JPH0468889A - 符号化回路及び画像符号化装置 - Google Patents

符号化回路及び画像符号化装置

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JPH0468889A
JPH0468889A JP2179193A JP17919390A JPH0468889A JP H0468889 A JPH0468889 A JP H0468889A JP 2179193 A JP2179193 A JP 2179193A JP 17919390 A JP17919390 A JP 17919390A JP H0468889 A JPH0468889 A JP H0468889A
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Masato Yamazaki
真人 山崎
Yutaka Mazaki
裕 真崎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 発明は、テレビ電話等の動画像通信や蓄積用動画像等の
符号化を行う符号化回路、及びそれを用いた画像符号化
装置に関するものである。
(従来の技術) 従来、このような分野の技術としては、次のような文献
に記載されるものがあった。
文献1;テレビジョン学会誌、生λ[111(1988
)大久保栄著「テレビ会議/電話方式の国際標準化動向
JP、1219−文献2;吹抜敬彦著rTV画像の多次
元信号処理J(昭63−11−45>B刊工業新聞、P
、252−256 文献3;信学技法誌、< 19 s 9 )登載・荒木
青野著rICD89−54  画像帯域圧縮、ディジタ
ルフィルタ用600M0 PS画像処理プロセッサ、P、89−9文献4;安田晴
彦監修「画像伝送における高能率符号化技術」 (昭6
2−3−31>(株)トリクラス、P、231−233 従来、テレビ会議やテレビ電話等における動画像の符号
化方式には、前記文献1に記載された、テレビ会議及び
テレビ電話方式に関する国際標準化の装置の勧告案があ
り、それを第2図及び第3図に示す。
第2図は、前記文献1に記載された従来のテレビ会議用
C0DEC(コープイック)の機能ブロック図である。
このC0DECは、符号化制御0路1を有し、それには
前処理回路2、ソース符号化回路3、ビデオマルチプレ
ックス符号化回路4、及び伝送バッファ5が接続され、
その、伝送バッファ5に、伝送路符号化回路6が接続さ
れている。
前処理回路2では、時間・空間フィルタにより、入力ビ
デオ信号を中間フォーマットに変換し、併せて雑音除去
フィルタリングを行う。ソース符号化回路3は、入力信
号に含まれる冗長度を除き、残りの信号を一定の誤差の
範囲内で量子化する。
ビデオマルチプレックス符号北回14では、映像信号の
ほか、各種ブロック属性信号を可変長符号化した後、定
められたデータ構造の符号列に多重化する。伝送路符号
化回路6では、伝送チャネルのフォーマットに従い、マ
ルチメディア信号(映像、音声、データ、制御)をビッ
ト列に多重化する。
第3図は、第2図中のソース符号化回路3の構成ブロッ
ク図である。
この回路は、減算器10、フレーム内/間識別圃路11
、有効/無効判定回路12.8×8の離散余弦変換(以
下、DCTという)m路′、3、量子化回路14、クラ
ス分は回I@15、逆量子化回路(Q>16、遅延回路
(T−1>17、加算回路18、動き補償予測回路′、
9、及びループフィルタ20等で構成されている。なお
、pはフレーム内/間フラグ、tは有/無効フラッグ、
qはDCT係数の量子化インデックス、qzは量子化回
路種別、■は動きベクトル、clはクラス、fはループ
フィルタ・オン/オフの信号である。
このソース符号化回路の符号化アルゴリズムは、テスト
画像を定めて、その計算機シミュレーション結果を比較
評価することにより、先ず、動き補償予測回I@19に
よって画素空間で動き補償フレーム間予測を行う。次に
、その予測誤差をDCT回路13によって8×8のブロ
ックサイズで直交変換した後、量子化回路14を用いて
、係数空間で量子化するハイブリッド方式で構成されて
いる。
この方式は、動き補償フレーム間予測により、時間的変
化に関する冗長度を、直交変換符号化によって、フレー
ム内の空間的変化に関わる冗長度を除く方式である。
予測は通常、フレーム間であるが、シーンチェンジのと
きなど、映像入力がそのままDCT回路13に加えられ
る。ループフィルタ20は、画質改善効果が大きく、ブ
ロック毎にオン/7rフできる。これらフレーム内/間
識別回路11、及びループフィルタ2Cのオン/オフの
ブロック属性情報は、サイド情報として送られるので、
選択の基準は設計者の自由に任せられる。
変換器はプログラマブルで、DCT回813で行ってい
る。このDCT回路13は、ハイブリッド符号化に適し
ている、つまりフレーム間予測誤差信号に対しても適し
ている。一方、DCTには積和演算が必要なことから、
送受のIDCTにおける演算方法ミスマツチによる累積
誤差が問題となる。量子化回路14もプログラマブルで
ある。
クラス分は回路15は、変換係数の伝送順序を指定する
ことにより、有意係数のブロック内分布の偏りを利用す
るためのものである。
DCT方式、及び動き補償フレーム間予測(以下、MC
という)の手法と実現手段については、前記文献2〜4
に記載されている。
旦q里方式 画像信号の自己相関関数は負指数関数で近似できる。D
CTは、この近似を行った場合の最適直交変換(kar
hunen−L6eve変換、KL変換)に近い。
従来、ハードウェアが簡単なことから重要視されていた
アダマール変換に代って、効率を重視する立場から最も
一般的な直交変換となり、種々の用途に採用されている
(a)DCTの定義 標本値系列X□ 、 Xl 、・・・、xM−1を1ブ
ロツクとして、変換行列[dk、m ]により、変換係
数’l□ 、 yl 、・・・、yM−1に直交変換す
るものである。
(b)逆DCT (以下、IDCTという)DCTの変
換係数[y□ 、 3’1 、・・・、 VH−I J
が与えられて、これからもとの信号r、、x0.x1゜
・・・、xM−1]を求める変換であり、次式のように
なっている。
但し、 d   、d   :(1)式のDCTの0、m   
k、m 場合と同様 (c)DCTの物理的意味 ?)CTの用語の由来と物理的意味を考える。標本値系
列g。1g1.・・・1gH−1を、t=oを対称軸に
反転する。この両者を合わせた2M個の標本値からなる
系列を離散的フーリエ変換(以下、DFTという)する
