JPH0462421A - 回転数検出器 - Google Patents

回転数検出器

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JPH0462421A
JPH0462421A JP17236390A JP17236390A JPH0462421A JP H0462421 A JPH0462421 A JP H0462421A JP 17236390 A JP17236390 A JP 17236390A JP 17236390 A JP17236390 A JP 17236390A JP H0462421 A JPH0462421 A JP H0462421A
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JP
Japan
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magnetic
magnetic bubble
shaft
cumulative
magnetic field
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Pending
Application number
JP17236390A
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English (en)
Inventor
Yoshiaki Kudo
工藤 良昭
Haruo Shirahata
白幡 春雄
Yasuhiro Sakamaki
康弘 坂巻
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Yokogawa Electric Corp
Original Assignee
Yokogawa Electric Corp
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Publication date
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Publication of JPH0462421A publication Critical patent/JPH0462421A/ja
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、磁気バブルを用いた回転数検出器に関するも
のである。このような回転数検出器は、電源か供給され
ない状態で回転シャフトか回転しても電a復帰後、回転
シャフトの現在位置(原点からの累積回転数)を正確に
知る必要かある分野で使用される。
〈従来の技術〉 磁気バブルを用いた回転数検出器については、本願出願
人か特願昭61−81901号(先行例1と記す)と、
特願昭62−212208号(先行例2と記す)等で出
願し、その原理は広く知られている。
第8図は、上記先行例における回転数検出器の動作原理
を示す図、第9図は磁気バブルチップ上に設けられた転
送素子ループのパターン例を示す図である。
第8図において、磁気バブルチップ10は、磁気バブル
を発生させる材料で構成される。磁気バブルは、適当な
強さの垂直磁界(バイアス磁界)を加えることにより、
GGG  (ガドリニウムーガリウムーカーネット)上
に数μmエピタキシャル成長させた垂直磁化膜の中に円
筒状の形で発生する。
この磁気バブルチップ10には、薄膜のパーマロイで構
成された転送素子31がループ状に形成され(第9図参
照)、回転する面内磁界を加えると磁化された転送素子
に引き付けられて磁気バブルが転送される。第9図では
、1つの転送素子ループを示したが、実際の磁気バブル
チップ10上には、複数の転送素子ループが設けられる
。各転送素子ループ上には、先行例2で知られているよ
うな、「メモリホイールの原理」に基づいたビットパタ
ーンで磁気バブルが書込まれている。
バイアス磁石81は、2枚−組の磁石であり、磁気バブ
ルチップ10に垂直な一定の磁界(バイアス磁界)を与
え、バブル状の磁区を保持する作用を有するものである
読出しコイル43.44は、磁気バブルチップ10の周
囲に第8図の如く配置される。そしてこの読出しコイル
43.44は、リング磁石1が取付けられた回転シャフ
トの累積回転数(右方向(又は左方向へ)へ現在何回転
の位置にあるかを意味する)を読出すときに使われるも
ので、図示しない回路から交番電流をコイルに流すこと
により回転磁界を発生させ、磁気バブルを強制的に転送
