JPH0463739B2 - - Google Patents

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JPH0463739B2
JPH0463739B2 JP1057687A JP5768789A JPH0463739B2 JP H0463739 B2 JPH0463739 B2 JP H0463739B2 JP 1057687 A JP1057687 A JP 1057687A JP 5768789 A JP5768789 A JP 5768789A JP H0463739 B2 JPH0463739 B2 JP H0463739B2
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valve
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rod
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Geruken Hero
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ETSUPENDORUFU NEETERAA HINTSU GmbH
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ETSUPENDORUFU NEETERAA HINTSU GmbH
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Publication of JPH0463739B2 publication Critical patent/JPH0463739B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01LCHEMICAL OR PHYSICAL LABORATORY APPARATUS FOR GENERAL USE
    • B01L3/00Containers or dishes for laboratory use, e.g. laboratory glassware; Droppers
    • B01L3/02Burettes; Pipettes
    • B01L3/0275Interchangeable or disposable dispensing tips
    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01NINVESTIGATING OR ANALYSING MATERIALS BY DETERMINING THEIR CHEMICAL OR PHYSICAL PROPERTIES
    • G01N35/00Automatic analysis not limited to methods or materials provided for in any single one of groups G01N1/00 - G01N33/00; Handling materials therefor
    • G01N35/10Devices for transferring samples or any liquids to, in, or from, the analysis apparatus, e.g. suction devices, injection devices
    • G01N35/1009Characterised by arrangements for controlling the aspiration or dispense of liquids
    • G01N35/1016Control of the volume dispensed or introduced
    • G01N2035/102Preventing or detecting loss of fluid by dripping
    • G01N2035/1023Preventing or detecting loss of fluid by dripping using a valve in the tip or nozzle

