JPH0464083A - 陽電子用ビームモニタ装置 - Google Patents
陽電子用ビームモニタ装置Info
- Publication number
- JPH0464083A JPH0464083A JP17271790A JP17271790A JPH0464083A JP H0464083 A JPH0464083 A JP H0464083A JP 17271790 A JP17271790 A JP 17271790A JP 17271790 A JP17271790 A JP 17271790A JP H0464083 A JPH0464083 A JP H0464083A
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- 230000001066 destructive effect Effects 0.000 claims abstract description 14
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Landscapes
- Particle Accelerators (AREA)
- Measurement Of Radiation (AREA)
- Electron Sources, Ion Sources (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野]
この発明は、例えば加速器等に用いて好適な陽電子用ビ
ームモニタ装置に関するものである。
ームモニタ装置に関するものである。
[従来の技術]
第2図は例えばニスクリア インスッルメントアンド
メソード(Nuclear In5tru+++ent
s andMethods)201号(1982)28
7〜290頁に示された従来の陽電子用ビームモニタ装
置の概念図である。図において、(1)は陽電子と電子
の混在するビーム、(2)はビーム(1)が入射する陽
電子消滅用標的、(3a)と(3b)は標的(2)より
放出されたγ線、(4a)と(4b)は(3a)と(3
b)のγ線を検出する検出器と検出器信号の処理回路(
5)は検出器・処理回路(4a)と(4b)からのデジ
タル信号の同時計数器である。
メソード(Nuclear In5tru+++ent
s andMethods)201号(1982)28
7〜290頁に示された従来の陽電子用ビームモニタ装
置の概念図である。図において、(1)は陽電子と電子
の混在するビーム、(2)はビーム(1)が入射する陽
電子消滅用標的、(3a)と(3b)は標的(2)より
放出されたγ線、(4a)と(4b)は(3a)と(3
b)のγ線を検出する検出器と検出器信号の処理回路(
5)は検出器・処理回路(4a)と(4b)からのデジ
タル信号の同時計数器である。
次に動作について説明する。陽電子と電子の混在したビ
ーム(1)が陽電子消滅用標的(2)に入射すると、あ
る確率でもってビーム(1)中の陽電子は標的(2)中
の電子と対消滅を起こして、この陽電子−電子対は2本
のγ線(3a)と(3b)へ変換する。
ーム(1)が陽電子消滅用標的(2)に入射すると、あ
る確率でもってビーム(1)中の陽電子は標的(2)中
の電子と対消滅を起こして、この陽電子−電子対は2本
のγ線(3a)と(3b)へ変換する。
例えば入射陽電子の運動エネルギーが非常に小さい場合
には2本のγ線のエネルギーは共に0.511MeVで
互いに正反対の方向に放出されるといったように、これ
ら2本のγ線(3a)と(3b)は運動学的に特徴のあ
るエネルギーと放出角を有する。従って一定の角度に設
置し一定のエネルギーのγ線を識別できるような信号処
理回路を付加したγ線検吊器(4a)と(4b)によっ
て、それぞれのγ線(3a)と(3b)を検出し、同時
計数器(5)によって同時計数を行なうことによって、
入射ビーム(1)中に存在する一定のエネルギーを持っ
た陽電子の計数を行う、なお、入射ビーム(1)中の電
子は上記の対消滅を行なわないために、同時計数には寄
与しない。
には2本のγ線のエネルギーは共に0.511MeVで
互いに正反対の方向に放出されるといったように、これ
ら2本のγ線(3a)と(3b)は運動学的に特徴のあ
るエネルギーと放出角を有する。従って一定の角度に設
置し一定のエネルギーのγ線を識別できるような信号処
理回路を付加したγ線検吊器(4a)と(4b)によっ
て、それぞれのγ線(3a)と(3b)を検出し、同時
計数器(5)によって同時計数を行なうことによって、
入射ビーム(1)中に存在する一定のエネルギーを持っ
た陽電子の計数を行う、なお、入射ビーム(1)中の電
子は上記の対消滅を行なわないために、同時計数には寄
与しない。
[発明が解決しようとする課題]
従来の陽電子用ビームモニタ装置は以上のように構成さ
れているので、ビームの経路に相当の質量を持つ陽電子
消滅用標的を設置しなければならず、ビームになるべく
外乱を与えないでビーム計測を行なう必要があるビーム
輸送路途中でのビームモニタとしては適当でなく、tな
、ビーム電流の計測はできても、ビームプロファイルの
計測ができないという問題点があった。
れているので、ビームの経路に相当の質量を持つ陽電子