する。
リング磁石1は、回転シャフト(図示せず)に取付けら
れた永久磁石である。このリング磁石1は、磁気バブル
チップ10に対して平行な面内磁界ベクトルHrf=H
x+Hy)を与えるもので、回転シャフトが回転するこ
とによりこの面内磁界ベクトルHrは回転する。これに
より磁気バブルは、1転送素子/1磁界回転で転送素子
ループを巡回する。第8図は、8fiに着磁されたリン
グ磁石の例であり、この場合、回転シャフトが1回転す
ると、4つの磁界回転が生じるので磁気バブルは転送素
子31の4個分を移動する。
第9図に示す転送素子ループには、先行例2に記載され
た「メモリホイールの原理」に基づいた特殊配列パター
ンで磁気バブルが書込まれている。
この特殊配列パターンとは、全ビットパターンの中の成
る位置から切出した成る決まった数の連続するビットパ
ターンが他のどの位置から切出した同ビット数のビット
パターンとも同じにならないという特徴を持ったパター
ンである。従って、転送素子ループの成る決まった位置
で成る決まった数の連続するビットパターンを読出すこ
とで、そのループにおけるビットパターンの転送シフト
量を知ることかできる。この磁気バブルの読出しは、転
送素子ループに設けられた磁気バブル検出器20で行わ
れる。この磁気バブル検出器20における磁気バブルの
検出動作は、第2図〜第4図を用いて後述する。
磁気バブルのビットパターンは、リング磁石1が回転す
ると、その回転に応じて転送素子ループ上を巡回する。
この巡回動作は、第8図装置が停電等により電気回路的
にその動作を停止していても正常に行われる。を源の供
給が停止状態でリング磁石1が例えば10回転すると、
この10回転に応じた位置に磁気バブルは移動している
電源が復帰すると、リング磁石1が何回転したかを測定
するため、従来装置では読出しコイル43゜44を動作
させて回転磁界を発生させ、磁気バブルを例えば10ビ
ット分だけ順にその位置を強制的に移動させる。従って
、転送素子ループ上に設けられた磁気バブル検出器20
の所を10ビット分の磁気バブルパターンか通過するの
で、10個の時系列のビットパターンが読出され、この
パターンがらメモリホイールの原理により、リング磁石
の累積回転数を知ることができる。
〈発明が解決しようとする課題〉 以上のような従来の回転数検出器には、次の課題がある
■ 累積回転数を測定するため、読出しコイル43゜4
4を必要としている。ここで、読出しコイルから磁気バ
ブルチップに加える磁界の強さは、がなりの精度が要求
される。この精度を満たすことができないと消失(又は
発生)する磁気バブルがでてくるので磁気バブルのパタ
ーンが破壊され、装置として動作しないものとなる。こ
の点は、特願平2−027821号に詳しく記載されて
いる。
その対策として、特願平2−027821号では、動作
マージンが広い磁気バブルチップを用いるようにしてい
る。
■ 読出しコイル43.44から発生する磁界の分布の
均一度を成る一定の範囲内にしないと、■と同様に磁気
バブルの消失・発生かおきる。この点は、実顧平2−0
17761号に詳しく記載されている。
実願平2−017761号では、特別の巻き方で読出し
コイルを製作することでこの問題を解決している。
本発明の目的は、読出しコイルを使用せずに転送素子ル
ープ上の磁気バブルを移動させそのビットパターンの一
部を読出し、上記■、■の間払を解決しな回転数検出器
を提供することである。
く課題を解決するための手段〉 本発明は、上記課題を解決するために 回転シャフトに取付けられた永久磁石の磁界を転送素子
ループが設けられた磁気バブルチップへ加えて、ビット
パターンを形成する磁気バブルを転送素子ループ上で移
動させ、このビットパターンの一部を読出して回転シャ
フトの累積回転数を測定する装置において、 前記累積回転数の測定命令信号を受けて、前記回転シャ
フトを回転させる駆動手段と、前記転送素子ループ上に
設けられ、通過する磁気バブルの有無を検出する磁気バ
ブル検出器と、を備え、 前記手段により回転シャフトを回転させることで磁気バ
ブルを転送させ、前記磁気バブル検出器により、磁気バ
ブルのビットパターンの一部を読取るようにしなもので
ある。
く作用〉 駆動手段は、累積回転数の測定命令信号を受けて、回転
シャフトを回転させるので、これに取付けられている永
久磁石も回転する。従って、磁気バブルチップには永久
磁石による回転磁界が加わるので、磁気バブルは転送素
子ループ上を転送される。即ち、駆動手段は、累積回転
数を測定するために磁気バブルを転送素子ループ上で転