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Clinical Laboratory Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Devices For Use In Laboratory Experiments (AREA)
  • Investigating, Analyzing Materials By Fluorescence Or Luminescence (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は大きい容器直径に相当する大きい断面
積の開口部を一端に有し、他端に向つてテーパす
る円錐形を呈し、吸入または放出口(以下、吸入
口と呼称する)を有し、吸入口に該吸入口を閉鎖
することのできる可動弁体を設けると共に、吸入
口から外部に突出する棒状の、吸入口よりも細く
形成された操作素子を前記弁体に設けた、流動性
サンプルを扱うための充填可能なサンプル収容容
器、特にピペツト先端の収容容器に係わる。
その場合、本発明は断面積の大きい開口部に続
く円筒状壁部を有すると共に、大きい開口部から
挿入され、ピストン棒が外部から突出するピスト
ンをも含み、さらには断面積の大きい開口部が位
置するサンプル収容容器端にフランジを設けるこ
ともできる特殊構成のサンプル収容容器をもその
範囲に含む。
これと関連して、本発明は吸入及び放出口を兼
ねる開口部を有する少なくとも部分的に円錐状を
呈する先端部を有するサンプル収容容器による流
動性サンプルの取扱い方法にも係わる。
〔発明の背景〕
上記充填可能なサンプル収容容器はドイツ公告
公報第3029718号から公知である。このサンプル
容器は分析すべき液体を吸引したのち、この液体
を運ぶため下方から閉鎖することができる。閉鎖
を片手操作で行うことができるように、この公知
例も下方へ挿入される棒状操作素子を具えてい
る。
可動弁体を組込んだ構成では、容器内の吸入口
付近に弁座を設け、棒状操作素子を押下すること
によつて弁体を弁座に圧接させることができる。
これにより、弁体は弁座と解除不能に結合、即ち
遂行不能に係合され、従つて、充填後下向きに密
閉すれば、吸引作用が働かなくとも液体が流出す
ることなくサンプル容器を次の処理に備えて別の
場所へ運ぶことができる。
この公知装置では一旦下方吸入口を閉鎖した
ら、必要が生じて再び液体を放出しなければなら
ない時、それぞれの実施態様に応じてサンプル容
器をピペツトまたはこれに相当する装置から外
し、液体を上方から取出すことになる。これはコ
ストと手間のかかる作業である。正しく操作する
には特殊な熟練と時間が必要である。この公知実
施態様は何よりも先ずサンプル容器に収容された
液体をサンプル容器内に確実に保持することに重
点を置いたものである。
ピペツトに装着されるサンプル容器ではなく、
ピペツトそのものに組込まれる弁は公知である。
固有のサンプル容器への充填が噴射状にではなく
静かに行われるようにピペツト・ピストンの上昇
を遅らせる空気流路を形成するため、ピペツト内
の特殊な案内片に設ける弁及びスロツトルはドイ
ツ公告公報第2229623号から公知である。この公
知技術は極めて簡単に、連続的に、かつ線形的に
任意の容積に調定できるだけでなく、液体の種類
に応じて較正できるピペツトを提供することを目
的とするものであり、いわゆる嵌着式の、サンプ
ル容器に相当するピペツト管の構成は従来と変ら
ないものであつた。
ある液体を、既にピペツト操作によつて採取さ
れている別の液体と混合するため、吸液プロセス
を制御する一方、2種類の液体を集合させる弁機
構を有するピペツトはドイツ公開公報第2658592
号から公知である。
この弁機構は構成の複雑な特殊ピペツトに組込
まれるものであつて、サンプル収容容器に組込ま
れるものではなく、嵌着式サンプル容器またはピ
ストンを具えた尖端状容器の吸入口を弁によつて
制御することも無関係である。
本発明の目的は上述のようなサンプル収容容器
を、特に蒸気圧の高いサンプルをも吸入口から採
取してサンプル収容容器内に保持できるだけでな
く、装置を他の場所へ移したのち、サンプル収容
容器への注入を行うピペツトのような操作装置を
片手操作するだけで、必要なら配量的にサンプル
を再び放出できるように改良することにある。
〔発明の概要〕
本発明では、この目的を、サンプル収容容器内
の吸入口上方のテーパ部分に弁体を配置され、大
