JPH0465331A

JPH0465331A - ガラス容器塗布用組成物

Info

Publication number: JPH0465331A
Application number: JP17782790A
Authority: JP
Inventors: Masatoshi Shibata; 柴田　正敏; Teruto Isonaga; 磯永　照人; Eiji Kamiryo; 英二上領; Kiyoshi Shinohara; 清篠原
Original assignee: Kirin Brewery Co Ltd; Riken Vitamin Co Ltd
Current assignee: Kirin Brewery Co Ltd; Riken Vitamin Co Ltd
Priority date: 1990-07-05
Filing date: 1990-07-05
Publication date: 1992-03-02

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明はビールやジュース等のガラス容器の再利用の際
、外表面に塗布し、スリ傷を隠蔽するとともに美観を高
めるガラス容器塗布用組成物に関する。

〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕ビール
やジュース等のガラス容器は、回収して繰り返し用いら
れるが、これらびん類を繰り返し使用しているとびん詰
め工程や流通過程において互いにびん類かすれ合って外
表面にすり傷が生じ、外観が損われ、びん詰め飲料の商
品価値を低下させていた。従って再利用する際にはすり
偏部にコーティング剤を塗布し、すり傷を目立たなくす
ると同時に美観を高めることが必要である。びん類のす
り傷の激しく発生する部位はほぼ一定しており、例えは
ビールびんては底部から１−２ｃｍ、同５〜７　ｃｍ　
、同１３〜１５ｃｍの部位にすり傷の発生が激しい。そ
の為また諸般の事情により、すり傷の激しい部位たけ塗
布液をコーティングする３条塗りあるいは２条塗り等の
部分塗布が一般には行われているか、概して一定部位以
外にもすり傷の発生する場合もあり、その部分も美しく
仕上げるよう作業工程に改善が求められている。

このような問題に対処するために、ガラス容器のすり傷
塗布用組成物として、従来より幾つかのものが提案され
ている。例えば、特開昭５７１？’１０５３号では、ジ
メチルポリシロキサンとアミノメチルポリシロキサンと
を併用する組成物が示されている。また特開昭５９−１
４５２５９号では、流動パラフィンを主成分として、高
級アルコール脂肪酸エステル及び多価アルコール脂肪酸
エステルを少量併用する組成物か示されている。

さらに特開昭６２−１２８９５１号では、アセチル化グ
リセリン脂肪酸エステルを必須成分として含む組成物が
示されている。これらは、前述の部分塗り工程には好都
合な組成物であろうが、部分塗り工程の改善及びびん全
面を美しく仕上げることをねらって、塗布液のシャワー
法あるいはスプレー法あるいはスポンジによる全面塗布
工程を考慮した場合、幾つかの点て不適当なものである
。全面塗布用のコーテイング液を考えるならば、従来方
式の塗布液に望まれる性能（隠蔽性、美観、ベタツキ性
、耐水性及び洗浄性）に加えるに、乾燥の素早さ、びん
を手にした時すべり落ちないこと、ラベルへの悪影響（
滲ろだし、剥がれやすさ）のないこと、輸送適性の良さ
（ラベルの印刷こすれのないこと）が望まれる。

本発明の目的は上記問題点か解決されたガラス容器塗布
組成物を提供することである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明者らは、上記問題点を解決したガラス容器塗布用
組成物を得るへく鋭意検討し、本発明に到達した。すな
わち、（１）スクワラン及び（２）中鎖脂肪酸トリグリセリド及び／′あるいは長鎖
不飽和トリグリセリドを必須成分として含む組成物か、上３己問題点を解決す
ることを見い出して本発明を完成するに至った。

本発明で使用される（１）成分であるスクワランは、ア
イサメその他の主として深海にすむサメ類の肝油からえ
た炭化水素を還元してえられる飽和炭化水素であり、化
粧品原料基準に合致した内容のものである。

