JPH047001B2 - - Google Patents

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JPH047001B2
JPH047001B2 JP57150320A JP15032082A JPH047001B2 JP H047001 B2 JPH047001 B2 JP H047001B2 JP 57150320 A JP57150320 A JP 57150320A JP 15032082 A JP15032082 A JP 15032082A JP H047001 B2 JPH047001 B2 JP H047001B2
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JP
Japan
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arm
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JP57150320A
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JPS5940302A (ja
Inventor
Shigenori Koike
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OZEN CO Ltd
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OZEN CO Ltd
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Publication date
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Publication of JPS5940302A publication Critical patent/JPS5940302A/ja
Publication of JPH047001B2 publication Critical patent/JPH047001B2/ja
Granted legal-status Critical Current

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Classifications

    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11BINFORMATION STORAGE BASED ON RELATIVE MOVEMENT BETWEEN RECORD CARRIER AND TRANSDUCER
    • G11B3/00Recording by mechanical cutting, deforming or pressing, e.g. of grooves or pits; Reproducing by mechanical sensing; Record carriers therefor
    • G11B3/02Arrangements of heads
    • G11B3/08Raising, lowering, traversing otherwise than for transducing, arresting, or holding-up heads against record carriers

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、起伏動作によつて、再生すべき録
音溝を選択する簡易蓄音機に関し、特に、レコー
ド盤が複数の録音溝を有し、その再生始点がレコ
ード盤の直径方向に異なる位置に配置されてお
り、トーンアームが前記再生始点からレコード盤
の中心方向に旋回移動して再生終点に至つたとき
にスイツチ機構を開いて、モータの起動およびレ
コード盤を停止されるようにしてある。
従来、複数の録音溝を有するレコード盤のその
録音溝を選択して再生する装置は、提供されてい
る。
しかしながら、この従来装置は、純粋に機械的
に録音溝を選択する方式であり、その構造は、極
めて複雑になり、動作の円滑性及び確実性に問題
があつた。また、選択した録音の再生から、確実
にその録音内容の再生が終了してから動作が停止
し、次の録音の再生は、改めて動作させ、一回毎
に動作することができる装置は、未だ提供されて
いない。
ところが、最近になつて、にわかに、玩具業界