きい開口部とは反対側の吸入口付近に該吸入口を
閉鎖する弁座を有するおもり弁を設け、弁座を押
上げるため、外部に突出した棒状操作素子を設け
ることによつて達成する。
ここに使用するおもり弁とはサンプル収容容器
を適当な向きにすると逆止弁として作用する弁を
意味する。上述したようなサンプル収容容器にお
もり弁を組込めば、特別な構造を加えなくても、
また、サンプル収容容器の上方開口部から挿入し
たり抜取つたりしておもり弁を反復使用できると
いう利点を維持しながら、サンプル収容容器を任
意の場所へ運ぶことを可能にするだけでなく蒸気
圧の高いサンプル液を扱う場合でも、使用時に液
滴形成を起こさないサンプル収容容器が得られる
という点で好都合である。前記蒸気圧は内圧を発
生させ、本発明が特に中間媒体としての空気をも
含めて、上述した態様で比較的大きい容積のサン
プル液を取扱うことを主眼としているのもこの内
圧と関係がある。即ち、蒸気圧の高い有機物及び
有機液体は容積が大きい場合、公知の方法及びサ
ンプル収容容積なら液体が噴きこぼれることで容
積に狂いを生ずる程の高い内圧を発生させる。こ
の種のサンプル収容容器の技術的用途には医学用
だけでなく分析化学用も含まれ、この2つの用途
こそ本発明を応用するのに好適な用途である。
蒸気圧の高い液体、特に有機物または有機液体
の取扱いには特に有用であり、すべての苛性物
質、例えば酸なども例外ではない。蒸気圧の高
い、1ml以上の容積を扱うのに特に好適であり、
これも本発明の特徴である。
おもり弁に関しては、ピペツトに装着されたサ
ンプル容器の収容スペースがピペツトの構成部分
によつて上部を制限されているだけに、サンプル
液の吸入後に発生する蒸気圧もおもり弁の作用を
決定する要因となる。
おもり弁の弁体については、不活性の材料で形
成することが特に重要であり、不活性であれば、
金属、高級鋼、ガラス、プラスチツクまたはセラ
ミツクで形成することができ、このことも極めて
有利な特徴の1つである。ただし、おもり弁と呼
称される以上、扱われるサンプル液がいかなる種
類であつても弁体が浮かないように水または各種
ハロゲン化炭化水素よりも比重の大きい弁体でな
ければならない。
本発明は以上に述べたサンプル収容容器だけで
なく、このようなサンプル収容容器に自由に挿入
したり、抜取つたりできるおもり弁として構成さ
れた弁体そのものにも係わる。
本発明はピストン付きの尖端状構成として実施
することもでき、このような実施態様において
も、容器は吸入口を含むテーパ状先端部を有し、
この先端部に弁が内蔵される。従つて、以下の説
明においてサンプル容器という場合、このような
実施態様をも含む。
好ましい実施態様では、特に扁平な頂面を有す
る内方に向いた段部によつてサンプル収容容器内
に弁座を形成する。ただし、これが既にサンプル
容器の特定の構成を前提としている実施態様であ
ることはいうまでもない。また、この実施態様を
限定している構成要件がなくても、弁座が上向き
に開口しているテーパ形状を有し、弁体の対応テ
ーパ部分がこれに挿入されるように構成すること
が好ましい。ただし、前記テーパ形状の弁座がサ
ンプル容器のテーパ部分の内壁によつて形成され
ていることが特に好ましい。即ち、このように構
成すれば、容器のテーパ角度に合わせるだけで公
知態様の容器にも弁体を利用できる。
テーパ内壁に環状フランジを設けた実施態様も
可能であるが、この場合には弁座の扁平な頂面に
弁体の円板部分が当接するように構成する。
特に好ましい実施態様としては、弁体を棒状操
作素子から成る可動押し棒の内端に設け、弁体の
周縁がサンプル容器の円錐状テーパ壁部分を弁座
としてこれに当接するように構成する。これはサ
ンプル容器の下方を閉鎖するおもり弁の弁座を吸
入口よりも上方に設定した実施態様である。この
実施態様と関連して、弁体を、尖端がサンプル容
器内を案内される円錐体で形成し、円錐体底の周
縁が弁体の密閉部を形成するように構成するのが
好ましい。
この実施態様だけでなく、先に述べたすべての
実施態様との関連においても好ましい構成とし
て、弁体の接触分部を、特に、弾性パツキンの嵌
着によつて弾性変形自在とする。このように構成
すれば、弁座は楔状のテーパとも相俟つて所与の
密閉及び開放条件に正しく適応できる。
弁体は吸入口付近またはそのやや上方にその弁
座を与えられるから、弁座と接触する弁体部分の