。標本点がT/2だけずれていること、すなわち、例え
ばg□がt=T/2の標本値であることと、1=0に対
して対称である(偶関数である)ことを考慮すれば、s
inの項はなくなり、次式のようになる。
+exp(+ 2  πj(m+ −)k/(2M))
)DFTでは、本来のM個の標本値からなる系列に対し
ては、M個の複素変換係数(あるいはsin 。
COS合わせてM個の項〉が得られる。一方、DCTで
は、2M個の標本値からなる仮想的系列に対し、2M個
の項が得られるが、sinが消えてM個のCOSの項の
みが残る。
(d〉2次元DCT アダマール変換と同様、DCTも2次元に拡張できる。
垂直N画素×水平M画素のブロック[X。、]を1ブロ
ックとして、これに、まず走査線毎に水平方向のDCT
(、即ち、EaM]  [xy) B ])を行う。次
に、この結果について垂直方向のDCT Ey、1llj= [dN] [[d、 1[xn、m
 ] ’ E ’= :dN]EXn、 ][d、 : ・・・・・・(4〉 を演算する。即ち、 を求める。変換の順序は、水平、垂直いずれが先でもよ
い。この2次元DCTの方が一般的であり、8X8(あ
るいは16X16)画素程度を1ブロツクとすることが
多い。
1゛−DCTのa 第4図は、前記文献3に記載された1次元DCTを実現
する回#I構成例を示すもので、画像処理プロセッサの
DCTモード時に実行される行列演算のデータフローで
ある。
この画像処理プロセッサは、入力端子30を有し、その
入力端子30にはレジスタ31を介して複数の演算ユニ
ット40−1〜40−8が接続されている。各演算ユニ
ット40−1−40−8は、同一の回路構成をなし、乗
算器4′、、レジスタ42、加算器43、及びレジスタ
44.45の縦続接続で、それぞれ構成されている。こ
の演算ユニット40−1〜40−8の出力側は、共通バ
ス50及びレジスタ51を介して出力端子52に接続さ
れている。
この画像処理プロセッサは、(1)式のM=8の時のD
CTを実行する機能を有し、その(1〉式のM=8の時
の変換行列dk□を次式に示す。
行列Z1” CO3 CO3 行列Z2” O3 COS COS O3 COS 但し、 行列Z□ シ O3 O5 シ O3 O3 O3 O3 O3 O3 行列Z3= CO3π COS      π 行列Z4” COS      π 0OS     π COS COS COS COS COS COS COS COS COS COS π COS 行列z5 行列z7 フ O3 π  −CO3 π 行列Z6” O5 π  −CO5 π O3 π COS π  −CO3 π O3 π COS π O3 π づ 各演算ユニット40−1〜40−8は、(6)式の一行
分の演算を行う機能を有している。例えば、演算ユニッ
ト40−1は、ylを求める場合、(6)式から、次の
ような演算を行う。
y1=xo CO3 π十XI  CO3 π 千X2  CO3 π+X3  COS    π X4 cos 、、 πXc; CO3、、π即ち、時
系列のデータX。、xl、・・・、X7が入力端子30
から逐次入力され、レジスタ31を介して各演算ユニッ
ト40−1〜40−8へ送られる。演算ユニット40−
1に入力された時系列のデータは、乗算器により、xo
と1/2・COSπ/16の乗算が行われ、その乗算結
果が一時的にレジスタ42に格納される。レジスタ42
内の乗算結果は、加算器43により、クリアされたデー
タとの加算が行われ、その加算結果がレジスタ44に格
納される。次のタイミングで、入力端子30からの次の
データX1の値と1/2・cos 3π/16との乗算
結果が格納されているレジスタ42から、その乗算結果
を出力し、レジスタ44に格納されている値との間で、
加算器43によって加算か実行され、その加算結果が再
びレジスタ44に格納される。このような累積加算が8
凹実行されてY の値が算出され、その値¥1かレジス
タ45に格納されて一行分の演算が終わる。この演算結
果は、所定のタイミングで共通バス50を介して最終段
のレジスタ51に格納された後、出力端子52から出力
される。
他の演算ユニット40−2〜40−8も、乗算を行う係
数を(6)式で示した値を使用することにより、前記と
同様の演算処理を行う。
この画像処理プロセッサは、マトリクス演算を行えるこ
とから、乗算を行う係数を変更することにより、逆DC
T、及び第3図のフィルタの演算も実行できる。
2゛−DCTの口 第5図は、第4図の回路構成を用いて2次元DCTを実
現する構成例を示すブロック図である。
この2次元DCT回路は、2個の1次元DCT回路60
.61とバッファメモリ62とで構成されている。入力
データは、X方向の1次元DCT回路60で処理された
後、バッファメモリ62内に、横方向(X方向)に格納
される。バッファメモリ62からデータを読み出す時は
、縦方向(y方向)に読み出し、次のy方向の1次元D
CT回路61により、もう1度、1次元DCTを実行す
ることにより、2次元DCTが実行されることになる。
Mρぶj」d刊1七左式 この方式は、前記文献4に記載されているように、符号
化対象フレーム(現フレーム)を小さな矩形ブロックに
分割し、各ブロックに対して前フレーム中から最も近似
度の高い部分を検出し、これを予測符号として用いるも
のである。この動きベクトルの検出説明図を第6図(a
)〜(cHこ示す。
第6図(a)は、環フレー、ムF、と前フレームFt−
1の対応を示す図である。A(m、n>は現フレームF
tの分割されな1ブロツク、B(□。
。)は前フレームF、−1のA(m、n>に対応する検
索対象ブロックである。A(m、nや、)はA Cm 
、 n )の隣接ブロック、B(m、n−1−1)はA
、 (rn、 n+1>に対応する検索対象ブロック、
B            、B 5(m、 n)(0,O)  8(m、 n+1)(0
,O)はブ0″りA(m、n>    (m、n+1)
と同、A し位置で同じ大きさのブロックである。
第6図(b)は、ブロックA(m、n)に対応する検索
範囲、即ちB(m、n)の大きさを示す図7ある・8・
(0,。>(p、q>は7oツクA(m、n>とB(m
、n)内のどの部分と比較されるかを示すブロックであ
る。但し、p、qは8・(0,。)(。、。)″位置を
中心にそ″′ロック位置で垂直方向にp、及び水平方向
にq画素分だけ移動させたことを示す。
’ (m、n)(p、q)−は、B(m、n)内て・あ
るから、 r1≦p≦r2.  −c1≦q≦C2となる。ここで
、ブロックA(m、n>内の各画素の値は、そのブロッ
クの大きさをIMXJNとすると’ xt(IMm+i