では、構造が極めて簡単で、動作の確実にして、
かつ円滑性を有し、さらに、前記再生の選択と一
回毎の再生ができる簡易蓄音機の開発が要望され
るようになつてきた。
この発明は、簡易蓄音機のかかる問題に対処す
るものであり、その目的は、複数の録音溝を有す
るレコード盤の録音溝を選択でき、しかも選択し
た録音溝の1回毎の再生ができる簡易蓄音機を提
供するにある。
すなわち、この発明の図示する実施例の如く、
ケーシング1内にモータMによつて回転するよう
に枢支され、かつ複数の録音溝2を有するレコー
ド盤3と、前記録音溝2に沿つてその再生始点4
から再生終点5に向つて移動するピツクアツプ6
を有し、常時、第1復帰スプリング7にて前記ピ
ツクアツプ6が再生始点4に向つて付勢されるよ
うにしたトーンアーム8と、前記ケーシング1内
に揺動自在に枢支され、前記ケーシング1を起こ
したときに前記ピツクアツプ6を押圧して、前記
ピツクアツプ6の再生始点4の位置を移動させる
重すい手段11と、スピーカ23および音伝体2
2でなり、かつ前記ピツクアツプ6が摺接するよ
うに架設したスピーカユニツトSPと、前記音伝
体22をレコード盤3の方へ押す針圧ばね24
と、前記トーンアーム8が前記再生終点5に至る
と、トーンアーム8に押されて揺動でき、かつ前
記レコード盤3から離れる方向にも揺動できるよ
うに配置枢着されたターンアーム13と、このタ
ーンアーム13を、常時、前記トーンアーム8の
押圧とは反対方向に付勢する第2復帰スプリング
27と、前記ターンアーム13が前記トーンアー
ム8によつて押されて揺動して乗り上げスピーカ
ユニツトSPの音伝体22を持ち上げることがで
きるように、レコード盤3の中心位置に設けられ
た上向きカム20と、前記モータMを入断するた
めの第1スイツチ16と、前記ターンアーム13
の手前に配置され、前記ピツクアツプ6が移行し
て、接点を押して開く第2スイツチ31とを具備
し、前記レコード盤3の各録音溝2,2は、その
再生終点5がレコード盤3の直径方向に異なる位
置に配置され、前記ピツクアツプ6が前記各再生
始点4,4に対応して位置決めできるようにした
起伏動作によつて複数の録音溝を選択して再生す
る簡易蓄音機において、前記第2スイツチ31
は、前記ピツクアツプ6の移行する行程における
ターンアーム13より先に支持されるように配置
された可動接点31βと、この可動接点31βが
前記トーンアーム8で支持されていない状態で前
記可動接点31βに接合する位置に配置されてい
る固定接点31γとからなりかつ、前記ターンア
ーム13を付勢する前記第2の復帰スプリング2
7が当該第2のスイツチの可動接点31βを兼ね
て構成されてなり、トーンアーム8が、レコード
盤3の再生始点4から中心に向つて旋回移動し、
再生終点5に至つた位置でトーンアーム8が可動
接点31βを押して固定接点31γから離して第
2スイツチ31を開き、前記モータMおよびレコ
ード盤3を停止させるように前記第1スイツチ1
6と前記第2スイツチ31とが前記モータMに対
して並列に接続されていることを特徴とする起伏
動作によつて複数の録音溝を選択して再生する簡
易蓄音機の構造に係る。
この発明において、第2スイツチは、ピツクア
ツプの移行する行程におけるターンアームより先
に支持されるように配置された可動接点と、この
可動接点が、トーンアームで支持されていない状
態で前記可動接点に接合する位置に配置されてい
る固定接点とからなつている。
そして、前記トーンアームが、レコード盤の再
生始点から中心に向つて、旋回移動し、再生終点
に至つた位置でトーンアームがターンアームの手
前に架設された可動接点を押して固定接点から離
し、第2スイツチを開き、モータおよびレコード
盤を停止させるように、第1スイツチと第2スイ
ツチとが前記モータに対して並列に接続されてい
る。
さらに、次の再生を行うときは、前記第1スイ
ツチを閉じれば、モータを起動し、レコード盤は
回転をする。トーンアームは再生始点に復帰し
て、そこから、再び、レコード盤の中心方向に移
行して、再生終点で前述したように停止する。
また、ピツクアツプの再生始点の選択は、ケー
シングの起伏による動作で、極めて簡単に選択す
ることができる。
従つて、極めて簡単な構造と起伏動作とで、複
数の録音溝の選択再生と一回毎の録音再生とを可
能にすることができた。
実施例 図に従つて、典型的な実施例を説明する。すな
わち、第1図は、ケーシング1のハウジングを除
去した状態の平面図である。従つて、ここに見え
るのは、ケーシングのシヤシの部分である。而し
て、図中1aは、バツテリマガジンであり、この