送させる作用を持つ。その結果、磁気バブル検出器の所
を磁気バブルが通過するので、磁気バブル検出器により
通過した磁気バブルのビットパターンを読取ることかで
きる。
〈実施例〉 以下、図面を用いて本発明の詳細な説明する。
第1図は本発明に係る回転数検出器の構成例を示す図、
第2図〜第4図は磁気バブル検出器周辺の動作を説明す
る図、第5図と第6図はシフトレジスタへデータを取込
む動作を説明する図、第7図は回転方向検出動作を説明
する図である。
第1図において、回転シャフト(以下、単にシャフトと
言う)2は、モータ4により回転駆動されており、これ
により図示しない例えばバイト等を動かし本来の機能を
果たしている。第1図装置は、このシャフト2の累積回
転数を測定するものである。モータ4は、コントローラ
19からの制御信号S3により、回転・停止の制御が行
われる。
リング磁石1は、このシャフト2に取付けられた永久磁
石であり、シャフト2とともに回転する。
リング磁石1は、第1図の如く複数の極に着磁されてお
り、シャフト2の回転とともに回転して磁気バブルチッ
プ10へ面内回転磁界を与え、磁気バブルを転送する。
磁気バブルを転送する作用は第8図の従来例で既述した
ものと同様である。
ブロック8には、図示しない手段により磁気バブルチッ
プ10が取付けられている。そして更に、この磁気バブ
ルチップ10を挾むように、2つのバイアス磁石81か
ブロック8に設けられている。このバイアス磁石81と
、磁気バブルチップ10は、第8図及び第9図で説明し
たものと同様な構成と作用を持つものである。更にブロ
ック8には、2つのホール素子11が、互いに直角の関
係で設けられる。
磁気バブルチップ10に設けられた磁気バブル検出器2
0(第9図参照)の出力信号は、センスアンプ13に加
えられ、ここで磁気バブルの有無の情報を取出し易い信
号へ変換される。センスアンプ13の出力信号は、コン
パレータ14に導かれて設定レベルと比較され、波形整
形される。
一方、2つのホール素子11の出力信号は、ホールアン
プ(以下、単に増幅器と記す)15に加えられ、そこで
リング磁石1からホール素子11、言換えれば磁気バブ
ルチップ10へ加えられる回転磁界の位相に応じた合成
信号が取出される。この回転磁界の位相信号は、タイミ
ング発生器16へ加えられ、この位相信号の特定の位置
(センスアンプ13出力のピークに対応する位置)に同
期して、タイミング発生器16からシフトレジスタ17
ヘタイミング信号STか加えられる。
シフトレジスタ17は、このタイミング信号STに同期
してコンパレータ14の出力信号を取り込む。
シフトレジスタ17は、コンパレータ14から新しく取
込んだ順にデータ(1または0の信号)を保持するが、
保持できるデータ数には限界があり(例えば、10テー
タ)、これを越えるデータの入力があれば、古いデータ
が押出される。したがって、シフトレジスタ17には、
最新の10データが保存される。
また、2つのホール素子11の出力信号は、回転方向判
別器9に加えられる。この回転方向判別器9は、2つの
ホール素子から導入した2つの信号の位相を比較するこ
とでシャフト2の回転方向を判別し、例えば、B方向(
第1図参照)へシャフト2が回転している時は“1°′
を、A方向へ回転している時は“0″をレジスタ7へ出
力する。
更に回転方向判別器9は、2つのホール素子11の出力
信号より、エラービット信号を作出し、この信号をレジ
スタ6へ出力する。このエラービット信号を作出す構成
、及びエラービット信号の作用については後述する。
なお、一方向のみシャフトが回転するような機器に本発
明に係る回転数検出器を適用する場合には、回転方向判
別器9と、レジスタ6.7は、不要である。その理由は
、後で明らかにする。
シフトレジスタ17の内容は、読出しリクエスト信号S
1を受けて累積回転数演算器18に読込まれ、このデー
タD^からシャフト2の累積回転数が算出される。なお
、累積回転数演算器18は、レジスタ6.7の信号によ
り、その動作が制御されるが、これについては後述する
コントローラ19は、リクエスト信号S2を累積回転数
演算器18へ加えることにより累積回転数を示すデータ
DBを受取ることかできる。また、信号S3を加えてモ
ータ4の回転のスタート・ストップを制御できる。
第1図装置によりシャフト2の累積回転数を測定する動
作は次の如くである。なお、本明細書において、“シャ
フトの累積回転数”と言った場合、シャフトが右方向(
又は左方向)へ現在何回転の位置にあるかを意味するが
、単に“累積回転数”と言った場合、シャフトの累積回
転数だけでなく「累積磁界回転数」の意味も表している