、JNn+j>で表わし・比較さh620 yり8・(
0,。>(p、q)内の各画素の値を Xt−1(IMm+i+p、JNn+j+q)で示す。
B (m、n>内でA(m、n)と最も近似度の高い部
分を検出するのに、p、qを変化させ、A(・、・>a
B・(□、。>(p、q>”差分絶対値を求め、その値
が最も小さいものを近似度の高いものとする。即ち、各
ρ、qに対し、−X、1 (IMm+i+p、JNn+j十q) ・・・・・・(7) の計算を行い、この計算結果が最小となるp、 qを求
める。このp、qを動きベクトル、B・(、、。>(p
、q>を予測信号として・符号化対象フレームとなる現
フレームF、のブロックA(m、n>との誤差を符号化
した方が符号化の効率を向上できる。
このようなMCによる符号化方式に必要な移動ベクトル
検出を、ハードウェアで実現しようとすると、次のよう
になる。
前フレームF   と現フレームFtのデータは、それ
ぞれフレームメモリに格納され、その間でp、qを少し
ずつずらしながら、(7)式に示す計算式が行われる。
この計算式では、p、qが近い場合、第6図(C)に示
すように、8・(□、。>  (p、q>’かなり部分
”′共通な画素となる。しかし、画素単位ではそれぞれ
ずれた画素の計算になる。更に、第6図(a>に示すよ
うに、検索対象のブロックB(m、n)。
回になり、その制御が複雑となる。
そのため、このような動き検出処理機能を有する装置に
おいては、一般に、ソフトウェアで制御が可能なマイク
ロプロセッサ等を用いて計算を行う。ところが、この場
合、扱う計算量が非常に多いため、処理に時間がかかる
という問題を有している。即ち、現フレームF   の
ブロック8・(0,。>(p、q>と0計算′は・それ
ぞれのブロックの大きさがIM+JNであるとすると、
imXjn回の絶対値差分の累積加算が行われる。これ
が各々の動きベクトル(つまり、pqの取り得る数)、
(r 1+r2+1 ) X (c 1+c2−i−1
)回だけ繰り返される。これだ(すの計算を行って、ブ
ロックACm 、 n )に対する動きベクトルが求ま
る。従って、現フレームFtのある1個のブロックA(
m、n>に対してh M x JNx (rl+r2+
1>x (ci+c2÷1)回の絶対値差分の累積加算
が行われる。これが現フレームFtの各ブロックについ
て行われるため、膨大な計算量となる。
−JRに、マイクロプロセッサは、各計算をシリアルに
行っていくので、処理にがなりの時間がかかる。そのた
め、1フレームの画素数及び動きベクトル数をかなり制
御しなければならず、あまり実用的ではなかっな。
以上のようなMCに必要な移動ベクトル検出回路やDC
T回路等を用いて映像の画像符号化装置を構成すると、
第7図のようになる。
従来0厘像竺号化装ヱ 第7図に示す画像符号化装置は、符号化されるデータを
格納する現フレームメモリ70.1フレーム前の符号化
し復号したデータを格納する前フレームメモリ71、移
動ベクトル検出回路(MV)72、フィルタ73、フィ
ルタ73と符号化の処理単位である基本ブロックの読み
出し方向を揃える転置回路74、及び各専用プロセッサ
の同期をとるためのバッファの役目をするファーストイ
ン・ファーストアウトメモリ(以下、F I FOとい
う>75.76.77.86を備えている。さらに、F
IFO76,77の百出力データ(フィルタリング後の
データまたはフィルタリング前のデータ)のいずれか一
方を選択するセレクタ78、減算器79、DCT回路8
0、ジグザグスキャン用の一時格納メモリ81,84、
量子化回路82、逆量子化回883、IDCT回路85
、及び加算器87が設けられている。
次に、動作を説明する。
先ず、現フレームメモリ70がら、符号化するための基
本ブロックデータが読み出され、移動ベクトル検出回路
72及びFIFO75へ出力される。この時、前フレー
ムメモリ71がらは、動き補償を行うために前記基本ブ
ロックデータに対応した探索データが読み出され、移動
ベクトル検出回路72へ出力される。
移動ベクトル検出回路72では、移動ベクトルを基に、
動き補償を行い、その部分のデータが、予め読み出す方
向を縦横逆にして前フレームメモリ71から読み出され
、フィルタ73及び転置回路74に入力される。フィル
タ73及び転置回路74の出力は、FIFO76,77
に格納される。
その後、セレクタ78により、PIF076.77の百
出力、つまりフィルタリング後のデータまたはフィルタ
リング前のデータの、いずれか一方が選択される。
選択されたデータは、F!FO86に格納されると共に
、減jE9i79に送られる。減1器79は、FIFO
75からの基本ブロックデータから、セレクタ78の出
力を減算する。この減算結果は、DCT回路80により
変換され、メモリ81に一時的に格納される。メモリ8
1からジグザグスキャンで読み出されたデータは、量子
化回路82によって量子化されて出力される。また、逆
量子化回路83では、量子化回路出力を逆量子化し、そ
れがメモリ84にジグザグスキャンで書き込まれて一時
的に格納される。
メモリ84のデータは、IDCT回路85で変換され、
PIFO86の出力と共に加算器87に入力される。そ
して、加算器87で加算され、次のフレームを符号化す
るのに必要なデータとして前フレームメモリ71に格納
される。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、第7図の符号化回路及び画像符号化装置
では、DCTとMCのための動きベクトル検出を行うた
めに、移動ベクトル検出回路72やDCT回路80等と
いった別々の専用のプロセッサ、又は異なるハードウェ
アが必要となる。そして、これらを接続する場合、処理
効率を向上させるためにパイプライン方式を採用するが
、それによって符号化回路及び画像符号化装置の回路構
成が複雑になり、ハード量(回路規模)が多く、コスト
高になるという問題があり、それを解決することが困難
であった。
本発明は、前記従来技術が持っていた課題として、回路
構成の複雑化と、それによるハード量の増大及びコスト
高の点について解決した符号化回路及び画像符号化装置
を提供するものである。
(課題を解決するための手段) 前記課題を解決するために、第1の発明は、入力データ
の符号化を行う符号化回路において、モード切り替え回
部な複数のプロセッサユニットと、メモリと、比較器と
、モード切り替え手段とを、備えたものである。
ここで、前記各プロセッサユニットは、入力データの累
積加算を行う複数の第1の演算回路からなる濱箪回路群
と、前記入力データを遅延させて前記第1の演算回路へ