上に、取付板10および重すい手段11が取付け
られている。ケーシング1の前記バツテリマガジ
ン1aが設けられている部分と対向する側端上
に、電気モータMが固定されている。ケーシング
1の、前記バツテリマガジン1aが設けられてい
る位置とモータMが設けられている位置との間の
面版1′上に、トーンアーム8、トーンアーム復
帰用のターンアーム13が、夫々ピン14,15
によつて枢着されている。
レコード盤3は、第2図に詳しく示すように、
ケーシング1のシヤシ裏面に、内部に向かつて立
設したセンターピン17に枢着されたターンテー
ブル18に載置固定されている。ターンテーブル
18は、その円周面がプーリになつている。前記
モータの出力軸MSとターンテーブル18とに
は、弾力性のある部材で成るベルト19が掛け渡
してある。
第1図、第2図に明らかなように、ターンテー
ブル18の中心には、レコード盤3を固定保持す
るために設けられたボス18′があり、そのまた
中心部には、トーンアーム復帰用の上向きカム2
0が固定されている。この上向きカム20の構成
は、ターンアーム13と協働してトーンアーム8
を再生始点に復帰させてから、ピツクアツプ6の
再生針26に、針圧をかけるときの、再生針26
をレコード盤3上に降下させるタイミング設定に
重要である。すなわち、再生針26が、仮に特定
の録音溝2を選択して再生し、ピツクアツプ6が
再生終点に到来すると、ピツクアツプ6は、ター
ンアーム13を上向きカム20の上に押して乗り
上げさせる。上向きカム20は、レコード盤3と
共に回転しているので、ターンアーム13をすく
い上げて上方に移行させる。そこで、ターンアー
ム13は、スピーカユニツトSPの音伝体22を
下から持ち上げ、レコード盤3の録音面から離れ
る方向に移行させ、以つて、再生針26の針圧を
解除する。これによつて、トーンアーム8、ピツ
クアツプ6は、再生始点2に復帰する。第5図A
の如く、上向きカム20の回転方向(図中矢印参
照)の後方に形成した降下面20aが、内側の録
音溝2の再生始点4に対して、回転角100度から
70度先方に配置されることによつて、再生針26
がレコード盤3の録音面にタイミングよく降下す
る。ちなみに、第5図Bは、内外の録音溝2,2
の再生始点4,4の位置関係と、内側の録音溝2
を選択する場合の選択不良域を、展開して示して
いる。つまり、再生針26が、斜線域に降下した
ときは、内側の録音溝2は、選択されない。外側
の録音溝2が正確に選択されるには、再生針26
は、再生始点4,4の手前の網目線域に降下しな
ければならない。そのためには、実験的に定めら
れた前記上向きカム20の降下面20aと再生始
点4,4との位置関係が要求される。面版1′上
には、2本の支柱21が設けられ、ここに、二股
の音伝体22とスピーカ23とで成るスピーカユ
ニツトSPが、前記二股になつている部分だけで
支えられている。針圧ばね24は、板状になつて
おり、ケーシング1の面板1′上に形成された取
付部24aにねじ24bで止められている。この
針圧ばね24の先端は、スピーカ・ユニツトSP
の支柱21で支えられていない部分を付勢してい
る。面板1′には、前述したトーンアーム8のピ
ツクアツプ6が旋回移動する軌跡に沿つて幅広の
通路25が開設され、そのレコード盤3の中心付
近は、丸く開口し、その丸い開口部から、前述し
たカム20が面版1′の上に臨んでいる。
スピーカユニツトSPの音伝体22の下側に、
トーンアーム8のピツクアツプ6の上側が、音伝
体22の下面に摺接している。
ピツクアツプ6の再生針26は、前記針圧スプ
リング24の圧力で押され、レコード盤3の上面
に押し付けられる。而して、ピツクアツプ6は、
スピーカユニツトSPの前記支柱21で支えられ
ていない部分を支えて摺接し、ピツクアツプ6に
は、針圧が付与される。
トーンアーム8とターンアーム13とは、
夫々、第1復帰スプリング7、第2復帰スプリン
グ27によつて、録音溝の再生始点4の方向、つ
まりこの場合、レコード盤3の周辺の方向とスピ
ーカユニツトSPの方向とに付勢されている。
トーンアーム8とターンアーム13とは、
夫々、第1復帰スプリング7と第2復帰スプリン
グ27とに抗して、ストツパ9,28によつて、
水平方向に掛け止めされる。
このトーンアーム8を付勢している第1復帰ス
プリング7は、細い弾性針金の中途部を巻回して
トーンアーム8の枢軸14の頂部にその巻回部を
巻き付け、一端をトーンアーム8の上面に突設し
た突起に、その他端を面板1′に突設した突起に
掛けてある。また、このターンアーム13を付勢