。説明を加える。磁気バブルは、既述したように1転送
素子/1磁界回転で転送されるので、何回の回転磁界が
加えられたかを測定することができる。例えば、第8図
に示す8tiflに着磁されたリング磁石1が1回転す
ると4つの回転磁界が発生するので、磁気バブルは、4
つの転送素子を転送される。従って、シャフト2が17
2回転した場合、2回の磁界回転があったことを測定で
きる。従って、シャフト2の着磁極数を2Nとすれば、
本発明の装置は、1/H回転の分解能で“シャフトの累
積回転数パを測定できる。以下、必要に応じ累積回転数
を累積磁界回転数の意味に用いる。
まず、本発明と従来例を比較すると、 従来装置は、読出しコイル43.44により回転磁界を
発生させて、磁気バブルを強制的に転送して磁気バブル
検出器20の所を通過させ、磁気バブルパターンの読出
しをしていた。
本発明は、読出しコイル43.44に代わり、累積回転
数の測定命令信号を受けて回転シャフトを回転させる駆
動手段を備え、これにより、リンク磁石1を特別に回転
させることで磁気バブルを強制的に転送して磁気バブル
検出器20の所を通過させ、磁気バブルパターンを読出
すようにしたものである。
即ち、本発明の駆動手段は、通常、回転シャフトを回転
させて、その機器特有の作業(例えばバイトの位置を制
御する)を行う手段である。この回転シャフトの累積回
転数を測定する際、本発明は、回転シャフト自身を特別
に(例えばバイトの位置を制御するのでなく)回転させ
て磁気バブルを転送させるようにしたものである。
以下、詳細に動作を説明する。
第1図装置では、シフトレジスタ17の中に、磁気バブ
ルチップ10から磁気バブルの特殊配列パターンの一部
を読出しなデータが取込まれるように動作している。従
って、このシフトレジスタ17のデータ内容力板前記「
メモリホイールの原理」で説明したように、成る決まっ
た数の連続するビットデータであれば、このデータから
、シャフトの累積回転数〈原点からの位置=現在位置)
を知ることができる。
一方、第1図装置を稼動させる前は、装置の電源はオフ
であり、シフトレジスタ17の内容は消失している。従
って、シャフト2の累積回転数は分からない。しかし本
発明によれば、電源が復帰すると、次のような動作によ
り、シャフトの累積回転数を正確に測定することができ
る。
第1図装置の電源がオンとなった時、シフトレジスタ1
7の内容は、意味のない内容になっている。
そこで、コントローラ1つは、累積回転数を測定するた
めに、モータ4I\信号S3を加え、モータ4を例えば
B方向へ成る角度たけ回転(例えば半回転)させる制御
を行う。
このようにシャフト2を成る角度たけ回転させると、シ
フトレジスタ17の中には、シャフト2の累積回転数に
応じたビットデータが取込まれ、このデータからシャフ
ト2の累積回転数(現在位置)を読出すことかできる。
更に詳しく説明する。
(^)磁気バブルビットパターンの読取り動作累積回転
数を測定するため、コントローラ1つからの命令S3に
より、シャフト2かB方向へ回転させられると、リング
磁石1も回転する。従って、磁気バブルチップ10には
、回転磁界が加えられる。
その結果、各磁気バブル35.36.37.・・・は、
磁気バブルチップ10に設けられた転送素子ループ上を
転送される(第9図参照)、磁気バブル検出器20は、
例えば第2図に示す2つの磁気バブル検出素子3233
で構成することができる。この磁気バブル検出素子32
.33は、例えば磁気抵抗素子の作用を持つパーマロイ
の薄膜で構成され、磁気バブル検出素子の部分に磁気バ
ブルが移動してくると、その抵抗値R32,R33が低
下する。
この2つの磁気バブル検出素子32.33の一方の端子
は、第2図、第3図に示すように回路アースに接続され
、検出素子32の他端は、センスアンプ13の一入力端
子へ、検出素子33の他端は、センスアンプの+入力端
子へ接続される。センスアンプ13の周辺の電気回路は
、第3図のようになっており、+入力端子と一入力端子
は、抵抗R1,R2を介してVcct源にも接続される
第3図の回路において、リング磁石1が回転すると磁気
バブル検出素子32.33には交番磁界が加えられるの
で、磁気バブル検出素子32.33の抵抗値R32、F
133は、それぞれ変化し、センスアンプ13の+入力
端子と一入力端子に加えられる信号は、第4図(1) 
、f2)のようになる。
リング磁石1の回転により回転磁界が加えられるので、
磁気バブル35,36,37.・・・は転送素子ループ
上を転送され、上述のように磁気バブル検出素子32.