与える複数の遅延回路からなる遅延回路群と、2次元の
DCT、2次元の■DCT及びフィルタ等のマトリクス
演算時において前記各第1の演算回路の演算結果を各桁
毎に桁合わせを行いながら累積加算を行う複数の第2の
演算回路とを、有している。前記メモリは、前記マトリ
クス演算時において前記第2の演算回路の演算結果を格
納する機能を有している。
前記比較器は、MCの動きベクトル検出時において、前
記各第1の演算回路の演算結果を比較して動きベクトル
の最適値を検出する回路である。
モード切り替え手段は、前記マトリクス演算時には前記
入力データを前記各プロセッサユニットに入力して前記
第2の演算回路の出力側を前記メモリに接続し、前記動
きベクトル検出時には前記各プロセッサユニットを縦続
接続すると共に、前記各プロセッサユニットの出力側を
前記比較器に接続する機能を有している。
第2の発明は、第1の発明において、前記第1の演算回
路は、マトリクス演算時の係数を格納した係数メモリと
、入力データの絶対値の差分を求める絶対値差分器と、
モード切り替えの制御信号によって制御され前記マトリ
クス演算時には前記係数メモリ内のデータに従って前記
入力データの累積加算を行い、前記動きベクトル検出時
には前記絶対値差分器の出力の累積加算を行う累積加算
器とを、備えている。
第3の発明は、1フレーム内を複数のブロックに分割し
、その現ブロックと該フレームより過去の前フレームと
の比較によって動画像の符号化を行う画像符号化装置に
おいて、前記各フレームの画像データを格納する複数の
メモリと、MCの動きベクトル検出機能、2次元のDC
T機能、2次元のIDCT機能及びフィルタ機能が、時
分割でのモード切り替えによって同一の回路で実行され
る符号化回路と、符号化の処理平原に応じて前記複数の
メモリを選択して前記符号化回路に入力するセレクタと
を、備えている。
(作用) 第1及び第2の発明によれば、以上のように符号化回路
を構成したので、モード切り替え手段の切り替え動作等
により、マトリクス演算を行う時には、同−行上のマト
リクス係数の各桁毎に入力データを演算回路群で累積加
算を行い、その各第1の演算回路の演算結果を第2の演
算回路で各桁毎に桁合わせを行いながら累積加算を行う
。そして、遅延回路群によって前記入力データを遅延さ
せ、前記各第1の演算回路の演算結果を遅延させて、転
置用メモリに第2の演算回路の結果を格納することによ
り、マトリクス演算が実行される。
また、MCの動きベクトル検出を行う時は、遅延回路群
で現ブロックデータを遅延させ、演算回路群によって各
ベクトルに対する評価関数を求め、その評価関数から、
比較器によって動きベクトルの最適値が検出される。こ
れにより、モードの切り替えのみで、マトリクス演算と
MCの動きベクトル検出とが、同一の符号化回路で実行
できる。
第3の発明では、符号化の処理手順に応じてセレクタで
、各メモリを選択して符号化回路に入力する。そして、
時分割で、符号化回路のモードを切り替え、その符号化
回路により、MCの動きベクトルの検出、2次元のDC
T、2次元のIDCT、及びフィルタリング処理を実行
させれば、動画像の符号化が行える。これにより、画像
符号化装置の構成を簡単にでき、ハード量の削減と低コ
スト化が図れる。
従って、前記課題を解決できるのである。
(実施例) 第上二天施房 第1図は、本発明の第1の実施例を示す符号化回路の構
成ブロック図である。
この符号化回路は、入力端子100a、1−00bと、
出力端子101と、ベクトル出力端子102a、102
bと、入力端子201a、201b及び出力端子202
a、202bをそれぞれ有する複数のプロセッサユニッ
ト(以下、PUという)200−1〜200−16と、
モード切り替え手段である複数のセレクタ3o○−1〜
300−47と、バス301.302と、ランダム・ア
クセス・メモリ(以下、RAMという)等のメモリ30
3.304と、比較器305とを、備えている。
入力端子100a、100bは、初段のP U 200
−1の入力端子201a、2ON:+に接続されている
。入力端子100aは、セレクタ300−′、〜307
を介して各PU200−2〜200−7の入力端子20
1aに接続され、さらに入力端子100bは、各PU2
00 2’−200−L6の入力端子202bに接続さ
れている。各PU200−1〜200−8の出力端子2
02aは、バス301に接続されている。初段のPU2
00−1の出力端子202bは、セレクタ300−1を
介して次段のPU200−2の入力端子201aに接続
され、そのPU200−2の出力端子202bは、セレ
クタ300−2を介して次段のPU200−3の入力端
子201aに接続されている。以下同様にして、セレク
タ300−3〜300−7を介してPU200−8まで
接続されている。
バス301は、メモリ303.304の入力側に接続さ
れると共に、セレクタ300−16を介してバス302
に接続されている。メモリ303304の出力1則は、
各セレクタ30cm8〜300−15を介して各PU2
0o−9〜2o○−16の入力端子2C1aにそれぞれ
接続されている。
PU2C○−8の出力端子202bは、セレクタ300
−8を介してPU200−9の入力端子201aに接続
されている。PU209の出力端子202bは、セレク
タ300−9を介して次段のPL“200−10の入力
端子201aに接続されテイル。以下同様C,=、PU
200−11〜20016まで接続されている。
各PU200−9〜200−16の出力端子202aは
、バス302に接続されている。このバス302には、
セレクタ300−17を介して出力端子101が接続さ
れると共に、比較器305を介してベクトル出力端子1
02a、102b及びセレクタ300−17が接続され
ている。
第8図は、第1図中の各PU200−1〜200−16
内の構成ブロック図である。
このPUは、入力端子211a、211b及び出力端子
212をそれぞれ有する複数の第1の演算回路(以下、
Peという>210−1〜210−15と、入力データ
をそれぞれ1クロツクずつ遅らせるレジスタ等からなる
複数の遅延回路(以下、Reという>220−1〜22
0−30と、バス231,232と、データの累積加算
を行う第2の演算回路(以下、AUという)241,2
42とを、備えている。
入力端子201aには、初段のPe210−1の入力端
子211aが接続されると共に、Re220−1〜22
0−30が縦続接続されて出力端子202bに接続され
ている。各Re220−1〜220−14の出力端子は
、各Pe2LO−2〜210−15の入力端子211a