上方にサンプル容器の内部に向いた突出部を設
け、これに、弁体案内素子として外方に張出した
周縁を形成することが好ましい。このようにすれ
ば、サンプル容器、特に、サンプル容器が装着さ
れているピペツトを傾けても、弁体が傾いて弁座
より上方に引つ掛かり、サンプル容器底部の閉鎖
を不可能にするという事態は起こらない。この実
施態様において案内素子を側方または中央に切欠
きがある星形に形成することにより外側尖端に特
別な可撓性を与えるようにしてもよい。
弁体全長は大きい開口部の直径よりも大きいこ
とが好ましい。このように設定すれば作用の信頼
性が高まる。
挿入に際しては弁体を所定の位置まで移動させ
てから、正しい姿勢に保持しなければならない。
サンプル容器の縦断面で見て案内素子、特に弁
体突出部の周縁が弁閉鎖の状態においてサンプル
容器内壁との間にギヤツプを残すように構成する
ことが好ましい。
案内素子の場合、その突出部を、尖端がサンプ
ル容器の上端に向いた円錐体として形成すること
が好ましい。このように形成すれば、圧力を作用
させる要因を周縁に沿つて均等に逃がすことがで
きるから、重力を作用させる液体の影響下でも蒸
気圧の影響下でも弁体が心立て状態のまま案内さ
れて好都合である。
突出部を設けることで弁体の長さを簡単に設定
することができる。このような突出部を設けた場
合、サンプル容器、特にこれが装着されているピ
ペツトを傾けても、弁体が傾いて容器内に引つ掛
かり、サンプル容器に必要な底部閉鎖を不可能に
するという事態を防止できる。
好ましい実施態様として、棒状操作素子を、弁
体を兼ねる円錐体として形成してもよい。
さらに他の好ましい実施態様としては、棒状操
作素子の弁体よりも下方の部分を吸入口の内径よ
りもやや細く形成して案内素子として機能させ、
棒状操作素子の外部突出端を前記部分よりも小さ
い断面積を持つように形成することも可能であ
る。これによりスペースを取らない構成が可能と
なる。総合的には、上方から自由可動的に挿入さ
れ、繰返し使用できる弁体が本発明のサンプル容
器の特徴である。
円筒状中央部分の両側に円錐形尖端で終るテー
パ部分を有し、一方のテーパ部分が操作素子を構
成するか、または棒状操作素子を具備するように
弁体を構成することも可能である。
弁体の両端部分、即ち、シール縁を形成する中
央部分と直接連結している部分を円錐形またはテ
ーパ状に形成すれば、容器内壁と接触した状態で
最大限の環状排出孔が得られるから特に好まし
い。
蒸気圧との関連で本発明のサンプル容器の容積
を1ml以上であると述べたが、特に分析用のいわ
ゆるサンプル収容容器は例えば1乃至50ml、特に
1乃至10ml程度の大きい容積に実施すれば特に有
効であり、これが本発明の重要な構成要件でもあ
る。本発明の特徴として、吸入口とも放出口とも
なる開口部がサンプル容器の姿勢に応じて下方に
向つて及び/または内圧に従つて閉鎖され、片手
操作で開放して内容物を放出でき、そのためには
外部から吸入口に向つて力を加えればよい。
内圧に関しては、本発明は中間媒体としての空
気との関連においても比較的大きい容積を上述の
態様で扱うのに特に好適である。
既に述べたように、蒸気圧が高い有機物及び有
機液体はその容積が限界を超えると、公知のサン
プル容器ならば滴下現象を誘発して容積に狂いを
生ずるだけでなく、液体の種類によつては傷害を
も招きかねないような内圧を発生させる。蒸気圧
が水よりも高く、液滴形成性向も大きい有機液体
を扱う場合には、容器の姿勢によつて決定される
重力及び内部に発生する蒸気圧に基づいて密閉機
構を構成することが好ましい。容器内の内圧に抗
して外部から力を加えるだけで密閉機構が開放さ
れるから、この開放操作は簡単な手段で達成でき
る。
〔実施例〕
倍率は一定しないがいずれも著しく拡大して実
施例を示す添付図面に沿つて以下に本発明の詳細
を説明する。
以下の説明においてサンプル容器という場合、
入出口、即ち、いわゆる吸入口の領域に対応の構
成を有する実施例以外のサンプル収容素子も、こ
の表現に含まれるものとする。なお、吸入口とい
う表現は吸入に利用される開口部だけでなく、こ
れを開放すれば放出にも利用できる開口部をも含
むものとする。
第1図において、ピペツト1は公知の態様、例
えば、ドイツ特許第2549477号に開示されている
ような態様のものである。このピペツト1は下方
にテーパ体2が装着されており、この装着テーパ