33の所を次々と磁気バブルが通過する。磁気バブル検
出素子は、磁気バブルが通過する際、強い磁界を受けて
その抵抗値が低下するので、第4図(1)、 (2)の
ように波形に四部かできる。
ここで2つの磁気バブル検出素子32と33は、1ピン
ト離れた位置に配置されているので、例えば第2図のF
方向から磁気バブルか転送されてきたとすれば、まず、
センスアンプの一入力端子の信号に四部が現れた後に次
の回転磁界で+入力端子の信号に凹み部が現れる(第4
図[1)、 f2)参照)。
センスアンプ13は、差動アンプとして動作するので、
第4図(3)の波形がセンスアンプ13から得られる。
この第4図(3)の信号をレベルVAのコンパレータ1
4に加えることで、第4図(4)の波形を得ることかで
きる。つまり、第4図(4)の波形がら磁気バブルの通
過を検出できる。
即ち、磁気バブルか、メインの磁気バブル検出素子32
を通過した時発生する凹部のみ取り出され、ダミーの磁
気バブル検出素子33の方を通過した時の凹部は、コン
パレータ14から出力されないように動作している。つ
まり、1個の磁気バブルが磁気バブル検出器20を通過
すると、コンパレータ14から1個のパルスが出力され
る。
この様に累積回転数を測定するためにリング磁石1が回
転すると、磁気バブルが次々と磁気バブル検出器20の
所を通過し、そのたびにコンパレータ14からパルスが
出力される。
FB)データの取込みタイミング 次にこのコンパレータ14の出力をシフトレジスタ17
へ取り込むタイミングを第5図を参照して説明する。第
5図は、各部の実波形の様子を描いた図である。
第1図装置は、転送素子ループ上に形成された磁気バブ
ルの特殊ビットパターンの数ビット分(本明細書では、
10ビツトで説明)を読出し、この数ビットの情報から
累積回転数を算出している。
特殊ビットパターンを形成する各磁気バブルは、1回転
磁界が加えられるたびに磁界の回転方向へ1転送素子分
たけ転送されるから、磁気バブルチップ10へ加えられ
た回転磁界の位相に同期してシフトレジスタ17ヘコン
パレータ14の出力を取込んでいる。
第5図(1)の波形は、リング磁石1からポール素子1
1(磁気バブルチップ10)へ加えられた回転磁界の位
相波形を示す。この第5図(1)の交番波形は、2つの
ホール素子11の出力を合成することにより得られる。
即ち、2つのホール素子11は、互いに直角の位置関係
に配置されているので、方のホール素子は磁界のX軸成
分を、他方のホール素子は磁界のY軸成分を測定するこ
とになる。
従って、増幅器15で、2つの信号を合成することによ
り、第5図(1)の波形を得ることかできる。
第5図(1)の波形に付した数字は、加えられた回転磁
界の数を示している。また、第5図(1)において、交
番波形の周期か一定でないのは、モータ4の回転が一般
に一定でないことによる。
タイミング発生器16は、第5図(1)の波形を導入し
、この波形の成る位相時において立上がるタイミング信
号STを発生する(第5図(4)参照)。
これについて説明を加える。第2図に示すように、各転
送素子31のパターンと、磁気バブル検出素子3233
の位置関係が定まると、印加される磁界(HX、HV)
の位相と、磁気バブル35,36,37.・・・が磁気
バブル検出素子32.33を通過するタイミングとは、
一義的に定まる。即ち、第5図(1)の波形(回転磁界
)の位相と、第5図(2)の波形のピーク位置とは一定
の関係にある。タイミング発生器16は、第5図(2)
の波形のピークに対応する第5図(1)の波形の位相位
置を予め読取り、この第5図(1)の波形の位相位置に
おいて、第5図(4)のタイミング信号S丁を発生する
ようにしである。
第5図(2)は、センスアンプ13の実出力波形であり
、第4図(3)と異なり、実際の波形はこのようにノイ
ズ成分が多く含まれている。この第5図(2)の波形は
、コンパレータ14を経て、第5図(3)のように波形
整形される。
従って、第5図(4)のタイミング信号の立上がりエツ
ジで、第5図(3)の信号をシフトレジスタ17に読込
むと、第5図(5)に示す1010100・・・信号が
保存される。この第5図(5)の1010100・・・
信号が、磁気バブルで形成された特殊ビットパターンの
一部である。