本発明で使用される（２）成分の１っである中鎖脂肪酸
トリグリセリドは、炭素数６〜１０の脂肪酸すなわちカ
プロン酸、カプリル酸及びカプリン酸それぞれ単独ある
いはこれらの混合物をグツセリンと反応してえたグリセ
リントリエステルである。また本発明で使用する（２）
成分の１っである長鎖不飽和トリグリセリドは、長鎖不
飽和脂肪酸すなわちパルミトレイン酸、オレイン酸、エ
ライジン酸、リノール酸及びリルン酸それぞれ単独もし
くはこれらの混合脂肪酸あるいはこれら不飽和脂肪酸に
一部長鎖飽和脂肪酸（バルミチン酸、ステアリン酸等）
を含む混合脂肪酸からなるトリグリセリドである。具体
例としては、大豆油、菜種油、オリーブ油等があげられ
るがこれらに限定されるものではない。

本発明組成物は前記（１）成分及び（２）成分の１〜２
種を水に乳化して使用する。水に乳化する際に使用する
界面活性剤としては、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリ
オキシエチレンソルビタン脂肪酸エステル、グリセリン
脂肪酸エステル、ポリオキシエチレングリセリン脂肪酸
エステル、ポリグリセリン脂肪酸エステル、ショ糖脂肪
酸エステル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテ
ル、ポリオキンエチレンアルキルエーテル等の非イオン
界面活性剤から選はれた少なくとも２種以上のものを使
用するのが望ましいかこれらに制限されるものではない
。

本発明組成物は前記（１）成分及び（２）成分の１〜２
種を必須成分として含有するか、−船釣に用いられてい
るびんコーティング剤成分である例えばジメチルシリコ
ーンオイル、流動パラフィンを少量併用することは本発
明の妨げにならない。

〔実施例〕

次に、実施例をもって本発明の有効性を具体的に示す。

（イ）コーティング方法表１に示したコーティング剤組成のものを、ホモジナイ
ザーでｌｆ１％乳化液きし、この溶液中に、すり傷のあ
る洗浄済み（２％ＮａＯＨ水溶液に７０℃、　１０分間
浸漬後、水洗、乾燥）ビールびんを室温で瞬間浸漬し、
その後風通しのよい場所で３５°Ｃ，２，１時間、乾燥
してコーティングした。

（０）評価方法 ■スリ渦部の隠蔽性表１の比較品１〜５を対照として比較判定した。

■無傷平滑面の美観スリ傷のない清浄平滑面のコーティング状態を観察した
。

■伸展性コーティング剤か平滑ガラス面にどういう状態で留って
いるかを判定した。

■ベタツキ性コーテイング面を指先でふれて評価した。

■耐水性コーティングびんを常温で２４時間水に浸漬後、とり出
し、コーティング剤の残留状態を評価した。

■洗浄性コーティングびんを２％ＮａＯＨ水溶液表１コーティング剤組成＊乳化剤は次の通り。

Ａ、ソルビタンオレートＢ、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテルＣ・ポ
リオキシエチレンソルビタンオし・−ト〔発明の効果〕本発明品１〜７と比較品１〜５のコーティング剤性能に
ついての比較評価を表２に示した。

て７０°０１１０分間処理し、コーティング剤の洗い落
ちる度合を評価した。

■乾燥性（イ）項記載の方法と同様な手順てコーテイング液で処
理したヒールひんを風通しのよい場所で３５°Ｃ３０分
間乾燥した時の乾燥状態を評価した。

■コーティングひんのすべり落ち性（イ）の方法でコーティングしたビールひんに水を一杯
に満たし、このびんの胴部を手で軽く握った時、びんの
手からすべり落ちる度合を評価した。

■輸送適性コーティングびんにラベルを貼ってプラスチックコンテ
ナーに入れて、Ｉｔ３２０２３２に準じて振動テストを
行い輸送適性（ラベルのこすれ度合）を見た。

（３）評価の表示法 ◎特に優れている　　○優れている △劣っている　　　　×特に劣っている表２　コーテイ
ング性能この表に示されるように比較品１〜５は、コーティング
性能８項口中、いずれかの３項目以上にΔ〜×があるの
に対して、本発明品１〜７は、８項目すべてに対して水
準以上の結果を示し進歩性が見られた。

Claims

【特許請求の範囲】

（１）下記（１）、（２）を必須成分として含むことを
特徴とするガラス容器塗布用組成物。（１）スクワラン
（２）中鎖脂肪酸トリグリセリド及び／あるいは長鎖不
飽和トリグリセリド