JPH047169Y2 - - Google Patents

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JPH047169Y2
JPH047169Y2 JP1985064055U JP6405585U JPH047169Y2 JP H047169 Y2 JPH047169 Y2 JP H047169Y2 JP 1985064055 U JP1985064055 U JP 1985064055U JP 6405585 U JP6405585 U JP 6405585U JP H047169 Y2 JPH047169 Y2 JP H047169Y2
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JP
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sheet
uhpe
sliding
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porous sheet
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JP1985064055U
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Description

【考案の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本考案はビン、食品等の搬送用ガイド、自動販
売機内の滑り用ガイド、札自動交換器の札搬送用
ガイド、敷居滑り、磁気テープカセツトの滑りシ
ート等広範な用途に用いられる滑りシートに関す
るものである。 (従来の技術とその問題点) 従来からこの種の滑りシートとしては、ポリテ
トラフルオロエチレン(以下PTFEという)シー
ト、ポリエチレン(以下PEという)シート、超
高分子量ポリエチレン(以下UHPEという)シ
ート等の片面に感圧性接着剤層を設けたものが知
られ或いは用いられていた(例えば、実公昭56−
18580号公報)。 しかしながら、これら従来品は、使用により摩
擦計数が増大する、摩耗量が多い即ち耐摩耗性が
悪い等の欠点を有していた。 (問題点を解決するための手段) 本考案は上記従来品を改良したもので、摩擦係
数が小さく、使用によつてもその値が増加せず、
しかも耐摩耗性が良好である滑りシートに関し、
UHPE多孔質シートの片面に接着剤層が設けら
れていることを特徴とするものである。 本考案に用いるUHPEは分子量が約50万以上
(粘度法による測定値)であり、通常のポリエチ
レンのそれが約20万以下であるのに比べ大きな値
を示す。その具体例としては、ハイゼツクスミリ
オン(三井石油化学社製)、ホスタレンGUR(ヘ
キスト社製)等が挙げられる。 UHPE多孔質シートは、例えば特開昭50−
126763号公報に記載されているように、UHPE
粉末とモノマーを混合し、該モノマーを重合して
得られる組成物をシート状に押出し成形し、次い
で該成形品中からモノマーの重合体を除去する方
法によつて得ることができる。また、この多孔質
シートは特開昭50−141665号公報、特開昭50−
143606号公報或いは特開昭51−21910号公報記載
の方法によつて、焼結されたUHPE円筒状多孔
質体を得、次いで該多孔質体をシート状に切削す
る方法によつても製造することができる。 また、本考案においてはUHPE多孔質シート
の気孔中にワツクス、フツ素樹脂、二硫化モリブ
デン、黒鉛等の滑剤を定着させれば、滑りシート
の摩擦係数を小さくできるのでより好ましい。更
に、該シートの気孔中に顔料を定着させれば、望
みの色に着色することができる。滑剤、顔料等を
定着させる場合は、滑剤、顔料等がUHPE多孔
質シートの表面より徐徐に浸透していくので、定
着させる量によりその定着される厚みが決定され
る。滑剤を定着させる時は全体的に定着させてお
けばシートが薄くなつた時でも小さい摩擦係数の
ままにしておくことができる。また顔料を定着さ
せる時は全体的に定着しても表面層にのみ行つて
もよく、表面層にのみ定着させておけば厚みが減
少した時に、定着された顔料の色が変わり厚みを
計る目安にもなる。 本考案の滑りシートは多孔質シートの片面に接
着剤層が設けられるが、この接着剤を多孔質シー
トの気孔中に侵入せしめるようにした場合には、
気孔中に侵入した接着剤の投錨効果により、シー
トと接着剤層の接着強度が向上するので好まし
い。また、多孔質シート表面に研摩処理、コロナ
放電処理、スパツタエツチング処理、クロム酸混
液処理等の接着処理を施すことによつても、上記
と同様の効果が得られる。 接着剤層は、UHPE多孔質シートの片面の全
面に設けてもよく、或いは点状、筋状、、網目状
等に設けてもよい。該接着剤としては感圧性接着
剤、熱賦活型接着剤等が挙げられる。 本考案においては、所望により接着剤層に剥離
シートを仮着させておくことができる。この剥離
シートとしては、例えば紙、プラスチツクシート
等にシリコーン樹脂等を塗布したものが用いられ
る。該剥離シートを設けることにより、保存中に
ゴミ、水滴等が付着するのを防ぐことができる。 以下、図面により本考案の実例を説明する。 第1図は表面が平担状であるUHPE多孔質シ
ート1の裏面に感圧性の接着剤層2が設けられた
滑りシートを示すものである。このUHPE多孔
質シート1としては通常、厚さ約0.05〜2mm、孔
径約3〜35μm、気孔率約10〜60%のものが用い
られる。 第2図は本考案の他の実例を示すものであり、
UHPE多孔質シート1の片面を直線状の突条に
形成し、突条形成側に接着剤層2及び剥離シート
3を順次設けた滑りシートである。突条は、第2
図の如く直線状の他に、方形状或いは円形状等に
形成することもできる。 UHPE多孔質シートへの突条の形成は例えば、
雌雄の形状を施した一対の金型の間でシートを加
圧する方法、または突条を施した金属ロールと通
常のロールの間でシートを加圧する方法により行
われる。このような突状部を設ける場合は、平担
状部の占める割合が50%以上、好ましくは80%以
上とするのがよい。 (実施例) 本考案を以下実施例により説明する。 実施例 分子量が約600万であるUHPEから得られた厚
さ1mm、平均孔径20μm、気孔率40%の多孔質シ
ートの片面に、感圧性接着剤層(厚さ100μm)を
形成して滑りシートを得た。 この滑りシートの摩擦係数および摩耗量を下記
第1表に示す。 摩擦係数はバーデンレーベン測定機で、温度20
℃において、滑りシート表面にS45C3S表面処理
の8mmφ鋼鉄製硬球を10mm/Sで摺動させて測定
した。尚、使用前摩擦係数、使用後摩擦係数とは
摩耗量測定前後の摩擦係数をいう。 また、摩耗量はユニバーサルウエアテスターを
用い、温度20℃、荷重0.45Kg/cm2、0.104m/Sの
条件で、320番のサンドペーパーを相手材として
500m走行(1サイクル50mmで往復運動、50m走
行毎にサンドペーパー交換)させた後、滑りシー
トの重量を測定し、下記式により算出した。 摩耗量(μm)= 走行前の重さ(g)−走行後の重さ(g)/みかけの
密度(g/cm3)×面積(cm2)×104 比較例として、分子量600万のUHPE、分子量
12万の高密度PEおよびPTFEから得られた厚さ
1mmの無孔性のシートに上記と同様にして接着剤
層を設けた3種の滑りシートのデータを併記す
る。
【表】 (考案の効果) 本考案は上記のようにUHPE多孔質シートを
滑りシートの基材としたので、摩擦係数が小さい
ばかりでなく、使用によつても摩擦係数の増加は
なく、また摩耗も少なく、耐久性が優れている。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本考案の実例を示す斜視
図である。 1……UHPE多孔質シート、2……接着剤層。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 超高分子量ポリエチレン多孔質シートの片面に
    接着剤層が設けられて成る滑りシート。
JP1985064055U 1985-04-26 1985-04-26 Expired JPH047169Y2 (ja)

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JPS61180142U JPS61180142U (ja) 1986-11-10
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JP2013113856A (ja) * 2011-11-24 2013-06-10 Canon Inc 画像形成装置

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JPS5618580U (ja) * 1979-07-18 1981-02-18

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