fc)シフトレジスタ17の内容と磁気バブルパターン
との関係 次に、コントローラ19の命令に基づきリング磁石1か
回転した結果、シフトレジスタ17に保存されたビット
パターンが、磁気バブルで形成された特殊ビットパター
ンの一部を適切に読出したものであることを第6図を参
照して説明する。
第6図(1)は、電源オン時における磁気バブル検出器
20の位置と、磁気バブルのビットパターンの位置関係
例を示したものである。
例えば、シャフト2(モータ4)がコントローラ19の
制御の下に何回転かして、バイト(図示せず)を駆動し
、その作業を終了したとする。磁気バブルの特殊ビット
パターンは、作業中において、リング磁石1がA方向に
回転すればその回転方向に応じて、またB方向に回転す
ればAとは逆の方向へ転送素子ループ上を転送される。
そして、前記作業の終了によりシャフト2を静止させる
と、シャフトの静止位置に相当する転送素子ループ上の
位置で、磁気バブルパターンは停止する。また、電源オ
フ時において、シャフトが何等かの原因で回転すると、
その回転に連れて上述と同様に磁気バブルパターンは、
転送素子ループ上を移動する。
以上のように磁気バブルパターンはシャフト2の回転位
置(累積回転数)に対応した転送素子ループ上の位置に
あり、電源オン時における磁気バブル検出器20の位置
と、磁気バブルパターンの位置間係が、第6図(1)で
あったとする。
ここで、第6図(1)のビットパターンから連続する1
0ビツトのパターンを順に読出せば、この10ビツトの
内容より累積回転数を算出できる。
この場合、累積回転数を測定するなめ、コントローラ1
9によりシャフト2を例えばB方向へ回転させ、第6図
(1)で、磁気バブルパターンをB方向へ12ビツト分
移動させたとする(12ビツトに限定せず、10ビット
分以上回転させればよい)、その結果、第6図(1)に
示すデータd1→d2→・・・の順にシフトレジスタ1
7へ取込まれるので、データd12が取込まれた時点で
は、シフトレジスタ17の保持内容は第6図(2)の如
くなる。即ち、最初に取込まれたデータd1. d2は
、押出される。
累積回転数演算器18は、第6図(2)の口で囲ったシ
フトレジスタ17の内容(101010100’O)を
読み込みこれから、dl2の磁気バブルデータがシフト
レジスタ17へ取込まれた時のシャフト2の位置(累積
回転数)を算出する。この算出は、例えば、図示しない
テーブルを参照することにより容易に行うことができる
。即ち、「メモリホイールの原理jにより、磁気バブル
パターンから連続して切出した成る決まったビット数(
ここでは10ビ・ント)のビットパターンと、磁界の累
積回転数とは、1対1の関係にある。このテーブルには
、例えば、第6図の(1)におけるB方向にとットデー
タを転送した場合にシフトレジスタへ取込まれる磁気バ
ブルパターンの 連続した10ビットパターン:累積磁界回転数か、対応
して書き込まれている。テーブルの内容例を示すと、 10ピントのパターン   累積磁界回転数(112d
ll (110・・・d6 d5 d4 、d3   
 N1d11 dlo d9  ・・・d5 d4 d
3 d2    N2dlod9d8  ・・・d4 
d3 d2 dl    N5d9  d8  d7 
 =−d3 d2 dl el    N4d8  d
7  d6−d2 dl e1e2    N5ここで
81、BIOは、第6図(2)、 (3)、 (4)に
示すシフトレジスタ17のビットB1. B10のこと
である。
このテーブルに記述された累積磁界回転数は、例えば、
シフトレジスタ17のヒツトB1に磁気バブルデータが
取込まれな時のタイミング時における累積磁界回転数で
あると仮定する。説明を加える。
リング磁石は、成る角度回転するたびに1つの回転磁界
を発生させる。そしてそのたびに磁気バブルは、1つず
つ転送素子を移動し、第5図(4)のタイミング信号に
同期して磁気バブルデータがシフトレジスタ17へ取込
まれる。従って、上記テーブルで、磁気バブルd8かシ
フトレジスタ17のビットB1に取込まれた時の累積磁
界回転数は、°゛N5”である なお、このテーブルに記載された累積磁界回転数は、磁
気バブルチップへ加えられた回転磁界の累積数を意味し
ている。従って、リング磁石1が1回転で、10個の回
