JPH0469914A - 窒化タンタル固体電解コンデンサの陽極体の製造方法 - Google Patents

窒化タンタル固体電解コンデンサの陽極体の製造方法

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JPH0469914A
JPH0469914A JP18240390A JP18240390A JPH0469914A JP H0469914 A JPH0469914 A JP H0469914A JP 18240390 A JP18240390 A JP 18240390A JP 18240390 A JP18240390 A JP 18240390A JP H0469914 A JPH0469914 A JP H0469914A
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JP
Japan
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tantalic
sintering
solid electrolytic
electrolytic capacitor
tantalum nitride
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JP18240390A
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English (en)
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Akira Tsuzukiishi
続石 旭
Taiji Tanaka
田中 泰詞
Tadashi Yamazaki
正 山崎
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TOWA ELECTRON KK
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TOWA ELECTRON KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 陽極体の製造方法に関し、更に詳しくは、タンタルシン
ター体表面に窒化タンタル皮膜を形成する工程と、該窒
化タンタル皮膜に誘電体を形成する工程と、該誘電体皮
膜に電極を形成する工程と。
絶縁性樹脂材により外装する工程とを含む方法により製
造される窒化タンタル固体電解コンデンサの陽極体の製
造方法に関する。
〔従来の技術〕
従来、この種方法としては、タンタルシンター体表面に
窒化タンタル皮膜を形成するため、既に前もって、焼結
させた陽極体を10−4〜10’Torrの窒素圧力中
で熱処理を施し、窒化タンタル層を形成し、更に10−
sTorr以下の高真空中で熱処理して窒化タンタルを
表面拡散する方法が知られている(例えば、特公昭59
−15169号公報参照)。
本発明は、窒化タンタル固体電解コンデンサの〔発明が
解決しようどする問題点〕 周知のように、窒化タンタルの誘電体はタンタルの誘電
体より比誘電率が小さいため、その分だけ静電容量が減
少(約20%)するが、従来の方法にあっては、既に前
もって、焼結された陽極体を窒化させるため、この静電
容量の減少分を補充する手法が陽極体ではとれず、した
がって、電解コンデンサの小型化を阻害し、その用途が
限定されるという問題点があった。
本発明は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑み
なされたもので、その目的とするところは、陽極体の窒
化焼結方法の改善により、静電容量の減少を防ぎ、以っ
て電解コンデンサの特徴である小型化を阻害しない窒化
タンタル固体電解コンデンサを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
この目的のため、本発明は、焼結が既に終了している陽
極体を窒化させるのではなく、焼結を完全に終了させる
前に、タンタルシンター体表面に窒化タンタル皮膜を形
成せしめ、その後、焼結を完全に終了させて陽極体を形
成することを特徴とするものである。
具体的には、タンタル粉末にバインダーを混入して秤量
、成形した後、バインダーを除去し、その後、10 ”
”Torr以下の高真空中で熱処理して軽い焼結を行う
この軽い焼結を行わないと、次の窒化させるプルセスで
窒化され易く、かえって次の焼結が進みづらく、陽極体
の機械的強度がとれないという問題点を生じるからであ
る。
軽い焼結を行った後、0.1〜30Torrの窒素圧力
中で熱処理して、窒化タンタル層を形成し、その後、1
0−’Torr以下の高真空中で1,500〜1.70
0℃で10〜60分間熱処理して本来の焼結を行う。
そして、この焼結条件で陽極体の機械的強度を保ちつつ