体2にサンプル容器3の上方開口部4が嵌着され
ている。このサンプル容器3は少なくとも上部及
び下部がテーパ状に形成され、吸入口6において
開口する下向きテーパ壁部分5を含む。このよう
な実施態様は公知である。
吸入口6には、該吸入口よりも上方のサンプル
容器テーパ壁9を弁座とする円錐形の弁体8と、
吸入口6との間にギヤツプを保つて該吸入口から
外部に突出する操作素子10を具備したおもり弁
7が内蔵されている。
弁体8の上側11に圧力が加わると、弁体8は
弁座と圧接し、棒状の操作素子10が下方へ突出
する。外部に突出している操作素子10の端部1
2を支持面に押し当てると弁が開らく。前記上側
11は上向き円錐体として形成することが好まし
い。
弁体8は上方から開口部4を通して挿入するこ
とができ、分析終了後、再びサンプル容器3から
抜き取ることができ、洗浄または消毒後再使用で
きる。
ただし、第1図に示した実施態様はあくまでも
実施例に過ぎない。
第2図にはサンプル容器3の円錐状下端13を
著しく拡大して示した。この実施例の場合、弁体
8は下方の吸入口6との間にギヤツプを残してこ
れを貫通する棒状の操作素子10を具備する。第
2図の実施例における弁体8は尖端15がサンプ
ル容器3の内部に向いている円錐体14を含み、
この部分がサンプル容器内部に向いた突出部33
を構成する。この円錐体14の底部周縁16はサ
ンプル容器の内圧または弁体8の重量の作用下に
密閉状態を確立する弁体接触面を構成する。この
場合、底部周縁16を弾性変形自在に構成すれ
ば、順応性が得られる。この実施態様では棒状操
作素子10が遊びを残して下方吸入口6から自在
に突出できることが重要である。
第2a図に示す弁体45は中央に拡径シール部
35を有し、このシール部には補助弾性シール素
子37を嵌着するための環状溝36が形成されて
いる。弁体45はまた、第6図に関連して後述す
るように、中央のシール部35の両側、即ち、上
下に細長いテーパ状部分38,39をも含む。
第3図も同様の拡大図であるが、ここでは棒状
操作素子10が円錐台状の外形17を有し、第2
図に符号6で示すような吸入口に形成した対応の
テーパ状咬合面18と当接する。この実施例にお
いて、上方の円錐体14は純然たる案内素子であ
り、下方のシール部と競合しないように充分な遊
びを有し、その底部周縁16はサンプル容器内壁
19との間にギヤツプを残すように構成されてお
り、弁体要部を概ね正しい姿勢に維持することだ
けがその目的である。サンプル容器自体の壁厚に
よつてはその縁端部を円筒形に形成してもよく、
その場合、容器内壁のテーパは下端まで通しのテ
ーパとはならない。添付の図面は特に著しく拡大
して示す都合上、実際には極めて短い円筒形吸入
口端部を部分図として示してある。第3図に示す
実施例は円筒形棒状操作素子10の上端に形成し
た突縁40が密封状態を確立する上で極めて効果
的であるという点で好ましい態様である。第4図
にはサンプル容器内壁を吸入口6の下端まで通し
てテーパさせた実施例を示した。
第4図及び第5図はそれぞれ異なるサンプル容
器を示す部分図であり、中間壁部分20は円筒状
またはテーパ状に形成できるが、円筒状に形成す
る場合でも、ピペツトに装着できるように図示し
ない上端部を円錐状に広げる。
吸入口6の上方に位置する下向きテーパ状部分
21には、第4図の吸入口6との関連で棒状操作
素子10が下向きに当接する座面22を有するお
もり弁7を設ける。前記座面22は下向きテーパ
状に、即ち、吸入口6を閉鎖するような断面を有
するように形成する。弁体7は円錐体14として
形成された拡径部を有するが、その底部は弁が閉
じた状態でサンプル容器内壁との間にギヤツプを
残し、案内素子として作用するだけでなく、吸入
口6の領域に位置する弁部分が極めて細いだけに
おもり体としても作用する。
第5図の実施例では、サンプル容器内壁と密封
関係に当接する底部周縁16を有する弁体8の下
方に位置する棒状操作素子10の一部を吸入口内
壁との間に狭いギヤツプを残すように構成する。
この部分34は棒状操作素子主要部分の外部突出
端23よりも太く形成すればよい。この部分34
は極めて短かいから、弁体8を押入することによ
つて弁を開放させると吸入口6の領域から外れ、
その結果、棒状操作素子10の外部突出端23と
吸入口6との間に大きい断面積差が得られる。
第5図の実施例では、円錐体14の底部周縁1