転磁界を発生させるものであれば、N1〜NIO!では
、シャフト2としては同じ累積回転数となる。
このようにして、シフトレジスタ17に保持されたデー
タを累積回転数演算器18に取込み、そこで、このデー
タからシャフト2の累積回転数を算出できる。
以上は、累積回転数を測定する際、コントローラ19か
ら指令して、シャフト2をB方向へ特別に回転させ、磁
気バブルパターンを読出したものである。そして、累積
回転数を測定する際、シャフト2を常に一方向く例えば
B方向)へ特別に回転させることができる機器であれば
、上述の動作のみで累積回転数を測定できる。
しかし、シャフト2の累積回転数に限界があるような機
器に本発明を使用する場合、第1図に示す、回転方向判
別器つと、レジスタ6.7が必要となる。このような機
器の例を上げれば、成る一定X、YI域でバイトを駆動
できる装置のX、Yモータがある。この場合、例えば、
Xモータが、B方向へ限界の回転位置にいる時に累積回
転数の測定命令信号があると、更にB方向ヘモータを回
転することができないからである。この場合、A方向に
モータを回転させることになるが、すると、シフトレジ
スタ17へ取込まれる磁気バブルのデータが、上記テー
ブルに書込まれたビットデータと順序が逆になる。そこ
で、上記テーブルを共通に用いるためには、回転方向判
別器9と、レジスタ6.7が必要となる。これを第6図
と第7図を参照して説明する。
第6図(1)の状態において、累積回転数を測定するた
め、シャフト2(リング磁石1)を第1図のA方向へ回
転させたとすれば、磁気バブルは、第6図(1)に示す
A方向へシフトする。ここで磁気バブルを例えば14ビ
ツト分移動させたとすれば、シフトレジスタ17には、
第6図(3)の口内に示すようなデータが保存される。
即ち、シフトレジスタ17のビットB10には、磁気バ
ブルe5か保存され、ビットB1には、磁気バブルe1
4か保存される。この保存配列順序は、既述のテーブル
(B方向へ磁気バブルか移動したときのパターン)と向
きか逆である。
そこで、累積回転数演算器78はA方向へ回転した結果
得られたデータについては、第6図(4)のように、第
6図(3)のデータの配列方向を入替えて認識する。そ
して、この第6図(4)のビットパターンに対応する累
積磁界回転数を既述したテーブル上で読む。ただし、こ
のままでは不都合が生じている。即ち、第6図(3)で
示すように、実際の移動距離は、A方向へ14ビツト分
移動したにもかかわらず、第6図(4)のデータは、あ
たかも4ビット分しか移動していないことを示している
からである。その理由は、磁気バブルe5がシフトレジ
スタ17のビットB1に保存されており、第6図(1)
の磁気バブルe1の位置にe5が移動したことを意味し
ているからである。
そこで、累積回転数演算器18は、累積回転数を測定す
るためにシャフト2がA方向へ回転した場合、まず、シ
フトレジスタ17の保存内容の配列順序を第6図(4)
の如く逆にして認識し、この逆にしたパターンデータか
ら得られた累積磁界回転数に10を加算している。
なお、シャフト2が、A方向に回転したか、B方向に回
転したかの情報は、レジスタ7に格納されている。
回転方向判別器9は、B方向へ回転している時は”1”
、A方向へ回転している時は“0”を出力する。このよ
うな機能は、例えば第7図のようにして容易に実現でき
る。即ち、回転方向判別器9に加えられるXホール素子
(リング磁石から加えられる磁界のX軸成分を測定する
ホール素子)からは、第7図(1)のような波形が出力
され、Yホール素子(Y軸磁界成分を測定するホール素
子)からは、第7図(2)の波形が出力される。この波
形をパルス波形に整形すると、それぞれ第7図(3) 
、14)のようになる。第7図(3)、 T4)に示す
2つのパルス波形の相互の位相関係は、A方向の回転と
、B方向の回転とで逆になる。即ち、XパルスとYパル
スの立上がりエツジの発生順序が逆になる。従って、回
転方向判別器9は、第7図(3)(4)の位相関係を見
ることにより、レジスタ7へB方向回転時には“1”、
A方向回転時には“0”の信号を出力することかできる
。なお、A又はBの回転方向を判別する手段は上述に限
定しない。例えば機械的手段で、回転方向を判別するこ
