JPH0470087A - コンバーゼンス調整方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野コ 本発明は、ＲＧＢのビームによる色ずれを防止するため
のコンバーゼンス調整方法に関し、特に正確な調整を行
うことができるようにしたコンバーゼンス調整方法に関
する。

［発明の背景］ 大画面を実現するビデオブロジェタク装置では、Ｒ（赤
）、Ｇ（緑）、Ｂ（青）用のＣＲＴ　（陰極線管）から
なる画像形成用の投写管を例えば横１列に配置している
。この結果、各色のスクリーン上での画像がそのままで
はずれるので、各投写管から投写されるＲＧＢの３本の
光ビームがスクリーン上のどの位置においても同一点に
集まるようにコンバーゼンスの調整が行われる。

第３図は各色のコンバーゼンス調整を同時実行できるよ
うにしたコンバーゼンス調整回路を示す図、第４図はそ
の作用説明図である。

スクリーン１上の各調整点には左右（又は上下）方向に
ＲＧＢ各色についてセンサを１対づつ（Ｒ■７、ＲＲ，
）、（ＧＬ、ＧＲ）、（ＢＬ、ＢＲ）（以下まとめる場
合には（ＳＬ、ＳＲ）の対とする）を有するホワイトバ
ランスセンサ２が設けられている。

投写管３Ｒ，３Ｇ、３Ｂから投写した光ビームにより白
色パターン４（クロスハツチパターン）をスクリーン１
上に形成した際、コンバーゼンス調整が不良の場合には
、そのパターン４の縦ライン４ａの位置が、第３図（ｂ
）とは異なって、センサ２の対（ＳＲ，ＳＬ）の中央か
らずれる。そしてこのずれの方向および程度に応じたセ
ンサ２の各色の対の差動出力が差動検出回路５で検出さ
れて増幅器６で各色について増幅され、Ａ／Ｄ変換器７
でアナログ信号からデジタル信号に変換されて、入力ポ
ート８からＭＰｔＪ　（マイクロプロセッサユニット）
９に取り込まれる。以上の動作はスクリーン１上の各コ
ンバーゼンス調整点毎に行われる。

そして各調整点のコンバーゼンスずれデータ（補正デー
タ）はセンサ位置指定回路１０から取り込まれるセンサ
位置（調整点）データをアドレスとして、メモリ１１に
書き込まれる。

このようにして書き込まれたデータは、メモリ１１から
読み出されて出力ボート１２からＤ／Ａ変換器１３に出
力しここでデジタル信号からアナログ信号に変換されて
出力回路１４からコンバーゼンス駆動回路１５に入力し
、投写管３Ｒ，３Ｇ。

３Ｂのコンバーゼンスコイル１６Ｒ，，１６Ｇ、１６Ｂ
に流す電流波形が決定される。

この結果、ＲＧＢの各色についてコンバーセンスずれが
同時に自動的に補正される。つまり、第３図（Ｃ）（特
性曲線ａはライン４ａの輝度分布を示す）に示すように
センサ２の例えばＧ（緑）の対（ＧＬ、ＧＲ）の中央に
ライン４ａが位置する場合はＧ色についてはその補正量
がゼロとなるが、第３図（ｃｆ）に示すように片方にず
れている場合にはそのずれが無くなる方向にライン４ａ
が位置するようコンバーゼンスが補正される。

［発明が解決しようとする課題］ ところで、このようなコンバーゼンス調整回路において
は、そのパターン４の位置が正規の位置から遠くにずれ
た場合には、センサ２の少なくともいずれか一方で検出
される信号レベルが小さくなる。

すなわち、例えば第４図（ｅ）に示すように、そのライ
ン４ａの輝度分布ａがセンサＧＬ、ＧＲの位置から大き
くずれると、片方のセンサＧＬはその分布ａの裾野を検
出することになり、検出レベルが非常に小さくなる。

この結果、Ｓ／Ｎが大幅に悪化し、正確なコンバーゼン
スずれデータを得ることが困難となり、正確なコンバー
ゼンス補正を行うことが困難となる。

本発明はこのような点に鑑みてなされものであり、その
目的は、センサによる検出精度を高めてコンバーゼンス
調整の精度を向上させるコンバーゼンス調整方法を提供
することである。

［課題を解決するための手段］ このために本発明は、スクリーン上に調整パターンを表
示し、該調整パターンのラインをＲＧＢ色用各１対のホ
ワイトバランスセンサで検出し、該センサの各色の対の
出力電圧の差に基づいてコンバーゼンス調整を行うコン
バーゼンス調整方法において、上記ラインの幅を調整初
期は広く設定し、調整後期に狭く設定するようにした。