、陽極体の希望するCV積(実効表面積)に調整する。
この調整で窒化タンタル膜の比誘電率に依存する静電容
量の減少分をカバーする。したがって、電解コンデンサ
本来の特徴である小型化を阻害することはない。しかも
、窒化タンタル固体電解コンデンサの特徴である性能は
充分に保持している。
〔実施例〕
実施例について説明すると、タンタル粉末にバインダー
を混入して秤量し、2.2X0.7X1゜21111の
角形のペレットを形成し、次にこれを10−’ Tor
r以下の真空中で100℃で60分間(250℃で15
分間)熱処理してバインダーを除去し、その後、10−
’Torrの高真空中で1,500℃で15分間熱処理
して軽い焼結を行う。
その後、10Torrの窒素圧力中で800℃で3時間
熱処理して窒化タンタル層を形成し、次いで。
10−’Torrの高真空中で1,650℃で20分間
熱処理して本来の焼結を行う。
次に、ホウ酸系電解液中で100vの電圧印加の陽極酸
化で誘電体を形成し、対向陰極として硝酸マンガン溶液
の熱分解による二酸化マンガン(MnO□)を付着させ
、更に再化成、M n O□焼成を数回繰返し、グラフ
ァイト、カーボンペースト銀層を形成し、モールド樹脂
を外装として、窒化タンタル固体電解コンデンサを製造
した。
第1図に静電容量の分布を、第2図に容量温度変化の分
布を、第3図に破壊電圧の分布を、第4図に高温加熱(
300℃で30分間)後の静電容量変化の分布を、第5
図に陽極体の強度分布を示す。
なお、これら図において、従来品とは、従来技術である
特公昭59−15169号に係る窒化タンタル電解コン
デンサをいい、本発明品とは、本発明を実施した窒化タ
ンタル固体電解コンデンサをいう。
第1図〜第4図により、本発明品は、従来品の最大の欠
点である静電容量が減少する分を1本発明に係る陽極体
の製造方法でカバーし、標準的なタンタル固体電解コン
デンサとほぼ同一レベルにし、しかも窒化タンタル固体
電解コンデンサの優れた特性(容量温度変化、破壊電圧
、耐熱後の静電容量変化)を充分に保持していることが
判る。
なお、陽極体の機械的強度は、第5図に示すように、前
もっての軽い焼結を行うことで、標準的なタンタル固体
電解コンデンサの低温度焼結タイプと同等以上の機械的
強度を保持して、実用的には問題のないレベルである。
〔発明の効果〕 しかして1本発明によれば、前もって軽い焼結を行った
後、窒化処理を行い、その後本焼結を行うものであるか
ら、従来の窒化タンタル固体電解コンデンサの最大欠点
である静電容量の減少をカバーすることができて、電解
コンデンサの小型化を阻害することがなく、しかも本発
明を実施した窒化タンタル固体電解コンデンサは、従来
品と同等の性能、即ち、静電容量の温度変化が小さく、
破壊電圧が高く、耐熱後の静電容量の変化が小さいとい
う性能を充分に保持している。
また1本発明によれば、本焼結後に窒化させる従来技術
に比し、窒化され易く、窒化タンタルを表面拡散させる
熱処理工程が不要となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は静電容量(条件:100V化成品)の分布図、
第2図は静電容量温度変化(条件=25〜85℃)の分
布図、第3図は破壊電圧(条件:100v化成品 昇圧
 IV/5EC)(7)分布図、第4図は高温加熱(3
00℃ 30分加熱)後の静電容量変化の分布図、第5
図は陽極体の強度の分布図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.焼結を完全に終了させる前に、タンタルシンター体
    表面に窒化タンタル皮膜を形成せしめ、その後、焼結を
    完全に終了させて陽極体を形成することを特徴とする窒
    化タンタル固体電解コンデンサの陽極体の製造方法。
JP18240390A 1990-07-10 1990-07-10 窒化タンタル固体電解コンデンサの陽極体の製造方法 Pending JPH0469914A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0665302A2 (en) * 1994-01-26 1995-08-02 H.C. Starck, INC. Nitriding tantalum powder
US6215652B1 (en) 1998-05-15 2001-04-10 Nec Corporation Solid electrolytic capacitor and manufacturing method thereof
CN111020692A (zh) * 2019-12-13 2020-04-17 中国科学院福建物质结构研究所 一种多孔Ta3N5单晶材料及其制备方法和应用

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