6が本来の弁閉鎖部を構成する。この底部周縁1
6は既に述べた態様に形成すればよい。ただし、
第5図の実施例では吸入口6内で弁が閉じる直前
及び弁が閉じた状態において、操作素子10の部
分34が弁体の著しい傾斜を防止する案内手段と
して作用する。
弁体の種々の実施例を図面に沿つて説明した
が、第6図は先に述べた各種材料の1つで形成し
た特殊な形状の弁体24を示す。この弁体24は
円筒状の中央部分25と、それぞれが異なる円錐
角度でこの中央部分25から軸方向に上下へ突出
する2つのテーパ状部分26,27とから成る。
この弁体24はその形状が対称的またはほぼ対称
的であるから、挿入を誤るおそれはなく、従つ
て、使用が容易であるだけでなく、操作の信頼性
が高められる。テーパ状部分の先端は円錐状尖端
28,29として形成してあり、これらの先端は
既に述べた実施例の場合と同様にサンプル液体の
排出を助ける。
このような弁体を採用する場合、テーパ状部分
26,27のいずれか一方を操作素子として作用
させるか、またはこの弁体の円錐状尖端28,2
9のうち、少なくともその円錐角度のため吸入口
から突出させることが不可能な側の円錐状尖端の
延長上に棒状片10を設ける。
上述のように、取扱いを容易にすることを目的
とするこの弁体は種々の円錐角度を有する連携の
容器へ上下いずれか任意の尖端から挿入でき、弁
体としてのテーパ状部分26,27がサンプル容
器の対応テーパ面と当接する。
第7図には、サンプル容器またはサンプル収容
素子の、下方に吸入または放出口6を有するテー
パ端13を示した。第7図に示す実施例の特徴は
吸入口6よりも上方に位置するサンプル容器内部
に扁平頂面31を有する内方へ張出した段部30
または環状フランジを設け、おもり弁として作用
する弁体8の円板状部分32がこれと当接するよ
うに構成したことにある。段部として形成すれ
ば、環状フランジとして形成する場合必然的な結
果として現われる空所の形成を回避できるという
点で好都合であり、従つて、図示の実施例では操
作素子10が円筒口を貫通している。また、この
実施例では下方へ突出する棒状操作素子10の断
面積を段部及び該段部から放出口を兼ねる吸入口
6に至る下方部分に形成された孔の断面積よりも
小さく設定する。
第8図は開口部42を有する円筒状部分46の
外側に固定フランジ47を設けてある注射器状器
具41の閉鎖部としてサンプル収容素子を略示し
た。ピペツト状配量装置を介してピストン43が
前記円筒状部分内を移動自在であり、固定フラン
ジ47は固定されたままであるのに対して、ピス
トン棒48は連結素子49を介して駆動手段と連
動関係にある。
注射器状器具41のサンプル収容部分44はそ
の他の点では既に述べたサンプル容器と同様であ
り、吸入口または放出口6には例えば第1図に符
号8で示したような弁体が組込まれる。
【図面の簡単な説明】
第1図はサンプル容器を装着された状態でピペ
ツトを略示する側面図、第2図はサンプル容器の
一実施態様を示す下端部の縦断面図、第2a図は
弾性パツキン素子を補足することで第2図の実施
態様に変更を加えた実施態様を示す部分断面図、
第3図はさらに他の実施態様を示す第2図と同様
の部分断面図、第4図は本発明の他の実施態様と
してサンプル容器を示す第2図と同様の部分断面
図、第5図はさらに他の実施態様を示す第4図と
同様の部分断面図、第6図は上記実施態様のサン
プル容器に挿入できる弁体の具体例を示す側面
図、第7図は特殊なおもり弁を有するサンプル容
器の実施態様を示す縦断面図、第8図はサンプル
収容素子を装着された注射器状器具を略示する断
面図である。 1…ピペツト、2…テーパ体、3…サンプル容
器、5…テーパ壁部分、6…吸入口、7…おもり
弁、8,24…弁体、9…テーパ壁、10…操作
素子、14…円錐体、16…底部周縁、21,2
6,27,38,39…テーパ状部分、22…座
面、35…拡径シール部、36…環状溝、37…
弾性シール素子。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 大きい容器直径に相当する大きい断面積の開
    口部を一端に有し、他端に向つてテーパする円錐
    形を呈し、吸入または放出口(以下、吸入口と呼
    称する)を有し、場合によつては大きい方の開口
    部から挿入され、外部に突出するピストン棒を有
    するピストンを含み、大きい開口部の端部にフラ