している第2復帰スプリング27は、後述するよ
うに、第2スイツチ31の一部を兼ねているの
で、特殊な掛けかたをしている。すなわち、細い
弾性針金の長手方向の中途部を、巻回して、ター
ンアーム13を枢着している枢軸15の頂部にそ
の巻回部分を掛け、一端を面板1′に掛け、他端
を、ターンアーム13の、レコード盤3中心とは
反対側側面に突出して立ち上がつている掛止部1
3′に掛け、その掛止めた部分を、さらに少し延
長して余端を設けてある。そして、ストツパ28
は、この第2復帰スプリング27の、前記掛止部
13′と枢軸15との間で、その付勢に抗してタ
ーンアーム13を支える。
次に、第1図及び第6図を参照してこの実施例
における電源回路について説明する。すなわち、
モータMは、そのリード線の一方を、第2復帰ス
プリング27の一端に接続する。第2復帰スプリ
ング27の他端の延長された部分の、レコード盤
3の中心部と反対側に固定接点31γが固定配置
されており、ターンアーム13がレコード盤3の
中心部から復帰した位置で、第2復帰スプリング
27の前記延長部分に接合するようにしてある。
従つて、第2復帰スプリング27の前記延長部分
は、可動接点31βを構成する。而して、第2ス
イツチ31は、可動接点31βと固定接点31γ
とからなつている。また、第1スイツチ16は、
手動操作で開閉されるものであり、この第1スイ
ツチ16の一端は、第2復帰スプリング27の前
記モータMからのリードを接続した部分に接合す
る。第1スイツチ16の他端は、固定接点31γ
とバツテリのマイナス側からのリード線を接続し
た部分に接合する。前記第1スイツチ16と前記
第2スイツチ31とは、モータMに対して並列に
接続されている。
そこで、次ぎに、第3図に従つてレコード盤3
について説明する。
すなわち、レコード盤3には、この実施例の場
合、2本の録音溝2,2が設けられていて、それ
らの再生始点5,5は、共に、レコード盤3の中
心穴の近くに設けられ、それらの再生始点4,4
は、共に、レコード盤3の周辺部に、しかも、レ
コード盤3の直径方向にずらして設けられてい
る。この実施例の場合、録音溝2の数は、2本で
あるが、用途によつて、その数は、適当に選択す
ることができる。
前記ケーシング1のバツテリボツクス上側に
は、前記ケーシング1に対して着脱自在に取付板
10が嵌着されている。この取付板10には、軸
部9a,10aが形成されており、この、一方の
軸部10aは、重すい手段11が揺動自在に軸支
されている。この重すい手段11は、ケーシング
1を伏せられた状態から起こした状態にされたと
き、前記軸部10aを中心として、下方に枢動さ
れるようになつている。他方の軸部9aは、前記
レバー9を揺動自在に枢着されている。前記レバ
ー9は、平坦部12aと、この平坦部12aから
下側に向い、トーンアーム8と摺接する摺接部1
2bとを形成している。また、前記平坦部12a
は、ケーシング1を起こしたとき、重すい手段1
1が枢動されて当接される当接部12cを形成し
ている。而して、ケーシング1を起こしたとき、
重すい手段11は、下方に枢動する。このように
枢動した重すい手段11は、前記レバー9の当接
部12cを押圧する。押圧された前記レバー9の
摺接部12bが枢動してトーンアーム8を移動さ
せる。従つて、レバー9の摺接部12bの位置
は、再生始点4の位置によつて決定される。すな
わち、ケーシング1が伏せられたとき、前記レバ
ー9は、重すい手段11からの影響を受けないの
で、トーンアーム8の再生針26の位置は、レコ
ード盤3の外側の録音溝2の再生始点4になる。
ケーシング1が起こされたとき、前述したよう
に、トーンアーム8が、レコード盤3の中心方向
に移動して、このレコード盤3の内側の録音溝2
の再生始点4の位置になる。
そこで、この装置の動作を説明する。すなわ
ち、いま、ケーシング1を伏せた状態においたと
する。そこで、第1スイツチ16を閉じると、モ
ータMがレコード盤3を枢動し、トーンアーム8
が、レコード盤3の再生終点5に至り、トーンア
ーム8が、第2スイツチ31の可動接点31βを
押して、これを第2スイツチ31の固定接点31
γから離し、そこで、モータMは、停止し、レコ
ード盤3の回転は、停止する。このように、第2
スイツチ31が開いてモータMとレコード盤3と
が停止していても、第1スイツチ16を閉じる
と、モータMの電源回路が、成立して、レコード
盤3は、回転を始める。そして、ピツクアツプ6
は、さらに、レコード盤3の中心方向に移行す
る。そこで、ピツクアツプ6は、ターンアーム1
3を押して、これを前記上向きカム20の上面に