ともできる。
また、累積回転数を測定するためにシャフト2をA方向
とB方向のどちらにも回転できる機器に使用する場合、
エラービットの信号を出力する機能を備える必要がある
。説明を加える。シフトレジスタ17へ取込むデータは
、一方向へ向かって連続した10ビツトのデータでなけ
れば、累積回転数を測定できない、従って、シフトレジ
スタ17ヘデータを取込み中にシャフトの回転方向が逆
転すると、取込むビットパターンの配列順序が壊される
このような点に基づき、回転方向判別器9は、同一方向
の回転で、かつ10データ以上がコンパレータ14から
シフトレジスタ17へ加えられた場合に、レジスタ6の
内容を“0′° (エラーなしの意味)としている、こ
のような機能は、計数手段と、回転方向の情報を持つこ
とで容易に実現できる。
従って、累積回転数演算器18は、レジスタ6の内容が
“1″ (エラー時)の時、データの読込みを行わない
以上のように停電後、電源が復帰すると直ちにシャフト
2の累積回転数(現在位置)を知ることかできるので、
コントローラ19は、この現在位置より所望の動作をお
こなわせる位置へシャフトを回転させることができる。
く本発明の効果〉 以上述べたように本発明によれば、次の効果が得られる
(1)読出しコイルを必要とすることなく、磁気バブル
のビットパターンを読取ることができるので、発明が解
決しようとする課題の項に記載した問題を解決すること
ができる。
(2)読出しコイルを駆動する回路部分が不要となり、
回転数検出器としての回路を大幅に削減することができ
る。
(3)読出しコイルを用いて累積回転数を読出す場合、
読出し動作中に、シャフト2か回転すると、磁気バブル
のビットパターンが破壊される恐れがある(その理由は
、特願平2−050544号に記載)。
本発明によれば、リング磁石以外の磁界か新たに加わる
ようなことがないので、このような恐れはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明にかかる回転数検出器の構成例を示す図
、第2図〜第4図は磁気バブル検出器周辺の動作を説明
する図、第5図と第6図はシフトレジスタへデータを取
込む動作を説明する図、第7図は回転方向判別器を説明
する図、第8図と第9図は従来例を説明する図である。 1・・・リング磁石、2・・・シャフト、4・・・モー
タ、6.7・・・レジスタ、9・・・回転方向判別器、
10・・・磁気バブルチップ、13・・・センスアンプ
、17・・・シフトレジスタ、18・・・累積回転数演
算器。 第3図 第4区 (4) コンパレータ 出力 第8図 第9図 J] 転送素子

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 回転シャフトに取付けられた永久磁石の磁界を転送素子
    ループが設けられた磁気バブルチップへ加えて、ビット
    パターンを形成する磁気バブルを転送素子ループ上で移
    動させ、このビットパターンの一部を読出して回転シャ
    フトの累積回転数を測定する装置において、 前記累積回転数の測定命令信号を受けて、前記回転シャ
    フトを回転させる駆動手段と、 前記転送素子ループ上に設けられ、通過する磁気バブル
    の有無を検出する磁気バブル検出器と、を備え、 前記手段により回転シャフトを回転させることで磁気バ
    ブルを転送させ、前記磁気バブル検出器により、磁気バ
    ブルのビットパターンの一部を読取るようにした回転数
    検出器。
JP17236390A 1990-06-29 1990-06-29 回転数検出器 Pending JPH0462421A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0672018U (ja) * 1993-03-22 1994-10-07 横河電機株式会社 回転数検出器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0672018U (ja) * 1993-03-22 1994-10-07 横河電機株式会社 回転数検出器

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