消滅用標的を設置しなければならず、ビームになるべく
外乱を与えないでビーム計測を行なう必要があるビーム
輸送路途中でのビームモニタとしては適当でなく、tな
、ビーム電流の計測はできても、ビームプロファイルの
計測ができないという問題点があった。
この発明は上記のような問題点を解決するためになされ
たもので、ビーム輸送路途中での非破壊的なビーム計測
ができるとともに、ビーム電流のほかにビームプロファ
イルも計測できる陽電子用ビームモニタ装置を得ること
を目的とする。
たもので、ビーム輸送路途中での非破壊的なビーム計測
ができるとともに、ビーム電流のほかにビームプロファ
イルも計測できる陽電子用ビームモニタ装置を得ること
を目的とする。
[課題を解決するための手段]
この発明に係る陽電子用ビームモニタ装置は、陽電子と
電子の混在するビームの観測を行う陽電子用ビームモニ
タ装置において、上記ビーム中の正負の電荷の総和に敏
感な第1の非破壊的検出部と、上記ビーム中の正負にか
かわらず上記ビーム中の荷電粒子の総数に敏感な第2の
非破壊的検出部とを備えたものである。
電子の混在するビームの観測を行う陽電子用ビームモニ
タ装置において、上記ビーム中の正負の電荷の総和に敏
感な第1の非破壊的検出部と、上記ビーム中の正負にか
かわらず上記ビーム中の荷電粒子の総数に敏感な第2の
非破壊的検出部とを備えたものである。
[作 用]
この発明においては、電荷の総和に感度を持つ第1の非
破壊的検出部では、ビームの全電流J、= J 、’+
j s−(ここにJ、゛はビーム中の陽電子電流、j
、−はビーム中の電子電流)を測定し、荷電粒子の総数
に感度を持つ第2の非破壊的検出部では、ビーム中の荷
電粒子のフラックスft=f。
破壊的検出部では、ビームの全電流J、= J 、’+
j s−(ここにJ、゛はビーム中の陽電子電流、j
、−はビーム中の電子電流)を測定し、荷電粒子の総数
に感度を持つ第2の非破壊的検出部では、ビーム中の荷
電粒子のフラックスft=f。
+ f 、−(、ここにf、゛はビーム中の陽電子フラ
ックス、f、−はビーム中の電子フラックス)を測定す
る。j*”=efa 、Js= ef、−(ここにe
は電気素量)なのでJ@”= (Jt+e ft)/2
となり、2種数の検出器からの情報の組み合わせによっ
て陽電子電流が測定できる。
ックス、f、−はビーム中の電子フラックス)を測定す
る。j*”=efa 、Js= ef、−(ここにe
は電気素量)なのでJ@”= (Jt+e ft)/2
となり、2種数の検出器からの情報の組み合わせによっ
て陽電子電流が測定できる。
[実施例コ
以下、この発明の一実施例を図について説明する。第1
図において、(1)は前述したものと同じものである。
図において、(1)は前述したものと同じものである。
(6)はビーム(1)の経路に設置された例えば壁電流
モニタのようなビーム中の正負の電荷の総和に敏感な非
破壊的な第1の非破壊的検出部としての電流検出部、(
7)はビーム(1)の経路に設置された例えば極薄プラ
スチックシンチレータのよな荷電の正負にかかわらずビ
ーム中の荷電粒子の総数に敏感な非破壊的な第2の非破
壊的検出部としての荷電粒子フラックス検出部、(8)
は検出部(6)と(7)からの信号を処理する演算回路
である。
モニタのようなビーム中の正負の電荷の総和に敏感な非
破壊的な第1の非破壊的検出部としての電流検出部、(
7)はビーム(1)の経路に設置された例えば極薄プラ
スチックシンチレータのよな荷電の正負にかかわらずビ
ーム中の荷電粒子の総数に敏感な非破壊的な第2の非破
壊的検出部としての荷電粒子フラックス検出部、(8)
は検出部(6)と(7)からの信号を処理する演算回路
である。
次に動作について説明する。陽電子と電子の混在したビ
ーム(1)が電流検出部(6)を通過すると、電流検出
部(6)の出力としてビームの全電流Jt=J、°+j
、−が得られる。またビーム(1)が荷電粒子フラック
ス検出部(7)を通過すると、荷電粒子ビームフラック
ス検出部(7)の出力としてビーム中の全荷電粒子フラ
ックスft=f、’+f、−が得られる。検出部(6)
と(7)の出力を演算回路(8)によってアナログ的あ
るいはデジタル的に処理することにより、目的の陽電子
電流J、’=(Jt+。
ーム(1)が電流検出部(6)を通過すると、電流検出
部(6)の出力としてビームの全電流Jt=J、°+j
、−が得られる。またビーム(1)が荷電粒子フラック
ス検出部(7)を通過すると、荷電粒子ビームフラック
ス検出部(7)の出力としてビーム中の全荷電粒子フラ
ックスft=f、’+f、−が得られる。検出部(6)
と(7)の出力を演算回路(8)によってアナログ的あ
るいはデジタル的に処理することにより、目的の陽電子
電流J、’=(Jt+。
ft)/2を得る。この陽電子用ビームモニタ装置では
、ビーム(1)は検出部(6)と(7)より最小限の外
乱しか受けないため、入射時とあまり変わらない特性を
保ったまま本装置を通過し、下流へ輸送されてゆく。
、ビーム(1)は検出部(6)と(7)より最小限の外
乱しか受けないため、入射時とあまり変わらない特性を
保ったまま本装置を通過し、下流へ輸送されてゆく。
なお、上記実施例では陽電子のビーム電流を計測する場