にそれぞれ接続され、1クロツクずつ遅れた入力データ
が各Pe210−2〜210−15に入力するようにな
っている。入力端子201bは、各Pe210−1〜2
10−15の入力端子211bにそれぞれ接続されてい
る。
各Pe 210−1〜210−8の出力端子212はバ
ス231に接続され、さらに各Pe210−9〜210
−15の出力端子212がバス232に接続されている
。バス231はAU241を介してバス232に接続さ
れ、そのバス232がAU242を介して出力端子20
2aに接続されている。
第9図は、第8図中の各Pe 210−1〜210−1
5内の構成ブロック図である。
このPeは、入力端子211a、211bから入力され
たデータの絶対値の差分を求める絶対値差分器213と
、マトリクス演算用の係数を格納したリード・オンリ・
メモリ(以下、ROMという)等からなる係数メモリ2
14とを、備えている。絶対値差分器213及び係数メ
モリ214は、累積加算器215に接続され、その累積
加算器215がバスコントローラ216を介して出力端
子212に接続されている。
累積加算器215は、モード切り替えの制御信号C8に
よって係数メモリ214の出力と論理“°1” (又は
“0”)とのいずれか一方を選択するセレクタ215a
と、該セレクタ215aの出力により制御される加算器
、215bと、レジスタ215c、24.5dとで、構
成されている。
この累積加算器215は、制御信号C8により、マトリ
クス演算時には、係数メモリ214内のデータに従って
入力データを累積加算し、動きベクトル検出時には、絶
対値差分器213の出力を累積加算する機能を有してい
る。
以上のように構成される符号化回路において、(1)D
CTC−モード時CTの変換動作と、(2>MVモード
時の動きベクトル検出動作とを、説明する。
(1)DCTC−モード時作 DCTモードの時、第1図のセレクタ300−1〜30
0−17は全て縦方向の端子が選択されて接続される。
即ち、入力端子100aとPU200−1〜200−8
とが直接接続され、さらにメモリ303.304とPU
200−9〜200−16とが直接接続される。バス3
01と302はセレクタ300−16によって切り離さ
れ、セレクタ300−’7によってPU200−9〜2
00−16と出力端子101とが接続される。
本実施例において、DCTの変換はM=8の場合で、8
個のデータxO〜X7をひとまとめにしてDCTの変換
を行う。
データの流れとしては、入力端子100aがら8個のデ
ータXO〜X7が時系列に入力し、各P′U200−1
〜200−8に同時に入力される。
各PU200−4〜200−8では、次式のように、−
行分のDCTのマトリクス演算が行われる。
Y=DO・XO+D1・X1+・・・+D7・X7・・
・・・・(8) 但し、DO〜D7; DCTのマトリクス係数 従って、このPU200−1〜200−8で1次元のD
CTが行われ、その結果が、メモリ3゜3又は304に
格納される。2つのメモリ303304が設けられてい
るのは、一方がPU200−1〜200−8からの出力
を入力している時は、他方がデータを出力して後段のP
U200−9〜200−16の入力となり、2つのメモ
リ302゜304をトグルで用いるためである。
8個の入力データXO〜X7に対して各PU200−1
〜200−8から1つずつ、計8個のデータが出力され
、それらがバス301上で、ぶつからないように制御さ
れてメモリ303又は304に入力される。もしここで
、メモリ303が入力で、メモリ304が出力であるな
らば、前段の各PU200−1〜200−8の出力が、
メモリ303に入力されると同時に、メモリ304の出
力が、後段の各PU200−9〜2C]0−16の入力
となる。この動作を8凹繰り返す。
つまりM=8の場合、2次元のDCTの変換のひとまと
めとして扱う64個のデータが入力されて、前段の各P
U200−1〜200−8の出力がメモリ303に入力
し終わると、2つのメモリ303.304の入出力関係
が逆になり、今度はメモリ303が、データを後段の各
P ”j 200−9〜20C−16に出力する。
第10図(a)、(b)は、1次元DCTの変換データ
を格納する第1図のメモリ303,304に対する、書
き込み時と読み出し時の入出力するデータの順序を示す
図である。
前段の各P U200−1〜200−8の出力をメモリ
303又は304に書き込む場合、第10図(a>に示
すように、例えば横方向で8個ずつデータを書き込む。
次に、メモリ303のデータを後段の各PU200−9
〜200−16へ出力する場合、第10図(b)に示す
ように、縦方向に順番に8個ずつデータを読み出す。
このように、メモリ303,304に対するデータの書
き込み、読み出し方間を代えることにより、後段のPU
200−9〜200−16が前段のPU200−1〜2
00−8と同じ動作をすることで、その後段のPU20
0−9〜200−16の出力は、2次元DCTの変換を
行ったデータとなる。このデータは、後段の各PU20
0−9〜200−16から1つずつ、計8個のデータを
出力し、バス302上で各PU200−9〜200−1
6の出力がぶつからないように制御されて、出力端子1
01から出力される。
次に、第8図及び第9図において、(8)式に示すよう
に、各PU 200−1〜200−16で実行されるD
CTのマトリクス演算の一行分の計算動作 Y=DO・XC−!−D1・X ′、+・・・+D7・
Xl・・・・・・(8) について、説明する。この例では、DCTのマトリクス
係数を15ビツトとして計1を行う。
第8図に示すように、DCTのマトリクス演算の一行分
計算((8)式)を行う場合、乗算器を用いず、全て累
積加算動作で実行される。各Pe210−1〜210−
15は、第9図に示すように、累積加算器215で構成
されており、OCTのマトリクス係数の1ビット分の計
算を行う。例えば、P e 2 ′、c−1では、 Y=DO(1)・XO+D 1 (1)・Xl−D2N
)・X2+・・・・・・+D 7N)・Xl・・・・・
・(8−1) 但し、 D O’)〜D7(1);各DCTのマトリクス係数の
最下位ビット を計算する。つまり、D○(1)〜D 7 (1)は1
ビツトデータなので、Pe2L○−1内では、入力デー
タに対してこのビットデータの情報をもらい、累積加算
をするか、しないかが判別することによって演算を行う
。この動作を第9図を用いて説明する。
入力データは入力端子211aから入力され、絶対値差
分器213を通して加算器215bへ送られる。モード
切り替えの制御信号C5によってセレクタ215aが係