移行せしめる。而して、上向きカム20の回転に
よりターンアーム13が持ち上げられ、スピーカ
ユニツトSPが針圧ばね24に抗してレコード盤
3の録音面から離れる方向に浮き上がり移行し、
再生針26への針圧は解除され、ピツクアツプ6
及び再生針26は、外側の録音溝2の再生始点4
に吻合できる位置に、第1復帰スプリング7の付
勢により復帰して降下する。この再生針26の降
下タイミングは、前に説明した通りである。な
お、ピツクアツプ6が再生始点4の方向に復帰す
るときに、ターンアーム13も、第2復帰スプリ
ング27の付勢により上向きカム20の上面より
退去して、元の位置に復帰する。このとき、可動
接点31βは、再び、固定接点31γに接合す
る。そこで、再生針26は、外側の録音溝2を走
査しながら、レコード盤3の中心の再生終点5に
向かつて旋回移動する。再生針26によつて、ピ
ツクアツプされた再生振動は、スピーカユニツト
SPの音伝体22を通じて、スピーカコーン23
に伝えられ、可聴音に増幅される。ピツクアツプ
6が再生終点5に至ると、ピツクアツプ6は、ま
ず、第2復帰スプリング27の一端部に形成され
ている可動接点31βを押して、これを固定接点
31γから離す。而して、第2スイツチ31は、
固定接点31γから可動接点31βが離れるため
に開放される。その結果、モータMへの電源回路
は、遮断され、録音内容を完全に再生して停止す
る。すなわち、録音内容を1回のみ再生して終了
させる。
この場合、ピツクアツプ6は、可動接点31β
のみを押した時点で回路が遮断されるので、ター
ンアーム13は動かず、上向きカム20には乗り
上げない。従つて、スピーカユニツトSPは浮き
上がることなく、再生針26には針圧がかかつた
ままレコード盤3は停止するから、ピツクアツプ
6は、再生終点5の所に保持されたままになつて
いる。そして、再び録音の再生をしようとする場
合は、第1スイツチ16を閉じると、モータMの
電源回路は、成立するので、再びレコード盤3
は、回転を始める。
ケーシング1を起こせば、重すい手段11が、
その向きで下方に枢動し、さらにこれがレバー9
を押し、このレバー9の摺接部12cは、レコー
ド盤3の内側の録音溝2の再生始点4上の位置に
移動する。ここで、第1スイツチ16を閉じる
と、モータMが起動し、レコード盤3が回転を始
める。トーンアーム8は、ターンアーム13を押
し、前述した上向きカム20に乗り上げて、トー
ンアーム8は、前記再生始点4まで復帰して、再
生針26が降下する。降下した再生針26は、レ
コード盤3の回転によつて、内側の録音溝2に吻
合する。従つて、再生針26は、内側の録音溝2
を走査しながら、レコード盤3の中心の再生終点
5に向つて旋回移動する。これ以降のピツクアツ
プ6は、前述したように全く同一の動作を行う。
以上説明したように、この出願に係わる発明に
よれば、この種の簡易蓄音機のターンアームを付
勢するのに通常用いられる復帰スプリングが可動
接点を兼ねて構成されていることにより、従来の
簡易蓄音機に大きな変更を施すことなく、極めて
簡単な構造で、選択した録音溝の一回毎の再生が
でき、しかも複数の録音溝を有するレコード盤の
再生すべき録音溝を選択できる簡易蓄音機を提供
できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ケーシングのハウジングを除去した
状態の平面図、第2図は、装置の要部の縦断面
図、第3図は、ピツクアツプがレコード盤の外側
録音溝の再生始点と対向するように配置された状
態を示す部分破断要部平面図、第4図は、ピツク
アツプがレコード盤の内側録音溝の再生始点と対
向するように配置された状態を示す部分破断要部
平面図、第5図A,Bは、再生始点とカム降下面
との位置関係を示す平面図、第6図は、電源回路
図である。 1……ケーシング、2……録音溝、3……レコ
ード盤、4……再生始点、5……再生終点、6…
…ピツクアツプ、7……第1復帰スプリング、8
……トーンアーム、9……レバー、10……取付
板、11……重すい手段、12a……平坦部、1
2b……摺接部、12c……当接部、13……タ
ーンアーム、16……第1スイツチ、20……上
向きカム、22……音伝体、23……スピーカ、
24……針圧ばね、26……再生針、27……第
2復帰スプリング、M……モータ、SP……スピ
ーカユニツト、E……バツテリ、31β……可動
接点、31γ……固定接点、31……第2スイツ
チ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 ケーシング内にモータによつて回転するよう
