて差し支えない。
の機能を持つ種々の回路に置き換えて差し支えない。
(発明の効果)
以上説明したように請求項1記載の誘電正接測定装置に
よれば、被測定ケーブルの導体からコンデンサを介して
基準電圧信号を受入れるので、分圧器や接地型変圧器の
取付が禁じられている系統においても、活線状態て誘電
正接の測定が可能になると共に、接地型変圧器等の取付
に比へ、基準電圧信号を受入れる部分の取付工事が容易
になり、誘電正接の常時監視システムに最適な測定装置
を提供することができる。
よれば、被測定ケーブルの導体からコンデンサを介して
基準電圧信号を受入れるので、分圧器や接地型変圧器の
取付が禁じられている系統においても、活線状態て誘電
正接の測定が可能になると共に、接地型変圧器等の取付
に比へ、基準電圧信号を受入れる部分の取付工事が容易
になり、誘電正接の常時監視システムに最適な測定装置
を提供することができる。
また、請求項2記載の誘電正接測定装置によれば、基準
電圧信号の入力部と充電電流信号の入力部を同一の回路
構成の積分型電流/電圧変換回路を用いて構成したので
、温度に起因する入力部の変動特性が等しくなり、温度
変化による測定誤差が小さくなって高精度の測定が可能
となる。
電圧信号の入力部と充電電流信号の入力部を同一の回路
構成の積分型電流/電圧変換回路を用いて構成したので
、温度に起因する入力部の変動特性が等しくなり、温度
変化による測定誤差が小さくなって高精度の測定が可能
となる。
第1図は本発明の誘電正接測定装置の実施例を示す概略
図、第2図はその活線tanδ測定演算回路の具体的な
ブロック構成図、第3図は第2図の回路に使用される第
1の積分型電流/電圧変換回路31の具体的な結線図、
第4図と第5図は従来の誘電正接測定装置を示す概略図
、第6図は従来の装置の活線tanδ測定演算回路の具
体的な結線図である。 1−−−−−−−一被測定ケーブル、 2−−−−−−m=終端、 3−−−一〜−−−給電線、 5−−−−−−−一接地線、 6−−−−−−−−変流器、 9−−−−−−−−コンデンサ、 21 22−−−−ダイオード、 30−−−−−−一活線tanδ測定演算回路。 ″−τ二] 代理人 弁理士 佐 藤 幸 男−:H,((他1−τ
汁 1−−−−−−一被測定ケーアル 2−−−−−−−終端 3−−−−−−一給11wA D −−−−−−一接地線 6−−−−−−−変流器 9−−−−一一一コンデンサ 21.22−−−ダイオード 30−−−−−一活線しanδ測定演算回路11a 図 図
図、第2図はその活線tanδ測定演算回路の具体的な
ブロック構成図、第3図は第2図の回路に使用される第
1の積分型電流/電圧変換回路31の具体的な結線図、
第4図と第5図は従来の誘電正接測定装置を示す概略図
、第6図は従来の装置の活線tanδ測定演算回路の具
体的な結線図である。 1−−−−−−−一被測定ケーブル、 2−−−−−−m=終端、 3−−−一〜−−−給電線、 5−−−−−−−一接地線、 6−−−−−−−−変流器、 9−−−−−−−−コンデンサ、 21 22−−−−ダイオード、 30−−−−−−一活線tanδ測定演算回路。 ″−τ二] 代理人 弁理士 佐 藤 幸 男−:H,((他1−τ
汁 1−−−−−−一被測定ケーアル 2−−−−−−−終端 3−−−−−−一給11wA D −−−−−−一接地線 6−−−−−−−変流器 9−−−−一一一コンデンサ 21.22−−−ダイオード 30−−−−−一活線しanδ測定演算回路11a 図 図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、被測定ケーブルの導体から、コンデンサを介して基
準電圧信号を受入れ、 前記被測定ケーブルの遮蔽を接地する接地線から充電電
流信号を受入れて、 両者の位相差から、前記被測定ケーブルの誘電正接を求
める測定演算回路を備えたことを特徴とする誘電正接測
定装置。 2、被測定ケーブルの導体から基準電圧信号を受入れ 前記被測定ケーブルの遮蔽を接地する接地線から充電電
流信号を受入れて、 両者の位相差から、前記被測定ケーブルの誘電正接を求
める測定演算回路を備え、 この測定演算回路は、 基準電圧信号を受入れる第1の積分型電流/電圧変換回
路と、 この第1の積分型電流/電圧変換回路と同一の回路構成
から成り、前記接地線から充電電流信号を受入れる第2
の積分型電流/電圧変換回路と、前記第1の積分型電流
/電圧変換回路と第2の積分型電流/電圧変換回路の出
力信号の位相差から、前記被測定ケーブルの誘電正接を
求める演算部とを備えたことを特徴とする誘電正接測定
装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18609790A JPH0472580A (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 誘電正接測定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP18609790A JPH0472580A (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 誘電正接測定装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0472580A true JPH0472580A (ja) | 1992-03-06 |
Family
ID=16182317
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP18609790A Pending JPH0472580A (ja) | 1990-07-13 | 1990-07-13 | 誘電正接測定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0472580A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111044829A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-21 | 苏州华电电气股份有限公司 | 变压器套管介质损耗带电监测装置和系统 |
-
1990
- 1990-07-13 JP JP18609790A patent/JPH0472580A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111044829A (zh) * | 2019-12-31 | 2020-04-21 | 苏州华电电气股份有限公司 | 变压器套管介质损耗带电监测装置和系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI557412B (zh) | Leakage current calculation device and leakage current calculation method | |
US3699441A (en) | Polyphase signal monitoring system | |
JP2017194465A (ja) | 監視装置 | |
JP2578766B2 (ja) | 活線tanδ測定装置 | |
JPH0472580A (ja) | 誘電正接測定装置 | |
CN113203926B (zh) | 相间搭接引水管的水内冷发电机直流耐压试验仪及方法 | |
JP3009323B2 (ja) | 電力ケーブルの絶縁診断装置 | |
JPS60186765A (ja) | 絶縁抵抗等測定装置の補償方法 | |
JP6736454B2 (ja) | 対地電圧検出装置 | |
Moore et al. | Measurement of short circuit load losses in large three phase power transformers using an alternating current comparator bridge | |
JPH0428065Y2 (ja) | ||
JPH0216083B2 (ja) | ||
Iga et al. | Application of GPT to tan delta measuring apparatus for distribution cable in hot line | |
KR102220329B1 (ko) | 저압 전력선의 누설전류 벡터를 측정하기 위한 장치 및 그 방법 | |
JP2006038604A (ja) | 漏れ電流計測器 | |
JPH01110267A (ja) | 絶縁劣化診断装置 | |
JP2750716B2 (ja) | 低圧配線等の絶縁抵抗測定方法 | |
JP2568346Y2 (ja) | ケーブルの誘電正接測定装置 | |
JP2750713B2 (ja) | 低圧配線等の簡易絶縁抵抗測定方法 | |
JPH0442779Y2 (ja) | ||
JP2896574B2 (ja) | 零相変流器の位相特性補償方法 | |
JPH02208573A (ja) | ケーブルの誘電体損測定方法 | |
AU2022329100A1 (en) | Method and device for testing a voltage converter | |
JP2729822B2 (ja) | 配線の絶縁抵抗測定方法 | |
SU116004A1 (ru) | Способ испытани занул ющих устройств электросилового оборудовани |