数メモリ214側を選択しているので、1ビツトデータ
が格納されている係数メモリ214の出力が加算器21
5bへ与えられる。そして、前記Dop1)〜D7(1
)は、係数メモリ214の出力によって加1器215b
が加算するかどうかが制御され、その結果がレジスタ2
15cに送られ、次のタイミングで加算器215bの入
力となる。
この動作を8回繰り返し、8個のデータX○〜X7が終
わり、加算結果が出力されるタイミングで、レジスタ2
15dに格納されると同時に、加算器215bにもクリ
ア信号を入力し、次のデータXOがレジスタ2′、5c
にそのまま格納される。
この累積加算結果は、バスコントローラ216により、
第8図のバス231上で各Pe210−1〜210−1
5の出力がぶつからないように制御される。このように
してPe210−1では、(8)式の計算が行われる。
同様に、Pe210−2では各DCTのマトリクス係数
の下位から2ビツト目の計算というように、各Pe21
0−2〜210−15で各DCTのマトリクス係数の各
ビット目の計算が行われ、その累積加算結果がバス23
1または232に出力される。Pe 210−1〜21
0−8の順番でバス231上に出力された累積加算結果
は、AU241で一度、累積加算され、Pe21C−9
〜210−15までの累積加算結果と同様にバス232
に出力され、AU242によって順番に累積加算され、
出力端子202aに出力する。
各Pe210−4〜210−15の演算とその演算結果
が出力されるタイミングチャートを第11図に示す。
第11図中のDl(o)〜D8(o)・・・は入力デー
タ、S 1 (0) ”−88(0) ”’は演算結果
、OU T (。
)、0UT(1)は出力データである。
このタイムチャートでは、入力データD 1 (o)〜
D8(o)・・・が遅延回路220−1〜220−13
によって各Pe210−1〜2LO−15に遅・延して
入力するため、演算結果51(0)〜S 8 (。
)・・・も隣のPeより1クロツク遅れて出力している
ここで、第8図のAU241.242では、各Pe21
0−1〜210−8.210−9〜2 ′。
○−15の演算結果を累積加算する時に、各Pe毎に演
算結果の桁が違うため、桁合わせを行いながら累積加算
を行う必要がある。Pe210−1から順に出力される
この例では、隣合うPeの演算結果の桁が1ビツトずつ
ずれているので、AU241では、累積加算をするとき
に、加算結果の方を1ビツトシフトして加算する必要が
ある。同様にAU242でも、Pe2i0−9から順に
出力されるので、累積加算結果の方を1ビツトシフトし
て加算する必要がある。
このように、第1図の各PU200−L〜200−16
では、DCT変換されるデータは滞ることなく出力端子
202aからPUの外部へ出力される。
またこの構成は、マトリクス演算を行えることから、第
3図のPe内の係数メモリ214を追加するか、あるい
はそのメモリ内容を追加することで、逆DCTの変換や
、第3図のフィルタの演算を実行することも可能である
ぐ2)M■モモ−時の動作 MVモードの時は、DCTモードの時とは逆に、第1図
においてセレクタ3C○−1〜300−17は全て横方
内の端子が選択されて接続される。
つまり、入力端子100aはpu2cc−zとだ:す接
続され、他のP U2O5−2〜200−16は左隣の
PUの出力信号を入力する。バス301と302はセレ
クタ300−46によって接続され、さらにセレクタ3
00−17によって全PLI200−1〜200−46
までの出力が比較器305を通して出力端子101と接
続される。
この例のMV検出回路において使用されるデータは、第
12図(a>、(b)に示すように、検出する基本ブロ
ック(第12図(a))の大きさが16X16で、その
検索範囲はX方向が一7〜÷7まで、Y方向が−8〜+
8まで可能である。
第1図においては、入力端子100aから基本ブロック
データAを入力し、入力端子100bからは第12図(
b)の検索用ブロックデータBを入力する。
入力端子100aから入力された基本ブロックデータA
は、PU200−4に入力され、第8図に示す30個の
遅延回路220−1〜220−30で30クロツク遅延
して隣のPU200−2に送られる。同様に、他のPU
200−3〜200−16でも、隣のPUより30クロ
ツク遅延したデータが渡される。各PU200−i〜2
0〇−16では、第8図のようにPe210 1〜21
0−15が15個存在し、その1つ1つがベクトル候補
地の演算を担当する。前記のDCTモードで累積加算を
行ったAU24Lと242は、このMVモードの時は何
もしないので、各Pe210−1〜210−15の出力
は比較器305に直接接続されていることになる。第1
図においてPU200−1では、X方向が−8、Y方向
が−7〜+7までのベクトル候補地の候補ブロックと基
本ブロックとの誤差量が計算される。誤差量の求め方は
、第3図のPeで次のように計算される。
MVモード切り替えの制御信号C8によ”η、セレクタ
215aが“1゛°(又は“”o”>側に切り替わり、
加算器215bが加算動作モードとなる。
基本ブロックデータAが入力端子211aに入力される
と共に、検索用ブロックデータBが入力端子211bに
入力されると、絶対値差分器213で、絶対値差分が計
算され、その計算結果に対して加算器215b及びレジ
スタ215Cにより累積加算が行われる。この例では、
基本ブロックデータ数が256=16x16なので、そ
の回数だけ累積加算が行われ、その結果がレジスタ21
5dに格納されると同時にレジスタ215Cもクリアさ
れる。そして比較器305と接続しているバス231,
232上で、累積加算結果同士がぶつからないように、
バスコントローラ216によって制御される。このMV
検出モード時のPU内のタイムチャートを第13図に示
す。
第13図において、検索用ブロックデータBは第8図の
入力端子201bから入力され、基本ブロックデータA
は入力端子201aからPe210−1に入力される。
累積加算制御信号CS Lは、Pe210−1において
その時の入力データに対して演算を行うか停止するかを
制御する信号、累積加算制御信号C32は、P e 2
1C−2においてその時の入力データに対して演算を行
うか停止するかを制御する信号である。
第8図の入力端子201bから入力される検索用ブロッ
クデータBは、第12図(b)に示すように、ブロック
の左上のB(0,0>から順にB<1.0)、B (2
,0> 、・・・のように縦方向に逐次入力し、B (
29,0>まで入力すると、次のB(0,1>というよ
うに、次の列へと連続的コニ人力される。入力端子20