    に枢支され、かつ複数の録音溝を有するレコード
    盤と、前記録音溝に沿つてその再生始点から再生
    終点に向かつて移動するピツクアツプを有し、常
    時、第1復帰スプリングにて前記ピツクアツプが
    再生始点に向かつて付勢されるようにしたトーン
    アームと、前記ケーシング内に揺動自在に枢支さ
    れ、前記ケーシングを起こしたときに前記ピツク
    アツプを押圧して、前記ピツクアツプの再生始点
    位置を移動させる重すい手段と、スピーカおよび
    音伝体でなり、かつ前記ピツクアツプが摺接する
    ように架設したスピーカユニツトと、前記音伝体
    をレコード盤の方へ押す針圧ばねと、前記トーン
    アームが前記再生終点に至ると、トーンアームに
    押されて揺動でき、かつ前記レコード盤から離れ
    る方向にも揺動できるように配置枢着されたター
    ンアームと、このターンアームを、常時、前記ト
    ーンアームの押圧とは反対方向に付勢する第2の
    復帰スプリングと、前記ターンアームが前記トー
    ンアームによつて押されて揺動して乗り上げスピ
    ーカユニツトの音伝体を持ち上げることができる
    ように、レコード盤の中心位置に設けられた上向
    きカムと、前記モータを入断するための第1のス
    イツチと、前記ターンアームの手前に配置され、
    前記ピツクアツプが移行して接点を押して開く第
    2のスイツチとを具備し、前記レコード盤の各録
    音溝は、その再生終点がレコード盤の直径方向に
    異なる位置に配置され、前記ピツクアツプが前記
    各再生始点に対応して位置決めできるようにした
    起伏動作によつて複数の録音溝を選択して再生す
    る簡易蓄音機において、前記第2のスイツチは、
    前記ピツクアツプの移行する工程におけるターン
    アームより先に支持されるように配置された可動
    接点と、この可動接点が前記トーンアームで支持
    されていない状態で前記可動接点に接合する位置
    に配置されている固定接点とからなり、かつ、前
    記ターンアームを付勢する前記第2の復帰スプリ
    ングが当該第2のスイツチの可動接点を兼ねて構
    成されてなり、前記トーンアームが、レコード盤
    の再生始点から中心に向かつて旋回移動し、再生
    終点に至つた位置でトーンアームが可動接点を押
    してこれを固定接点から離して第2のスイツチを
    開き、前記モータ及びレコード盤を停止させるよ
    うに、前記第1スイツチと前記第2スイツチとが
    前記モータに対して並列に接続されていることを
    特徴とする起伏動作によつて複数の録音溝を選択
    して再生する簡易蓄音機。
JP15032082A 1982-08-30 1982-08-30 起伏動作によつて複数の録音溝を選択して再生する簡易蓄音機 Granted JPS5940302A (ja)

Priority Applications (1)

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JP15032082A JPS5940302A (ja) 1982-08-30 1982-08-30 起伏動作によつて複数の録音溝を選択して再生する簡易蓄音機

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JP15032082A JPS5940302A (ja) 1982-08-30 1982-08-30 起伏動作によつて複数の録音溝を選択して再生する簡易蓄音機

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55117701A (en) * 1979-02-27 1980-09-10 Ozen Corp Simple gramophone selecting recording groove to be sound-reproduced through undulation operation
JPS56130801A (en) * 1980-03-18 1981-10-14 Ozen Corp Reproduction selecting switch construction for recording tone reproducing device

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