JPH0467757A - 小形電動機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は小形電動機に関するものである。

〔従来の技術〕

従来の装置は実開昭６２−９８４５９号公報に示されて
いる様に永久磁石を界磁としその外周のハウジングに接
着して取付られている。この界磁に対応して回転子が配
置され、ハウジングの両端は含油軸受を有するエンドブ
ラケット等から構成されている。このエンドブラケット
の板厚はハウジングの板厚に比し薄い材料でしかもハウ
ジング全体に接するのではなく、含油軸受を支持するの
に不必要な部分は割愛して軽量化を図っている。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来技術は軽量化に対して配慮がなされているが、
時代の軽量化要求は更に厳しいものがある。

特に自動車においては公害問題等にも大きく影響がある
ため、構成部品の軽量化は極めて重大な問題となってい
る。

本発明の目的は軽量化可能な小形電動機を提供するにあ
る。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的の軽量化を達成するために、特に永久磁石の中
央部に位置するハウジングには穴を設けたものである。

〔作用〕

ハウジングに永久磁石を接着にて貼付した時の磁気回路
は第３図に示すように、永久磁石（１）。

空隙、コアを通って反対側（対向側）の空隙、永久磁石
（２）、ハウジングと経由して元の永久磁石（１）へと
閉回路を形成する。この時、永久磁石の数と等しい閉回
路を作るが、ハウジングはある一定の厚さの材料をプレ
ス作業等により製作する。

このため、磁束が流れる部分に必要な磁路長、磁路面積
によってハウジングの寸法が決定されている。従って磁
束が少ない永久磁石の中央部もハウジング材で覆われて
いる。本発明はこの永久磁束の中央部に穴を設けること
によって、必要有効磁束量を保持してかつ軽量化を実現
するものである。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図を中心に詳細に説明す
る。

小形電動機Ｍは、例えば自動車空気調和装置の送風機（
図示せず）を駆動するもので、コアＩＣにコイルＩＤを
を巻回して成るアーマチャ１の外周には界磁である永久
磁石２がハウジング３に接着により固定しである。この
ハウジング３の永久磁石２の中央部には肉盗みの穴３ａ
が設けである。

ハウジング３の両側には含油軸受（１）５を保持したエ
ンドブラケット（１）４と含油軸受（２）７を保持した
エンドブラケット（２）６が配置され、アーマチャＪ−
を構成するシャフトＩＡを支持している。

エンドブラケット（１）４．エンドブラケット（２）６
はハウジング３と加締めによって固定されている。ブラ
シ保持器９に収納したブラシ８はアーマチャ１の整流子
ＩＢと接している。このブラシ保持器９にはブラシ８の
オシバネ１０が保持されており、このオシバネ１０によ
ってブラシ８は適当な荷重で整流子ＩＢと接する。ブラ
シ保持器９は図に省略したゴム部材を介してハウジング
３に取付られる。勿論、エンドブラケット（２）６を挿
入する前に組込まれる。１１は合成樹脂製のカバーで、
ハウジング３に圧入する。このカバー１１で他の部材に
電動機Ｍを取付する。

第２図は、ハウジング３部の斜視図で肉盗み用の穴３ａ
が永久磁石２の中央部にあることを示しており、またエ
ンドブラケット（１）４が全周ハウジング３に接してい
ない事を示している。またこの穴３ａを利用して永久磁
石２とハウジング３の接着剤１２を流入することができ
る。即ち、第３図に示す様にハウジング３の内径を決め
る半径Ｒ１に対し、永久磁石２の外径を決める半径Ｒ２
は、Ｒｘ　＞　Ｒ１なる関係にしておく。そうすると、
永久磁石２とハウジング３の中央部はギャップができる
ことになる。この時、ハウジング３には穴３ａが設けで
あるため、この部分から沈着剤を流してやれば永久磁石
２の外表面に流れ易い。従来は穴３ａが無いため、合せ
面側から接着剤を流入せねばならず、永久磁石２の軸方
向長分流し込む必要があった。しかもハウジング３の内
径側からの注入は永久磁石２の保持具が必要であるため
作業性が悪いが、穴３ａを設けることによって接着剤注
入が外径方向からできるので大変作業がやり易くなる。

以上の様な構成であるため、電動機のトルクを決定する
永久磁石２のほぼ中央部に穴３ａを設けても、磁路の中
で最も磁束が通らない部分であり性能に与える影響はほ
とんどない。しかも穴３ａは電動機Ｍの外径でしかも板
厚も大きくかつ磁性体であるため重量低減に最も有効な
部分である。

しかも、外周方向から接着剤の注入も可能であり、作業
性も向上する６接着剤も流れる距離が短くできるので粘
性のある材料も選定しやすくなる等の効果がある。

穴３ａの大きさは、大きければ大きい程軽量化に貢献す
るが、永久磁石の大きさより大きくしたり、永久磁石貼
付面以外にも拡大した場合には注意が必要である。特に
冷却空気を電動機Ｍ内に導入している時は、その穴から
外部へ空気が流れ５所定部位の冷却効果が減しる恐れが
あるためである。

特にハウジング３が一枚の板材を丸目で円筒形に成形し
た場合には、板材の合せ部が存在する。

その合せ部の形状は種々であるが、この場合には永久磁
石２の中央部をこの合せ部に一致させるように構成させ
ると効果が大きい。つまり磁束密度が一番小さい所に空
隙が出来る訳であり最も磁束を有効に利用していること
になるからである。勿論この場にも合せ部に穴３ａを作
ることは当然である。

〔発明の効果〕

以上の様に本発明はハウジングの永久磁石貼付面の中央
部に肉盗みをすることによって電動機の軽量化に多大な
効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の小形電動機の半断面図、第２図はハウ
ジング部の斜視図、第３図は第１図の■■断面の拡大図
である。 １・・アーマチャ、２・・・永久磁石、３・・・ハウジ
ング、第 〃べ一 第３０ ／Ａ−一一シマフト １Ｃ−一−コｒ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、永久磁石を界磁とし、その永久磁石の外周にハウジ
   ングを配し、該永久磁石の内側に回転子を配して成る小
   形電動機において、該ハウジングの厚さを該ハウジング
   の両側に配したエンドブラケットの厚さに比して同等以
   上とし、かつ該永久磁石の中央部に穴を設けたことを特
   徴とする小形電動機。