1aから入力される基本ブロックデータAは、第12図
(a>に示すように、ブロックの左上のA(0,0>か
ら原にA (1,0)、A (2,O>、・・・のよう
に縦方向に逐次入力し、A(15,0>まで入力すると
、−時的に入力を停止し、検索用ブロックの走査が次の
列に移ると同時に、再び次の列の基本ブロックデータA
の入力を開始する。即ち、入力端子201aと201b
からの入力データは、それぞれ基本ブロックデータA、
検索用ブロックデータBの列の先頭から同期して入力さ
れる。
このような入力データに対して、Pe210−では、基
本ブロックデータがA(15,15>まで入力し演算が
終わった時点で、次式(7−1>に示すP−〜7.q−
−8の計算が行われた二とユニなる。
!”!  ’  Xt (IMm+i、Jh□刀ユJ −Xt−1(IMm+i−7,jNn+j−8)・・・
 /71> この演算結果、即ちベクトルp=−7,q=−8に対す
る差分絶対値の累積値は、第1図の比較器305へ送ら
れる。
Pe210−2においても同様の計算が行われる。但し
、入力端子201aがら入力される基本ブロックデータ
Aは、遅延回路220−1によって1クロツクタイミン
グずれて入力されるのて・、次式(7−2)に示すp−
−5,q=−8の計算が行われることになる。
Xj−1jIHm÷i−6,JNr++j−8)・・・
<7 2> 入力がPe210−1より1クロツクタイミングずれて
いるため、出力も1クコツク遅れて出力される。
このようにしてPe210−1〜Pe210−15によ
り、ベクトルp=−7〜÷7.q=−8に対応する演算
結果を、それぞれ1クロツクずれたタイミングで出力す
る。第1図のPU20C−2では、初段の直列に接続さ
れた遅延回路群によって基本ブロックデータの1列ずれ
たデータが与えられるため、ベクトルp=−7〜+7.
(1=−7に対応する演算結果を出力する。
以上のようにして各Pe210 1〜210)5でベク
トル候補地p=−7〜+7.q=−3〜+7の演算を行
い、その結果が全て比較器305に集められ、該比較器
305により、それらの中から最小値を見つけ、それに
対応したベクトルも保持する。そして全てのベクトル候
補地の演算が終了した時点で、ベクトル出力端子102
aと102bに各々の値を出力すると共に、その時の誤
差量も出力端子101から出力される。
ここで、第8図のPe210−1は、基本ブロックデー
タA及び検索用ブロックデータBが入力され、演算が終
わると、その基本ブロックデータAに対するベクトル候
補地p=−7,q=−8の演算を終了し、その次の列の
入力と共に次の基本ブロックデータAに対するベクトル
候補地p=−7、q=−3の演算を開始する。このよう
に次々に、次のブロックの各Pe 210−1〜210
−15に割り振られたベクトル候補地の演算を行ってゆ
く。そのため、ある基本ブロックの検索用ブロックデー
タBの入力データが終了しても、次の基本ブロックの検
索用ブロックデータBの入力データを始めから入力する
必要がなく、入力データが終了した次の列を連続的に入
力することができる。
このように、基本ブロックデータA、検索用ブロックデ
ータBともに走査方向に逆戻りすることなく、連続して
入力することによって、動きベクトルが次々に出力され
る。従って、極めて効率的に各ブロックに対する動きベ
クトルを求める二とができる。
第λΩ大施刀 第14図は、本発明の第2の実施例を示す画像符号化装
置の構成ブロック図である。
この画像符号化装置は、第1図の符号化回路を用いて構
成されており、符号化されるデータ(現フレームデータ
)が格納されている現フレームメモリ400、ジグザグ
スキャン用の=C格納メモリ401.1フレーム前のデ
ータをこの装置内で符号化し復号したデータが格納され
ている前フレームメモリ402、及び前フレームメモリ
402のデータをフィルタ処理した後のデータが格納さ
れているフィルタ処理後格納メモリ403を備えている
。現フレームメモリ400、IDCT変換前のデータを
格納したメモリ401、及び信号′○°には、それらの
いずれか1つを選択するセレクタ404が接続されてい
る。
フィルタリング前のデータが格納された前フレームメモ
リ402、及びフィルタリング後のデータが格納された
フィルタ処理後格納メモリ403シこは、それらのいず
れか1つを選択するセレクタ405が接続されている。
このセレクタ405の出力側は、信号“○“とともにセ
レクタ406409にそれぞれ接続されている。セレク
タ404.406の各出力側は、減算器407に接続さ
れ、該減算器407と前フレームメモリ402が符号化
回路408に接続されている。
符号化回路408は、集積化(LSI等)された第1図
の回路で構成されており、その出力側がセレクタ409
と共に加算器410に接続されている。加算器410の
出力側は、ジグザグスキャン用の一時格納メモリ411
を介して、量子化回路412に接続され、さらにその量
子化回路(Q>412が逆量子化回路(Q’> 413
を介してメモリ401に接続されている。
次に、動作を説明する。
先ず、現フレームメモリ400から、符号化するための
基本ブロックデータAが読み出され、前フレームメモリ
402からは、動き補償を行うために該基本ブロックデ
ータAに対応した検索用ブロックデータBが読み出され
る。この時、セレクタ404は現フレームデータ(基本
ブロックデータA)を選択すると共に、セレクタ406
,409は共に′0°を選択する。そのため、符号化回
路408には、基本ブロックデータAと検索用ブロック
データBとがそのまま入力され、MVモードにして移動
ベクトルが検出される。この移動ベクトルを基に動き補
償が行われたその部分のデータが、前フレームメモリ4
02から読み出され、セレクタ405,406は前フレ
ームデータを選択すると共に、セレクタ404,409
が共に“○°を選択する。これにより、前フレームメモ
リ402のデータが符号化回路408に入力し、フィル
タモードでフィルタリングされる。その結果は、フィル
タ処理後格納メモリ403に格納される。
次に、セレクタ405,406により、フィルタをかけ
たデータとフィルタをかける前のデータとのいずれか一
方を選択し、セレクタ404によって選択された現フレ
ームメモリ400のデータと共に、減算器407に入力
した後、その減算結果が符号化回路408に入力される
。この時、符号化回路408はDCTモードとなってD
CT変換され、そのデータがメモリ411に一時的に格
納され、出力時にはジグザグスキャンで読み出される。
このメモリ411のデータは、量子化回路412により