合を示したが、電流検出部(6)と荷電粒子フラックス
検出部(7)に二次元のビームプロファイルを測定でき
るものを用い、それぞれの検出部の出力の対応する画素
間に上記の演算を施せば陽電子のビームプロファイルを
測定することもできる。
合を示したが、電流検出部(6)と荷電粒子フラックス
検出部(7)に二次元のビームプロファイルを測定でき
るものを用い、それぞれの検出部の出力の対応する画素
間に上記の演算を施せば陽電子のビームプロファイルを
測定することもできる。
また、上記実施例ではビーム輸送路の途中で計測を行な
う場合について説明したが、ビーム輸送路の末端で陽電
子ビームの利用装置へのトリガとしても利用できる。
う場合について説明したが、ビーム輸送路の末端で陽電
子ビームの利用装置へのトリガとしても利用できる。
[発明の効果]
以上のように、この発明によれば、陽電子と電子の混在
するビームの観測を行う陽電子用ビームモニタ装置にお
いて、上記ビーム中の正負の電荷の総和に敏感な第1の
非破壊的検出部と、上記ビム中の正負にかかわらず上記
ビーム中の荷電粒子の総数に敏感な第2の非破壊的検出
部とを備えたので、ビーム輸送路途中での非破壊的なビ
ーム計測ができ、もって装置をビーム輸送経路の途中に
設置でき、しかもビーム電流のほかにビームプロファイ
ルも計測できる陽電子用ビームモニタ装置が得られると
いう効果がある。
するビームの観測を行う陽電子用ビームモニタ装置にお
いて、上記ビーム中の正負の電荷の総和に敏感な第1の
非破壊的検出部と、上記ビム中の正負にかかわらず上記
ビーム中の荷電粒子の総数に敏感な第2の非破壊的検出
部とを備えたので、ビーム輸送路途中での非破壊的なビ
ーム計測ができ、もって装置をビーム輸送経路の途中に
設置でき、しかもビーム電流のほかにビームプロファイ
ルも計測できる陽電子用ビームモニタ装置が得られると
いう効果がある。
第1図はこの発明による陽電子用ビームモニタ装置の一
実施例を示す概念図、第2図は従来の陽電子用ビームモ
ニタ装置を示す概念図である。 図において、(1)は陽電子と電子の混在するビム、(
6)は電流検出部、(7)は荷電粒子フラックス検出部
である。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
実施例を示す概念図、第2図は従来の陽電子用ビームモ
ニタ装置を示す概念図である。 図において、(1)は陽電子と電子の混在するビム、(
6)は電流検出部、(7)は荷電粒子フラックス検出部
である。 なお、各図中、同一符号は同−又は相当部分を示す。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 陽電子と電子の混在するビームの観測を行う陽電子用ビ
ームモニタ装置において、 上記ビーム中の正負の電荷の総和に敏感な第1の非破壊
的検出部と、 上記ビーム中の正負にかかわらず上記ビーム中の荷電粒
子の総数に敏感な第2の非破壊的検出部と を備えたことを特徴とする陽電子用ビームモニタ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17271790A JPH0464083A (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 陽電子用ビームモニタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17271790A JPH0464083A (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 陽電子用ビームモニタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0464083A true JPH0464083A (ja) | 1992-02-28 |
Family
ID=15947027
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17271790A Pending JPH0464083A (ja) | 1990-07-02 | 1990-07-02 | 陽電子用ビームモニタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0464083A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014219215A (ja) * | 2013-05-01 | 2014-11-20 | 独立行政法人理化学研究所 | 加速器用荷電粒子測定ユニット |
-
1990
- 1990-07-02 JP JP17271790A patent/JPH0464083A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014219215A (ja) * | 2013-05-01 | 2014-11-20 | 独立行政法人理化学研究所 | 加速器用荷電粒子測定ユニット |
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