    ンジを有し、吸入口に該吸入口を閉鎖することの
    できる可動弁体を設けると共に、吸入口から外部
    に突出する棒状の、吸入口よりも細く形成された
    操作素子を前記弁体に設けた、流動性サンプルを
    扱うための充填可能なサンプル収容素子、特にピ
    ペツト先端の収容容器であつて、サンプル収容素
    子3,20内の吸入口6上方のテーパ部分13,
    21に弁体8を配置され、大きい開口部とは反対
    側の吸入口付近に該吸入口を閉鎖する弁座を有す
    るおもり弁7を設けたことと、弁座を押し上げる
    ため、外部に突出した棒状操作素子10を設けた
    ことを特徴とする流動性サンプルを扱うための充
    填可能なサンプル収容素子。 2 内方に向いた、特に扁平な頂面31を有する
    段部30によつてサンプル収容素子内に弁座を形
    成したことを特徴とする請求項第1項に記載のサ
    ンプル収容素子。 3 弁座が上向きに開口した円錐状の形態を有
    し、これに対応する弁体の円錐状部分を前記弁座
    に挿入できることを特徴とする請求項第1項に記
    載のサンプル収容素子。 4 円錐状弁座がサンプル収容素子のテーパ壁部
    分の内壁9,19,22によつて形成されること
    を特徴とする請求項第2項または第3項に記載の
    サンプル収容素子。 5 弁体8が棒状操作素子10から成る可動押し
    棒の内端に設けられ、弁体の周縁がサンプル収容
    素子3の円錐状テーパ壁部分9,19,22を弁
    座としてこの部分に当接することを特徴とする請
    求項第1項乃至第4項のいずれかに記載のサンプ
    ル収容素子。 6 弁体8を尖端15がサンプル収容素子内を案
    内される円錐体14として形成し、円錐体底の周
    縁が弁体の密閉部を形成するようにしたことを特
    徴とする請求項第5項に記載のサンプル収容素
    子。 7 弁体8の接触部分を弾性変形自在に構成し、
    特に弾性シール素子37を嵌入させたことを特徴
    とする請求項第1項乃至第6項のいずれかに記載
    のサンプル収容素子。 8 弁体8の弁座と接触する弁部分17,22の
    上方にサンプル収容素子の内部に向けた突出部3
    3を設け、これに弁体の案内素子として外方へ張
    出した周縁を設けたことを特徴とする請求項第1
    項または第5項に記載のサンプル収容素子。 9 弁体8の全長が大きい開口部の直径よりも大
    きいことを特徴とする請求項第8項に記載のサン
    プル収容素子。 10 弁が閉鎖状態にある時、サンプル収容素子
    3の縦断面で見て突出部の周縁がサンプル収容素
    子3の内壁との間にギヤツプを残すように構成し
    たことを特徴とする請求項第8項に記載のサンプ
    ル収容素子。 11 突出部33を、その尖端15がサンプル収
    容素子の上端を向く円錐体14として形成したこ
    とを特徴とする請求項第8項に記載のサンプル収
    容素子。 12 棒状操作素子10を弁体を兼ねる円錐体1
    7として形成したことを特徴とする請求項第1
    項、第4項、第8項乃至第11項のいずれかに記
    載のサンプル収容素子。 13 棒状操作素子10の弁体8よりも下方の部
    分33を吸入口6の内径よりもやや細く形成して
    案内素子として機能させ、棒状操作素子の外部突
    出端23が前記部分33よりも断面積が小さくな
    るように形成したことを特徴とする請求項第1
    項、第4項乃至第7項のいずれかに記載のサンプ
    ル収容素子。 14 上方から自由可動的に挿入され、繰返し使
    用できる弁体8,24を特徴とする請求項第1項
    乃至第13項のいずれかに記載のサンプル収容素
    子。 15 円筒状中央部分25の両側に円錐形尖端2
    8,29で終るテーパ部分26,27を有し、一
    方のテーパ部分が操作素子を構成するか、または
    棒状操作素子10を有する弁体24を特徴とする
    請求項第1項、第3項、第4項、第5項、第11
    項、第14項のいずれかに記載のサンプル収容素
    子。
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