［実施例］ 以下、本発明の実施例について説明する。第１図はその
一実施例の回路を示す図である。この回路は第３図に付
加される回路であり、第３図におけるものと同一のもの
には同一の符号を付した。

１８はセンサ２で検出されたアナログ信号をデジタル信
号に変換するＡ／Ｄ変換器であり、その出力はＭＰＵ９
に取り込まれる。１９はＭＰＵ９に制御されるタイマ回
路である。２０はパルス幅制御信号発生回路であり、上
記タイマ回路１９からの出力信号を入力している間パル
ス幅制御信号を発生する。２１はＰＷＭ等からなるパル
ス幅可変回路であり、パルス幅制御信号によってそのパ
ルス幅を可変する。そして、このパルス幅可変回路２１
の出力信号が、パターン発生回路１７のパターン発生部
１７１に入力し、そのパターンのライン幅を制御する。

１７２はパターン発生部１７１で発生した調整パターン
信号を増幅する増幅器であり、この出力電圧が投写管３
Ｒ，３Ｇ、３Ｂのカソードに印加される。

さて、センサ２で検出された信号は第３図で説明したよ
うに差動検出回路５に人力する他、Ａ／Ｄ変換器１８に
取り込まれてデジタル信号に変換されＭＰＵ９に取り込
まれる。

そして、センサ２の各色の対の検出信号の内、所定の下
限レベル以下のものかあることがＭＰＵ９で検出される
と、ＭＰＵ９がタイマ回路１９に所定タイマ時間を設定
する。パルス幅制御信号発生回路２０はこのタイマ回路
１９からのタイマ時間だけパルス幅可変回路２１を制御
して、パターン発生部１７１で発生するパターンのライ
ンの幅を大きい幅に設定する。そして、このライン幅の
パターンによりコンバーゼンス調整が行われる。

第２図はその説明図である。パターン発生回路１７から
出力したパターン４のラインの輝度分布が第２図の二点
鎖線■で示す通常の特性を有する場合には、センサＳＬ
、ＳＲの内のＳＬでは検出レベルが設定下限レベル５１
未満のゼロとなる。

そしてこれがＭＰＵ９で検出されることにより、タイマ
回路１９、パルス幅制御信号発生回路２０、パルス幅可
変回路２１により、パターン発生回路１７から第２図の
波線■で示す輝度分布を有するライン、つまり幅広のラ
インのパターンがタイマ時間だけ発生される。

この結果、この幅広のラインのパターンをセンサＳＬ、
ＳＲが検知すると、一方のセンサＳＬでの検出レベルが
ＬｌからＬ２へと高くなるので、このセンサＳＬとＳＲ
の検出信号の差分が各色について差動検出回路５で検出
されて、波線■のライン幅のパターンに基づき、第３図
で説明したようなコンバーゼンス調整が行われる。

そして、タイマ回路１９によるタイマ時間が終了した後
に実線■で示す通常のライン幅のパターンが発生して、
これにより再度コンバーゼンス調整（確認）行われる。

なお、ここではセンサ検出レベルが所定下限レベル未満
のときにパターンのライン幅を１回だけ広く設定してコ
ンバーゼンス調整を行うようにしたが、これに限られる
ものはない。例えば、タイマ時間内にパターンのライン
幅を調整が進む毎に段階的に狭くしてコンバーゼンス調
整を行うこともできる。

また、パターンのライン幅を広くしてもセンサの検出信
号が下限レベルに達しない場合もあり得、このような場
合には下限レベルに達するまで、そのライン幅を広げる
こともできる。

［発明の効果］ 以上説明したように本発明によれば、センサ検出信号の
Ｓ／Ｎを高くすることができるので、正確なコンバーゼ
ンス調整を行うことかできるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明を実施するためのコンバーゼンス調整回
路の要部の回路図、第２図はその動作膜・・・タイマ回
路、２０・・・パルス幅制御信号発生回路、２１・・・
パルス幅可変回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、スクリーン上に調整パターンを表示し、該調整
   パターンのラインをＲＧＢ色用各１対のホワイトバラン
   スセンサで検出し、該センサの各色の対の出力電圧の差
   に基づいてコンバーゼンス調整を行うコンバーゼンス調
   整方法において、 上記ラインの幅を調整初期は広く設定し、調整終期に狭
   く設定することを特徴とするコンバーゼンス調整方法。