量子化されて出力される。また、逆量子化回路413で
は、量子化回路412の出力データを逆量子化し、その
データがジグザグスキャンでメモリ401に書き込まれ
て一時的に格納される。このメモリ401のデータは、
セレクタ404によって選択され、セレクタ406が“
0′を選択するので、減算器407を介して符号化回路
408に入力される。この時、符号化回路408は、I
DCTモードとなってIDCT変換され、セレクタ40
5,409によって選択されたフィルタリング後のデー
タとフィルタリング前のデータとのいずれか一方のデー
タと共に、加算器410で加算され、次のフレームを符
号化するのに必要なデータとして前フレームメモリ4C
2に格納される。
このように、符号化回路408を時分割にしてモードを
切り替え、MV検出、フィルタ、DCT変換、及びID
CT変換として使用することにより、画像符号化装置の
構成を商略化し、従来のものよりも、ハード量の削減化
と低コスト化が図れる。
なお、本発明は上記実施例に限定されず、第1図のPU
200−1〜200−16及びメモリ303.304の
数を入力データのビット数に応じて他の数に変形したり
、あるいは各PU20C−1〜200−16の回路構成
を第8図以外の構成に変形したり、さらに第1図の符号
化回路を用いた第14図の画像符号化装置を第14図以
外の回路構成に変形する等、種々の変形が可能である。
(発明の効果) 以上詳細に説明したように、第1及び第2の発明によれ
ば、モード切り替え可能なプロセッサユニット、メモリ
、比較器、及びモード切り替え手段を用いて符号化回路
を構成したので、モードの切り替えのみで、マトリクス
演算とMCの動きベクトル検出とが、同一のハードウェ
アで実行できる。また、第2の発明の係数メモリを変更
することにより、DCT等の種々のマトリクス演算が行
える。
第3の発明によれば、モード切り替え可能な符号化回路
を用いて画像符号化装置を構成したので、2次元OCT
等のマトリクス演算時とMCの動きベクトル検出時に、
符号化回路を時分割で用いて符号化を行うことにより、
回路構成の主要部分を共用できる。そのため、従来のパ
イプライン接続構成の装置に比べ、構成が簡単となり、
ハード量の削減化と低コスト化が期待できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第1の実施例を示す符号化回路の構成
ブロック図、第2図は従来のテレビ会議用C0DECの
構成ブロック図、第3図は第2図中のソース符号化回路
の構成図、第4図は従来の1次元DCTのデータフロー
を示す図、第5図は従来の2次元DCTの構成例を示す
図、第6図Ca )〜(C)は従来の動きベクトル検出
の説明図、第7図は従来の画像符号化装置の構成ブロッ
ク図、第8図は第1図中のPUの構成ブロック図、第9
図は第8図中のPeの構成ブロック図、第10図(a)
、(b)は第1図のメモリのデータ入出力を示す図、第
11図は第1図におけるDCTC−モード時U内のタイ
ムチャート、第12図(a)−、(b)は第1図におけ
る基本ブロックと検索用ブロックの説明図、第13図は
第1図におけるMV検出モード時のPU内のタイムチャ
ート、第14図は本発明の第2の実施例を示す画像符号
化装置の構成ブロック図である。 200−1〜200−16・・・・・・PU、2 ′L
○−1〜210−15・・・・・・Pe、213・・曲
絶対値差分器、214・・・・・・係数メモリ、215
・・・・・・累積加算器、220−1〜220−30・
曲・Re、24′、、242・・・・・・A−U、30
0−1〜300−17・・・・・セレクタ、303,3
04・・・・・・メモリ、305・・・・・・比較器、
400・・・・・・現フレームメモリ、40L+4LL
・・・・・・メモリ、402・・・・・・前フレームメ
モリ、403・・・・・・フィルタ処理後格納メモリ、
404.405,406,409・・・・・・セレクタ
、408・・・・・・符号化回路、412・・・・・・
量子化回路、413・・・・・・逆量子化回路。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力データの累積加算を行う複数の第1の演算回路
    からなる演算回路群、前記入力データを遅延させて前記
    第1の演算回路へ与える複数の遅延回路からなる遅延回
    路群、及びマトリクス演算時において前記各第1の演算
    回路の演算結果を各桁毎に桁合わせを行いながら累積加
    算を行う複数の第2の演算回路を有するモード切り替え
    可能な複数のプロセッサユニットと、 前記マトリクス演算時において前記第2の演算回路の演
    算結果を格納するメモリと、 動き補償フレーム間予測の動きベクトル検出時において
    前記各第1の演算回路の演算結果を比較して動きベクト
    ルの最適値を検出する比較器と、前記マトリクス演算時
    には前記入力データを前記各プロセッサユニットに入力
    して前記第2の演算回路の出力側を前記メモリに接続し
    、前記動きベクトル検出時には前記各プロセッサユニッ
    トを縦続接続すると共に前記各プロセッサユニットの出
    力側を前記比較器に接続するモード切り替え手段とを、
    備えたことを特徴とする符号化回路。 2、請求項1記載の符号化回路において、 前記第1の演算回路は、マトリクス演算時の係数を格納
    した係数メモリと、入力データの絶対値の差分を求める
    絶対値差分器と、モード切り替えの制御信号によって制
    御され前記マトリクス演算時には前記係数メモリ内のデ
    ータに従つて前記入力データの累積加算を行い、前記動
    きベクトル検出時には前記絶対値差分器の出力の累積加
    算を行う累積加算器とを、備えた符号化回路。 3、1フレーム内を複数のブロックに分割し、その現ブ
    ロックと該フレームより過去の前フレームとの比較によ
    って動画像の符号化を行う画像符号化装置において、 前記各フレームの画像データを格納する複数のメモリと
    、 動き補償フレーム間予測の動きベクトル検出機能、2次
    元の離散余弦変換機能、2次元の逆離散余弦変換機能、
    及びフィルタ機能が、時分割でのモード切り替えによっ
    て同一の回路で実行される符号化回路と、 符号化の処理手順に応じて前記複数のメモリを選択して
    前記符号化回路に入力するセレクタとを、備えたことを
    特徴とする画像符号化装置。
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